JPS643234B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS643234B2
JPS643234B2 JP17334281A JP17334281A JPS643234B2 JP S643234 B2 JPS643234 B2 JP S643234B2 JP 17334281 A JP17334281 A JP 17334281A JP 17334281 A JP17334281 A JP 17334281A JP S643234 B2 JPS643234 B2 JP S643234B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal powder
ink
parts
xylene resin
titanium coupling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17334281A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5874764A (ja
Inventor
Hiromi Sano
Hidetoshi Hamamoto
Osamu Nishiwaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP17334281A priority Critical patent/JPS5874764A/ja
Publication of JPS5874764A publication Critical patent/JPS5874764A/ja
Publication of JPS643234B2 publication Critical patent/JPS643234B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は筆記具用金属粉顔料インキに関し、更
に詳しくは金属粉顔料の分散に筆記具用金属粉顔
料インキに関する。 従来より、着色材として金属粉顔料を使用した
インキは筆跡が金属光沢を有するといつた特徴ゆ
え注目されてきている。しかしながら金属粉顔料
は比重が大きいため、インキ化した際、沈降しや
すく分散安定性が悪いといつた大きな問題点を有
している。特に筆記具用として使用する場合、筆
記具に内蔵されたインキは濃度差をもちやすく、
それゆえ筆跡に色むらが生じるといつた問題点が
あつた。 本発明者らは、上記問題点を解決すべく鋭意研
究を重ねた結果、キシレン樹脂とチタンカツプリ
ング剤を併用することにより、金属粉顔料の分散
安定性を向上することを見い出し、本発明を完成
したものである。即ち、本発明は金属粉顔料と、
キシレン樹脂と、チタンカツプリング剤と、有機
溶剤とから少なくともなる筆記具用金属粉顔料イ
ンキを要旨とするものである。 本発明において重要な点はキシレン樹脂とチタ
ンカツプリング剤を併用することである。チタン
カツプリング剤は酸化チタンなどの一般の顔料に
対する分散作用があることは知られている。しか
し乍ら金属粉顔料を分散させるには、チタンカツ
プリング剤のみでは不十分であり、これとチタン
カツプリング剤との反応に富むキシレン樹脂を併
用させることにより、金属粉顔料の分散安定性を
いちじるしく向上させたものである。両者を併用
することにより、何故、金属粉顔料の分散安定性
が向上するのかは定かではないが以下の様に推察
する。 一般に金属粉を顔料化する際に潤滑剤としてス
テアリン酸、オレイン酸などの脂肪酸を使用して
おり、表面に脂肪酸が吸着されている。この金属
粉顔料の表面にチタンカツプリング剤が吸着し、
金属粉顔料に吸着した脂肪酸とチタンカツプリン
グ剤が相互作用をして、有機溶剤中に分散安定化
してキシレン樹脂に対して何らかの結合をし、上
記金属粉顔料をキシレン樹脂中にとり込ませるた
めに、金属粉顔料が有機溶剤中に分散安定化する
ものと思われる。尚、キシレン樹脂以外の油溶性
樹脂ではチタンカツプリング剤との反応性が弱
く、十分な分散安定性を有ることができない。 以下、本発明について詳細に説明する。 金属粉顔料は筆跡に色調及び金属光沢を与える
着色材として使用するもので、その具体例を挙げ
れば、黄銅粉、アルミニウム粉、銅粉、着色金属
粉などがあり、その使用量はインキ全量に対して
10〜40重量%が好ましい。 キシレン樹脂は、チタンカツプリング剤との併
用により金属粉顔料の分散安定性を向上させる分
散安定剤として主に使用するもので、その具体例
を挙げればナシヨナルキシレン樹脂CJ20、同
CJ21(以下松下電工(株)製)、NikanolH、同L,同
A―70、同AM、同HP―70、同HP―100、同HP
―120、同S―100、同S―101(以上日本瓦斯化学
工業(株)製)などがあり、単独もしくは混合して使
用可能であり、その使用量はインキ全量に対して
5〜40重量%が好ましく、5重量%より少ないと
インキ粘度が低くなり、40重量%より多いとイン
キ粘度が高くなるといつた問題を有する。 チタンカツプリング剤は、キシレン樹脂との併
用により金属粉顔料の分散安定化性を向上させる
分散安定剤として使用するもので、その具体例を
挙げればプレンアクトTTS、同9S、同38S、同
41B、同46B、同55、同138S、同238S(以上味の
素(株)製)などがあり、単独もしくは混合して使用
可能であり、その使用量はインキは全量に対して
0.01〜5重量%が好ましく、0.01重量%より少な
いと効果が弱く、5重量%より多くとももはやそ
れ以上の効果は得られず経済的に好ましくない。 溶剤としてはほとんど全ての有機溶剤が使用可
能であるが、具体例を挙げればトルエン、キシレ
ンなどの芳香族炭化水素、酢酸ブチル、酢酸アミ
ルなどのエステル類、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルイケトンなどのケトン類、シクロヘ
キサン、n―ヘプタンなどの炭化水素類、エタノ
ール、プロパノール、ブタノールなどのアルコー
ル類、エチレングリコールモノメチルエーテル、
エチレングリコールモノエチルエーテルなどのセ
ロソルブ類などがあり、これらは単独、もしくは
混合して使用可能であり、その使用量はインキ全
量に対して40〜80重量%が好ましい。 尚、必要に応じて各種界面活性剤、防錆剤など
の添加剤を適宜量添加することもできる。 次に本発明のインキの製造方法を簡単に述べ
る。 本発明のインキは上記した成分を混合し、撹拌
することによつて容易に得られる。 以下、実施例により本発明をより詳細に説明す
るが、実施例中「部」とあるのは「重量部」を示
す。 実施例 1 金粉No.7000(黄銅粉顔料,福田金属箔粉工業(株)
製) 30.0部 ナシヨナルキシレン樹脂CJ20(キシレン樹脂、
松下電工(株)製) 30.0部 プレンアクト41B(チタンカツプリング剤、味
の素(株)製) 0.3部 キシレン 39.7部 上記成分を混合し、常温で撹拌することにより
金色インキを得た。 比較例 1 実施例1のナシヨナルキシレン樹脂CJ20 30.0
部に代えて日石ネオポリマー120(石油樹脂)30.0
部を加えた以外は実施例1と同様にして金色イン
キを得た。 実施例 2 洋金粉No.5000(黄銅粉顔料,日本金属粉(株)製)
20.0部 ナシヨナルキシレン樹脂CJ21(キシレン樹脂、
松下電工(株)製) 30.0部 プレンアクト46B(チタンカツプリング剤、味
の素(株)製) 0.1部 キシレン 30.0部 酢酸ブチル 20.0部 防錆剤 0.01部 上記成分を混合し、常温で撹拌することにより
金色インキを得た。 比較例 2 実施例1のナシヨナルキシレン樹脂CJ2130.0部
の代わりにエステルガム30.0部を加えた以外は実
施例2と同様にして金色インキを得た。 実施例 3 アルペースト240T(アルミニウム粉顔料、東洋
アルミニウム(株)製) 16.0部 ナシヨナルキシレン樹脂CJ20(キシレン樹脂、
松下電工(株)製) 20.0部 プレンアクト41B(チタンカツプリング剤、味
の素(株)製) 0.01部 イソブタノール 14.0部 キシレン 50.0部 上記成分を混合し、常温で撹拌することにより
銀色インキを得た。 比較例 3 実施例3のナシヨナルキシレン樹脂CJ2020.0に
代えてタマノール100S(フエノール樹脂)20.0部
を加えた以外は実施例3と同様にして銀色インキ
を得た。 実施例 4 銅粉3L3(銅粉顔料、福田金属箔粉工業(株)製)
25.0部 NikanolS―100(キシレン樹脂、日本瓦斯化学
工業(株)製) 20.0部 プレンアクト55(チタンカツプリング剤、味の
素(株)製) 0.5部 トルエン 30.0部 n―ブタノール 24.5部 上記成分を混合し、常温で撹拌することにより
銅色インキを得た。 比較例 4 実施例4のNikanolS―100 20.0部の代わりに、
日石ネオポリマーー120(石油樹脂)20.0部を加え
た以外は実施例4と同様にして銅色インキを得
た。 以上実施例1〜4、比較例1〜4で得られたイ
ンキの分散安定化試験の結果を表―1に示す。
【表】 *分散安定性試験
実施例1〜4、比較例1〜4で得られたインキ
を沈降管に入れ24時間放置し、金属粉顔料が沈降
しないものを〇、沈降するものを×とした。 以上、試験結果で示した様に本発明のインキは
金属粉顔料の分散安定性に優れたものであり、筆
記具に使用した際、色むらがなく、しかも、リー
フイング性のよい金属光沢を有する筆跡を得るこ
とができるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属粉顔料と、キシレン樹脂と、チタンカツ
    プリング剤と、有機溶剤とから少なくともなる筆
    記具用金属粉顔料インキ。
JP17334281A 1981-10-29 1981-10-29 筆記具用金属粉顔料インキ Granted JPS5874764A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17334281A JPS5874764A (ja) 1981-10-29 1981-10-29 筆記具用金属粉顔料インキ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17334281A JPS5874764A (ja) 1981-10-29 1981-10-29 筆記具用金属粉顔料インキ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5874764A JPS5874764A (ja) 1983-05-06
JPS643234B2 true JPS643234B2 (ja) 1989-01-20

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ID=15958640

Family Applications (1)

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JP17334281A Granted JPS5874764A (ja) 1981-10-29 1981-10-29 筆記具用金属粉顔料インキ

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Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60158277A (ja) * 1984-01-30 1985-08-19 Pentel Kk 小管式筆記具用顔料インキ
JPS60203682A (ja) * 1984-03-29 1985-10-15 Pentel Kk 小管式筆記具用顔料インキ
JPS60229970A (ja) * 1984-04-27 1985-11-15 Pentel Kk 小管式筆記具用金属粉顔料インキ
JPS6183270A (ja) * 1984-09-29 1986-04-26 Pentel Kk 筆記具用金属粉顔料インキ
EP1139456A4 (en) 1998-12-10 2005-01-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd FLAT BATTERY AND METHOD FOR PRODUCING THE SAME
JP7026519B2 (ja) * 2018-01-29 2022-02-28 株式会社パイロットコーポレーション 筆記具用油性インキ組成物およびそれを用いた筆記具

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Publication number Publication date
JPS5874764A (ja) 1983-05-06

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