JPS6373495A - 硬貨排出チエツク方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は例えば自動硬貨払戻装置などの硬貨保留部にお
ける硬貨排出チェック方式において、硬貨排出手段の開
閉の検出器を設けることにより硬貨の誤排出や排出装置
の誤動作を確認可能としたものである。

〔産業上の利用分野〕

本発明は自動硬貨払戻装置などの硬貨保留部の硬貨排出
手段に検出器を設けている硬貨排出チェック方式に関す
る。

硬貨保留部は硬貨放出機により排出された硬貨を一時貯
留し、これを客側とリジェクト側に排出するものである
。

従って、硬貨の誤排出や排出手段の誤動作があった場合
これを確実に検知して客との対応を迅速に行うことが要
求される。

〔従来の技術〕

従来、この種の自動硬貨払戻装置１００は第４図に示す
ような構造となっている。図において４は硬貨放出機、
５は該硬貨放出機４より排出された硬貨を受けて一時貯
留するための硬貨保留部、６は客側硬貨排出口通路、７
はリジェクト側硬貨箱である。硬貨保留部５には硬貨Ｍ
を客側またはりジエリト側に排出するために、各専用の
排出レバーＩＡ、１／’１’と、該排出レバーＩＡ、Ｉ
Ａ’をリンク機構により駆動する可動レバー１０，１０
′と、該可動レバー１０．１０’を動作させるマグネッ
ト式プランジャＩＩＡ、ＩＩＡ’とが夫々対称形に設け
られていて、硬甜保留部５に排出された硬貨Ｍに不良硬
貨等が混入した場合はりジエリト側のマグネット式プラ
ンジャ１１Ａ′の作動によりリジェクト側の排出レバー
ＩＡ’を開き硬貨Ｍをリジェクト箱７へ排除し、反対に
硬貨保留部５へ排出された硬貨に異常が認められなけれ
ば客側のマグネ７）式プランジャ１１Ａを作動させて客
側の排出レバーＩＡを開き、硬貨を客側硬貨排出口通路
６へ排出させるように構成されていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来の硬貨保留部５における硬貨の排出は、単にマ
グネット式プランジャＩＩＡ、ＩＩＡ’に連結された可
動レバー１０．１０’および該可動レバー１０．１０’
に連結された排出レバーＩＡ。

ＩＡ’を作動させて行う方式であった為、次のような問
題が生じていた。

（１１マグネットの動作不良でこれに連結された各レバ
ーが作動せず硬貨の排出が正常に行われなかった場合や
、マグネットが正常に動作しているにも拘わらず各レバ
ーが動作不良を起こして硬貨が排出されない場合、これ
を検出してチェックする手段が設けられていなかったた
め、客との対応が遅れてトラブルを起こす原因となって
いた。

（２）客側またはりジエリト側に排出されるべき硬貨が
逆に入ってしまってもこの確認ができなかった。

（３）上記ｆ１）、　（２１の障害箇所が何れにあるの
かの区別ができなかった。

本発明は上記問題点を解決するために創案されたもので
、従来技術に大幅な設計変更を施こすことなく、硬貨保
留部からの硬貨の誤排出や排出装置の障害などの異常を
確実に検知することが可能な硬貨排出チェック方式の提
供を目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の原理説明用のブロック図である。本発
明の上記目的を達成するための具体的手段は、硬貨保留
部の硬貨排出手段１にその開閉を検出する検出器２を設
け、排出指令に対して前記硬貨排出手段１が正常に排出
動作したか否かを検知することを特徴とする硬貨排出チ
ェック方式である。

〔作用〕

硬貨排出手段１の開閉動作を検出器２が検出することに
より、排出指令に対する排出動作の結果を一定時間後チ
ェックすることが可能になる。すなわち、排出指令によ
り硬貨排出手段１が動作すれば動作時間後には開閉がな
され、この開閉を検出器２により検知した後、正常／異
常検知手段などにより一定時間経過後に排出指令に対す
る開閉結果を比較照合すれば、硬貨の誤排出又は排出装
置の障害を確実に検知することができる。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

第２図は自動硬貨払戻装置に本発明の硬貨排出チェック
方式を用いた例である。なお、従来と同一構成の部材は
同一符号を用いて説明する。第２図において自動硬貨払
戻装置３は従来と同様、硬貨放出機４、硬貨保留部５、
客側硬貨排出口通路６、リジェクト側硬貨箱７、レール
８およびテーブル９を主要部として構成されており、硬
貨放出機４内に貯留された硬貨は随時その所要金額分を
下方の硬貨保留部５へ排出するようになっている。

硬貨保留部５には、硬貨Ｍを前記客側硬貨排出口通路６
又はりジエリト側硬貨箱７の何れかに排出するための硬
貨排出手段が夫々設けられていて、この硬貨排出手段は
客側およびリジェクト側に硬貨を排出するために、排出
レバー１八、ＩＡ′と、該排出レバーＩＡ、ＩＡ’の開
閉を司る可動レバー１０．１０’と、該可動レバー１０
．１０’を動作させるマグネット式プランジャＩＩＡ、
１１Ａ′とから構成されている。可動レバー１０．ｌＯ
′は、一端（下端）がピン１２．１２’により回動可能
に軸支され、他端（上端）はマグネット式プランジャＩ
ＩＡ、ＩＩＡ’のプランジャロッドＩＩＢ、ＩＩＢ’に
連結された構造となっており、前記排出レバーＩＡ、Ｉ
Ａ’の上端部と可動レバー１０．１０’とはビン１３．
１３’の遊嵌をもって連結されている。そして排出レバ
ーＬＡ。

ＩＡ’はピン１４．１４’を支点として回動し、互いに
閉じられた状態においては夫々略くの字形に屈曲形成さ
れている当該レバーＩＡ、ＩＡ’間に硬貨Ｍの保留部と
なる空域部Ｃが形成されるようになっている。

ところで、排出レバーＬＡ、ＩＡ’の先端部には、詳細
を第３図に示すように逆り字状に屈曲された検出部材Ｉ
Ｂ、ＩＢ’が固着されており、又硬貨保留部５の下部に
は検出器である客側のフォトセンサ２とリジェクト側の
フォトセンサ２′が夫々設けられていて、各排出レバー
ＩＡ、ＬＡ’が閉じられた状態では夫々の検出部材ＩＢ
、ＩＢ’が各フォトセンサ２，２′の空間部に遊挿され
てフォトセンサの検出用の光を遮り、ある程度間いて硬
貨が排出可能な状態では前記光を検出し得ろように構成
されている。このフォトセンサ２，２′は夫々タイマー
１５．１５’のリセット入力に接続されている。タイマ
ー１５または１５′は排出指令があった側がセットされ
て計時を開始し、リセット入力がなければ一定時間後タ
イムアップ信号を出力する。一定時間以前にフォ）・セ
ンサ２゜２′が排出レバーＩＡまたはＩＡ’の開動作を
検知するとセットされたタイマーはタイムアツプ信号を
出力することなくリセット状態となる。上記の一定時間
は排出指令があってから排出レバーＩＡ、ＩＡ’が排出
可能に開くまでの時間に余裕を加えて決定される。従っ
てそのタイムアンプ信号は排出指令があっても指定され
た硬貨排出手段が正常に排出動作をしなかった異常信号
を表わすことになる。

次に本実施例の作用を説明する。

リジェクト側へ硬貨Ｍが排出される場合は、硬貨保留部
５内に誤って不良硬貨が混入したり客側に払戻しするべ
き金額に増減が生じている場合であって、この場合リジ
ェクト側の排出レバーＩＡを開くように排出指令を出す
。すなわち、この排出指令が出されるとりジエリト側の
マグネット式プランジャ１１Ａ′が作動され、それまで
突出していたプランジャロッド１１Ｂ′を吸引して該ロ
ンド１１Ｂ′に連結してなる可動レバー１０′を動作さ
せ、これにより排出レバーＬＡ’を開いて硬貨Ｍをリジ
ェクト側硬貨箱７へ排出する。この時、マグネット式プ
ランジャ１１Ａ′や各レバーＩＡ’、１０′に動作障害
が生じて排出レバーＩＡ′が開かれなかった場合、動作
時間を過ぎてもフォトセンサ２′による排出レバーＩＡ
’の動作が検出されないので、タイマー１５′により一
定時間経過後に異常が検出される。又、リジェクト側の
排出指令が発せられているにも拘らず、誤って客イ１ｌ
ｊｌの排出レバーＩＡが開き、客側に硬貨Ｍが排出され
てしまったような場合においても上記と同様にリジェク
ト側則のフォトセンサ２′によるリジェクト側排出レバ
ー１八′の量検出が行われないことから異常が確実に検
知され、このとき客側の排出レバーＩＡの量検出がなさ
れるので、これを保持しておけば故障状態の解析が容易
になる。

次に排出動作が正常に行われても排出レバーＩへ′が開
いたままの異常状態になることもあり得るが、この場合
も排出指令がなくなった後、同一のタイマー１５′また
は図示しない他のタイマーを起動してフォトセンサ２′
からの排出レバー閉信号によってリセットを行なうよう
にすれば、そのタイムアツプ信号により次回における異
常な排出動作を未然に防止することができる。

一方、リジェクト側排出レバーＩＡ’が正常に動作して
いる場合は、タイマー１５′による異常信号の出力以前
にフォトセンサ２′により排出レバーＬＡ’の開動作が
検出されることから、硬貨Ｍのリジェクト側排出が正常
に行われていることが確認できる。客側への硬貨排出指
令が発せられた場合、上記とはりジエリト側と客側か逆
になる以外同様なので説明は省略する。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
発明の思想を逸脱しない範囲内において改変並びに種々
の実施態様が可能なことは勿論である。例えば本実施例
では検出器にフォトセンサを用いたが、容量変化検出型
近接センサ、電磁誘導形センサまた簡易にはリミットス
イッチなどを用いても良い。さらにタイマーは排出動作
が正常か否かの検知手段の一例であり、カウンタなどを
ハードウェアないしソフトウェアにより構成して種々の
正常／異常の論理判断を行なうことでも良い。

〔発明の効果〕

以上の説明によって明らかなように、未発明の硬貨排出
チェック方式を例えば従来の自動硬貨払戻装置の硬貨保
留部に用いることにより、大幅な設計変更を施すことな
く硬貨の排出状態を確実に確認できる。又硬貨の誤排出
や排出装置に障害が起きてもその対応を迅速に行うこと
ができるので客とのトラブルも未然に防止でき、又誤排
出がチェックされることから払戻装置に対する信頼性が
高まる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明するブロック図、第２図は
本発明を自動硬貨払戻装置に用いた実施例、 第３図は排出レバーと検出器との関係を示す実施例の斜
視図、 第４図は従来例の自動硬貨払戻装置である。 図中、 １・・・硬貨排出手段 ＩＡ、ＩＡ’・・・排出レバー ２．２′・・・フォトセンサ（検出器）５・・・硬貨保
留部 １０．１０’・・・可動レバー １１Ａ、ＩＩＡ　’・・・マグネット式プランジャ１５
．１５’・・・タイマー である。 第１図 庵た明と自動、硬貨ら、栗Ａ買１；用・、・五亥と１チ
】１第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 硬貨保留部の硬貨排出手段（１）にその開閉動作を検出
   し検出出力を行なう検出器（２）を設け、排出指令が出
   たあとに前記硬貨排出手段（１）が排出指令に対応した
   前記検出器（２）が検出出力を行なうか否かを検知し、
   硬貨排出が正常になされたか否かを判定することを特徴
   とする硬貨排出チェック方式。