JPH08249511A - 硬貨処理装置 - Google Patents

硬貨処理装置

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Publication number
JPH08249511A
JPH08249511A JP7083147A JP8314795A JPH08249511A JP H08249511 A JPH08249511 A JP H08249511A JP 7083147 A JP7083147 A JP 7083147A JP 8314795 A JP8314795 A JP 8314795A JP H08249511 A JPH08249511 A JP H08249511A
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JP
Japan
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coin
coins
residual amount
applicable
processing device
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Application number
JP7083147A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Yamada
宏和 山田
Koichi Fujii
幸一 藤井
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Publication of JPH08249511A publication Critical patent/JPH08249511A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一括貯留部に残留する適用外硬貨等の残留量の
多少に対応して排出動作を切替えることで、適用外硬貨
の排出、選別の信頼性を向上させると共に、内部機構の
保護を図る。 【構成】一括投入された複数の硬貨Cを一括貯留部23
に貯留し、該一括貯留部23の適用硬貨を一枚ずつ取込
み処理すると共に、適用外硬貨等を排出処理する硬貨処
理装置であって、上記一括貯留部23に残留する適用外
硬貨等の残留量を検知する残留量検知手段S1 〜S4
と、上記残留量検知手段S1 〜S4 で検知された残留量
に対応して、上記排出動作を切替える排出動作切替制御
手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば銀行業務にお
いて用いられる現金自動預金支払機に内蔵構成されるよ
うな硬貨処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述の硬貨処理装置は小型コンパ
クトでありながら入出金を可能とする目的で、次の各要
素を備えている。すなわち、硬貨入出口、硬貨分離繰出
し装置、入金硬貨判別装置、金種混合の一時保留部、出
金繰出し装置への搬送振分け装置、出金硬貨の集積およ
び繰出し装置、出金硬貨判別装置などの各要素を備えて
いる。
【0003】しかし、この従来の硬貨処理装置にあって
は、流通硬貨(適用硬貨)以外の記念硬貨や外国硬貨等
の適用外硬貨および異物が投入された場合、その形状が
予測不可能なため、処理装置内部に回収するか或は処理
を停止(取引停止)して係員にその除去を促す手段がと
られており、装置を停止することなく顧客に適用外硬貨
を返却することは困難であった。
【0004】このような問題点を解決するために本願出
願人は既に次の如き構成の硬貨処理装置(特願平6−2
04502号参照)を発明した。すなわち、受皿に一括
投入された複数乃至多数の硬貨を一括貯留部に一時貯留
し、この一括貯留部の適用硬貨を一枚ずつ取込み処理す
ると共に、適用外硬貨等を異物回収箱もしくは上記受皿
に選択的に排出処理する硬貨処理装置である。この装置
によれば返却可能な大きさの適用外硬貨を上述の受皿を
介して硬貨入出口へ返却することができる利点がある反
面、上述の一括貯留部から適用外硬貨を排出、選別する
際の媒体量(残留硬貨量)が多量となる可能性があり、
適用外硬貨処理の信頼性が悪化し、残留量が過多の場合
に強制的に排出処理を実行すると、充分な内部機構の保
護を図ることができない問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、一括貯留部に残留する適用外硬貨等の残留
量の多少に対応して排出動作を切替えることで、適用外
硬貨の排出、選別の信頼性を向上させると共に、内部機
構の保護を図ることができる硬貨処理装置の提供を目的
とする。
【0006】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、一括貯留部に残留す
る適用外硬貨等の残留量が中量の時、連続排出動作から
断続排出動作に切替えることで、排出量の適正化、選別
量の適正化を図って、適用外硬貨の排出、選別の信頼性
をより一層向上させることができる硬貨処理装置の提供
を目的とする。
【0007】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、一括貯留部に残留す
る適用外硬貨等の残留量が多量の時、排出動作を禁止す
ることで、充分な内部機構の保護を達成することができ
る硬貨処理装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、一括投入された複数の硬貨を一括貯留部に貯
留し、該一括貯留部の適用硬貨を一枚ずつ取込み処理す
ると共に、適用外硬貨等を排出処理する硬貨処理装置で
あって、上記一括貯留部に残留する適用外硬貨等の残留
量を検知する残留量検知手段と、上記残留量検知手段で
検知された残留量に対応して、上記排出動作を切替える
排出動作切替制御手段とを備えた硬貨処理装置であるこ
とを特徴とする。
【0009】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記排出動作切替制
御手段は残留量が中量の時、連続排出動作から断続排出
動作に切替える硬貨処理装置であることを特徴とする。
【0010】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記排出動作切替制
御手段は残留量が多量の時、排出動作を禁止する硬貨処
理装置であることを特徴とする。
【0011】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、一括投入された複数の硬貨(適用硬貨および
適用外硬貨を含む)を一括貯留部に貯留し、この一括貯
留部の適用硬貨を一枚ずつ取込み処理すると共に、適用
外硬貨等(記念硬貨、外国硬貨および異物)を排出処理
する硬貨処理装置において、上述の残留量検知手段は上
記一括貯留部に残留する適用外硬貨等の残留量に対応し
て排出動作を例えば連続排出動作、断続排出動作、排出
禁止動作に切替え制御する。
【0012】このため、一括貯留部に残留する適用外硬
貨等の残留量の多少に対応した排出動作が得られ、排出
量の適正化、選別量の適正化が達成されるので、適用外
硬貨の排出選別の信頼性を向上させることができると共
に、内部構造の保護を図ることができる効果がある。
【0013】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の排出動
作切替制御手段は一括貯留部における適用外硬貨等の残
留量が中量の時、排出動作を連続排出動作から断続排出
動作に切替えるので、適用外硬貨の排出、選別の信頼性
をより一層向上させることができる効果がある。
【0014】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の排出動
作切替制御手段は一括貯留部における適用外硬貨等の残
留量が多量の時、排出動作を禁止する。つまり排出動作
を排出禁止動作に切替えるので、強制的な排出処理がイ
ンヒビットされて充分な内部機構の保護を達成すること
ができる効果がある。
【0015】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は硬貨処理装置を内蔵した現金自動預金支
払機11を示し、この現金自動預金支払機11は上部前
面に形成される接客パネルに、取扱い表示器12と、通
帳出入口13と、カード出入口14と、硬貨投入口15
と、紙幣投入口16と、タッチパネル付きCRT等によ
り構成されるタッチ入力表示器17とを備えて各種の取
引を接客対応する。
【0016】上述の取扱い表示器12では「お取扱中」
等の取引状態を表示案内し、記帳時には通帳出入口13
に通帳を挿入して記帳処理し、カードデータ処理時には
カード出入口14にカードを挿入してカードデータ処理
する。また、硬貨取引時には硬貨投入口15に硬貨を投
入/放出して入出金取引処理し、紙幣取引時には紙幣投
入口16に紙幣を投入/放出して入出金取引処理する。
【0017】これら取引時には、取引案内データをタッ
チ入力兼用のタッチ入力表示器17に表示案内し、この
表示案内された所定の取引データをタッチ入力すること
により入力設定している。
【0018】図2は現金自動預金支払機11に内部構成
される硬貨処理装置を示し、この硬貨処理装置は硬貨投
入口15に硬貨Cを投入および取出し許容する開口部上
面をシャッタ21で開閉可能に覆っており、この硬貨投
入口15の下部には断面がC形状の受皿22を設け、こ
の受皿22の下部に一括貯留部としての硬貨取込み部2
3を形成して受皿22上に投入された硬貨Cを反転落下
させて、この硬貨取込み部23で一時貯留し、この貯留
した硬貨を順次一枚ずつ次段の入金鑑別部側へ取込み搬
送すべく構成している。
【0019】この硬貨取込み部23は、取込み方向(図
2の右側)を若干高く傾斜して配設した第1取込みベル
トB1 により受皿22から落下放出された硬貨Cを受止
め、さらにこの第1取込みベルトB1 の取込み側(図2
の右側)の上面には逆転ローラ24を対設し、図3に示
すように、上下に対向する逆転ローラ24と第1取込み
ベルトB1 と、両側の硬貨取込みガイド板31,31と
で囲繞される硬貨取込みスペース32を形成して、硬貨
を取込み許容/規制している。この硬貨取込みスペース
32を通過して、適正な大きさの硬貨は一枚ずつ取込ま
れ、同方向に連設された第2取込みベルトB2 および第
3取込みベルトB3 により次段へと導かれ、投入された
硬貨を合計4つの残留硬貨検知センサS1〜S4の検知
出力に対応して取込み動作する。
【0020】上述の各残留硬貨検知センサS1〜S4が
一定時間経過しても取込み規制されている場合は、標準
硬貨より大きい記念硬貨、外国硬貨あるいは大型異物と
判定し、この時は第1取込みベルトB1 を逆転駆動し、
かつ取込み側と反対位置(図2の左側)に配設した排除
用の開閉ゲート板25をソレノイド26により開動作さ
せて、第1取込みベルトB1 の反対側(図2の左側)よ
り下方に反転落下させ、その落下位置に回収貯留部27
を形成して落下された硬貨を貯留し、この貯留した大き
い硬貨や異物を返却方向(図2の右方向)あるいは回収
方向(図2の左側)へと搬送すべく構成している。
【0021】この回収貯留部27は、略水平に配設した
回収搬送ベルトB4 の搬送面上に、第1取込みベルトB
1 から落下放出された硬貨Cを受止め、この受止めたベ
ルトB4 面上の硬貨Cを一方の返却方向(図2の右方
向)と他方の回収方向(図2の左方向)とに正逆自在に
搬送許容し、返却方向の上面には選別ゲート板28を対
設し、図4に示すように、上下に対向する選別ゲート板
28と回収搬送ベルトB4 と、両側の硬貨取込みガイド
板41,41とで囲繞される硬貨取込みスペース42を
形成して、硬貨を取込み許容/規制している。
【0022】この硬貨取込みスペース42は標準硬貨よ
り若干大きい記念硬貨や外国硬貨を取込み許容する大き
さのスペースに設定し、記念硬貨や外国硬貨等の特定硬
貨のみを取込み許容する。このため、硬貨取込みスペー
ス42を通過して特定硬貨が取込まれ、取込まれた特定
硬貨は同方向に接続された返却搬送ベルトB5 の上面に
導かれて落下し、このベルトB5 の上面に導いた特定硬
貨を傾斜搬送して、元の上部位置の硬貨投入口15に対
応する受皿22内へと返却するように構成している。
【0023】この時、一定時間経過しても取込み規制さ
れている場合は、特定硬貨より大きい大型異物と判定
し、このときは回収搬送ベルトB4 を逆転駆動して、こ
の回収搬送ベルトB4 の反対側(図の左側)より下方に
反転落下させ、その落下位置に配設した大異物回収箱2
9Aに回収処理する。
【0024】また、図5にも示すように、第1取込みベ
ルトB1 と第2取込みベルトB2 の接続部分は、硬貨搬
送方向に硬貨Cの前後両端部を挟持可能な間隔を隔てて
接続し、この搬送路間51に硬貨Cの搬送を阻害しない
程度に、硬貨の挟持搬送面と略直角方向となる上方から
付勢スプリング52で下向きに付勢された三角形状の付
勢ゲート板30を配設している。
【0025】このため、標準寸法の流通硬貨Cを取込み
搬送する場合は、図6に示すように、標準長さを有して
いるため第1取込みベルトB1 から第2取込みベルトB
2 へと確実に挟持されて搬送され、この時の付勢ゲート
板30の付勢力は搬送を阻害しない程度に比較的弱いた
め、流通硬貨Cの場合は安定して取込み搬送される。
【0026】これに対し、図7に示すように、標準寸法
の流通硬貨Cより小さい小異物71の場合は、この小異
物71の先端側が第2取込みベルトB2 に挟持される以
前に、小異物71の後端側が第1取込みベルトB1 から
外れて落下自由状態となり、この自由状態となった小異
物71は付勢ゲート板30の付勢作用を直接受けて、下
方に強制的に付勢除去される。したがって、流通硬貨C
に混じって小異物71が取込まれても、この搬送路間5
1で直ちに排除できる。また、付勢ゲート板30の下方
には排除された小異物71を回収する小異物回収箱29
Bを配設している。図中、B6 は硬貨取込み位置に対設
した取込み挟持ベルトである。
【0027】第8図は硬貨処理装置の制御回路ブロック
図を示し、CPU60は残留量検知手段としての第1乃
至第4の各センサS1〜S4からの出力に基づいて、R
OM61に格納したプログラムに従ってソレノイド2
6、アクチュエータ駆動回路62,63を制御し、その
制御データを読出し可能にRAM65で記憶する。
【0028】この硬貨処理装置は各残留硬貨検知センサ
S1〜S4のように各種のセンサを装置内部の硬貨搬送
経路および硬貨を出入れする各位置に配備し、CPU6
0がこれらのセンサの検知信号に基づいて硬貨の搬送処
理状態を検知し、これに連動させて例えば開閉ゲート板
25を駆動するソレノイド26をON・OFF制御し、
また各ベルトおよびローラの搬送系の駆動モータMを正
逆転駆動する。さらにクラッチ64は各ベルトおよびロ
ーラの搬送系と駆動モータMとの間の動力伝達をON、
OFF制御する。なお駆動モータMの正転、逆転とクラ
ッチ64のON、OFFとの組合わせによる各ベルトB
1,B4,B6および逆転ローラ24の駆動態様を図1
0に説明図で示す。しかも、上述のCPU60は残留量
検知手段としての各センサS1〜S4で検知された硬貨
取込み部23における適用外硬貨の残留量に対応して、
該適用外硬貨(誤投入された紙幣を含む)の排出動作を
切替える排出動作切替制御手段を兼ねる。
【0029】この実施例ではCPU60は上記残留量が
少量の時には適用外硬貨を連続排出する連続排出手段
(図9に示すフローチャートの第6ステップn6 参照)
と、上記残留量が中量の時、連続排出動作から上述のク
ラッチ64制御を実行して、断続排出動作に切替える断
続排出手段(図9に示すフローチャートの第7ステップ
n7 参照)と、上記残留量が多量の時、排出動作を禁止
する排出動作禁止手段(図9に示すフローチャートの第
8ステップn8 参照)とを備えている。
【0030】このように構成した硬貨処理装置の硬貨処
理動作を図9のフローチャートを参照して説明する。
今、顧客が現金自動預金支払機11のタッチ入力表示器
17を入力操作して硬貨Cを入金操作した時、CPU6
0は入力された設定信号に基づいて、硬貨投入口15の
シャッタ21を開口して硬貨Cの投入を受付け許容す
る。この硬貨投入口15に硬貨Cが投入されると受皿2
2へと導かれる(ステップn1 参照)。
【0031】続いて、ここに導かれた硬貨Cは受皿22
より反転落下して一括貯留部としての硬貨取込み部23
に一時貯留され、これより順次一枚ずつ逆転ローラ24
の逆回転作用による取込み許容/規制の分別処理が施さ
れる(ステップn2 参照)。
【0032】この時、流通硬貨以上の大きさであれば、
取込み規制すると共に、CPU60は流通硬貨でないと
判定して硬貨取込み部23における残留量の多少に対応
して第1取込みベルトB1 を連続的に又は断続的に逆転
駆動し、かつ開閉ゲート板25を開口して、第1取込み
ベルトB1 より下方に反転落下させる(ステップn3〜
n7 参照、なお詳細な説明は後述する)。
【0033】続いて、反転落下した硬貨は回収貯留部2
7の回収搬送ベルトB4 の上面で一旦受止められ、これ
より返却方向(図2の右方)に搬送されて選別ゲート板
28の位置で取込み許容/規制の分別処理がなされる
(ステップn9 〜n10参照)。
【0034】この時、一定時間経過しても取込み規制さ
れている場合は、記念硬貨等の特定硬貨より大きい大型
異物と判定して、CPU60は回収搬送ベルトB4 を逆
転駆動し、大型異物を該ベルトB4 より下方に反転落下
させて大異物回収箱29Aに回収処理する。また、この
大型異物の場合は回収処理に限らず、装置外方や他に排
出するように構成してもよい(ステップn11〜n12参
照)。
【0035】入金された硬貨が標準寸法の流通硬貨かそ
れ以下の大きさであれば、取込み許容して、硬貨取込み
スペース32を通過して内方へと取込まれる。この時、
標準寸法の流通硬貨Cより小さい小異物71の場合は、
搬送路間51を通過する際に付勢ゲート板30の付勢作
用を受けて下方に強制的に付勢除去されるため、次段の
取込みベルトB2 ,B3 へは適正な大きさの流通硬貨C
のみが一枚ずつ取込まれる(ステップn15〜n17参
照)。
【0036】また、入金された硬貨が標準寸法の流通硬
貨より若干大きい記念硬貨や外国硬貨等の特定硬貨の場
合は、硬貨取込みスペース42を通過して返却搬送ベル
トB5 上に導かれ、これより元の上部位置の受皿22と
対応する硬貨投入口15へと返却し、その旨を表示案内
して顧客により容易に取出させる(ステップn13〜n14
参照)。
【0037】ところで、上述の第4ステップn4 で、C
PU60は各センサS1 〜S4 からの出力に基づいて紙
幣が誤投入されたか否かを判定する。上述の合計4つの
センサS1 〜S4 のうち硬貨取込部23上域に配置され
た第1センサS1 がONの場合には、紙幣誤投入の可能
性が大であるので、この実施例では第1センサS1 のO
N時に紙幣誤投入であると判定し、次の第8ステップn
8 にてダウン制御(モータMのOFF、クラッチ64の
OFF)を実行し、係員による除去を促す。
【0038】上述の第4ステップn4 でNO判定される
と、第5ステップn5 に移行して、この第5ステップn
5 で、CPU60は各センサS1 〜S4 からの出力に基
づいて、硬貨取込部23における適用外硬貨の残留量を
検知し、残留量が少量であると判定された場合には第6
ステップn6 に、残留量が中量であると判定された場合
には第7ステップn7 に、残留量が多量であると判定さ
れた場合には第8ステップn8 にそれぞれ移行する。
【0039】上述の残留量の少量判定は、例えば全ての
センサS1 〜S4 がOFFか或は第1センサS1 がOF
Fで、かつ他のセンサS2 〜S4 のうちの何れか1つの
みがONの時に残留量少量と判定実行され、上述の残留
量の中量判定は、例えば第1センサS1 がOFFで、か
つ他のセンサS2 〜S4 のうちの何れか2つがONの時
に残留量中量と判定実行され、上述の残留量の多量判定
は、例えば第1センサS1 がONの時に残留量多量と判
定実行される。なお、この実施例においては合計4つの
センサS1 〜S4 を用いたが、センサ数は3個であって
もよく、或は5以上の多数であってもよい。
【0040】残留量少に対応して第6ステップn6 に移
行した場合、CPU60はソレノイド26を介して開閉
ゲート板25を開成し、かつアクチュエータ駆動回路6
2,63を介して駆動モータMを逆転させると共に、ク
ラッチ64を連続的にONにするので、第1取込みベル
トB1 が反転落下方向に連続駆動され、硬貨取込部23
の適用外硬貨を連続的に排出処理する。
【0041】残留量中に対応して第7ステップn7 に移
行した場合、CPU60はソレノイド26を介して開閉
ゲート板25を開成し、かつアクチュエータ駆動回路6
2,63を介して駆動モータMを逆転させると共に、ク
ラッチ64を接続ON、切断OFF制御するので、第1
取込みベルトB1 が反転落下方向に断続駆動され、硬貨
取込部23の適用外硬貨を断続的に排出処理する。残留
量多に対応して第8ステップn8 に移行した場合、CP
U60は既述した如く回路装置をダウン制御して、係員
による異物除去を促す。
【0042】なお、小さな異物は取込み段階で強制的に
付勢除去し、大きな異物は取込み規制して回収処理し、
また記念硬貨や外国硬貨等の大型の特定硬貨は返却処理
して顧客に返却するなど正確に分別処理することができ
るため、流通硬貨のみを取込み処理することができ、こ
のため、投入された硬貨や異物の種類に応じて、取込
み、返却、回収処理の適切な分別処理を施すことがで
き、混入した異物によるジャムの発生を完全に解消する
ことができて、特に、特定硬貨の場合は、自動的に分別
処理して返却することができ、投入された硬貨に対する
信頼性の高い安定した硬貨処理ができることは勿論であ
る。
【0043】以上要するに、一括投入された複数の硬貨
(適用硬貨および適用外硬貨を含む)を一括貯留部(硬
貨取込部23参照)に貯留し、この一括貯留部の適用硬
貨を一枚ずつ取込み処理すると共に、適用外硬貨等(記
念硬貨、外国硬貨および異物)を排出処理する硬貨処理
装置において、上述の残留量検知手段(各センサS1〜
S4 参照)は上記一括貯留部に残留する適用外硬貨等の
残留量を検知し、上述の排出動作切替制御手段(CPU
60参照)は残留量検知手段で検知された一括貯留部の
残留量に対応して排出動作を例えば連続排出動作、断続
排出動作、排出禁止動作に切替え制御する。
【0044】このため、一括貯留部に残留する適用外硬
貨等の残留量の多少に対応した排出動作が得られ、排出
量の適正化、選別量の適正化が達成されるので、適用外
硬貨の排出、選別の信頼性を向上させることができると
共に、内部機構の保護を図ることができる効果がある。
【0045】また、上述の排出動作切替制御手段(CP
U60参照)は一括貯留部(硬貨取込部23参照)にお
ける適用外硬貨等の残留量が中量の時、排出動作を連続
排出動作から断続排出動作に切替えるので、適用外硬貨
の排出、選別の信頼性をより一層向上させることができ
る効果がある。
【0046】さらに、上述の排出動作切替制御手段(C
PU60参照)は一括貯留部(硬貨取込部23参照)に
おける適用外硬貨等の残留量が多量の時、排出動作を禁
止する。つまり排出動作を排出禁止動作に切替えるの
で、強制的な排出処理がインヒビットされて、充分な内
部構造の保護を達成することができる効果がある。
【0047】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の一括貯留部は、実施例の硬貨取込
部23に対応し、以下同様に、残留量検知手段は、各セ
ンサS1 〜S4 に対応し、排出動作切替制御手段は、C
PU60に対応するも、この発明は、上述の実施例の構
成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の硬貨処理装置を内蔵した現金自動貯金
支払機の外観斜視図。
【図2】本発明の硬貨処理装置の要部側面図。
【図3】本発明の逆転ローラを備えた硬貨取込みスペー
スを示す一部破断正面図。
【図4】本発明の選別ゲート板を備えた効果取込みスペ
ースを示す一部破断正面図。
【図5】本発明の付勢ゲート板の待機状態示す要部側面
図。
【図6】本発明の付勢ゲート板の流通硬貨付勢状態示す
要部側面図。
【図7】本発明の付勢ゲート板の小異物付勢状態示す要
部側面図。
【図8】本発明の硬貨処理装置の制御回路ブロック図。
【図9】本発明の硬貨処理装置の硬貨処理動作を示すフ
ローチャート。
【図10】モータの正逆駆動およびクラッチのON、O
FFによる各部の駆動態様を示す説明図。
【符号の説明】
23…硬貨取込部(一括貯留部) 60…CPU(排出動作切替制御手段) C…硬貨 S1 〜S4 …センサ(残留検知手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一括投入された複数の硬貨を一括貯留部に
    貯留し、該一括貯留部の適用硬貨を一枚ずつ取込み処理
    すると共に、適用外硬貨等を排出処理する硬貨処理装置
    であって、上記一括貯留部に残留する適用外硬貨等の残
    留量を検知する残留量検知手段と、上記残留量検知手段
    で検知された残留量に対応して、上記排出動作を切替え
    る排出動作切替制御手段とを備えた硬貨処理装置。
  2. 【請求項2】上記排出動作切替制御手段は残留量が中量
    の時、連続排出動作から断続排出動作に切替える請求項
    1記載の硬貨処理装置。
  3. 【請求項3】上記排出動作切替制御手段は残留量が多量
    の時、排出動作を禁止する請求項1記載の硬貨処理装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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