JPS6410509B2 - - Google Patents
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- JPS6410509B2 JPS6410509B2 JP20534385A JP20534385A JPS6410509B2 JP S6410509 B2 JPS6410509 B2 JP S6410509B2 JP 20534385 A JP20534385 A JP 20534385A JP 20534385 A JP20534385 A JP 20534385A JP S6410509 B2 JPS6410509 B2 JP S6410509B2
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- ethylamine
- naphthyl
- thiazolidine
- carboxylic acid
- solvent
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Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は(±)−1−(1−ナフチル)エチルア
ミンの光学分割法に関し、詳しくは溶媒中で
(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンに光学
活性なチアゾリジン−4−カルボン酸を作用させ
て得られる2種のジアステレオマー塩を、溶媒に
対する溶解度差を利用して分離する(±)−1−
(1−ナフチル)エチルアミンの光学分割法に関
する。
ミンの光学分割法に関し、詳しくは溶媒中で
(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンに光学
活性なチアゾリジン−4−カルボン酸を作用させ
て得られる2種のジアステレオマー塩を、溶媒に
対する溶解度差を利用して分離する(±)−1−
(1−ナフチル)エチルアミンの光学分割法に関
する。
[従来の技術]
光学活性な(+)または(−)−1−(1−ナフ
チル)エチルアミンはラセミ酸類の光学分割剤と
して有用な化合物である。そこで(±)−1−(1
−ナフチル)エチルアミンの光学分割法が行なわ
れている。
チル)エチルアミンはラセミ酸類の光学分割剤と
して有用な化合物である。そこで(±)−1−(1
−ナフチル)エチルアミンの光学分割法が行なわ
れている。
従来の(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミ
ンの光学分割法としては、 :(+)−酒石酸を用いる方法[R.R Bottoms
米国特許第296545号(1961)]、 :(−)−メンチルフタレートを用いる方法
[R.R Bottoms米国特許第3000947号(1961)] が知られているが、多量の溶媒を必要としたり、
高純度の光学活性体を得るためには数回の再結晶
を必要とするため収量が少ない等工業的には多く
の問題点を有している。従つて、高収率で、しか
も簡便な(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミ
ンの光学分割法が望まれている。
ンの光学分割法としては、 :(+)−酒石酸を用いる方法[R.R Bottoms
米国特許第296545号(1961)]、 :(−)−メンチルフタレートを用いる方法
[R.R Bottoms米国特許第3000947号(1961)] が知られているが、多量の溶媒を必要としたり、
高純度の光学活性体を得るためには数回の再結晶
を必要とするため収量が少ない等工業的には多く
の問題点を有している。従つて、高収率で、しか
も簡便な(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミ
ンの光学分割法が望まれている。
[発明の目的]
本発明は、高収率で、しかも廉価かつ簡便に工
業的規模で生産可能な(±)−1−(1−ナフチ
ル)エチルアミンの光学分割法を提供することを
目的とする。
業的規模で生産可能な(±)−1−(1−ナフチ
ル)エチルアミンの光学分割法を提供することを
目的とする。
[発明の構成]
本発明者らは、上記目的に沿つて、種々検討し
た結果、光学活性なチアゾリジン−4−カルボン
酸を光学分割剤として用いると、使用する溶媒も
少なく、高収率で容易に高純度な光学活性な
(+)または(−)−1−(1−ナフチル)エチル
アミンが得られることを見出し、本発明に至つた
ものである。
た結果、光学活性なチアゾリジン−4−カルボン
酸を光学分割剤として用いると、使用する溶媒も
少なく、高収率で容易に高純度な光学活性な
(+)または(−)−1−(1−ナフチル)エチル
アミンが得られることを見出し、本発明に至つた
ものである。
すなわち本発明は、溶媒中において、(±)−1
−(1−ナフチル)エチルアミンと光学活性なチ
アゾリジン−4−カルボン酸により形成される2
種のジアステレオマー塩を、溶解度差を利用して
相互に分離することを特徴とする(±)−1−(1
−ナフチル)エチルアミンの光学分割法にある。
−(1−ナフチル)エチルアミンと光学活性なチ
アゾリジン−4−カルボン酸により形成される2
種のジアステレオマー塩を、溶解度差を利用して
相互に分離することを特徴とする(±)−1−(1
−ナフチル)エチルアミンの光学分割法にある。
本発明において使用する光学分割剤としてのチ
アゾリジン−4−カルボン酸は、光学活性なシス
テインにホルムアルデヒドを反応させるだけで容
易に得ることができる。またチアゾリジン−4−
カルボン酸はPH4付近の水溶液に難溶性であるた
め、光学分割後、容易に反応系より回収すること
が可能である。
アゾリジン−4−カルボン酸は、光学活性なシス
テインにホルムアルデヒドを反応させるだけで容
易に得ることができる。またチアゾリジン−4−
カルボン酸はPH4付近の水溶液に難溶性であるた
め、光学分割後、容易に反応系より回収すること
が可能である。
本発明においては、溶媒中に(±)−1−(1−
ナフチル)エチルアミンと光学活性なチアゾリジ
ン−4−カルボン酸を混合し、加温溶解した後、
好ましくは(−)−1−(1−ナフチル)エチルア
ミン・L−チアゾリジン−4−カルボン酸塩また
は(+)−1−(1−ナフチル)エチルアミン・D
−チアゾリジン−4−カルボン酸塩の結晶核を加
えた後、徐冷する。このようにして形成された2
種のジアステレオマー塩は、溶媒への溶解性が異
なるため、1種のジアステレオマー塩のみが優先
的に晶出する。
ナフチル)エチルアミンと光学活性なチアゾリジ
ン−4−カルボン酸を混合し、加温溶解した後、
好ましくは(−)−1−(1−ナフチル)エチルア
ミン・L−チアゾリジン−4−カルボン酸塩また
は(+)−1−(1−ナフチル)エチルアミン・D
−チアゾリジン−4−カルボン酸塩の結晶核を加
えた後、徐冷する。このようにして形成された2
種のジアステレオマー塩は、溶媒への溶解性が異
なるため、1種のジアステレオマー塩のみが優先
的に晶出する。
この際使用する溶媒は、水やメタノール、エタ
ノール、1−プロパノール、2−プロパノール、
1−ブタノール、2−ブタノール、アセトン等の
有機溶媒を単独あるいは混合溶媒として用いるこ
とが可能であるが、工業的には水が特に好まし
い。使用する溶媒量は、溶媒の種類により生成す
る塩に対して適当な倍量を用いればよく、特に限
定されるものではないが、例えば水を用いる場合
は工業的には1.0〜5.0倍量が好ましい。
ノール、1−プロパノール、2−プロパノール、
1−ブタノール、2−ブタノール、アセトン等の
有機溶媒を単独あるいは混合溶媒として用いるこ
とが可能であるが、工業的には水が特に好まし
い。使用する溶媒量は、溶媒の種類により生成す
る塩に対して適当な倍量を用いればよく、特に限
定されるものではないが、例えば水を用いる場合
は工業的には1.0〜5.0倍量が好ましい。
また難溶性塩を晶出させる温度も溶媒の種類、
量により、−20〜50℃の範囲で可能であるが、操
作上の簡便さから室温付近が特に好ましい。(±)
−1−(1−ナフチル)エチルアミンと光学活性
なチアゾリジン−4−カルボン酸とのモル比も、
特に限定されるものではないが、等モル程度ずつ
使用することが、最も効率が良く好ましい。
量により、−20〜50℃の範囲で可能であるが、操
作上の簡便さから室温付近が特に好ましい。(±)
−1−(1−ナフチル)エチルアミンと光学活性
なチアゾリジン−4−カルボン酸とのモル比も、
特に限定されるものではないが、等モル程度ずつ
使用することが、最も効率が良く好ましい。
晶出した難溶性塩は、濾過等の操作により分離
し、必要に応じ、これを再結晶した後、水溶性の
塩基で処理し、遊離したアミンを有機溶媒で抽出
する。次に、減圧下で有機溶媒を留去し、必要が
あれば蒸留して光学活性な(+)または(−)−
1−(1−ナフチル)エチルアミンを得る。
し、必要に応じ、これを再結晶した後、水溶性の
塩基で処理し、遊離したアミンを有機溶媒で抽出
する。次に、減圧下で有機溶媒を留去し、必要が
あれば蒸留して光学活性な(+)または(−)−
1−(1−ナフチル)エチルアミンを得る。
難溶性塩を分離した液は、水溶性の塩基で処理
し、分離したアミンを有機溶媒で抽出した後、溶
媒を留去することにより晶出したアミンと反対の
光学活性アミンを多量に含有するアミンを回収で
きる。
し、分離したアミンを有機溶媒で抽出した後、溶
媒を留去することにより晶出したアミンと反対の
光学活性アミンを多量に含有するアミンを回収で
きる。
この回収したアミンに最初に使用した光学分割
剤と反対の光学活性を持つチアゾリジン−4−カ
ルボン酸を使用すれば、同様の操作で最初に得ら
れた光学活性アミンと反対の光学活性を持つアミ
ンを高純度で取得できる。
剤と反対の光学活性を持つチアゾリジン−4−カ
ルボン酸を使用すれば、同様の操作で最初に得ら
れた光学活性アミンと反対の光学活性を持つアミ
ンを高純度で取得できる。
[実施例]
次に実施例をあげて本発明を更に具体的に説明
する。
する。
実施例 1
水25mlに(±)−1−(1−ナフチル)エチルア
ミン8.56g(5×10-2モル)とL−チアゾリジン
−4−カルボン酸6.66g(5×10-2モル)を加
え、水浴上80〜90℃に加熱して撹拌しつつ溶解し
た。完全に溶解したところで加熱を中止し、20℃
まで徐冷し、そのまま24時間静置した。晶出した
結晶を濾取し、乾燥すると、(−)−1−(1−ナ
フチル)エチルアミン・L−チアゾリジン−4−
カルボン酸塩6.3gが得られた。
ミン8.56g(5×10-2モル)とL−チアゾリジン
−4−カルボン酸6.66g(5×10-2モル)を加
え、水浴上80〜90℃に加熱して撹拌しつつ溶解し
た。完全に溶解したところで加熱を中止し、20℃
まで徐冷し、そのまま24時間静置した。晶出した
結晶を濾取し、乾燥すると、(−)−1−(1−ナ
フチル)エチルアミン・L−チアゾリジン−4−
カルボン酸塩6.3gが得られた。
この結晶、0.5規定の水酸化ナトリウム水溶液
50mlを加えて分離する油分をエーテル50mlにて2
回抽出した。エーテル層を乾燥後、減圧下で濃縮
してエーテルを留去すると、(−)−1−(1−ナ
フチル)エチルアミン3.5gが得られ、収率は
40.9%であつた。また、比旋光度[α]20 D=−
60.3゜(C=2、メタノール)、光学純度は98.6%で
あつた。
50mlを加えて分離する油分をエーテル50mlにて2
回抽出した。エーテル層を乾燥後、減圧下で濃縮
してエーテルを留去すると、(−)−1−(1−ナ
フチル)エチルアミン3.5gが得られ、収率は
40.9%であつた。また、比旋光度[α]20 D=−
60.3゜(C=2、メタノール)、光学純度は98.6%で
あつた。
実施例 2
水25mlに(±)−1−(1−ナフチル)エチルア
ミン8.56g(5×10-2モル)とD−チアゾリジン
−4−カルボン酸6.66g(5×10-2モル)を加
え、水浴上80〜90℃に加熱して撹拌しつつ溶解し
た。完全に溶解したところで加熱を中止し、20℃
まで徐冷し、そのまま24時間静置した。晶出した
結晶を濾取し乾燥すると、(+)−1−(1−ナフ
チル)エチルアミン・D−チアゾリジン−4−カ
ルボン酸塩6.1gが得られた。
ミン8.56g(5×10-2モル)とD−チアゾリジン
−4−カルボン酸6.66g(5×10-2モル)を加
え、水浴上80〜90℃に加熱して撹拌しつつ溶解し
た。完全に溶解したところで加熱を中止し、20℃
まで徐冷し、そのまま24時間静置した。晶出した
結晶を濾取し乾燥すると、(+)−1−(1−ナフ
チル)エチルアミン・D−チアゾリジン−4−カ
ルボン酸塩6.1gが得られた。
この結晶を水20c.c.によつて再結晶することによ
り、(+)−1−(1−ナフチル)エチルアミン・
D−チアゾリジン−4−カルボン酸塩5.4gが得
られた。
り、(+)−1−(1−ナフチル)エチルアミン・
D−チアゾリジン−4−カルボン酸塩5.4gが得
られた。
この結晶に0.5規定の水酸化ナトリウム水溶液
50mlを加えて、分離する油分をエーテル50mlにて
2回抽出した。エーテル層を乾燥後、減圧下で濃
縮してエーテルを留去すると、(+)−1−(1−
ナフチル)エチルアミン3.0gが得られ、収率は
35%であつた。また、比旋光度[α]20 D=+62.0゜
(C=2、メタノール)、光学純度は100%であつ
た。
50mlを加えて、分離する油分をエーテル50mlにて
2回抽出した。エーテル層を乾燥後、減圧下で濃
縮してエーテルを留去すると、(+)−1−(1−
ナフチル)エチルアミン3.0gが得られ、収率は
35%であつた。また、比旋光度[α]20 D=+62.0゜
(C=2、メタノール)、光学純度は100%であつ
た。
実施例 3
水500mlに(±)−1−(1−ナフチル)エチル
アミン171.2g(1モル)とL−チアゾリジン−
4−カルボン酸133.3g(1モル)を加え、水浴
上80〜90℃に加熱して撹拌しつつ溶解した。完全
に溶解したところで(−)−1−(1−ナフチル)
エチルアミン・L−チアゾリジン−4−カルボン
酸の結晶核を加え、20℃まで徐冷し、そのまま24
時間静置した。晶出した結晶を濾取し、乾燥する
と、(−)−1−(1−ナフチル)エチルアミン・
L−チアゾリジン−4−カルボン酸塩128gが得
られた。
アミン171.2g(1モル)とL−チアゾリジン−
4−カルボン酸133.3g(1モル)を加え、水浴
上80〜90℃に加熱して撹拌しつつ溶解した。完全
に溶解したところで(−)−1−(1−ナフチル)
エチルアミン・L−チアゾリジン−4−カルボン
酸の結晶核を加え、20℃まで徐冷し、そのまま24
時間静置した。晶出した結晶を濾取し、乾燥する
と、(−)−1−(1−ナフチル)エチルアミン・
L−チアゾリジン−4−カルボン酸塩128gが得
られた。
この結晶128gに1規定の水酸化ナトリウム水
溶液500mlを加え、分離する油分をエーテル500ml
にて2回抽出した。エーテル層を乾燥後、減圧下
で濃縮してエーテルを留去すると、(−)−1−
(1−ナフチル)エチルアミン71gが得られ、収
率は41.5%であつた。また、比旋光度[α]20 D=
−59.9゜(C=2、メタノール)、光学純度は98.3%
であつた。
溶液500mlを加え、分離する油分をエーテル500ml
にて2回抽出した。エーテル層を乾燥後、減圧下
で濃縮してエーテルを留去すると、(−)−1−
(1−ナフチル)エチルアミン71gが得られ、収
率は41.5%であつた。また、比旋光度[α]20 D=
−59.9゜(C=2、メタノール)、光学純度は98.3%
であつた。
難溶性塩を濾取した濾液に5規定の水酸化ナト
リウム水溶液130mlを加え、分離する油分をエー
テル500mlにて2回抽出した。エーテル層を乾燥
後、減圧下で濃縮してエーテルを留去すると
(+)−1−(1−ナフチル)エチルアミンに富ん
だアミン98gが回収され、収率57.8%であつた。
また、比旋光度[α]20 D=+40.9゜(C=2、メタノ
ール)であつた。
リウム水溶液130mlを加え、分離する油分をエー
テル500mlにて2回抽出した。エーテル層を乾燥
後、減圧下で濃縮してエーテルを留去すると
(+)−1−(1−ナフチル)エチルアミンに富ん
だアミン98gが回収され、収率57.8%であつた。
また、比旋光度[α]20 D=+40.9゜(C=2、メタノ
ール)であつた。
アミンを抽出した2つの水層を混合し、濃塩酸
約98mlを加えてPHを4に調整した後、減圧下で約
400mlまで濃縮し、冷蔵庫内に24時間静置した。
晶出した結晶を濾取し、乾燥すると、L−チアゾ
リジン−4−カルボン酸125gが得られ、回収率
は93.8%であつた。また、比旋光度[α]20 D=−
206.3゜(C=4、1規定NaOH)であつた。
約98mlを加えてPHを4に調整した後、減圧下で約
400mlまで濃縮し、冷蔵庫内に24時間静置した。
晶出した結晶を濾取し、乾燥すると、L−チアゾ
リジン−4−カルボン酸125gが得られ、回収率
は93.8%であつた。また、比旋光度[α]20 D=−
206.3゜(C=4、1規定NaOH)であつた。
回収した(+)−1−(1−ナフチル)エチルア
ミンに富んだアミン98g(5.72×10-2モル)に水
340mlを加え、さらにD−チアゾリジン−4−カ
ルボン酸76.3g(5.72×10-2モル)を加え、水浴
上80〜90℃に加熱して撹拌しつつ溶解した。完全
に溶解したところで加熱を中止し、20℃まで徐冷
し、そのまま24時間静置した。晶出した結晶を濾
取し乾燥すると、(+)−1−(1−ナフチル)エ
チルアミン・D−チアゾリジン−4−カルボン酸
塩125gが得られた。
ミンに富んだアミン98g(5.72×10-2モル)に水
340mlを加え、さらにD−チアゾリジン−4−カ
ルボン酸76.3g(5.72×10-2モル)を加え、水浴
上80〜90℃に加熱して撹拌しつつ溶解した。完全
に溶解したところで加熱を中止し、20℃まで徐冷
し、そのまま24時間静置した。晶出した結晶を濾
取し乾燥すると、(+)−1−(1−ナフチル)エ
チルアミン・D−チアゾリジン−4−カルボン酸
塩125gが得られた。
この結晶に1規定の水酸化ナトリウム水溶液
500mlを加え、分離する油分をエーテル500mlにて
2回抽出した。エーテル層を乾燥後、減圧下で濃
縮してエーテルを留去すると、(+)−1−(1−
ナフチル)エチルアミン68gが得られ、収率は
39.7%であつた。また、比旋光度[α]20 D=+
61.4゜(C=2、メタノール)、光学純度は99.5%で
あつた。
500mlを加え、分離する油分をエーテル500mlにて
2回抽出した。エーテル層を乾燥後、減圧下で濃
縮してエーテルを留去すると、(+)−1−(1−
ナフチル)エチルアミン68gが得られ、収率は
39.7%であつた。また、比旋光度[α]20 D=+
61.4゜(C=2、メタノール)、光学純度は99.5%で
あつた。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明の(±)−1−(1
−ナフチル)エチルアミンの光学分割法によれ
ば、光学的に純粋な(+)または(−)−1−(1
−ナフチル)エチルアミンが高収率で、しかも廉
価かつ簡便に工業的規模で生産可能であることか
ら、(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの
分割に好適に利用される。
−ナフチル)エチルアミンの光学分割法によれ
ば、光学的に純粋な(+)または(−)−1−(1
−ナフチル)エチルアミンが高収率で、しかも廉
価かつ簡便に工業的規模で生産可能であることか
ら、(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの
分割に好適に利用される。
Claims (1)
- 1 溶媒中において、(±)−1−(1−ナフチル)
エチルアミンと光学活性なチアゾリジン−4−カ
ルボン酸により形成される2種のジアステレオマ
ー塩を、溶解度差を利用して相互に分離すること
を特徴とする(±)−1−(1−ナフチル)エチル
アミンの光学分割法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20534385A JPS6267052A (ja) | 1985-09-19 | 1985-09-19 | (±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの光学分割法 |
US06/892,059 US4736060A (en) | 1985-08-06 | 1986-08-01 | Method for optical resolution of DL-cysteine and (R,S)-1-(1-naphthyl) ethylamine |
DE8686306024T DE3668884D1 (de) | 1985-08-06 | 1986-08-05 | Verfahren zur optischen trennung von dl-cystein und (r,s)-1-(1-naphthyl)ethylamin. |
EP86306024A EP0213785B1 (en) | 1985-08-06 | 1986-08-05 | Method for optical resolution of dl-cysteine and (r,s)-1-(1-naphthyl)ethylamine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20534385A JPS6267052A (ja) | 1985-09-19 | 1985-09-19 | (±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの光学分割法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6267052A JPS6267052A (ja) | 1987-03-26 |
JPS6410509B2 true JPS6410509B2 (ja) | 1989-02-22 |
Family
ID=16505322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20534385A Granted JPS6267052A (ja) | 1985-08-06 | 1985-09-19 | (±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの光学分割法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6267052A (ja) |
-
1985
- 1985-09-19 JP JP20534385A patent/JPS6267052A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6267052A (ja) | 1987-03-26 |
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