JPS636529B2 - - Google Patents

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JPS636529B2
JPS636529B2 JP54067442A JP6744279A JPS636529B2 JP S636529 B2 JPS636529 B2 JP S636529B2 JP 54067442 A JP54067442 A JP 54067442A JP 6744279 A JP6744279 A JP 6744279A JP S636529 B2 JPS636529 B2 JP S636529B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substituted
acetylene
benzene
reaction
catalyst
Prior art date
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Expired
Application number
JP54067442A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55160727A (en
Inventor
Norio Oodo
Tadatoshi Pponda
Fujio Matsuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP6744279A priority Critical patent/JPS55160727A/ja
Publication of JPS55160727A publication Critical patent/JPS55160727A/ja
Publication of JPS636529B2 publication Critical patent/JPS636529B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、置換アセチレンを環化三量化して
1・2・4・5−テトラ置換ベンゼン誘導体を製
造する方法に関する。さらに詳細には、モノ置換
アセチレンとジ置換アセチレンを触媒の存在下に
共三量化して1・2・4・5−テトラ置換ベンゼ
ン誘導体を製造する方法に関するものである。 多置換ベンゼン誘導体は工業的に有用な化合物
であつて、例えば、ベンゼンポリカルボン酸は、
各種の樹脂のモノマー、エポキシ樹脂硬化剤また
は各種樹脂の改質剤として極めて有用であり、ま
た、ポリハロゲン化ベンゼン類は各種有機薬品の
中間体として広く利用される。 従来、これらの多置換ベンゼン誘導体を製造す
るには、例えば、ベンゼンポリカルボン酸はポリ
アルキルベンゼンの気相もしくは液相空気酸化ま
たは試薬酸化によつて合成され、またポリハロゲ
ン化ベンゼンはベンゼンもしくは置換ベンゼンの
ハロゲン化によつて合成される、等のようにベン
ゼンまたは置換ベンゼンを出発原料として、これ
らに種々の反応を施こして製造されてきた。 しかし、これらの多置換ベンゼン誘導体のう
ち、1・2・4・5−テトラ置換ベンゼン誘導体
の合成はかなり困難である。例えば、耐熱性樹脂
のモノマーとして有用なピロメリツト酸は、ジユ
レンの気相空気酸化によつて工業的に製造されて
いるが、かなりの完全燃焼、脱炭酸過程を含む過
酷な条件を用いないと酸化されにくい。 また、ベンゼンまたは置換ベンゼンを出発物質
とせず、官能基を含むアセチレンを環化三量化し
て直接目的とする置換ベンゼン誘導体を合成する
方法は既に知られているが、モノ置換アセチレン
とジ置換アセチレンを触媒的に共三量化して1・
2・4・5−テトラ置換ベンゼン誘導体を選択的
に得ること、特に、ピロメリツト酸またはその前
駆体を置換アセチレンより合成することは全く知
られていない。 本発明者らは、1・2・4・5−テトラ置換ベ
ンゼン誘導体を置換アセチレンの環化三量化によ
つて合成すべく種々検討した結果、液相における
オレフインの異性化、オリゴマー化に効果的な遷
移金属系の触媒を用いれば1・2・4・5−テト
ラ置換ベンゼン誘導体が選択的に生成することを
見出し、本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、一般式、HC≡CR1およ
びR2C≡CR3(式中、R1、R2およびR3は置換アル
キル基、カルボキシル基またはエステル基を示
す)で表わされるモノ置換アセチレンとジ置換ア
セチレンとを、Pd、RhまたはCoから選ばれる金
属の錯体触媒の存在下に反応させて、一般式 (式中、R1、R2およびR3は前記と同じ意味を示
す)で表わされる1・2・4・5−テトラ置換ベ
ンゼン誘導体を製造する方法である。 本発明の方法において出発物質として用いられ
る置換アセチレンは、一般式、HC≡CR1および
R2C≡CR3(式中、R1、R2およびR3は置換アルキ
ル基、カルボキシル基またはエステル基を示す)
で表されるモノ置換アセチレンとジ置換アセチレ
ンであつて、例えばモノ置換アセチレンにはプロ
ピオル酸およびそのエステル、プロパルギルアル
コール等がある。また、ジ置換アセチレンにはア
セチレンジカルボン酸およびそのエステル、2−
ブチン−1・4−ジオール等がある。これらの置
換アセチレンは重金属を触媒としてアセチレンと
アルデヒドの縮合反応によつて容易に製造され
る。 前記の置換アセチレンを原料として本発明の方
法により得られる1・2・4・5−テトラ置換ベ
ンゼンには、例えばピロメリツト酸またはそのエ
ステル、1・2・4・5−テトラヒドロキシメチ
ルベンゼン、1・2−ジカルボキシ−4・5−ジ
ヒドロキシメチルベンゼン等がある。 本発明の方法において用いる置換アセチレンの
使用量は、モノ置換アセチレン1モルに対して、
ジ置換アセチレン0.2〜5モルの範囲であつて、
好ましくは0.5〜2モルである。 本発明の方法において用いられる触媒は、Pd、
RhまたはCoから選ばれる金属の錯体であつて、
ハロゲノアニオン、アルキルまたはアリルホスフ
イン類、一酸化炭素、シクロペンタジエニル基、
シクロオクタジエニル基、シクロオクタテトラエ
ン基およびα・β−不飽和ケトン等の配位子のう
ち少なくとも一種以上のものを配位子として持つ
金属錯体である。 触媒の使用量は、原料である置換アセチレンの
総量に対して0.01〜10モル%であつて、好ましく
は0.1〜1モル%である。 本発明の方法は、置換アセチレンを触媒を加え
た有機溶媒中で反応させるのであるが、溶媒とし
て、好ましくはベンゼン、トルエン、キシレン、
ナフタレン、テトラリン、ハロゲノベンゼンのよ
うな芳香族化合物、またはエチルエーテル、ジオ
キサン、テトラヒドロフランのようなエーテル類
がよい。これら溶媒の使用量は原料の置換アセチ
レンの総量に対し1〜100倍量、好ましくは5〜
50倍量である。 反応温度は室温〜150℃であり、好ましくは70
〜120℃がよい。反応の雰囲気は、空気中でよく、
置換アセチレンの種類によつては不活性ガス中で
行うことが望ましい。反応時間は置換アセチレン
の種類および触媒によつて異なるが、バツチ式の
場合、1〜30時間の範囲が適当である。 反応後生成物は通常の蒸留、抽出等の操作によ
つて分離される。しかし、極性置換基を持つ置換
アセチレンを共三量化した場合、生成物は原料よ
りも有機溶媒に対して著しく難溶になるので、反
応が進行するにつれて生成物が沈澱してくる。 この場合は生成沈澱物を別するなどの方法で
容易に粗生成物を得ることができる。 得られた粗生成物はさらに蒸留、再結晶法等の
通常の方法によつて精製することができる。 以下、本発明の方法を実施例により説明する。 実施例 1 内容積1のガラス製反応器にプロピオル酸メ
チル84g、アセチレンジカルボン酸ジメチル(以
下、DMADと略す)71g、オルソキシレン500
ml、触媒としてトリス(トリフエニルホスフイ
ン)クロルロジウム(RhCl〔P(C6H533)5g
を仕込み、電磁誘導式撹拌羽根を用いて撹拌しな
がら、外部より湯浴で80℃に加熱した。10時間反
応させた後、反応物の一部をとりガスクロマトグ
ラフで分析したところ、ピロメリツト酸テトラメ
チルエステル(以下PMMEと略す)が選択率62
%で得られた。反応液を約5分の1に濃縮し冷却
すると74gの白色針状結晶が得られた。結晶を再
びベンゼンに溶解し、ガスクロマトグラフで分析
したところ、結晶中のPMME含有率は91%であ
つた。さらにこの結晶をシリカゲルのカラムを用
いて分取精製したもののNMR、IRはPMMEの
標準品のものと一致した。 融点は142〜144℃であつた。 実施例 2〜5 内容積100mlのガラス製反応器にプロピオル酸
メチル4.2gアセチレンジカルボン酸ジメチル3.6
g、ベンゼン50mlおよび触媒0.5gを仕込み、実
施例1と同様の条件で5時間反応させた。 反応物の一部をとり、ガスクロマトグラフで分
析した結果を表−1に示す。
【表】 実施例 6 内容積100mlのガラス製反応器にプロパルギル
アルコール5.6g、2−ブチン−1・4−ジオー
ル4.3g、触媒としてπ−シクロペンタジエニル
ビス(トリフエニルホスフイン)コバルト0.2g
ベンゼン50mlを仕込み、初めはゆつくり80℃まで
加熱し、反応が進行しだしてからは少し冷却しな
がら、反応温度を80℃に保つて5時間反応させ
た。反応後反応液は2相に分離した。溶媒である
上相をデカンテーシヨンして捨て、下相を分取
し、この下相をさらにロータリーエバポレーター
を用いて残留溶媒と未反応原料を除去した。この
ようにして得られた生成物をビス(トリメチルシ
リル)アセトアミドを用いてシリル化し、ガスク
ロマトグラフで分析したところ、1・2・4・5
−テトラヒドロキシメチルベンゼンのトリメチル
シリルエーテルが選択率59%で得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式、HC≡CR1およびR2C≡CR3(式中、
    R1、R2およびR3は置換アルキル基、カルボキシ
    ル基またはエステル基を示す)で表されるモノ置
    換アセチレンとジ置換アセチレンとを、Pd、Rh
    またはCoから選ばれる金属の錯体触媒の存在下
    に反応させて、一般式 (式中、R1、R2およびR3は前記と同じ意味を示
    す)で表される1・2・4・5−テトラ置換ベン
    ゼン誘導体を製造する方法。
JP6744279A 1979-06-01 1979-06-01 Preparation of 1,2,4,5-tetra-substituted benzene derivative Granted JPS55160727A (en)

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JP6744279A JPS55160727A (en) 1979-06-01 1979-06-01 Preparation of 1,2,4,5-tetra-substituted benzene derivative

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JP6744279A JPS55160727A (en) 1979-06-01 1979-06-01 Preparation of 1,2,4,5-tetra-substituted benzene derivative

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JPS55160727A JPS55160727A (en) 1980-12-13
JPS636529B2 true JPS636529B2 (ja) 1988-02-10

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JP6744279A Granted JPS55160727A (en) 1979-06-01 1979-06-01 Preparation of 1,2,4,5-tetra-substituted benzene derivative

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4974107B2 (ja) * 2006-08-23 2012-07-11 大塚化学株式会社 ベンゼン化合物の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5314540A (en) * 1976-07-23 1978-02-09 Bendix Corp Method of manufacturing wideeband printed circuit spiral antenna connected to coaxial cable

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JPS5314540A (en) * 1976-07-23 1978-02-09 Bendix Corp Method of manufacturing wideeband printed circuit spiral antenna connected to coaxial cable

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