JPS63254598A - ２種硬貨選別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は２種硬貨選別装置、特に、電子的選別機能に機
械的選別機能を組合せることよって５００円硬貨および
１００円硬貨の２種類の正コインを選別して受は入れる
ハイブリッド型２種硬貨選別装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、５００円硬貨および１００円硬貨用電子的２種硬
貨選別装置は、例えば、第９図に示すように、投入コイ
ンの最大外径を規制する投入口（図示せず）より投入さ
れたコインが矢ａで示すようにクレードル１に向けて落
下し、このクレードル１によって５００円硬貨である大
径正コインＡおよび１００円硬貨である小径正コインＢ
ならびに中間外径の不正コインを選別通路２に矢すで示
すように通過させ、小径正コインＢより小外径の不正コ
インＣを矢Ｃで示すように返却通路３に落下させて返却
し、選別通路２において検知コイル４によってコインの
外径および材質を選別し、大径正コインへの場合には、
第１ゲートソレノイド５を励起して第１ゲート６を開き
、大径正コインＡを大径正コイン出ロアに通過させ、小
径正コインＢの場合には、第１ゲートソレノイド５およ
び第２ゲートソレノイド８を励起して第１ゲート６およ
び第２ゲート９を開き、小径正コインＢを小径正コイン
出口１０に通過させ、これ以外の不正コインは選別通路
２から返却通路に落下させて返却するよう一般に構成さ
れている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上述したように、検知コイル４によって
投入コインの外径および材質の選別その他の全てを制御
する場合には、第１０図にその選別用電子回路ブロック
線図で示すように、検知コイル４を含む検出回路１１の
出力信号を信号レベル判定用論理回路１２に入力して再
度益離判定し、大径正コイン検出信号Ａ１を第１ゲート
ソレノイド５および出力信号判定回路１３に入力し、ま
たは小径正コイン検出信号Ｂ１を第１および第２ゲート
ソレノイド５および８と出力信号判定回路１３に入力し
、さらに糸吊りコインによる不正作動を防止するため大
径正コイン出ロアおよび小径正コイン出口１０にそれぞ
れ設けたホトセンサ１４および１５によってそれぞれ最
終的にコインの通過を確認した講、これらのホトセンサ
１４およびＩ５から信号Ａ２およびＢ２を出力信号判定
回路１３に人力し、この回路１３から５００円硬貨受入
信号Ａ３又は１００円硬貨受入れ信号Ｂ３を出力するよ
う構成することが必要であった。

これがため、制御回路が複雑となるとともに、ゲートを
開閉制御するためのソレノイドを必要とし、装置が高価
となるとともに大型となるという問題があった。

また、ゲートの開閉作動に要する時間による応答速度の
低下ばかりでなく、検出信号Ａ１またはＢ１が出力信号
判定回路１３に入力される際、ストップ信号Ｓが論理回
路１２に出力され、ホトセンサ１４または１５からのフ
ィードバック信号が人力されない限り、次の投入コイン
の受付けを行わないよう構成されているため、応答速度
がかなり悪いという問題があった。

本発明の目的は、電子的材質選別機能を有し、しかも、
制御回路の構成が簡単で、ゲートおよびゲートソレノイ
ドが不要で、小型かつ安価な２種硬貨選別装置を提供し
ようとするものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明によれば、第１図に示すように、投入口２０から
投入された投入コインの中から大径正コインＡおよび小
径正コインＢの外径を有するコインだけをそれぞれ選別
して別個に取り出す大径および小径コイン外径選別手段
２１および２２と、大径および小径コイン外径選別手段
によって選別された大径正コインＡおよび小径正コイン
Ｂの外径を有する外径選別コインの材質を別個にそれぞ
れ電子的に選別し得るとともにコイン糸吊り防止機構を
有する大径および小径正コイン材質検出手段２３および
２４とを具え、大径および小径圧コイン材質検出装置か
ら大径および小径正コイン受入れ信号がそれぞれ直ちに
出力されるよう構成したことを特徴とする。

本発明を実施するに当たっては、２種コイン外径選別手
段として大径コイン用キャリアーム２１と小径コイン用
キャリアーム２２とをコイン投入口から投入されたコイ
ンが落下するコイン落下通路に上下に離間して配設する
のがよい。

また、上述した機能を有する大径および小径正コイン材
質検出手段として実開昭ｆｌｉｐ−５２５６４号公報に
記載の本願人によりマイクロセンサーＭＳＩ、　ＭＳ２
の商品名で市販のコイン材質検出装置を用いるのが良い
。

（作　用） 上述の構成になる本発明の装置によれば、第１図に示す
ように、投入口２０から矢ａで示すように投入されて落
下通路２５内に落下する大径および小径正コインＡおよ
びＢのうち、大径正コインΔおよびこれと外径が等しい
コインは上方位置にある大径コイン用キャリアームのよ
うな大径コイン外径選別手段２１によって選別されて矢
ｂ１で示すように、大径正コイン材質検出手段２３の検
出コイル２６に通過し、この大径正コイン材質検出手段
２３によって材質がチェックされた後、大径コイン出口
２７に通過する。この際、材質が適正であれば、第２図
に示すように、大径正コイン材質検出手段２３の検出回
路から大径正コイン受入れ信号Ａ３が直ちに出力される
。

また、投入コインの中、大径正コインＢより外径の小さ
いコインおよび投入口２０を通過し得た大径正コインＢ
より僅かに大径の不正コインは下方の小径コイン用キャ
リアームのような小径コイン外径選別手段２２によって
外径をチェックされ、小径正コインＢおよびこれと同じ
外径を有する不正コインだけが矢ｂ２で示すように小径
正コイン材質検出手段２４の検出コイル２８に通過した
後、小径コイン出口２９から出る。この際、材質が適正
であれば、第２図に示すように小径正コイン材質検出手
段２４の検出回路から小径正コイン受入れ信号Ｂ３が直
ちに出力される。

下方に位置する小径コイン外径選別手段２２に向は落下
したコインの中、小径正コインＢおよびこれと同じ外径
の不正コインを除く大径および小径不正コインは全て矢
Ｃで示すように返却口３０に返却される。。

上述したように、本発明によれば、電子式材質選別機能
を有する２種硬貨選別装置として従来のものに比べて選
別用電子回路の構成が極めて簡単であり、ゲートおよび
ゲート開閉用ソレノイドが不要であり、応答速度が極め
て高く、コインの連続投入に対しても確実に作動するこ
とができ、しかも、装置全体として構造が簡単で小型で
あって安価に製造することができる。

（実施例） 本発明による２種硬貨選別装置の１実施例を第３〜６図
に示す。

装置の表板３１には、硬貨選別装置において既知のよう
に、コイン投入口２０、返却レバー３２および返却口３
０が設けられている。第５図に示すように、表板５の裏
側に固定側板３３が固定され、この固定側板３３に可動
側板３４が、第４図に示すように、上下ヒンジピン３５
．３６によって枢着され、上側ヒンジピン３５に隣接す
る可動側板後方部分３３ａと固定側板後方部分３４ａと
の間にスプリング３７が介挿され（第５図）、このスプ
リング３７によって可動側板３４を固定側板３３から平
行に離間した所定位置に保持して両側板３３．３４間に
コイン落下通路２５を画成している。

返却レバー３２は実開昭５５−１７４６７９号公報に記
載のように、固定側板３３上のレバー軸３９に固着され
た押し板４０によって可動側板３４上の垂直受動板４１
を押すことによって可動側板３４をスプリング３７のス
プリング力に抗してヒンジピン３５．３６の周りに回動
して開放し得るよう構成されている。

可動側板３４上には、第４図に示すように大径コイン外
径選別手段２１の大径コイン用キャリアーム４２と小径
コイン外径選別手段２２の小径コイン用キャリアーム４
３とが枢支ピン４４．４５によって所定の間隔で上下に
離間した位置で枢着されており、また、大径コイン用キ
ャリアーム４２の小径コインによる誤動を防止するため
の上方リミットレバー４７が枢支ピン４８によって枢着
されている。これらのキャリアーム４２．４３および上
方リミットレバー４７の遊端から直角に延びる係合片４
８．４９および５０が可動側板３４に形成された円弧状
溝孔５１．５２および５３をそれぞれ経てコイン落下通
路２５内に突出され、バランスウェイ）５４．５５およ
び５６の作用によって溝孔端との掛合によって図示の位
置に保持されている。これらの上下キャリアーム４２．
４３および上方リミットレバー４７ならびに小径コイン
用キャリアーム４３の小径不正コインによる誤動を防止
するための下方リミットレバー（図示を省略）の作用に
よってコイン投入口２０から投入され得る種々の外径の
コイルの中から５００円硬貨のような大径正コインおよ
びこれと等しい外径を有するコインは第１図にす、で示
すように選別され、また１００円硬貨のような小径正コ
インおよびこさと等しい外径を有するコインは第１図に
ｂ２で示すように選別され、これら以外の外径を有する
不正コインは下方の返却口３０に返却される。

大径正コイン材質検出手段２３および小径コイン材質検
出手段２４は、前述したように実開昭６０−５２５６４
号公報に記載の構造を有し、本願人によりマイクロセン
サーＭＳＩおよびＭＳ２の商品名でそれぞれ市販されて
いるもので、コイン糸吊り防止機構を内部に具えるもの
で、これらのコイン材質検出手段２３．２４はそれぞれ
一対の検出゛コイル間のコイン通路５７．５８に外径選
別された大径コイン右よび小径コインを通過させるよう
配置され、大径正コインおよび小径正コインがそれぞれ
通過する際に大径正コイン受入れ信号および小径正コイ
ン受入れ信号を発生するよう構成されている。

６０および６１は大径コイン外径選別手段２１および小
径コイン外径選別手段２２に関連して可動側板３４上に
設けられた保留コイン排除手段で、第７および８図にそ
の一方６０を拡大して示すように、ばね線材を折曲げ成
形した作動部材６２を具え、この作動部材６２にはコイ
ン押し出し腕部６２ａと押し出し腕作動腕部６２ｂとが
両端に設けられ、中間部に直線状枢支部６２ｃが設けら
れている。作動部材６２の枢支部６２ｃはその軸線の回
りに回動自在に可動側板３４上にばね板による枢支部材
６３によって枢支され、コイン押し出し腕部６３ａおよ
び作動腕部６２ｂをコイン落下通路２５内に突入可能と
する窓６４および６５が可動側板３４に設けられ、枢支
部材６３と一体のばね押圧片６６を作動腕部６２ｂに掛
合させけ作動腕部６２ｂをコイン落下通路２５内に押入
するばね押圧力を作用させている。

上述の構成になる保留コイン排除手段６０は、可動側板
３４の正常または閉止位置において、第８図（ａ）に示
すように、ばね押圧片６６はばね押圧力を受けてコイン
落下通路２５内に押し込まれるが、固定側板３３に当た
ることによってその押し込み量が制限され、これに対応
する枢支部６２ｃの回動量に応じて、コイン押し出し腕
部６２ａはコイン落下通路２５内に突出することなく、
窓６４内に位置する。

しかし、返却レバー３２の操作によって可動側板３４が
第８図（ｂ）に示すように開放される際、作動腕６２ｂ
がばね押圧片６６によってコイン落下通路２５内にさら
に突出されることにより、枢支部６２がその軸線の回り
に回動され、これによりコイン押し出し腕６２ａはコイ
ン落下通路２５内に突出し、このコイン落下通路２５内
のキャリアーム４２の係合片４Ｂ上にコインが保留され
ている場合、このコインを係合片４Ｂから押し出して落
下させ、この保留コインを返却することができる。

上述した図示の例では、外径選別手段として大径コイン
用キャリアームと小径コイン用キャリアームとを用いて
いるが、既知の適当な大径コイン用クレードルおよび小
径コイン用クレードルを上下に離間して可動側板上に設
けて用いることもできる。

（発明の効果） 本発明によれば、投入硬貨の中から選別すべき大径およ
び小径正コインの直径を有するコインを機械的コイン外
径選別手段によって選別した後、これらの大径および小
径の外径選別コインの材質をそれぞれ別個に電子的に選
別することによって、選別用電子回路の構成が極めて簡
単となり、応答速度が極めて高く、コインの連続投入が
可能で、装置全体として構造が簡単かつ小型で安価な２
種硬貨選別装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置の概路線図、第２図は本発明
による装置の選別用電子回路のブロック線図、 第３図は本発明による装置の斜視図、 第４図は第３図に示す装置の側面図、 第５図は第３図に示す装置の平面図、 第６図は第３図に示す装置の底面図、 第７図は第４図に示す保留コイン排除手段の拡大正面図
、 第８図（ａ）、（ハ）は第７図に示す保留コイン排除手
段の作用説明図、 第９図は従来の電子式２種硬貨選別装置の概路線図、 第１Ｏ図は第９図に示す従来装置の選別用電子回路のブ
ロック線図である。 ２０・・・コイン投入口 ２１・・・大径コイン外径選別手段 ２２・・・小径コイン外径選別手段 ２３・・・大径正コイン材質検出手段 ２４・・・小径圧コイン材質検出手段 ２５・・・コイン落下通路　　２６．２８・・・検出コ
イル２７・・・大径コイン出口　　２９・・・小径コイ
ン出口３０・・・返却口 第１図 第２図 ２７　　誕　　Ｓ 第４図 ｚ’ｔ　　　　　　　　ｘｔ 第５図 第６図 第９図 第１Ｏ図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、投入口から投入された投入コインの中から大径正コ
   インＡおよび小径正コインＢの外径を有するコインだけ
   を選別して別個に取り出す大径および小径コイン外径選
   別手段と、大径および小径コイン外径選別手段によって
   選別された大径正コインＡの外径および小径正コインの
   材質をそれぞれ別個に電子的に選別し得るとともにコイ
   ン糸吊り防止機構を有する大径および小径正コイン材質
   検出手段とを具え、これにより大径および小径正コイン
   材質検出手段から大径および小径正コイン受入れ信号が
   それぞれ直ちに出力されるよう構成したことを特徴とす
   る２種硬貨選別装置。