JPS6363529B2 - - Google Patents

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JPS6363529B2
JPS6363529B2 JP5290981A JP5290981A JPS6363529B2 JP S6363529 B2 JPS6363529 B2 JP S6363529B2 JP 5290981 A JP5290981 A JP 5290981A JP 5290981 A JP5290981 A JP 5290981A JP S6363529 B2 JPS6363529 B2 JP S6363529B2
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JP
Japan
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weeds
japanese
parts
compound
herbicide
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JP5290981A
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JPS57167907A (en
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は改善された作用を有する水田用除草剤
に関する。 水田用除草剤はこれまで数多く開発され実用さ
れているが、その多くは一部の雑草にしか有効で
なく、雑草の発生及び生育の特定時期にのみ効果
を有するにすぎないため水稲の生育盛期までには
数回の処理が必要である。しかしこの時期は農作
業の最も忙しい時期であり除草作業に多くの時間
と労力を使うことは困難である。また最近の農作
業省力化の点からも1回の処理で多草種の雑草を
枯死できる殺草スペクトラムの広い除草剤の開発
が望まれている。このような除草剤としては代か
き直後の雑草発芽前から発芽始期しタイヌビエ
1.5葉期)までの水稲栽培における有害雑草を有
効に除去し、長期間その効果を持続し、かつ水稲
に対する安全性が高いものが好ましい。 本発明者らは種々探索を行つた結果、二種類の
化合物を併用することにより優れた除草剤が得ら
れることを見出した。 本発明は、下記式で表わされるO,O−ジイソ
プロピル−2−(ベンジルスルホンアミド)エチ
ルジチオホスフエート(化合物)及び2,4−
ジクロルフエニル−3′−カーボメトキシ−4′−ニ
トロフエニルエーテル(化合物)を有効成分と
して含有する水田用除草剤である。 化合物は一年生のイネ科及びカヤツリグサ科
雑草に対して発生前から発生始期の処理で卓効を
示す。しかしホタルイ、ミズガヤツリ、クログワ
イ等の多年生のカヤツリグサ科雑草に対して抑制
効果は認められるものの水稲に対して安全な薬量
の範囲内では効果不足である。また一年生広葉雑
草に対してはいずれの時期の処理においても効果
はほとんど期待できない。 一方非ホルモン系接触吸収光活性型の化合物
は雑草の発生前から発生直後までの処理で一年生
雑草及び多年生雑草のマツバイ、ヘラオモダカに
は卓効を示すが、ミズガヤツリ、ホタルイ、ウリ
カワ、オモダカ、クログワイ等の草種に対しては
充分な効果は期待できない。またこれら多年生草
種及び一年生雑草のタイヌビエに対して残効期間
が短かく、雑草の再発生が問題となるため、更に
1〜2回の除草剤の散布あるいは手取り作業が不
可欠となる。 しかし化合物と化合物を併用すると、意外
にも低い施用量でタイヌビエ等の一年生雑草を完
全に防除でき、しかも各化合物単独は防除困難な
多年生雑草例えばホタルイ、ミズガヤツリ、クロ
グワイに対しても強い殺草力を発揮する。したが
つて水稲に対する薬害のおそれのない低用量でこ
れらの雑草を防除することができる。更にタイヌ
ビエ、ホタルイ、ミズガヤツリ、クログワイ等に
対する残効期間が著しく延長されるため、雑草の
発芽前から発芽始期にかけての散布により、水稲
の生育盛期までの長期間にわたり雑草の発生を防
止できる。このため従来の除草剤では数回の散布
が必要であるのに対し、本発明の除草剤は1回の
散布で充分であり、農作業の省力化を図ることが
できる。 本発明の除草剤は、化合物の1重量部に対
し、化合物を0.2〜2.0重量部、特に0.8〜1.7重
量部の割合で併用することが好ましい。使用量は
湛水状態の水田に1アール当たり300〜400gが好
ましい。 本発明の水田用除草剤は、化合物及び化合物
の混合物をそのまま用いてもよいが、通常は担
体もしくは希釈剤と混合し、場合により補助剤を
用いて、常法により例えば粒剤、乳剤、水和剤等
に製剤化して用いられる。そのほか殺虫剤、殺菌
剤、他の除草剤、植物調整剤等を添加することも
できる。 担体もしくは希釈剤としては、農薬において一
般に使用される普通の固体又は液状物が用いられ
る。固体担体としては、例えばクレー、珪藻土、
炭酸カルシウム、タルク等又はこれらの混合物、
液状担体としては、例えば水、アルコール類、ケ
トン類、ベンゼン、トルエン、キシレン等又はこ
れらの混合物があげられる。補助剤としては、湿
潤剤、固着剤、分散剤、乳化剤等が用いられる。 下記実施例中の部は重量部を意味する。 実施例 1 (粒剤) 化合物5部、化合物6部、高級アルコール
硫酸エステルソーダ塩1部、リグニンスルホン酸
塩3部、ジアルキルスルホサクシネート2部、ホ
ワイトカーボン2.5部、ベントナイト30部及びタ
ルク50.5部を混合粉砕し、適量の水を加えて練合
し、造粒機を用いて造粒したのち整粒し、乾燥し
て粒剤とする。 実施例 2 (乳剤) 化合物5部、化合物20部、ポリオキシエレ
ンアルキルアリールエーテル12部、アルキルアリ
ルスルホネート3部、ジメチルホルムアミド15部
及びキシレン35部を混合して乳剤とする。 試験例 1 発生前処理による相互作用検定試験 1/10000アールポツトに砂壌土を充填し施肥、
湛水及び代かきを行つたのち、催芽したタイヌビ
エの種子を1ポツト当り20粒ずつ土壌表層1cmに
播種した。播種後2日目に水深3cmの状態で実施
例2に準じて製造した乳剤の所定薬量を滴下処理
した。薬剤処理後20日目に残存した雑草をすべて
抜き取り茎葉部風乾重量を測定し、次式により対
無処理区比(残草率)を算出した。 残草率(%)=処理区の風乾重量(g)/無処理区の風
乾重量(g)×100 その結果を第1表に示す。
【表】
【表】 試験例 2 タイヌビエ1.5葉期処理による相互作用検定試
験 1/10000アールポツトに砂壌土を充填し施肥、
湛水及び代かきを行つたのち、催芽したタイヌビ
エ種子1ポツト当り20粒を土壌表層1cmに播種し
た。播種後10日目に水深3cmの状態で実施例2に
準じて製造した乳剤の所定薬量を滴下処理した。
薬剤処理後20日目に残存した雑草をすべて抜き取
り茎葉部風乾重量を測定し、対無処理区比(残草
率)を算出した。その結果を第2表に示す。
【表】 第1表及び第2表に示す結果を雑草研究第15巻
16〜20頁(1973年)に記載の等効果線法で解析し
た。その結果は第1図及び第2図に示すとおりで
ある。等効果線法とは除草剤Aと除草剤Bとの異
なつた混合比からなる混合剤について、例えば生
育抑制率90%を示すいくつかの組合せを求め、こ
れをグラフ上にプロツトする方法である。 この方法によると相乗効果、相加効果、拮抗効
果を容易に判定できる。図面において直線aは化
合物又は化合物を単独で用いた時に生育抑制
率90%を示す点を結んだ相加効果線、bは化合物
と化合物の混合剤を用いたときに生育抑制率
90%を示す点を結んだ実測等効果線である。相乗
効果を示す場合は実測等効果線が相加効果線の下
方に示される。 試験例1及び試験例2の結果では第1図及び第
2図に示すように混合剤の等効果線は相加効果線
より下方に位置し両剤を併用することにより相乗
作用を示すことが知られる。 試験例 3 残効試験 1/5000アールポツトに砂壌土を充填し、湛水及
び代かきを行つたのち、実施例1に準じて製造し
た粒剤を所定の薬量で湛水土壌処理(水深2cm)
した。処理後定期的に催芽したタイヌビエ種子を
1ポツト当り20粒ずつ1cmの深さに播種した。播
種後10日目(無処理区のタイヌビエが2葉期にな
つた時点)に残存した雑草をすべて抜き取り、風
乾重量を測定し、対無処理区比(残草率)を算出
した。その結果を第3表に示す。
【表】 試験例 4 ポツト試験 1/2000アールポツトに砂壌土を充填し、施肥、
湛水及び代かきを行つたのち、タイヌビエ、コナ
ギ、ホタルイの種子及びミズガヤツリ、クログワ
イの塊茎を植え付けた。薬剤処理は雑草発生前及
びタイヌビエ1.5葉期に実施例1に準じて製造し
た粒剤の所定薬量を湛水土壌処理(水深4cm)し
た。薬剤処理後40日目に生存していた雑草を抜き
取り風乾後重量を測定し、対無処理区比((残草
率)を算出した。試験は3連制で実施し、薬剤処
理翌日より3日間1日当り2cmの漏水を行つた。
その結果を第4表及び第5表に示す。
【表】
【表】 試験例 5 水田圃場試験 昭和55年5月27日に代かきを行い、5月29日に
水稲稚苗(品種トドロキワセ2.5〜3葉期)を機
械移植した。薬剤処理は水稲移植後3日目(雑草
発生前)及び10日目(タイヌビエ1.5葉期)に実
施例1に準じて製造した粒剤の所定薬量を水深5
cmの状態で湛水土壌処理した、発生雑草は一年生
雑草としてはタイヌビエ、タマガヤツリ、コナ
ギ、ミゾハコベ、キカシグサ、アゼナであり、多
年生雑草としてはマツバイ、ホタルイ、ミズガヤ
ツリ、ウリカワ、クログワイであつた。 試験は1区2m×3mの3連制で実施し、薬剤
処理後35日目に生存雑草を抜き取り風乾後重量を
測定し、対無処理区比(残草率)を算出した。そ
の結果を第6表及び第7表に示す。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
図面は本発明の除草剤のタイヌビエに対する効
果を示すグラフであつて、第1図は発生前処理、
第2図は1.5葉期処理の結果を示すものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 O,O−ジイソプロピル−2−(ベンジルス
    ルホンアミド)エチルジチオホスフエート及び
    2,4−ジクロルフエニル−3′−カーボメトキシ
    −4′−ニトロフエニルエーテルを有効成分として
    含有することを特徴とする水田用除草剤。
JP5290981A 1981-04-10 1981-04-10 Herbicide for paddy field Granted JPS57167907A (en)

Priority Applications (1)

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JP5290981A JPS57167907A (en) 1981-04-10 1981-04-10 Herbicide for paddy field

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JP5290981A JPS57167907A (en) 1981-04-10 1981-04-10 Herbicide for paddy field

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JPS57167907A JPS57167907A (en) 1982-10-16
JPS6363529B2 true JPS6363529B2 (ja) 1988-12-07

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ID=12927952

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60174704A (ja) * 1984-02-22 1985-09-09 Kao Corp 皮膚化粧料

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JPS57167907A (en) 1982-10-16

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