JPS6371160A - 薬用人参エキス粉末およびその製造法 - Google Patents

薬用人参エキス粉末およびその製造法

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JPS6371160A
JPS6371160A JP61214849A JP21484986A JPS6371160A JP S6371160 A JPS6371160 A JP S6371160A JP 61214849 A JP61214849 A JP 61214849A JP 21484986 A JP21484986 A JP 21484986A JP S6371160 A JPS6371160 A JP S6371160A
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JP
Japan
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cyclodextrin
extract
ginseng
powder
medicinal ginseng
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JP61214849A
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English (en)
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Takeshi Okada
猛 岡田
Yoshie Ishida
石田 義枝
Takeshi Hibino
健 日比野
Yoshinori Miyamoto
宮本 芳則
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、非吸湿性で苦味のない薬用人参エキス粉末に
関する。
(従来の技術) 薬用人参9例えば、オタネ人参(Panax gins
engC,A、 Meyer)、チクセツ人参(Pan
ax japonicusC1^、 Meyer)、ア
メリカ人参(Panax quinquefolium
L、)、三七人参(Panax notoginsen
g (Burk) F。
H,Chen)、  シベリア人参(Eleuther
ococcussenticosus)の根、は有用漢
方薬として珍重され広く利用されている。薬効としては
、古くから強壮、長生などが言われ、現在では鎮静、興
奮、利尿作用なども明らかにされている。薬用人参の有
効成分としては、サポニン、サポゲニン、ビタミンB群
、β−シトステロール−D−0−グルコシドなどが報告
されており、このうち特にサポニンおよびサボゲニンの
薬効が顕著であることが明らかにされている。サポニン
もサポゲニンも薬用人参中に多種存在する。薬用人参の
サポニンはジンセッサイドと総称され、現在までにジン
セッサイドRo、  ジンセッサイドRa、  ジンセ
ッサイドRh、  ジンセッサイドRc、  ジンセッ
サイドRd、  ジンセッサイドRe、  ジンセッサ
イドRf、  ジンセッサイドRgおよびジンセッサイ
ドRhが知られている。これらのうちジンセッサイドR
hが鎮静作用を、ジンセッサイドRgが興奮作用を示す
ことが報告されている(薬学雑誌82巻12号1633
〜1634頁;蛋白質、核酸。
酵素12巻1号32〜38頁)。
これらの多くの薬効成分を含む薬用人参は、医薬品原料
、健康食品、化粧品の添加剤などに利用されている。具
体的には2通常、生の薬用人参(水弁)を乾燥した白参
もしくは紅参を水および/またはエタノールなどの溶媒
で抽出して得られる薬用人参エキス、またはそれを乾燥
して得られる薬用人参エキス粉末が使用される。特に薬
用人参エキス粉末が、計量、混練などの操作時の取り扱
いに便利であることから好適に利用される。薬用人参エ
キス粉末は9例えば、上記薬用人参エキスを天日乾燥、
温風乾燥、真空乾燥、凍結真空乾燥3噴霧乾燥などの方
法で乾燥し、含有される水分やエタノールを除去し乾固
したエキスを破砕機で粉砕して粉末化して得られる。し
かし、このようなエキス粉末は吸湿性が強く、空気中に
放置すると吸水して水あめ状となるため長期間保存する
ことができない。そのため1通常、薬用人参エキスに乳
糖などを添加し、充分に混合した後に乾燥する方法が採
用されている。例えば、乳糖を添加することにより吸湿
性は低下するが、長期間保存が可能な程度にまで吸湿性
の度合を低下させるためには、エキス含量を10重量%
以下にする必要があり。
高純度の薬用人参エキス粉末を製造することはできない
。しかもこのように乳糖を多量に混合しても薬用人参に
起因する特有の苦味を消すことができない。
特開昭54−80463号公報には、薬用人参エキスに
対して0.5〜15重量%のサイクロデキストリンを加
えて混練し9通気あるいは減圧乾燥して得られる薬用人
参エキス粉末が開示されている。この薬用人参エキス粉
末は、薬用人参成分の苦味をなくすることを目的として
調製されたものであり、実際に苦味はほとんど惑じられ
ないが、この粉末を例えば約60℃の温湯に入れて放置
すると薬用人参の苦味が再び現れる。しかも、吸湿性も
比較的強いため、空気中に曝すると経時的に吸湿し、水
あめ状に変化する。このように、比較的高濃度でエキス
成分を含有し、吸湿性が低く、シかも薬用人参特有の苦
味のない薬用人参エキス粉末は得られていないのが現状
である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の欠点を解決するものであり。
その目的とするところは、比較的高濃度でエキス成分を
含有し、吸湿性が低く、シかも薬用人参特有の苦味のな
い薬用人参エキス粉末およびその製造方法を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の薬用人参エキス粉末は、薬用人参エキスと、サ
イクロデキストリンおよび/またはサイクロデキストリ
ン含有澱粉分解物とを含有し、該薬用大東エキスの含有
率が80重量%以下であり。
そのことにより上記目的が達成される。
本発明の薬用人参エキス粉末の製造法は、薬用人参エキ
スまたは薬用人参エキス溶液にサイクロデキストリンお
よび/またはサイクロデキストリン含有澱粉分解物を添
加し、乾燥して粉末化する工程を包含し、該薬用人参エ
キスの含有率が80重世%以下であり、そのことにより
上記目的が達成される。
本発明に用いられる薬用人参の種類には、オタネ人参、
チクセツ人参、アメリカ人参、三七人参。
シベリア人参などがある。これらの人参からエキスを得
るには9例えばこれら人参根の生、もしくはその乾燥品
である白参や紅参から後述の適当な溶媒を用いて抽出を
行う。ここで、白参とは、生の薬用人参の皮を剥いで天
日または火熱乾燥したものであり、紅参とは生の薬用人
参を皮つきのまま熱湯または水蒸気処理後天日または火
熱乾燥したものである。
上記薬用人参根の代わりに、これらを組織培養して得ら
れる細胞塊(カルス)を用いてもよい。
薬用人参の組織培養を行うには、まず、上記薬用人参の
組織を切りとり2通常の植物の組織培養法によりカルス
を発生させる。次に、得られたカルスを静置培養もしく
は液体培養に供し、増殖させる。特に液体培養が好適で
ある。このカルスは培養により無限に増殖させられうる
。培養条件は何ら格別である必要はない。培地としては
、植物組織培養に通常用いられるムラシゲ−スクーグ(
Murashige−Skoog)の培地、ホワイト(
White)の培地、オー、エル、ガンボーグ(0,L
、 Gamborg)のB5培地、ニラチェ(Nits
ch)の培地、ヘラ−(Heller)の培地、モーレ
ル(Moral)の培地などを用いることが可能である
。これに、必要であれば、カゼイン分解酵素、大豆粉、
コーンステイープリカー、ビタミン類などが添加されう
る。
液体培養で得られるカルス(細胞群もしくは細胞塊)は
、濾別などの手段により集められる。これら細胞は最小
単位としての単細胞から最大単位としての細胞塊として
存在する。細胞塊は、液体培養における振とうもしくは
攪拌により、極端に大きくなることはなく最大直径はせ
いぜい150程度である。静置培養もしくは液体培養に
より得られるカルスは、必要に応じて乾燥される。通常
生のカルスを天日もしくは30℃以上の温風下で。
好ましくは50〜80℃の温風下で緩やかに乾燥させて
乾燥カルス(含水率10重量%以下の顆粒)を得る。
上記薬用人参根もしくはカルス(いずれも生もしくは乾
燥品)に抽出溶媒を加えて、薬用人参エキスが抽出され
る。抽出溶媒には水のほか、アルコール系溶剤やアセト
ンなどの有機溶剤が使用されうる。得られるエキス粉末
は医薬品2食品や化粧品の添加物などとして人体に用い
られることを考慮すれば、抽出溶媒としては、水および
/もしくはエタノールを使用することが推奨される。抽
出溶媒の量は特に限定されないが、抽出に用いられる薬
用人参根もしくはカルス(いずれも生もしくは乾燥品)
1重量部あたり9通常、3〜200容量部である。抽出
温度は通常、5〜70℃、好ましくは30〜50℃であ
る。5℃以下の低温であっても抽出時間は長くなるが抽
出は可能である。抽出温度が極端に高いと含有されるジ
ンセッサイドが分解するおそれがある。抽出温度が10
℃上がると抽出速度は約2倍になることはよく知られて
いるところである。抽出を行うには、このように静置す
る方法の他、必要に応じて抽出溶媒を攪拌したり振盪す
る方法が採用される。
使用する抽出溶媒の種類により抽出される人参エキスの
成分が異なる6例えば、ジンセッサイドは、抽出溶媒が
0〜50%のエタノール水溶液であるときには、エタノ
ール濃度にかかわらず一定量で抽出される。エタノール
濃度が50%を越えるとジンセッサイドの抽出量は減少
し、サボゲニンであろうと考えられるステロイド様物質
の抽出量が増加する。水を抽出溶媒とすると、ステロイ
ド様物質は抽出されず、ビタミンB群が抽出される。
このようにして、薬用人参エキスを含む抽出)夜が得ら
れる。
本発明に用いられるサイクロデキストリンは。
グルコースが環状に連結した環状デキストリンであり、
内部に直径6〜10人の空洞を有するドーナツ状の構造
である。このようなサイクロデキストリンとしては、グ
ルコース単位が6個のα−サイクロデキストリン、グル
コース単位が7個のβ−サイクロデキストリン、グルコ
ース何が8個のγ−サイクロデキストリンが知られてい
る。本発明にはいずれのタイプのサイクロデキストリン
も利用可能である。サイクロデキストリンは、澱粉もし
くはデキストリンにある種のアミラーゼを作用させて該
澱粉を分解し、得られるサイクロデキストリン、デキス
トリン、オリゴ糖、グルコースなどを含む分解生成物か
ら精製して得られる。上記澱粉やデキストリンの分解生
成物(以下、これをサイクロデキストリン含有澱粉分解
物という)をサイクロデキストリンの代わりにそのまま
使用することも可能である。サイクロデキストリン含有
澱粉分解物中のサイクロデキストリンの含量は20重量
%以上である。
本発明の薬用人参エキス粉末には、上記薬用人参エキス
が80重量%以下の割合で含有される。通常、サイクロ
デキストリンおよび/またはサイクロデキストリン含有
澱粉分解物と薬用人参エキスとの比率は0.25〜20
.好ましくは2〜10の範囲にある。この値が0.25
未満の場合は(エキスが80重量%を越える場合は)、
得られる粉末が吸湿性を有する。さらに2例えば、噴霧
乾燥により乾燥すると充分に粉末化しない場合もある。
逆に上記値が20を越えると、薬用人参エキス含有率が
低くなり有効成分を充分に利用するためには多量のエキ
ス粉末を必要とする。
本発明の薬用人参エキス粉末を得るには、上記薬用人参
エキスまたは薬用人参エキスを含有する溶液に上記サイ
クロデキストリンおよび/またはサイクロデキストリン
含有澱粉分解物を添加し。
乾燥して粉末化する。具体的には、(1)上記薬用人参
根やカルスから抽出して得られる抽出液の溶媒を除去し
て得られる薬用人参エキスまたは薬用人参エキスのtl
W−’f3液とサイクロデキストリンおよび/またはサ
イクロデキストリン含有澱粉分解物とをニーグーで混練
し造粒・乾燥する方法、(2)薬用人参エキスを含む溶
液にサイクロデキストリンおよび/またはサイクロデキ
ストリン含有澱粉分解物を加えて溶解させた後、溶媒を
除去して粉末化する方法、(3)あらかじめ溶媒を除去
した薬用人参エキスを含む水溶液にサイクロデキストリ
ンおよび/またはサイクロデキストリン含有澱粉分解物
を加えて溶解させた後、乾燥して粉末化する方法が挙げ
られる。特に、薬用人参エキスとサイクロデキストリン
(サイクロデキストリン含有澱粉分解物)とが均一に混
合されやすいこと、および操作が簡単であることから(
3)の方法が好適に用いられる。例えば薬用人参を含有
する水溶液に30℃以上、好ましくは60〜80℃でサ
イクロデキストリン(サイクロデキストリン含有澱粉分
解物)を加えて溶解させた後、水分を除去し、乾燥し、
粉末化する。乾燥方法としては、天日乾燥法9通風乾燥
法(温風乾燥法を含む)、真空乾燥法、凍結真空乾燥法
、噴霧乾燥法などが挙げられる。これらのうち、真空乾
燥法、凍結真空乾燥法または噴霧乾燥法を採用すると、
粉末状の製品が得られる。
そのため粉砕という処理工程が不必要となる。凍結真空
乾燥を行う際には、凍結しにくいため、また噴霧乾燥を
行う際には爆発のおそれがあるため。
エタノールなどの有機溶媒の濃度を10重量%以下とす
る必要がある。
(作用) 本発明で得られる薬用人参エキス粉末では、エキス成分
がサイクロデキストリン環の中に包接されているため吸
湿性が極めて小さく、空気中に放置してもほとんど吸湿
せず、水分量はほぼ一定に保たれる。エキス成分が包接
される結果、薬用人参に特有の苦味がない。サイクロデ
キストリンまたはサイクロデキストリン含有澱粉分解物
の含量が20重量%以上と比較的高いため、該粉末を例
えば、温湯に溶解させて放置しても苦味はほとんど再現
しない。これは、エキス中の苦味成分とサイクロデキス
トリンとの包接平衡が水溶液中でうまく保たれているた
めと考えられる。上記サイクロデキストリン含有澱粉分
解物のサイクロデキストリン以外の成分は1例えばデキ
ストリンやオリゴ糖である。このうちデキストリンはラ
セン状構造を有するため、このラセン状の部分に薬用人
参エキスが包接される。つまり、これらの成分もサイク
ロデキストリンと同様の包接機能を有すると考えられる
本発明の薬用人参エキス粉末の薬用人参エキスの含量は
約0.1〜80重景%重量較的広い範囲で選択されうる
ため、目的に応じて所望のエキス含量の粉末が調製され
うる。特に、高エキス含有率の粉末は食品添加剤として
使用するのに便利である。
このように食品添加剤として各種調理食品に加えるほか
、飲料水に溶解させたり、粘結剤を加えて圧縮成形して
菓子類などの固形食品を製造するなど健康食品用の用途
に、また、医薬品原料などに広(利用されうる。
(実施例) 以下に本発明を実施例につき説明する。
尖侮■上 アメリカ人参の根(乾燥品)をエタノールで抽出(50
℃)した抽出液をエバポレーターで乾固し。
これに適量の水を加えて10%水溶液とした。このアメ
リカ人参エキス水溶液500 gにサイクロデキストリ
ン含有澱粉分解物(デキシバールに−50;塩水港精糖
社製)  150gを加えて、保温水槽中で攪拌し溶解
させた。この溶液を噴霧乾燥にかけて粉末化した。得ら
れたアメリカ人参エキス粉末の水分含量は約10%であ
った。この粉末5gを室温に50日間放置し、含有され
る水分量を5日ごとに測定した。その結果を第1図に示
す。別に、この粉末の味について10人のパネラ−によ
り官能試験を行なった。その結果を下表に示す。さらに
、この粉末を約60℃の温湯に加え、5分後にその味を
調べたところ、上記官能試験と同一の結果が得られた。
ル較五 サイクロデキストリン含有澱粉分解物の代わりに乳糖を
用い、実施例1に準じてアメリカ人参エキス粉末を調製
した。この粉末3gを室温に50時間放置し、含有され
る水分量を5時間ごとに測定した。そ、の結果を第2図
に示す。上記粉末は約10時間で水あめ状に変化した。
別に、上記粉末の味について10人のパネラ−により官
能試験を行なった。その結果を下表に示す。
表 実j已生先 オタネ人参の根(乾燥品)をエタノールで抽出(50°
C)した抽出液をエバポレーターで乾固し。
これに適当の水を加えて20%水溶液とした。このオタ
ネ人参エキス水溶液200 gにα−サイクロデキスト
リン80gを加えて、保温水槽中で攪拌し溶解させた。
この溶液を凍結真空乾燥し、オタネ人参エキス粉末を得
た。この粉末は吸湿性がなく。
薬用人参特有の苦味や渋味も感じられなかった。
この粉末を約60℃の温湯に加え、5分後にその味を調
べたが、苦味や渋味は感じられなかった。
実施開主 アメリカ人参の根(乾燥品)をA湯(60’C)で抽出
した抽出液(エキス含有量5%)  500gにサイク
ロデキストリン含有澱粉分解物100 gを加え。
実施例1に準じてエキス粉末を得た。この粉末は吸湿性
がなく、薬用人参特有の苦味や渋味も感じられなかった
。この粉末を約60℃の温湯に加え。
5分後にその味を調べたが、苦味や渋味は感じられなか
った。
ス11生先 ムラシゲ−スクーグ(Murashige−Skoog
)の液体培地1001を容量1501の液体培養タンク
に仕込み、高圧滅菌した。これに、オタネ人参の根から
ムラシゲ−スクーグの固体培地を用いて誘導したカルス
2 kgを接種し、2週間通気しながら攪拌培養した。
得られた細胞塊を60℃で温風乾燥した。
乾燥細胞塊をエタノールで抽出(50℃)した抽出液(
エキス含110%)1kgに、β−サイクロデキストリ
ン400 gを加えて保温水槽中で充分溶解させた。こ
れを真空乾燥機にかけオタネ人参エキス粉末を得た。こ
の粉末は吸湿性がなく、薬用人参特有の苦味や渋味も感
じられなかった。この粉末を約60℃の温湯に加え、5
分後にその味を調べたが、苦味や渋味は感じられなかっ
た。
尖旌勇l 実施例4と同様の方法で得られた乾燥カルス(細胞塊)
を温湯(60℃)で抽出した。得られた抽出液(エキス
含量3%)500gにサイクロデキストリン含有澱粉分
解物60gを加え、実施例1に準じて操作し、オタネ人
参エキス粉末を得た。この粉末は吸湿性がなく、薬用人
参特有の苦味や渋味も感じられなかった。この粉末を約
60℃の温湯に加え、5分後にその味を調べたが、苦味
や渋味は感じられなかった。
去1■建1 オタネ人参の根(乾燥品)をエタノールで抽出(50℃
)した抽出液をエバポレーターで乾固し。
これに適量の水を加えて10%水溶液とした。このアメ
リカ人参エキス水溶液200gにサイクロデキストリン
含有澱粉分解物(デキシパールに−50) 400gを
加えて、保温水槽中で攪拌し溶解させた。この溶液を凍
結乾燥し、アメリカ人参エキス粉末を得た。この粉末は
吸湿性がなく、薬用人参特有の苦味や渋味も感じられな
かった。この粉末を約60℃の温湯に加え、5分後にそ
の味を調べたが、苦味や渋味は感じられなかった。
尖丘皿工 実施例4と同様の方法で得られた乾燥カルス(細胞塊)
を温湯(50℃)で抽出した。得られた抽出液(エキス
含量3%)1kgにサイクロデキストリン含有澱粉分解
Th7.5gを加え、保温水槽中で攪拌し溶解させた。
この溶液を凍結真空乾燥し。
オタネ人参エキス粉末を得た。この粉末は吸湿性がなく
、薬用人参特有の苦味や渋味も感じられなかった。この
粉末を約60℃の温湯に加え、5分後にその味を調°べ
たが、苦味や渋味は感じられなかった。
(発明の効果) 本発明によれば、このように、吸湿性がほとんどなく薬
用人参特有の苦味や渋味のほとんど感じられない薬用人
参エキス粉末が得られる。吸湿性がほとんどないため取
扱いに便利でかつ長期間の保存が可能であり、苦味や渋
味がないため食するのが容易である。エキス濃度が80
%程度まで高いエキス粉末の製造が可能であり、特にこ
のような高エキス含量の粉末は食品用の添加物として好
適である。このように健康食品としての用途の他。
医薬品原料、化粧品添加物など広い分野に利用されうる
4、 ズ  の  ′ なりIN 第1図は本発明の薬用人参エキス粉末を空気中に放置し
たときの該粉末中の水分の経時変化を示すグラフ、そし
て第2図は従来の薬用人参エキス粉末を空気中に放置し
たときの該粉末中の水分の経時変化を示すグラフである
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、薬用人参エキスと、サイクロデキストリンおよび/
    またはサイクロデキストリン含有澱粉分解物とを含有す
    る薬用人参エキス粉末であって、該薬用人参エキスの含
    有率が80重量%以下である、 薬用人参エキス粉末。 2、前記サイクロデキストリン含有澱粉分解物中のサイ
    クロデキストリンの含有率が20重量%以上である特許
    請求の範囲第1項に記載の薬用人参エキス粉末。 3、前記薬用人参が組織培養により得られる特許請求の
    範囲第1項に記載の薬用人参エキス粉末。 4、薬用人参エキスまたは薬用人参エキス溶液にサイク
    ロデキストリンおよび/またはサイクロデキストリン含
    有澱粉分解物を添加し、乾燥して粉末化する工程を包含
    する薬用人参エキス粉末の製造法であって、 該薬用人参エキスの含有率が80重量%以下である、 薬用人参エキス粉末の製造法。 5、前記乾燥方法が、真空乾燥法、凍結真空乾燥法また
    は噴霧乾燥法である特許請求の範囲第4項に記載の製造
    法。 6、前記サイクロデキストリン含有澱粉分解物中のサイ
    クロデキストリンの含有率が20重量%以上である特許
    請求の範囲第4項に記載の製造法。 7、前記薬用人参が組織培養により得られる特許請求の
    範囲第4項に記載の製造法。
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