JPS642661Y2 - - Google Patents

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JPS642661Y2
JPS642661Y2 JP1984201299U JP20129984U JPS642661Y2 JP S642661 Y2 JPS642661 Y2 JP S642661Y2 JP 1984201299 U JP1984201299 U JP 1984201299U JP 20129984 U JP20129984 U JP 20129984U JP S642661 Y2 JPS642661 Y2 JP S642661Y2
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container
mouth
vessel
flange
shoulder
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、金属製容器に関し、例えば内容液
を保温し、必要に応じ内容液を注出して使用に供
する、いわゆる保温ポツトや電気ポツトとして利
用される。
従来の技術 金属製容器の場合は特に、内容液の注出、蓋や
栓の装着等に必要な口部周り所望条件が得易いと
云つた理由から、金属製器体上端に合成樹脂成型
品の別部材が装着される(例えば実開昭57−
143038号公報、実開昭59−145328号公報)。
金属製容器上端への前記別部材の装着は、公報
に開示されているようなビス止め式や直接螺着
式、あるいは公報に開示されているような無理
嵌め式が採用されている。
考案が解決しようとする問題点 前記従来のビス止め式装着は、数箇所でのビス
止めが必要で面倒であるし、ねじ孔を直接設け難
い真空二重容器等の場合は、各ねじ止め部にねじ
孔付き付属金具を溶接等して取付けなければなら
ないのでさらに面倒であつて、組立て工数が大き
い。また、止めビスは外部に露出するので外観上
好ましくないし、それを隠すにはそのための特別
な部材と作業が要る。
直接螺着式は、ビス止めのような面倒はない
が、金属容器外周に直接螺子を形成しなければな
らず、ステンレス鋼板を用いる容器では特に螺子
の形成が容易でないし、ビスによる回り止めも必
要なためコストが高くつく。回り止めビスはやは
り外部に露出する。
無理嵌め式は、嵌め合いが強くなければ装着の
確実性は得られないし、強ければ分解が容易でな
く修理に不便であるほか、寸法精度等によつては
嵌め合いが困難になつたり無理な嵌め合いのため
に部品が損傷したり、嵌め合いが弱いために装着
が不安定になつたりする。
問題点を解決するための手段 この考案では、前記問題点を解決するために、
金属製器体の上端部に外向きフランジとこれにそ
の下方で対向する上向きの肩段部と、それらフラ
ンジおよび肩段部間に位置する回り止め突起とが
設けられ、前記器体の上端部とフランジと肩段部
との間に一部切離し環を弾性的に嵌合せてその一
部が回り止め突起と上下動可能に係合するように
し、前記一部切離し環の外周に器体口部周り部材
を螺合し、前記フランジに嵌め付けたシールパツ
キングを一部切離し環の上端と器体口部周り部材
の前記螺合部よりも上部に設けられた下向き段部
との間で挟付ける状態で器体口部周り部材を器体
口部に取付けたことを特徴とする。この場合の器
体口部周り部材は、内容液注出口張り出し部カバ
ーや器体給排液口、蓋枢支部等、器体口部周り所
望条件を満す肩部材に適しており、合成樹脂成型
品とするのがよい。
作 用 一部切離し環は回り止めされかつ上下動でき、
最初は器体の肩段部に載つている。しかし器体口
部周り部材が一部切離し環に螺合すると器体口部
周り部材は器体の肩段部に当たる。この後その位
置で器体口部周り部材がさらに回動されると一部
切離し環が上動されはじめ、ついには器体上端部
の外向きフランジに嵌付けられているシールパツ
キングを一部切離し環と器体口部周り部材の下向
き段部との間に挟付け、それと同時に器体口部周
り部材が器体上端に取付けられる。この取付けは
各部材の寸法誤差など無関係に前記挟付けと圧接
とによつて確固に行われるし、器体口部周り部材
と器体との外周接合部に隙間が生じないので体裁
がよい。しかも両者間はシールパツキングを介し
た挟み付けによつて確実にシールされる。
実施例 実施例 1(第1図から第5図) 第1図に見られるように、液体容器としての器
体1が、ステンレス鋼板製内容器2とステンレス
鋼板製の外装体を兼用する外容器3との2重構造
に形成され、内外容器2,3間を真空断熱空間4
とした断熱容器とされている。内外容器2,3間
の真空断熱空間4周りの接合部5は、溶接やろう
接等既に知られる適当な気密接合手段により接合
すればよいし、真空断熱空間4を形成するには、
前記接合部5の少なくとも一箇所の接合を真空空
間内で行うことにより行えるが、図示の場合真空
空間4形成のために、真空空間内での最終閉塞口
6を器体1外周一部に形成し(第1図、第5図)、
蓋板7を接合5して閉塞するようにしている。
真空空間4形成の別の方法としては、大気中で
全接合部5を接合しておき、一部に設けたチツプ
から空間4内の空気を吸引除去して所定の真空度
とし、前記チツプを溶融閉塞させるかろう材その
他の充填物を充填して閉塞させるかしてもよい。
内容器2の底部中央が上向き突出形状にて、外
容器3とで真空断熱空間4を形成しない器体一重
底部1aをなし、この底部1a下面外周部に保温
ヒータ8および湯沸しヒータ9が熱良導被覆体1
0に内蔵して添着され、所定温度までの湯沸しと
その後の保温、内容液注出時等必要に応じた再沸
騰と云つた、所定の内容液加熱を行う。被覆体1
0は、器体1底部外周に溶接付けされた金具11
にビス止め12した押え金具13によつて、底部
1a下面に圧着されている。
器体1の下端には、合成樹脂製底盤14が接合
縁1bに対し嵌め合わされ、底盤14はその蓋板
15を底部1a中央に溶接付けされた取付金具1
6に対し、中間金具17を介しビス連結18,1
9することで、器体1下端に固定されている。底
盤14の後部にマグネツト式電源接続口20が設
けられ、金具16を利用してヒーター通電制御用
のサーモスタツト21、感温リードスイツチ2
2、温度ヒユーズ23等が取付けられ、金具17
を利用して配線用ターミナル24が取付けられて
いる。
器体1の口部1cは、内容器2の胴部からスト
レートに延びた口部2aと、外容器3の胴部から
やや小径となつて内容器口部2a外周に近接した
口部3aとで形成されている。
器体口部1c外周に合成樹脂製の一部切離し取
付環25が巻着され、該巻着部上側に内容器口部
2a上端に形成した外向フランジ1dが環25と
の引つ掛かり部として形成されている。取付環2
5の外周に合成樹脂製肩部材26が螺合27され
ている。それらの螺合面がテーパをなしているこ
とにより取付環25は縮径されて器体口部1c外
周に圧着されると共に、肩部材26内周の器体給
排液口1eを形成している内向きフランジ26a
との間でフランジ1dを挾圧する状態とされて器
体口部1c外周とフランジ1dとに対しガタツキ
なく固定され、肩部材26はその取付環25を介
し器体口部1cに固定される。
外容器3の胴と口部3aとの間に形成される段
差部3bの両側に、第1図から第3図に見られる
ような回り止め突起1e′が形成され、取付環25
の切欠部25aと嵌り合うことによつて、取付環
25が回り止めされるようにしている。この両側
2箇所での回り止めが、取付環25の肩部材26
螺合による縮径を充分行わせ得ない場合は、第3
図仮想線で示される前部一箇所でのみ回り止めす
ればよい。
フランジ1dには環状のシールパツキング28
の縁巻きが施されていて、取付環25による肩部
材26取付けの寸法調整と、それらと器体フラン
ジ1dとの間のシールとを行つている。
肩部材26は、器体1の蓋29を開閉自在に枢
支30する軸受部26bと、器体1の底部1aに
一端32aが接続31され、器体1前面で立上が
つて器体1上端で注出口32bが前方へ張り出し
て下向きに開口している注出路32に対する注出
口カバー部26cとが一体形成されている。
器体1前部には、上端をカバー部26c下向き
の開口26dに嵌め合わせ、下端を底盤14にビ
ス止め33した注出路カバー34が添着され、注
出路32途中の透明な液量表示部32cを、液量
表示窓34aから透視できるようにしている(第
1図、第2図)。注出路32の注出口32bと液
量表示部32cとの間の部分に転倒時止水弁35
が内蔵されている。
蓋29は、合成樹脂製で内容液加圧注出用の手
動ベローズポンプ36を内蔵しており、ポンプ3
6の器体1内へ給気して内容液を加圧し、注出路
32を通じ内容液を押し出し注出するための吐出
口36aに対し、給排液口1eを直接開閉する中
蓋37が、その中央取付孔38に装着したシール
パツキング環39を介して着脱自在に装着され、
蓋29と同時開閉可能とされている。中蓋37外
周には給排液口1e開設用のフランジ26a上に
圧着するシールパツキング40で縁巻きされてい
る。吐出口36aはポンプ36の合成樹脂製下板
36bの中央に下向きに突出状態で一体成型され
ており、転倒時止水弁41を内蔵している。
蓋29天面にポンプ押圧板42が露出して設け
られ、ポンプ36の吸気口36cに設けられてい
る吸気口弁43を介し、それを閉止しながらポン
プ36を押圧操作するようにしている。押圧板4
2には、吐出口36a、吸気口36cを通じた蒸
気抜き口44が開設されている。45はポンプ3
6および吸気口弁43兼用の復元ばねである。
蓋29の肩部材注出口カバー部26c上半部と
嵌り合う嘴状自由端部29aには、注出口カバー
部26cに形成されている係止部46に係合して
蓋29を閉じ状態に保つロツク部材47が、係止
方向にばね48で付勢して設けられている。
肩部材26にはさらに、器体1との分離状態で
のみ採り得る姿勢のハンドル49の軸孔49aと
着脱自在に嵌り合つて回動自在に受けるハンドル
回転軸26dも一体成型されている。50は蓋2
9に設けられた押圧板ロツク部材、50aはその
操作部である。
考案の効果 この考案によれば、器体口部周り部材を肩段部
に載せた一部切離し環に螺合して器体の肩段部に
当て、その位置で器体口部周り部材をさらに回動
すると一部切離し環が上動しはじめ、器体上端部
の外向きフランジに嵌付けられているシールパツ
キングを一部切離し環と器体口部周り部材の下向
き段部との間に挟付け、それと同時に器体口部周
り部材を器体上端に取付ける。
したがつて金属製容器上端への別部材の装着を
部材の寸法誤差など無関係に前記嵌付けと圧接に
よつて確固に行うことができると共に、器体口部
周り部材と器体との外周接合部に隙間を生じなく
して体裁をよくし、しかも両者間はシールパツキ
ングを介した挟み付けによつて確実にシールでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の縦断面図、第2図は一部
を断面して見た正面図、第3図は要部の分解斜面
図、第4図、第5図はそれぞれ一部の断面図であ
る。 1……器体、2……内容器、3……外容器、1
c……口部、1e′……回り止め突起、25a……
切欠部、1d……フランジ、3b……段差部(肩
段部)、4……真空断熱空間、8,9……ヒータ、
25……取付環(一部切離し環)、25a……切
欠部、26……肩部材(器体口部周り部材)、2
6a……内向きフランジ(下向き段部)、28…
…シールパツキング、29……蓋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金属製器体の上端部に外向きフランジとこれ
    にその下方で対向する上向きの肩段部と、それ
    らフランジおよび肩段部間に位置する回り止め
    突起とが設けられ、前記器体の上端部とフラン
    ジと肩段部との間に一部切離し環を弾性的に嵌
    合せてその一部が回り止め突起と上下動可能に
    係合するようにし、 前記一部切離し環の外周に器体口部周り部材
    を螺合し、前記フランジに嵌め付けたシールパ
    ツキングを一部切離し環の上端と器体口部周り
    部材の前記螺合部よりも上部に設けられた下向
    き段部との間で挟付ける状態で器体口部周り部
    材を器体口部に取付けた ことを特徴とする金属製容器。 (2) 器体口部周り部材は、器体口部に内容液注出
    や蓋装着上必要な形状や構造等所望条件を与え
    るための肩部材とされている実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の金属製容器。 (3) 器体口部周り部材は、合成樹脂製とされてい
    る実用新案登録請求の範囲第2項記載の金属製
    容器。 (4) 器体は真空二重容器とされている実用新案登
    録請求の範囲第1項から第3項までの何れかに
    記載の金属製容器。 (5) 器体はステンレス鋼製とされている実用新案
    登録請求の範囲第4項記載の金属製容器。 (6) 器体は電気ヒータを装備した電気貯湯容器と
    されている実用新案登録請求の範囲第5項記載
    の金属製容器。 (7) ヒータは、保温ヒータ、湯沸しヒータの2つ
    装備されている実用新案登録請求の範囲第6項
    記載の金属製容器。
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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63150030A (ja) * 1986-12-15 1988-06-22 松下電器産業株式会社 電気湯沸器

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