JPS6368529A - 末端二重結合を有する非分枝状の官能化された化合物の異性化法 - Google Patents

末端二重結合を有する非分枝状の官能化された化合物の異性化法

Info

Publication number
JPS6368529A
JPS6368529A JP62213195A JP21319587A JPS6368529A JP S6368529 A JPS6368529 A JP S6368529A JP 62213195 A JP62213195 A JP 62213195A JP 21319587 A JP21319587 A JP 21319587A JP S6368529 A JPS6368529 A JP S6368529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rhodium
iii
carbon
isomerization
compounds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62213195A
Other languages
English (en)
Inventor
ペーター・ビッケルト
マンフレート・カウフホルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Huels AG
Original Assignee
Huels AG
Chemische Werke Huels AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Huels AG, Chemische Werke Huels AG filed Critical Huels AG
Publication of JPS6368529A publication Critical patent/JPS6368529A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C49/00Ketones; Ketenes; Dimeric ketenes; Ketonic chelates
    • C07C49/20Unsaturated compounds containing keto groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C49/203Unsaturated compounds containing keto groups bound to acyclic carbon atoms with only carbon-to-carbon double bonds as unsaturation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/56Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by isomerisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/61Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
    • C07C45/67Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/347Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups
    • C07C51/353Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/30Preparation of carboxylic acid esters by modifying the acid moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group
    • C07C67/333Preparation of carboxylic acid esters by modifying the acid moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は1−又は2個の末端炭素−炭素−二重結合を有
する非分枝状の官能基を有するアルケンを炭素−骨格の
維持下にロジウム又はイリジウムの単塩又は複塩の作用
によってアルケンの転位によって異性化する方法に関す
る。
非分枝状炭素鎖を有する不飽和有機化合物は香料として
著しく重要である。その際個々のこの様な化合物及びこ
れから得られた混合物の香気は、特徴的に正確な化学構
造に及び同時にまた香料分子中の炭素−炭素−二重結合
の位置に依存する。したがって香気−ニュアンスの調整
のために、二重結合の夫々の位置が異なる類似の種々の
化合物及び対応する混合物のサンプルを使用するのが望
ましい。この様な化合物の製造用原料として技術上特に
炭素−炭素−二重結合が分子の炭素鎖の最後(末端位)
にある化合物を使用する。これにたとえば10−ウンデ
セン酸(ウンデセン酸)並びにその誘導体、たとえば1
0−ウンデセン酸アルキルエステル、10−ウンデセノ
ール及びそのエステル、しかもまたその他の長さの炭素
鎖を有する同等の化合物、たとえば7−オクテン酸及び
その誘導体が属する(ヨーロッパ特許公開第00693
19号明細書)。
炭素−炭素−二重結合の転位によって有機化合物を異性
化するために、すでにずっと以前から多くの方法が一部
著しく経済的に重要である。
しかしこの際主に使用される方法は不均一触媒作用、高
い温度及び圧力又は強いアルカリ性反応媒体を使用する
。したがってこの様な方法は通常敏感な、官能基を有す
るアルケンの反応に不適当である。
しかし最近、均一触媒作用で遷移金属錯体によってアル
ケンを異性化する方法が発展している。ニッケルの及び
パラジウムの化合物の他にこれに特にロジウム−化合物
が用いられる。このうチ特にトリス(トリフェニルホス
フィン)−ロジウム(■)クロリド(ウルキンソンー触
媒)が重要である。またその他のロジウム(I)−錯体
並びに三価のロジウムの化合物及び対応するイリジウム
化合物を異性化−触媒として使用す第14〜18頁)。
公知の異性化反応の基質として主として炭化水素が使用
されている。しかしその他に官能化されたアルケンが炭
素−炭素−二重結合の転位を導く2−3の例が公知であ
る。たとえばブドー3−二ン酸ヲフトー2−エン酸(ク
ロトン酸)ヘトリス(トリフェニルホスフィン)−ロジ
ウム(I)クロリド/亜鉛(II)クロリドによって転
位(ドイツ特許公開第2049917号明細書)、イタ
コン酸ジメチルエステルをメサコン酸ジメチルエステル
及びシトラコン酸ジメチルニステラヘドロン28.57
69(1972):M、サカイ等、J、 Chem、 
Soc、 Jpn、 1981 、1288 ) 、α
−β−不飽和ケトンを炭素−炭素−二重結合により一層
多くの置換基数を有する他のケトンへ塩化ロジウム98
 、7102(1976))、並びにN−アルキルアミ
ド及び−イミドをエナミドへウルキンソンー触媒等、J
、Org、Chem、 45.2189(1980))
ペンテン−4−酸メチルエステルの触媒)!Jス(トリ
フェニルホスフィン)−ロジウム(I)クロリド/塩化
亜鉛(n)による異性化も行われる。この際常に共役α
−β−不飽和カルボン酸エステルが形成されるのが好ま
しいことが示されている。
したがって非官能化及び官能化されたアルケン、また末
端炭素−炭素−二重結合を有するアルケンを均一相中で
接触的に有効な遷移金属化合物によって、主成分として
炭素−炭素−二重結合が官能基と共役している様な異性
体を含有する生成物又は生成物混合物の形成下に異性化
する方法は従来技術に属する。
しかし所望の生成物のうち、炭素−炭素−二重結合を分
子の末端でも、官能基と共役する位置にでも有しないこ
とが要求されていた。このAcfa 26(1943)
1157)又は2−ウンデセノール1975)。
これから内部安定な、しかし官能基と共役していない二
重結合を有する官能化されたアルケンを、末端二重結合
を有する原料の異性化によって得ることができる簡単か
つ経済的な方法を見い出す課題が生じる。
この課題は本発明によれば特許請求の範囲の記載に対応
して解決される。
従来技術に対応して、存在する異性化生成物のうち共役
二重結合を有する生成物は熱力学的に安定であシ、その
生成物はそれによって相応する形成傾向をそなえること
から出発することができる。しかし驚くべきことに本発
明者は末端炭素−炭素−二重結合−これは好ましくは少
なくとも5個、特に7〜9個の炭素原子によって官能化
された炭素一原子から離れている−を有する非分枝状の
官能化されたアルケンをロジウム(III)化合物、特
に塩化ロジウム(III)−水和物(Rh、c15・8
H20)によって異性化した場合、炭素−炭素−二重結
合が官能基と共役していない生成物が得られることを見
い出した。在較的に長い反応時間でさえも二重結合が官
能基と共役している生成物の形成に関する徴候は見い出
されなかった。
本発明による方法の実施のために、触媒として好ましく
はロジウム(III) /Sロゲニド、たとえば塩化ロ
ジウム(III)、臭化ロジウム(III)、ヨウ化ロ
ジウム(III)及び(又は)その他のロジウム(II
I)塩、たとえば硝酸ロジウム(III)、硫酸ロジウ
ム(III)又はその水和物、特に塩化ロジウム(II
I)・水和物(Rhc13・8H20)  を使用する
。またその他のロジウム(III)−錯体、たとえばト
リス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(III)−
i体、りとエバトリス(トリフェニルホスフィン)ロジ
ウム(III)クロリド、トリス(ベンゾニトリル)ロ
ジウム(III)クロリド、トリス(ピリジン)ロジウ
ム(I[I)クロリド及びロジウム(III)アセチル
アセトナート並びにロジウム(III)−錯体に準する
イリジウム@)−化合物が適する。
異性化のために、触媒を均一に溶解する。これを0.0
1〜10.0 g/kg反応溶液、好ましくは0.1〜
1 g/kg反応溶液の濃度で使用する。
本発明による方法の特別な利点は、使用される触媒誘導
体は単一金属の夫々(ロジウム又はイリジウム)であり
、活性増加触媒を添加する必要がないことである。たと
えばこれはトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム
(I)−クロリドに対して塩化亜鉛(n)を用いる場合
である(ドイツ特許公開第2049937号明細書;ジ
ンガー H、S inget等、テトラヘドロン28(1972
)5769)。
この方法でアルカリ土類金属の回収法を著しく単純化す
ることができる。というのはその他の金属の分離が必要
でないからである。
更に驚くべきことにロジウム(III)塩の使用にあた
り末端官能化されたアルケンの異性化は、僅かな触媒−
活性の十分な誘導周期を反応の開始時に生じないことを
見い出した。これはたとえば触媒系塩化ロジウム(II
I)/塩化亜鉛(II)によって知られている(H,S
inget等、テトラヒドロン28 、5769(19
72))。
本発明による方法に従う異性化に適する、末端二重結合
を有する官能化された化合物は炭素−骨格にヘテロ置換
基を少なくとも1個有する。
これはたとえばヒドロキシル−、ケト−、カルボキシル
−官能基又はカルボン酸エステル基又はその組合せであ
る。
しかしアルデヒドは不適当である。というのはこれは触
媒を不活性化する。非分枝状アルケン炭素鎖を有するα
−ω−アルケノール、そのエステル、α−ω−アルケン
−カルボン酸又ハα−ω−アルケンーカルボン酸エスデ
ル又ハシ(ω−アルケニル)ケトンを使用するのが好ま
しい。末端炭素−炭素−二重結合と官能基との間に5〜
15個、好ましくは6〜10個、特に7又は8個の炭素
原子が存在する。
本発明による方法は官能化された末端アルケンの異性化
を溶剤の存在下及び不在下に実施する。均一触媒作用の
異性化に適する溶剤はアルコール、エーテル、ケトン、
エステル、アミド、ニトリル、カルボン酸、水又はその
混合物である。この添加によって異性化の間に官能基を
変化させることもできる。たとえば不飽和カルボン酸を
アルコールでエステル化し、対応するエステルとなすこ
とができるか又は不飽和アルコ−・ルをカルボン酸で異
性化の間にエステル化することができる。したがって2
つの反応、異性化及びエステル化は同時に進行する。
異性化の後に、触媒をたとえば希釈された酸を用いて抽
出して、好ましくは反応容器から反応生成物の蒸留によ
って分離することができる。
蒸留による分離は、この様に回収された触媒を直ちに次
の異性化に使用することができるという利点を有する。
異性化のバッチ式作業に於て使用された反応混合物のほ
ぼ80%までを留去し、次いでこれを対応する量の原料
に代えるのが好都合である。それによって処理の経過中
に生じる触媒の不活性化を制限することができる。
したがって直ちに一度異性化に使用された触媒を数個の
反応仕込物に引き続き使用することができる。
その際本来の活性は簡単な方法で再び得ることができる
。その際本来使用される触媒の、不活性化された割合に
相当する量、一般に10〜80%、好ましくは25〜6
0%を新たに添加する。この処理法の特別な利点は、数
個の後続仕込物から得られた触媒−残留物を反応容器の
たまり中でこれによって増加すること及び使用されたア
ルカリ土類金属をこれによって経済的に回収できること
にある。
異性化を70〜160℃、好ましくは100〜130℃
の温度範囲で実施する。これはバッチ式で又は連続的作
業で行うことができる。使用される触媒の濃度及び反応
温度に無関係に変換率〉95%に対して一般に1〜24
時間の反応時間が必要である。その選択率はまた高変換
率で〉95%である。
反応混合物中に塩基、たとえばアルカリ又はアミンの存
在は反応速度の減少及び触媒の活性損失を導く。強酸、
たとえば鉱酸、たとえば硫酸、塩酸又はリン酸の少量を
添加して塩基の作用を相殺し、異性化を促進する。
一般に酸を反応溶液に対して0.1〜5%の量で加える
異性化を不活性ガス、好ましくは窒素下にも実施するこ
とができる。しかし本発明による異性化を空気の存在下
でも実施できることは驚くべきことである。なぜならば
酸素が末端アルケンをロジウム(III)−塩、特に塩
化ロジウム(III)Chem、Soc、 107.2
828(1985))。
例1 10−1ンデセン酸フチル工ステル48g((0,2モ
ル)にn−ブタノール50mA及び濃硫酸2g中にRh
Cl3 ・8 H2053mgを有する溶液を加え、1
20℃に加熱する。反応経過を一時間毎に取り出された
試料のガスクロマトグラフィー試験によって追跡する。
5時間後反応混合物の組成は実際上一定である。冷却し
、ジエチルエステル500mA!を加え、希酢酸及び水
で洗滌する。有機相を塩化カルシウムを介して乾燥し、
蒸発し、蒸留する。89〜92℃10.05ミ!7バー
ルで異性体ウンデセン酸ブチルエステルの混合物87.
7g(79%)が得られる。10−ウンデセン酸ブチル
エステルの割合をプロトン共鳴スペクトルで測定し、く
5%であった。2−ウンデセン酸ブチルエステルは検出
されなかった。
例2 10−ウンデセン酸ブチルエステル480g(2モル)
にn−ブタノール50m1中にRhCl。
・3H2058mgを含有する溶液を加え、24時間1
20℃に加熱する。その後蒸留により後処理し、108
〜113℃10.4〜0.6ミリバールで異性体ウンデ
セン酸ブチルエステル444g (9,9%)の主留分
が得られ、これはプロトン共鳴スペクトにで測定された
10−ウンデセン酸ブチルエステルの割合く5%を有す
る。蒸留の際にたまシから得られた残留物(6g)は触
媒を含有し、特別な予防なしに18日間空気中に室温で
保存する。その後新たに10−ウンデセン酸ブチルエス
テル480g(2モル)及びn−ブタノール50m1を
加え、得られた混合物を20時間120℃に加熱する。
引き続きの蒸留により94〜104℃10.2ミリバー
ルで主留分465g(97%)が得られ、その組成はプ
ロトン共鳴スペクトルで53%異性化されたウンデセン
酸ブチルエステル及び47%10−ウンデセン酸ブチル
エステルであることが認められる。
例3 10−ウンデセン酸ブチルエステル12.0 kg(5
Qモル)にn−ブタ/−ル1.251中にRhCl5・
8H201,3gを有する溶液を加え、24時間120
℃に加熱する。次いで蒸留119〜bブチルエステル1
1.8kg(94%)(く5%10−ウンデセン酸ブチ
ルエステル、’H−NMRで測定)が得られる。残留物
に新たに10−ウンデセン酸ブチルエステル12.0k
g(50モル)及びn−ブタノール1.25 A中にR
hCl3−3H200,5gを有する溶液を加える。1
20℃で24時間後、上述の様に蒸留による後処理は異
性化されたウンデセン酸ブチルエステル11.7kg(
98%)ヲ生じる(IH−NMRで測定された10−ウ
ンデセン酸ブチルエステルの含有率=7%)。
例4 10−ウンデセン酸86.8g (0,2モル)に水1
mA?中にRhCl3 ・8H2053mgを有する溶
液を加え、100℃に加熱する。反応容器から流出する
水の回収を中止する、6時間後、105〜107℃10
.07ミリバールで蒸留して異性体ウンデセン酸の混合
物29.8g (81%)が得られる。プロトン共鳴ス
ペクトルによって10−ウンデセン酸の含有率く10%
を測定する。2−ウンデセン酸は検出されない。
例5 10−ウンデセン酸73.6g (0,4モル)にn−
ブタノール100rrLl中にRhCl34H2010
6mlを有する溶液を加え、6時間100℃に加熱する
その後過剰のn−ブタノールを除去し、残留物を減圧蒸
留する。98〜100℃10.06ミlJバールで10
−ウンデセン酸ブチルエステル〈4%を有する異性体ウ
ンデセン酸ブチルエステルの混合物77g(80%)が
得られる。
例6 10−ウンデセノール17.Og (0,1モル)にn
−ブタノール3 Q mlJ中にRhCl326 mg
を含有する溶液を加え、4時間還流加熱する。n−ブタ
ノールの除去後、77〜81℃10.02ミリバールで
異性化されたウンデセノール14.9 g(88%)が
得られる。10−ウンデセノールの含有率はプロトン共
鳴スペクトルで〈4%に測定される。
例7 氷酢酸60モル中でR)IC13・3H2058mg 
を有する溶液に10−ウンデセノール84.0g(0,
2モル)を加え、6時間100℃に加熱する。
蒸留による後処理によって70〜75℃1062ミリバ
ールで10−ウンデセニルアセタートく4%(H−NM
Rで測定)を有する異性体ウンデセニルアセタートの混
合物が得られる。
例8 n−ブタノール60m1中に1,20−ヘネイコサジエ
ンー11−オン86.0g (0,1モル)(融点50
〜52℃)及びRhCl3 ・8H2058mg  を
有する溶液を6時間100℃に加熱する。その後n−ブ
タノールを留去し、残留物をエーテル中に取り、希酢酸
及び水で抽出する。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥後、
エーテルを除去し、異性体ヘネイコサジエンー11−オ
ンの混合物27.0g (88%)(融点43〜46℃
)が得られる。
生成物の確認: 記載した化合物の明確な確認のために、夫々次の物質の
プロトン共鳴スペクトル及びガスクロマトグラフィーを
図示する: 1.10−ウンデセン酸フチルエステル       
第1+10図2、異性体ウンデセン酸ブチルエステルの
混合物  第2+11図3.10−ウンデセン酸   
            第3+12図4、異性体ウン
デセン酸の混合物       第4+13図5.10
−ウンデセノール              第5+
14図6、異性体ウンデセノールの混合物      
 第6+15図7、異性体ウンデシルアセタートの混合
物     第7+16図8.1.20−ヘネイコサジ
エンー11−オン     第8+17図′9.異性体
ヘネイコサジエンー11−オンの混合物 第9+18図
(’H−NMR(CDCl2)、デルタースカラ;GC
,25m5il 05+100〜800℃)
【図面の簡単な説明】
本発明による方法で得られた化合物のプロトン共鳴スペ
クトルを第1〜9図に示し、またそのガスクロマトグラ
フィーを第10〜18図に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)炭素−炭素−二重結合が官能基と共役していない、
    末端炭素−炭素−二重結合を有する非分枝状の官能化さ
    れたアルケンを異性化するにあたり、末端二重結合を有
    する官能化された化合物をロジウム(III)−又はイリ
    ジウム(III)−化合物の存在下に0.01〜10.0
    g/kg反応溶液の濃度で70〜160℃の温度で異性
    化することを特徴とする、上記アルケンの異性化法。 2)末端二重結合を有する官能化された化合物として非
    分枝状のアルケン−炭素鎖を有するα−ω−アルケノー
    ル、そのエステル、α−ω−アルケン/カルボン酸又は
    α−ω−アルケンカルボン酸エステル又はジ−(ω−ア
    ルケニル)−ケトンを使用する特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 3)末端炭素−炭素−二重結合と官能基との間にある炭
    素は5〜15個、好ましくは6〜10個、特に7〜8個
    の炭素原子を有する、末端炭素−炭素−二重結合を有す
    る官能化された化合物を使用する特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の方法。 4)ロジウム(III)化合物としてロジウム(III)ハロ
    ゲニド、たとえば塩化ロジウム(III)、臭化ロジウム
    (III)及び(又は)ヨウ化ロジウム(III)塩、たとえ
    ば硝酸ロジウム(III)、硫酸ロジウム(III)又はその
    水和物、特に塩化ロジウム(III)−水和物を使用する
    特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載し
    た方法。 5)異性化を100〜130℃の温度で実施する特許請
    求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載した方法
    。 6)異性化を均一相中で、好ましくは溶剤又は溶剤混合
    物の存在下に実施する特許請求の範囲第1項ないし第5
    項のいずれかに記載した方法。 7)溶剤としてアルコール、エーテル、ケトン、アミド
    、ニトリル、エステル、カルボン酸、水又はそれらの混
    合物を使用する特許請求の範囲第1項ないし第6項のい
    ずれかに記載した方法。 8)異性化を反応溶液に対して0.1〜5%の強酸、好
    ましくは鉱酸の存在下に実施する特許請求の範囲第1項
    ないし第7項のいずれかに記載した方法。 9)異性化を不活性ガス、好ましくは窒素、又は空気下
    に実施する特許請求の範囲第1項ないし第8項のいずれ
    かに記載した方法。
JP62213195A 1986-08-29 1987-08-28 末端二重結合を有する非分枝状の官能化された化合物の異性化法 Pending JPS6368529A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3629512.4 1986-08-29
DE19863629512 DE3629512A1 (de) 1986-08-29 1986-08-29 Verfahren zur isomerisierung unverzweigter funktionalisierter verbindungen mit endstaendigen doppelbindungen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6368529A true JPS6368529A (ja) 1988-03-28

Family

ID=6308528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62213195A Pending JPS6368529A (ja) 1986-08-29 1987-08-28 末端二重結合を有する非分枝状の官能化された化合物の異性化法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0262310A1 (ja)
JP (1) JPS6368529A (ja)
DE (1) DE3629512A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001060780A1 (fr) * 2000-02-15 2001-08-23 Showa Denko K.K. Procede de production d'ester fumarique

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3735211A1 (de) * 1987-10-17 1989-04-27 Huels Chemische Werke Ag Verfahren zur herstellung von beta-isophoron aus alpha-isophoron
US4939298A (en) * 1988-12-12 1990-07-03 E. I. Du Pont De Nemours And Company Isomerization of carboxylic acids

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1456900A (fr) * 1964-09-23 1966-07-08 Int Flavors & Fragrances Inc Procédé d'isomérisation de terpènes par catalyse
DE2049937A1 (en) * 1970-10-10 1972-04-13 Rhodium or ruthenium complexes and metal halides - as isomerisation catalysts for conjugated diene prodn

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001060780A1 (fr) * 2000-02-15 2001-08-23 Showa Denko K.K. Procede de production d'ester fumarique

Also Published As

Publication number Publication date
DE3629512A1 (de) 1988-03-03
EP0262310A1 (de) 1988-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4189441A (en) Process for preparing esters from ethers or esters of lower homologous alcohols
Greenlee et al. Mild conversion of carboxamides and carboxylic acid hydrazides to acids and esters
JPS6215536B2 (ja)
EP2953920B1 (en) Process for the isomerisation of an exo double bond
Brown et al. Stereochemical control by carboxylate groups in homogeneous hydrogenation
JP4805941B2 (ja) 1,4−ジアルキル−2,3−ジオール−1,4−ブタンジオンの製造方法
JPS58246A (ja) アルコ−ルのカルボニル化用触媒
Tsuda et al. Palladium (0)-catalyzed coupling reaction of lithium (. alpha.-carbalkoxyvinyl) cuprates with organic halides
US4258214A (en) Process for the production of aldehydes
JPS6368529A (ja) 末端二重結合を有する非分枝状の官能化された化合物の異性化法
US4235744A (en) Carbonylation of olefinically unsaturated compounds
JPS6230180B2 (ja)
JPH04297437A (ja) 新規α−ヒドロキシル酸およびその製造方法
US4400549A (en) Hydroformylation of olefinically unsaturated compounds
JPS6230976B2 (ja)
JPH064556B2 (ja) シクロヘキサンジオン誘導体の製法
JPH0410451B2 (ja)
JPH07100679B2 (ja) α−(3−ベンゾイルフエニル)プロピオン酸またはそのエステルの製造方法
JPH10147581A (ja) α−メチレン−β−メチル−γ−ブチロラクトンの製造方法およびそのための中間生成物
JPH0627091B2 (ja) 2‐アルキル‐シクロペンタノンの製法
US2698341A (en) Acidolysis of methylal with carboxylic acid anhydroides
JPH07103095B2 (ja) ビタミンaアルデヒドの製造方法
JP2000229897A (ja) カルボン酸無水物およびアルデヒド類の製造方法
JPS596875B2 (ja) ジヒドロクマリン オヨビ ソノ アルキルチカンユウドウタイ ノ セイゾウホウホウ
JPS61118348A (ja) ヒドロキシメチレンアルコキシ酢酸エステルの製造方法