JP2018198010A - 硬貨分岐装置および硬貨処理装置 - Google Patents

硬貨分岐装置および硬貨処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】硬貨の分岐方向を増やしても、装置の小型化を図ることができる硬貨分岐装置を提供する。【解決手段】硬貨分岐装置は、硬貨を搬送路から分岐させる分岐部材と、分岐部材を、硬貨を搬送路の下流方向へ誘導する第1の状態と、搬送路から硬貨を落下させる第1の方向に誘導する第2の状態と、搬送路の下流方向および第1の方向と異なる第2の方向に誘導する第3の状態と、のいずれかの状態に変化させる駆動部と、を備える。【選択図】図11

Description

本発明は、硬貨分岐装置および硬貨処理装置に関する。
従来、入金される硬貨を傾斜して搬送し、金種ごとに分類して収納する硬貨処理装置がある。この硬貨処理装置は、硬貨分岐装置を備え、搬送路上の硬貨を、硬貨の搬送方向と、硬貨の背面方向(傾斜した搬送路面で支持される面)との2方向に分岐し、金種ごとに分類して収納する(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−236115号公報
しかしながら、特許文献1の硬貨分岐装置は、上記したように硬貨を2方向に分岐するものであり、3方向に分岐するためには、硬貨分岐装置を2個並べる必要がある。そのため、装置が大きくなる。
そこで本発明は、硬貨の分岐方向を増やしても、装置の小型化を図る技術を提供することを目的とする。
本発明の硬貨分岐装置は、硬貨を搬送路から分岐させる分岐部材と、前記分岐部材を、前記硬貨を前記搬送路の下流方向へ誘導する第1の状態と、前記搬送路から前記硬貨を落下させる第1の方向に誘導する第2の状態と、前記搬送路の下流方向および前記第1の方向と異なる第2の方向に誘導する第3の状態と、のいずれかの状態に変化させる駆動部と、を有する。
また、本発明の硬貨処理装置は、硬貨を搬送路から分岐させる分岐部材と、前記分岐部材を、前記硬貨を前記搬送路の下流方向へ誘導する第1の状態と、前記搬送路から前記硬貨を落下させる第1の方向に誘導する第2の状態と、前記搬送路の下流方向および前記第1の方向と異なる第2の方向に誘導する第3の状態と、のいずれかの状態に変化させる駆動部と、を有する硬貨分岐装置を備える。
本発明によれば、硬貨の分岐方向を増やしても、装置の小型化を図ることができる。
第1の実施の形態に係る硬貨分岐装置を適用した硬貨処理装置の一例を示した斜視図である。 硬貨処理装置の側断面図である。 図2のA−A矢視断面図である。 硬貨の搬送経路を説明する図のその1である。 硬貨の搬送経路を説明する図のその2である。 硬貨の搬送経路を説明する図のその3である。 搬送部を説明する図である。 図7のB−B矢視断面図である。 硬貨分岐装置を構成する部品の斜視図を示している。 硬貨分岐装置を構成する部品の斜視図を示している。 搬送部に取付けられた硬貨分岐装置の斜視図のその1である。 図11の状態における硬貨分岐装置を−y軸方向から見た図である。 搬送部に取付けられた硬貨分岐装置の斜視図のその2である。 図13の状態における硬貨分岐装置を−y軸方向から見た図である。 搬送部に取付けられた硬貨分岐装置の斜視図のその3である。 図15の状態における硬貨分岐装置を−y軸方向から見た図である。 第2の実施の形態に係る硬貨分岐装置の一例を示した正面断面図である。 硬貨分岐装置の正面断面図である。 硬貨分岐装置の正面断面図である。 硬貨分岐装置の正面断面図である。 第3の実施の形態に係る硬貨分岐装置の一例を示した正面図である。 図21の状態における硬貨分岐装置を+x軸方向から見た図である。 ゲートが上方に移動したときの状態を示した図である。 図23の状態における硬貨分岐装置を+x軸方向から見た図である。 ゲートが右方に移動したときの状態を示した図である。 ゲートが左方に移動したときの状態を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る硬貨分岐装置を適用した硬貨処理装置1の一例を示した斜視図である。図1に示すように、硬貨処理装置1は、入金口2と、出金口3と、を有している。硬貨処理装置1は、例えば、レジにて支払われた硬貨を収納し、または収納した硬貨を釣銭として繰出す。以下では、硬貨処理装置1に対し、図1に示すような3軸の座標を設定する。
入金口2は、装置前方の上面に設けられている。入金口2には、硬貨処理装置1に入金される硬貨が投入される。入金口2に投入された硬貨は、硬貨処理装置1に収納される。
出金口3は、装置前面であって、入金口2の下方に設けられている。出金口3には、硬貨処理装置1に収納された硬貨が出金される。また、出金口3には、入金の際のリジェクト硬貨が出金される。
図2は、硬貨処理装置1の側断面図である。図2に示す硬貨処理装置1は、図1の硬貨処理装置1に対し、形状等を簡略化して図示している。図2において、図1と同じものには同じ符号が付してある。
図2に示すように、硬貨処理装置1は、貯留繰出装置11と、搬送部12と、識別部13と、硬貨分岐装置14,15a〜15dと、収納繰出装置16a〜16dと、出金搬送部17と、回収庫18と、を有している。
入金口2に投入された硬貨は、シュートを伝って、貯留繰出装置11に落下する。貯留繰出装置11は、入金口2に投入された硬貨を一時貯留する。図2に示す硬貨Cは、貯留繰出装置11に一時貯留された硬貨を示している。
貯留繰出装置11は、傾斜円盤11aを有している。傾斜円盤11aは、表面に硬貨を引っ掛ける突起(図示せず)を有している。貯留繰出装置11は、傾斜円盤11aを回転させて(例えば、図中反時計回りに回転させて)、一時貯留している硬貨Cを表面の突起に引っ掛け、上方へ拾い上げる。そして、貯留繰出装置11は、傾斜円盤11aで上方に拾い上げた硬貨Cを搬送部12に繰出す。図2に示す硬貨C’は、傾斜円盤11aにより、搬送部12へ繰出される硬貨を示している。
搬送部12は、硬貨処理装置1の上面のすぐ下に設けられている。また、搬送部12は、装置の前面または背面から見て、略中央部に設けられている(x軸方向における略中央部、例えば、図3を参照)。搬送部12は、装置前方から後方に向かって伸びている。搬送部12は、貯留繰出装置11から繰出された硬貨を、装置前方から後方に向かって搬送する。
識別部13は、貯留繰出装置11の下流かつ硬貨分岐装置14,15a〜15dの上流であって、搬送部12上に設けられている。識別部13は、貯留繰出装置11から繰出された硬貨を識別する。例えば、識別部13は、磁気センサ等の各種センサを備え、搬送部12で搬送される硬貨の金種、リジェクト硬貨、または回収硬貨等を識別する。
硬貨分岐装置14は、搬送部12で搬送される硬貨を、3方向に分岐させる。例えば、硬貨分岐装置14は、搬送部12で搬送される硬貨を、搬送下流方向と(硬貨をそのまま搬送部12で搬送させる方向(+y軸方向)と)、出金搬送部17へ誘導する方向と、回収庫18へ誘導する方向とに分岐させる。
硬貨分岐装置14は、識別部13の識別結果に応じて、搬送部12で搬送される硬貨を、3方向に分岐させる。例えば、硬貨分岐装置14は、識別部13によってリジェクト硬貨と識別された硬貨に対しては、出金搬送部17へ誘導する方向に分岐する。リジェクト硬貨は、入金硬貨として受け付けられない金種の硬貨や、金種を識別できなかった硬貨や、偽貨または偽貨の疑いのある硬貨を含む。また、硬貨分岐装置14は、識別部13によって回収硬貨と識別された硬貨に対しては、回収庫18へ誘導する方向に分岐する。回収硬貨は、入金硬貨として受け付けるが、出金硬貨として使用されない金種の硬貨を含む。また、リジェクト硬貨の内、偽貨または偽貨の疑いのある硬貨を回収庫18に収納するようにしてもよい。また、硬貨分岐装置14は、識別部13によってリジェクト硬貨および回収硬貨でないと識別され、かつ金種が判定された硬貨に対しては、搬送下流方向に分岐する。
硬貨分岐装置15a〜15dは、搬送部12で搬送される硬貨を、3方向に分岐させる。例えば、硬貨分岐装置15a〜15dは、搬送部12で搬送される硬貨を、搬送下流方向と、収納繰出装置16a〜16dへ誘導する方向と、搬送部12を挟み、収納繰出装置16a〜16dと対向するように設けられている4つの収納繰出装置(例えば、図3を参照)へ誘導する方向とに分岐させる。
硬貨分岐装置15a〜15dは、識別部13の識別結果に応じて、搬送部12で搬送される硬貨を、3方向に分岐させる。例えば、硬貨分岐装置15aは、識別部13によって第1の金種と識別された硬貨に対しては、収納繰出装置16aへ誘導する方向に分岐する(例えば、図5の矢印A11を参照)。また、硬貨分岐装置15aは、識別部13によって第2の金種と識別された硬貨に対しては、搬送部12を挟んで収納繰出装置16aと対向するように設けられた収納繰出装置へ誘導する方向に分岐する(例えば、図5の矢印A12を参照)。また、硬貨分岐装置15aは、識別部13によって第1の金種および第2の金種以外の金種と識別された硬貨に対しては、搬送下流方向(例えば、図5の+y軸方向)に分岐する。
また、硬貨分岐装置15bは、識別部13によって第3の金種と識別された硬貨に対しては、収納繰出装置16bへ誘導する方向に分岐する。また、硬貨分岐装置15bは、識別部13によって第4の金種と識別された硬貨に対しては、搬送部12を挟み、収納繰出装置16bと対向するように設けられた収納繰出装置へ誘導する方向に分岐する。また、硬貨分岐装置15bは、識別部13によって第1〜第4の金種以外の金種と識別された硬貨に対しては、搬送下流方向に分岐する。
硬貨分岐装置15cも硬貨分岐装置15a,15bと同様に、搬送部12で搬送される硬貨を3方向に分岐する。硬貨分岐装置15dについては、搬送部12の下流が存在しないので、2方向に分岐する。例えば、硬貨分岐装置15dは、搬送部12で搬送される硬貨に対しては、収納繰出装置16dへ誘導する方向と、搬送部12を挟み、収納繰出装置16dと対向するように設けられた収納繰出装置へ誘導する方向との2方向に分岐する。
収納繰出装置16a〜16dは、搬送部12で搬送された硬貨を収納する。搬送部12で搬送される硬貨は、識別部13の識別結果に応じて、硬貨分岐装置15a〜15dによって分岐(仕分け)される。これにより、収納繰出装置16a〜16dのそれぞれは、金種ごとに硬貨を収納する。
なお、硬貨処理装置1は、上記したように、搬送部12を挟み、収納繰出装置16a〜16dと対向するように、4つの収納繰出装置を有している。従って、硬貨処理装置1は、最大で8金種の硬貨を収納することになる。
収納繰出装置16a〜16d(搬送部12を挟み、収納繰出装置16a〜16dと対向するように設けられた収納繰出装置も含む)は、収納している硬貨を、出金搬送部17に繰出す。収納繰出装置16a〜16dは、表面に硬貨を引っ掛ける突起を備えた傾斜円盤を有している。収納繰出装置16a〜16dは、傾斜円盤を回転させることで、表面の突起に硬貨を引っ掛け、上方に拾い上げる。収納繰出装置16a〜16dは、傾斜円盤で上方に拾い上げた硬貨を、繰出出口から繰出し、出金搬送部17に落下させる(例えば、図3の矢印Aを参照)。
出金搬送部17は、硬貨処理装置1の底面の上に設けられ、装置前方から後方に向かって伸びている。出金搬送部17上には、硬貨分岐装置14によって分岐されたリジェクト硬貨が落下される。また、出金搬送部17上には、収納繰出装置16a〜16d(搬送部12を挟み、収納繰出装置16a〜16dと対向するように設けられた収納繰出装置も含む)から繰出された硬貨が落下される。出金搬送部17は、硬貨分岐装置14によって分岐されたリジェクト硬貨および収納繰出装置16a〜16dから繰出された硬貨を、出金口3に搬送する。
回収庫18には、硬貨分岐装置14によって分岐された回収硬貨が収納される。回収庫18は、繰出機能を有さない収納専用のボックスである。回収庫18に収納された回収硬貨は、硬貨処理装置1の内部にアクセスすることにより取り出すことができる。または、回収庫18を取り外し可能なカセット構造としてもよい。回収庫18は、搬送部12の下方であって、出金搬送部17の上方に設けられる。また、回収庫18は、硬貨処理装置1の前方、具体的には、収納繰出装置16aaの前方に設けられることにより、回収硬貨の取出しが容易となる。
図3は、図2のA−A矢視断面図である。図3において、図2と同じものには同じ符号が付してある。なお、図3では、図2で示した構成要素の一部図示を省略している。
図3に示す点線は、貯留繰出装置11の傾斜円盤11aを示している。また、図3には、搬送部12で搬送される硬貨C1が示してある。硬貨C1を搬送する搬送部12の搬送路は、図3に示すように傾斜している。
図3に示すように、硬貨処理装置1は、収納繰出装置16eを有している。収納繰出装置16eは、搬送部12を挟み、収納繰出装置16aに対向するように設けられている。
なお、硬貨処理装置1は、収納繰出装置16b〜16cにおいても、搬送部12を挟んで対向するように、硬貨繰出装置を有している。
図3に示す硬貨C11は、収納繰出装置16eに収納されている硬貨を示している。図3に示す硬貨C12は、収納繰出装置16eから繰出される硬貨を示している。硬貨C12は、収納繰出装置16eが有する傾斜円盤16eaの突起(図示せず)に引っ掛けられ、上方に拾い上げられる。そして、硬貨C12は、ガイドG1に乗って、傾斜円盤から離され、図3の矢印Aに示すように、出金搬送部17へ落下される。
図4は、硬貨の搬送経路を説明する図のその1である。図4において、図2と同じものには同じ符号が付してある。
入金口2に投入された硬貨は、矢印A1に示すように、貯留繰出装置11に送られ、一時貯留される。
貯留繰出装置11で貯留された硬貨は、矢印A2に示すように、貯留繰出装置11の傾斜円盤11aによって、搬送部12に繰出される。搬送部12に繰出された硬貨は、矢印A3に示すように、下流(+y軸方向)に搬送される。
搬送部12で搬送される硬貨のうち、リジェクト硬貨は、矢印A4に示すように、硬貨分岐装置14によって搬送部12から分岐され、出金搬送部17へ落下される。これにより、リジェクト硬貨は、出金口3へ戻される。また、搬送部12で搬送される硬貨のうち、回収硬貨は、矢印A5に示すように、硬貨分岐装置14によって搬送部12から分岐され、回収庫18へ落下される。これにより、回収硬貨は、回収庫18に回収(収納)される。
搬送部12で搬送される硬貨のうち、金種が識別された硬貨は、所定の金種に対応する硬貨分岐装置15a〜15dによって搬送部12から分岐され、収納繰出装置16a〜16dに落下される。例えば、矢印A6に示すように、収納繰出装置16bに対応する金種の硬貨は、硬貨分岐装置15bによって搬送部12から分岐され、収納繰出装置16bに落下される。
図5は、硬貨の搬送経路を説明する図のその2である。図5において、図3と同じものには同じ符号が付してある。
搬送部12で搬送される硬貨は、識別部13の識別結果に応じて、搬送方向が変更される。
例えば、硬貨分岐装置15a(図5には、図示せず)は、識別部13の識別結果に応じて、搬送部12で搬送される硬貨C1を、図5の矢印A11,A12のいずれか一方に分岐する。より具体的には、識別部13が、硬貨C1を第1の金種と判定した場合、硬貨分岐装置15aは、硬貨C1を矢印A11に分岐する。また、識別部13が、硬貨C1を第2の金種と判定した場合、硬貨分岐装置15aは、硬貨C1を矢印A12に分岐する。
また、硬貨分岐装置15aは、識別部13の識別結果に応じて、搬送部12で搬送される硬貨C1を、+y軸方向に分岐する(搬送下流方向にそのまま搬送する)。より具体的には、識別部13が、硬貨C1を第1の金種および第2の金種以外の金種と判定した場合、硬貨分岐装置15aは、硬貨C1を搬送下流方向に分岐する。
図6は、硬貨の搬送経路を説明する図のその3である。収納繰出装置16a〜16eに収納された硬貨は、収納繰出装置16a〜16eが備える傾斜円盤によって上方に拾い上げられ(例えば、図3の硬貨C12を参照)、出金搬送部17へ落下される。例えば、矢印A21に示すように、収納繰出装置16bに収納されている硬貨は、傾斜円盤によって上方に拾い上げられ、出金搬送部17へ落下される。
出金搬送部17へ落下された硬貨は、矢印A22に示すように、出金搬送部17によって、出金口3へ搬送される。これにより、収納繰出装置16a〜16eに収納されていた硬貨は、出金口3へ出金される。
図7は、搬送部12を説明する図である。図7において、図2と同じものには同じ符号が付してある。
図7に示すように、搬送部12は、硬貨を搬送する搬送路21を有している。搬送路21には、開口部22,23a〜23dが形成されている。開口部22,23a〜23dは、四角形状の部分と、弓形状の部分とを有している。以下で詳述するが、開口部22,23a〜23dに、硬貨の搬送方向を分岐する硬貨分岐装置14,15a〜15dが設けられる(配置される)。
また、搬送部12は、搬送ベルト24と、搬送ベルト24を駆動(回転)するプーリー25a,25bと、を有している。搬送ベルト24は、搬送路21上の硬貨を引っ掛けるための複数の突起(図7には図示せず)を有している。
図8は、図7のB−B矢視断面図である。図8において、図7と同じものには同じ符号が付してある。なお、図8には、搬送部12で搬送される硬貨C21も示してある。
搬送路21は、図8に示すように、傾斜した側面S1と、底面S2とによって形成されている。硬貨C21は、その平面(側面)が搬送路21の側面S1によって支持され、周面の下端が底面S2で支持される。
搬送ベルト24は、搬送路21の側面S1に対向するように設けられている。搬送ベルト24は、突起24aを有している。突起24aは、その一方の先端が、搬送路21の側面S1の近くまで伸びている。
搬送ベルト24は、図7において、反時計回りに回転する。これにより、搬送ベルト24に設けられた突起24aは、硬貨C21の後ろ側を押すことになる。これにより、硬貨C21は、+y軸方向に搬送される。
硬貨分岐装置15aについて説明する。硬貨分岐装置14,15b〜15dは、硬貨分岐装置15aと同様の構成を有しており、以下では、その説明を省略する。
図9は、硬貨分岐装置15aを構成する部品の斜視図を示している。硬貨分岐装置15aは、図9に示す部品と、後述する図10に示す部品とによって構成される(例えば、図11を参照)。図9および図10に示す硬貨分岐装置15aは、図7(または図11を参照)に示した搬送部12の開口部23aに配置される。
図9に示すように、硬貨分岐装置15aは、Aゲート31(分岐部材)と、アクチュエータ32(駆動部)と、連結部材33と、を有している。
Aゲート31は、底面S11と、側面S12とを有している。底面S11と側面S12は、L字状の面を形成している。底面S11は、硬貨の周面の下端が接する(乗る)。以下でも説明するが、底面S11および側面S12は、図7に示した開口部23aにおいて、搬送路21の一部を形成する。
Aゲート31は、y軸方向に伸びる軸31aを回動軸として回動する。Aゲート31は、図9に示す両矢印A31に示すように、軸31aを中心に、時計回りおよび反時計回りの方向に回動する。
Aゲート31は、ガイド31bを有している。ガイド31bは、弓形状を有し、図7に示した開口部23aの弓形状の部分に配置される。
アクチュエータ32には、連結部材33の一端が接続されている。アクチュエータ32は、連結部材33を、図9の両矢印A32方向に直線運動させる。連結部材33の他端は、Aゲート31に接続されており、Aゲート31を、直線運動によって、両矢印A31に示す方向に回動する。
図10は、硬貨分岐装置15aを構成する部品の斜視図を示している。図10に示すように、硬貨分岐装置15aは、Bゲート41(分岐部材)と、アクチュエータ42(駆動部)と、連結部材43と、を有している。
Bゲート41は、側面S21を有している。側面S21は、硬貨の平面が接する(乗る)。以下でも説明するが、側面S21は、図7に示した開口部23aにおいて、搬送路21の一部を形成する。
Bゲート41は、y軸方向に伸びる軸41aを回動軸として回動する。Bゲート41は、図10に示す両矢印A41に示すように、軸41aを中心に、時計回りおよび反時計回りの方向に回動する。
アクチュエータ42には、連結部材43の一端が接続されている。アクチュエータ42は、連結部材43を、図9の両矢印A42方向に直線運動させる。連結部材43の他端は、Bゲート41に接続されており、Bゲート41を、直線運動によって、両矢印A41に示す方向に回動する。
図11は、搬送部12に取付けられた硬貨分岐装置15aの斜視図のその1である。図11には、図9および図10に示した硬貨分岐装置15aと、図7および図8に示した搬送部12の一部とが示してある。図11において、図7〜図10と同じものには同じ符号が付してある。図11には、硬貨C31が示してある。
図11に示すように、Aゲート31およびBゲート41は、搬送路21に設けられた開口部23aに設けられている。Aゲート31は、弓形状のガイド31bが、開口部23aの弓形状の位置に来るように設けられている。
図11では、Aゲート31の底面S11は、搬送路21の底面S2と面一になっている。また、Aゲート31の側面S12は、搬送路21の側面S1と対向するようになっている。また、Bゲート41の側面S21は、搬送路21の側面S1と面一になっている。すなわち、Aゲート31の底面S11および側面S12と、Bゲート41の側面S21は、図11に示す状態では、開口部23aにおいて、U字状の搬送路を形成している。
これにより、硬貨C31は、開口部23aを超えて、搬送路21の下流(+y軸方向)へ搬送される。従って、硬貨C31は、例えば、図5に示した矢印A11,A12の方向に誘導されず、収納繰出装置16a,16eに収納されない。
図12は、図11の状態における硬貨分岐装置15aを−y軸方向から見た図である。図12において、図9〜図11と同じものには同じ符号が付してある。なお、図12では、アクチュエータ32,42および連結部材33,43の図示を省略している。また、図12に示す硬貨分岐装置15aは、図11に示した硬貨分岐装置15aに対し、形状等を簡略化して図示している。図12に示す一点鎖線は、図11に示した搬送路21の側面S1の位置を示している。
Aゲート31およびBゲート41が、アクチュエータ32,42の制御によって回動し、図12に示す状態にあるとき、Aゲート31の底面S11と、Aゲート31の側面S12と、Bゲート41の側面S21は、搬送路21に設けられた開口部23aにおいて、硬貨C31が通過する搬送路を形成する。これにより、硬貨C31は、搬送路21の下流へと(+y軸方向へと)搬送される。
図13は、搬送部12に取付けられた硬貨分岐装置15aの斜視図のその2である。図13において、図11と同じものには同じ符号が付してある。
図13に示す硬貨分岐装置15aは、図11に示した硬貨分岐装置15aに対し、Aゲート31が、軸31aを回動軸として回動している。具体的には、Aゲート31は、軸31aを回動軸として時計回りに回動している。一方、Bゲート41は、図11の状態から変化していない。
Aゲート31の底面S11は、図13に示すように、搬送路21の底面S2からずれている。すなわち、Aゲート31は、図13に示す状態では、搬送路21の底面に、開口(第1の開口)を形成する。
これにより、硬貨C31は、図13の硬貨C31aに示すように、Aゲート31とBゲート41との間を通って落下する。Aゲート31とBゲート41との間を落下する硬貨C31aは、図5に示した収納繰出装置16aに収納される。
なお、硬貨C31aは、例えば、収納繰出装置16aとつながったシュート(図5および図13には図示せず)を伝って、収納繰出装置16aに収納される。
Aゲート31のガイド31bは、Aゲート31の回動によって、図13に示すように、搬送路21の側面S1から突出する。このため、硬貨C31は、搬送下流方向の進行が妨げられる。これにより、硬貨C31は、確実にAゲート31とBゲート41との間を落下させられる。Aゲート31のガイド31bは、硬貨C31が搬送路21の下流方向に搬送されることを阻止し、硬貨21を第1の開口に誘導する第1のガイドを形成する。
図14は、図13の状態における硬貨分岐装置15aを−y軸方向から見た図である。図14において、図12と同じものには同じ符号が付してある。
図14に示すAゲート31は、図12で示したAゲート31に対し、軸31aを回動軸として、時計回りに回動している。一方、Bゲート41は、図12の状態から、回動していない。
これにより、Aゲート31の底面S11は、搬送路21の底面S2からずれ、搬送路21の開口部23aの底面部分(第1の開口)が開放される。硬貨C31aは、図14に示すように、Bゲート41の側面S21を滑って第1の開口から落下する。なお、Bゲート41の側面S21を滑り第1の開口から落下する硬貨C31aは、上記したように、収納繰出装置16aとつながったシュートを伝って、収納繰出装置16aに収納される。
Aゲート31のガイド31bは、Aゲート31の時計回りの回動によって、搬送路21の側面S1(図14に示す一点鎖線)から突出する。これにより、上記したように、硬貨C31aは、搬送下流方向の進行が妨げられ、確実にBゲート41の側面S21を滑って第1の開口から落下させられる。
図15は、搬送部12に取付けられた硬貨分岐装置15aの斜視図のその3である。図15において、図11と同じものには同じ符号が付してある。
図15に示す硬貨分岐装置15aは、図13に示した硬貨分岐装置15aに対し、Bゲート41が、軸41aを回動軸として回動している。具体的には、Bゲート41は、軸41aを回動軸として時計回りに回動している。一方、Aゲート31は、図13の状態から変化していない。
Bゲート41の側面S21は、図15に示すように、搬送路21の側面S1からずれている。具体的には、Bゲート41は、側面S21が搬送路21の側面S1から飛び出し、搬送路21の側面S1に開口(第2の開口)を形成している。
これにより、硬貨C31は、図15に示すように、Bゲート41の背面側(側面S21とは反対側、側面S21の裏側)を通って落下する。Bゲート41の背面側を落下する硬貨C31は、図5に示した収納繰出装置16eに収納される。
なお、硬貨C31は、例えば、収納繰出装置16eとつながったシュート(図5および図15には図示せず)を伝って、収納繰出装置16eに収納される。
Aゲート31のガイド31bは、図15に示すように、搬送路21の側面S1から突出している。このため、硬貨C31は、搬送下流方向の進行が妨げられる。これにより、硬貨C31は、確実にBゲート41の背面側を落下させられる。Aゲート31のガイド31bは、硬貨C31が搬送路21の下流方向に搬送されることを阻止し、硬貨21を第2の開口に誘導する第2のガイドを形成する。
図16は、図15の状態における硬貨分岐装置15aを−y軸方向から見た図である。図15において、図14と同じものには同じ符号が付してある。
図16に示すBゲート41は、図14で示したBゲート41に対し、軸41aを回動軸として、時計回りに回動している。一方、Aゲート31は、図14の状態から、回動していない。
これにより、Bゲート41の側面S21は、搬送路21の側面S1からずれ、搬送路21の開口部23aの側面部分(第2の開口)が開放される。硬貨C31は、図16に示すように、第2の開口を通り、Bゲート41の背面側を落下する。なお、Bゲート41の背面側を落下する硬貨C31は、上記したように、収納繰出装置16eとつながったシュートを伝って、収納繰出装置16eに収納される。
Aゲート31のガイド31bは、図16の状態では、搬送路21の側面S1(図16に示す一点鎖線)から突出している。これにより、上記したように、硬貨C31は、搬送下流方向の進行が妨げられ、第2の開口を通り、確実にBゲート41の背面側を落下させられる。
アクチュエータ32,42の動作について説明する。図11および図12に示したように、硬貨を搬送下流方向に搬送させるときの、硬貨分岐装置15aの状態を、第1の状態と呼ぶ。図13および図14に示したように、硬貨を、搬送路21の底面S2に開口を形成して落下させるときの、硬貨分岐装置15aの状態を、第2の状態と呼ぶ。図15および図16に示したように、硬貨を、搬送路21の側面S1に開口を形成して落下させるときの、硬貨分岐装置15aの状態を、第3の状態と呼ぶ。
まず、硬貨分岐装置15aは、第1の状態の状態にあるとする。硬貨分岐装置15aを、第1の状態から、第2の状態に遷移するには、アクチュエータ32は、Aゲート31を回動させる。例えば、図14に示すように、アクチュエータ32は、Aゲート31を、軸31aを回動軸として時計回りに回動する。
硬貨分岐装置15aを、第2の状態から、第3の状態に遷移するには、アクチュエータ42は、Bゲート41を回動させる。例えば、図16に示すように、アクチュエータ42は、Bゲート41を、軸41aを回動軸として時計回りに回動する。
硬貨分岐装置15aを、第1の状態から、第3の状態に遷移するには、アクチュエータ32,42は、Aゲート31およびBゲート41を回動させる。例えば、図16に示すように、アクチュエータ32は、Aゲート31を、軸31aを回動軸として時計回りに回動し、アクチュエータ42は、Bゲート41を、軸41aを回動軸として時計回りに回動する。
もちろん、アクチュエータ32,42は、上記以外のある状態から、他の状態に硬貨分岐装置15aを遷移させることができる。例えば、アクチュエータ32,42は、硬貨分岐装置15aを、第3の状態から第2の状態に遷移させることができ、また第3の状態から第1の状態に遷移させることができる。
以上説明したように、硬貨分岐装置15aは、硬貨を搬送路21から分岐させるAゲート31およびBゲート41を有する。また、硬貨分岐装置15aは、Aゲート31およびBゲート41を、硬貨を搬送路21の下流方向へ誘導する第1の状態と、搬送路21から硬貨を落下させる第1の方向に誘導する第2の状態と、搬送路21の下流方向および第1の方向と異なる第2の方向に誘導する第3の状態と、のいずれかの状態に変化させるアクチュエータ32,42を有する。これにより、硬貨分岐装置15aは、1つの装置(モジュール)で硬貨を3方向に分岐するので、装置の小型化を図ることができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、硬貨を4方向に分岐させる。
図17は、第2の実施の形態に係る硬貨分岐装置50の一例を示した正面断面図である。図17に示すように、硬貨分岐装置50は、Aゲート51と、Bゲート52と、を有している。以下では、硬貨分岐装置50に対し、図17に示すような3軸の座標を設定する。
図17では、紙面垂直方向(y軸方向)に搬送路が伸びている。図17に示す点線は、搬送路の断面形状を示している。
図17には、硬貨C41が示してある。硬貨C41は、搬送路によって、+y軸方向に搬送される。
Aゲート51およびBゲート52は、搬送路の途中に設けられている(例えば、図22に示すような搬送路71,72の間に設けられる)。Aゲート51は、y軸方向に伸びる軸51aを回動軸として回動する。Aゲート51は、側面S31を有している。
Bゲート52は、y軸方向に伸びる軸51aを回動軸として回動する。Bゲートは、側面S32と、底面S33と、を有している。側面S32と底面S33は、L字状の面を形成している。
硬貨分岐装置50が図17に示す状態にあるとき、Aゲート51の側面S31は、搬送路の側面を形成する。例えば、側面S31は、点線で示す搬送路の左側側面を形成する。
また、硬貨分岐装置50が図17に示す状態にあるとき、Bゲート52の側面S32は、搬送路の側面を形成し、底面S33は、搬送路の底面を形成する。例えば、側面S32は、点線で示す搬送路の右側側面を形成し、底面S33は、点線で示す搬送路の底面を形成する。これにより、硬貨C41は、搬送路の下流方向(+y軸方向)へ搬送される。
なお、図17では図示を省略しているが、硬貨分岐装置50は、Aゲート51を回動させるアクチュエータと、Bゲート52を回動させるアクチュエータとを有している。
図18は、硬貨分岐装置50の正面断面図である。図18において、図17と同じものには同じ符号が付してある。
図18に示すBゲート52は、図17に示したBゲート52に対し、軸52aを回動軸として時計回りに回動している。Bゲート52の回動により、Bゲート52の底面S33は、搬送路の底面からずれ、搬送路の底面には、開口が形成される。これにより、硬貨C41は、矢印A51に示すように、下方に落下する。
図19は、硬貨分岐装置50の正面断面図である。図19において、図17と同じものには同じ符号が付してある。
図19に示すAゲート51は、図17に示したAゲート51に対し、軸51aを回動軸として時計回りに回動している。また、Bゲート52は、図17に示したBゲート52に対し、軸52aを回動軸として時計回りに回動している。Aゲート51およびBゲート52の回動により、Aゲート51の側面S31およびBゲート52の側面S32は、搬送路の側面からずれ、Aゲート51の側面S31の背面側(側面S31とは反対側、側面S31の裏側)に開口が形成される。
これにより、硬貨C41は、矢印A52に示すように、搬送路の左側面方向に落下する。すなわち、硬貨C41は、図18の矢印A51に示した方向とは異なる方向に落下する。
図20は、硬貨分岐装置50の正面断面図である。図20において、図17と同じものには同じ符号が付してある。
図20に示すAゲート51は、図17に示したAゲート51に対し、軸51aを回動軸として反時計回りに回動している。また、Bゲート52は、図17に示したBゲート52に対し、軸52aを回動軸として反時計回りに回動している。Aゲート51およびBゲート52の回動により、Aゲート51の側面S31およびBゲート52の側面S32は、搬送路の側面からずれ、Bゲート52の側面S32の背面側(側面S32とは反対側、側面S32の裏側)に開口が形成される。
これにより、硬貨C41は、矢印A53に示すように、搬送路の右側面方向に落下する。すなわち、硬貨C41は、図18の矢印A51に示した方向と、図19の矢印A52に示した方向とは異なる方向に落下する。
Aゲート51およびBゲート52には、4つの状態がある。例えば、図17に示したように、硬貨C41を搬送下流方向に搬送する状態(第1の状態)がある。また、図18に示したように、硬貨C41を下方に落下する状態(第2の状態)がある。また、図19に示したように、硬貨C41を左側面方向に落下する状態(第3の状態)がある。また、図20に示したように、硬貨C41を右側面方向に落下する状態(第4の状態)がある。
Aゲート51およびBゲート52は、アクチュエータによって、上記の4つの状態のいずれかに遷移される。これにより、硬貨分岐装置50は、硬貨C41を4方向に分岐させることができる。
以上説明したように、硬貨分岐装置50は、硬貨を搬送路から分岐させるAゲート51およびBゲート52を有する。また、硬貨分岐装置50は、Aゲート51およびBゲート52を、硬貨C41を搬送下流方向に誘導する状態と、硬貨C41を下方に誘導する状態と、硬貨C41を搬送路の左側面方向に誘導する状態と、硬貨C41を搬送路の右側面方向に誘導する状態と、に変化させるアクチュエータを有する。これにより、硬貨分岐装置50は、1つの装置で硬貨を4方向に分岐するので、装置の小型化を図ることができる。
なお、搬送路は+y軸方向に下り傾斜した搬送路としてもよい。この場合、硬貨C41は、搬送路上を転がりながら搬送され、硬貨分岐装置50により搬送路から分岐される。また、搬送路は、硬貨C41が、搬送路の下方または左側面方向または右側面方向に落下することを阻害しない周知の搬送機構により硬貨C41を搬送するものでもよい。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、第2の実施の形態とは異なる方法で硬貨を4方向に分岐させる。
図21は、第3の実施の形態に係る硬貨分岐装置60の一例を示した正面図である。図21に示すように、硬貨分岐装置60は、ゲート61と、シュートガイド62a,62bと、を有している。以下では、硬貨分岐装置60に対し、図21に示すような3軸の座標を設定する。
図21には、硬貨分岐装置60の他に、シュート63a〜63cが図示してある。シュート63a〜63cのそれぞれは、3つの収納繰出装置(図示せず)に接続されている。また、図21には、硬貨C51が示してある。
ゲート61は、側面S41,S42と、底面S43と、を有している。側面S41,S42と底面S43は、U字状の面を形成している。
図21では、紙面垂直方向(y軸方向)に搬送路が伸びている。硬貨分岐装置60が図21に示す状態にあるとき、ゲート61の側面S41,S42と底面S43は、搬送路の側面と底面を形成している(例えば、図22を参照)。
ゲート61は、搬送方向上流側の面と、底面とにおいて一部がくり抜かれている(例えば、図22の斜線部分を参照)。ゲート61は、以下で説明するが、くり抜かれた部分において、硬貨C51の+y軸方向の進行を妨げる平面状の傾斜したガイド面S44が形成されている(例えば、図24を参照)。ガイド面S44は、+y軸方向に向かうに従って、下方に下がっている。
シュートガイド62a,62bの一端は、ゲート61の底面に接続されている。シュートガイド62a,62bは、例えば、可撓性を有した合成樹脂等のフィルムで構成される。シュートガイド62a,62bのゲート61に接続されていない側の他端は、シュート63a内に納められている。
ゲート61は、図中左右方向に移動する(例えば、図25および図26を参照)。図21では図示を省略しているが、硬貨分岐装置60は、ゲート61を左右方向に移動するアクチュエータを有している。
図22は、図21の状態における硬貨分岐装置60を+x軸方向から見た図である。図22において、図21と同じものには同じ符号が付してある。
図22には、搬送路71,72が示してある。硬貨分岐装置60は、搬送路71,72の間に設けられている。ゲート61に示す斜線部分は、くり抜かれ、中空となっている。
図22の状態では、搬送路71の底面S51と、ゲート61の底面S43とは、面一となっている。また、搬送路72の底面S52と、ゲート61の底面S43とは、面一となっている。
これにより、硬貨C51は、搬送路71から搬送路72へ搬送される。つまり、硬貨C51は、搬送路71,72において下流(+y軸方向)へ搬送される。
図23は、ゲート61が上方に移動したときの状態を示した図である。図23において、図21と同じものには同じ符号が付してある。なお、図23には、図22に示した搬送路72も示してある。図23に示すゲート61は、図21に示したゲート61に対し、上方(+z軸方向)へ移動している。
図24は、図23の状態における硬貨分岐装置60を+x軸方向から見た図である。図23において、図21、図22、および図23と同じものには同じ符号が付してある。
ゲート61が上方に移動すると、底面S43も上方に移動する。このため、搬送路71,72の間には、ゲート61によって形成されていた底面S43が無くなり、開口が形成される。また、硬貨C51の搬送方向(+y軸方向)には、ガイド面S44が形成される。これにより、硬貨C51の搬送下流方向への搬送が阻止される。
すなわち、ゲート61が上方に移動すると、硬貨C51は、矢印A61に示すように、下方に落下する。落下する硬貨C51は、図23に示すように、シュート63aに落下する。
なお、ゲート61の底面には、図23に示すように、シュート63a内に伸びるシュートガイド62a,62bが設けられている。従って、ゲート61が上方に移動し、シュート63aとの距離が遠くなっても、硬貨C51が、別のシュート63b,63cに落下するのを防止できる。
図25は、ゲート61が右方に移動したときの状態を示した図である。図25において、図21と同じものには同じ符号が付してある。なお、図25には、図22に示した搬送路72も示してある。図25に示すゲート61は、図21に示したゲート61に対し、右方(+x軸方向)へ移動している。
ゲート61が右方へ移動することにより、ゲート61の側面S41,S42および底面S43が形成する搬送路は、搬送路71,72から右方へずれる。これにより、搬送路71で搬送される硬貨C51は、矢印A62に示すように、ゲート61の左側面S45側を落下し、シュート63bへ落下する。
ゲート61の左側面S45は、下方に向かって裾が広がるように傾斜を有している。これは、落下する硬貨C51が、シュート63bに落下し、シュート63aに落下しないようにするためである。
図26は、ゲート61が左方に移動したときの状態を示した図である。図26において、図21と同じものには同じ符号が付してある。なお、図26には、図22に示した搬送路72も示してある。図26に示すゲート61は、図21に示したゲート61に対し、左方(−x軸方向)へ移動している。
ゲート61が左方へ移動することにより、ゲート61の側面S41,S42および底面S43が形成する搬送路は、搬送路71,72から左方へずれる。これにより、搬送路71で搬送される硬貨C51は、矢印A63に示すように、ゲート61の右側面S46側を落下し、シュート63cへ落下する。
ゲート61の右側面S46は、下方に向かって裾が広がるように傾斜を有している。これは、落下する硬貨C51が、シュート63cに落下し、シュート63aに落下しないようにするためである。
ゲート61には、4つの状態がある。例えば、図21に示したように、硬貨C51を搬送下流方向に搬送する状態(第1の状態)がある。また、図23に示したように、硬貨C51を下方に落下する状態(第2の状態)がある。また、図25に示したように、硬貨C51を左側面方向に落下する状態(第3の状態)がある。また、図26に示したように、硬貨C51を右側面方向に落下する状態(第4の状態)がある。
ゲート61は、アクチュエータによって、上記の4つの状態のいずれかに遷移される。これにより、硬貨分岐装置60は、硬貨C51を4方向に分岐させることができる。
以上説明したように、硬貨分岐装置60は、硬貨を搬送路71,72から分岐させるゲート61を有する。また、硬貨分岐装置60は、ゲート61を、硬貨C51を搬送下流方向に誘導する状態と、硬貨C51を下方に誘導する状態と、硬貨C51を搬送路の左側面方向に誘導する状態と、硬貨C51を搬送路の右側面方向に誘導する状態と、に変化させるアクチュエータを有する。これにより、硬貨分岐装置60は、1つの装置で硬貨を4方向に分岐するので、装置の小型化を図ることができる。
なお、搬送路は+y軸方向に下り傾斜した搬送路としてもよい。この場合、硬貨C41は、搬送路上を転がりながら搬送され、硬貨分岐装置50により搬送路から分岐される。
なお、上記では、シュートガイド62a,62bは、フィルムで構成されるとしたが、櫛歯形状を有した剛体の板状部材であってもよい。この場合、シュート63aの上部にも、櫛歯形状を形成する。例えば、図25および図26に示したように、ゲート61が左右に動く際、板状部材のシュートガイド62a,62bの下部と、シュート63aの上部とが接触しないように、板状部材のシュートガイド62a,62bの下部と、シュート63aの上部とを、櫛歯形状にする。
1 硬貨処理装置
2 入金口
3 出金口
11 貯留繰出装置
12 搬送部
13 識別部
14,15a〜15d,50,60 硬貨分岐装置
16a〜16e 収納繰出装置
17 出金搬送部
18 回収庫
21 搬送路
22,23a〜23d 開口部
24 ベルト
24a 突起
31,51 Aゲート
32,42 アクチュエータ
41,52 Bゲート
S1,S12,S21,S31,S32,S41,S42 側面
S2,S11,S33,S43 底面
61 ゲート
62a,62b シュートガイド
63a〜63c シュート

Claims (13)

  1. 硬貨を搬送路から分岐させる分岐部材と、
    前記分岐部材を、前記硬貨を前記搬送路の下流方向へ誘導する第1の状態と、前記搬送路から前記硬貨を落下させる第1の方向に誘導する第2の状態と、前記搬送路の下流方向および前記第1の方向と異なる第2の方向に誘導する第3の状態と、のいずれかの状態に変化させる駆動部と、
    を有する硬貨分岐装置。
  2. 前記分岐部材は、前記第1の状態では、前記搬送路の底面と側面とを形成し、前記第2の状態では、前記搬送路の底面に前記硬貨が通過する第1の開口を形成する、
    請求項1に記載の硬貨分岐装置。
  3. 前記分岐部材は、前記第3の状態では、前記搬送路の側面に前記硬貨が通過する第2の開口を形成する、
    請求項2に記載の硬貨分岐装置。
  4. 前記分岐部材は、前記第2の状態では、前記硬貨が前記搬送路の下流方向に搬送されることを阻止し、前記硬貨を前記第1の開口に誘導する第1のガイドを形成する、
    請求項2に記載の硬貨分岐装置。
  5. 前記分岐部材は、前記第3の状態では、前記硬貨が前記搬送路の下流方向に搬送されることを阻止し、前記硬貨を前記第2の開口に誘導する第2のガイドを形成する、
    請求項3に記載の硬貨分岐装置。
  6. 前記第3の状態は、前記硬貨を前記搬送路の一方の側面方向に誘導する第4の状態と、前記硬貨を前記搬送路の他方の側面方向に誘導する第5の状態とを有する、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の硬貨分岐装置。
  7. 前記搬送路の側面に対向する位置に設けられ、前記搬送路上の硬貨に接触して搬送する搬送部をさらに備え、
    前記分岐部材は、前記第3の状態では、前記搬送路の側面に関して前記搬送部とは反対側に前記硬貨を誘導する、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の硬貨分岐装置。
  8. 前記搬送部は、複数の突起を有するベルトを含み、前記突起により前記搬送路上の硬貨の後ろ側を押すことにより硬貨を搬送する、
    請求項7に記載の硬貨分岐装置。
  9. 前記分岐部材は、前記第1の状態において、前記搬送路の底面と第1の側面とを形成する第1の部材と、前記第1の側面に対向する第2の側面を形成する第2の部材とを有する、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の硬貨分岐装置。
  10. 前記分岐部材は、前記第2の状態において、前記第1の開口を形成する第1の部材と、前記第3の状態において、前記第2の開口を形成する第2の部材とを有する、
    請求項3に記載の硬貨分岐装置。
  11. 前記第1の部材は、前記第1の状態において、前記搬送路の底面と前記第2の開口が形成される側面に対向する側面とを形成し、
    前記第2の部材は、前記第1の状態において、前記第2の開口が形成される側面を形成する、
    請求項10に記載の硬貨分岐装置。
  12. 前記駆動部は、前記第1の部材および前記第2の部材のそれぞれを駆動する2つのアクチュエータを含む、
    請求項9乃至11のいずれか一項に記載の硬貨分岐装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の硬貨分岐装置を備える硬貨処理装置。
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