JPH0355455Y2 - - Google Patents

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JPH0355455Y2
JPH0355455Y2 JP367186U JP367186U JPH0355455Y2 JP H0355455 Y2 JPH0355455 Y2 JP H0355455Y2 JP 367186 U JP367186 U JP 367186U JP 367186 U JP367186 U JP 367186U JP H0355455 Y2 JPH0355455 Y2 JP H0355455Y2
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gear
gears
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gearbox
seat
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車シート等に使用されるシー
トリフター装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種リフター装置としては、第11図
に示すように、シートのフレーム1と基板2とを
リンク100,101で繋ぎ、一方のリンク10
1に噛合歯102を形成し、フレーム1にこの噛
合歯102に噛み合う歯車103を回転可能に取
付けたものが知られている。歯車103を回転軸
104で回転させるとリンク101の上端が上昇
したり下降したりするようになつている。
〔解決しようとする問題点〕
第11図に示す従来例では、フレーム1は水平
状態で上昇並びに下降するだけであり、前端部を
下端部よりも高くしたりあるいはその逆にするこ
とは出来なかつた。従つて、着座者の好みや体型
に応じた最適のドライビングポジシヨンを実現す
ることは出来ないのであつた。
そこで、この考案は、フレームが水平状態で単
に上昇並びに下降するのみならず上端部のみある
いは下端部のみを他方に比べて高くすることも出
来るシートリフター装置を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この考案は、シー
トのフレームに2本の回転軸を同一軸線上に設
け、各回転軸の軸周面にネジ部を形成し、各ネジ
部に夫々ナツト部材をねじ込み、各ナツト部材に
夫々リンクの上端を回動可能に取付け、各リンク
の下端を基板に回動可能に取付け、各回転軸の互
いに向き合つた端部に従動歯車を夫々固着し、各
従動歯車に第1及び第2歯車を噛み合わせ、第1
及び第2歯車に夫々第1歯車機構と第2歯車機構
を設け、操作軸に設けた駆動歯車を第1及び第2
歯車機構の両方又は選択的に噛合うように設け、
第1又は第2歯車機構のいずれかに第1又は第2
歯車の回転を逆転させる機構を設けたものであ
る。
〔作用〕
この考案において、回転軸を一方向に回転させ
ていくと夫々のナツト部材が互いに近づく或いは
互いに遠ざかるさらには周一方向へ移動し、種々
のポジシヨンを実現することが可能となる。
〔実施例〕
以下にこの考案の好適な実施例を図面を参照に
して説明する。
第1図において符号1はシート座部3のフレー
ムを示し、符号2は基板を示す。この基板2はシ
ートスライド機構21を構成している。即ちシー
トスライド機構21のアツパーレール2Aを基板
としている。フレーム1の前後に亘つて2本の回
転軸4,5を同一軸線上に設け、各回転軸4,5
の軸周面に夫々ねじ部6,7を形成してある。各
ねじ部6,7には夫々ナツト部材8,9を捩込ん
である。これらのナツト部材8,9には夫々リン
ク10,11の各上端を回動可能に取付けてあ
り、これらリンク10,11の各下端は基板2に
回動可能に取付けてある。2本の回転軸4,5の
互いに向い合つた端部には、第2図に示すような
夫々従動歯車12,13を夫々固着してある。こ
れら従動歯車12,13には第1歯車14及び第
2歯車15が夫々噛み合い、第1歯車14には第
1歯車機構16が設けてあり、第2歯車には第2
歯車機構17が設けてある。そして、操作軸18
に設けた駆動歯車19を第1及び第2歯車機構1
6,17の両方または選択的に噛み合うように設
けてある。又操作軸18には操作ノブ20が固着
してある。第2図に示す各歯車はギアボツクス2
2の中に納めてある。なお、このギアボツクス2
2は、後に説明する各種歯車を収納するばかりで
なく回転軸4,5の端部側を回転自在に支持する
支持手段としても機能しており、回転軸4,5が
図9b,cの如く傾斜しても双方の軸がずれぬよ
うなつており、各種歯車と軸との噛合関係を一定
に保つている。そして第1歯車機構16は、第1
歯車14に固着された歯車16Aと、この歯車1
6Aに噛み合う歯車16Bと、この歯車16Bに
噛み合う歯車16Cと、この歯車16Cに噛み合
い且つ駆動歯車19に噛み合う歯車16Dとから
構成してあり、駆動歯車19は歯車16Aにも噛
み合うようになつている。歯車16B乃至16D
は第1歯車14の回転を逆転させる機構を構成し
ている。即、駆動歯車19が歯車16Aに噛み合
つた状態(第3図点線)で第1歯車14が回転し
ていたときに、この第1歯車14をこれとは反対
方向に回転されるようにするには、駆動歯車19
を後退させて歯車16Dに噛み合せるとよい。第
2歯車機構17は軸長の長い歯車17Aを第2歯
車15に固着してなるものである。歯車16Aと
16Dとは回転中心が同一であることが望まし
く、歯車16A,16D,17Aは同一径のもの
であることが望ましい。また、 各歯車のギア比は、16A:16D=1:1 16A:16B=16D:16C であることが好ましく、また歯車16A〜16D
は同一の大きさであつても差支えない。
次に回転軸4,5の構成の詳細について説明す
る。この図示する実施例では両方とも同一構成な
ので、回動軸4についてのみ第5図及び第6図を
参照にして説明する。ねじ部6の両端には無ねじ
部4A,4Bを形成してあり、一方の無ねじ部4
Aの端部側にはフレーム1が存在し、他方の無ね
じ部4Bの端部には従動歯車12が固着してあ
る。これら無ねじ部4A,4Bにはコイルスプリ
ング23,24が夫々嵌め込んであり、これらコ
イルスプリング23,24のストツパーとしてワ
ツシヤー25,26も嵌め込んである。例えば、
ナツト部材8がねじ部6に捩込まれた状態におい
て、回転軸4を一方向に回転させてナツト部材8
を第5図右手方向へ移動させた時、さらに回転軸
4を回転することによりナツト部材8がねじ部6
からはずれコイルスプリング24を押し付けるよ
うにワツシヤ26を押すこととなる。この状態で
はナツト部材8は空転するだけとなる。逆に回転
軸4を回転させていけば、ナツト部材8がワツシ
ヤ25を押してコイルスプリング23を縮めると
共にねじ部6から外れる。第6図はナツト部材8
に取付けたリンク10を示す。
第7図及び対8図は操作軸18の詳細を示すも
のであり、ギアボツクス22に対し操作軸18が
回動可能に取付けてあり、この操作軸18には2
つの溝部18A,18Bが形成してあり、これら
の溝部18A,18Bにギアボツクス22に取り
付けた板バネ27が嵌り込んでいる。第8図に示
す状態の時駆動歯車19は歯車16D及び17A
に噛み合うこととなり、操作ノブ20を押込んで
板バネ27と溝部18Bとが嵌合した状態では駆
動歯車19が歯車16A及び17Aに噛み合うこ
ととなる。
前述の回動軸4,5に形成されたねじ部6,7
は互いに逆方向となるように形成してある。従つ
て、駆動歯車19が歯車16A及び17Aに噛み
合つた状態(第3図想像線で示す状態)の時に操
作ノブ20を一方向に回動させ操作軸18並びに
駆動歯車19を回転させると第1及び第2歯車1
4,15を介して従動歯車12,13を回転さ
せ、その結果回転軸4,5を回転させ、ナツト部
材8,9を右もしくは左の同一方向へ移動させる
こととなる。従つて第9図a乃至cに図示する如
くシート座部3が水平状態から前端部のみを高く
あるいは後端部のみを高くすることができる。操
作ノブ20を手前に引いて駆動歯車19を歯車1
6D,17Aに噛み合わせた状態で一方向へ回転
させると、シート座部3は水平状態を保つたまま
上下に昇降する(第10図a及びb参照)。
図示する実施例では、2本の回転軸の両端にそ
れぞれ無ねじ部4A,4Bを形成したが、いずれ
か一方の回転軸のみに無ねじ部4A,4Bを形成
してもよいし、或いは両方の回転軸4,5に無ね
じ部を形成しなくても良い。また、第3図に示す
2点鎖線で示す駆動歯車19と実線で示す駆動歯
車19との間、即ち駆動歯車19が歯車17Aの
みに噛み合う状態のみを選択することもできる。
〔効果〕
以上説明したように、この考案によれば、シー
トのフレームの前後に亙り2本の回転軸を同一軸
線上に設け、各回転軸の軸周面部にねじ部を形成
し、各ねじ部に夫々ナツト部材を捩込み、各ナツ
ト部材に夫々リンクの上端を回動可能に取り付
け、各リンクの下端を基板に回動可能に取付け、
各回転軸の互いに向い合つた端部に従動歯車を
夫々固着し、各従動歯車に第1及び第2歯車を噛
み合せ、第1及び第2歯車に夫々第1歯車機構と
第2歯車機構を設け、操作軸に設けた駆動歯車を
第1及び第2歯車機構の両方又は選択的に噛み合
うように設け、第1又は第2歯車機構のいずれか
に第1又は第2歯車の回転を逆転させる機構を設
けたものであるため、1つの操作ノブでシート座
部を水平状態を保つたまま上下に昇降することも
でき、前端部のみを高くあるいは後端部のみを高
くすることもでき、その他着座者の体型や好みに
合つた種々のポジシヨンを容易に実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の好適な実施例を示す側面
図、第2図は回転軸を回転させるための機構部分
を示す斜視図、第3図は第2図の平面図、第4図
は第2図の正面図、第5図は回転軸の構成の詳細
を示す断面図、第6図はナツト部材とリンクとの
関係を示す部分的斜視図、第7図はギアボツクス
と操作軸との関係を示す斜視図、第8図はギアボ
ツクスに操作軸を回転可能に取付けた状態の断面
図、第9図a乃至cはシート座部の動きを説明す
る図、第10図a及びbもシート座部の動きを説
明する図、第11図は従来例を示す斜視図であ
る。 1……フレーム、2……基板、3……シート座
部、4,5……回転軸、6,7……ねじ部、8,
9……ナツト部材、10,11……リンク、1
2,13……従動歯車、14……第1歯車、15
……第2歯車、16……第1歯車機構、17……
第2歯車機構、18……操作軸、19……駆動歯
車、22……ギアボツクス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートのフレームの前後に亙り2本の回転軸を
    同一軸線上に設け、 これらの回転軸の互いに向き合つた端部側をギ
    アボツクスによつて回転自在に支持し、 各回転軸の軸周面にねじ部を形成し、 各ねじ部に夫々ナツト部材をねじ込み、 各ナツト部材に夫々リンクの上端を回動可能に
    取付け、 各リンクの下端を基板に回動可能に取付け、 各回転軸の互いに向き合つたギアボツクス内の
    端部に従動歯車を夫々固着し、 各従動歯車に第1及び第2歯車を噛み合わせ、 第1及び第2歯車に夫々第1歯車機構と第2歯
    車機構をギアボツクス内に設け、 操作軸に設けた駆動歯車を第1及び第2歯車機
    構の両方又は選択的に噛み合うように設け、 第1又は第2歯車機構のいずれかに第1又は第
    2歯車の回転を逆転させる機構をギアボツクス内
    に設けたことを特徴とするシートリフター装置。
JP367186U 1986-01-14 1986-01-14 Expired JPH0355455Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP367186U JPH0355455Y2 (ja) 1986-01-14 1986-01-14

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JP367186U JPH0355455Y2 (ja) 1986-01-14 1986-01-14

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JPS62115235U JPS62115235U (ja) 1987-07-22
JPH0355455Y2 true JPH0355455Y2 (ja) 1991-12-10

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