JPS6363409B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6363409B2
JPS6363409B2 JP59093741A JP9374184A JPS6363409B2 JP S6363409 B2 JPS6363409 B2 JP S6363409B2 JP 59093741 A JP59093741 A JP 59093741A JP 9374184 A JP9374184 A JP 9374184A JP S6363409 B2 JPS6363409 B2 JP S6363409B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
lever
axle
dog
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP59093741A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60236840A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9374184A priority Critical patent/JPS60236840A/ja
Publication of JPS60236840A publication Critical patent/JPS60236840A/ja
Publication of JPS6363409B2 publication Critical patent/JPS6363409B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D21/00Systems comprising a plurality of actuated clutches
    • F16D21/02Systems comprising a plurality of actuated clutches for interconnecting three or more shafts or other transmission members in different ways
    • F16D21/04Systems comprising a plurality of actuated clutches for interconnecting three or more shafts or other transmission members in different ways with a shaft carrying a number of rotatable transmission members, e.g. gears, each of which can be connected to the shaft by a clutching member or members between the shaft and the hub of the transmission member
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/34Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は四輪駆動方式の車両に使用される車
軸動力切換装置に関し、特に、普通走行、即ち二
輪駆動走行の際に、従動車輪を支承する車軸と、
この車軸に連結する推進軸側パワートレインとの
機械的な連結の断続を図つた車軸動力切換装置に
関する。
〔従来技術〕
従来、四輪駆動車では、普通走行、即ち二輪駆
動走行の際に、従動車輪とこれを支承する車軸と
の間でパワートレインを解除し、二輪駆動走行の
際の従動車輪の走行抵抗を減少させて、燃費、お
よび騒音等の軽減を図つている。そして、上述し
たように、従動車輪と車軸との間のパワートレイ
ンを解除する車軸動力切換装置として、従来は、
フリーホイールハブと称せられる装置を従動車輪
と車軸との間に配設し、これを各従動車輪ごとに
マニアル操作して、パワートレインの解除を行な
つていた。なお、四輪駆動走行の際は、フリーホ
イールバブを操作して従動車輪と車軸との間のパ
ワートレインの接続を図ることは言うまでもな
い。
このように、上述した従来のフリーホイールハ
ブによる、車軸動力切換装置によると、二輪駆動
から四輪駆動へ、また四輪駆動から二輪駆動へそ
れぞれ切換えるごとに、上述したフリーホイール
ハブをそれぞれ左右の従動車輪ごとに操作せねば
ならず、その作業が極めて煩雑となつていた。
なお、上述した問題点を解決するため、従来で
は特開昭56−135320号公報に記載されているよう
に、四輪駆動時のみ駆動力が与えられる車軸にフ
アイナルドリブンギヤを遊転自在に支承させると
ともに、このフアイナルドリブンギヤと前記車軸
との間にクラツチ機構を介条させ、二輪駆動の際
は、このクラツチ機構のクラツチを切断し、従動
車輪と推進軸側のパワートレインの間の機械的な
接続を解除させるようにしたものもあるが、この
特開昭56−135320号公報に記載したものは、クラ
ツチ機構がワイヤー式であるのでワイヤー切れ等
耐久性の点で若干劣る難点があり、また、ワイヤ
ーがギヤケースの下方から、しかもギヤケースの
外側に引き回されているので、不整地走行の際に
地面から飛び跳ねる砂利や小石等の外乱により損
傷を受け、このためワイヤーが切断して四輪走行
不能に陥るおそれもある。さらに、従来では、実
開昭56−55918号公報の第2図で示すように、ク
ラツチレリーズ機構がワイヤー式ではなくて剛体
のレバー式のものもあるが、この実開昭56−
55918号公報の第2図で示された、操作レバーに
より構成されたクラツチレリーズ機構は、当該レ
バーを所定位置に位置決めするだけで確実にロツ
クすることが出来ず、このためこのようなクラツ
チレリーズ機構を設けた四輪駆動の車両では、不
整地走行の際、地面から飛び跳ねる砂利や小石等
の外乱、あるいは車両が受ける振動により、操作
レバーが勝手に動いて誤動作が生じ易く、このた
め四輪走行不能に陥る虞がある。
なお、四輪駆動式の車両は主に不整地走行を主
目的としており、このため特に四輪走行を維持す
るための機構、とくにクラツチレリーズ機構は不
整地走行の際に地面から飛び跳ねる砂利や小石等
の外乱、あるいは車両が受ける振動により誤動作
をすることがなく、しかも頑丈でかつ耐久性の高
いものが要求されている。
〔発明の目的〕
この発明は上述した問題点に鑑み、左右の従動
車輪と推進軸側パワートレインとの間の機械的な
連結と解除とを簡単な操作によりおこなわせると
ともに、不整地走行の際、地面から飛び跳ねる砂
利や小石等の外乱、あるいは車両が受ける振動に
より誤動作することがなく、しかも頑丈でかつ耐
久性の高い車軸動力切換装置を提供することを目
的とする。
〔発明の構成〕
この発明では、四輪駆動走行時のみ駆動力が与
えられる車軸にフアイナルドリブンギヤを遊転自
在に支承させるとともに、該フアイナルドリブン
ギヤと前記車軸との間にドツグ式クラツチ機構を
介在させ、さらに、このクラツチ機構を操作する
クラツチレリーズ機構をギヤボツクスの内部に保
護収容するとともに、ギヤボツクスの上面にクラ
ツチレリーズ機構を操作するクラツチレバーと、
このクラツチレバーの回転力をコイルバネの弾発
力を介してドツグ式クラツチ機構へ伝達する回転
力伝達手段と、前記クラツチレバーを所定の操作
位置に位置決めロツクするロツク機構とを配設
し、これにより前記クラツチレバーを操作する簡
単な作業によつて従動車軸と推進軸側パワートレ
インとの機械的な連結と解除とをおこなわせると
ともに、不整地走行の際に地面から飛び跳ねる砂
利や小石等の外乱、あるいは車両が受ける振動に
よりクラツチレリーズ機構が誤動作することを可
及的に阻止し、併せてクラツチレバー操作時にお
けるクラツチ機構の損傷を可及的に排除するよう
にしている。
〔実施例〕
以下本考案に係る車両の車軸動力切換装置の一
実施例を詳述する。
第1図は、本発明の車軸動力切換装置を適用し
た、四輪駆動方式の小型車両である鞍乗型四輪車
1の斜視図である。
この鞍乗型四輪車1の前輪と後輪には、空気圧
の低い不整地走行用のバルーンタイヤ2,3がそ
れぞれ装着されている。また、この鞍乗型四輪車
1の方向変換はバーハンドル4によつて行われ、
このバーハンドル4を操作すると、車体5の内部
に配置された図示せぬ操輪機構(例えばアツカー
ヤン機構)によつて前輪のバルーンタイヤ2が操
輪され方向が変換する。また車体5の車体フレー
ム6には進行方向(矢印A)に対しクランク軸を
直角に配置した横置型エンジン7が搭載されてい
る。また、このエンジン7のクランクケース8内
部には、第2図の要部破断面図で示す動力伝達装
置が配置収容されている。
このエンジン7では、クランク軸10の動力が
クラツチ機構11を介してプライマリ軸12に伝
達され、このプライマリ軸12に伝達された動力
はドライブギヤ13およびこのドライブギヤ13
に歯合するドリブンギヤ14等からなる変速機構
を介してメイン軸15に伝達される。このメイン
軸15の一方の側には、該軸15に対し遊転自在
に支承されたドライブギヤ16,17と、このド
ライブギヤ16,17のうちいずれか一方を選択
し、係合するドツグクラツチ18とからなるギヤ
選択機構19が配設されている。また前記メイン
軸15に伝達された動力は前記ギヤ選択機構19
を介し、カウンタ軸21に対し遊転自在に支承さ
れたドリブンギヤ22,23に伝達される。な
お、このドリブンギヤ22,23は前記ドライブ
ギヤ16,17にそれぞれ歯合することは言うま
でもない。また前記ドリブンギヤ22,23はカ
ウンタ軸21の一端に嵌着したニードルベアリン
グを介して装着されたスリーブ24に固着支承さ
れている。また前記ドリブンギヤ22,23間に
位置するスリーブ24の周面には、ドライブギヤ
24aが形成されており、このドライブギヤ24
aは、クランクケース8の後方に支承された後車
軸(駆動車軸)25に形成されたドリブンギヤ2
6と歯合している。したがつてドリブンギヤ2
2,23のいずれか一方に伝達された動力は、ド
ライブギヤ24aおよびこれに歯合するドリブン
ギヤ26を介して常時後車軸25に伝達されるこ
ととなる。また前記クランクケース8の中央底部
にはクランクケースのケース合せ面8aに沿つて
第1図に示す鞍乗型四輪車1の前輪を駆動する前
輪駆動用二次伝達装置の出力軸31が収容配置さ
れている。この出力軸31は第2図の一部破断側
面図で示す第3図のように、エンジン7の前方
(矢印A)に延出され、その一端はクランクケー
ス8から突出し、そこに後述する前輪を駆動する
シヤフトドライブ機構のジヨイント32が軸31
に固着されている。
なお、第3図で符号33,34は前記出力軸3
1をクランクケース8内に支承する軸受、35は
オイルシールである。また前記出力軸31の他端
には、第2図に示すようにドリブンベベルギヤ4
0が前記軸31に固着支承されており、このベベ
ルギヤ40はカウンタ軸21の他端に固着したド
ライブベベルギヤ41と歯合している。なおこの
ベベルギヤ40,41とによつてベベルギヤ伝達
機構42が構成されている。
一方、前記カウンタ軸21と、このカウンタ軸
21に対し遊転自在に支承されたドリブンギヤ2
3との間には、該ギヤ23とカウンタ軸21との
間の動力伝達を接断するクラツチ機構50が配設
されている。このクラツチ機構50は、カウンタ
軸21に対し回動不可能にスプライン結合された
ドツグクラツチ51からなり、このドツグクラツ
チ51の一側面に形成されたドツグ51aをギヤ
23の一側面に形成された穴部23a内に出没さ
せると、ギヤ23の動力がカウンタ軸21に伝達
され、あるいは、その伝達が解除されることとな
る。したがつて、ドツグクラツチ51を作動させ
てギヤ23とカウンタ軸21とを連結させるとエ
ンジン7の動力がそれぞれ出力軸31と後車軸2
5とに伝達され、第1図に示す前輪と後輪のバル
ーンタイヤ2,3をそれぞれ駆動する四輪駆動方
式となる。またドツグクラツチ51を作動させて
ギヤ23とカウンタ軸21との連結を解除する
と、後輪のバルーンタイヤ3のみを駆動する二輪
駆動方式となる。なお上述したドツグクラツチ5
1は図示せぬシフターフオーク等のチエンジ機構
によつて操作されることは言うまでもない。なお
第2図で符号52,53,54は後車軸25を支
承する軸受、55は該後車軸25のブレーキ機構
である。
一方、前記出力軸31の一端に固着されたジヨ
イント32(第3図)は、鞍乗型四輪車1の主要
動力伝達構造を示す第4図の概念図のように、シ
ヤフトドライブ機構60の推進軸61に連結さ
れ、さらにこの推進軸61は、本発明の車軸動力
切換装置を収容した、ギヤボツクス62を介して
前輪の車軸63に連結されている。
第5図は、上述したギヤボツクス62の一部破
断面図で、第4図と同一部分を同一符号で示す。
第5図では、推進軸61の先端に形成されたフ
アイナルドライブベベルギヤ64が、左右2分割
された車軸63のうち左側に位置する第1の車軸
部分65に遊転自在に支承されたフアイナルドリ
ブンギヤであるフアイナルドリブンベベルギヤ6
6に歯合している。なお、前記第1の車軸部分6
5、および右側に位置する第2の車軸部分67
は、それぞれその先端に固着された自在継手のジ
ヨイント68,69と、このジヨイント68,6
9に連結する図示せぬアイドル車軸を介し、第1
図に示す鞍乗型四輪車1の前方に配置された左右
のバルーンタイヤ2にそれぞれ連結している。し
たがつて、第1の車軸部分65が回転すると、こ
れに連結する一方のバルーンタイヤ2も同時に回
転し、また第2の車軸部分67が回転すると、こ
れに連結した他方のバルーンタイヤ2も同時に回
転することとなる。一方、前記フアイナルドリブ
ンベベルギヤ66のボス部66aにはスプライン
66bが形成されており、このボス部66aに
は、ドツグホイール70がスプライン結合してい
る。したがつて、このドツグホイール70は矢印
Bに示すように、ボス部66aの軸方向に摺動自
在となつている。また、前記第1の車軸部分65
の先端にはスプライン結合65aによつて、フラ
ンジ72が支承されており、このフランジ72の
周面所定位置には、前記ドツグホイール70のド
ツグ70aが嵌挿する孔72aが複数個形成され
ている。また、前記第2の車軸部分67には、そ
の端面67aに前記ドツグホイール70のドツグ
70aに歯合するドツグ67bが突出形成され、
これらドツグホイール70、フランジ72、およ
びドツグ67bとによつて車軸動力切換装置であ
るドツグ式のクラツチ機構73が構成されること
となる。したがつて、図示せぬシフターフオーク
によつて遠隔操作しドツグホイール70を一点鎖
線で示すように、図面の左側に移動させると、ド
ツグホイール70のドツグ70aと、フランジ7
2の孔72a、および第2の車軸部分67に形成
されたドツグ67bとの係合がそれぞれ解除さ
れ、第1および第2の車軸部分65,67は、フ
アイナルドリブンベベルギヤ66から独立して、
それぞれ遊転自在となる。このことは、即ち第1
図に示す鞍乗型四輪車1の後輪のバルーンタイヤ
3のみを駆動して走行する、いわゆる二輪駆動に
よる走行の際に、前輪のバルーンタイヤ2によつ
て回転する第1および第2の車軸部分65,67
の回転力が、フアイナルドリブンベベルギヤ66
を介して、推進軸61に伝達されないため、その
間のギヤの歯み合い等によるパワーロスを避ける
ことが出来ることとなる。また四輪駆動の際は、
図示せぬシフターフオークによつて遠隔操作し、
第5図に示すように、ドツグホイール70のドツ
グ70aをフランジ72の孔72aに挿通させ、
かつ第2の車軸部分67のドツグ67bに係合さ
せると、推進軸61を介してフアイナルドリブン
ベベルギヤ66に伝達された駆動力は、クラツチ
機構73を介し、第1および第2の車軸部分6
5,67に伝達され、第1図に示す鞍乗型四輪車
1の前輪のバルーンタイヤ2を駆動することとな
る。
なお、第5図で符号74,75はフアイナルド
リブンベベルギヤ66のボス部66aを支承する
軸受、76,77は第2の車軸部分67を支承す
る軸受、78,79はそれぞれ推進軸61を支承
する軸受である。
なお、上記実施例では、車軸動力切換装置とし
て、ドツグ式のクラツチ機構73を適用したもの
について述べたが、勿論本発明は上記実施例に限
定されることなく、第5図と同一部分を同一符号
で示す第6図の要部破断面図のように、スプライ
ン式のクラツチ機構80を適用しても良い。
第6図では、フアイナルドリブンベベルギヤ6
6のボス部66aに形成されたスプライン66b
にスリーブ81が摺動自在にスプライン結合して
おり、このスリーブ81は、第1の車軸部分65
の先端にスプライン結合したフランジ82の周面
と、第2の車軸部分67の一端周面とにそれぞれ
形成されたスプライン82a,67cにそれぞれ
結合するように構成されている。したがつて、第
6図に示す状態即ち、四輪駆動の際は、フアイナ
ルドリブンベベルギヤ66に伝達された駆動力
は、スプライン式のクラツチ機構80を介して、
第1および第2の車軸部分65,67に伝達され
ることとなる。一方、二輪駆動の際は、図示せぬ
シフターフオークによつて、スリーブ81を一点
鎖線で示す図面の左側に移動させると、クラツチ
機構80が解除され、第1および第2の車軸部分
65,67はそれぞれ独立して遊転自在となる。
なお、上記各実施例では、第1図に示す鞍乗型
四輪車1の前輪のバルーンタイヤ2をそれぞれ駆
動する第1および第2の車軸部分65,67との
間に差動装置、即ちデフレンシヤルギヤ装置を介
在させない場合について述べたが、勿論本発明は
上記実施例に限定されることなく、デフレンシヤ
ルギヤ装置を車軸部分65,67との間に介在さ
せた場合にも本発明を適用することが出来る。
第7図は、第1および第2の車軸部分65,6
7の間にデフレンシヤルギヤ装置90を介在させ
た場合の実施例を示す要部破断面図で、第5図と
同一部分を同一符号で示す。
第7図に示す実施例では、デフレンシヤルギヤ
装置90のピニオン91を支承するハウジング9
2と、フアイナルドリブンベベルギヤ66のボス
部66aとの間にドツグ式のクラツチ機構100
が形成されている。なお、デフレンシヤルギヤ装
置90のサイドギヤ93と94は、第1および第
2の車軸部分65と67とにそれぞれスプライン
結合している。一方、前記クラツチ機構100
は、フアイナルドリブンベベルギヤ66のボス部
66aに形成されたスプライン66bに結合した
ドツグホイール101と、前記ハウジング92の
一側面に形成された孔92aとによつて構成され
ている。したがつて四輪駆動の際に図示せぬシフ
ターフオークによつて前記ドツグホイール101
を図面の右側に移動させ、ドツグホイール101
のドツグ101aを前記ハウジング92の孔92
a内に嵌挿させると、フアイナルドリブンベベル
ギヤ66の駆動力がクラツチ機構101およびデ
フレンシヤルギヤ装置90を介して、第1および
第2の車軸部分65,67に伝達されることとな
る。一方、二輪駆動の際に、ドツグホイール10
1をシフターフオークによつて、図示の位置に移
動させると、フアイナルドリブンベベルギヤ66
とデフレンシヤルギヤ装置90のハウジング92
との連結が解除され、第1および第2の車軸部分
65,67はそれぞれ左右独立して遊転自在とな
る。なお、前記デフレンシヤルギヤ装置90のハ
ウジング92は、第1の車軸部分65と、サイド
ギヤ94とに遊転自在に支承されていることは言
うまでもない。
なお、第8図は第5図に示すギヤボツクス62
のCC断面図で、特に前述したクラツチ機構73
を操作するクラツチレリーズ機構の一実施例を詳
細に示したものである。
このクラツチレリーズ機構のシフターフオーク
110は、ギヤボツクス62の内部に支承された
軸111と、この軸111に固着された2本のア
ーム112,113とからなり、このアーム11
2,113の先端に配設された突出部114,1
15が、第5図に示すドツグホイール70の周面
に形成された溝部70bに嵌挿している。なお、
クラツチレリーズ機構は前記シフターフオーク1
10と軸111とから構成される。したがつて、
シフターフオーク110の軸111を、それぞれ
左右に所定角度回転させると、ドツグホイール7
0が、フアイナルドリブンベベルギヤ66のボス
部66aを摺動し、クラツチ機構73が操作され
ることになる。
なお、シフターフオーク110の突出部11
4,115は、第6図に示す実施例ではクラツチ
機構80のスリーブ81周面に形成された溝部8
1aに、嵌合され、また第7図に示す実施例で
は、クラツチ機構100のドツグホイール101
周面に形成された溝部101bに嵌合され、各ク
ラツチ機構80,90を操作することは言うまで
もない。一方、シフターフオーク110の軸11
1を回転させるレバー116は、軸111の先端
にスプライン結合した第1のスリーブ117に固
着されている。またこの第1のスリーブ117に
は、回動自在に第2のスリーブ118が嵌挿して
おり、この第2のスリーブ118には、先端にス
トツパーレバー120を備えたクラツチレバーで
あるアーム121が支承されている。また、第2
のスリーブ118には、捩りコイルバネ119が
巻回されており、この捩りコイルバネ119の両
端部119a,119bは、第8図のDD断面で
示す第9図に示すように、前記アーム121、お
よびレバー116の延出方向に沿つて延設され、
かつこの捩りコイルバネ119の両端部119
a,119b間で、アーム121に添設されたボ
ス122と、L字形状に折れ曲つたレバー116
の先端116aとをそれぞれ挾持している。な
お、前記捩じりコイルバネ119とレバー116
によりクラツチレバーであるアーム121の回転
力を軸111に伝達する回転力伝達手段が構成さ
れる。一方、前記クラツチレバーであるアーム1
21を所定の回動位置に停止させるロツク機構の
構成要素である前記ストツパレバー120は、ア
ーム121の先端に回動自在に支承されており、
L字形状に折れ曲つたこのストツパーレバー12
0先端部120aを、案内板130の所定位置に
形成された凹部130a,130b内に係合させ
て、アーム121を位置決め固定する。なお、前
記案内板130は第8図に示すギヤボツクス62
の先端に固定された支持板140上に配設され、
そこに固定されている。なお、前記クラツチレバ
ーであるアーム121を所定の回動位置に停止さ
せるロツク機構は前記ストツパレバー120と案
内板130とから構成される。
なお、第9図で符号141は、レバー116の
所定回転角以上の回転を規制するストツパーで、
前記支持板140上の所定位置に配置固定されて
いる。
次に、上述したシフターフオーク110の作用
を説明し、併せて、その構成をより詳細に説明す
る。
即ち、第9図に示すように、一点鎖線で示すボ
ス122、レバー116の先端116a、および
捩りコイルバネ119の位置から、アーム121
(第8図)を左側に回転し、ストツパーレバー1
20によつて、案内板130の一方の凹部130
aにアーム121を位置決め固定すると、アーム
121に支承されたボス122もアーム121と
共に実線で示す位置に移動する。一方このボス1
22が実線で示す位置に移動すると、このボスに
係合する捩りコイルバネ119の一方の端部11
9bも同時に実線で示す位置に移動することとな
る。ところで、コイルバネ119の他方の端部1
19aは、最初ボス122が移動した際は、レバ
ー116の先端116aに係止されるが、ボス1
22が実線で示す位置まで移動すると、同時に移
動する捩りコイルバネ119の一端119bの変
位によつて、弾発力が加えられ、その捩りコイル
バネ119の端部119aの弾発力によつて、レ
バー116の先端116aが実線で示す位置まで
回転し、第8図に示すシフターフオーク110の
軸111を回転させて、ドツグホイール70を移
動させる。なお、ストツパーレバー120と案内
板130の凹部130aとの係合を解除して、案
内板130の他方の凹部130b内にストツパー
レバー120を位置決め係合させると、上述した
捩りコイルバネ119の動作とは逆の動作によつ
て、レバー116が右側に回転し、上述した方向
とは逆方向にドツグホイール70を移動させるこ
ととなる。
なお、第8図で、符号150は、第1および第
2のスリーブ117,118の抜け止めであるナ
ツト、151,152は位置決め用のスリーブ、
153は軸111の一端を支承するボスである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の車軸動力切換
装置では、ギヤボツクスの上面に配設されたクラ
ツチレバーを操作する簡単な作業により同時に左
右の車軸部分と、フアイナルドリブンギヤとの間
の機械的連結とその解除をおこなわせることが出
来る。また、クラツチレリーズ機構をギヤボツク
ス内に保護収容するとともに、ギヤボツクスの上
面にクラツチレバーを配設するようにしたので、
四輪走行を維持するための機構が損傷をうけにく
く、このため不整地走行の際に地面から飛び跳ね
る砂利や小石等の外乱に対し頑丈な車軸動力切換
装置を提供することが出来る。
またギヤボツクスの上面にクラツチレバーを所
定の操作位置に位置決めロツクするロツク機構を
配設するようにしたので、クラツチレバーは確実
にロツクされ、このため不整地走行の際に地面か
ら飛び跳ねる砂利や小石等の外乱、あるいは車両
が受ける振動によりクラツチレバーが勝手に動く
ことはなく、従つてクラツチレバーの誤動作が可
及的に排除され、不整地走行時における信頼性の
高い車軸動力切換装置を提供することが出来る。
さらに、この発明ではクラツチレバーの回転力
を捩りコイルバネからなる回転力伝達手段を介し
て伝達し、このコイルバネの弾発力によりドツグ
クラツチ機構を操作させるようにしたためクラツ
チレバー操作時にドツグクラツチに無理な力が加
わることがなく、従つて、ドツグクラツチ機構に
損傷をを与える虞も可及的に低減され耐久性の高
い車軸動力切換装置を提供することも出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車軸動力切換装置を採用した
四輪駆動方式の鞍乗型四輪車を示す斜視図、第2
図は、第1図に示す鞍乗型四輪車に搭載されたエ
ンジンの要部破断面図、第3図は第2図の一部破
断側面図、第4図は鞍乗型四輪車の動力伝達径路
を示す概念図、第5図は、本発明の車軸動力切換
装置を示す断面図、第6図および第7図は他の実
施例を示す要部破断面図、第8図はシフターフオ
ークの一実施例を示す第5図のCC断面図、第9
図は第8図のDD断面図である。 62…ギヤボツクス、63…車軸、66…フア
イナルドリブンギヤ、73,80,100…クラ
ツチ機構、110…シフターフオーク、111…
軸、121…クラツチレバー(アーム)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 四輪駆動走行時のみ駆動力が与えられる車軸
    と、該車軸に遊転自在に支承されたフアイナルド
    リブンギヤと、該フアイナルドリブンギヤと前記
    車軸との間に介在されたドツグ式クラツチ機構
    と、該ドツグ式クラツチ機構と前記フアイナルド
    リブンギヤを収容するギヤボツクスとを具えた車
    両の車軸動力切換装置において、 前記ギヤボツクス内に収容され、前記ドツグ式
    クラツチ機構のドツグホイールに係合するシフタ
    ーフオークと該シフターフオークを回動させる軸
    とを有するクラツチレリーズ機構と、 前記ギヤボツクスの上面でしかも前記シフター
    フオークを回動させる軸の一端に回動自在に支承
    されたクラツチレバーと、 前記シフターフオークを回動させる軸の上端部
    に嵌挿し、一対の自由端が前記クラツチレバーに
    係合する捩りコイルバネと、前記シフターフオー
    クを回動させる軸の上端に固着されかつ前記捩り
    コイルバネの自由端に係合するレバーからなり、
    前記クラツチレバーの回転力を前記捩りコイルバ
    ネ及び前記レバーを介し前記シフターフオークを
    回動させる軸に伝達する回転力伝達手段と、 前記クラツチレバーの先端に回動自在に支承さ
    れたストツパレバーと、前記ギヤボツクスの上面
    に固着され、かつ前記ストツパレバーを一方向に
    回転させた際に当該ストツパレバーと係合する凹
    部を有する案内板からなり、前記クラツチレバー
    を前記ドツグ式クラツチ機構のクラツチ接続位置
    とクラツチ切断位置においてそれぞれ回転不可能
    に位置決めロツクするロツク機構と、 を具えたことを特徴とする車両の車軸動力切換装
    置。
JP9374184A 1984-05-10 1984-05-10 車両の車軸動力切換装置 Granted JPS60236840A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9374184A JPS60236840A (ja) 1984-05-10 1984-05-10 車両の車軸動力切換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9374184A JPS60236840A (ja) 1984-05-10 1984-05-10 車両の車軸動力切換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60236840A JPS60236840A (ja) 1985-11-25
JPS6363409B2 true JPS6363409B2 (ja) 1988-12-07

Family

ID=14090835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9374184A Granted JPS60236840A (ja) 1984-05-10 1984-05-10 車両の車軸動力切換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60236840A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007231991A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Honda Motor Co Ltd 車両の減速装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61241219A (ja) * 1985-04-19 1986-10-27 Honda Motor Co Ltd 4輪駆動車の動力伝達装置
US4802383A (en) * 1986-05-23 1989-02-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Power transfer device for four-wheel drive
JP4699778B2 (ja) * 2004-03-30 2011-06-15 本田技研工業株式会社 車両の駆動力伝達部構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56135320A (en) * 1980-03-03 1981-10-22 Gen Motors Corp Split type axle driving mechanism

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037623Y2 (ja) * 1979-10-03 1985-11-09 日産自動車株式会社 トランスフアのインタ−ロツク構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56135320A (en) * 1980-03-03 1981-10-22 Gen Motors Corp Split type axle driving mechanism

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007231991A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Honda Motor Co Ltd 車両の減速装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60236840A (ja) 1985-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4625584A (en) Split axle drive mechanism for part-time four-wheel drive vehicle
JPH0328026A (ja) スプリット型車軸駆動機構
US4880070A (en) Transmission assembly for self-propelled working vehicles
US5997428A (en) Vehicle drive system including drive mode-shifting mechanism for shifting between two-wheel drive and four-wheel drive
JPH0637141B2 (ja) 二輪・四輪駆動切換装置
US20010013440A1 (en) Selective four wheel drive transmission for all-terrain vehicle
JPH0517049B2 (ja)
JPS6363409B2 (ja)
USRE39054E1 (en) Vehicle drive system including drive mode-shifting mechanism for shifting between two-wheel drive and four-wheel drive
JPH0450185Y2 (ja)
JPS63235748A (ja) デフアレンシヤル装置
JPH0620689Y2 (ja) 前輪舵取り車両における旋回機構
JP2556782B2 (ja) 前輪舵取り車両における旋回機構
JPS63195024A (ja) 前輪舵取り車両における旋回機構
US1273631A (en) Tractor.
JPH1199957A (ja) 作業用走行車
JP3967167B2 (ja) 変速装置及びトラクタ
JPH0516685A (ja) トラクタ等のデフ装置
JP3155738B2 (ja) 前輪舵取り車両の旋回機構
JPH111131A (ja) 車両における2輪、4輪駆動切換装置
JPH05169995A (ja) トラクタの伝動装置
JPH0571438B2 (ja)
JP2553975B2 (ja) 増速切換機構を具備する前輪舵取り車両
JPH0448348Y2 (ja)
JPH0635863Y2 (ja) 移動農機の車軸支持構造