JPS6267052A - (±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの光学分割法 - Google Patents

(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの光学分割法

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JPS6267052A
JPS6267052A JP20534385A JP20534385A JPS6267052A JP S6267052 A JPS6267052 A JP S6267052A JP 20534385 A JP20534385 A JP 20534385A JP 20534385 A JP20534385 A JP 20534385A JP S6267052 A JPS6267052 A JP S6267052A
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JP
Japan
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ethylamine
naphthyl
thiazolidine
solvent
carboxylic acid
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Keizo Tomuro
戸室 圭三
Yoshiharu Tamura
喜治 田村
Yoko Morimoto
森本 容子
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NIPPON RIKAGAKU YAKUHIN KK
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NIPPON RIKAGAKU YAKUHIN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明はく±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの
光学分割法に関し、詳しくは溶媒中で(±)−1−(1
−ナフチル)エチルアミンに光学活性なチアゾリジン−
4−カルボン酸を作用させて得られる2種のジアステレ
オマー塩を、溶媒に対する溶解度差を利用して分離する
(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの光学分割
法に関する。
[従来の技術] 光学活性な(+)または(−)−1−(1−ナフチル)
エチルアミンはうセミ酸類の光学分割剤として有用な化
合物である。そこで(±)−1−(1−ナフチル)エチ
ルアミンの光学分割法が行なわれている。
従来の(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの光
学分割法としては、 ■:(+)−酒石酸を用いる方法[R,RB otto
ms  米国特許第2,996,545号(1961)
 ]、■:(−)−メンチルフタレートを用いる方法[
R,RBottoms  米国特許第3,000,94
7号(1961) ] が知られているが、多口の溶媒を必要としたり、高純度
の光学活性体を得るためには数回の再結晶を必要とする
ため収量が少ない等工業的には多くの問題点を有してい
る。従って、高収率で、しかも簡便なく±)−1−(1
−ナフチル)エチルアミンの光学分割法が望まれている
[発明の目的] 本発明は、高収率で、しかも廉価かつ簡便に工業的規模
で生産可能な(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミ
ンの光学分割法を提供することを目的とする。
[発明の構成] 本発明者らは、上記目的に沿って、種々検討した結果、
光学活性なチアゾリジン−4−カルボン酸を光学分割剤
として用いると、使用する溶媒も少なく、高収率で容易
に高純度な光学活性なく+)または(−)−1−(1−
ナフチル)エチルアミンが得られることを見出し、本発
明に至ったものである。
すなわち本発明は、溶媒中において、(±)−1−(1
−ナフチル)エチルアミンと光学活性なチアゾリジン−
4−カルボン酸により形成される2種のジアステレオマ
ー塩を、溶解度差を利用して相互に分離することを特徴
とする(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの光
学分割法にある。
本発明において使用する光学分割剤としてのチアゾリジ
ン−4−カルボン酸は、光学活性なシスティンにホルム
アルデヒドを反応させるだけで容易に得ることができる
。またチアゾリジン−4−カルボン酸はp((4付近の
水溶液に難溶性であるため、光学分割後、容易に反応系
より回収することが可能で競る。
本発明においては、溶媒中に(±)−1−(1−ナフチ
ル)エチルアミンと光学活性なチアゾリジン−4−カル
ボン酸を混合し、加温溶解した後、好ましくは(−)−
1−(1−ナフチル)エチルアミン・L−チアゾリジン
−4−カルボン酸塩または(+)−1−(1−ナフチル
)エチルアミン・D−チアゾリジン−4−カルボン酸塩
の結晶核を加えた後、徐冷する。このようにして形成さ
れた2種のジアステレオマー塩は、溶媒への溶解性が異
なるため、1種のジアステレオマー塩のみが優先的に晶
出する。
この際使用する溶媒は、水やメタノール、エタノール、
1−プロパツール、2−プロパツール、1−ブタノール
、2−ブタノール、アセトン等の有機溶媒を単独あるい
は混合溶媒として用いることが可能であるが、工業的に
は水が特に好ましい。
使用する溶媒量は、溶媒の種類により生成する塩に対し
て適当な倍量を用いればよく、特に限定されるものでは
ないが、例えば水を用いる場合は工業的には 1.0〜
5.0倍量が好ましい。
またM溶性塩を晶出させる温度も溶媒の種類、mにより
、−20〜50℃の範囲で可能であるが、操作上の簡便
さから室温付近が特に好ましい。(±)−1−(1−ナ
フチル)エチルアミンと光学活性なチアゾリジン−4−
カルボン酸とのモル比も、特に限定されるものではない
が、等モル程度ずつ使用することが、最も効率が良く好
ましい。
晶出した難溶性塩は、濾過等の操作により分離し、必要
に応じ、これを再結晶した後、水溶性の塩基で処理し、
遊離したアミンを有機溶媒で抽出する。次に、減圧下で
有機溶媒を留去し、必要があれば蒸留して光学活性な(
+)または(−)−1−(1−ナフチル)エチルアミン
を得る。
fl溶性塩を分離した液は、水溶性の塩基で処理し、分
離したアミンを有機溶媒で抽出した後、溶媒を留去する
ことにより晶出したアミンと反対の光学活性アミンを多
量に含有するアミンを回収できる。
この回収したアミンに最初に使用した光学弁FJ剤と反
対の光学活性を持つチアゾリジン−4−カルボン酸を使
用すれば、同様の操作で最初に得られた光学活性アミン
と反対の光学活性を持つアミンを高純度で取得できる。
[実施例] 次に実施例をあげて本発明を更に具体的に説明する。
哀−」L−■−二り 水25y7に(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミ
ン8,560< 5X10−2モル)とL−チアゾリジ
ン−4−カルボン酸6.66o (5x 10−2モル
)を加え、水浴上80〜90℃に加熱して撹拌しつつ溶
解した。完全に溶解したところで加熱を中止し、20℃
まで徐冷し、そのまま24時間静置した。晶出した結晶
を濾取し、乾燥すると、(−) −1−(1−ナフチル
)エチルアミン・し−チアゾリジン−4−カルボン酸塩
6.3gが得られた。
この結晶に0.5規定の水酸化ナトリウム水溶液501
!を加えて分離する油分をエーテル501!にて2回抽
出した。エーテル層を乾燥後、減圧下で濃縮してエーテ
ルを留去すると、(−) −1−(1−ナフチル)エチ
ルアミン3.59が得られ、収率は40.9%であった
。また、比旋光度[α]gO=−60.3° (C−2
、メタノール)、光学純度は98.6%であった。
友−fl’A2 水251ノに(±)−1−(1−ナフチル)エチルアミ
ン8.56g (5x 10−2モル)とD−チアゾリ
ジン−4−カルボン酸6.66g(5X 10々モル)
を加え、水浴上80〜90℃に加熱して撹拌しつつ溶解
した。完全に溶解したところで加熱を中止し、20℃ま
で徐冷し、そのまま24時間静置した。晶出した結晶を
濾取し乾燥すると、(+) −1−(1−ナフチル)エ
チルアミン・D−チアゾリジン−4−カルボン酸塩6.
1gが得られた。
この結晶を水20CCによって再結晶することにより、
(+)−1−(1−ナフチル)エチルアミン・D−チア
ゾリジン−4−カルボン酸塩5.4gが得られた。
この結晶に0.5規定の水酸化ナトリウム水溶液50言
!を加えて、分離する油分をエーテル501!にて2回
抽出した。エーテル層を乾燥後、減圧下で濃縮してエー
テルを留去すると、(+)−1−(1−ナフチル)エチ
ルアミン3.0gが得られ、収率は35%であった。ま
た、比旋光度[α]r−+62・、0° (C−2、メ
タノール)、光学純度は100%であった。
!−」L工り 水500 xjに(±)−1〜(1−ナフチル)エチル
アミン171.2(1(1モル)とL−チアゾリジン−
4−カルボン酸’133,3Q  (1モル)を加え、
水浴上80〜90℃に加熱して撹拌しつつ溶解した。完
全に溶解したところで(−)−1−(1−ナフチル)エ
チルアミン・し−チアゾリジン−4−カル:パン酸の結
晶核を加え、20℃まで徐冷し、そのまま24時間静置
した。晶出した結晶を濾取し、乾燥すると、(−)−1
−(1−ナフチル)エチルアミン・L−チアゾリジン−
4−カルボン酸塩128gが1与られた。
この結晶128gに1規定の水酸化ナトリウム水溶液5
00 xlを加え、分離する油分をエーテル500 x
iにて2回抽出した。エーテル層を乾燥後、減圧下で濃
縮してエーテルを留去すると、(−)−1−(1−ナフ
チル)エチルアミン71(lが得られ、収率は41.5
%であった。また、比旋光度[α]r=−59,9° 
(C=2、メタノール)、光学純度は98.3%であっ
た。
難溶性塩を濾取した濾液に5規定の水酸化ナトリウム水
溶液130 ylを加え、分離する油分をエーテル50
0 xlにて2回抽出した。エーテル層を乾燥後、減圧
下で濃縮してエーテルを留去するとく+)〜 1−(1
−ナフチル)エチルアミンに冨んだアミン98(lが回
収され、収率は57.8%であった。また、比旋光度[
cr]go−+40,9° (C=2、メタノール)で
あった。
アミンを抽出した2つの水層を混合し、IiI塩酸約9
81dを加えてpHを4に調整した後、減圧下で約40
011まで濃縮し、冷蔵庫内に24時間静置した。
晶出した結晶を濾取し、乾燥すると、L−チアゾリジン
−4−カルボン酸125(lが1qられ、回収率は93
.8%であった。また、比旋光度[α]go−−206
,3”  (C−4,1規定Na0I−1)であった。
回収した(+)−1−(1−ナフチル)エチルアミンに
冨んだアミン98g  (5,72xlo”2モル)に
水340 xiを加え、さらにD−チアゾリジン−4−
カルボン酸76.30  (5,72xlo−2モル)
を加え、水浴上80〜90℃に加熱して撹拌しつつ溶解
した。
完全に溶解したところで加熱を中止し、20℃まで徐冷
し、そのまま24vI間静回した。晶出した結晶を濾取
し乾燥すると、(+)−1−(+−ナフチル)エチルア
ミン・D−チアゾリジン−4−カルボン!!!塩125
gが得られた。
この結晶に1規定の水酸化ナトリウム水溶液500 x
lを加え、分離する油分をエーテル500ylにて2回
抽出した。エーテル饗を乾燥後、減圧下で濃縮してエー
テルを留去すると、(+)−1−(1−ナフチル)エチ
ルアミン681Jが得られ、収率は39.7%であった
。また、比旋光度[αIgO,,。
+ 61,4° (C−2、メタノール)、光学純度は
99.5%であった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の(±)−1−(1−ナフ
チル)エチルアミンの光学分割法によれば、光学的に純
粋な(+)または(−)−1−(1−ナフチル)エチル
アミンが高収率で、しかも廉価かつ簡便に工業的規模で
生産可能であることから、(±)−1−(1−ナフチル
)エチルアミンの分割に好適に利用される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、溶媒中において、(±)−1−(1−ナフチル)エ
    チルアミンと光学活性なチアゾリジン−4−カルボン酸
    により形成される2種のジアステレオマー塩を、溶解度
    差を利用して相互に分離することを特徴とする(±)−
    1−(1−ナフチル)エチルアミンの光学分割法。
JP20534385A 1985-08-06 1985-09-19 (±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの光学分割法 Granted JPS6267052A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20534385A JPS6267052A (ja) 1985-09-19 1985-09-19 (±)−1−(1−ナフチル)エチルアミンの光学分割法
US06/892,059 US4736060A (en) 1985-08-06 1986-08-01 Method for optical resolution of DL-cysteine and (R,S)-1-(1-naphthyl) ethylamine
EP86306024A EP0213785B1 (en) 1985-08-06 1986-08-05 Method for optical resolution of dl-cysteine and (r,s)-1-(1-naphthyl)ethylamine
DE8686306024T DE3668884D1 (de) 1985-08-06 1986-08-05 Verfahren zur optischen trennung von dl-cystein und (r,s)-1-(1-naphthyl)ethylamin.

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JPS6410509B2 JPS6410509B2 (ja) 1989-02-22

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