JPS64368B2 - - Google Patents
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- JPS64368B2 JPS64368B2 JP56045486A JP4548681A JPS64368B2 JP S64368 B2 JPS64368 B2 JP S64368B2 JP 56045486 A JP56045486 A JP 56045486A JP 4548681 A JP4548681 A JP 4548681A JP S64368 B2 JPS64368 B2 JP S64368B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alumina
- crystalline zeolite
- catalyst
- silica
- chromium oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
本発明はパラキシレンの選択的製造方法に関
し、詳しくは特定の触媒の存在下で、トルエンを
メチル化することによつてパラキシレンを選択的
に効率よく製造する方法に関する。 一般に、トルエンのメチル化によつてパラキシ
レンを製造する場合には、固体酸触媒あるいは
ZSM―5系の結晶性アルミノシリケートゼオラ
イト触媒が用いられている。しかし前者の触媒を
用いてトルエンのメチル化を行なうと、得られる
生成物はオルト,メタ,パラのキシレンが平衡組
成に近くなつており、そのためパラキシレンのみ
を分離精製するには特別の装置と操作が必要であ
り様々な問題がある。また後者の触媒を用いる場
合には、そのままではパラキシレンの選択率が低
く、これを改善するには800℃程度の高温にて操
作の煩雑なスチーミング処理を長時間行なわなけ
ればならず、しかも他の反応条件もより過酷なも
のとする必要があるなど多くの問題を有してい
る。 そこで本発明者らは上記従来法の問題点を解消
し、トルエンからパラキシレンを選択的にかつ効
率よく製造する方法を開発すべく鋭意研究を重ね
た。その結果、特定の結晶性ゼオライト触媒を用
いることにより、目的を達成しうることを見出
し、本発明を完成した。 すなわち本発明は、複素環式化合物の存在下に
反応させて得られる(A)シリカ,(B)クロム酸化物ま
たはクロム酸化物とアルミナ,(C)アルカリ金属酸
化物および/またはアルカリ土類金属酸化物を含
有し、かつ(B)成分としてクロム酸化物とアルミナ
を用いる場合にシリカ/アルミナ比が少なくとも
10(モル比)である結晶性ゼオライト触媒の存在
下で、トルエンをメチル化することを特徴とする
パラキシレンの選択的製造方法を提供するもので
ある。 本発明の方法に用いる結晶性ゼオライト触媒
は、上記の如く(A),(B)および(C)成分よりなり、か
つ(B)成分としてクロム酸化物とアルミナを用いる
場合にシリカ/アルミナ比が少なくとも10(モル
比)でなければならない。より好ましくは(A),(B)
および(C)成分の組成比が1:0.01〜50:2×10-7
〜0.1(モル比)のものであり、また、X線回折パ
ターンが第1表に示されるものであることが好ま
しい。
し、詳しくは特定の触媒の存在下で、トルエンを
メチル化することによつてパラキシレンを選択的
に効率よく製造する方法に関する。 一般に、トルエンのメチル化によつてパラキシ
レンを製造する場合には、固体酸触媒あるいは
ZSM―5系の結晶性アルミノシリケートゼオラ
イト触媒が用いられている。しかし前者の触媒を
用いてトルエンのメチル化を行なうと、得られる
生成物はオルト,メタ,パラのキシレンが平衡組
成に近くなつており、そのためパラキシレンのみ
を分離精製するには特別の装置と操作が必要であ
り様々な問題がある。また後者の触媒を用いる場
合には、そのままではパラキシレンの選択率が低
く、これを改善するには800℃程度の高温にて操
作の煩雑なスチーミング処理を長時間行なわなけ
ればならず、しかも他の反応条件もより過酷なも
のとする必要があるなど多くの問題を有してい
る。 そこで本発明者らは上記従来法の問題点を解消
し、トルエンからパラキシレンを選択的にかつ効
率よく製造する方法を開発すべく鋭意研究を重ね
た。その結果、特定の結晶性ゼオライト触媒を用
いることにより、目的を達成しうることを見出
し、本発明を完成した。 すなわち本発明は、複素環式化合物の存在下に
反応させて得られる(A)シリカ,(B)クロム酸化物ま
たはクロム酸化物とアルミナ,(C)アルカリ金属酸
化物および/またはアルカリ土類金属酸化物を含
有し、かつ(B)成分としてクロム酸化物とアルミナ
を用いる場合にシリカ/アルミナ比が少なくとも
10(モル比)である結晶性ゼオライト触媒の存在
下で、トルエンをメチル化することを特徴とする
パラキシレンの選択的製造方法を提供するもので
ある。 本発明の方法に用いる結晶性ゼオライト触媒
は、上記の如く(A),(B)および(C)成分よりなり、か
つ(B)成分としてクロム酸化物とアルミナを用いる
場合にシリカ/アルミナ比が少なくとも10(モル
比)でなければならない。より好ましくは(A),(B)
および(C)成分の組成比が1:0.01〜50:2×10-7
〜0.1(モル比)のものであり、また、X線回折パ
ターンが第1表に示されるものであることが好ま
しい。
【表】
本発明の方法に用いる上述の如き結晶性ゼオラ
イト触媒を調製するにあたつては、通常の結晶性
ゼオライトの合成に用いられるシリカ源,アルミ
ナ源,クロム酸化物源,アルカリ金属酸化物源,
アルカリ土類酸化物源などと水とからなる混合物
を用いることができ、さらにこの混合物に環員と
して窒素,酸素を含有する複素環式化合物を添加
する。 ここでシリカ源としては、結晶性ゼオライトの
製造に通常使用されるものであれば特に制限はな
く、シリカ粉末,ケイ酸,コロイド状シリカ,溶
解シリカなどを任意に使用できる。溶解シリカと
しては、Na2OまたはK2O1モルに対してSiO21〜
5モルを含有する水ガラス,アルカリ金属ケイ酸
塩などがあげられる。 また、アルミナ源としては、結晶性ゼオライト
の製造に通常使用されているものであればよく、
特に限定はないが、一般に硫酸塩,硝酸塩のごと
きアルミニウムの塩、例えば硫酸アルミニウム,
アルミナ酸ナトリウムあるいはコロイド状アルミ
ナ,アルミナなどが用いられる。 一方、クロム酸化物源としては、硝酸塩,塩化
物,硫酸アンモニウム塩、例えば硝酸クロム,塩
化クロム,硫酸クロムアンモニウムなどをあげる
ことができる。本発明に用いる触媒では、上記ア
ルミナおよびクロム酸化物は共に(B)成分を構成す
るものであるが、前述した如くクロム酸化物は(B)
成分として必須のものである。しかし、アルミナ
は必要に応じて用いればよく、必須成分ではな
い。 さらに、アルカリ金属酸化物源としては、水酸
化ナトリウム,水酸化カリウムなどが用いられ、
またケイ酸ナトリウム,アルミン酸ナトリウムと
してシリカあるいはアルミナの供給源を兼ねるこ
ともできる。特にアルカリ金属としてはナトリウ
ムが望ましい。 また、アルカリ土類金属酸化物源としては、硝
酸塩,塩化物、例えば硝酸カルシウム、塩化カル
シウムなどがある。本発明に用いる触媒では、(C)
成分としてアルカリ金属酸化物,アルカリ土類金
属酸化物を含有するものであるが、これらはどち
らか一方のみでもよく、両者が併存していてもよ
い。 本発明に用いる触媒を調製するに際しては、上
述の原料成分と共に、環員として窒素,酸素を含
有する複素環式化合物を用いることが有効であ
る。ここで複素環式化合物としては、モルホリ
ン,オキサゾリジン,イソオキサゾリジン,オキ
サゼチジン,1―オキサ―5―アザシクロウンデ
カン、1―オキサ―4―アザシクロドデカンある
いはこれらの誘導体を例示することができる。こ
れらのうち、モルホリン,アミノメチルモルホリ
ン,N―アミノプロピルモルホリンなどのモルホ
リン類、オキサゾリジン,2―メチルオキサゾリ
ジンなどのオキサゾリジン類が望ましい。これら
複素環式化合物としては、水に可溶性のものが有
利に用いられる。この複素環式化合物の添加量
は、シリカ(SiO2)1モルに対して0.01〜50モ
ル、好ましくは0.1〜10モルの範囲で決定される。
なお、この複素環式化合物は、触媒調製過程、特
に焼成過程で分解あるいは蒸発してしまい、それ
自身は触媒中にほとんど含有されていないが、ゼ
オライトの結晶化剤として働き、得られる触媒の
構造を特徴付ける上で効果的に作用するものであ
る。 本発明に用いる触媒を調製するには、上述の如
き原料を混合し、これを結晶性ゼオライトが生成
するに必要な温度および時間加熱すればよい。な
お、この際、必要に応じて結晶化を促進するため
に塩化リチウムなどの鉱化剤を加えることもでき
る。触媒調製の具体的条件としては、反応温度80
〜300℃、好ましくは120〜200℃の範囲とし、反
応時間10〜50時間、また反応圧力は通常自己圧力
下とする。さらに反応系は通常は撹拌下におか
れ、雰囲気は必要により不活性ガスで置換しても
よい。 結晶性ゼオライトの生成が完了した反応混合物
は、室温にまで冷却した後、濾過,デカンテーシ
ヨン,遠心分離などにより結晶を分離し、水で十
分に洗浄し結晶を得る。この結晶を通常100℃以
上で数時間程度乾燥し、さらに空気中で300〜700
℃の範囲の温度にて2〜48時間程度焼成して活性
化したり、あるいは結晶性ゼオライト中に存在す
るアルカリ金属イオンの一部を他のカチオンとイ
オン交換し、H型の結晶性ゼオライトなどとす
る。 本発明の方法は、かくして得られた結晶性ゼオ
ライト触媒を用いて、トルエンのメチル化を効率
よく行なうものである。 上記メチル化反応に用いるメチル化剤は、様々
なものがあるが例えばメタノール,ジメチルエー
テル,メチルクロライドなどをあげることができ
る。 本発明の方法は、トルエンを原料としてこれに
上記のメチル化剤を加え、これらを上述の調製法
にて入手した結晶性ゼオライトの存在下、常圧下
で300〜800℃、好ましくは300〜500℃の温度で反
応させることにより行なわれる。ここで原料トル
エンに対するメチル化剤および触媒の量は特に制
限はなく、また各種条件に応じて異なるが、通常
はメチル化剤をトルエンに対してモル比で0.1〜
2、好ましくは0.2〜0.5とし、触媒をいわゆる触
媒量、より具体的には液時空間速度0.5〜5hr-1、
好ましくは1〜2.5hr-1とする。 上述の本発明の方法によれば、比較的低温下で
反応が効率よく進行し、トルエンの転化率が高
く、しかも目的とするパラキシレンの選択率が著
しく高い。さらに、上述の結晶性ゼオライト触媒
をそのまま用いればよく、使用に際して予めスチ
ーミング処理,リン処理等の特別の処理を施す必
要がなく、操作も簡便である。 それ故、本発明の方法はパラキシレンの有効か
つ経済的な製造法として石油化学工業の分野にお
いて広く利用されるものである。 次に本発明の実施例を示す。 実施例 1 (1) 触媒の調製 まず硫酸アルミニウム(18水塩)6.6g,硝酸
クロム(9水塩)16.1g,モルホリン8.9g,97
%硫酸17.6gおよび水250mlからなる溶液()
を調製した。一方、これとは別途に水ガラス(和
光純薬(株)製;SiO237.6wt%,Na2O17.5wt%,水
分44.9wt%)162gおよび水300mlからなる溶液
()ならびに塩化ナトリウム79gおよび水122ml
からなる溶液()を調製した。 次いで上記溶液()中へ溶液()および
()を室温で撹拌しながら同時に徐々に滴下し
て混合物を得た。続いてこの混合物1を、オー
トクレーブに入れ、170℃にて300r.p.m.の回転数
で撹拌し、自己圧力下で20時間反応させた。その
後、反応混合物を冷却し、生成した結晶性ゼオラ
イトをデカンテーシヨンにより約1の水で5回
洗浄し、最後に濾過により結晶性ゼオライトを取
り出し、更に120℃で3時間乾燥したところ、52
gの結晶性ゼオライトが得られた。かくして得ら
れた結晶性ゼオライトの組成はSiO2100重量部に
対してNa2O9.9重量部,Cr2O31.9重量部,
Al2O31.2重量部であつた。 (2) メチル化反応 ステンレススチール製の反応管に上記(1)で得ら
れた結晶性ゼオライト触媒を充填し、この反応管
に、トルエンとメタノールの混合物(2:1(モ
ル比))を常圧,350℃,液時空間速度0.8hr-1の
条件で4時間通して反応を行なつた。結果を第2
表に示す。 実施例 2 (1) 触媒の調製 硝酸クロム(9水塩)8.0g,モルホリン8.9
g,97%硫酸17.6gおよび水250mlからなる溶液
()を調製し、また水ガラス(実施例1(1)と同
じもの)162gおよび水300mlからなる溶液()
ならびに塩化ナトリウム79gおよび水122mlから
なる溶液()を調製した。以下、実施例1(1)と
同様の条件で操作を行ない結晶性ゼオライトを得
た。得られた結晶性ゼオライトの組成はSiO2100
重量部に対してCr2O31.3重量部およびNa2O6.0重
量部であつた。 (2) メチル化反応 上記(1)で得られた結晶性ゼオライト触媒を用い
たこと以外は実施例1(2)と同様の条件でメチル化
反応を行なつた。得られた結果を第2表に示す。 実施例 3 (1) 触媒の調製 硫酸アルミニウム(18水塩)6.6g,硝酸クロ
ム(9水塩)8.0g,モルホリン8.9g,97%硫酸
17.6gおよび水250mlからなる溶液()を調製
し、また水ガラス(実施例1(1)と同じもの)162
gおよび水300mlからなる溶液()ならびに塩
化ナトリウム79gおよび水122mlからなる溶液
()を調製した。以下、実施例1(1)と同様の条
件で操作を行ない結晶性ゼオライトを得た。得ら
れた結晶性ゼオライトの組成はSiO2100重量部に
対して、Al2O31.08重量部,Cr2O31.09重量部およ
びNa2O6.7重量部であつた。 (2) メチル化反応 上記(1)で得られた結晶性ゼオライト触媒を用
い、また反応温度を370℃とし、さらに液時空間
速度を1.3hr-1としたこと以外は実施例1(2)と同
様の条件でメチル化反応を行なつた。得られた結
果を第2表に示す。 比較例 1 触媒としてZSM―5型ゼオライト触媒を用い、
500℃,液時空間速度6hr-1でメタノールとトルエ
ンの混合物(2:1(モル比))を反応させた。結
果を第2表に示す。
イト触媒を調製するにあたつては、通常の結晶性
ゼオライトの合成に用いられるシリカ源,アルミ
ナ源,クロム酸化物源,アルカリ金属酸化物源,
アルカリ土類酸化物源などと水とからなる混合物
を用いることができ、さらにこの混合物に環員と
して窒素,酸素を含有する複素環式化合物を添加
する。 ここでシリカ源としては、結晶性ゼオライトの
製造に通常使用されるものであれば特に制限はな
く、シリカ粉末,ケイ酸,コロイド状シリカ,溶
解シリカなどを任意に使用できる。溶解シリカと
しては、Na2OまたはK2O1モルに対してSiO21〜
5モルを含有する水ガラス,アルカリ金属ケイ酸
塩などがあげられる。 また、アルミナ源としては、結晶性ゼオライト
の製造に通常使用されているものであればよく、
特に限定はないが、一般に硫酸塩,硝酸塩のごと
きアルミニウムの塩、例えば硫酸アルミニウム,
アルミナ酸ナトリウムあるいはコロイド状アルミ
ナ,アルミナなどが用いられる。 一方、クロム酸化物源としては、硝酸塩,塩化
物,硫酸アンモニウム塩、例えば硝酸クロム,塩
化クロム,硫酸クロムアンモニウムなどをあげる
ことができる。本発明に用いる触媒では、上記ア
ルミナおよびクロム酸化物は共に(B)成分を構成す
るものであるが、前述した如くクロム酸化物は(B)
成分として必須のものである。しかし、アルミナ
は必要に応じて用いればよく、必須成分ではな
い。 さらに、アルカリ金属酸化物源としては、水酸
化ナトリウム,水酸化カリウムなどが用いられ、
またケイ酸ナトリウム,アルミン酸ナトリウムと
してシリカあるいはアルミナの供給源を兼ねるこ
ともできる。特にアルカリ金属としてはナトリウ
ムが望ましい。 また、アルカリ土類金属酸化物源としては、硝
酸塩,塩化物、例えば硝酸カルシウム、塩化カル
シウムなどがある。本発明に用いる触媒では、(C)
成分としてアルカリ金属酸化物,アルカリ土類金
属酸化物を含有するものであるが、これらはどち
らか一方のみでもよく、両者が併存していてもよ
い。 本発明に用いる触媒を調製するに際しては、上
述の原料成分と共に、環員として窒素,酸素を含
有する複素環式化合物を用いることが有効であ
る。ここで複素環式化合物としては、モルホリ
ン,オキサゾリジン,イソオキサゾリジン,オキ
サゼチジン,1―オキサ―5―アザシクロウンデ
カン、1―オキサ―4―アザシクロドデカンある
いはこれらの誘導体を例示することができる。こ
れらのうち、モルホリン,アミノメチルモルホリ
ン,N―アミノプロピルモルホリンなどのモルホ
リン類、オキサゾリジン,2―メチルオキサゾリ
ジンなどのオキサゾリジン類が望ましい。これら
複素環式化合物としては、水に可溶性のものが有
利に用いられる。この複素環式化合物の添加量
は、シリカ(SiO2)1モルに対して0.01〜50モ
ル、好ましくは0.1〜10モルの範囲で決定される。
なお、この複素環式化合物は、触媒調製過程、特
に焼成過程で分解あるいは蒸発してしまい、それ
自身は触媒中にほとんど含有されていないが、ゼ
オライトの結晶化剤として働き、得られる触媒の
構造を特徴付ける上で効果的に作用するものであ
る。 本発明に用いる触媒を調製するには、上述の如
き原料を混合し、これを結晶性ゼオライトが生成
するに必要な温度および時間加熱すればよい。な
お、この際、必要に応じて結晶化を促進するため
に塩化リチウムなどの鉱化剤を加えることもでき
る。触媒調製の具体的条件としては、反応温度80
〜300℃、好ましくは120〜200℃の範囲とし、反
応時間10〜50時間、また反応圧力は通常自己圧力
下とする。さらに反応系は通常は撹拌下におか
れ、雰囲気は必要により不活性ガスで置換しても
よい。 結晶性ゼオライトの生成が完了した反応混合物
は、室温にまで冷却した後、濾過,デカンテーシ
ヨン,遠心分離などにより結晶を分離し、水で十
分に洗浄し結晶を得る。この結晶を通常100℃以
上で数時間程度乾燥し、さらに空気中で300〜700
℃の範囲の温度にて2〜48時間程度焼成して活性
化したり、あるいは結晶性ゼオライト中に存在す
るアルカリ金属イオンの一部を他のカチオンとイ
オン交換し、H型の結晶性ゼオライトなどとす
る。 本発明の方法は、かくして得られた結晶性ゼオ
ライト触媒を用いて、トルエンのメチル化を効率
よく行なうものである。 上記メチル化反応に用いるメチル化剤は、様々
なものがあるが例えばメタノール,ジメチルエー
テル,メチルクロライドなどをあげることができ
る。 本発明の方法は、トルエンを原料としてこれに
上記のメチル化剤を加え、これらを上述の調製法
にて入手した結晶性ゼオライトの存在下、常圧下
で300〜800℃、好ましくは300〜500℃の温度で反
応させることにより行なわれる。ここで原料トル
エンに対するメチル化剤および触媒の量は特に制
限はなく、また各種条件に応じて異なるが、通常
はメチル化剤をトルエンに対してモル比で0.1〜
2、好ましくは0.2〜0.5とし、触媒をいわゆる触
媒量、より具体的には液時空間速度0.5〜5hr-1、
好ましくは1〜2.5hr-1とする。 上述の本発明の方法によれば、比較的低温下で
反応が効率よく進行し、トルエンの転化率が高
く、しかも目的とするパラキシレンの選択率が著
しく高い。さらに、上述の結晶性ゼオライト触媒
をそのまま用いればよく、使用に際して予めスチ
ーミング処理,リン処理等の特別の処理を施す必
要がなく、操作も簡便である。 それ故、本発明の方法はパラキシレンの有効か
つ経済的な製造法として石油化学工業の分野にお
いて広く利用されるものである。 次に本発明の実施例を示す。 実施例 1 (1) 触媒の調製 まず硫酸アルミニウム(18水塩)6.6g,硝酸
クロム(9水塩)16.1g,モルホリン8.9g,97
%硫酸17.6gおよび水250mlからなる溶液()
を調製した。一方、これとは別途に水ガラス(和
光純薬(株)製;SiO237.6wt%,Na2O17.5wt%,水
分44.9wt%)162gおよび水300mlからなる溶液
()ならびに塩化ナトリウム79gおよび水122ml
からなる溶液()を調製した。 次いで上記溶液()中へ溶液()および
()を室温で撹拌しながら同時に徐々に滴下し
て混合物を得た。続いてこの混合物1を、オー
トクレーブに入れ、170℃にて300r.p.m.の回転数
で撹拌し、自己圧力下で20時間反応させた。その
後、反応混合物を冷却し、生成した結晶性ゼオラ
イトをデカンテーシヨンにより約1の水で5回
洗浄し、最後に濾過により結晶性ゼオライトを取
り出し、更に120℃で3時間乾燥したところ、52
gの結晶性ゼオライトが得られた。かくして得ら
れた結晶性ゼオライトの組成はSiO2100重量部に
対してNa2O9.9重量部,Cr2O31.9重量部,
Al2O31.2重量部であつた。 (2) メチル化反応 ステンレススチール製の反応管に上記(1)で得ら
れた結晶性ゼオライト触媒を充填し、この反応管
に、トルエンとメタノールの混合物(2:1(モ
ル比))を常圧,350℃,液時空間速度0.8hr-1の
条件で4時間通して反応を行なつた。結果を第2
表に示す。 実施例 2 (1) 触媒の調製 硝酸クロム(9水塩)8.0g,モルホリン8.9
g,97%硫酸17.6gおよび水250mlからなる溶液
()を調製し、また水ガラス(実施例1(1)と同
じもの)162gおよび水300mlからなる溶液()
ならびに塩化ナトリウム79gおよび水122mlから
なる溶液()を調製した。以下、実施例1(1)と
同様の条件で操作を行ない結晶性ゼオライトを得
た。得られた結晶性ゼオライトの組成はSiO2100
重量部に対してCr2O31.3重量部およびNa2O6.0重
量部であつた。 (2) メチル化反応 上記(1)で得られた結晶性ゼオライト触媒を用い
たこと以外は実施例1(2)と同様の条件でメチル化
反応を行なつた。得られた結果を第2表に示す。 実施例 3 (1) 触媒の調製 硫酸アルミニウム(18水塩)6.6g,硝酸クロ
ム(9水塩)8.0g,モルホリン8.9g,97%硫酸
17.6gおよび水250mlからなる溶液()を調製
し、また水ガラス(実施例1(1)と同じもの)162
gおよび水300mlからなる溶液()ならびに塩
化ナトリウム79gおよび水122mlからなる溶液
()を調製した。以下、実施例1(1)と同様の条
件で操作を行ない結晶性ゼオライトを得た。得ら
れた結晶性ゼオライトの組成はSiO2100重量部に
対して、Al2O31.08重量部,Cr2O31.09重量部およ
びNa2O6.7重量部であつた。 (2) メチル化反応 上記(1)で得られた結晶性ゼオライト触媒を用
い、また反応温度を370℃とし、さらに液時空間
速度を1.3hr-1としたこと以外は実施例1(2)と同
様の条件でメチル化反応を行なつた。得られた結
果を第2表に示す。 比較例 1 触媒としてZSM―5型ゼオライト触媒を用い、
500℃,液時空間速度6hr-1でメタノールとトルエ
ンの混合物(2:1(モル比))を反応させた。結
果を第2表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複素環式化合物の存在下に反応させて得られ
る(A)シリカ、(B)クロム酸化物またはクロム酸化物
とアルミナ、(C)アルカリ金属酸化物および/また
はアルカリ土類金属酸化物を含有し、かつ(B)成分
としてクロム酸化物とアルミナを用いる場合にシ
リカ/アルミナ比が少なくとも10(モル比)であ
る結晶性ゼオライト触媒の存在下で、トルエンを
メチル化することを特徴とするパラキシレンの選
択的製造方法。 2 (A)シリカ、(B)クロム酸化物またはクロム酸化
物とアルミナ、(C)アルカリ金属酸化物および/ま
たはアルカリ土類金属酸化物の組成比が、1:
0.01〜50:2×10-7〜0.1(モル比)である結晶性
ゼオライト触媒を用いる特許請求の範囲第1項記
載の方法。 3 メチル化剤が、メタノール、ジメチルエーテ
ルあるいはメチルクロライドである特許請求の範
囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56045486A JPS57159726A (en) | 1981-03-30 | 1981-03-30 | Selective formation of paraxylene |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56045486A JPS57159726A (en) | 1981-03-30 | 1981-03-30 | Selective formation of paraxylene |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57159726A JPS57159726A (en) | 1982-10-01 |
| JPS64368B2 true JPS64368B2 (ja) | 1989-01-06 |
Family
ID=12720726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56045486A Granted JPS57159726A (en) | 1981-03-30 | 1981-03-30 | Selective formation of paraxylene |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57159726A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE60131084T2 (de) * | 2000-07-31 | 2008-02-07 | Valorbec Société en Comandite, Montreal | Katalysator für das kräcken von kohlenwasserstoffeinsätzen zur erzeugung von leichtolefinen und herstellung der katalysatoren |
| JP2010229104A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Mitsubishi Chemicals Corp | アルキル芳香族化合物の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3169606D1 (en) * | 1980-12-17 | 1985-05-02 | Ici Plc | Zeolites |
-
1981
- 1981-03-30 JP JP56045486A patent/JPS57159726A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57159726A (en) | 1982-10-01 |
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