JP4002055B2 - 硬貨選別装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は自動販売機、両替機、サービス機器等に使用され、投入硬貨を金種別に選別収容するとともに、選別収容された硬貨を釣銭として払い出す硬貨処理装置に関し、特に投入硬貨の正偽を判別するとともに正貨を金種毎に振り分ける硬貨選別装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機、両替機、サービス機器等には、従来から投入硬貨を金種別に選別収容するとともに、この選別収容された硬貨を釣銭として払い出す硬貨処理装置が装着されている。
【0003】
このような硬貨処理装置は大別すると以下の4つの装置から構成されている。
(1)硬貨処理装置の装置本体を構成する筐体。
【0004】
(2)この筐体の最上部に配設され、投入硬貨の正偽と正貨を金種別に振り分ける硬貨選別装置。
【0005】
(3)この硬貨選別装置の下方に位置する前記筐体内に配設され、金種別に振り分けられた正貨をそれぞれ金種別に蓄積収容する複数のコインチューブからなる硬貨収容装置。
【0006】
(4)この硬貨収容装置の下方に位置する前記筐体内に配設され、前記硬貨収容装置内に収容された正貨を釣り銭として払い出す硬貨払出装置。
【0007】
一方、このような構造の硬貨処理装置を装着した自動販売機では、例えば、商品購入者が商品を購入すべく硬貨を投入した後、何等かの理由でその商品購入を停止し、硬貨の返却を希望する場合は、自動販売機に配設された硬貨返却レバーを操作する。
【0008】
すると、硬貨処理装置は、投入金額と同額の硬貨を硬貨返却口に返却するので、投入硬貨の返却を希望する商品購入者は、その硬貨返却口に返却された硬貨を回収すれば良いこととなる。
【0009】
ところで、上述した一般の硬貨処理装置では、このような硬貨の返却処理は、硬貨返却レバーの操作に基づき、硬貨払出装置によって投入硬貨と同額の硬貨を硬貨収容装置から硬貨返却口へ払い出すことにより行われている。
【0010】
即ち、一般の硬貨処理装置では、硬貨の返却処理を行う場合、商品購入者が投入した投入硬貨そのものを硬貨返却口へ払い出すのではなく、予め硬貨収容装置に収容された正貨のうち、投入金額に相当する額の硬貨を硬貨返却口へ払い出すようにしている。
【0011】
このように、従来の硬貨処理装置では、投入硬貨を返却する場合、現実に投入された投入硬貨そのものを払出すのではなく、硬貨収容装置に予め収容された硬貨の中から投入硬貨の額と同額の硬貨を払出すようにしているから、例えば、硬貨選別装置により正貨と見做されるほど精巧な偽造硬貨(偽貨)が、硬貨処理装置内に投入された後、商品を購入すること無く、硬貨返却レバーを操作した場合は、偽造硬貨が投入されたにもかかわらず、投入金額に相当する額の正貨が硬貨返却口へ払い出され、このため、いわゆる硬貨のすり替え現象が発生する。
【0012】
このような、硬貨のすり替え現象を防止するため、従来では特開平11−288480号公報に開示されているように、正貨と見做された硬貨を金種別に振り分ける複数の金種振り分けレバーが配設された格別の硬貨通路の下流端、即ち金種別に硬貨が最終的に振り分け案内される硬貨通路の下流端に新たに硬貨保留レバーを配設するとともに、この硬貨保留レバーで投入硬貨を硬貨通路内に一時保留し、これにより商品を購入することなく硬貨返却レバーが操作された場合は、その硬貨保留レバーによる硬貨通路内に一時保留された投入硬貨の保留を解除して、当該投入硬貨そのものを硬貨返却口へ払い出す硬貨選別装置を装着した、いわゆる現物硬貨返却式硬貨処理装置が提案されている。
【0013】
この特開平11−288480号公報に開示された硬貨選別装置を装着する現物硬貨返却式硬貨処理装置によれば、硬貨返却レバーを操作して硬貨を返却する場合、現実に投入された投入硬貨そのものを払出すので、仮に硬貨選別装置により正貨と見做されるほど精巧に偽造された硬貨(偽貨)が投入された場合でも、その投入硬貨(偽貨)そのものが硬貨返却口へ払出されるので、硬貨のすり替え現象の発生は可及的に解消されることとなる。
【0014】
なお、従来では、上述した特開平11−288480号公報に開示されたもの以外に、硬貨通路の通路長に応じて複数枚の高額の硬貨(例えば500円硬貨と100円硬貨)をそれぞれ一時保留し、商品が購入されることなく返却レバーが操作された際は、一時保留されたその複数枚の硬貨を一時に硬貨返却口へ返却させる硬貨選別装置を装着した現物硬貨返却式硬貨処理装置もある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した現物硬貨返却式硬貨処理装置に使用される従来の硬貨選別装置では、従来のものと比較して新たに硬貨保留レバーを追加し、またこの硬貨保留レバーにより一時保留された硬貨を、その後、金庫側、硬貨収容装置側、あるいは硬貨返却口へとそれぞれ振り分ける新たな硬貨振り分けレバーも増設しなければならないから、その分これら硬貨振り分けレバーを駆動するためのソレノイドからなる駆動手段も新たに必要で、そのため部品点数が多く、またこれらソレノイドを駆動するための制御も一層複雑となる難点がある。
【0016】
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、振り分けレバーを増設した場合でも、その駆動手段の数を増大させないようにした硬貨選別装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、この発明では、投入硬貨を硬貨通路内で一時保留する硬貨保留レバーと、該硬貨保留レバーを挟んでその上流に配設される金種振分けレバーと前記硬貨保留レバーの下流に配設される硬貨振り分けレバーとを少なくとも具えた硬貨選別装置において、前記上流側の金種振分けレバーと前記下流側の硬貨振り分けレバーとに少なくとも連結するリンク手段と、該リンク手段に連結するソレノイドとを具え、前記連結された上流側の金種振り分けレバーと前記下流側の硬貨振り分けレバーとを前記リンク手段を介して前記ソレノイドに連結し、前記ソレノイドの駆動により、前記連結された上流側の金種振り分けレバーと前記下流側の硬貨振り分けレバーをそれぞれ駆動するようにしたことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わる硬貨選別装置の一実施例を詳述する。
【0019】
図1はこの発明に係わる硬貨選別装置1の概念正面図である。
【0020】
この硬貨選別装置1は、基本的に、互いに径の相異なる4種類のA正貨(500円硬貨)、B正貨(10円硬貨)、C正貨(100円硬貨)、D正貨(50円硬貨)と偽貨との選別を行うものである。
【0021】
この硬貨選別装置1の硬貨投入口3直下には図面の右方向に傾斜した硬貨判別通路10が形成され、その途中には硬貨の正偽と、正貨の金種とを判別する硬貨判別センサ11が配設されている。
【0022】
一方、この硬貨判別通路10の終端には、該硬貨判別通路10から転送された硬貨を正偽貨に振り分け、正貨と偽貨とを格別の硬貨通路へ案内する正偽貨振り分け部である正偽貨振り分けレバー12が配設されている。
【0023】
なお、この正偽貨振り分けレバー12は下端の軸12aを中心に上端が図面に対し垂直方向に開閉するタイプの振り分けレバーである。
【0024】
そしてこの正偽貨振り分けレバー12により、前記硬貨通路10の終端は、投入された硬貨のうち偽貨を案内する偽貨排出通路13と、正貨と見做された硬貨のみを案内する第1の硬貨選別通路14とに分岐されている。
【0025】
一方、この正偽貨判別硬貨通路10の終端に形成された硬貨通路のうち、偽貨排出通路13は、図2で示すように、硬貨選別装置1の正面に傾斜して形成された硬貨排出シュート21に連通している。なお、この偽貨排出シュート21は、図示せぬ硬貨返却口に連通しており、この偽貨排出硬貨通路21に案内された偽貨Gは矢印で示すように当該偽貨排出シュート21を介し硬貨返却口へ返却される。
【0026】
一方、図1で示す第1の硬貨選別通路14には、その下流端に、該第1の硬貨選別通路14内に転送された正貨と見做された硬貨、即ちA、B、C、D正貨の4種類の硬貨のうち、A硬貨、C硬貨のグループと、B硬貨、D硬貨のグループとに振り分ける第1の金種振り分け部である第1の金種振り分けレバー15が配設されている。
【0027】
また、この第1の金種振り分けレバー15により、前記第1の硬貨選別通路14は硬貨グループA、Cのみを案内する図面の左側へ傾斜した第2の硬貨選別通路16と、硬貨グループB、Dのみを案内する図面下側の第3の硬貨選別通路17とに分岐している。
【0028】
なお、上述した第1の金種振り分けレバー15は、全体として正面が略L字形状に形成されている。
【0029】
この第1の金種振り分けレバー15は、図1の要部拡大概念斜視図である図3で示すようにメインプレート20表面から突出した際に、側方にある第2の硬貨選別通路16を開放し、また図4で示すようにメインプレート20側に吸引された際に上述した第2の硬貨選別通路16を閉塞する第1のゲート15aと、図3で示すようにメインプレート20から突出した際に、底面にある第3の硬貨選別通路17を閉塞し、また図4で示すようにメインプレート20側に吸引された際に上述した第3の硬貨選別通路17を開放する第2のゲート15bとから構成されている。
【0030】
このような第1の金種振り分けレバー15によると、該第1の金種振り分けレバー15が図3で示すようにメインプレート20から突出すると、第2の硬貨選別通路16が開放され、かつ第3の硬貨選別通路17が閉塞するので、硬貨グループA、Cのみが第2の硬貨選別通路16へ案内される。
【0031】
また、第1の金種振り分けレバー15が図4で示すようにメインプレート20側に吸引されると第2の硬貨選別通路16が閉塞され、かつ第3の硬貨選別通路17が開放されるので、硬貨グループB、Dグループのみが第3の硬貨選別通路17へ案内される。
【0032】
一方、図1で示すように、前記第2の硬貨選別通路16の下流端には、該第2の硬貨選別通路16内に転送された硬貨グループA、Cを、A硬貨とC硬貨とに振り分ける第2の金種振り分け部である第2の金種振り分けレバー30が配設されている。そして、この第2の金種振り分けレバー30により、前記第2の硬貨選別通路16は、A硬貨のみを案内する第4の硬貨選別通路31と、その上面に形成されC硬貨のみを案内する第5の硬貨選別通路32とに分岐している。
【0033】
このうち、A硬貨のみを案内する第4の硬貨選別通路31(点線)は進行方向へ向け略L字形状に形成され、またその上面に仕切り板5等を介し隔絶して形成される第5の硬貨選別通路32(実線)は、その通路長をできるだけ長く確保するため進行方向へ向けて略S字形状に蛇行し形成されている。
【0034】
なお、上述した第2の金種振り分けレバー30は左端の軸30aを中心に右端30bが図面に対し垂直方向に開閉するタイプの金種振り分けレバーである。
【0035】
また、図1で示すように、前記第3の硬貨選別通路17の下流端には、メインプレート20の背面側に形成され、図示せぬ金庫側へ通ずる第6の硬貨選別通路40と第7の硬貨選別通路41とに振り分ける第3の金種振り分け部である第3の金種振り分けレバー42が配設されている。
【0036】
この第3の金種振り分けレバー42は、硬貨選別装置1の下方に配設される図示せぬ硬貨収容装置の対応するコインチューブ内にそれぞれ蓄積収容されるB硬貨またはD硬貨が、当該コインチューブ内で一定の蓄積枚数に達すると、それ以降に投入されるB硬貨またはD硬貨を金庫側へ通じる前記第6の硬貨選別通路40へ振り分けて案内する。
【0037】
なお硬貨収容装置の各コインチューブ内で各硬貨が一定の蓄積枚数に達したか否かの判断は各コインチューブ内の所定位置に配設されたフォトセンサー又は磁気センサー等からなる周知の満杯センサーにより検出する。
【0038】
なお、この第3の金種振り分けレバー42も下端の軸42aを中心に上端が図面に対し垂直方向に開閉するタイプの金種振り分けレバーである。
【0039】
また、図1で示すように、第7の硬貨選別通路41の下流端には、この第7の硬貨選別通路41に案内される硬貨グループB、DをB硬貨とD硬貨とに振り分ける第4の金種振り分け部である第4の金種振り分け部レバー50が配設されている。
【0040】
この第4の金種振り分けレバー50は、第1の金種振り分けレバー15と同一構造のレバーであり、この第4の金種振り分けレバー50によると、該第4の金種振り分けレバー50がメインプレート20から突出すると、第8の硬貨選別通路51が開放され、かつ第9の硬貨選別通路52が閉塞するので、B硬貨のみが第8の硬貨選別通路51へ案内され、また、第4の金種振り分けレバー50がメインプレート20側に吸引されると第8の硬貨選別通路51が閉塞され、かつ第9の硬貨選別通路52が開放されるので、D硬貨のみが第9の硬貨選別通路52へ案内される。
【0041】
一方、前述した略L字形状の第4の硬貨選別通路31の下流端には当該第4の硬貨選別通路31を通過するA硬貨を、図5で示すように当該第4の硬貨選別通路31内に複数枚(最大枚数で3枚)一時的に保留する硬貨保留レバーからなる第1の硬貨保留手段60が配設されている。
【0042】
また図1で示す前述した略S字形状に蛇行し形成された第5の硬貨選別通路32の下流端には当該第5の硬貨選別通路32を通過するC硬貨を、図6で示すように当該第5の硬貨選別通路32内に複数枚(最大枚数で4枚)一時的に保留する硬貨保留レバーからなる第2の硬貨保留手段100が配設されている。
【0043】
なお、上述したA硬貨を第4の硬貨選別通路31内に一時保留する第1の硬貨保留手段60及びC硬貨を第5の硬貨選別通路32内に一時保留する第2の硬貨保留手段100の詳細については後述する。
【0044】
一方、上述したA硬貨を一時保留する第1の硬貨保留手段60及びC硬貨を一時保留する第2の硬貨保留手段100の各下端には、図1及び図5のFF概念断面で示す図7のように、第1の硬貨保留手段60及び第2の硬貨保留手段100により一時保留された各A硬貨、C硬貨を図2の硬貨排出シュート21へ案内する硬貨返却通路110(図7)と、下方に配設される図示せぬ硬貨収容装置の対応するコインチューブへ案内する硬貨収容通路120(図7)のいずれか一方へ振り分ける第1の硬貨振り分けレバー130と、図7で示すように、この第1の硬貨振り分けレバー130の背面には、第1の硬貨保留手段60及び第2の硬貨保留手段100により一時保留された各A硬貨、C硬貨を下方に配設される図示せぬ硬貨収容装置の対応するコインチューブへ案内する硬貨収容通路120と金庫側へ通ずる金庫側通路140のいずれか一方へ振り分ける第2の硬貨振り分けレバー150が並設されている。
【0045】
なおこの第1の硬貨振り分けレバー130及び第2の硬貨振り分けレバー150の詳細については後述する。
【0046】
一方、前述した第1の硬貨保留手段60及び第2の硬貨保留手段100のうち、A硬貨を保留する第1の硬貨保留手段60は、図7のように、第4の硬貨通路31を通過するA硬貨と見做された硬貨を一時保留する断面コの字形の硬貨保留レバー61と、該硬貨保留レバー61を軸62を中心に回動させるソレノイド等からなる図示せぬ第1の保留部駆動手段とから構成されている。
【0047】
このような第1の硬貨保留手段61によると、図1で示す初期状態では、図7で示すように図示せぬソレノイド等からなる第1の保留部駆動手段により一対の円筒形の先端部61a、61bが軸62を中心に反時計方向に常時付勢され停止し、これにより該一対の先端部61a、61bを第4の硬貨選別通路31内に突出させて、当該第4の硬貨選別通路31の下流端を閉塞する一方、円筒形の後端61cは第4の硬貨選別通路31内から退避して第4の硬貨選別通路31の上流側を解放している。
【0048】
この初期状態において、図5及び図7で示すように第4の硬貨選別通路31にA硬貨が一枚案内されると、硬貨保留レバー61の一対の先端部61a、61bは、A硬貨の周面を支持して当該A硬貨を保留し、またさらに、当該一枚のA硬貨の保留後、第4の硬貨選別通路31内に複数枚(三枚)の硬貨Aが案内されると、これら三枚のA硬貨は、一対の先端部61a、61bにより第4の硬貨選別通路31内に次々に一時保留される。なお、この第4の硬貨選別通路31内に一時保留される硬貨の枚数は、当該第4の硬貨選別通路31の長さに依存することは言うまでもない。
【0049】
また、前述したC硬貨を保留する第2の硬貨保留手段100は、図6のGG概念拡大断面図で示す図8のように、第5の硬貨通路32を通過するC硬貨と見做された硬貨を一時保留する断面コの字形の第2の硬貨保留レバー101と、該硬貨保留レバー101を軸102を中心に回動させるソレノイド等からなる図示せぬ第2の保留部駆動手段とから構成されている。
【0050】
このような第2の硬貨保留手段100によると、図1で示す初期状態では、図8で示すように図示せぬソレノイド等からなる第2の保留部駆動手段により円弧形状の先端部101aが軸102を中心に反時計方向に常時付勢され停止し、これにより該円弧形状の先端部101aを第5の硬貨選別通路32内に突出させて、当該第5の硬貨選別通路32の下流端を閉塞する一方、円筒形の後端101bは第5の硬貨選別通路32内から退避して第5の硬貨選別通路32の上流側を解放している。
【0051】
この初期状態において、図6及び図8で示すように第5の硬貨選別通路32に一枚C硬貨が案内されると、硬貨保留レバー101の先端部101aは、C硬貨の周面を支持して当該C硬貨を保留し、またさらに、当該一枚のC硬貨の保留後、第5の硬貨選別通路32内に複数枚(4枚)の硬貨Cが案内されると、これら4枚のC硬貨は、円弧形状の先端部101aにより第5の硬貨選別通路32内に次々に一時保留される。
【0052】
なお、この第5の硬貨選別通路32は図6で示すように、その通路長をできるだけ長く確保するため進行方向へ向けて略S字形状に蛇行し形成されているから、この第5の硬貨選別通路32内に一時保留されるC硬貨の枚数は総計で4枚となる。
【0053】
一方、上述した図7、図8で示す第1の硬貨保留手段60及び第2の硬貨保留手段100の各下端に配設された第1の硬貨振り分けレバー130と第2の硬貨振り分けレバー150のうち、第1の硬貨振り分けけレバー130は軸131を中心に回動自在に支承され、その初期位置では、後述するソレノイド等からなる第1の駆動手段により硬貨返却通路110を閉塞しかつ硬貨収容通路120を拡開する位置に停止されている。
【0054】
また、図7、図8で示すように、第2の硬貨振り分けレバー150は軸151を中心に回動自在に支承され、その初期位置では、後述するソレノイド等からなる第2の駆動手段により金庫側通路140を閉塞しかつ硬貨収容通路120を拡開する位置に停止されている。
【0055】
そして、図7、図8で示す初期位置にて、図示せぬ制御装置の駆動信号に基づき第1の駆動手段が駆動されると、図9及び図10で示すように第1の硬貨振り分けレバー130は軸131を中心に反時計方向へ所定の回転角度回転し、硬貨収容通路120を閉塞しかつ硬貨返却通路110を拡開する。
【0056】
また、図7、図8で示す初期位置にて、図示せぬ制御装置の駆動信号に基づき第2の駆動手段が駆動されると、図11及び図12で示すように硬貨振り分けレバー150は軸151を中心に時計方向へ所定の回転角度回転し、硬貨収容通路120を閉塞しかつ金庫側通路140を拡開する。
【0057】
一方、図7、図8で示す第1の硬貨振り分けレバー130と第2の硬貨振り分けレバー150の初期位置(即ち硬貨収容通路120の拡開位置)にて、図示せぬ制御装置からの駆動信号に基づき、図7で示す第1の硬貨保留レバー61が図示せぬソレノイド等からなる第1の保留部駆動手段により軸62を中心に時計方向へ回転すると、図13で示すように、先端部61a、61bが第4の硬貨選別通路31から退避して当該第4の硬貨選別通路31の下流を解放するとともに、後端部61cを第4の硬貨選別通路31内に突出させて当該第4の硬貨選別通路31を閉塞する。
【0058】
すると、第1の硬貨保留レバー61の先端部61a、61bが直接保留していたA硬貨の保留が解除されるとともに、この先端部61a、61bが直接保留していたA硬貨の直後に位置する次のA硬貨の周面が後端部61cで支持保留されるので、これにより、A硬貨1枚のみが硬貨収容通路120内に案内され、対応するコインチューブ内に落下してそこに蓄積収容されることとなる。
【0059】
また、図示せぬ制御装置からの駆動信号に基づき、図13で示す第1の硬貨保留レバー61の駆動をオフすると、当該第1の硬貨保留レバー61が軸62を中心に反時計方向に回転し、これにより先端部61a、61bが第4の硬貨選別通路31内に突出して、その下流端を閉塞し、また、後端部61cは第4の硬貨選別通路31内から退避する前記初期状態に復帰する。
【0060】
すると、図14で示すように、第1の硬貨保留レバー61の後端部61cは、一時停止させていたA硬貨の一時保留を解除して、残りのA硬貨を第4の硬貨選別通路31の下流へ案内するとともに、先端部61a、61bは、この第4の硬貨選別通路31の下流へ案内された複数枚のA硬貨のうち、最下部に位置するA硬貨を支持し、支持したA硬貨および該A硬貨より上流にある次のA硬貨を第4の硬貨選別通路31に一時保留する。
【0061】
即ち、上述した第1の硬貨保留手段60の第1の硬貨保留レバー61によると、その先端部61a、61bと後端部61cとが交互に第4の硬貨選別通路31内に出没することにより、当該第4の硬貨選別通路31内に一時保留された三枚のA硬貨を一枚ずつ間欠的に落下させることができる。
【0062】
また、同様に図7、図8で示す第1の硬貨振り分けレバー130と第2の硬貨振り分けレバー150の初期位置(即ち硬貨収容通路120の拡開位置)にて、図示せぬ制御装置からの駆動信号に基づき、図8で示す第2の硬貨保留レバー100が第2の保留部駆動手段により軸102を中心に時計方向へ回転すると、図15で示すように、円弧形状の先端部101aが第5の硬貨選別通路32から退避して当該第5の硬貨選別通路32の下流を解放するとともに、後端部101bを第5の硬貨選別通路32内に突出させて当該第5の硬貨選別通路32を閉塞する。
【0063】
すると、第2の硬貨保留レバー101の先端部101aが直接保留していたC硬貨の保留が解除されるとともに、この先端部101aが直接保留していたC硬貨の直後に位置する次のC硬貨の周面が後端部101bで支持保留されるので、これにより、C硬貨1枚のみが硬貨収容通路120内に案内され、対応するコインチューブ内に落下してそこに蓄積収容される。
【0064】
また、図示せぬ制御装置からの駆動信号に基づき、図15で示す第2の硬貨保留レバー101の駆動をオフすると、当該第2の硬貨保留レバー101が軸102を中心に反時計方向に回転し、これにより先端部101aが第5の硬貨選別通路32内に突出して、その下流端を閉塞し、また、後端部101bは第5の硬貨選別通路32内から退避する前記初期状態に復帰する。
【0065】
すると、図16で示すように、第2の硬貨保留レバー101の後端部101bはC硬貨の一時保留を解除して、残りのC硬貨を第5の硬貨選別通路32の下流へ案内するとともに、先端部101aは、この第5の硬貨選別通路32の下流へ案内された複数枚のC硬貨のうち、最下部に位置するC硬貨を支持し、支持したC硬貨および該C硬貨より上流にある次のC硬貨を第5の硬貨選別通路32に一時保留する。
【0066】
即ち、上述した第2の硬貨保留手段100の第2の硬貨保留レバー101によると、その先端部101aと後端部101bとが交互に第5の硬貨選別通路32内に出没することにより、当該第5の硬貨選別通路31内に一時保留された4枚のC硬貨を一枚ずつ間欠的に落下させることができる。
【0067】
次に前述した第1の硬貨振り分けレバー130を駆動する第1の駆動手段と、第2の硬貨振り分けレバー150を駆動する第2の駆動手段を詳述する。
【0068】
図17は第2の硬貨振り分けレバー150を駆動する第2の駆動手段200の概念斜視図で、図1乃至図16と同一部分を同一符号で示す。
【0069】
この第2の駆動手段200は、軸30aを中心に回動する第2の金種振り分けレバー30と、軸42aを中心に回動する第3の金種振り分けレバー42と、軸151を中心に回動する第2の硬貨振り分けレバー150とを互いに連結するリンク手段202と、このリンク手段202を駆動する一つのソレノイド201とから構成されている。
【0070】
このうちリンク手段202は、昇降するソレノイド201の作動軸203に固着されたベースプレート204からなり、この上面に突設された第1の昇降リブ205には、第3の金種振り分けレバー42を構成するL字形状に折れ曲がった軸42aの一端42bが嵌挿するU字溝206aが形成され、またベースプレート204の上面に突設された第2の昇降リブ207には、第2の金種振り分けレバー30の側方から突設された軸208を嵌挿するU字溝207aが形成されている。 一方、上述したベースプレート204の下面には第3の昇降リブ209が突設され、そこに形成されたU字溝209a内には、軸210を中心に回動するリンクアーム211の一端であって、その側方から突設された軸211aが嵌挿している。
【0071】
またこのリンクアーム211の他端にはU字溝211bが形成され、このU字溝211b内には、第2の硬貨振り分けレバー150の軸151に固着されたアーム212の側方に突設された軸213が嵌挿している。
【0072】
上述したリンク手段202によると、図17で示す初期位置から、一つのソレノイド201が駆動され、コイルバネ213の付勢力に抗して作動軸203を下方に吸引すると、図18で示すようにベースプレート204が下動するので、これにより第1の昇降リブ205、第2の昇降リブ207、第3の昇降リブ209がそれぞれ下降する。
【0073】
すると、図18で示すように、第3の金種振り分けレバー42は第1の昇降リブ205のU字溝206aに嵌挿する軸42bにより軸42aを中心に時計方向へ所定の回転角度回転し、これにより第6の硬貨選別通路40を拡開して第7の硬貨選別通路41を閉塞する(図1)。
【0074】
また第2の金種振り分けレバー30は、第2の昇降リブ207のU字溝207aに嵌挿する軸208により軸30aを中心に時計方向へ所定の回転角度回転し、これによりA硬貨のみを案内する第4の硬貨選別通路31を閉塞して、C硬貨のみを案内する第5の硬貨選別通路32を拡開する(図1)。
【0075】
さらに、第3の昇降リブ209が下降すると、第3の昇降リブ209のU字溝209a内に嵌挿したは軸211aによりリンクアーム211が軸210を中心に反時計方向へ回転し、これにより当該リンクアーム211の他端に形成されたU字溝211bに嵌挿した軸213を介して第2の硬貨振り分けレバー150が軸151を中心に時計方向へ所定の回転角度回転し、これにより、図11及び図12で示すように硬貨収容通路120を閉塞しかつ金庫側通路140を拡開する。
【0076】
なお、上述した一つのソレノイド201の駆動を解除すると、コイルバネ213の付勢力により作動軸203が図17の初期位置に復帰し、同時にベースプレート204が上動して、第2の金種振り分けレバー30、第3の金種振り分けレバー42、及び第2の硬貨振り分けレバー150を図17で示す初期位置に復帰させる。
【0077】
従って、上述したリンク手段202によると、一つのソレノイド201により、第2の金種振り分けレバー30、第3の金種振り分けレバー42、および第2の硬貨振り分けレバー150の3個のレバーをそれぞれ同時に駆動することができ、このため従来からある一つのレバーの駆動に一つのソレノイドを使用するものに対して大幅な部品点数の削減となる。
【0078】
なお、この実施例の硬貨選別装置1では、図19の概念斜視図で示すように、第1の硬貨振り分けレバー130を駆動する第1の駆動手段300を介し、当該第1の硬貨振り分けレバー130と第4の金種振り分けレバー50とが連動して駆動される。
【0079】
この第1の駆動手段300は、軸131を中心に回動する第1の硬貨振り分けレバー130と第4の金種振り分けレバー50とを互いに連結するリンク手段301と、このリンク手段301を駆動する一つのソレノイド302とから構成されている。
【0080】
このうちリンク手段301は、昇降するソレノイド302の作動軸303に固着されたベースプレート304と、軸309を中心に回動するリンクアーム307とから構成され、ベースプレート304の上面に突設された昇降リブ305に形成されたU字溝305a内には、リンクアーム307側方の一端から突設された軸307aが嵌挿している。
【0081】
さらに上述したリンクアーム307側方の他端にはU字溝307bが形成され、このU字溝307b内には第1の硬貨振り分けレバー130を固着した軸131の他端に固着されたアーム308の側方から突出した軸309が嵌挿している。
【0082】
このようなリンク手段301によると、一つのソレノイド302が駆動され、コイルバネ310の付勢力に抗して作動軸303を上下動させると、ベースプレート304を介して第4の金種振り分けレバー50が上下動し、第8の硬貨選別通路51と第9の硬貨選別通路52とを(図1)選択的に開閉するとともに、昇降リブ305が上下動し、これによりリンクアーム307を介して第1の硬貨振り分けレバー130が軸131を中心に連動して回動し、これにより図9及び図10で示すように、硬貨収容通路120と硬貨返却通路110とを選択的に開閉する。
【0083】
従って、上述したリンク手段301によると、一つのソレノイド302により、第1の硬貨振り分けレバー130と第4の金種振り分けレバー50とをそれぞれ同時に駆動することができ、このため従来からある一つのレバーの駆動に一つのソレノイドを使用するものに対して大幅な部品点数の削減となる。 次に、上述した硬貨選別装置1の作用を説明する。
【0084】
図2のように、硬貨投入口3内に投入された偽貨Gが、硬貨判別センサ11の検出信号に基づき偽貨と判定されると、その判定信号に基づいて正偽貨振り分けレバー12は偽貨排出通路13を拡開する。すると、硬貨判別通路10内を転動する偽貨Gは正偽貨振り分けレバー12により偽貨排出通路13に案内され、この偽貨排出通路13に連通する硬貨排出シュート21を介して図示せぬ硬貨返却口に返却される。
【0085】
次に、図20のように、硬貨投入口3内に硬貨が投入され、その硬貨が硬貨判別センサ11の検出信号に基づき正貨であってしかもA硬貨と判断されると、その判定信号に基づいて図示せぬ制御装置は、正偽貨振り分けレバー12を作動させ、第1の硬貨選別通路14の上流を拡開する。また、同時に第1の金種振り分けレバー15により第2の硬貨選別通路16の上流を拡開し、さらに、第2の金種振り分けレバー30により第4の硬貨選別通路31を拡開する。
【0086】
また、図示せぬ制御装置は、硬貨判別センサ11による検出信号に基づき投入硬貨がA正貨であると判断すると、図7で示すように、図示せぬ第1の保留部駆動手段を介して第1の硬貨保留レバー61を駆動し、これにより先端部61a、61bを第4の硬貨選別通路31内に突出させて、その下流を閉塞するとともに、後端部61cを第4の硬貨選別通路31から退避させる。
【0087】
これにより、図20で示すように、硬貨投入口3内に投入されたA硬貨は、硬貨判別通路10内を転動した後、正偽貨振り分けレバー12により第1の硬貨選別通路14に案内され、その後、該A硬貨は第1の金種振り分けレバー15により第2の硬貨選別通路16に案内される。
【0088】
その後、A硬貨はさらに第2の金種振り分けレバー30により第4の硬貨選別通路31に案内され、第1の硬貨保留レバー61の先端部61a、61bによって、第4の硬貨選別通路31の下流端に一時保留される。
【0089】
次に、硬貨投入口3から投入された硬貨が、硬貨判別センサ11により再びA硬貨と見なされ第4の硬貨選別通路31内に案内された場合には、これらの各A硬貨は、図5で示すように、第1の硬貨保留レバー61の先端部61a、61bにより直接支持されたA硬貨の上方に、次々と一時保留される。
【0090】
なお、図5で示すように、この第4の硬貨選別通路31内ではその通路長に応じ先端部61a、61bによって直接支持される硬貨を含め、最大3枚のA硬貨を一時保留する。
【0091】
次に、このA硬貨の一時保留時に、硬貨選別装置1を装着した自動販売機において、商品を購入すること無く、硬貨返却レバーが操作されると、その硬貨返却レバーの操作信号に基づき、図示せぬ制御装置は、まず図10で示すように、第1の硬貨振り分けレバー130を反時計方向へ回転駆動し、これにより硬貨収容通路120を閉塞し、かつ硬貨返却通路110を拡開する。その後、図示せぬ制御装置は図示せぬ第1の保留部駆動手段を介して第1の硬貨保留レバー61を駆動し、これにより端部61a、61bを第4の硬貨選別通路31内から退避させて、その下流を拡開するとともに、後端部61cを第4の硬貨選別通路31内に突出させる。
【0092】
すると図21で示すように、第1の硬貨保留レバー61の先端部61a、61bに支承されたA硬貨一枚のみが硬貨返却通路110へ案内され、その後、この硬貨返却通路110に連通した図示せぬ硬貨返却口に返却される。
【0093】
さらに、前述したのと同様に第1の硬貨保留レバー61の先端部61a、61bと後端部61cとが交互に第4の硬貨選別通路31内に出没することにより、残りA硬貨も次々と一枚ずつ間欠的に硬貨返却口に返却される。
【0094】
従って、商品を購入することなく硬貨返却レバーが操作されると、このような現物硬貨返却処理が保留硬貨の枚数分行われ、間欠的に落下する全ての保留A硬貨を硬貨返却口へ返却する。
【0095】
従って、この硬貨選別装置1では、商品を購入することなく硬貨返却レバーを操作してA硬貨を返却する場合、現実に投入された投入硬貨、即ち一時保留A硬貨そのものを硬貨返却口へ払出すので、仮に硬貨選別装置1により正貨と見做されるほど精巧に製造されたA硬貨(偽貨)が投入された場合でも、その投入A硬貨(偽貨)そのものが硬貨返却口へ払出されるので、硬貨のすり替え現象の発生は可及的に解消されることとなる。
【0096】
一方、A硬貨の一時保留時に、商品が購入された場合について詳述する。
【0097】
商品が購入されると、その商品購入信号に基づき、図示せぬ制御装置は、まず図7で示すように、第1の硬貨振り分けレバー130を初期位置に位置決めし、これにより硬貨収容通路120を拡開し、かつ硬貨返却通路110を閉塞する。その後、図示せぬ制御装置は図示せぬ第1の保留部駆動手段を介して第1の硬貨保留レバー61を駆動し、これにより先端部61a、61bを第4の硬貨選別通路31内から退避させて、その下流を拡開するとともに、後端部61cを第4の硬貨選別通路31内に突出させる。
【0098】
すると図13で示すように、第1の硬貨保留レバー61の先端部61a、61bに支承されたA硬貨一枚のみが硬貨収容通路120へ案内され、その後、下方に位置する図示せぬ硬貨収容装置のA硬貨に対応するコインチューブ内に落下して収容される。
【0099】
さらに、前述したのと同様に第1の硬貨保留レバー61の先端部61a、61bと後端部61cとが交互に第4の硬貨選別通路31内に出没することにより、残りA硬貨も次々と一枚ずつ間欠的に対応するコインチューブ内に落下して積載収容され、このような処理が保留A硬貨の枚数分行われる。
【0100】
なお、対応するコインチューブ内へのA硬貨の収容中に、当該コインチューブ内に配設された満杯検出センサーにより一定枚数のA硬貨が収容されたことが検出されると、その検出信号に基づき制御装置は図12で示すように、第2の硬貨振り分けレバー150を時計方向へ回転させ、硬貨収容通路120を閉塞して金庫側通路140を拡開する。
【0101】
従って、それ以降落下するA硬貨は、図22で示すように、金庫側通路140を介して一枚ずつ間欠的に図示せぬ金庫内に収容され、必要以上のA硬貨が対応するコインチューブ内に収容されることはない。
【0102】
次に、図23で示すように、硬貨投入口3から硬貨が投入され、その硬貨が、硬貨判別センサ11の検出信号に基づきC硬貨と判断されると、その判定信号に基づいて図示せぬ制御装置は、正偽貨振り分けレバー12を作動させ第1の硬貨選別通路14の上流を拡開する。また、同時に第1の金種振り分けレバー15を作動させ、第2の硬貨選別通路16の上流を拡開する。さらに、第2の金種振り分けレバー30が作動し第4の硬貨選別通路31を閉塞して第5の硬貨選別通路32を拡開する。
【0103】
また、図示せぬ制御装置は、硬貨判別センサ11による検出信号に基づき投入硬貨がC正貨であると判断すると、図8で示すように、図示せぬ第2の保留部駆動手段を介して第2の硬貨保留レバー101を駆動し、これにより先端部101aを第5の硬貨選別通路32内に突出させて、その下流を閉塞するとともに、後端部101bを第5の硬貨選別通路32から退避させる。
【0104】
これにより、図23で示すように、硬貨投入口3内に投入されたC硬貨は、硬貨判別通路10内を転動した後、正偽貨振り分けレバー12により第1の硬貨選別通路14に案内され、その後、該C硬貨は第1の金種振り分けレバー15により第2の硬貨選別通路16に案内される。
【0105】
その後、C硬貨はさらに第2の金種振り分けレバー30により第5の硬貨選別通路32に案内され、第2の硬貨保留レバー101の先端部101aによって、第5の硬貨選別通路32の下流端に一時保留される。
【0106】
次に、硬貨投入口3から投入された硬貨が、硬貨判別センサ11により再びC硬貨と見なされ第5の硬貨選別通路32内に案内された場合には、これらの各C硬貨は、図8で示すように、第2の硬貨保留レバー101の先端部101aにより直接支持されたC硬貨の上方に、次々と一時保留される。
【0107】
なお、図6で示すように、この第5の硬貨選別通路32は進行方向へ向けて略S字形状に蛇行形成され、その通路長を長く設定するようにしているから、この第5の硬貨選別通路32内には最大4枚のC硬貨を保留することができる。
【0108】
次に、このC硬貨の一時保留時に、商品を購入すること無く、硬貨返却レバーが操作されると、その硬貨返却レバーの操作信号に基づき、図示せぬ制御装置は、まず図9で示すように、第1の硬貨振り分けレバー130を反時計方向へ回転駆動し、これにより硬貨収容通路120を閉塞し、かつ硬貨返却通路110を拡開する。その後、制御装置は図示せぬ第2の保留部駆動手段を介して第2の硬貨保留レバー101を駆動し、これにより先端部101aを第5の硬貨選別通路32内から退避させて、その下流を拡開するとともに、後端部101bを第5の硬貨選別通路32内に突出させる。
【0109】
すると図24で示すように、第2の硬貨保留レバー101の先端部101aに支承されたC硬貨一枚のみが硬貨返却通路110へ案内され、その後、この硬貨返却通路110に連通した図示せぬ硬貨返却口に返却される。
【0110】
さらに、前述したのと同様に第2の硬貨保留レバー101の先端部101aと後端部101bとが交互に第5の硬貨選別通路32内に出没することにより、残りC硬貨も次々と一枚ずつ間欠的に硬貨返却口に返却される。
【0111】
従って、商品を購入することなく硬貨返却レバーが操作されると、このような現物硬貨返却処理が保留硬貨の枚数分行われ、間欠的に落下する全ての保留C硬貨が硬貨返却口へ返却される。
【0112】
従って、この硬貨選別装置1では、商品を購入することなく硬貨返却レバーを操作してC硬貨を返却する場合、現実に投入された投入硬貨、即ち一時保留C硬貨そのものを硬貨返却口へ払出すので、仮に正貨と見做されるほど精巧に製造されたC硬貨(偽貨)が投入された場合でも、その投入C硬貨(偽貨)そのものが硬貨返却口へ払出されるので、硬貨のすり替え現象の発生は可及的に解消されることとなる。
【0113】
次に、C硬貨の一時保留時に、商品が購入された場合について詳述する。
【0114】
商品が購入されると、その商品購入信号に基づき、図示せぬ制御装置は、まず図8で示すように、第1の硬貨振り分けレバー130を初期位置に位置決めし、これにより硬貨収容通路120を拡開し、かつ硬貨返却通路110を閉塞する。その後、図示せぬ制御装置は第2の保留部駆動手段を介して第2の硬貨保留レバー101を駆動し、これにより先端部101aを第5の硬貨選別通路32内から退避させて、その下流を拡開するとともに、後端部101bを第5の硬貨選別通路32内に突出させる。
【0115】
すると図15で示すように、第1の硬貨保留レバー101の先端部101aに支承されたC硬貨一枚のみが硬貨収容通路120へ案内され、その後、下方に位置する図示せぬ硬貨収容装置のC硬貨に対応するコインチューブ内に落下して収容される。
【0116】
さらに、前述したのと同様に第2の硬貨保留レバー101の先端部101aと後端部101bとが交互に第5の硬貨選別通路32内に出没することにより、残りC硬貨も次々と一枚ずつ間欠的に対応するコインチューブ内に落下して積載収容され、このような処理が保留C硬貨の枚数分行われる。
【0117】
なお、対応するコインチューブ内へのC硬貨の収容中に、当該コインチューブ内に配設された満杯検出センサーにより一定枚数のC硬貨が収容されたことが検出されると、その検出信号に基づき制御装置は図11で示すように、第2の硬貨振り分けレバー150を時計方向へ回転させ、硬貨収容通路120を閉塞して金庫側通路140を拡開する。
【0118】
すると、それ以降落下するC硬貨は、図25で示すように、金庫側通路140を介して一枚ずつ間欠的に図示せぬ金庫内に収容され、必要以上のC硬貨が対応するコインチューブ内に収容されることはない。
【0119】
次に、硬貨投入口3からA硬貨とC硬貨とが投入された場合を詳述する。
【0120】
図26で示すように、投入された硬貨が、硬貨判別センサ11の検出信号に基づきA硬貨あるいはC硬貨と判断されると、前述した各金種振り分けレバーの作用に基づき、それらのA硬貨とC硬貨はそれぞれ対応する第4の硬貨選別通路31と第5の硬貨選別通路32とにそれれ一時保留される。
【0121】
その後、このA硬貨とC硬貨の一時保留時に、商品を購入すること無く、硬貨返却レバーが操作されると、その硬貨返却レバーの操作信号に基づき、図示せぬ制御装置は、図9及び図10で示すように、第1の硬貨振り分けレバー130を反時計方向へ回転駆動し、これにより硬貨収容通路120を閉塞し、かつ硬貨返却通路110を拡開する。
【0122】
その後、制御装置は図9及び図10で示す、第1の硬貨保留レバー61と第2の硬貨保留レバー101とを同時に間欠的に駆動し、これにより図21及び図24で示すように、第4の硬貨選別通路31内に保留されたA硬貨と第5の硬貨選別通路32内に保留されたC硬貨とを同時に硬貨返却通路110を介して図示せぬ硬貨返却口に返却する。
【0123】
一方、A硬貨とC硬貨の一時保留時に、商品が購入された場合について詳述する。
【0124】
商品が購入されると、その商品購入信号に基づき、図示せぬ制御装置は、まず図7及び図8で示すように、第1の硬貨振り分けレバー130を初期位置に位置決めし、これにより硬貨収容通路120を拡開し、かつ硬貨返却通路110を閉塞する。
【0125】
その後、図示せぬ制御装置は、まずA硬貨とC硬貨のうち、いずれか一方の硬貨(例えばA硬貨のみ)のみを前述したのと同様の作用により硬貨収容通路120かあるいは金庫側通路140へ一枚ずつ間欠的に案内し、これにより一方の硬貨のみを対応するコインチューブ内に積載収容するとともに、あるいは当該コインチューブが満杯になった場合は金庫側へ案内する。
【0126】
このように、一方の硬貨(例えばA硬貨のみ)のみを対応するコインチューブ内に積載収容するとともに、あるいは当該コインチューブが満杯になった場合は金庫側へ案内した後、他方の硬貨(例えばC硬貨のみ)を前述したのと同様の作用により硬貨収容通路120かあるいは金庫側通路140へ一枚ずつ間欠的に案内し、これにより他方の硬貨(例えばC硬貨のみ)のみを対応するコインチューブ内に積載収容するとともに、あるいは当該コインチューブが満杯になった場合は金庫側へ案内する。
【0127】
なお、A硬貨とC硬貨の一時保留時に、双方の硬貨の案内先が同一条件の場合(例えばA硬貨とC硬貨の双方を対応するコインチューブ内に収容する場合、あるいはA硬貨とC硬貨の双方を金庫側に案内する場合)は、同時に第1の硬貨保留レバー61と第2の硬貨保留レバー101とを間欠的に駆動して、A硬貨とC硬貨とを同時に対応するコインチューブ内へ、あるいはA硬貨とC硬貨の双方を同時に金庫側に案内するようにしてもよい。
【0128】
次に、図27のように、硬貨投入口3から硬貨が投入され、その硬貨が硬貨判別センサ11の検出信号に基づきB硬貨と判断されると、その判定信号に基づいて図示せぬ制御装置は、正偽貨振り分けレバー12を作動させ、第1の硬貨選別通路14の上流端を拡開するとともに、同時に第1の金種振り分けレバー15を作動し第3の硬貨選別通路17の上流端を拡開する。
【0129】
また、図示せぬ制御装置は、同時に第3の金種振り分けレバー42を作動させ、第7の硬貨選別通路41の上流端を拡開し、さらに、同時に第4の金種振り分けレバー50を作動させて第8の硬貨選別通路51を拡開する。
【0130】
そのため、硬貨判別通路10内を転動するB硬貨は、図27で示すように正偽貨振り分けレバー12により第1の硬貨選別通路14内に案内された後、さらに第1の金種振り分けレバー15により下方の第3の硬貨選別通路17に案内され、その後、第3の金種振り分けレバー42によって第7の硬貨選別通路41に案内され、さらにその後、第4の金種振り分けレバー50によって第8の硬貨選別通路51に案内され、その後、当該第8の硬貨選別通路51の下方から落下し硬貨収容装置の対応するコインチューブ内に蓄積収容される。
【0131】
次に、図28のように、硬貨投入口3から硬貨が投入され、その硬貨が硬貨判別センサ11の検出信号に基づきD硬貨と判断されると、その判定信号に基づいて図示せぬ制御装置は、正偽貨振り分けレバー12を作動させ、第1の硬貨選別通路14の上流端を拡開するとともに、同時に第1の金種振り分けレバー15を作動させ、第3の硬貨選別通路17の上流端を拡開する。
【0132】
さらに、図示せぬ制御装置は同時に第3の金種振り分けレバー42を作動させ、第7の硬貨選別通路41の上流端を開放する。また図示せぬ制御装置は、同時に第4の金種振り分けレバー50を作動させ第9の硬貨選別通路52の上流端を開放する。
【0133】
そのため、硬貨判別通路10内を転動するD硬貨は正偽貨振り分けレバー12により第1の硬貨選別通路14内に案内された後、第1の金種振り分けレバー15により下方の第3の硬貨選別通路17に案内され、その後、第3の金種振り分けレバー42により第7の硬貨選別通路41に案内され、さらにその後、第4の金種振り分けレバー50により第9の硬貨選別通路52に案内され、その後、この第9の硬貨選別通路52の下方から落下して対応する図示せぬコインチューブ内に蓄積収容される。
【0134】
一方、上述したB硬貨、D硬貨を収容する対応する各コインチューブの収容枚数が一定収容枚数を越えるとオーバーフローすることとなるが、このB硬貨、D硬貨の収容枚数が一定収容枚数を越えた際のオーバーフロー処理は以下のようになる。
【0135】
B硬貨、D硬貨を収容する対応する各コインチューブに配設された満杯検出センサーによって、その収容されたB硬貨、D硬貨の枚数が、それぞれ一定枚数に達したことが検知された後、オーバーフロー対象の投入硬貨が投入されると、その硬貨を直ちに金庫側へ収容させるようにしている。
【0136】
そこで、仮にB硬貨を収容する図示せぬコインチューブ内に蓄積収容された硬貨の収容枚数が一定枚数に達したと満杯検出センサーにより検出されたと仮定すると、上述した硬貨選別装置1は以下のような選別動作を行う。
【0137】
図29のように、硬貨投入口3から硬貨が投入され、その硬貨が硬貨判別センサ11の検出信号に基づきB硬貨と判断され、かつ満杯検出センサーにより対応するコインチューブ内に収容されたB硬貨の枚数が一定枚数に達したことが検知されると、これらの判定信号に基づいて図示せぬ制御装置は、正偽貨振り分けレバー12を作動させ、第1の硬貨選別通路14の上流端を拡開するとともに、同時に第1の金種振り分けレバー15を作動させ、第3の硬貨選別通路17の上流端を拡開する。また制御装置は、同時に第3の金種振り分けレバー42を作動させ、第6の硬貨選別通路40の上流端を拡開する。
【0138】
すると、図29の如く、硬貨判別通路10内を転動するB硬貨は正偽貨振り分けレバー12により図2の第1の硬貨選別通路14内に案内され、さらにこのB硬貨は第1の金種振り分けレバー15により下方の第3の硬貨選別通路17に案内される。さらにこのB硬貨は、第3の金種振り分けレバー42により第6の硬貨選別通路42内に案内され、当該第6の硬貨選別通路42の下方に落下して、当該第6の硬貨選別通路42に連通する図示せぬ金庫内に直ちに収容される。
【0139】
また、仮にD硬貨を収容するコインチューブ内に蓄積収容された硬貨の収容枚数が一定枚数に達したと図示せぬオーバーフロー検出手段により検出されたと仮定すると、上述した硬貨選別装置1は、以下のような選別動作を行う。
【0140】
図30のように、硬貨投入口3から硬貨が投入され、その硬貨が硬貨判別センサ11の検出信号に基づきD硬貨と判断され、かつオーバーフロー検出手段により対応するコインチューブ内に収容されたD硬貨の枚数が一定枚数に達したことが検知されると、これらの判定信号に基づいて図示せぬ制御装置は、正偽貨振り分けレバー12を作動させ、第1の硬貨選別通路14の上流端を拡開するとともに、同時に第1の金種振り分けレバー15を作動させ、第3の硬貨選別通路17の上流端を拡開する。また制御装置は、同時に第3の金種振り分けレバー42を作動させ、第6の硬貨選別通路40の上流端を拡開する。
【0141】
すると、図30の如く、硬貨判別通路10内を転動するD硬貨は正偽貨振り分けレバー12により第1の硬貨選別通路14内に案内された後、第1の金種振り分けレバー15により下方の第3の硬貨選別通路17に案内される。また、このD硬貨はさらに第3の金種振り分けレバー42により第6の硬貨選別通路40内に案内された後、当該第6の選別通路40の下方に落下して当該第6の硬貨選別通路40に連通する図示せぬ金庫内に直ちに収容される。
【0142】
以上説明したように、発明の硬貨選別装置によると、正貨を振り分ける3個の振り分けレバーをリンク手段を介して連結し、もって連結された3個のレバーをその一つを作動させる一つのソレノイドにより連動して駆動するようにしたから、一時保留された硬貨を振り分ける硬貨振り分けレバーを配設する場合でも、その駆動手段の数を増大させることがなく、このため部品点数を削減し、かつ制御も簡単な硬貨選別装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に関わる硬貨選別装置の概念正面図。
【図2】図2はこの発明に関わる硬貨選別装置の作用を示す概念正面図。
【図3】図3は図1の要部概念斜視図で第1の金種振り分けレバーの動作を示す図。
【図4】図4は図1の要部概念斜視図で第1の金種振り分けレバーの動作を示す図。
【図5】図5はA硬貨の一時保留を示す図。
【図6】図6はC硬貨の一時保留を示す図。
【図7】図7は図5のFF要部概念断面図。
【図8】図8は図6のGG要部概念断面図。
【図9】図9は第2の硬貨保留手段の動作を示す概念断面図。
【図10】図10は第1の硬貨保留手段の動作を示す概念断面図。
【図11】図11は第2の硬貨保留手段の動作を示す概念断面図。
【図12】図12は第1の硬貨保留手段の動作を示す概念断面図。
【図13】図13は第1の硬貨保留手段の動作を示す概念断面図。
【図14】図14は第1の硬貨保留手段の動作を示す概念断面図。
【図15】図15は第2の硬貨保留手段の動作を示す概念断面図。
【図16】図16は第2の硬貨保留手段の動作を示す概念断面図。
【図17】図17はこの発明に関わるリンク手段を示す概念斜視図。
【図18】図18はリンク手段の作用を示す概念斜視図。
【図19】図19は他のリンク手段の作用を示す概念斜視図。
【図20】図20はA硬貨の一時保留を示す硬貨選別装置の概念正面図。
【図21】図21はA硬貨の保留解除処理を示す概念断面図。
【図22】図22はA硬貨の保留解除処理を示す概念断面図。
【図23】図23はC硬貨の一時保留を示す硬貨選別装置の概念正面図。
【図24】図24はC硬貨の保留解除処理を示す概念断面図。
【図25】図25はC硬貨の保留解除処理を示す概念断面図。
【図26】図26はA硬貨及びC硬貨の一時保留を示す硬貨選別装置の概念正面図。
【図27】図27はB硬貨の処理を示す硬貨選別装置の概念正面図。
【図28】図28はD硬貨の処理を示す硬貨選別装置の概念正面図。
【図29】図29はB硬貨の満杯処理を示す硬貨選別装置の概念正面図。
【図30】図30はD硬貨の満杯処理を示す硬貨選別装置の概念正面図。
【符号の説明】
1…硬貨選別装置
11…硬貨判別手段
30、42…金種振り分けレバー
31、32…格別の硬貨通路
61、101…硬貨保留レバー
150…第2の硬貨振り分けレバー
201…ソレノイド
202…リンク手段
Claims (2)
- 投入硬貨を硬貨通路内で一時保留する硬貨保留レバーと、該硬貨保留レバーを挟んでその上流に配設される金種振分けレバーと前記硬貨保留レバーの下流に配設される硬貨振り分けレバーとを少なくとも具えた硬貨選別装置において、
前記上流側の金種振分けレバーと前記下流側の硬貨振り分けレバーとに少なくとも連結するリンク手段と、
該リンク手段に連結するソレノイドとを具え、
前記連結された上流側の金種振り分けレバーと前記下流側の硬貨振り分けレバーとを前記リンク手段を介して前記ソレノイドに連結し、前記ソレノイドの駆動により、前記連結された上流側の金種振り分けレバーと前記下流側の硬貨振り分けレバーとをそれぞれ駆動するようにしたことを特徴とする硬貨選別装置。 - 前記リンク手段は、前記一つのソレノイドの作動軸に固着され、該作動軸とともに昇降するベースプレートと、前記ベースプレートの表面にそれぞれ突設された2個のリブと、該2個のリブにそれぞれ形成され、前記連結された前記上流側の金種振り分けレバーと、前記下流側の硬貨振り分けレバーのうち対応する振り分けレバーと係合するU字溝と、からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の硬貨選別装置。
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