JPH05255297A - 新規なΔ▲α,β▼−ブテノリド誘導体およびその製造方法 - Google Patents
新規なΔ▲α,β▼−ブテノリド誘導体およびその製造方法Info
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- JPH05255297A JPH05255297A JP4053870A JP5387092A JPH05255297A JP H05255297 A JPH05255297 A JP H05255297A JP 4053870 A JP4053870 A JP 4053870A JP 5387092 A JP5387092 A JP 5387092A JP H05255297 A JPH05255297 A JP H05255297A
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- Japan
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- derivative
- general formula
- butenolide
- carbonyl compound
- lactone
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- Pending
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Furan Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 下記一般式〔I〕
〔式中R1,R3,R4は水素原子、C1〜8−アルキ
ル基、アリール基を;R2はC1〜8−アルキル基、
(置換)アリール基を表し、又R2とR3が一緒になっ
てアルキレン基を表わしてもよい〕で表されるΔ▲α,
β▼−ブテノリド誘導体ならびに下記一般式〔II〕 で表されるラクトン誘導体を、ニッケル触媒および亜鉛
の存在下、カルボニル化合物と反応させる上記一般式
〔I〕で表されるΔ▲α,β▼−ブテノリド誘導体の製
造方法。 【効果】 本発明のΔ▲α,β▼−ブテノリド誘導体は
医薬、農薬をはじめ各種ファインケミカルズの合成中間
体として有用である。また、本発明の製造方法によりΔ
▲α,β▼−ブテノリド誘導体を一段の反応で高選択率
で合成可能である。
ル基、アリール基を;R2はC1〜8−アルキル基、
(置換)アリール基を表し、又R2とR3が一緒になっ
てアルキレン基を表わしてもよい〕で表されるΔ▲α,
β▼−ブテノリド誘導体ならびに下記一般式〔II〕 で表されるラクトン誘導体を、ニッケル触媒および亜鉛
の存在下、カルボニル化合物と反応させる上記一般式
〔I〕で表されるΔ▲α,β▼−ブテノリド誘導体の製
造方法。 【効果】 本発明のΔ▲α,β▼−ブテノリド誘導体は
医薬、農薬をはじめ各種ファインケミカルズの合成中間
体として有用である。また、本発明の製造方法によりΔ
▲α,β▼−ブテノリド誘導体を一段の反応で高選択率
で合成可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬、農薬をはじめフ
ァインケミカルズの重要な合成中間体であるΔ▲α,β
▼−ブテノリド誘導体およびその選択的製造方法に関す
るものである。
ァインケミカルズの重要な合成中間体であるΔ▲α,β
▼−ブテノリド誘導体およびその選択的製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】本法
で合成された3−アセチル2(5H)−フラノン(Δ▲
α,β▼−ブテノリド)誘導体は新規化合物である。従
来の合成方法としては、まずα−アンゲリカラクトンと
カルボニル化合物を当量のルイス酸の添加により、β−
アセチル−γ−ブチロラクトン誘導体を生成させ次にそ
れをベンゾキノンなどの酸化剤(脱水素剤)により脱水
素してΔ▲α,β▼−ブテノリドを合成する方法が知ら
れているが、複雑な操作を必要とする。
で合成された3−アセチル2(5H)−フラノン(Δ▲
α,β▼−ブテノリド)誘導体は新規化合物である。従
来の合成方法としては、まずα−アンゲリカラクトンと
カルボニル化合物を当量のルイス酸の添加により、β−
アセチル−γ−ブチロラクトン誘導体を生成させ次にそ
れをベンゾキノンなどの酸化剤(脱水素剤)により脱水
素してΔ▲α,β▼−ブテノリドを合成する方法が知ら
れているが、複雑な操作を必要とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決すべく鋭意検討した結果、ラクトン誘導体を、
ニッケル触媒および亜鉛の存在下、カルボニル化合物と
反応させることにより、Δ▲α,β▼−ブテノリド誘導
体が一段の反応で、選択率良く得られることを見出し、
本発明を完成するに至った。即ち本発明の要旨は、下記
一般式〔I〕
題を解決すべく鋭意検討した結果、ラクトン誘導体を、
ニッケル触媒および亜鉛の存在下、カルボニル化合物と
反応させることにより、Δ▲α,β▼−ブテノリド誘導
体が一段の反応で、選択率良く得られることを見出し、
本発明を完成するに至った。即ち本発明の要旨は、下記
一般式〔I〕
【0004】
【化3】
【0005】(上記一般式〔I〕中、R1 ,R3 および
R4 はそれぞれ独立して水素原子、C 1 〜C8 のアルキ
ル基または置換基を有していてもよいアリール基を表
し、R2はC1 〜C8 のアルキル基または置換基を有し
ていてもよいアリール基を表し、R2 とR3 が一緒にな
ってアルキレン基を表してもよい。)で表されるΔ▲
α,β▼−ブテノリド誘導体および下記一般式〔II〕
R4 はそれぞれ独立して水素原子、C 1 〜C8 のアルキ
ル基または置換基を有していてもよいアリール基を表
し、R2はC1 〜C8 のアルキル基または置換基を有し
ていてもよいアリール基を表し、R2 とR3 が一緒にな
ってアルキレン基を表してもよい。)で表されるΔ▲
α,β▼−ブテノリド誘導体および下記一般式〔II〕
【0006】
【化4】
【0007】(上記一般式〔II〕中、R1 およびR4 は
上記一般式〔I〕中で定義したとおり。)で表されるラ
クトン誘導体を、ニッケル触媒および亜鉛の存在下、カ
ルボニル化合物と反応させることを特徴とするΔ▲α,
β▼−ブテノリド誘導体の製造方法に存する。
上記一般式〔I〕中で定義したとおり。)で表されるラ
クトン誘導体を、ニッケル触媒および亜鉛の存在下、カ
ルボニル化合物と反応させることを特徴とするΔ▲α,
β▼−ブテノリド誘導体の製造方法に存する。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
Δ▲α,β▼−ブテノリド誘導体の製造に用いられるラ
クトン誘導体は、下記一般式〔II〕で表される。
Δ▲α,β▼−ブテノリド誘導体の製造に用いられるラ
クトン誘導体は、下記一般式〔II〕で表される。
【0009】
【化5】
【0010】上記一般式〔II〕中、置換基R1 およびR
4 は特に限定されないが水素原子、C1 〜C8 のアルキ
ル基、置換基を有していてもよいアリール基等が好まし
い。ただしR4 は反応に不活性なものに限られる。カル
ボニル化合物としてはアルデヒドおよびケトンが好まし
く、下記一般式〔III 〕
4 は特に限定されないが水素原子、C1 〜C8 のアルキ
ル基、置換基を有していてもよいアリール基等が好まし
い。ただしR4 は反応に不活性なものに限られる。カル
ボニル化合物としてはアルデヒドおよびケトンが好まし
く、下記一般式〔III 〕
【0011】
【化6】
【0012】(上記一般式〔III 〕中R2 はC1 〜C8
のアルキル基または置換基を有していてもよいアリール
基を表し、R3 は水素原子、C1 〜C8 のアルキル基ま
たは置換基を有していてもよいアリール基を表し、R2
とR3 が一緒になってアルキレン基を表し環を形成して
いてもよい。)で表されるアルデヒドまたはケトンが好
ましい。より好ましいカルボニル化合物の例として、ベ
ンズアルデヒド、イソブチルアルデヒド、ヘプタナー
ル、シクロヘキサンカルバルデヒド、シクロヘキサノ
ン、ピペロナールおよびシンナムアルデヒド等が挙げら
れる。
のアルキル基または置換基を有していてもよいアリール
基を表し、R3 は水素原子、C1 〜C8 のアルキル基ま
たは置換基を有していてもよいアリール基を表し、R2
とR3 が一緒になってアルキレン基を表し環を形成して
いてもよい。)で表されるアルデヒドまたはケトンが好
ましい。より好ましいカルボニル化合物の例として、ベ
ンズアルデヒド、イソブチルアルデヒド、ヘプタナー
ル、シクロヘキサンカルバルデヒド、シクロヘキサノ
ン、ピペロナールおよびシンナムアルデヒド等が挙げら
れる。
【0013】ラクトン誘導体とカルボニル化合物の仕込
比は、モル比で1:1とすればよいが、より広い範囲か
ら選択することが可能で、通常はより安価な方の原料を
より多く用いる。ニッケル触媒は、特に限定はないが、
ビスシクロオクタジエンニッケル(O)、あるいはジブ
ロモビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(II)が
好ましい。
比は、モル比で1:1とすればよいが、より広い範囲か
ら選択することが可能で、通常はより安価な方の原料を
より多く用いる。ニッケル触媒は、特に限定はないが、
ビスシクロオクタジエンニッケル(O)、あるいはジブ
ロモビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(II)が
好ましい。
【0014】亜鉛の使用量はカルボニル化合物に対して
0.2〜20倍モル程度、より好ましくは0.5〜2倍
モルが好ましい。また、本発明においては、反応を促進
する上で、ホスフィンの様な配位子を添加することが好
ましく、反応収率が著しく向上する。配位子について
は、特に限定はないが、トリフェニルホスフィン、トリ
フェニルホスファイト、トリフェニルアルシン、トリブ
チルホスフィン、トリメチルホスファイト、ビス(ジフ
ェニルホスフィノ)メタン、ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)エタン、およびビス(ジフェニルホスフィノ)プロ
パン等が好ましく、その使用量はカルボニル化合物に対
して0.02〜20倍モル程度である。
0.2〜20倍モル程度、より好ましくは0.5〜2倍
モルが好ましい。また、本発明においては、反応を促進
する上で、ホスフィンの様な配位子を添加することが好
ましく、反応収率が著しく向上する。配位子について
は、特に限定はないが、トリフェニルホスフィン、トリ
フェニルホスファイト、トリフェニルアルシン、トリブ
チルホスフィン、トリメチルホスファイト、ビス(ジフ
ェニルホスフィノ)メタン、ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)エタン、およびビス(ジフェニルホスフィノ)プロ
パン等が好ましく、その使用量はカルボニル化合物に対
して0.02〜20倍モル程度である。
【0015】本発明では、前記一般式〔I〕で表される
ラクトン誘導体がニッケル(O)錯体ヘアシル−酸素結
合の開裂を伴い酸化的付加し、続いてカルボニル化合物
ヘアルドール型縮合し、環化、脱水素反応を経て、上記
一般式〔I〕で表されるΔ▲α,β▼−ブテノリド誘導
体が生成する。反応の条件は、反応が速やかに進行する
よう適宜選択されるが、反応温度は0〜150℃が好ま
しく、より好ましくは20〜80℃である。また、反応
溶媒としてはアセトニトリル、ジオキサン等の極性溶媒
を用いるのが好ましい。
ラクトン誘導体がニッケル(O)錯体ヘアシル−酸素結
合の開裂を伴い酸化的付加し、続いてカルボニル化合物
ヘアルドール型縮合し、環化、脱水素反応を経て、上記
一般式〔I〕で表されるΔ▲α,β▼−ブテノリド誘導
体が生成する。反応の条件は、反応が速やかに進行する
よう適宜選択されるが、反応温度は0〜150℃が好ま
しく、より好ましくは20〜80℃である。また、反応
溶媒としてはアセトニトリル、ジオキサン等の極性溶媒
を用いるのが好ましい。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例により、更に詳細に説
明するが、本説明は、その要旨を越えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。α−アンゲリカラク
トン(2mmol)、下記表1に示されるカルボニル化
合物(1mmol)、亜鉛(3mmol)、ビスシクロ
オクタジエンニッケル(O)(0.02mmol)、ト
リフェニルホスフィン(0.08mmol)をジオキサ
ン(3ml)中に加え、アルゴン雰囲気下、60℃で1
2−15時間攪拌した。エーテルで抽出し、水続いて食
塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥した。エー
テルを除去して、カラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル、ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製したとこ
ろ、無色透明の油状物質が得られた。収率を表1に、ま
た、精製物の各種スペクトルデータを下記に示す。
明するが、本説明は、その要旨を越えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。α−アンゲリカラク
トン(2mmol)、下記表1に示されるカルボニル化
合物(1mmol)、亜鉛(3mmol)、ビスシクロ
オクタジエンニッケル(O)(0.02mmol)、ト
リフェニルホスフィン(0.08mmol)をジオキサ
ン(3ml)中に加え、アルゴン雰囲気下、60℃で1
2−15時間攪拌した。エーテルで抽出し、水続いて食
塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥した。エー
テルを除去して、カラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル、ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製したとこ
ろ、無色透明の油状物質が得られた。収率を表1に、ま
た、精製物の各種スペクトルデータを下記に示す。
【0017】
【表1】
【0018】尚、1 HNMRおよび13CNMRは、重ク
ロロホルムとテトラメチルシランを内標として、JEO
L GX−270 スペクトロメーターを用いて測定し
た。IRスペクトルは、JEOL JIR−RFX 3
001 スペクトロメーターを用いて測定した。マスス
ペクトル(MS)と高分解能マススペクトル(HRM
S)は、JEOL JMS−SX102 スペクトロメ
ーターを用いて測定した。
ロロホルムとテトラメチルシランを内標として、JEO
L GX−270 スペクトロメーターを用いて測定し
た。IRスペクトルは、JEOL JIR−RFX 3
001 スペクトロメーターを用いて測定した。マスス
ペクトル(MS)と高分解能マススペクトル(HRM
S)は、JEOL JMS−SX102 スペクトロメ
ーターを用いて測定した。
【0019】4−アセチル−5−フェニル−2(5H)
−フラノン(実施例1):1 H NMR(CDCl3 )
δ2.18(s,3H),6.28(s,1H),7.
26(s,1H),7.35−7.45(m,3H),
7.49−7.56(2H):13C NMR(CDCl
3 )δ14.7,102.0,125.5,128.
9,129.8,129.9,133.8,135.
1,158.3,169.8;IR(neat)305
6,2917,1776,1637,1282,116
0,1029,927,763,692;MS(比強
度)m/z 202(M+ ,30),187(36),
186(100),167(26),159(25),
158(59),149(66),116(48),1
15(93),105(58),77(28);HRM
S計算値(C12H10O3 )(M+ )202.0629,
分析値 202.0625。
−フラノン(実施例1):1 H NMR(CDCl3 )
δ2.18(s,3H),6.28(s,1H),7.
26(s,1H),7.35−7.45(m,3H),
7.49−7.56(2H):13C NMR(CDCl
3 )δ14.7,102.0,125.5,128.
9,129.8,129.9,133.8,135.
1,158.3,169.8;IR(neat)305
6,2917,1776,1637,1282,116
0,1029,927,763,692;MS(比強
度)m/z 202(M+ ,30),187(36),
186(100),167(26),159(25),
158(59),149(66),116(48),1
15(93),105(58),77(28);HRM
S計算値(C12H10O3 )(M+ )202.0629,
分析値 202.0625。
【0020】4−アセチル−5−イソプロピル−2(5
H)−フラノン(実施例2):1 HNMR(CDC
l3 )δ1.10(d,J=6.7,6H),2.11
(s,3H),2.65(dd,J=9.7,6.7,
1H),5.83(s,1H),6.41(d,J=
9.7,1H):13C NMR(CDCl3 )δ14.
5,22.0,30.0,100.7,126.1,1
45.7,155.7,169.0;IR(neat)
3116,2963,1783,1388,1130,
1028,923,741;MS(比強度)m/z 1
68(M+ ,41),167(36),166(8
2),153(29),152(29),151(2
5),143(35),126(100),125(8
4),124(99),123(28),98(4
7),97(41),96(27),71(56),6
9(24),55(23);HRMS計算値(C9 H12
O3 )(M+ )168.0786,分析値 168.0
783。
H)−フラノン(実施例2):1 HNMR(CDC
l3 )δ1.10(d,J=6.7,6H),2.11
(s,3H),2.65(dd,J=9.7,6.7,
1H),5.83(s,1H),6.41(d,J=
9.7,1H):13C NMR(CDCl3 )δ14.
5,22.0,30.0,100.7,126.1,1
45.7,155.7,169.0;IR(neat)
3116,2963,1783,1388,1130,
1028,923,741;MS(比強度)m/z 1
68(M+ ,41),167(36),166(8
2),153(29),152(29),151(2
5),143(35),126(100),125(8
4),124(99),123(28),98(4
7),97(41),96(27),71(56),6
9(24),55(23);HRMS計算値(C9 H12
O3 )(M+ )168.0786,分析値 168.0
783。
【0021】4−アセチル−5−ヘキシン−2(5H)
−フラノン(実施例3):1 H NMR(CDCl3 )
δ0.89(t,J=6.8,3H),1.22−1.
40(m,6H),1.43−1.56(m,2H),
2.11(s,3H),2.29(q,J=7.5,2
H),5.81(br,1H),6.56(t,J=
7.5,1H);IR(neat)2956,292
7,2857,1781,1652,1456,127
1,1159,981,922,738;MS(比強
度)m/z 210(M+ ,12),209(31),
181(20),139(34),125(24),1
14(28),113(100),97(39),85
(30),71(24),57(20),55(3
0);HRMS計算値(C12H18O3 )(M+ )21
0.1255, 分析値 210.1251。
−フラノン(実施例3):1 H NMR(CDCl3 )
δ0.89(t,J=6.8,3H),1.22−1.
40(m,6H),1.43−1.56(m,2H),
2.11(s,3H),2.29(q,J=7.5,2
H),5.81(br,1H),6.56(t,J=
7.5,1H);IR(neat)2956,292
7,2857,1781,1652,1456,127
1,1159,981,922,738;MS(比強
度)m/z 210(M+ ,12),209(31),
181(20),139(34),125(24),1
14(28),113(100),97(39),85
(30),71(24),57(20),55(3
0);HRMS計算値(C12H18O3 )(M+ )21
0.1255, 分析値 210.1251。
【0022】4−アセチル−5−シクロヘキシル−2
(5H)−フラノン(実施例4):1H NMR(CD
Cl3 )δ1.08−1.37(m,5H),1.55
−1.78(m,5H),2.06(s,3H),2.
20〜2.39(m,1H),5.78(s,1H),
6.37(d,J=9.8,1H);IR(neat)
2926,2853,1779,1649,1449,
1269,1024,921,739;MS(比強度)
m/z 208(M+ ,13),206(29),19
2(21),163(21),126(34),124
(51),98(57),83(100),55(7
7);HRMS計算値(C12H16O3 )(M + )20
8.1099,分析値 208.1101。
(5H)−フラノン(実施例4):1H NMR(CD
Cl3 )δ1.08−1.37(m,5H),1.55
−1.78(m,5H),2.06(s,3H),2.
20〜2.39(m,1H),5.78(s,1H),
6.37(d,J=9.8,1H);IR(neat)
2926,2853,1779,1649,1449,
1269,1024,921,739;MS(比強度)
m/z 208(M+ ,13),206(29),19
2(21),163(21),126(34),124
(51),98(57),83(100),55(7
7);HRMS計算値(C12H16O3 )(M + )20
8.1099,分析値 208.1101。
【0023】スピロ〔4−アセチル−2(5H)−フラ
ノン−5,1’−シクロヘキサン〕(実施例5):1 H
NMR(CDCl3 )δ1.57−1.80(br,
6H),2.08(s,3H),2.30−2.45
(br,2H),2.94−3.10(br,2H),
5.79(br,1H);IR(neat)2935,
2857,1761,1652,1449,1276,
1049,933,756;MS(比強度)m/z 1
94(M+ ,35),178(100),167(2
4),165(20),151(20),149(6
5),124(24),111(41),110(5
2),71(21),57(22),55(29);H
RMS計算値(C11H14O3 )(M+ )194.094
3,分析値 194.0948。
ノン−5,1’−シクロヘキサン〕(実施例5):1 H
NMR(CDCl3 )δ1.57−1.80(br,
6H),2.08(s,3H),2.30−2.45
(br,2H),2.94−3.10(br,2H),
5.79(br,1H);IR(neat)2935,
2857,1761,1652,1449,1276,
1049,933,756;MS(比強度)m/z 1
94(M+ ,35),178(100),167(2
4),165(20),151(20),149(6
5),124(24),111(41),110(5
2),71(21),57(22),55(29);H
RMS計算値(C11H14O3 )(M+ )194.094
3,分析値 194.0948。
【0024】
【発明の効果】本発明のΔ▲α,β▼−ブテノリド誘導
体は医薬、農薬をはじめ、各種ファインケミカルズの合
成中間体として有用である。本発明の製造方法によりΔ
▲α,β▼−ブテノリド誘導体を、一段の反応で高選択
率で合成可能である。
体は医薬、農薬をはじめ、各種ファインケミカルズの合
成中間体として有用である。本発明の製造方法によりΔ
▲α,β▼−ブテノリド誘導体を、一段の反応で高選択
率で合成可能である。
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】本法
で合成された4−アセチル−2(5H)−フラノン(Δ
▲α,β▼−ブテノリド)誘導体は新規化合物である。
従来の合成方法としては、まずα−アンゲリカラクトン
とカルボニル化合物を当量のルイス酸の添加により、β
−アセチル−γ−ブチロラクトン誘導体を生成させ次に
それをベンゾキノンなどの酸化剤(脱水素剤)により脱
水素してΔ▲α,β▼−ブテノリドを合成する方法が知
られているが、複雑な操作を必要とする。
で合成された4−アセチル−2(5H)−フラノン(Δ
▲α,β▼−ブテノリド)誘導体は新規化合物である。
従来の合成方法としては、まずα−アンゲリカラクトン
とカルボニル化合物を当量のルイス酸の添加により、β
−アセチル−γ−ブチロラクトン誘導体を生成させ次に
それをベンゾキノンなどの酸化剤(脱水素剤)により脱
水素してΔ▲α,β▼−ブテノリドを合成する方法が知
られているが、複雑な操作を必要とする。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】4−アセチル−5−ヘキシル−2(5H)
−フラノン(実施例3):1 H NMR(CDCl3 )
δ0.89(t,J=6.8,3H),1.22−1.
40(m,6H),1.43−1.56(m,2H),
2.11(s,3H),2.29(q,J=7.5,2
H),5.81(br,1H),6.56(t,J=
7.5,1H);IR(neat)2956,292
7,2857,1781,1652,1456,127
1,1159,981,922,738;MS(比強
度)m/z 210(M+ ,12),209(31),
181(20),139(34),125(24),1
14(28),113(100),97(39),85
(30),71(24),57(20),55(3
0);HRMS計算値(C12H18O3 )(M+ )21
0.1255, 分析値 210.1251。
−フラノン(実施例3):1 H NMR(CDCl3 )
δ0.89(t,J=6.8,3H),1.22−1.
40(m,6H),1.43−1.56(m,2H),
2.11(s,3H),2.29(q,J=7.5,2
H),5.81(br,1H),6.56(t,J=
7.5,1H);IR(neat)2956,292
7,2857,1781,1652,1456,127
1,1159,981,922,738;MS(比強
度)m/z 210(M+ ,12),209(31),
181(20),139(34),125(24),1
14(28),113(100),97(39),85
(30),71(24),57(20),55(3
0);HRMS計算値(C12H18O3 )(M+ )21
0.1255, 分析値 210.1251。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記一般式〔I〕 【化1】 (上記一般式〔I〕中、R1 ,R3 およびR4 はそれぞ
れ独立して水素原子、C 1 〜C8 のアルキル基または置
換基を有していてもよいアリール基を表し、R2はC1
〜C8 のアルキル基または置換基を有していてもよいア
リール基を表し、R2 とR3 が一緒になってアルキレン
基を表してもよい。)で表されるΔ▲α,β▼−ブテノ
リド誘導体。 - 【請求項2】 下記一般式〔II〕 【化2】 (上記一般式〔II〕中、R1 およびR4 は水素原子、C
1 〜C8 のアルキル基または置換基を有していてもよい
アリール基を表す。)で表されるラクトン誘導体を、ニ
ッケル触媒および亜鉛の存在下、カルボニル化合物と反
応させることを特徴とする請求項1記載のΔ▲α,β▼
−ブテノリド誘導体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4053870A JPH05255297A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 新規なΔ▲α,β▼−ブテノリド誘導体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4053870A JPH05255297A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 新規なΔ▲α,β▼−ブテノリド誘導体およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05255297A true JPH05255297A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=12954794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4053870A Pending JPH05255297A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 新規なΔ▲α,β▼−ブテノリド誘導体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05255297A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014027826A1 (ko) * | 2012-08-13 | 2014-02-20 | 서울대학교산학협력단 | 부테놀라이드계 화합물과 그의 제조방법 및 그를 포함하는 약제학적 조성물 |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP4053870A patent/JPH05255297A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014027826A1 (ko) * | 2012-08-13 | 2014-02-20 | 서울대학교산학협력단 | 부테놀라이드계 화합물과 그의 제조방법 및 그를 포함하는 약제학적 조성물 |
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