JPS6387339A - 自動車用ドアミラ−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、側方への張出しを抑えた自動車用ドアミラー
装置に関する。

従来の技術 自動車用ドアミラー装置は、基本的には、車両側部材の
支柱にケースを回動自在に支承し、このを第４図に示し
て、より具体的に説明する。車両側部材（１）の支柱（
２）にロアケース（３）を固定する。ケース（３，４）
とフレーム（５）にミラーボデー（６）を固定させる。

アッパケース（４）内には、モータ（７）及び減速機構
（８）を配し、減速機構（８）のＱ終ギヤ（９）を、支
柱（２）に軸支した駆動ギヤ（１０）に噛合せる。

駆動ギヤ（１０）は、一端がロアケース（３）の内壁に
着座したスプリング（１１）の付勢力を受けるトルクリ
ミッタ−（１２）と結合され、ミラーボデー（６）に大
きな外力が作用すると、トルクリミッタ−（１２）がす
べる。このため、手動によるミラーボデー（６）の位置
の変化が可能となる。

モータ（７）に通電すると、モータ（７）が回転し、モ
ータの入力軸の回転を減速機構（８）で減速し、最終ギ
ヤ（９）を回転させる。最終ギヤ（９）の回転は、これ
と噛合う駆動ギヤ（１０）を回転させようとするが、駆
動ギヤ（１ｏ）がトルクリミッタ−（１２）により支柱
（２）に固定関係し、保持されているので、駆動ギヤ（
１０）は回転せず、最終ギヤ（９）が駆動ギヤ（１ｏ）
まわりに公転することになる。この結果、ケース（３，
４）、フレーム（５）及びボデー（６）が一体となって
支柱（２）まわりを回動することになる。尚、フレーム
（５）内のアクチュエータユニットによりミラー伽左右
及び上下方向の傾動が可能であるが、ここでは、その説
明を省略する。

ボール（１３）は車両側部材（１）とロアケース（３）
との間に配され、ロアケース（３）の車両側部材（１）
に対する位置決め及びロアケースの円滑な動きを確保す
るのに有効である。

本発明が解決しようとする問題点 最近のミラー装置は、空気抵抗及び風切り音を低減させ
る目的のために、第１図にＡで示す如く空間をとる。こ
の空間（Ａ）の設置は、その分だけミラーボデー内の取
付空間を減少させることになり、必然的に、支柱や減速
機構及びミラーアクチュエータを側外方に移動させ、装
置の重心位置を車両側部材から側遠方へと離すことにな
る。従って、ミラー装置に作用する外力は車両側部材の
支柱とケースとの保持部に大きな負荷を与えることにな
り、この部分を破損させ易い。

それ故、本発明は、前述した従来技術の不具合を解消さ
せることを解決すべき問題点とする。

問題点を解決するための手段 本発明者は、前述した問題点が、支柱まわりにコンプレ
ッションスプリングを配しているので、コンプレッショ
ンスプリングの半径分だけ、スプリングが常に支柱の側
方に延在することに要因していることに着目した。即ち
、スプリングの取付を改良することで、少なくとも、従
来のスプリングの半径分に相当する寸法だけ、ミラー装
置の側外方への張出しを抑えることが可能であることに
着目して本発明を提供する。より具体的には、本発明は
、支柱まわりに少な（とも３個のスプリングを等角に配
し、内２個へスプリングの中心を結ぶ線が支柱と減速機
構の軸心を結ぶ線に対して略直角となるようにする手段
を、本発明は採用する。

作用 支柱の側外方にスプリングがないので、減速機構を支柱
寄りに配することが可能となり、ミラー装置の重心を車
両側部材に近付けることが可能となる。

実施例 第１−３図を参照する。車両側部材（２１）の下部のベ
ース（２２）に支柱（２３）を重設させる。この支柱（
２３）にロアケース（２４）とアッパケース（２５）と
を支承させ、アッパケース（２５）に、ミラーアクチュ
エータユニット（２７）を含むフレーム（２６）を固定
する。ケース（２４，２５）及びフレーム（２６）にミ
ラーボデー（２８）を固定する。支柱（２３）の下部側
にロアケース（２４）を、又、その上部側に（３３）、
最終ギヤ（３４）、並びに駆動ギヤ（３５）及びスプリ
ング（３６）が配される。駆動ギヤ（３５）は、支柱（
２３）にキー止めされ、リングにて上方への抜けを防止
し、且つプレート（３７）を介してスプリング（３６）
の付勢力を受け、駆動ギヤ（３５）の下方への動きを阻
止すると共に、ケース（２４，２５）のベース（２２）
への保持力を高める。スプリング（３６）は、又、ロア
ケース（２４）をベース（２２）方向へ押圧する。ベー
ス（２２）側のカムプレート（３７“）にロアケース２
４側のボール３８を着座させる。

スプリング３６は、第２図に示すように支柱２３まわり
に３個等間隔に配される。これは、支柱２３と第１軸３
９との間の寸法を短縮するのに有効である。

モータ２９に通電すると、モータ２９の水平軸まわりの
回転運動は、ウオームギヤ４０等を用いて垂直軸まわり
の回転運動に変換し、この回転運動を偏心ギヤ３２に伝
達する。　偏心軸部を有する偏心ギヤ３２の回転は、ロ
アーケース２４に固定され、たとえば、ｎ−１の歯数の
内歯ギヤ５０に内接噛み合いしている、ｎ−３の歯数の
外歯ギア３１をｎの歯数の内歯ギヤ３０まわりに回転さ
せ、外歯ギヤ３１と内歯ギヤ３０との噛み合い点を、順
次周方向に移動させ偏心ギヤ３２の１回転にて、内歯ギ
ヤ３０の歯１つ分だけずらすことになり、外歯ギヤ５０
に対し、内歯ギヤ３０が歯１つ分だけ第１軸３９まわり
に、モータの回転方向に応じて、回転することになる。

　内歯ギート３０の減速された回転は、クラッチ３３を
介して、最終ギヤ３４に伝達される。最終ギヤ３４と噛
合う１．　　駆動ギヤ（３５）が支柱 （２３）にキー止めされているので、最終ギヤ（３４）
の回転は、該ギヤ（３４）そのものを駆動ギヤ（３５）
まわりに公転させることになり、第１の軸（３９）の両
端がケース（２４，２５）に支持されているので、ケー
ス（２４，２５）、フレーム（２６）及びボデー（２８
）が一体となって支柱（２３）まわりに回動することに
なる。

尚、（４１）は電線でモータ（２９）及びアクチュエー
タユニット（２７）に電流を流す。かくして、車両側部
材（２１）とミラーボデー（２８）との間のＡの如き空
間をとっても、ミラーボデー（２８）内に、ボデー駆動
用装置並びにミラーアクチュエータユニノ）（２７）の
配置が可能となる。

第キ図に示す例は、第１の軸（３９）まわりのクラッチ
（３３）（第１図参照）に代えて、支柱（３３）まわり
にトルクリミッタ−（４２）を配している。本例では、
最終ギヤ（３４）を内歯ギヤ（３卓）と一体に形成し、
支柱（２３）に軸支された駆動ギヤ（３５）に最終ギヤ
（３４）を噛合せる。駆動ギヤ（３５）はリングにより
抜は止めされたカムプレートを有するトルクリミッタ−
（４２）とスプリング（３６）の付勢力を受けて係合し
、所定回転トルク以上の回転トルクが駆動ギヤ（３５）
に作用しない限り、駆動ギヤ（３５）歯ギヤ（３１）を
して、第１図と関連して説明した如く、内歯ギヤ（３０
）を１／ｎ回転に減速させる。減速された回転は、最終
ギヤ（３４）をして、駆動ギヤ（３５）を回転させよう
とする。しかし、駆動ギヤ（３５）がトルクリミッタ−
（４２）により支柱（２３）に固定されているので、最
終ギヤ（３４）力」駆動ギヤ（３５）まわりに自転しな
がら公転することになり、ミラー装置を支柱（２３）ま
わりに回転させ、ミラーの位置を変える。尚、ミラー装
置が回動している時、プレート（３７）が駆動ギヤ（３
５）に対し滑ることになる。又、支柱（２３）とケース
（２４゜２５）が凍結しても、駆動ギヤ（３５）に所定
回転トルク以上の回転トルクが駆動ギヤ（３５）に作用
することになり、トルクリミッタ−（４２）により、駆
動ギヤ（３５）が支柱（２３）に対し回転し、ミラー装
置を回転させず、モータ（２９）への過ｆＬ荷を防止し
ている。

アッパケース（２５）は断面略Ｕ字状をなして側方に延
在する形で、ロアケース（２４）と共に、両者間にモー
タ（２９）や減速機構を組込むに充分な空間を作る。ロ
アケース（２４）とアッパケース（２５）は、支柱（２
３）に対する保持部分を充分大きくとり、保持スパンＬ
２を従来の１−　。

（第４図参照）より大とさせることができる。

支柱（２３）に並設させる軸（３９）に遊星ギヤ（３０
，３１，す幸）からなる減速機構を配しているので、ア
ッパケース（２５）へと支柱（２３）を延在させるため
の障害はない。

第２図に示す如く、スプリング（３６）は、支柱（２３
）まわりに、少なくとも３個、内２個のスプリング（３
６）の中心線を結ぶ線が、支柱と減速機構の軸心とを結
ぶ線に対して略直角となるように配す。この結果、支柱
に減速機構を接近させ得る。

効果 本発明では、等間隔に少なくとも３個のスプリングを配
設するので、ロアケースを支柱まわりに安定的に付勢さ
れることとなり、ロアケースが支柱に対して傾かずロア
ーケースの回転が円滑となる。

また、支柱と並設して減速機構を配置させ得るので、支
柱の上部にアッパケースの頂壁を配することが可能とな
る。このため支柱の上部をアッパケースに軸支させ、支
柱に対し、アッパケースとロアケースとを共に支承させ
、ケースを支柱に２点支持させ得る。これは、支柱とケ
ースとの間のこじれを無くす。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一例の断面図、第２図は第１図の矢視
■−■よりみた断面図、゛第３図は本発明の別の例を示
す部分断面図、第４図は従来例を示す断面図である。 図中：　　２１−一一一−〜・車体側部材、２３−・−
・−支柱、 ２４−・・・−ロアケース、 ２５・・・・・−アッパケース、 ２８−−−−−−−ミラーボデー、 ２９−・−・・−モータ、 ３０−−−−−−一内歯ギャ、 ３１−・・−・−外歯ギヤ、 ３２・・・−・−偏心ギヤ、 ３４−・−・−・−最終ギヤ、 ３５−−−−−−一駆動ギヤ、 ３６・−・・−スプリング。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）車両側部材の支柱に支承されるロアケース、該ロ
   アケースに固定されるアッパケース、該両ケース内の空
   間に収容されたモータ及び減速機構、該減速機構の最終
   歯車と噛合い且つ前記支柱に保持された駆動ギヤ、該駆
   動ギヤを上方に且つ前記ロアケースを下方に付勢するス
   プリングとを有する自動車用ドアミラー装置において、
   前記スプリングを前記支柱まわりの等角位置に少なくと
   も３個、内２個の中心を結ぶ線が前記支柱と前記減速機
   構の軸心を結ぶ線に対して略直角となるようにすること
   を特徴とする自動車用ドアミラー装置。