JPS63931A - 自動車のヒュ−ズ・配電器箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車のヒューズ・配電器箱に関する。

従来の技術 ヒューズ・配電器箱は自動車の全電気設備への配線を集
中的に収容する役割を果たし，エンジンルームにあって
客室とは仕切られたいわゆる収容空間（Ｗａｓｓｅｒｋ
ａｓｔｅｎ）　　の中に収容されていることが多い。こ
のことによって特に，嫌水性のヒューズ・配電器箱の集
中電気設備を、電気的構成要素の機能を損なうような汚
れその他の影響から保護しようとするものである。客室
からも，またエンジン〃−ムからも種々の導線の束がヒ
ューズ・配電器箱に集中しており，ここにおいて個々の
機能要素の制御が行なわれる。

発明が解決しようとする問題点 客室からの導線の引き込みには著しい問題がないのに対
して、エンジンルームからの導線の場合は．収容空間を
通る貫通個所から汚れ，排気ガスなどが侵入しないよう
に、処置を講じることが絶対に必要となる。これは、収
容空間に客室用の暖房・通気装置が取付けられているこ
とが多いためである。

すなわち，導線の組は対応するコネクターにより極めて
小さい穿孔部から客室内のダッシュボードを通り，そこ
から収容空間に引き込まれてヒューズ・配電器箱に接続
される。この場合，導線の貫通部が適切な処置によって
密閉されなければならないという問題点がある。自動車
の電気設備の装備を追加するときにはさらにケーブルの
接続を必要とするが，既存の穿孔部を通してダッシュボ
ードに新たに導線の組を導くことは，多くの場合簡単で
はないため，さらにケーブルの通過部を作らなければな
らないという問題点もある。

本発明の目的は、特にエンジンルームかラノ導線の組の
接続を簡単かつ密閉の問題なしに行うことが可能で，し
かも予定されていなかった導線の組を困難なく追加して
接続できる柔軟性が得られるように、自動車のヒューズ
・配電器箱を構成することにある。

問題点を解決するための手段 このような問題点を屏決するため本発明は，自動車のエ
ンジンルームの内部にあって，この内部から隔離される
とともに客室に隣接する収容窓間の中に配置され，電気
設備の電気消費体および制御配線のための給電線が合流
させられる自動車のヒューズ・配電器箱であって，張り
出し部が備えられ，この張り出し部の寸法に適合するく
り抜き部が収容空間の隔壁に設けられて，このくり抜き
部から前記張り出し部がエンジンルームの方ニ突き出さ
れ、張り出し部の端面に前記給電線のケーブル束を通す
ための複数の切り欠き部が設けられていることを特徴と
する自動車のヒューズ・？２．電器箱を提供する。

作用 このように自動車のヒューズ・配電器箱を構成すると，
収容空間の《りぬき部から出ているヒューズ・配電器箱
の張り出し部は，外部輪郭が一定しているので，極めて
簡単な方法でエンジンルームに対して密閉することがで
きる。

本発明の好適な実施召様においては、ヒューズ゜配電器
箱に設けられて上方が開いた切欠き部に導線を着けたケ
ーブルプッシュや盲プラグを挿入できるようにすること
が可能である。このようにすると，装備の範囲を増大さ
せる場合であっても・はめ込まれる盲プラグを通常のケ
ープμの通過部と同様の構成のものに変えることができ
る。このような配置は著しく組立と保守とが容易である
ことが明らかである。これは穿孔部に導線の組やプラグ
を通す必要をなくせる１こめである。全ての電気設備の
中央集中が可能となる。張り出し部により集中電気設備
の１こめに追加の空間が得られる。

実施例 以下本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。

第１図はエンジンボンネット２をはね上げた状態の乗用
車１を示し、このためエンジンμ−ム３が見Ｌている。

エンジンｐ−ム３は，側方と前方が車体の仕切り壁で閉
ざされており，一方別の隔壁４が客室との仕切りを作っ
ている。隔壁４の前方に位置し、ほぼ工冫ジンルーム３
の幅ニワたる別の隔壁６に閉鎖された領域に．いわゆる
収容空間（　Ｗａｓｓｅｒｋａｓｔｅｎ　）”　７が形
成されている。この収容空間７は特にエンジン〃−ム８
から排気，’／　スｊ！どの汚れが侵入しないように密
閉されている。収容空間７はその位置により、ヒューズ
・配電器箱８の収容に特に適しており，たとえばエンジ
ンν一ムａの中の電気消費体や客室５０皿々な操作・表
示計器から，この収容空間７の中へ種々の導線が接続さ
れている。

第２図から明らかとなるように，ヒューズ・配電器箱８
はほぼ直方体形の箱として構成されており、張り出し部
９を備えている。この張り出し部９は前方の隔壁６に形
成されたくり抜き部１０からエンジンｙ−五８に突き出
ている。くり抜き部１０を形成する隔壁６とヒューズ・
配電器箱８との間に設けられた環状のシー〃材１８は，
ガスや汚れが、このくり抜き部１０を通ってエンジン〜
−ム８から収容空間７に侵入するのを防止する。ヒュー
ズ・配電器箱８は全体として２分割されており，ケース
１４とこのケース１４の土に載せＴこカバ−１５とから
なっている。ここにも両者の間に環状のシール材２０が
設けられている。

客室５からヒューズ・配電器第８に接続されるケープμ
束１６．１７．１８は，下方から収容空間７に接続され
る。これらのケープル束１６　，　１７　．　１８は、
客室５に設けられた操作および表示計器、たとえば照明
，１！動ウインドリフター，暖房装置などに給電する。

これらのケープμ束１６　．　１？　，　１８は、適切
な開口部を通してヒューズ・配電器箱８の集中電気設備
へと導かれる。別の環状のシール材４ｌが，この領域で
も汚れの侵入を妨げている。

エンジンルーム３の中に突出するケー７１４の前方の端
面１９は，第８図から第５図までより明らかとなるよう
に、複数の切り欠き部２２　，　２１．　２４を備えて
いる。カバー１５を取り除い１こ後に，各切り欠き部２
２　，　２３　．　２４にはケーグＭプ７　シュ２５　
，　２６がケース１５のとから挿入されている。しかも
それぞれ，と記の切り欠き部２２　．　２３　．　２４
を形成する前記端面四の橡部分を表裏両側から挾み込む
ように構成して一穏のほぞ結合２７を形成している。こ
の１こめ最適のシーＶ効果を得ることができる。

ケ−フｔｖプッシュ２５　．　２６は，二冫ジン〜−五
ａに配置された電気消費体からのケープＶ束２９　．　
８０をヒューズ・配電器箱８の中へ導入する。中央の切
り欠き部２３により，ｇ１気装備を追加するためのケー
プνを導入することができる。導線が設けられていない
場合、ケープルプッシュを百ブラグ２８として敷設する
ことができる。追加の装備が必要となれば，，いつでも
他のものと交換可能で、追加装備の作業は簡単な方法で
行うことができる。

＠４図からさらに明らかとなるように，ケープＶ束２９
　．　８０はプラグ結合８３　．　８４によりヒューズ
．配ｗｌ器箱８の内部の着脱可能な内部部品８５に接続
される。この内部部品３５はプリントボードにて構成さ
れ．その上には多数のヒューズ３６と継電器３７．８８
とを収容することができる。

客室５からヒューズ・配電器箱８に接続されるケーブル
束１６　，　１７　．　１８を、張り出し部９にはめ込
まれたケーブルプッシュ２５　．　２６を通りエンジン
Ｎ一ム８の中に導入してもよい。あるいはエンジン〃−
ム８から集中電気設備に接続される導管と連結しても良
い。

し１こがって，ヒューズ・配ヱ器箱８は、追加装備に関
して著しく柔軟に構成されており，その他に組立てや保
守の作業において有利である。全ての集中電気設備の統
合は従って同じく特に簡単な方法で実施することができ
る。さらに統合された部材８６　，　３７　，　２１８
の最適の保護が確保される。

＠２図に示した実施例の別の構成では，支持部として構
成されたヒューズ・配電器箱８を、ほぼエンジンＭ−五
３の幅にわたって設けられた隔壁６の強度を高めるため
に使用することも考えられる。この目的のため、第２図
に仮想線によって略示されているように、ねじ４２ある
いは同等の働きをする結合手段を用いて，両部材６．８
を連結して強度を増すことができる。ヒューズ・配電器
箱８はこのことによって，その前方の端面が充分隔壁６
と密接することになる。シーＶ材１３はこのため，場合
によっては必要なくなる。

発明の効果 以上述べたように本発明によれば，収容空間の中に設け
られたヒューズ・配電器箱の張り出し部を、この張り出
し部の寸法に適合させて収容空間の隔壁に設けられたく
り抜き部よりエンジンルームに突き出させ、この張り出
し部の端面にケープＭ束を通すための複数の切り欠き部
を設けたことによって，エンジンルームから導入するケ
ープμの接続が簡単かつシールの問題な《行なうことが
可能で、さらに予定されていなかったケーブルの追加が
、穿孔ならびにシールなどの必要な《行なうことができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は，収容空間の中に配置された本発明によるヒュ
ーズ・配電器箱を備丸た自動車の斜視図、＠２図は一部
を断面した本発明によるヒューズ・配電器箱の斜視図，
第８図は，第２図におけるカバーを取り除いた矢視鳳方
向の正面図，第４図は，第８図の平面図，第５図は，第
８図の側面より見たケープ〃プッシュの拡大図である。 １・・・自動車（乗用車冫、８・・・エンジンＶ−ム，
５・・・客室．　６−７％，，１１．　７　・・・収容
空間（　Ｗａｓｓｅｒｋａｓｔｅｎ　）．８・・・ヒュ
ーズ・配電器箱，９・・・張り出し部，１０・・・くり
抜き部、１６．１７．１８，２９．１０−　ケープμ束
，１９・・・端面．　２２　．　２８　．　２４・・・
切り欠き部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、自動車のエンジンルームの内部にあつて、この内部
   から隔離されるとともに客室に隣接する収容空間の中に
   配置され、電気設備の電気消費体および制御配線のため
   の給電線が合流させられる自動車のヒューズ・配電器箱
   であつて、張り出し部（９）が備えられ、この張り出し
   部（９）の寸法に適合するくり抜き部（１０）が収容空
   間（７）の隔壁（６）に設けられて、このくり抜き部（
   １０）から前記張り出し部（９）がエンジンルーム（３
   ）の方に突き出され、張り出し部（９）の端面（１９）
   に前記給電線のケーブル束（１６）（１７）（１８）（
   ２９）（３０）を通すための複数の切り欠き部（２２）
   （２３）（２４）が設けられていることを特徴とする自
   動車のヒューズ・配電器箱。 ２、ケーブル束（１６）（１７）（１８）（２９）（３
   ０）を支持するために、切り欠き部（２２）（２３）（
   ２４）の中へケーブルブッシュ（２５）（２６）がはめ
   込まれていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に
   記載の自動車のヒューズ・配電器箱。 ３、はめ込まれたケーブルブッシュが盲プラグ（２８）
   であることを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載の
   自動車のヒューズ・配電器箱。 ４、切り欠き部（２２）（２３）（２４）は上方が開放
   され、この切り欠き部（２２）（２３）（２４）を形成
   する前記端面四の縁部分が、ケーブルブッシュ（２５）
   （２６）および盲プラグ（２８）の表裏の側縁部分どう
   しの間に挾み込まれるように構成されて、一種のほぞ結
   合（２７）が形成されていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項から第３項までのいずれかに記載の自動車
   のヒューズ・配電器箱。 ５、張り出し部（９）を突き出すために設けられたくり
   抜き部（１０）の領域の隔壁（６）の部分とヒューズ・
   配電器箱（８）との間にシール材（１３）が配置されて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の自
   動車のヒューズ・配電器箱。 ６、ケース（１４）とこのケース（１４）の上に載せら
   れるカバー（１５）とからなる二分割体として構成され
   、ケース（１４）とカバー（１５）との間にシール材（
   ２０）が設けられ、ケース（１４）の内部には着脱可能
   な内部部品（３５）が設けられ、この内部部品（３５）
   は複数のヒューズ（３５）および継電器（３７）（３８
   ）が配置されたプリントボードより構成され、内部部品
   （３５）にケーブル束（２９）（３０）がプラグ結合（
   ３３）（３４）により接続されていることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項に記載の自動車のヒューズ・配電
   器箱。 ７、乗客室（５）からのケーブル束（１６）（１７）（
   １８）を、張り出し部（９）の中にはめ込んだケーブル
   ブシュ（２５）（２６）を介してエンジンルーム（３）
   の中へ導くことができるように構成されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第２項に記載の自動車のヒュー
   ズ・配電器箱。 ８、隔壁（６）の強度を高めるために、隔壁（６）にね
   じ（４２）または同等の働きをする結合手段によつて固
   定されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に
   記載の自動車のヒューズ・配電器箱。