JP2018109814A - 硬貨処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一時貯留庫に集積された硬貨の残留を抑制する手段を提供する。【解決手段】投入された硬貨を1枚ずつ送出する硬貨繰出し部2と、硬貨繰出し部2で送出された硬貨を鑑別する硬貨鑑別部4と、硬貨鑑別部4で鑑別された硬貨を集積する硬貨収納部9および硬貨返却部8と、硬貨鑑別部4と、硬貨収納部9および硬貨返却部8との間に設けられ、硬貨収納部9および硬貨返却部8に落下させる硬貨を一時貯留する収納空間が形成されるとともに、硬貨収納部9の上方と、硬貨返却部8の上方との間を移動可能に構成された一時貯留庫17と、を有し、一時貯留庫17は、硬貨収納部9の上方または硬貨返却部8の上方に移動するとき、収容空間が広がるように移動可能な可動壁18(18a、18b)を有する。【選択図】 図3

Description

本発明は、一時貯留部を有する硬貨処理装置に関する。
従来の硬貨処理装置は、入金された硬貨を収納庫に収納する前に、一時的に硬貨を貯留しておく一時貯留部を備え、その一時貯留部は上下方向に開口部が形成された筒形状の壁板と下方の開口部を閉塞する底板とを有し、壁板を移動させ、硬貨を開口部から落下させて収納庫に収納させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−252603号公報
しかしながら、従来の技術においては、硬貨を一時貯留庫に集積した際、一時貯留庫の壁板の側壁と側壁との間に硬貨が挟まれ、底板を移動させても硬貨が落下せず、一時貯留庫に残留してしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、一時貯留庫に集積された硬貨の残留を抑制することを目的とする。
そのため、本発明は、投入された硬貨を1枚ずつ送出する送出部と、前記送出部で送出された硬貨を鑑別する鑑別部と、前記鑑別部で鑑別された硬貨を集積する第1の集積庫および第2の集積庫と、前記鑑別部と、前記第1の集積庫および第2の集積庫との間に設けられ、前記第1の集積庫または前記第2の集積庫に落下させる硬貨を一時貯留する収納空間が形成されるとともに、前記第1の集積庫の上方と、前記第2の集積庫の上方との間を移動可能に構成された一時貯留庫と、を有し、前記一時貯留庫は、前記第1の集積庫の上方または前記第2の集積庫の上方に移動するとき、前記収容空間が広がるように移動可能な側壁を有することを特徴とする。
このようにした本発明は、一時貯留庫に集積された硬貨の残留を抑制することができるという効果が得られる。
第1の実施例における硬貨処理装置の構成を示す説明図 第1の実施例における一時貯留庫の構成を示す側面図 第1の実施例における一時貯留庫の構成を示す正面図 第1の実施例における一時貯留庫の構成を示す上面図 第1の実施例における一時貯留庫の収納動作の説明図 第1の実施例における一時貯留庫の返却動作の説明図 第2の実施例における一時貯留庫の構成を示す上面図 第2の実施例における一時貯留庫の収納動作の説明図 第3の実施例における一時貯留庫の構成を示す上面図 第3の実施例における一時貯留庫の構成を示す前面図 第3の実施例における一時貯留庫の収納動作を示す上面図 第3の実施例における一時貯留庫の収納動作を示す前面図 第4の実施例における一時貯留庫の構成を示す前面図 第4の実施例における一時貯留庫の構成を示す斜視図 第4の実施例における一時貯留庫の構成を示す上面図 第4の実施例における一時貯留庫の収納動作を示す上面図 比較例における一時貯留庫の収納動作の説明図
以下、図面を参照して本発明による硬貨処理装置の実施例を説明する。
図1は第1の実施例における硬貨処理装置の構成を示す説明図であり、図1(a)は硬貨処理装置の内部構成を示す概略正面図、図1(b)は硬貨処理装置側面の内部構成を示す概略側断面図である。
図1において、硬貨処理装置100は、商品の販売やサービスの提供を行う店舗に設置されたレジスタ等で取り扱われる硬貨を管理するものであり、硬貨の真偽、金種等の鑑別や計数を行い、硬貨の入金処理や計数処理等を行うものである。
硬貨処理装置100は、硬貨投入口1と、硬貨繰出し部2と、硬貨搬送路3と、硬貨鑑別部4と、リジェクト硬貨返却部5と、硬貨選別部6と、一時貯留部7と、硬貨返却部8と、硬貨収納部9と、硬貨出金部10と、回収庫11とを有している。
硬貨投入口1は、硬貨処理装置100の前面側に配設され、硬貨を非整列状態で受け入れるものである。硬貨投入口1は、硬貨を一括して投入できるように上面に開口部が形成されている。
送出部としての硬貨繰出し部2は、硬貨投入口1の下方に配設され、硬貨投入口1に投入された硬貨を1枚ずつ繰り出し、硬貨搬送路3へ送り出すものである。
硬貨搬送路3は、硬貨繰出し部2から送られた硬貨を図中矢印Aが示す硬貨搬送方向へ搬送するものである。硬貨搬送路3には、リジェクト硬貨返却部5に繋がるリジェクト口と、硬貨を金種別に振り分ける硬貨選別部6とが配設されている。
鑑別部としての硬貨鑑別部4は、硬貨搬送路3に配設され、硬貨繰出し部2から送出され、硬貨搬送路3で搬送される硬貨の真偽や金種を鑑別するものである。硬貨鑑別部4は、1円、5円、10円、50円、100円、500円の6金種を鑑別する。
リジェクト硬貨返却部5は、硬貨鑑別部4で偽と鑑別された硬貨を返却するための返却庫である。
硬貨選別部6は、硬貨鑑別部4で正と鑑別された硬貨を金種別に選別するものである。
一時貯留部7は、硬貨選別部6の下方であって、硬貨鑑別部4と、硬貨収納部9および硬貨返却部8との間に配設され、硬貨選別部6で金種毎に選別された硬貨、即ち硬貨収納部9および硬貨返却部8に落下させる硬貨を金種別に一時貯留する収納空間が形成されたものである。一時貯留部7は、仕切り板(仕切り壁)により金種別に仕切られている。硬貨選別部6と一時貯留部7との間には、硬貨選別部6から落下した硬貨を一時貯留部7へ導く硬貨搬送シュート13が配設されている。
第1の集積庫としての硬貨収納部9は、一時貯留部7に貯留された硬貨を金種別に集積し、収納するための収納庫である。硬貨収納部9は、仕切り板により金種別に仕切られている。
第2の集積庫としての硬貨返却部8は、一時貯留部7に貯留された硬貨を集積し、返却するための返却庫である。硬貨返却部8は、硬貨処理装置100の正面から装置外へ引き出し可能になっている。硬貨返却部8は、仕切り板により金種別に仕切られている。
硬貨出金部10は、硬貨収納部9の底面開口部の下流に配設され、硬貨収納部9に収納された硬貨を出金するための出金庫である。
回収庫11は、硬貨収納部9の底面開口部の下流に配設され、硬貨収納部9に収納された硬貨を回収するための回収庫である。
硬貨収納部9から出金された硬貨は、搬送先を変更する切替ブレードおよびアクチュエータが配設され、硬貨出金部10に導くルートと、回収庫11に導くルートとを任意に変更することができるようになっている。
上述した硬貨投入口1、硬貨繰出し部2、硬貨搬送路3、硬貨鑑別部4、および硬貨選別部6により、硬貨投入部12が構成されている。
図2は第1の実施例における一時貯留庫の構成を示す側面図である。なお、図中矢印UPは上方向、矢印LWは下方向、矢印FRは前方向、矢印REは後方向を示している。
図2において、硬貨選別部6には、回転可能な無端状の硬貨搬送ベルト14が配設されている。硬貨搬送ベルト14は回転することにより、図1に示す硬貨鑑別部4で鑑別された硬貨を図中矢印Aが示す硬貨搬送方向に搬送する。
また、硬貨搬送ベルト14の下方には、硬貨鑑別部4の鑑別結果に基づき1円、5円、10円、50円、100円、500円の6金種に振り分ける6つの図中矢印Bが示す方向に回動可能な硬貨選別ゲート15が配設されている。
それぞれの硬貨選別ゲート15は、硬貨搬送面6aを形成するとともに、硬貨鑑別部4の鑑別結果に基づいて回動することにより、硬貨搬送ベルト14で搬送される硬貨を金種別に配設された硬貨搬送シュート13へ導くものである。
硬貨搬送シュート13は、金種毎の硬貨選別ゲート15と、一時貯留部7の金種毎の一時貯留庫17とを結ぶものであり、回動した硬貨選別ゲート15から落下した硬貨22aを一時貯留部7の一時貯留庫17へ導くものである。
一時貯留庫17は、それぞれの硬貨搬送シュート13の下方に、金種毎に6つ配設された貯留庫である。それぞれの一時貯留庫17の下方には、底板16が配設されている。この6つの金種別の一時貯留庫17は、一時貯留部7を形成している。
図3は第1の実施例における一時貯留庫の構成を示す正面図、図4は第1の実施例における一時貯留庫の構成を示す上面図である。なお、図中矢印LFは左方向、矢印RGは右方向、矢印UPは上方向、矢印LWは下方向、矢印FRは前方向、矢印REは後方向を示している。
図3および図4において、一時貯留部7は、装置の前後方向に、6つの金種別の一時貯留庫17(17a〜17f)が一列に並べて配設されている。この一時貯留部7は、一時貯留部移動モータの駆動により一時貯留庫17の配列方向と直交する装置の左右方向(図中矢印Hおよび矢印Sが示す方向)に移動可能に装置本体のフレームに支持されている。このように、一時貯留庫17は、一時貯留部7の移動方向と直交する方向に金種毎に複数配列されている。
一時貯留部7は、それぞれの一時貯留庫17の側面を形成する可動壁18(18a、18b)および仕切り壁171(171a〜171g)と、それぞれの一時貯留庫17の底面を形成するとともに移動可能な底板16とを有している。
側壁としての可動壁18は、装置の前後方向に延伸する2つの板状の部材であり、可動壁18aと可動壁18bとが一時貯留庫17の移動(左右)方向(図中矢印Hおよび矢印Sが示す方向)において対向配置されている。この可動壁18は、一時貯留部7の移動に伴って移動する。また、可動壁18aおよび可動壁18bは、4側面からなる筒形に形成された一時貯留庫17の2側面を形成している。
可動壁18aは、図3に示すように、一時貯留部7の左側の硬貨返却部8側に配設され、また可動壁18bは、一時貯留部7の右側の硬貨収納部9側に配設されている。
可動壁18aは、底板16の左端部の上方に配設され、上部が回転支点としての支点20aで回動可能に支持されている。可動壁18aは、下部が下方向から左方向に回動できるように支持され、また下部が下方向から右方向への回動は規制部材で規制されている。
一方、可動壁18bは、底板16の右端部の上方に配設され、上部が回転支点としての支点20bで回動可能に支持されている。可動壁18bは、下部が下方向から右方向に回動できるように支持され、また下部が下方向から左方向への回動は規制部材で規制されている。
このように、可動壁18aおよび可動壁18bは、下部が自由端となって一時貯留庫17の容積が増加する方向(収納空間が広がる方向)に回動可能に一時貯留部7に設けられている。なお、可動壁18aおよび可動壁18bは、下部が下方向になるように付勢部材で付勢されている。
また、可動壁18aの下方の先端部であって前後方向における両端部に係合部としての突起部19aが2つ設けられ、同様に可動壁18bの下方の先端部であって前後方向における両端部に係合部としての突起部19bが2つ設けられている。
なお、突起部19aと突起部19bとは、前後方向において異なる位置に配設されている。
仕切り壁171は、可動壁18aおよび可動壁18bで挟まれる空間を仕切る側壁であり、図4に示すように、可動壁18aおよび可動壁18bの延伸方向(装置の前後方向)に複数配列されている。本実施例では、仕切り壁171は、可動壁18aと可動壁18bとの間に7枚の仕切り壁171a〜171gとして配設され、6つの金種別の一時貯留庫17a〜17fを形成している。
仕切り壁171a〜171gは、硬貨収納部9の仕切り板および硬貨返却部8の仕切り板に対応するように配置されている。
底板16は、可動壁18(18a、18b)および仕切り壁171(171a〜171g)の下方に配設され、一時貯留庫17の底面を形成するものである。この底板16は、底板移動モータの駆動により一時貯留庫17の配列方向と直交する装置の左右方向(図中矢印Hおよび矢印Sが示す方向)に移動可能に設けられている。
また、一時貯留部7の下方の装置本体のフレームには底面71が形成されている。
底面71は、底板16の下方に配設されたものである。この底面71には、可動壁18bの2つの突起部19bと係合する2つの被係合部としての突起受け72aと、可動壁18aの2つの突起部19aと係合する2つの被係合部としての突起受け72bとが配設されている。
突起受け72aは底面71の左端部であって前後方向における両端部に設けられ、突起受け72bは底面71の右端部であって前後方向における両端部に設けられている。
突起受け72aと突起受け72bとは、前後方向において異なる位置に配設され、一時貯留庫17が装置の左右方向(図中矢印Hおよび矢印Sが示す方向)に移動した場合、突起受け72aは、可動壁18bの突起部19bと係合し、突起受け72bは、可動壁18aの突起部19aと係合するように配設されている。
したがって、一時貯留庫17の移動に伴って可動壁18aおよび可動壁18bのいずれか一方が回動する。即ち、一時貯留庫17が硬貨収納部9の上方に移動したとき、可動壁18aが回動し、一時貯留庫17が硬貨返却部8の上方に移動したとき、可動壁18bが回動する。
このように、一時貯留部7の一時貯留庫17は、可動壁18と、仕切り壁171とにより側面が形成され、また底板16により底面が形成され、装置の左右方向(図中矢印Hおよび矢印Sが示す方向)であって、硬貨収納部9の上方と、硬貨返却部8の上方との間を移動可能に構成されている。
一時貯留部7が、図中矢印Hが示す左方向へ移動した場合、一時貯留部7の下方には硬貨返却部8が配置され、また図中矢印Sが示す右方向へ移動した場合、一時貯留部7の下方には硬貨収納部9が配置されている。
このとき、可動壁18aまたは可動壁18bは、一時貯留部7の一時貯留庫17の移動に伴って、突起部19bまたは突起部19aが装置本体に形成された突起受け72aまたは突起受け72bと係合して回動する。
したがって、一時貯留部7を硬貨返却部8の上方まで移動させた後、底板16を移動させて一時貯留庫17の底部を開放することにより、それぞれの一時貯留庫17に貯留した硬貨を硬貨返却部8に落下させることができ、また一時貯留部7を硬貨収納部9の上方まで移動させた後、底板16を移動させて一時貯留庫17の底部を開放することにより、それぞれの一時貯留庫17に貯留した硬貨を硬貨収納部9に落下させることができる。
上述した構成の作用について説明する。
なお、以下に説明する各部の動作は、図示しないメモリや磁気ディスク等の記憶手段に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない中央処理装置等の制御手段により制御される。
まず、硬貨処理装置が行う硬貨の入金処理あるいは計数処理を図1および図2に基づいて説明する。
操作者が硬貨処理装置100の硬貨投入部1に硬貨を一括して投入すると、その硬貨は硬貨繰出し部2に落下し、硬貨繰出し部2は硬貨を1枚ずつ分離して硬貨送出口から硬貨搬送路3へ繰り出す。
硬貨搬送路3に繰り出された硬貨は、硬貨鑑別部4においてセンサ等により検出された硬貨の特徴に基づいて硬貨の真偽、金種等の鑑別が行われ、真と鑑別され、かつ金種が鑑別された硬貨の計数が行われた後、硬貨選別部6に送られる。
硬貨選別部6のリジェクト口および金種別の硬貨搬送ゲート15は通常閉じているが、硬貨鑑別部4の鑑別結果によりリジェクト口および金種別の硬貨搬送ゲート15の開閉が制御される。
例えば、硬貨鑑別部4で偽と鑑別された硬貨に対してはソレノイド等のアクチュエータによりリジェクトゲートを開き、リジェクト硬貨返却部5に硬貨を落下させて集積する。
また、硬貨鑑別部4で真と鑑別された硬貨に対しては金種の鑑別結果に応じて、図2に示すように、各々の金種に対応する硬貨選別ゲート15をソレノイド等のアクチュエータにより開き、金種別に硬貨22aを硬貨搬送シュート13により一時貯留部7の一時貯留庫17に落下させて集積する。このとき、一時貯留庫17の可動壁18a、18bは付勢部材により内側に付勢されているため、自由端部を下方とした状態を保持し、外側には開かない。
硬貨処理装置100は、硬貨を一時貯留部7に集積すると、硬貨鑑別部4による計数結果に基づく金種別の金額や合計金額等をディスプレイ等の表示部に表示して操作者に確認させる。操作者は表示された計数結果を確認し、入金処理の場合には表示部に表示された画面の操作ボタンにより収納の可否を選択入力するものとする。
ここで、収納可の入力が行われた場合の動作を図5に基づいて説明する。
硬貨処理装置100は、収納を指示する収納可入力を受け付けると、図5に示すように、一時貯留部7の一時貯留庫17に金種別に集積した硬貨22bを硬貨収納部9に移動させるため、底板16を含む一時貯留部7を図中矢印Sが示す硬貨収納部9の方向へ移動させる。
一時貯留部7が硬貨収納部9の直上に到達する直前に、一時貯留庫17の可動壁18aの先端に配設されている突起部19aが一時貯留部7の底面71に配設された突起受け72bと係合し、一時貯留部7の移動に伴って可動壁18aが支点20aを回転支点として回動し、一時貯留庫17の容積が増加する方向に開く。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7が硬貨収納部9の直上に到達すると一時貯留部7の移動を停止する。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7の移動を停止すると、底板16を図中矢印LFが示す左方向へ移動させ、一時貯留庫17の底面を開放し、一時貯留庫17内の硬貨22bを落下させる。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7の一時貯留庫17内の硬貨22bを硬貨収納部9に硬貨22dとして収納すると、底板16を除く一時貯留部7を硬貨収納部9と硬貨返却部8との間に移動する。
このとき、可動壁18aの突起部19aと、突起受け72bとの係合が解除され、付勢部材による付勢力により可動壁18aが支点20aを回転支点として回動し、可動壁18aの自由端部は下方に配置される。
また、収納否の入力が行われた場合の動作を図6に基づいて説明する。
硬貨処理装置100は、収納否、即ち収納の取り消しまたは計数を指示する入力を受け付けると、図6に示すように、一時貯留部7の一時貯留庫17に金種別に集積した硬貨22bを硬貨返却部8に移動させるため、底板16を含む一時貯留部7を図中矢印Hが示す硬貨返却部8の方向へ移動させる。
一時貯留部7が硬貨返却部8の直上に到達する直前に、一時貯留庫17の可動壁18bの先端に配設されている突起部19bが一時貯留部7の底面71に配設された突起受け72aと係合し、一時貯留部7の移動に伴って可動壁18bが支点20bを回転支点として回動し、一時貯留庫17の容積が増加する方向に開く。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7が硬貨返却部8の直上に到達すると一時貯留部7の移動を停止する。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7の移動を停止すると、底板16を図中矢印RGが示す右方向へ移動させ、一時貯留庫17の底面を開放し、一時貯留庫17内の硬貨22bを落下させる。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7の一時貯留庫17内の硬貨22bを硬貨返却部8に硬貨22eとして集積すると、底板16を除く一時貯留部7を硬貨返却部8と硬貨収納部9との間に移動する。
このとき、可動壁18bの突起部19bと、突起受け72aとの係合が解除され、付勢部材による付勢力により可動壁18bが支点20bを回転支点として回動し、可動壁18bの自由端部は下方に配置される。
このように、本実施例では、一時貯留部7を硬貨収納部9または硬貨返却部8の上方に移動して一時貯留部7の一時貯留庫17内の硬貨22bを硬貨収納部9または硬貨返却部8に落下させるとき、一時貯留庫17の一方の可動壁が一時貯留庫17の容積が増加する方向(収納空間が広がる方向)に回動するようにしたことにより、一時貯留庫17内の硬貨22bを落下させることができ、一時貯留庫17に集積された硬貨の残留を抑制することができる。
ここで、比較例の動作を図17の比較例における一時貯留庫の収納動作の説明図に基づいて図1を参照しながら説明する。
比較例は、一時貯留庫17の側壁が不動壁として構成され、一時貯留部7の一時貯留庫17内の硬貨22cを硬貨収納部9または硬貨返却部8に落下させるとき、一時貯留庫17の壁が回動しないものである。
以下に、収納を指示する収納可入力を受け付け後の比較例の動作を説明する。
硬貨処理装置100は、収納を指示する収納可入力を受け付けると、図17に示すように、一時貯留部7の一時貯留庫17に金種別に集積した硬貨22cを硬貨収納部9に移動させるため、底板16を含む一時貯留部7を図中矢印Sが示す硬貨収納部9の方向へ移動させる。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7が硬貨収納部9の直上に到達すると一時貯留部7の移動を停止する。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7の移動を停止すると、底板16を図中矢印LFが示す左方向へ移動させ、一時貯留庫17の底面を開放する。
しかし、一時貯留庫17の内部で側壁と側壁との間に硬貨22cが挟まれて突っ張ることにより硬貨22cの動きが規制され、硬貨22cが一時貯留庫17の内部に残留してしまうことがある。
本実施例では、図5に示すように、一時貯留部7が硬貨収納部9の直上に到達する直前に、一時貯留庫17の可動壁18aの先端に配設されている突起部19aが一時貯留部7の底面71に配設された突起受け72bと係合し、一時貯留部7の移動に伴って側壁としての可動壁18aが支点20aを回転支点として回動し、一時貯留庫17の容積が増加する方向に開く。
そのため、一時貯留庫17の内部で側壁と側壁との間に硬貨22cが挟まれた場合であっても、硬貨22cの動きの規制を解除することができ、一時貯留庫17内の硬貨22bを落下させて一時貯留庫17に集積された硬貨の残留を抑制することができる。
また、一時貯留部7内の硬貨を硬貨返却部8に落下させる場合も同様に、一時貯留庫17に集積された硬貨の残留を抑制することができる。
なお、本実施例では、一時貯留部7を硬貨返却部8または硬貨収納部9の上方まで移動させた後、底板16を移動させて一時貯留庫17の底部を開放するものとして説明したが、一時貯留部7に底板16を設けることなく、一時貯留部7を硬貨返却部8または硬貨収納部9の上方まで移動させるようにしても良い。この場合、一時貯留部7が移動するとともに、それぞれの一時貯留庫17に貯留した硬貨を硬貨返却部8または硬貨収納部9に落下させることができる。
このとき、一時貯留部7の一時貯留庫17が硬貨返却部8または硬貨収納部9の上方に到達する直前で、可動壁18aまたは可動壁18bは、突起部19bまたは突起部19aが装置本体に形成された突起受け72aまたは突起受け72bと係合して回動し、一時貯留庫17の容積が増加する方向に開く。
そのため、一時貯留庫17の内部で側壁と側壁との間に硬貨22cが挟まれた場合であっても、硬貨22cの動きの規制を解除することができ、一時貯留庫17内の硬貨22bを落下させて一時貯留庫17に集積された硬貨の残留を抑制することができる。
また、本実施例では、一時貯留部7の一時貯留庫17に金種別に集積した硬貨22bを硬貨収納部9に移動させる場合、底板16を含む一時貯留部7を図5の矢印Sが示す硬貨収納部9の方向へ移動させ、一時貯留部7の一時貯留庫17に金種別に集積した硬貨22bを硬貨返却部8に移動させる場合、底板16を含む一時貯留部7を図6の矢印Hが示す硬貨返却部8の方向へ移動させるものとして説明したが、以下に説明する変形例としても良い。
変形例では、図3に示す一時貯留部7の下方に、硬貨収納部9または硬貨返却部8を配置し、また底板16に突起部19aと係合する突起受け、または突起部19bと係合する突起受けを形成した構成とする。
一時貯留部7の下方に、硬貨収納部9を配置した構成では、一時貯留部7の一時貯留庫17に金種別に集積した硬貨22bを硬貨収納部9に移動させる場合、底板16のみを例えば右方向に移動させて一時貯留庫17の底部を開放する。時貯留庫17の底部を完全に開放するとき、底板16の移動に伴って突起部19bが底板16の突起受けと係合することにより、可動壁18bが回動し、一時貯留庫17の容積が増加する方向に開く。なお、一時貯留部7の一時貯留庫17に金種別に集積した硬貨22bを硬貨返却部8に移動させる場合、図6で説明した動作となる。
一方、一時貯留部7の下方に、硬貨返却部8を配置した構成では、一時貯留部7の一時貯留庫17に金種別に集積した硬貨22bを硬貨返却部8に移動させる場合、底板16のみを例えば左方向に移動させて一時貯留庫17の底部を開放する。一時貯留庫17の底部を完全に開放するとき、底板16の移動に伴って突起部19aが底板16の突起受けと係合することにより、可動壁18aが回動し、一時貯留庫17の容積が増加する方向に開く。なお、一時貯留部7の一時貯留庫17に金種別に集積した硬貨22bを硬貨収納部9に移動させる場合、図5で説明した動作となる。
このように変形例では、一時貯留部7は第1の集積庫(硬貨収納部9または硬貨返却部8)の上方に配置され、第2の集積庫(第1の集積庫が硬貨収納部9の場合は硬貨返却部8、第1の集積庫が硬貨返却部8の場合は硬貨収納部9)の上方へ移動可能に構成され、底板16は一時貯留部7の底部を形成し、移動可能に構成され、一時貯留部7は、前記第2の集積庫の上方に移動するとき、収容空間が広がるように移動可能な側壁と、底板16が移動するとき、収容空間が広がるように移動可能な側壁とを有している。
以上説明したように、第1の実施例では、一時貯留部の移動に伴って可動壁が回動し、一時貯留庫の容積が増加する方向に開くようにしたとことにより、一時貯留庫に集積された硬貨の残留を抑制することができるという効果が得られる。
第2の実施例の構成は、一時貯留庫の構成が第1の実施例と異なっている。その第2の実施例の構成を図7の第2の実施例における一時貯留庫の構成を示す上面図に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7において、一時貯留庫27は、それぞれの一時貯留庫27の側面を形成する仕切り壁271(271a、271b)と、仕切り壁271を支持する可動壁28(28a、28b)とを有している。なお、図3および図4に示す、それぞれの一時貯留庫27の底面を形成する底板16および底面71は、第1の実施例と同様の構成である。また、一時貯留庫27は、一時貯留部7の移動方向と直交する方向に金種毎に複数配列されている。
可動壁28は、装置の前後方向に延伸する2つの板状の部材であり、第1の側壁としての可動壁28aと第2の側壁としての可動壁28bとが対向配置されている。なお、可動壁28aおよび可動壁28bは、図3および図4に示す第1の実施例の可動壁18aおよび可動壁18bと同様に回動可能に構成されている。
仕切り壁271a、271bは、可動壁28aおよび可動壁28bで挟まれる空間を仕切る内側壁であり、可動壁28aおよび可動壁28bの延伸方向(装置の前後方向)に複数配列されている。
第1の部材としての仕切り壁271aは、固定部272aと、第1の内側壁部273aと、第2の内側壁部274aとを有し、上面から見た形状が略コ字状に形成された3面からなる板状部材である。
固定部272aは、可動壁28aに固定されている。したがって、固定部272aで可動壁28aに固定された仕切り壁271aは、可動壁28aの回動に伴って回動するようになっている。
第1の内側壁部273aは、矢印FRおよび矢印REが示す前後方向における固定部272aの一端部(前側の端部)に形成され、可動壁28bに向かって矢印RGが示す右方向に延伸するように形成されている。
第2の内側壁部274aは、矢印FRおよび矢印REが示す前後方向における固定部272aの一端部(後ろ側の端部)に形成され、可動壁28bに向かって矢印RGが示す右方向に延伸するように形成されている。
第2の部材としての仕切り壁271bは、固定部272bと、第1の内側壁部273bと、第2の内側壁部274bとを有し、上面から見た形状が略コ字状に形成された3面からなる板状部材である。
固定部272bは、可動壁28bに固定されている。したがって、固定部272bで可動壁28bに固定された仕切り壁271bは、可動壁28bの回動に伴って回動するようになっている。
第1の内側壁部273bは、矢印FRおよび矢印REが示す前後方向における固定部272bの一端部(前側の端部)に形成され、可動壁28aに向かって矢印LFが示す左方向に延伸するように形成されている。
第2の内側壁部274bは、矢印FRおよび矢印REが示す前後方向における固定部272bの一端部(後ろ側の端部)に形成され、可動壁28aに向かって矢印LFが示す左方向に延伸するように形成されている。
仕切り壁271aの第1の内側壁部273aと第2の内側壁部274aとは、仕切り壁271bの第1の内側壁部273bを挟んで対向配置されている。
仕切り壁271bの第1の内側壁部273bと第2の内側壁部274bとは、仕切り壁271aの第2の側壁部274aを挟んで対向配置されている。
また、仕切り壁271bの第1の内側壁部273bは、仕切り壁271aの第1の内側壁部273aに接近するように配置され、一時貯留庫27の内側になるように配置されている。
仕切り壁271aの第2の内側壁部274aは、仕切り壁271bの第2の内側壁部274bに接近するように配置され、一時貯留庫27の内側になるように配置されている。
なお、可動壁28aおよび可動壁28bは第1の実施例と同様に付勢されているため、仕切り壁271aおよび仕切り壁271bも硬貨の貯留空間を形成するように付勢されている。
したがって、一時貯留庫27に落下した硬貨は、仕切り壁271bの第1の内側壁部273bと、仕切り壁271aの第2の内側壁部274aとの間に形成された空間に集積される。
このように、一時貯留庫27は、3面からなる仕切り壁271aと、3面からなる仕切り壁271bとを互いに合わせて4面からなる筒形に形成され、仕切り壁271aは、可動壁28aに取り付けられ、仕切り壁271bは、可動壁28bに取り付けられている。また、仕切り壁271aと仕切り壁271bとにより、ひとつの一時貯留庫27の側壁を形成している。
なお、上述した仕切り壁271aおよび仕切り壁271bと同様の仕切り壁が、可動壁28aと可動壁28bとの間に6つ配設され、6つの金種別の一時貯留庫27を形成している。
上述した構成の作用について説明する。
なお、硬貨処理装置が行う硬貨の入金処理あるいは計数処理の概要は第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
以下に、第2の実施例の構成の作用として、収納可の入力が行われた場合の動作を図7および図8に基づいて図1および図5を参照しながら説明する。
硬貨処理装置100は、収納を指示する収納可入力を受け付けると、図5に示す動作と同様に、一時貯留部7の一時貯留庫27に金種別に集積した硬貨22bを硬貨収納部9に移動させるため、底板16を含む一時貯留部7を図5中矢印Sが示す硬貨収納部9の方向へ移動させる。
一時貯留部7が硬貨収納部9の直上に到達する直前に、一時貯留庫27の可動壁28a(図8参照)の先端に配設されている突起部19aが、図5に示すように、一時貯留部7の底面71に配設された突起受け72bと係合し、一時貯留部7の移動に伴って可動壁28aが支点20aを回転支点として回動し、一時貯留庫27の容積が増加する方向に開く(図8参照)。
このとき、可動壁28aとともに仕切り壁271aも回動し、一時貯留庫27の容積が増加する方向に開く。
仕切り壁271aの第2の内側壁部274aと、仕切り壁271bの第1の内側壁部273bとにより挟まれた硬貨22bは、仕切り壁271aの第2の内側壁部274aが移動するため、動きの規制が解除される。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7が硬貨収納部9の直上に到達すると一時貯留部7の移動を停止する。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7の移動を停止すると、底板16を図5中矢印LFが示す左方向へ移動させ、一時貯留庫27の底面を開放し、一時貯留庫27内の硬貨22bを落下させる(図5参照)。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7の一時貯留庫27内の硬貨22bを硬貨収納部9に硬貨22dとして収納すると、底板16を除く一時貯留部7を硬貨収納部9と硬貨返却部8との間に移動する。
このとき、可動壁28a(図8参照)の突起部19aと、突起受け72bとの係合が解除され、付勢部材による付勢力により可動壁28aが支点20aを回転支点として回動し、可動壁28aの自由端部は下方に配置される。
本実施例では、一時貯留部7が硬貨収納部9の直上に到達する直前に(図5参照)、可動壁28aおよび仕切り壁271aが回動し、一時貯留庫27の容積が増加する方向に開く。
そのため、一時貯留庫27の内部で側壁(仕切り壁271a)と側壁(仕切り壁271b)との間に硬貨22cが挟まれた場合であっても、硬貨22cの動きの規制を解除することができ、一時貯留庫27内の硬貨22bを落下させて一時貯留庫27に集積された硬貨の残留を抑制することができる。
また、一時貯留部7内の硬貨を硬貨返却部8に落下させる場合も同様に、一時貯留庫27に集積された硬貨の残留を抑制することができる。
以上説明したように、第2の実施例では、一時貯留部の移動に伴って可動壁および仕切り壁が回動し、一時貯留庫の容積が増加する方向に開くようにしたことにより、一時貯留庫に集積された硬貨の残留を抑制することができるという効果が得られる。
第3の実施例の構成は、一時貯留庫の構成が第1の実施例と異なっている。その第3の実施例の構成を図9の第3の実施例における一時貯留庫の構成を示す上面図および図10の第3の実施例における一時貯留庫の構成を示す前面図に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9および図10において、一時貯留庫37は、それぞれの一時貯留庫37の側面を形成する仕切り壁371(371a、371b)と、仕切り壁371を支持する可動壁38(38a、38b)とを有している。なお、図3および図4に示す、それぞれの一時貯留庫37の底面を形成する底板16および底面71は、第1の実施例と同様の構成である。また、一時貯留庫37は、一時貯留部7の移動方向と直交する方向に金種毎に複数配列されている。
可動壁38は、装置の前後方向に延伸する2つの板状の部材であり、第1の側壁としての可動壁38aと第2の側壁としての可動壁38bとが対向配置されている。なお、可動壁38aおよび可動壁38bは、図3および図4に示す第1の実施例の可動壁18aおよび可動壁18bと同様に回動可能に構成されている。
仕切り壁371a、371bは、可動壁38aおよび可動壁38bで挟まれる空間を仕切る側壁であり、可動壁38aおよび可動壁38bの延伸方向(装置の前後方向)に複数配列されている。
第1の部材としての仕切り壁371aは、固定部372aと、第1の内側壁部373aと、第2の内側壁部374aとを有し、上面から見た形状が略く字状に形成された2面からなる板状部材である。
固定部372aは、可動壁38aに固定されている。したがって、固定部372aで可動壁38aに固定された仕切り壁371aは、可動壁38aの回動に伴って回動するようになっている。
第1の内側壁部373aは、固定部372aから連続するように形成され、可動壁38bに向かって矢印RGおよび矢印FRが示す右前方向に斜めに延伸するように形成されている。
第2の内側壁部374aは、固定部372aから連続するように形成され、可動壁38bに向かって矢印RGおよび矢印REが示す右後方向に斜めに延伸するように形成されている。
第2の部材としての仕切り壁371bは、固定部372bと、第1の内側壁部373bと、第2の内側壁部374bとを有し、上面から見た形状が略く字状に形成された2面からなる板状部材である。
固定部372bは、可動壁38bに固定されている。したがって、固定部372bで可動壁38bに固定された仕切り壁371bは、可動壁38bの回動に伴って回動するようになっている。
第1の内側壁部373bは、固定部372bから連続するように形成され、可動壁38aに向かって矢印LFおよび矢印FRが示す左前方向に斜めに延伸するように形成されている。
第2の内側壁部374bは、固定部372bから連続するように形成され、可動壁38aに向かって矢印LFおよび矢印REが示す左後方向に斜めに延伸するように形成されている。
仕切り壁371aの第1の内側壁部373aの先端部および仕切り壁371bの第1の内側壁部373bの先端部には、互いに噛み合う波形状の噛合部381が形成されている。
このように、噛合部381を互いに噛み合う波形状としたことにより、硬貨が仕切り壁371aと仕切り壁371bとの間から漏れ出してしまうことを防止することができる。
仕切り壁371aの第1の内側壁部373aの先端部と、仕切り壁371bの第1の内側壁部373bの先端部とが噛合部381で接触した状態において、上面から見た仕切り壁371aおよび仕切り壁371bの形状は菱形となり、硬貨の貯留空間を形成する。
なお、可動壁38aおよび可動壁38bは第1の実施例と同様に付勢されているため、仕切り壁371aおよび仕切り壁371bも硬貨の貯留空間を形成するように付勢されている。
したがって、一時貯留庫37に落下した硬貨は、仕切り壁371aの第1の内側壁部373aおよび第2の内側壁部274aと、仕切り壁371bの第1の内側壁部373bおよび第2の内側壁部374bとの間に形成された空間に集積される。
このように、一時貯留庫37は、2面からなる仕切り壁371aと、2面からなる仕切り壁371bとを互いに合わせて4面からなる筒形に形成され、仕切り壁371aは、可動壁38aに取り付けられ、仕切り壁371bは、可動壁38bに取り付けられている。また、仕切り壁371aと仕切り壁371bとにより、ひとつの一時貯留庫37の側壁を形成している。
なお、上述した仕切り壁371aおよび仕切り壁371bと同様の仕切り壁が、可動壁38aと可動壁38bとの間に6つ配設され、6つの金種別の一時貯留庫37を形成している。
上述した構成の作用について説明する。
なお、硬貨処理装置が行う硬貨の入金処理あるいは計数処理の概要は第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
以下に、第3の実施例の構成の作用として、収納可の入力が行われた場合の動作を図11および図12に基づいて図1および図5を参照しながら説明する。
硬貨処理装置100は、収納を指示する収納可入力を受け付けると、図5に示す動作と同様に、一時貯留部7の一時貯留庫37に金種別に集積した硬貨22bを硬貨収納部9に移動させるため、底板16を含む一時貯留部7を図5中矢印Sが示す硬貨収納部9の方向へ移動させる。
一時貯留部7が硬貨収納部9の直上に到達する直前に、一時貯留庫37の可動壁38a(図12参照)の先端に配設されている突起部19aが、図5に示すように、一時貯留部7の底面71に配設された突起受け72bと係合し、一時貯留部7の移動に伴って可動壁38aが支点20aを回転支点として回動し、一時貯留庫37の容積が増加する方向に開く(図11、図12参照)。
このとき、可動壁38aとともに仕切り壁371aも回動し、一時貯留庫37の容積が増加する方向に開く。
仕切り壁371aの第1の内側壁部373aおよび第2の内側壁部374aと、仕切り壁371bの第1の内側壁部373bおよび第2の内側壁部374bとにより挟まれた硬貨22bは、仕切り壁371aの第1の内側壁部373aおよび第2の内側壁部374aが移動するため、動きの規制が解除される。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7が硬貨収納部9の直上に到達すると一時貯留部7の移動を停止する。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7の移動を停止すると、底板16を図5中矢印LFが示す左方向へ移動させ、一時貯留庫37の底面を開放し、一時貯留庫37内の硬貨22bを落下させる(図5参照)。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7の一時貯留庫37内の硬貨22bを硬貨収納部9に硬貨22dとして収納すると、底板16を除く一時貯留部7を硬貨収納部9と硬貨返却部8との間に移動する。
このとき、可動壁38a(図12参照)の突起部19aと、突起受け72bとの係合が解除され、付勢部材による付勢力により可動壁38aが支点20aを回転支点として回動し、可動壁38aの自由端部は下方に配置される。
本実施例では、一時貯留部7が硬貨収納部9の直上に到達する直前に(図5参照)、可動壁38aおよび仕切り壁371aが回動し、一時貯留庫37の容積が増加する方向に開く。
そのため、一時貯留庫37の内部で側壁(仕切り壁371a)と側壁(仕切り壁371b)との間に硬貨22cが挟まれた場合であっても、硬貨22cの動きの規制を解除することができ、一時貯留庫37内の硬貨22bを落下させて一時貯留庫37に集積された硬貨の残留を抑制することができる。
また、一時貯留部7内の硬貨を硬貨返却部8に落下させる場合も同様に、一時貯留庫37に集積された硬貨の残留を抑制することができる。
なお、本実施例では、仕切り壁371aの第1の内側壁部373aの先端部と、仕切り壁371bの第1の内側壁部373bの先端部とが噛合部381で接触した状態において、上面から見た仕切り壁371aおよび仕切り壁371bの形状が菱形となるようにしたが、それに限られることなく、対向する仕切り壁が左右方向に分かれるものであれば、例えば円形となるようにしても良い。
以上説明したように、第3の実施例では、一時貯留部の移動に伴って可動壁および仕切り壁が回動し、一時貯留庫の容積が増加する方向に開くようにしたとことにより、一時貯留庫に集積された硬貨の残留を抑制することができるという効果が得られる。
第4の実施例の構成は、一時貯留庫の構成が第1の実施例と異なっている。その第4の実施例の構成を図13の第4の実施例における一時貯留庫の構成を示す前面図、図14の第4の実施例における一時貯留庫の構成を示す斜視図、および図15の第4の実施例における一時貯留庫の構成を示す上面図に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図13、図14、および図15において、それぞれの一時貯留庫47の側面を形成する仕切り壁471(471a、471b、471c、471d)と、仕切り壁471を支持する固定壁48(48a、48b)とを有している。なお、図13に示す、それぞれの一時貯留庫47の底面を形成する底板16および底面71は、第1の実施例と同様の構成である。また、一時貯留庫47は、一時貯留部7の移動方向と直交する方向に金種毎に複数配列されている。
固定壁48は、装置の前後方向に延伸する2つの板状の部材であり、固定壁48aと固定壁48bとが対向配置されている。なお、固定壁48aおよび固定壁48bは、回動することなく一時貯留部7のフレームに支持されている。
仕切り壁471(471a、471b、471c、471d)は、固定壁48aおよび固定壁48bで挟まれる空間を仕切る側壁であり、固定壁48aおよび固定壁48bの延伸方向(装置の前後方向)に複数配列されている。
仕切り壁471は、仕切り壁471a、471b、471c、471dを有し、上面から見た形状が略矩形状に形成された板状部材である。
仕切り壁471aは固定壁48aに固定され、仕切り壁471bは固定壁48bに固定されている。なお、図14に示すように、仕切り壁471aおよび仕切り壁471bの上下方向の端部は、貯留する硬貨が入り込まないように波状に形成されている。
また、仕切り壁471cと仕切り壁471dとは対向配置されている。
したがって、一時貯留庫47に落下した硬貨は、仕切り壁471a、471b、471c、471dで形成された空間に集積される。
このように、仕切り壁471a、471b、471c、471dにより、ひとつの一時貯留庫47の側壁を形成している。
なお、上述した仕切り壁471a、471b、471c、471dと同様の仕切り壁が、固定壁48aと固定壁48bとの間に6つ配設され、6つの金種別の一時貯留庫47を形成している。
また、図13に示すように、図中矢印LFおよび矢印RGが示す左右方向における一時貯留部7の移動範囲の左端に側フレーム50a、右端に側フレーム50bが配設されている。
硬貨返却部8の上方の側フレーム50aには、一時貯留庫47の固定壁48aおよび仕切り壁471aに向かって突出する突起部49aが形成され、また、硬貨収納部9の上方の側フレーム50bには、一時貯留庫47の固定壁48bおよび仕切り壁471bに向かって突出する突起部49bが形成されている。
本実施例では、突起部49aは上下方向に3本配列され、上から突起部491a、492a、493aとして設けられている。また、突起部49bは上下方向に3本配列され、上から突起部491b、492b、493bとして設けられている。なお、突起部49aおよび突起部49bは3本に限定されるものでなく、2本以下または4本以上であっても良い。
さらに、一時貯留庫47の固定壁48aおよび仕切り壁471aには、突起部491a、492a、493aに対応し、突起部491a、492a、493aが貫通する貫通孔481a、482a、483aが形成され、固定壁48bおよび仕切り壁471bには、突起部491b、492b、493bに対応する貫通孔481b、482b、483bが形成されている。
したがって、一時貯留部7が硬貨返却部8の上方に移動したとき、一時貯留庫47の固定壁48aおよび仕切り壁471aの貫通孔481a、482a、483aに、突起部491a、492a、493aの先端が挿入されて一時貯留庫47の収納空間の内部に突出し、一時貯留部7が硬貨収納部9の上方に移動したとき、一時貯留庫47の固定壁48bおよび仕切り壁471bの貫通孔481b、482b、483bに、突起部491b、492b、493bの先端が挿入されて一時貯留庫47の収納空間の内部に突出するようになっている。
このように、突起部491b、492b、493bは、一時貯留庫47の移動に伴って相対的に一時貯留庫47の収容空間内に突出するようになっている。
上述した構成の作用について説明する。
なお、硬貨処理装置が行う硬貨の入金処理あるいは計数処理の概要は第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
以下に、第4の実施例の構成の作用として、収納可の入力が行われた場合の動作を図15および図16に基づいて図1および図5を参照しながら説明する。
硬貨処理装置100は、収納を指示する収納可入力を受け付けると、図5に示す動作と同様に、一時貯留部7の一時貯留庫47に金種別に集積した硬貨22bを硬貨収納部9に移動させるため、底板16を含む一時貯留部7を図5中矢印Sが示す硬貨収納部9の方向へ移動させる。
一時貯留部7が硬貨収納部9の直上に到達するとき、側フレーム50bに設けられた突起部49b(図13に示す突起部491b、492b、493b)の先端が貫通孔481b、482b、483bに挿入されて一時貯留庫47の内部に突出する。
このとき、一時貯留庫47の内部の硬貨22bは、一時貯留庫47の内部に突出する突起部49bに当接することによりバランスを崩し、図15に示すように一時貯留庫47の内部で側壁と側壁に挟まれて動きが規制されている状態であっても、その規制が解除される。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7が硬貨収納部9の直上に到達すると一時貯留部7の移動を停止する。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7の移動を停止すると、底板16を図5中矢印LFが示す左方向へ移動させ、一時貯留庫47の底面を開放し、一時貯留庫47内の硬貨22bを落下させる(図5参照)。
硬貨処理装置100は、一時貯留部7の一時貯留庫47内の硬貨22bを硬貨収納部9に硬貨22dとして収納すると、底板16を除く一時貯留部7を硬貨収納部9と硬貨返却部8との間に移動する。
本実施例では、一時貯留部7が硬貨収納部9の直上に到達するとき、側フレーム50bに設けられた突起部49b(図13に示す突起部491b、492b、493b)の先端が貫通孔481b、482b、483bに挿入されて一時貯留庫47の内部に突出する。
そのため、一時貯留庫47の内部で側壁(仕切り壁471c)と側壁(仕切り壁471d)との間に硬貨22cが挟まれた場合であっても、硬貨22cの動きの規制を解除することができ、一時貯留庫47内の硬貨22bを落下させて一時貯留庫47に集積された硬貨の残留を抑制することができる。
また、一時貯留部7内の硬貨を硬貨返却部8に落下させる場合も同様に、一時貯留庫47に集積された硬貨の残留を抑制することができる。
以上説明したように、第4の実施例では、一時貯留部の移動に伴って側フレームに設けられた突起部の先端が貫通孔に挿入されて一時貯留庫の内部に突出するようにしたことにより、一時貯留庫に集積された硬貨の残留を抑制することができるという効果が得られる。
なお、第1の実施例から第4の実施例では、硬貨処理装置をレジスタ等で取り扱われる硬貨を管理する装置として説明したが、それに限られるものでなく、一時貯留部を有するものであれば現金自動預け払い機や券売機等の自動取引装置または現金処理機等に搭載される硬貨処理装置としても良い。
1 硬貨投入口
2 硬貨繰出し部
3 硬貨搬送路
4 硬貨鑑別部
5 リジェクト硬貨返却部
6 硬貨選別部
7 一時貯留部
8 硬貨返却部
9 硬貨収納部
10 硬貨出金部
11 回収庫
13 硬貨搬送シュート
14 硬貨搬送ベルト
15 硬貨選別ゲート
16 底板
17、27、37、47 一時貯留庫
171、271、371、471 仕切り壁
18、28、38 可動壁
19a、19b、49a、49b 突起部
48 固定壁
50a、50b 側フレーム
71 底面
72a、72b 突起受け
100 硬貨処理装置

Claims (12)

  1. 投入された硬貨を1枚ずつ送出する送出部と、
    前記送出部で送出された硬貨を鑑別する鑑別部と、
    前記鑑別部で鑑別された硬貨を集積する第1の集積庫および第2の集積庫と、
    前記鑑別部と、前記第1の集積庫および第2の集積庫との間に設けられ、前記第1の集積庫または前記第2の集積庫に落下させる硬貨を一時貯留する収納空間が形成されるとともに、前記第1の集積庫の上方と、前記第2の集積庫の上方との間を移動可能に構成された一時貯留庫と、
    を有し、
    前記一時貯留庫は、前記第1の集積庫の上方または前記第2の集積庫の上方に移動するとき、前記収容空間が広がるように移動可能な側壁を有することを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 請求項1に記載の硬貨処理装置において、
    前記側壁は、前記一時貯留庫の移動に伴って移動することを特徴とする硬貨処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の硬貨処理装置において、
    前記側壁は、
    上部に回転支点と、下部に係合部とを有し、
    前記一時貯留庫の移動に伴って、前記係合部が装置本体に形成された被係合部と係合して回動することを特徴とする硬貨処理装置。
  4. 請求項3に記載の硬貨処理装置において、
    前記側壁は、
    前記一時貯留庫の移動方向において対向配置された第1の側壁と、第2の側壁とを有し、
    前記一時貯留庫の移動に伴って前記第1の側壁および前記第2の側壁のいずれか一方が回動することを特徴とする硬貨処理装置。
  5. 請求項4に記載の硬貨処理装置において、
    前記第1の側壁は、前記第2の集積庫側に配置され、
    前記第2の側壁は、前記第1の集積庫側に配置され、
    前記一時貯留庫が前記第1の集積庫の上方に移動したとき、前記第1の側壁が回動し、
    前記一時貯留庫が前記第2の集積庫の上方に移動したとき、前記第2の側壁が回動することを特徴とする硬貨処理装置。
  6. 請求項5に記載の硬貨処理装置において、
    前記一時貯留庫は、4面からなる筒形に形成され、
    前記第1の側壁および前記第2の側壁は、前記筒形の2面を形成していることを特徴とする硬貨処理装置。
  7. 請求項5に記載の硬貨処理装置において、
    前記一時貯留庫は、3面からなる第1の部材と、3面からなる第2の部材とを互いに合わせて4面からなる筒形に形成され、
    前記第1の部材は、前記第1の側壁に取り付けられ、
    前記第2の部材は、前記第2の側壁に取り付けられていることを特徴とする硬貨処理装置。
  8. 請求項5に記載の硬貨処理装置において、
    前記一時貯留庫は、2面からなる第1の部材と、2面からなる第2の部材とを合わせて4面からなる筒形に形成され、
    前記第1の部材は、前記第1の側壁に取り付けられ、
    前記第2の部材は、前記第2の側壁に取り付けられていることを特徴とする硬貨処理装置。
  9. 投入された硬貨を1枚ずつ送出する送出部と、
    前記送出部で送出された硬貨を鑑別する鑑別部と、
    前記鑑別部で鑑別された硬貨を集積する第1の集積庫および第2の集積庫と、
    前記鑑別部と、前記第1の集積庫および第2の集積庫との間に設けられ、前記第1の集積庫または前記第2の集積庫に落下させる硬貨を一時貯留する収納空間が形成されるとともに、前記第1の集積庫の上方と、前記第2の集積庫の上方との間を移動可能に構成された一時貯留庫と、
    前記第1の集積庫の上方および前記第2の集積庫の上方に形成された突起部と、
    を有し、
    前記一時貯留庫は、前記突起部が貫通する貫通孔が形成され、前記第1の集積庫の上方または前記第2の集積庫の上方に移動するとき、前記収容空間内に前記突起部が突出することを特徴とする硬貨処理装置。
  10. 請求項9に記載の硬貨処理装置において、
    前記突起部は、前記一時貯留庫の移動に伴って前記収容空間内に突出することを特徴とする硬貨処理装置。
  11. 投入された硬貨を1枚ずつ送出する送出部と、
    前記送出部で送出された硬貨を鑑別する鑑別部と、
    前記鑑別部で鑑別された硬貨を集積する第1の集積庫および第2の集積庫と、
    前記鑑別部と、前記第1の集積庫および第2の集積庫との間に設けられ、前記第1の集積庫または前記第2の集積庫に落下させる硬貨を一時貯留する収納空間が形成されるとともに、前記第1の集積庫の上方に配置され、前記第2の集積庫の上方へ移動可能に構成された一時貯留庫と、
    前記一時貯留庫の底部を形成し、移動可能に構成された底板と、
    を有し、
    前記一時貯留庫は、前記第2の集積庫の上方に移動するとき、前記収容空間が広がるように移動可能な側壁と、前記底板が移動するとき、前記収容空間が広がるように移動可能な側壁とを有することを特徴とする硬貨処理装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかに記載の硬貨処理装置において、
    前記一時貯留庫は、前記移動方向と直交する方向に金種毎に複数配列されていることを特徴とする硬貨処理装置。
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