JPS6230976B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6230976B2
JPS6230976B2 JP54132493A JP13249379A JPS6230976B2 JP S6230976 B2 JPS6230976 B2 JP S6230976B2 JP 54132493 A JP54132493 A JP 54132493A JP 13249379 A JP13249379 A JP 13249379A JP S6230976 B2 JPS6230976 B2 JP S6230976B2
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JP
Japan
Prior art keywords
parts
methyl
methylcrotonaldehyde
butene
formula
Prior art date
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Expired
Application number
JP54132493A
Other languages
English (en)
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JPS5553242A (en
Inventor
Fuitsushaa Rorufu
Maruchin Uaitsu Hansu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
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Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JPS5553242A publication Critical patent/JPS5553242A/ja
Publication of JPS6230976B2 publication Critical patent/JPS6230976B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/28Preparation of carboxylic acid esters by modifying the hydroxylic moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group
    • C07C67/29Preparation of carboxylic acid esters by modifying the hydroxylic moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group by introduction of oxygen-containing functional groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、1,1,4―トリアシルオキシ―2
―メチル―2―ブテンをカルボン酸の存在下に水
と反応させることによる、4―アシルオキシ―2
―メチルクロトンアルデヒドの製法に関する。
1,1,4―トリアセトキシ―2―ブテンを水
と共に還流加熱し、反応混合物をエーテルで抽出
し、エーテル抽出液を一緒にして分留すると、(E)
―及び(Z)―4―アセトキシ―クロトンアルデ
ヒドからの混合物が得られることが知られてい
る。4―アセトキシ―クロトンアルデヒドの収率
は40%にすぎない。(ヘーミツシエ・ベリヒテ第
90巻187〜193頁1957年参照。) 本発明の課題は、予備生成物としての全トラン
ス―ビタミンAの誘導体の合成のために適する4
―アシルオキシ―2―メチルクロトンアルデヒド
を、1,1,4―トリアシルオキシ―2―メチル
―2―ブテンから製造することである。その際(E)
―及び(Z)―1,1,4―トリアシルオキシ―
2―メチル―2―ブテンの異性体混合物から、一
つの反応段階においてかつ追加の異性化段階又は
分離段階なしに、4―アシルオキシ―2―メチル
クロトンアルデヒドの(E)―異性体を得ることが望
ましい。なぜならばこのものは全トランス―ビタ
ミンA誘導体の製造に好適であるからである。
本発明者らは、一般式 (式中R1及びR2はそれぞれ水素原子又は1〜
5個の炭素原子を有する脂肪族残基を意味し、R
は後記の意味を有する)で表わされる1,1,4
―トリアシルオキシ―2―メチル―2―ブテン
を、 一般式 R―COOH (式中Rは後記の意味を有する)で表わされる
カルボン酸の存在下に水と反応させるとき、一般
(式中Rは水素原子又は1〜5個の炭素原子を
有する脂肪族残基を意味する)で表わされる4―
アシルオキシ―2―メチルクロトンアルデヒド
が、高い収率でかつほとんど専ら所望の(E)―異性
体として得られることを見出した。
本反応は、4―アセトキシ―2―メチルクロト
ンアルデヒド(4―アセトキシチグリンアルデヒ
ド)の製造の場合につき下記の反応式で示すこと
ができる。なお式中の基OAcはO―CO―CH3
ある。
(E)―及び(Z)―1,1,4―トリアシルオキ
シ―2―メチル―2―ブテンの混合物からも所望
の(E)―4―アシルオキシ―2―メチルクロトンア
ルデヒドが生成するという本発明によるけん化の
結果は予想外のことである。なぜならば公知のよ
うに特別のシスートランス異性化は、多くの場合
ラジカル性触媒例えば一酸化窒素又は沃素の存在
下に光化学的にのみ、あるいは若干の場合には熱
的に生ずるからである。(ホウベン―ワイル著メ
トーデン・デル・オルガニツシエン・ヘミー第
5/1b巻670〜672頁参照。)式の化合物の(E)―
及び(Z)―異性体からの混合物の加水分解に際
しては、(E)―及び(Z)―4―アシルオキシ―2
―メチルクロトンアルデヒドからの混合物が得ら
れ、かつさらに収率が本質的に劣ることが予期さ
れたはずである。
出発物質として用いられる1,1,4―トリア
シルオキシ―2―メチル―2―ブテンは、例えば
1―アシルオキシ―2―メチル―1,3―ブタジ
エンを、パラジウム及び白金を含有する触媒の存
在下にカルボン酸及び酸素と反応させることによ
り製造することができる。(E)―異性体対(Z)―
異性体の比率は本発明によるけん化にとつて重要
でない。なぜならば純粋な異性体から出発して
も、また任意の組成の混合物から出発しても、ほ
とんど専ら(E)―4―アシルオキシ―2―メチルク
ロトンアルデヒドが得られるからである。
基R,R1及びR2は同一でも異なつてもよく、
好ましくは水素原子又は1〜5個の炭素原子を有
するアルキル基、特にメチル基、エチル基、プロ
ピル基、n―ブチル基又はイソブチル基である。
本反応は式のカルボン酸(そのRは前記の意
味を有する)の存在下に行われる。酢酸は経済上
及び実際上の理由から特に好ましい。1,1,4
―トリアシルオキシ―2―メチル―2―ブテンの
製造の際に反応関与体及び/又は反応媒質として
用いられるカルボン酸の存在下に本反応を行うこ
とが好ましい。式のトリアシル化物1モルに対
し例えば0.1〜50モルのカルボン酸が用いられ
る。
本反応は一般に0〜200℃、好ましくは80〜200
℃の温度において、常圧又は加圧下に非連続的又
は連続的に実施される。水の量は、式の出発物
質1モルに対し好ましくは1〜50モル、特に1〜
5モルの水である。
例えば次のように操作する。式の出発物質、
水及び式のカルボン酸からの混合物を反応温度
となし、1〜5時間この温度に保持する。次いで
カルボン酸及び過剰の水を留去したのち、(E)―4
―アシルオキシ―2―メチルクロトンアルデヒド
を得るため分留する。
本発明方法により得られる4―アシルオキシ―
2―メチルクロトンアルデヒドは、テルペン類の
製造のための価値の高い出発物質である。(E)―4
―アセトキシ―2―メチルクロトンアルデヒド
は、例えばビタミンA―アセテートの合成の際に
C5―構成要素として用いられる。
下記の実施例中の部は重量部である。
実施例 1 NMR分析により(E)―異性体46.4%及び(Z)
―異性体53.6%から成る1,1,4―トリアセト
キシ―2―メチル―2―ブテン48.8部を、氷酢酸
500部及び水18部と共に2.5時間沸騰加熱する。回
転蒸発器により40〜50℃で酢酸及び水を除去した
のち分留すると、沸点102〜103℃/23.9ミリバー
ル(n20 =1.4641)の4―アセトキシ―2―メチ
ルクロトンアルデヒド23.2部(理論値の81.6%)
が得られる。NMR分析(アルデヒドプロトン)
によれば、得られたアルデヒドは98.0%が(E)―及
び2.0%が(Z)―4―アセトキシ―2―メチル
クロトンアルデヒドから成る。
実施例 2 実施例1に記載の異性体組成の1,1,4―ト
リアセトキシ―2―メチル―2―ブテン48.8部
を、義酸400部及び水10.8部と共に3時間沸騰加
熱する。回転蒸発器により義酸及び水を除去した
のち分留すると、沸点102〜105℃/21ミリバール
(n20 =1.4642)の4―アセトキシ―2―メチル
クロトンアルデヒド21.5部(理論値の75.6%)が
得られる。NMR分析によれば、得られたアルデ
ヒドは98.3%が(E)―及び1.7%が(Z)―4―ア
セトキシ―2―メチルクロトンアルデヒドから成
る。
実施例 3 実施例1に記載の異性体組成の1,1,4―ト
リアセトキシ―2―メチル―2―ブテン40.3部
を、水80部及び氷酢酸12部と共に3時間還流加熱
する。この溶液を冷却後にエーテル50容量部で抽
出し、塩化カルシウムを飽和させ、エーテル各50
容量部でさらに3回抽出する。エーテル抽出液を
一緒にして硫酸マグネシウムで乾燥する。エーテ
ルを除去したのち分留すると、沸点100〜104℃/
18.6ミリバール(n20 =1.4642)の4―アセトキ
シ―2―メチルクロトンアルデヒド18.8部(理論
値の80.1%)が得られる。未反応の1,1,4―
トリアセトキシ―2―メチル―2―ブテンは検出
されない。NMR分析によれば、得られたアルデ
ヒドは97.5%が(E)―及び2.5%が(Z)―4―ア
セトキシ―2―メチルクロトンアルデヒドから成
る。
実施例 4 NMR分析により(E)―異性体75.5%及び(Z)
―異性体24.5%から成る1,1,4―トリアセト
キシ―2―メチル―2―ブテン48.8部を、氷酢酸
250部及び水18部と共に3時間沸騰加熱する。実
施例1と同様に仕上げ処理したのち、沸点92〜96
℃/16ミリバール(n20 =1.4638)の4―アセト
キシ―2―メチルクロトンアルデヒド23.9部(理
論値の84.1%)が得られる。NMR分析によれ
ば、得られたアルデヒドは98.5%が(E)―及び1.5
%が(Z)―4―アセトキシ―2―メチルクロト
ンアルデヒドから成る。
比較例 ヘーミツシエ・ベリヒテ第90巻(1957年)192
頁の実験1に記載の方法と同様にして、NMR分
析により(E)―異性体46.4%及び(Z)―異性体
53.6%から成る1,1,4―トリアセトキシ―2
―メチル―2―ブテン40.3部を、水80部と共に40
分間沸騰加熱する。沸騰温度において分離する有
機相からの試料のガスクロマトグラフイ分析は、
出発化合物の約10%しか4―アセトキシ―2―メ
チルクロトンアルデヒドに変化していないことを
示す。反応混合物をさらに140分間沸騰加熱す
る。この均質な溶液を冷却後にエーテル50容量部
で抽出し、塩化カルシウムを飽和させ、エーテル
各50容量部でさらに3回抽出する。一緒にしたエ
ーテル抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥する。エ
ーテルを除去したのち分留すると、沸点103〜106
℃/20ミリバール(n20 =1.4640)の4―アセト
キシ―2―メチルクロトンアルデヒド12.6部(理
論値の53.8%)及び沸点118〜127℃/20ミリバー
ル(n20 =1.4487)の未反応1,1,4―トリア
セトキシ―2―メチル―2―ブテン9.1部(理論
値の22.6%)が得られる。NMR分析によれば、
得られたアルデヒドは89.3%が(E)―及び10.7%が
(Z)―4―アセトキシ―2―メチルクロトンア
ルデヒドから成る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中R1及びR2はそれぞれ水素原子又は1〜
    5個の炭素原子を有する脂肪族残基を意味し、R
    は後記の意味を有する)で表わされる1,1,4
    ―トリアシルオキシ―2―メチル―2―ブテン
    を、一般式 R―COOH (式中Rは後記の意味を有する)で表わされる
    カルボン酸の存在下に水と反応させることを特徴
    とする、一般式 (式中Rは水素原子又は1〜5個の炭素原子を
    有する脂肪族残基を意味する)で表わされる4―
    アシルオキシ―2―メチルクロトンアルデヒドの
    (E)―異性体の製法。 2 式の化合物として1,1,4―トリアセト
    キシ―2―メチル―2―ブテンを使用することを
    特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。 3 式のカルボン酸として酢酸を使用すること
    を特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。
JP13249379A 1978-10-16 1979-10-16 Manufacture of 44acyloxyy22methylcrotonaldehyde Granted JPS5553242A (en)

Applications Claiming Priority (1)

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DE19782844949 DE2844949A1 (de) 1978-10-16 1978-10-16 Verfahren zur herstellung von 4-acyloxy-2-methylcrotonaldehyden

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Publication Number Publication Date
JPS5553242A JPS5553242A (en) 1980-04-18
JPS6230976B2 true JPS6230976B2 (ja) 1987-07-06

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ID=6052284

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13249379A Granted JPS5553242A (en) 1978-10-16 1979-10-16 Manufacture of 44acyloxyy22methylcrotonaldehyde

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US (1) US4284796A (ja)
EP (1) EP0010656B1 (ja)
JP (1) JPS5553242A (ja)
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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DE3210706A1 (de) * 1982-03-24 1983-10-06 Basf Ag Verfahren zur herstellung von 2-alkyl-4,4-diacyloxy-2-butenalen
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DE3244272A1 (de) * 1982-11-30 1984-05-30 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen (omega),(omega)-diacyloxy-2,6-dimethyl-octatriencarbonsaeureester und -aldehyde, verfahren zu ihrer herstellung und verwendung zur synthese von terpenverbindungen
DE3639562A1 (de) * 1986-11-20 1988-06-01 Basf Ag Verfahren zur herstellung von 2-substituierten 4-acyloxi-2-butenalen
DE102009012041B4 (de) * 2009-03-09 2016-06-02 Robert Sindermann Präzision Gmbh Wellengelenk

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3639437A (en) * 1967-08-08 1972-02-01 Basf Ag Production of carboxylic esters of beth-formylcrotyl alcohol
DE2621224A1 (de) * 1975-05-28 1976-12-16 Hoffmann La Roche Verfahren zur herstellung einer formylverbindung

Also Published As

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US4284796A (en) 1981-08-18
JPS5553242A (en) 1980-04-18
EP0010656B1 (de) 1981-04-22
DE2844949A1 (de) 1980-04-30
EP0010656A1 (de) 1980-05-14
DE2960278D1 (en) 1981-07-30

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