JPS62175446A - (±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの光学分割法 - Google Patents

(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの光学分割法

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JPS62175446A
JPS62175446A JP1508386A JP1508386A JPS62175446A JP S62175446 A JPS62175446 A JP S62175446A JP 1508386 A JP1508386 A JP 1508386A JP 1508386 A JP1508386 A JP 1508386A JP S62175446 A JPS62175446 A JP S62175446A
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JP
Japan
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ethylamine
naphthyl
optically active
salt
methanol
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Pending
Application number
JP1508386A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nohira
博之 野平
Kazuo Sato
和夫 佐藤
Yoshiyuki Murai
良行 村井
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの
光学分割法に関し、詳しくは(±)−1−(1−ナフチ
ル)エチルアミンに光学活性な2−フェニルプロピオン
酸を作用させることを特徴とする(±)−1−(1−ナ
フチル)エチルアミンの光学分割法に関するものである
光学活性な1−(1−ナフチル)エチルアミンは、キニ
ーネ、またはブルシン等の塩基性天然光学分割剤と同様
に、ラセミ酸の光学分割剤として広く利用され、ており
、また、最近は光学活性体分離用カラム担体の修飾剤の
原料としても利用されてきている。
〔従来の技術及び問題点〕
従来、1−(l−ナフチル)エチルアミンの光学活性体
を得る方法としては、(+)−酒石酸を用いる方法(R
obert R,Bottoms米国特許第2.996
.545号、 Aug、5.1957) 、あるいは光
学活性なメンチルフタレートを用いる方法(Rober
t R,Bottoms米国特許第3,000,949
号、 5ept、23.1957)が報告されているが
、いずれも純粋な光学活性体を得るためには再結晶をく
り返す必要があり、必ずしもよい分割法とはいい難い。
〔問題点を解決するためあ手段〕
本発明者らは、この難点を克服すべく、(±)−1−(
1−ナフチル)エチルアミンの光学分割法についでさら
に鋭意研究を行った結果、分割剤として、工業的に大量
にしかも安価に入手できる光学活性な2−フェニルプロ
ピオン酸を使用することにより、(±)−1−(1−ナ
フチル)エチルアミンを高純度、高収率で容易に光学分
割できることを見い出し本発明を完成した。
即ち、本発明は、(±)−1−(1−ナフチル)エチル
アミンに光学活性な2−フェニルプロピオン酸を作用さ
せることを特徴とする(±)−1−(1−ナフチル)エ
チルアミンの光学分割法に係わるものである。
本発明においては、分割剤としての光学活性な2−フェ
ニルプロピオン酸と(±)−1−(1−ナフチル)エチ
ルアミンとのモル比を特に限定するものではないが、(
±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンに対して0.
7〜1.0モル量の分割剤を使用すると(±)−1−(
1−ナフチル)エチルアミンが効率よく、かつ高純度で
光学分割できるので好ましい。
また、(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンと光
学活性な2−フェニルプロピオン酸を溶媒中で作用させ
る際に使用する溶媒としては、水、メタノール、エタノ
ール、l−プロパツール、2−プロパノール、1−ブタ
ノール、2−ブタノール、アセトンあるいはメチルエチ
ルケトンなどの単独、あるいはこれらの適当な混合物が
挙げられ、これらを用いることにより、高純度の光学活
性な1−(1−ナフチル)エチルアミンが得られる。
本発明は、例えば次の様な方法で実施する。
メタノール等の溶媒に、(±)−1−(1−ナフチル)
エチルアミンおよび(±)−1−(1−ナフチル)エチ
ルアミンに対して0.7〜1.0モル量の光学活性な2
−フェニルプロピオン酸を加え、加熱溶解したのち、冷
却して過飽和となし、好ましくは(+)−1−(1−ナ
フチル)エチルアミン・(+)−2−フェニルプロピオ
ン酸塩または(−)−1−(1−ナフチル)エチルアミ
ン・(−)−2−フェニルプロピオン酸塩の種晶を少量
接種して、同種の難溶性のジアステレオマー塩を析出さ
せ、これを分離する。得られた塩は、必要あらばこれを
再結晶したのち、水溶性の塩基で処理し、遊離したアミ
ンを有機溶媒で抽出したのち蒸留して光学活性な(+)
−または(、−)−1−(1−ナフチル)エチルアミン
を得る。また、水溶液中にアルカリ塩として存在する分
割剤の光学活性な2−フェニルプロピオン酸は、この水
溶液に塩酸、硫酸などの鉱酸を作用させることにより回
収することができる。
〔実施例〕
次に実施例をあげて本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例により限定されるものではない
実話例1 (±)−!−(1−ナフチル)エチルアミン(以下(±
)−NIEAと略記する) 3.42g(20ssol
)と(+)−2−フェニルプロピオン酸(以下(+)−
PPAと略記する) 2.40g(16a+mol)を
メタノール:2−プロパツール(1: 2)混合溶媒1
3m1に加熱溶解した。室温まで冷却した所で(+)−
NEA・(+)−PPA塩の種晶を少量接種し、30分
間静置して結晶を析出させ、濾過することにより2.1
4gの粗(+)−NIEA・(+)−PPA塩を得た。
この塩をメタノール:2−プロパツール(1: 2)の
混合溶媒12+++1より再結晶することにより、1.
60 g (5,0m5ol)の精(+ )−NBA・
(+ )−PPA塩を得た。融点154〜155℃、〔
α) o”+15.5°(C1,メタノール)であり、
用いたく±)−NBA中の(+)−NBAに対しての収
率は50%であった。
この塩に1規定の水酸化ナトリウム7.5 mlを′加
えてエーテルで抽出した。エーテル層を水酸化カリウム
の粒を入れて乾燥した後減圧下にエーテルを留去するこ
とにより、790mgの(+)−NBAを得た。収率4
6.2%、C&) D”+57.7゜(C5,メタノー
ル)、光学純度92.6%であった。
実施例2 (±)−NBA 1.72g(10mn+ol)と(+
)−PPA 1.51g(10vmol)をメタノール
:水(1: 1)の混合溶媒9mlに加熱溶解した。室
温に1時間放置したのち、析出した結晶をろ別し、粗(
+)−NIEA・(+ )−PPA塩2.17gを得た
。この塩をメタノール:水(1: 1)混合溶媒10m
1および8mlで2度再結晶し、精(+ )−NIEA
・(+)−pp^塩0.81 g(2,5mmol)を
得た。 mp147〜149℃、〔α〕D27+15.
4°(cl、メタノール)、用いた(±)−NE^中の
(+)−NBAに対する収率は50%であった。
この塩に1規定水酸化ナトリウム3.8mlを加えエー
テルで抽出した。エーテル層を水酸化カリウムの粒を入
れて乾燥した後、減圧下にエーテルを留去することによ
り、390+++gの(+)−NlliAを得た。収率
45.3%、〔α) o”+52.5°(C1゜メタノ
ール)、光学純度84.2%であった。
実施例3 (±)−NHA 8.55g(50mn+ol)と(−
)−PPA6.00g(40mmol)をメタノール:
2−プロパツール(l:2)混合溶媒33m1に加熱溶
解した。室温に1時間放置して析出した結晶を濾過する
ことにより粗(−)−NBA−(−)−PPA塩を7.
53g(23,5+wsol)得た。この塩を上記の混
合溶媒45m1で再結晶し、精(−)−NEA −(−
)−PP^塩3.54g(llmmol)を得た。融点
145〜147℃、〔α) D”−16,4°(c L
メタノール)であり、用いた(±)−NBA中の(−)
−NlliAに対しての収率は44%であった。
この塩に、水酸化ナトリウム0.52g(13n+mo
l)を水10m1に溶かした溶液を加えてエーテルで抽
出した。エーテル層を乾燥後エーテルを留去することに
より、1.81g(10,6mmol)の(−)−NE
Aを得た。収率42.4%、〔α) a!458.5°
(C5゜メタノール)、光学純度94%であった。エー
テル抽出の際の水層に濃塩酸1.3 mlを加え、エー
テル抽出することにより(−)−PPA 1.52g(
10,1a+mol)を回収した。
次に粗(−)−NBA・(−)−PPA塩を得た際の母
液と、粗塩の再結晶母液を一緒にして溶媒を減圧留去し
た。これに、水酸化ナトリウム1.6g(40mmol
)を30m1の水に溶かした溶液を加え、エーテル抽出
した。エーテル層の溶媒を減圧留去したものに(+)−
PPA5.25g(35maaol)と上記の混合溶媒
40+*lを加え加熱溶解した。室温に1時間放置して
析出した結晶を濾別し、(+)−NEA・(+)−PP
A塩4.54g(14,1+u+ol)を得た。融点1
49〜150℃、((r ) o” + 14.(3°
(cl メタノール)であった。
この塩に水酸化ナトリウム0.68g(17ma+ol
)を水15m1に溶かした溶液を加え、エーテル抽出し
た。エーテル層を乾燥した後、溶媒を留去することによ
り、(+)−NBA 2.31g(13,5n++5o
l)を得た。収率54%、〔α〕。”+56.8@(c
 5.メタノール)、光学純度91%であった。エーテ
ル抽出の際の水層に濃塩酸2mlを加え、エーテル抽出
することにより(+)−PPA 1.97g(13,1
ms+ol)を回収した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンに光学活性
    な2−フェニルプロピオン酸を作用させることを特徴と
    する(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの光学
    分割法。
JP1508386A 1986-01-27 1986-01-27 (±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの光学分割法 Pending JPS62175446A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2996545A (en) * 1957-08-05 1961-08-15 Chemetron Corp Optical resolution of alpha-(alpha-naphthyl) ethylamine
JPS57181021A (en) * 1981-04-25 1982-11-08 Basf Ag Manufacture of optically active carboxylic acid
JPS61126035A (ja) * 1985-06-05 1986-06-13 Daicel Chem Ind Ltd 光学分割方法

Patent Citations (3)

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