JPS5823427B2 - 振動減衰材 - Google Patents

振動減衰材

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JPS5823427B2
JPS5823427B2 JP53048919A JP4891978A JPS5823427B2 JP S5823427 B2 JPS5823427 B2 JP S5823427B2 JP 53048919 A JP53048919 A JP 53048919A JP 4891978 A JP4891978 A JP 4891978A JP S5823427 B2 JPS5823427 B2 JP S5823427B2
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JP
Japan
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vibration damping
damping material
plate
weight
lead
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JP53048919A
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JPS54141102A (en
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永井保
永田栄一
柿沼弘之
古畑雄策
山上弘
前川仁
余語方廣
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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  • Building Environments (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
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  • Epoxy Resins (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、船舶のソナー室、機械室、かじ取り根室、錨
鎖庫等の内張りに使用される振動減衰材の改良に関する
従来から船舶の、ソナー室の如き振動を抑制し、外来音
を遮断する必要のある区画やエンジンルームその他の騒
音源を収容する区画には振動減衰材による内張りを施す
ことが行なわれている。
この種の振動減衰材としては、粘弾性材料中に多量のク
レー、砂等の充填剤を配合したものが汎用されているが
、かかる振動減衰材では、振動減衰特性が必ずしも充分
なものではなく、比較的低い周波数領域における振動減
衰特性が不充分であるという難点があった。
更に、上記の振動減衰材では充填剤の増加につれて振動
減衰特性が向上する傾向が認められるが、充填剤が大量
に配合された場合硬度が高くなり、加工性や作業性に乏
しくなるという難点があった。
本発明は、かかる従来の難点を解消すべくなされたもの
で、その第1の発明は、 (A)(イ)常温乃至1000℃の温度において、流動
性を呈するエポキシ樹脂100重量部と、(ロ)常温乃
至100℃の温度において流動性を呈するポリアミド樹
脂の200〜1000重量部とから成る組成物に、該組
成物の100重量部あたり、 (B)ヒ→ 平均粒径0.2〜2.0mmの鉛粒の50
〜200重量部を 添加し、硬さ35〜95の板体に成形硬化させて成るこ
とを特徴とする振動減衰材を提供しようとするものであ
る。
本発明に使用するエポキシ樹脂としては常温(25℃)
における粘度が0.9〜1000ポイズ、エポキサイド
当量140〜500、分子量300〜2000、より好
ましくは320〜1000程度のものが適している。
なお、本発明に使用するエポキシ樹脂は、常温で固形で
あっても、100℃までの温度で流動性を呈するもので
あれば使用可能である。
このようなエポキシ樹脂としては、例えばエピコート#
828(シェル化学株製)〔粘度(25℃) 110〜
150ポイズ、エポキサイド当量182〜194、分子
量約355〕がある。
また、本発明に使用するポリアミド樹脂としては、25
℃における粘度が3〜1000ポイズ、アミン価280
〜320程度のものが適している。
なお、上記のポリアミド樹脂は、常温で固形であっても
、100℃までの温度で流動性を呈するものであれば使
用可能である。
このようなポリアミド樹脂としては、例えばトーマイド
#225(富士化成■製)〔粘度(40’c ) s
o〜120ポイズ、アミン価280〜320)がある。
エポキシ樹脂に対するポリアミド樹脂の配合量は、前者
の100重量部あたり、200〜1000重量部、より
好ましくは300〜700重量部が適当である。
ポリアミド樹脂の配合量が200重量部未満では、硬度
が高くなり過ぎ、逆に1000重量部を越えると軟かく
なり過ぎて必要な特性が得られず、また、作業性や機械
的特性も低下するのでいずれも好ましくない。
而して、本発明においては、上記のポリアミド樹脂は、
エポキシ樹脂の硬化剤としても作用するが、硬化時間を
短縮し、かつ充分な硬化をはかるためには、別にエポキ
シ樹脂の硬化剤を使用することが望ましい。
このような硬化剤としては、P−フェニレンジアミン、
トリス(ジメチルアミノ)メチルフェノールの如きポリ
アミンや、無水フタル酸の如きポリカルボン酸がある。
硬化剤の使用量は、ポリアミド樹脂を多量に配合した場
合には例えば、エポキシ樹脂100重量部あたり5重量
部の如き少量でも有効であるが、ポリアミド樹脂を少量
配合する場合には、例えば50重量部の如き多量を配合
する必要がある。
要するに硬化剤は、エポキシ樹脂とポリアミド樹脂の配
合量に応じて、エポキシ樹脂のエポキシ;基をほぼ完全
に反応させるに充分な計算量を配合することが望ましい
本発明に使用する鉛粒の粒径ば、平均粒径が0、2〜2
.0 mm特に0.5〜1.2mmのものが適している
が、最大粒径は、2m11L以下とすることが望ましい
なお、0.2mm未満の粒径の小粒が小量混在しても特
性上殆んど影響はない。
鉛粒の配合量は、前記の(イ)、(ロ)、又は(イ)、
(ロ)、(・→から成る組成物の合計量100重量部あ
たり、50〜200重量部程度が適している。
50重量部未満では、充分な振動減衰特性が得られず、
逆に200重量部を越えると鉛粒同志が接触するように
なって振動減衰特性が不充分となるのでいずれも好まし
くない。
なお、以上の配合には、本発明の効果を喪失さ。
せない範囲において、三酸化アンチモン、塩化パラフィ
ンの如き難燃剤、マイカ粉、板状タルク、グラファイト
の如き無機質充填剤、着色剤、老化防止剤その他の添加
剤を添加することができる。
特に50メツシュ通過の扁平な無機質充填剤を、。
前喧イ)、(ロ)から成る組成物の合計量100重量部
あたり、25〜125重量部配合して、更に振動減衰効
果を向上させることも可能である。
第1の発明の振動減衰材は、以上の各成分を必要に応じ
て加温下に混合し、適当な型中に注型し。
て平板状に成形し、硬化させることにより得られる。
而して、上記の方法で第1の発明の振動減衰材を成形し
た場合には鉛粒が表面に露出し、取扱者が直接鉛粒と接
触する結果となって好ましくない。
。また基板への貼着に際してはブリードした配合剤を除
去し、かつ粗面加工を施すためグラインダー処理が必要
となるが、この場合鉛粒が研削部分に存在するとグライ
ンダーの目づまりを起す難点がある。
かかる難点を解消するためには、表面に鉛粒な含有しな
い、即ち(イ)、(ロ)の組成物から成る薄層を形成し
ておくことが望ましい。
薄層の厚さはグラインダ加工の研削代よりわずかに厚い
程度で充分である。
なお、薄層は第1の発明の振動減衰材の外面をグライン
ダ処理後に設けられてもよい。
而して、以上の第1の発明の振動減衰材に鉛板を1層又
は複数層に積層させた場合更に振動減衰特性が向上する
ことが判明した。
すなわち、第2の発明は、第1の発明の振動減衰材と鉛
板とを積層したことを特徴とする振動減衰材である。
第2の発明の振動減衰材は、適当な型中に配された鉛板
上に直接第1の発明の振動減衰材を注入するようにして
1層又は複数層交互に積層させるか、又はエポキシ系接
着剤その他適当な接着剤により第1の発明の振動減衰材
と鉛板とを、1層又は複数層交互に積層させることによ
り得られる。
上記の鉛板の厚さは0.1〜1.0mm程度であって、
上記第1の発明の振動減衰材の厚さと鉛板の厚さとの比
率は20:1〜3:1の範囲であることが望ましい。
以上のように構成された本発明の振動減衰材は、比較的
小量の充填剤の配合により大きい振動減衰効果を得るこ
とができる。
次に実施例について記載する。
実施例 1 上表の組成物を約90℃に加温しながら厚さ約4朋の板
状に注型成形し、硬化させた。
得られた振動減衰材の硬さを同表中に示す。
次にこのシートを、厚さ2mmの鋼板へ、エポキシ系接
着剤により接着させ共振法により振動減衰特性を測定し
た。
測定結果を図に示す。
実施例 2 実施例1で使用した組成物で厚さ約3..7mmの板状
振動減衰材を製造し、その一方の面に厚さ0.3mmの
鉛板を貼着すると共に他方の面を厚さ2mmの鋼板上へ
貼着させ振動減衰特性を測定した。
測定結果を図に示す。
実施例 3 実施例1で使用した組成物で厚さ約1.711t1nの
板状振動減衰材を製造し、この振動減衰材の2枚と厚さ
0.3の鉛板の2板とを交互に積層貼着させた後振動減
衰材の面を厚さ2mmの鋼板へ貼着して振動減衰特性を
測定した。
測定結果を図に示す。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の振動減衰材の振動減衰特性を示すグラ
フである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)(イ)常温乃至100℃の温度において、
    流動性を呈するエポキシ樹脂ioo重量部と、(ロ)常
    温乃至100℃の温度において流動性を呈するポリアミ
    ド樹脂の200〜1000重量部 とから成る組成物に、該組成物の100重量部あたり、 (B)(・→ 平均粒径0.2〜2.Qmmの鉛粒の5
    0〜200重量部を添加し、硬さくJISK 6301のスプリング式硬さ試験機による硬さ、以下同
    じ。 )35〜95の板体に成形硬化させて成ることを特徴と
    する振動減衰材。 2 エポキシ樹脂は、常温(25℃)における粘度が0
    .9〜1000ボイズである特許請求の範囲第1項記載
    の振動減衰材。 3 ポリアミド樹脂は、常温(25℃)における粘度が
    3〜1000ポイズである特許請求の範囲第1項記載の
    振動減衰材。 4 エポキシ樹脂を硬化させるのにポリアミンを使用し
    た特許請求の範囲第1項記載の振動減衰材。 5 板体の少くとも一方の面は、鉛粒を含有しない薄層
    により構成されて成る特許請求の範囲第1項記載の振動
    減衰材。 6 (AXlo 常温乃至100℃の温度において
    、流動性を呈するエポキシ樹脂100重量部と、(ロ)
    常温乃至100℃の温度において流動性を呈するポリア
    ミド樹脂の200〜1000重量部 とから成る組成物に、該組成物の100重量部あたり、 (B)ヒ→平均粒径0.2〜2.0mmの鉛粒の50〜
    200重量部を添加し、硬さ35〜95の板体に成形硬
    化させ、硬化させた板体を鉛板と積層させてなることを
    特徴とする振動減衰材。 7 板体と鉛板との厚さの比率は、20:1〜3:1の
    範囲にある特許請求の範囲第6項記載の振動減衰材。 8 板体と鉛板とは複数層積層される特許請求の範囲の
    第6項又は第7項記載の振動減衰材。 9 板体の一方の面には鉛板が貼着され、他方の面は、
    鉛粒を含有しない薄層により構成されて成る特許請求の
    範囲第6項記載の振動減衰材。 10 板体及び鉛板の外面は鉛粒を含有しない薄層に
    より構成されてなる特許請求の範囲第6項記載の振動減
    衰材。
JP53048919A 1978-04-25 1978-04-25 振動減衰材 Expired JPS5823427B2 (ja)

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JPS54141102A JPS54141102A (en) 1979-11-02
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