JPS6364706A - 硬質樹脂型 - Google Patents

硬質樹脂型

Info

Publication number
JPS6364706A
JPS6364706A JP20781886A JP20781886A JPS6364706A JP S6364706 A JPS6364706 A JP S6364706A JP 20781886 A JP20781886 A JP 20781886A JP 20781886 A JP20781886 A JP 20781886A JP S6364706 A JPS6364706 A JP S6364706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
resin
hard resin
resin mold
thermosetting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20781886A
Other languages
English (en)
Inventor
Morio Take
杜夫 岳
Mitsuru Nozaki
充 野崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP20781886A priority Critical patent/JPS6364706A/ja
Publication of JPS6364706A publication Critical patent/JPS6364706A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、樹脂類の成形用に用いる簡易金型の一種であ
る硬質樹脂型に関するものであり、熱可塑性樹脂、熱硬
化性樹脂、ゴム類、更にこれらの樹脂類に充填剤、補強
材などを配合してなる成形材料類の成形に、真空成形、
射出成形、トランスファー成形、圧縮成形、注型成形、
引抜き成形などの公知の成形法に使用されるものである
特に、本発明の硬質樹脂型によれば、表面光沢度が著し
く改良された成形品が得られるものであるので、高光沢
度を必要とする例えばアクリル樹脂などの成形に好適な
ものである。
〔従来の方法およびその問題点〕
従来の硬質樹脂型は、熱硬化性樹脂組成物と金属粉体、
特にアルミニウム粉体との混合物による樹脂型が使用さ
れている。しかし、従来の樹脂型は、通常、作製直後か
ら型キャビティー表面の凹凸が大きく、成形品の表面凹
凸も大きくなり、くもりのある艶のないものとなる欠点
があり、更に型キャビティーを研磨して凹凸を除く方法
もあるが、成形を繰り返すに従い急速に表面凹凸が増加
して、成形品表面が(もる欠点があった。
平滑な型キャビティー表面の凹凸が増加し、くもりを生
じる原因の1つは、アルミニウムなどの金属粉体の型キ
ャビティー表面露出部の酸化によるものであり、アルミ
ニウムなどの容易に酸化する金属に代えてステンレス、
クロムなどの酸化されにくい金属粉体を用いる方法があ
るが、表面光沢を有する成形品を信頼性よく製造するに
はなお不十分であった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記のような従来法の欠点を大幅に改善
する方法について検討した結果、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、熱硬化性樹脂組成物 90〜40
容量%と金属の粉体若しくは繊維を必須成分とする充填
剤 10〜60容量%との温度100℃以下において流
動可能な熱硬化性の硬質樹脂型用組成物を用いて注型法
により製造してなる硬質樹脂型において、該硬質樹脂型
の少なくとも型部の表層部分を、融点100℃以下の熱
硬化性樹脂組成物に、ボロンナイトライド粉°末 10
〜50重量%を必須成分として配合してなる熱硬化性樹
脂組成物(A)を用いて厚み 0.05〜10IImの
硬化物層で形成してなるものであることを特徴とする硬
質樹脂型である。
以下、本発明について説明する。
熱硬化性樹脂組成物(^) まず、本発明の型部の表層部分を形成するために使用す
る融点が100℃以下の熱硬化性樹脂組成物とは、ビス
フェノールA型、ビスフェノールF型、フェノールノボ
ラック型、タレゾールノボラック型などのエポキシ樹脂
やその他の三官能以上のエポキシ基を有するエポキシ樹
脂な?のエポキシ樹脂類;1,2−ポリブタジェン樹脂
及びその誘導体;ジアリルフタレート樹脂;°シリコー
ン樹脂;ポリビニルフェノール樹脂;シアナト樹脂、シ
アン酸エステル−マレイミド樹脂、シアン酸エステル−
マレイミド−エポキシ樹脂、シアン酸エステル−エポキ
シ樹脂などのシアン酸エステル系樹脂;多官能マレイミ
ドとジアミン、エポキシ化合物やイソシアネート化合物
などを主成分とする変性マレイミド樹脂(特公昭48−
8279号など);イソシアネ−ト化合物とエポキシ化
合物を主成分とするイソシアネート−オキサゾリドン樹
脂(特開昭55−75418号など)などの熱硬化性樹
脂とこれらの樹脂の硬化剤や硬化触媒として公知のアミ
ン類、酸無水物類、フェノール類、有機金属塩類、金属
キレート化合物、有機過酸化物などを配合してなるもの
である。
また、これらの熱硬化性樹脂組成物には、これらの他に
、可撓性付与、接着性付与、耐燃焼性付与、離型性付与
、消泡などの目的で、シリコーン系化合物、フッ素系化
合物、シランカップリング剤、ワックス類、ジエン系ゴ
ム類、非品性乃至低゛結晶性の飽和ポリエステル樹脂、
ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂など
の化合物や樹脂類;粘度調製剤として反応型の低分子量
化合物類(反応性希釈剤)、例えばスチレンなどの芳香
族ビニル化合物、トリメチロールプロパントリ (メタ
)アクリレートなどのアクリレート類、モノグリシジル
エーテルなどを樹脂成分の30重量%未満の量で添加す
ることもできる。
以上の熱硬化性樹脂組成物の中で、多官能性シアン酸エ
ステル、そのプレポリマー等を必須成分としてなる、シ
アナト樹脂(特公昭41−1928号、同45−117
12号、同44−1222号、ドイツ特許第11901
84号等)、シアン酸エステル−マレイミド樹脂、シア
ン酸エステル−マレイミド−エポキシ樹脂(特公昭54
−30440号等、特公昭52−31279号、USP
−4110364等)、シアン酸エステル−エポキシ樹
脂(特公昭46−41112号)などのシアン酸エステ
ル系樹脂組成物が特に好適なものとして挙げられる挙げ
られ、又、用いる硬化触媒は、シアン酸エステル系樹脂
組成物の硬化触媒として公知のものであればいずれも使
用可能であり、アミン類、イミダゾール類、有機金属塩
類、無機金属塩類、有機過酸化物などが例示される。こ
れらの触媒のうち、本発明の目的に好適なものは、有機
金属塩単独、有機金属塩と有機過酸化物の併用系が挙げ
られる。有機金属塩としては、ナフテン酸亜鉛、ステア
リン酸鉛、ナフテン酸鉛、オクチル酸亜鉛、オレイン酸
錫、オクチル酸錫、ジブチル錫マレート、ナフテン酸マ
ンガン、テフテン酸コバルト、アセチルアセトン鉄、ア
セチルアセトンマンガンなどであり、有機過酸化物とし
ては、過酸化ベンゾイル、ラウロイルパーオキサイド、
カプリルパートキサイド、アセチルパーオキサイド、パ
ラクロロベンゾイルパーオキサイド、ジーtert−ブ
チルージーパーフタレートなどが挙げられる。これら硬
化触媒の使用量は、一般的な意味での触媒量の範囲で充
分であり、例えば、全樹脂組成物に対して10wt%以
下、特に5wt%以下の量で使用される。
本発明のボロンナイトライド粉末とは、BNの示性式で
表されるセラミックス粉末であり、配合量は10〜50
重量の範囲で使用される。具体的には、電気化学工業a
看より「デンカボロンナイトライド」として市販されて
おり、その中のグレード名rSP−IJ  rSP−2
J  rGPJなどが好適である。尚、充填剤としてボ
ロンナイトライド粉末の他に、型表面の光沢を損なわな
い範囲で、酸化チタン、窒化珪素、炭化珪素、マイカ、
ウオラストナイトなどの無機粉末充填剤、チタン酸カリ
ウム繊維などの微細な無機繊維、アルミニウム粉体、ア
ルミニウム繊維、銅粉体などの金属粉体や繊維を混合で
きるものであり、通常、40重量%を超えない事が好ま
しい。
以上の成分の混合方法は、通常、成分を一括して又は順
次 20〜130℃で、ロール、バンバリーミキサ−、
ヘンシェルミキサー、押出機その他の公知の混練機で常
圧又は真空下に1分間〜10時間の範囲で混合し、均一
な組成物と成った段階で混練を終了して、通常は100
℃以下、例えば50〜90℃程度の温度に於いて、粘調
な液状であるか、又はペースト状である刷毛塗り用や注
型用の熱硬化性樹脂組成物(A)とした後、硬質樹脂型
の型部の表層形成に用いる。
尚、組成物(A)の保存性等を確保する目的で、上記の
成分を2液以上に分割した混合物を調製しておき、これ
を使用直前に混合して用いる方法も適宜使用できるもの
である。
豊1里(ト):里皿辰惣 本発明の熱硬化性樹脂組成物90〜40容量%と金属の
粉体若しくは繊維を必須成分とする充填剤10〜60容
量%との温度100℃以下において流動可能な熱硬化性
の硬質樹脂型用組成物に於ける樹脂成分としては、上記
の熱硬化性樹脂組成物(A)の調製に使用するものとし
て例示した熱硬化性樹脂組成物が例示される。
又、金属の粉体若しくは繊維を必須成分とする充填剤と
は、アルミニウム、銅、鉄、モリブデン、ニッケル、ク
ロム、コバルト、亜鉛、銀、金などの金属粉体、並びに
これらの金属の合金類などの粉体若しくは繊維、並びに
これらに適宜、超微粉末酸化ケイ素、炭化珪素、窒化珪
素、結晶シリカ、溶融シリカ、酸化チタン、アルミナ、
窒化アルミニウム;酸化マグネシウム、酸化カルシウム
など;マイカなどの粉体などを10容量%以下の量で併
用してなるものである。
充填剤は10〜60容量%の範囲で使用する。10容量
%未満では、金属粉体が沈降し易(、注型された樹脂組
成物が不均一となったり、型の熱伝導率が低(なるので
好ましくな(,60容量%を超えて使用すると混合物の
粘度が高くなったり、得られる樹脂型が脆くなったりす
るので好ましくない。
本発明の熱硬化性の硬質樹脂型用組成物は、以上の成分
を必須とするものであるが、流動性の改善、強度改善、
沈降防止などの目的で必要に応じて、真鍮繊維、アルミ
ニウム繊維などの金属繊維を使用できる。
以上の成分の混合方法は、通常、成分を一括して又は順
次 20〜130℃で、ロール、バンバリーミキサ−、
ヘンシェルミキサー、押出機その他の公知の混練機で常
圧又は真空下に1分間〜lO時間の範囲で混合し、均一
な組成物と成った段階で混練を終了して、通常は100
℃以下、例えば50〜90℃程度の温度に於いて、粘調
な液状であるか、またはペースト状である注型用の熱硬
化性の硬質樹脂型用組成物として、硬質樹脂型の製造に
用いる。
尚、この組成物の保存性等を確保する目的で、上記の成
分を2液以上に分割した混合物をgII製しておき、こ
れを使用直前に混合して用いる方法も適宜使用できるも
のである。
旦jJリロb(社)1遺 本発明の硬質樹脂型は、所望の成形体モデルを用い、こ
のモデル表面に上記で得た熱硬化性樹脂組成物(A)を
0.05〜10m■の厚みに塗布又は注型した後、熱硬
化性の硬質樹脂型用組成物を注型した時にこの塗布又は
注型した層が維持されるようにゲル化乃至半硬化させ、
ついで熱硬化性の硬質樹脂型用組成物をそのまま、これ
にガラス布、アラミド布、炭素繊維布、セラミックス繊
維布又はこれらの不織布などの補強基材を適宜併用して
注型し、加熱し、予備硬化もしくは硬化し、所望により
後硬化させ、用いる成形方法に適合した補助部品、例え
ば、ゲートなどを後加工して装着することにより製造す
る。塗布乃至注型方法は公知の方法でよく、注型の場合
、例えば、単なる注入、注入後加圧すること、ペースト
を型に仕込み加圧することなどの方法で、好ましくは、
成形圧力0〜100kg/cI]i、温度60℃以上、
好ましくは80〜150℃程度の範囲で加熱・加圧して
ゲル化させ、ついで型から取り出して、温度100〜3
00℃程度の例えば恒温槽中で完全に硬化させることに
より製造する。
以上の方法で得た硬質樹脂型はそのままでも、従来の硬
質樹脂型に比較して、キャビティー表面の平滑度は極め
て大きいものであるが、適宜、超微粉アルミナ等の公知
の金属表面光沢剤で研磨する方法、布、鹿皮などで研摩
することにより一層の光沢度向上を図ることが好ましい
〔実施例〕
以下、実施例、比較例によって本発明をさらに具体的に
説明する。尚、実施例、比較例中の部は特に断らない限
り重量基準である。
実施例1 2.2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパンを15
0℃で3時間加熱攪拌してなる融点 60℃のシアナト
樹脂 90部、ボロンナイ「ライド粉末(電気化学工業
側部、商品名;ボロンナイトライド 5P−2、半アモ
ルファスBN、−次粒径 1.n)10部及びオクチル
酸亜鉛(亜鉛分18χ)1,0部を70℃で10分間混
合してシアン酸エステル系熱硬化性樹脂組成物(A−1
)を製造した。
一方、上記と同様の融点 60℃のシアナト樹脂30部
、150メツシユのアルミニウム粉体 70部、ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ@製、
商品名;エピコート828、エポキシ当量183〜19
4)  75部及びオクチル酸亜鉛(亜鉛分182) 
1.0部を60℃で混合し、シアン酸エステル系硬質樹
脂型用組成物(B−1)を調製した。
表面荒さ0.01−のガラス製の5CIIIX5CIl
lX1cmの直方体をモデルとして、このモデルを水平
に配置し、その下半分を石膏で固定した。60℃下に上
記のA−1を刷毛で厚み111mの厚みにモデル表面に
塗布し、lmmHgで1時間放置した後取り出した。
この塗布済モデルをポリカーボネート製の霧中に配置し
、上記のB−1を60℃下に注型し、lmmHgで2時
間放置した後、80℃に温度を上げ40時間加熱硬化し
た。
硬化物とモデルから石膏を取り除き、反対面も上記と同
様にして刷毛塗、り及び注型を行い樹脂型とした。
上記で得た一対の樹脂型を170℃の恒温槽に入れ4時
間アト硬化した。
この一対の樹脂型の型キャビティー表面の凹凸度は0.
02 t−であり、良好な光沢を有するものであった。
この樹脂型にスプルーなどの射出成形用の部品類を後加
工して取りつけ、射出成形機にセットした後、アクリル
樹脂を温度220〜230°C1圧力500〜600 
kg/a!、成形サイクル45秒で射出成形した。
射出成形品の100シヨツト目の表面荒さは0.01−
であった。
比較例1 実施例1において、A−1を刷毛塗りせず、B−1のみ
を用いて樹脂型を製造した。
得られた一対の樹脂型の型キャビティー表面の凹凸度は
4.2−であった。
同様にして得たアクリル樹脂の射出成形品の表面荒さは
1シヨツト目でも4.4.IT+1であり、透視不能な
ものであった。
実施例2 2.2−ヒス(4−シアナトフェニル)プロパン 27
部とビス(4−マレイミドフェニル)メタン3部とを1
50℃で1時間予備反応させた組成物に、非結晶性の飽
和ポリエステル樹脂(商品名;ポリエスタ−011、日
本合成化学■製)1部、ダイマー酸型エポキシ樹脂(商
品名;エピコート871、粘度4〜9PS (at 2
5℃)、油化シェルエポキシ■製)30部、酸化マグネ
シウム(150メツシユスルーの粉体)12部及びアセ
チルアセトン鉄 0.02部の混合物を60℃で添加配
合してシアン酸エステル系熱硬化性樹脂組成物(A−2
)を製造した。
フェノールノボラック型エポキシ樹脂(商品名;エピコ
ート152、粘度14〜20PS(at 52℃)、油
化シェルエポキシ■製)15部、ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂(エピコート828) 70部、150メツ
シュアルミニウム粉体 70部及び2−エチルイミダゾ
ール1.0部を60℃で混合してエポキシ系硬質樹脂型
用組成物CB−2)を調製した。
アクリル樹脂製のフレンネルレンズを元モデルとし、こ
れに室温硬化シリコーン樹脂(品名;RTV KE 1
360 、信越化学側製)で型取りし、さらにこのシリ
コーン樹脂から同様のシリコーン樹脂でフレンネルレン
ズのモデルを作成した。
このシリコーン樹脂製のモデルを用い、上記のA−2、
B〜2を使用し、実施例1と同様に刷毛塗りゲル化、注
型、ゲル化、硬化及びアト硬化を行う方法を用いて一対
の硬化した樹脂型を製造した。
この樹脂型に、樹脂注入用の注入口を設け、シリコーン
樹脂離型剤を薄く塗布し、注入口より、エピコート82
8100部に2−エチルイミダゾール3部を混合したも
のを注入し、真空脱泡した後、150℃のオープンで8
時間加熱し、エポキシ樹脂製の透明性の高い硬化物を得
た。
実施例3 2.2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパンを15
0℃で3時間加熱攪拌してなる融点60℃のシアナト樹
脂 50部、ボロンナイトライド粉末(SP−2) 2
0部、チタン酸カリウム繊維(大尽化学@製、商品名;
ティスモD、示性式に20・6TiO,IJ維径径02
〜0.5 fm  長さ10〜20 fra) 5部、
アルミニウム粉体(150メツシユ)20部、銅粉体(
200メツシユ)5部及びオクチル酸亜鉛0.08部を
70℃で10分間混合してシアン酸エステル系熱硬化性
樹脂組成物(A−3)を製造した。
実施例1において、A−1に代えてA−3を用い、厚み
を3mmとする他は実施例1と同様にして樹脂型とした
上記で得た樹脂型の型キャビティー表面の凹凸度は0.
20−であり、良好な光沢を有するものであった。
尚、硬化物A−3の熱膨張率は4.1x scf” /
 ”C1硬化物B−1の熱膨張率は3.13 x st
f’ / ”cであった。
実施例4 フェノールノボラック型エポキシ樹脂(エピコ−) 1
52) 30部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エ
ピコート828) 25部、ボロンナイトライド粉末(
SP−2)  22部、アルミニウム粉体(150メツ
シ5、)23部及び2−エチルイミダゾール0.8部を
60℃で混合してエポキシ系熱硬化性樹脂組成物(A−
4)を調製した。
実施例2において、A−2に代えてA−4を用い、A−
4を厚み7mm、その上にB−2を厚み15mmとなる
ように注型し、硬化させる他は同様にして樹脂型とした
上記で得た樹脂型の型キャビティー表面の凹凸度は0.
56−であり、良好な光沢を有するものであった。
尚、硬化物A−4の熱膨張率は5.6X1σS /−c
、硬化物B−2の熱膨張率は?、OXlσ57℃であっ
た。
比較例2 実施例4において、A−4の調製にボロンナイトライド
粉末を使用しない以外は同様にしてなる組成物(A−5
)を用いる他は同様とした。
上記で得た樹脂型の型キャビティー表面の凹凸度は3.
1戸であり、硬化物A−5の熱膨張率は7.6x 1o
’ / ”cであり、樹脂型に「反り」が生じた。
〔発明の作用および効果〕
以上の如くである本発明の硬質樹脂型は、従来のものに
比較して、表面が極めて平滑であり、且つ、平滑度の熱
劣化なども起こりにくいものであるので、容易に鏡面、
その他の模様などを持った成形品が得られるものであり
、簡易型技術による成形に新しい分野を切り開くもので
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 熱硬化性樹脂組成物90〜40容量%と金属の粉体若し
    くは繊維を必須成分とする充填剤10〜60容量%との
    温度100℃以下において流動可能な熱硬化性の硬質樹
    脂型用組成物を用いて注型法により製造してなる硬質樹
    脂型において、該硬質樹脂型の少なくとも型部の表層部
    分を、融点100℃以下の熱硬化性樹脂組成物に、ボロ
    ンナイトライド粉末10〜50重量%を必須成分として
    配合してなる熱硬化性樹脂組成物(A)を用いた厚み0
    .05〜10mmの硬化物層で形成してなるものである
    ことを特徴とする硬質樹脂型。
JP20781886A 1986-09-05 1986-09-05 硬質樹脂型 Pending JPS6364706A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20781886A JPS6364706A (ja) 1986-09-05 1986-09-05 硬質樹脂型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20781886A JPS6364706A (ja) 1986-09-05 1986-09-05 硬質樹脂型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6364706A true JPS6364706A (ja) 1988-03-23

Family

ID=16546013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20781886A Pending JPS6364706A (ja) 1986-09-05 1986-09-05 硬質樹脂型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6364706A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014141529A1 (ja) * 2013-03-13 2014-09-18 株式会社二幸技研 複合シリコーンとそれを使用した成形型
WO2020116135A1 (ja) * 2018-12-04 2020-06-11 旭化成ワッカーシリコーン株式会社 射出成形型用シリコーン樹脂材料、および、射出成形型

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014141529A1 (ja) * 2013-03-13 2014-09-18 株式会社二幸技研 複合シリコーンとそれを使用した成形型
WO2020116135A1 (ja) * 2018-12-04 2020-06-11 旭化成ワッカーシリコーン株式会社 射出成形型用シリコーン樹脂材料、および、射出成形型
JP2020089991A (ja) * 2018-12-04 2020-06-11 薩摩総研株式会社 射出成形型用シリコーン樹脂材料、および、射出成形型

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW201241030A (en) Epoxy resin composition, prepreg, fiber-reinforced composite material, housing for electronic device
CN105726342B (zh) 一种双组分加成型硅橡胶印模材料及其制备方法和用途
JPH02232222A (ja) 耐熱性エポキシ樹脂成形型組成物
JP2005082628A (ja) 耐熱性樹脂組成物およびその成形品
JPS6364706A (ja) 硬質樹脂型
JPH02151660A (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JPH02501834A (ja) イミド基を含有するポリシロキサン及びその製造方法
JPS6183218A (ja) エポキシ樹脂組成物
JP2004124000A (ja) シランカップリング剤及び被覆処理無機充填剤並びに樹脂組成物
JPS58206624A (ja) エポキシ樹脂組成物
JPS6313716A (ja) 硬質樹脂型
JPS6232208B2 (ja)
JPH0218453A (ja) 型取材料およびそれを用いた成形型の製造方法
JP2004182832A (ja) 芳香族系樹脂組成物、耐熱性シート及びフレキシブル回路基板補強用シート
JPH07118499A (ja) フェノール樹脂成形材料
JPH07118505A (ja) エポキシ樹脂組成物
JPS6018556A (ja) 粉体塗料組成物
JPH0216156A (ja) マレイミド樹脂組成物
JPS56131660A (en) Mica powder-filled polyethylene terephthalate resin composition for molding
JP3648591B2 (ja) 人造大理石製造用樹脂組成物
JP3304819B2 (ja) メラミン樹脂組成物及び成形品
JPS5823427B2 (ja) 振動減衰材
JPH03100020A (ja) マレイミド樹脂組成物
JPH01320247A (ja) レジンコンクリート系組成物
WO2020027302A1 (ja) 液状シリコーンゴム組成物、その硬化物、該硬化物を備える物品、及びシリコーンゴムの製造方法