JPS6037623Y2 - トランスフアのインタ−ロツク構造 - Google Patents

トランスフアのインタ−ロツク構造

Info

Publication number
JPS6037623Y2
JPS6037623Y2 JP1979136244U JP13624479U JPS6037623Y2 JP S6037623 Y2 JPS6037623 Y2 JP S6037623Y2 JP 1979136244 U JP1979136244 U JP 1979136244U JP 13624479 U JP13624479 U JP 13624479U JP S6037623 Y2 JPS6037623 Y2 JP S6037623Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift rod
shift
plunger
gear
transfer case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979136244U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5655918U (ja
Inventor
英男 長谷川
義雅 田中
謹秀 弥永
Original Assignee
日産自動車株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日産自動車株式会社 filed Critical 日産自動車株式会社
Priority to JP1979136244U priority Critical patent/JPS6037623Y2/ja
Publication of JPS5655918U publication Critical patent/JPS5655918U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6037623Y2 publication Critical patent/JPS6037623Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はトランスファのインターロック構造、とくに
、トランスファケース内に摺tfl 自在に横架した2
本のシフトロッドをそれぞれ別個に移動させることによ
り、シフトフォークを介して2輪駆動と4輪駆動ならび
に高速と低速の切り換えを行い得るようにしたトランス
ファの各シフトロッドの円滑な移動を可能ならしめる装
置に関するものである。
通常トランスファは、車載エンジンからトランスミッシ
ョンを経て入力した動力で車両を高速又は低速走行させ
たり、或いは駆動輪への動力伝達を断つ機能と、車両を
2輪駆動−4輪駆動に切換えする機能とを持つ。
このようなトランスファにおいて、たとえば2輪駆動か
ら4輪駆動へ切り換えるため、2輪、4輪切換用のシフ
トロッドを2輪駆動位置から4輪駆動位置へ移動させた
場合に、そのシフトロッドの加工誤差、トランスファケ
ースの組み立て時に用いるガスケット厚さおよびシフト
ロッド上に取り付ける各種部品の加工誤差などに起因し
てシフトロッドがそのシフト方向へ所期したよりも余剰
に移動することがしばしばある。
これがため、シフトロッドの所定位置に設けられてシフ
トインタロック用のプランジャと掛合する窪みが該プラ
ンジャと対応する位置を通過して該プランジャをそのシ
フトロッドと高速、低速切換用の別のシフトロッドとの
間に挾み込み、後者のシフトロッドの移動を不可能にし
てしまい、2本のシフトロッドは互いにその移動を拘束
し、操作者の意のままのシフト操作が困難になる問題が
あった。
この考案は上述した問題を有利に解決して操作者のシフ
ト操作を極めて良好にするものである。
以下この考案を図示例に基いて説明する。
第1図乃至第3図はこの考案に係る構造を設けたトラン
スファニットを示し、図中1はトランスファケースを示
す。
このトランスファケース1内に第1図の如くインプット
シャフト2、アイドラシャフト3及びアウトプットシャ
フト4を互に平行に配して設ける。
インプットシャフト2の中間部にインプットギヤ5を一
体的に設けると共に、その両端部を軸受6,7により回
転自在に支持し、さらに、インプットシャフト2の一端
をトランスファケース1より突出させてこの端部にたと
えば図示しないフランジを一体結合する。
また、トランスファケース1の側壁貫通部分で、インプ
ットシャフト2の外周にスペーサ8を取り付け、このス
ペーサ8の外周面とトランスファケース1との間にオイ
ルシール9を介挿してトランスファケース1内の潤滑油
が外部に洩れるのを防止する。
ここでフランジは、例えばエンジンからの動力を、選択
された減速比で伝えてくるトランスミッションの出力軸
に連結されてインプットシャフト2に動力を入力する。
トランスファケース1内に横架したアイドラシャフト3
を、その一端部に、底が平坦な切欠き溝3aを設けてそ
の溝をケース1に固着した突出片1aに掛合させること
により廻り止めし、また、このアイドラシャフト3上に
、ローラベアリング10.11を介して大小のアイドラ
ギヤ13,14を回転自在に取り付ける。
両アイドラギヤ13.14はたとえば一体成形により形
成され、この一体皮形体を、スラストプレート15.1
6により軸方向へ位置決めして一方のアイドラギヤ13
をインプットギヤ5の噛合させる。
なお、17はローラベアリング10.11の位置決めを
行なう環状スペーサ、18はオイルシール、19はアイ
ドラシャフト挿入孔のめくら蓋を示す。
アウトプットシャフト4はその中央部に一体的に形成し
たアウトプットギヤ20を有し、その両端部は軸受21
,22により回転自在に支持される。
アウトプットギヤ20の各側部でアウトプットシャフト
4上に、それぞれ小径のドライブギヤ23及び大径のド
ライブギヤ24を配置してこれらのドライブギヤ23,
24を、ニードルベアリング25.26により回転自在
に支持し、さらに、これらドライブギヤ23,24の軸
方向位置を夫々スペーサ27.28で限定する。
ドライブギヤ23をアイドラギヤ13に、又ドライブギ
ヤ24をアイドラギヤ14にそれぞれ噛合させ、そして
アウトプットギヤ20に近いドライブギヤ23.24の
端部外周面に、アウトプットギヤ20と同径のクラッチ
ギヤ31,32をそれぞれ一体成形する。
また、アウトプットギヤ20およびクラッチギヤ31.
32上を軸方向に摺動し得るカップリングスリーブ33
をそれらの外周に配置する。
このカップリングスリーブ33は、アウトプットギヤ2
0とほぼ同じか、またはこれより若干狭い幅を有し、ア
ウトプットギヤ20のみに噛合する中立位置と、アウト
プットギヤ20に噛合したままクラッチギヤ31に噛合
する第1図の高速位置と、アウトプットギヤ20に噛合
したままクラッチギヤ32に噛合する低速位置との3位
置間で移動することができる。
アウトプットギヤ4の一端をトランスファケース1より
突出させて、この端部に図示しないブレーキ、フランジ
などを一体結合する。
このフランジは、車両の通常時の駆動輪として作用する
たとえば後2輪に対するディファレンシャルギヤに向う
プロペラシャフトの駆動結合に用いる。
またアウトプットシャフト4の他端にニードルベアリン
グ34を介して別のアウトプットシャフト35の一端を
同軸に軸受けし、このアウトプットシャフト35の他端
を、軸受36によりトランスファケース1に回転自在に
支持すると共に、トランスファケース1より突出させる
この突出端部にもまた図示しないフランジを一体結合し
、このフランジを介してアウトプットシャフト35を、
4輪駆動時にのみ駆動輪として機能するたとえば前2輪
用のディファレンシャルギヤに向うプロペラシャフトに
駆動結合可能とする。
なお、このフランジのボス部37とトランスファケース
1との間に、オイルシール38を介挿し、これによりト
ランスファケース1内から潤滑油が外部に洩れるのを防
止する。
両アウトプットシャフト4,35の隣接端部分において
、アウトプットシャフト4には、クラッチギヤ39を、
またアウトプットシャフト35にはクラッチギヤ40を
それぞれ設け、これらのクラッチギヤ39,40を同軸
、同径にして、これらクラッチギヤ上を、カップリング
スリーブ41が軸方向へ摺動できるようにする。
このカップリングスリーブ41は、その幅を適切に選定
することにより、第1図に示す如くクラッチギヤ40に
のみ噛合する2輪駆動位置と、クラッチギヤ39.40
の双方に噛合する4輪駆動位置との両駆動位置間で移動
することができる。
トランスファケース1内には更に、第2図及び第3図に
示すように前記シャフト2〜4と平行に2本のシフトロ
ッド44.45を横架すると共に、これらシフトロッド
に対し直角方向に延びるクロスロッド46を設ける。
各シフトロッド44.45はそれぞれの両端をトランス
ファケース1により摺動自在に支持される。
クロスロッド46はトランスファケース1により回転自
在に支持され、また、その一端部は、Oリング47によ
りオイルシールされてトランスファケース1から突出す
る。
そしてこの突出端部には操作レバー48をボルト・ナツ
ト49により結着する。
クロスロッド46には更にシフトレバ−50を溶接51
により固着する。
シフトレバ−50の道端部にピン52を植設味このピン
上に揺動板53の中央部を枢支する。
揺動板53の両端部側面53a、53bを円弧状となし
、それぞれをシフトスリーブ54およびシフトロッド4
5の矩形切欠き55.56に結合させる。
スリーブ54は、シフトロッド44に嵌合され、そして
そのシフトロッドにピン57で結合される。
さらにシフトロッド44にはシフトフォーク58を嵌め
合せ、そのボス部をピン59でシフトロッド44に固定
する。
このシフトフォーク58を、第1図に示すカップリング
スリーブ33の外周条溝33aに係合させ、このカップ
リングスリーブを前記した高速位置、中立位置及び低速
位置にするシフトロッド44の各位置で、チェックボー
ル60が陥入し得る切欠き44a、44b、44cを夫
々シフトロッド44に形成スる。
なお、シフトロッド44には、カップリングスリーブ3
3と係合するシフトフォーク58の存在によってトラン
スファケース1に対する回り止めがなされる。
一方、シフトロッド45の回り止めは、矩形切欠き56
と係合する揺動板53によってなされる。
シフトロッド45には更に筒体61を遊嵌し、筒体61
の両端部でこれら両者間に、これら双方に対し摺動可能
な環状スペーサ62.63を介挿して筒体61をシフト
ロッド45上に支持する。
環状スペーサ62.63間に、筒体61内に配したばね
64を縮設して、環状スペーサ62.63を互に遠去か
る方向へ附勢し、これにより環状スペーサ62.63を
それぞれシフトロッド45上に取り付けたスナップリン
グ65.66に押圧するとともに、筒体61の両端内側
に係着したスナップリング67.68に押圧する。
このようにして筒体61はシフトロッド45上に弾性的
に制限されて一定位置にとどまる。
そしてここではさらに、この筒体61にシフトフォーク
69を一体成形する。
シフトフォーク69を、第1図に示すカップリングスリ
ーブ41の外周条溝41aに係合させ、このカップリン
グスリーブを前記した2輪駆動位置及び4輪駆動位置に
するシフトロッド45の各位置で、チェックボール70
が陥入する切欠き45a、45bを夫々シフトロッド4
5に形成する。
更に、第3図に示すように、両シフトロッド44.45
間で、これらのシフトロッドに対して交差する方向、好
ましくは直角方向に配したプランジャ71をトランスフ
ァケース1の壁内に摺動自在に設け、シフトロッド44
の高速選択位置で、プランジャ71の対応端部が第3図
の如く陥入する窪み44dをシフトロッド44に形成す
ると共に、シフトロッド45の4輪駆動選択位置で、プ
ランジャ71の対応端部と正対する切欠き45cをシフ
トロッド45に形成する。
そして、各切欠き44d、45cはそれぞれ同じ深さと
腰この一方の深さにシフトロッド44.45の対向面間
隔を加えた値にプランジャ71の長さを決定する。
そしてこの例ではとくに、窪み45cを、シフトロッド
45の4輪駆動を選択するための移動方向とは逆の方向
、すなわち、シフトロッド45がインターロック用のプ
ランジャと接触する領域の外へ向かって拡開させる。
具体的にはシフトロッド45の遊端の方向へ拡開させる
また、窪み44dを、シフトロッド44の高速位置を選
択するための移動方向とは逆の方向、すなわちシフトロ
ッド44がインターロック用のプランジャと接触する領
域の外へ向って拡開させる。
具体的にはシフトフォーク58の方向へ拡開させる。
なお、図中72はシフトロッド44,45のエンドカバ
ー、73はエンドカバーの内方へ突出するシフトロッド
45のストッパーを示す。
上述の構成としたこの考案の作用を次に説明する。
車両の一般走行においては、運転者は操作レバー48を
第3図に実線で示す水位置にしている。
この場合、シフトロッド44は、その切欠き44aにチ
ェックボール60が陥入した位置にあり、シフトロッド
45は、その切欠き45aにチェックボール70が陥入
した位置にある。
そしてプランジャ71はその対応端部がシフトロッド4
4の切欠き44dに陥入している。
シフトロッド44.45のかかる位置では、これらによ
りシフト移動されるシフトフォーク58.69が第1図
に示すようにカップリングスリーブ33.41を位置決
めし、カップリングスリーブ33はアウトプットギヤ2
0をクラッチギヤ31に駆動結合し、カップリングスリ
ーブ41はクラッチギヤ40のみに噛み合ってアウトプ
ットシャフト4,35間の動力伝達を断っている。
従って、トランスミッションからインプットシャフトに
入力された動力は、インプットギヤ5、アイドラギヤ1
3、ドライブギヤ23、クラッチギヤ31、カップリン
グスリーブ33、アウトプットギヤ20及びアウトプッ
ト4を経て後2輪に伝達され、車両を高速2輪駆動によ
り走行させる。
車両を泥滓不整地走行させるに際しては、運転者は操作
レバー48を第3図に示す水位置から1段階後作して4
H位置にする。
この操作時、シフトレバ−50は、クロスロッド46を
介し図の時計方向へ回動される。
ところで、シフトロッド44は、第3図に示すように、
その窪み44dに陥入したプランジャ71により移動を
阻止されているため、シフトレバ−50の上記回動に追
従移動し得す、このシフトレバ−の回動は、ピン52を
介し揺動板53をそのシフトロッド44側の端部の周り
に第3図中反時計方向へ揺動させつつ、矩形切欠き56
を介してシフトロッド45を図の右側へ移動させる。
シフトロッド45のこの移動はその端面がエンドカバー
72のストッパー13と衝接するまで継続され、通常は
、この衝接と同時に切欠き45b内にチェクボール71
が陥入すると共に、窪み45cがプランジャ71の対応
端部と正対する位置となり、シフトフォーク69が第1
図に示すカップリングスリーブ41を同図に示す位置か
ら同図の右方へ移動させてクラッチギヤ40だけでなく
、クラッチギヤ39にも噛合させようとする。
しかし、この時カップリングスリーブ41の内歯と、ク
ラッチギヤ39の外歯とがぶつかり合うと、シフトフォ
ーク69はカップリングスリーブ41を対応する方向に
移動させ得す、筒体61と共に第3図の位置にとどまる
この場合、シフトロッド45の上記右行は、環状スペー
サ62をばね64に抗して同方向へ移動させ、操作レバ
ー48の上記4H位置への操作を何等妨げない。
この操作後は、操作レバーから手を離しても、シフトロ
ッド45はチェックボール70が切欠き45bに陥入す
ることにより上記右行位置を保たれ、ばね64の圧縮反
力によってもシフトロッド45が戻ることはなく、この
圧縮反力下でシフトフォーク69は4 輪駆動位Hにシ
フト可能な状態で待期する。
アウトプットシャフト4,35間の相対回転によりカッ
プリングスリーブ41の内歯とクラッチギヤ39の外歯
とのぶつかり合いがなくなると、筒体61及びシフトフ
ォーク69を介してカップリングスリーブ41に伝わる
ばね64の圧縮反力で、カップリングスリーブ41は第
1図に示す位置から同図中右方へ移動され、クラッチギ
ヤ40との噛合を保ってクラッチギヤ39とも噛合し、
アウトプットシャフト35をアウトプットシャフト4に
駆動結合する。
この時筒体61及びフォーク69はシフトロッド45に
対し第3図と同じ相対位置となる。
これにより、前述の如くアウトプットシャフト4に伝達
されていた動力がアウトプットシャフト37を経て前2
輪にも伝達され、車両を高速4輪駆動により走行させる
ことができる。
シフトロッド45の上述したような移動に際して、シフ
トロッド45自身の加工誤差の他、たとえば、トランス
ファケース1の組み立てに用いるガスケット74.75
の厚さ、シフトロッド45上に取り付ける各種部品の加
工または取付誤差などによって生ずる総合誤差が、とく
に大きくなった場合には、シフトロッド45の移動量が
所期した量よりも大きくなって窪み45cが、第4図に
拡大して示すように、プランジャ71の端部と対応する
位置を通過し、プランジャ71の端面ば、図に破線で示
すシフトロッド45の外表面と接触する。
シフトロッド44.45のこのような状態下において、
操作レバー48を4H位置から更に1段階だけN位置へ
操作しようとした場合には、シフトロッド44の移動は
プランジャ71と窪み44dとの係合によって、またシ
フトロッド45の移動はその端面とストッパー73との
衝接によって拘束されるので、揺動板53はいずれの方
向へも全く回動することができなくなり、操作レバー4
8のN位置への操作は実質上不可能となる。
そこでこの考案では、シフトロッド45の窪み45cを
、少なくとも第4図に実線で示す部分までシフトロッド
45の遊端方向へ拡開することによって、いいかえるな
らば、シフトロッド45の4輪駆動を選択するための移
動方向とは逆の方向すなわちプランジャ71と接触する
領域の外へ向って拡開することによって、前述した総合
誤差が大きくなってもなお、窪み45cをプランジャ7
1の端部と対応させ得るようにする。
従って、窪み45cをシフトロッド45の端面まて延在
する溝としてもよいことはもちろんである。
上述したところによれば、操作レバー48を4H位置か
ら更に1段階だけN位置に操作するに際腰総合誤差の大
小にかかわらず、プランジャ71の端部は常に窪み45
c内へ進入し得るので、シフトレバ−50の回動によっ
て、1tfl板53をそのシフトロッド45側の後端部
の周りに第3図中時計方向へ揺動させることができ、揺
動板53を介してシフトスリーブ54をシフトロッド4
4とともに図の位置から右行させることができる。
なお、この右行中シフトロッド44はプランジャ71を
窪み44dから追出して窪み45cに陥入させることは
もちろんであり、シフトロッド44はその切欠き44b
内にチェックボール60が陥入した位置に保持される。
このシフトロッド44の右行で、シフトフォーク58は
第1図に示すカップリングスリーブ33を同図に示す位
置から図中右方に移動させ、カップリングスリーブ33
はアウトプットギヤ20にのみ噛合し、クラッチギヤ3
1,32のいずれとも噛合しない位置に達する。
これによりアウトプットギヤ20を介してアウトプット
シャフト4への動力伝達が行なわれない中立状態が得ら
れ、車両を停止させることができる。
操作レバー48を更に1段階操作して札位置に操作する
と、チェックボール60は切欠キ44C内に陥入し、シ
フトフォーク58は第1図に示すカップリングスリーブ
33を上記中立位置から更にドライブギヤ24の対応側
面と衝接する位置まで移動させて、このカップリングス
リーブをアウトプットギヤ20と噛合したままクラッチ
ギヤ32にも噛合させる。
これにより、前述の如くアイドラギヤ13まで達してい
た動力がアイドラギヤ14.ドライブギヤ24、クラッ
チギヤ32、カップリングスリーブ33、アウトプット
ギヤ20を介してアウトプットシャフト4に伝達される
ようになり、前述の如くカップリングスリーブ41がア
ウトプットシャフト4,35間を駆動結合していること
もあって、車両を低速4輪駆動により高トルク下で急坂
登板走行させることができる。
またシフトロッド44に設けた窪み44dについても、
シフトロッド44の高速位置を選択するための移動方向
とは逆の方向すなわちシフトフォーク58の方向、云い
かえれはプランジャ71と接触する領域の外へ向って拡
開させることにより、操作レバー4δを非位置から水位
置に戻す際に同様の作用をもたらすことができる。
従って、窪み44d、45cはともに、シフトロッドが
プランジャ71と接触する領域の外へ向かって拡開させ
ることが好ましいが、少なくともそれらのいずれか一方
を拡開することによってシフト操作の円滑さをもたらし
得ることはもちろんである。
以上のようにこの考案によれば、とくに、2輪、4輪駆
動切換用のシフトロッドおよび高速、低速切換用のシフ
トロッドに設けられてプランジャの嵌まり込みを許容す
るそれぞれの窪みの少なくとも一方を、シフトロッドが
プランジャと接触する領域の外へ向って拡開させること
により、シフトロッドの加工および組み付誤差その他に
起因する総合誤差がたとえ大きくなっても、シフトロッ
ドの移動後において、その窪みをプランジャの端部に常
に対応させることができ、プランジャがその窪みを越え
てシフトロッドの周面上へ乗り上げることがないので、
プランジャの移動、ひいては両シフトロッドの移動はそ
の乗り上げによって拘束されることはなく、操作者は極
めて円滑にシフト操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る装置を具備するトランスファユ
ニットの縦断面図、第2図は第1図のA−A線に沿う断
面図、第3図は第2図のB−B線に沿う断面図、第4図
は2本のシフトロッドとプランジャとの相対位置を示す
路線図である。 1・・・・・・トランスファケース、2・・・・・・イ
ンプットシャフト、3・・・・・・アイドラシャフト、
4.35・・・・・・アウトプットシャフト、5・・・
・・・インプットギヤ、13,14・・・・・・アイド
ラギヤ、20・・・・・・アウトプットギヤ、23,2
4・・・・・・ドライブギヤ、31.32,39,40
・・・・・・クラッチギヤ、33゜41・・・・・・カ
ップリングスリーブ、44,45・・・・・・シフトロ
ッド、44av 44bt 44C945a、45
b・・・・・・切欠き、44d、45c・・・・・・窪
み、46・・・・・・クロスロッド、48・・・・・・
操作レバー 50・・・・・・シフトレバ−152・・
・・・・ピン、53・・・・・・揺動板、54・・・・
・・シフトスリーブ、58,69・・・・・・シフトフ
ォーク、60,70・・・・・・チェックボール、61
・・・・・・筒体、62,63・・・・・・環状スペー
サ、64・・・・・・ばね、71・・・・・・プランジ
ャ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トランスファケースと、このトランスファケース内に摺
    動自在に横架した2輪、4輪駆動切換用のシフトロッド
    および高速、低速切換用のシフトロッドと、それぞれの
    シフトロッドに設けたシフトフォークと、トランスファ
    ケース内に収納した歯車列と、それぞれのシフトフォー
    クにて作動され、前記歯車列の動力伝達経路を変更する
    カップリングスリーブとを具えるトランスファにおいて
    、 2輪、4輪駆動切換用のシフトロッドと高速、低速切換
    用のシフトロッドとの間に、それらと交差する方向へ移
    動するとともに、各シフトロッドに設けた窪みと係合し
    ていずれか一方のシフトロッドの移動を拘束するプラン
    ジャを配置し、少なくとも一方のシフトロッドの前記窪
    みを、そのシフトロッドがプランジャと接触する領域の
    外へ向って拡開させてなるトランスファのインターロッ
    ク構造。
JP1979136244U 1979-10-03 1979-10-03 トランスフアのインタ−ロツク構造 Expired JPS6037623Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979136244U JPS6037623Y2 (ja) 1979-10-03 1979-10-03 トランスフアのインタ−ロツク構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979136244U JPS6037623Y2 (ja) 1979-10-03 1979-10-03 トランスフアのインタ−ロツク構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5655918U JPS5655918U (ja) 1981-05-15
JPS6037623Y2 true JPS6037623Y2 (ja) 1985-11-09

Family

ID=29367753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979136244U Expired JPS6037623Y2 (ja) 1979-10-03 1979-10-03 トランスフアのインタ−ロツク構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6037623Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58209098A (ja) * 1982-05-31 1983-12-05 Hitachi Ltd X線管装置
JPS60236840A (ja) * 1984-05-10 1985-11-25 Suzuki Motor Co Ltd 車両の車軸動力切換装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3529487A (en) * 1968-12-18 1970-09-22 Chrysler Corp Transmission control device
JPS5042495U (ja) * 1973-08-16 1975-04-30

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3529487A (en) * 1968-12-18 1970-09-22 Chrysler Corp Transmission control device
JPS5042495U (ja) * 1973-08-16 1975-04-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5655918U (ja) 1981-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4305309A (en) Drive condition changeover apparatus for a transfer unit
US4290318A (en) Operating mechanism of a transfer unit
US4601214A (en) Gear-shift mechanism for manual transmission
US4377093A (en) Shift mechanism for a five speed transaxle transmission
US20170043663A1 (en) Power transmitting component with fork actuator
US4348913A (en) Transmission for a vehicle
US4704917A (en) Transfer system for vehicles
EP0939246A1 (en) Limited slip differential gear
US4799399A (en) Manually controlled multiple speed ratio transmission
JPS6251769B2 (ja)
JPS6037623Y2 (ja) トランスフアのインタ−ロツク構造
US4714128A (en) Stop member mechanism for use in a four-wheel drive vehicle
EP0202079B1 (en) Power transfer device for automotive vehicles
US4678055A (en) Four-wheel vehicle drive system
CN109210175B (zh) 一种带差速锁的叉车用变速箱
JPS58156752A (ja) マニユアルトランスミツシヨンのシフト機構
JPS6136412Y2 (ja)
JPS6136411Y2 (ja)
CN210133007U (zh) 一种后桥总成
CN213929396U (zh) 一种新型车轴齿轮箱
JPS635056Y2 (ja)
JPS635053Y2 (ja)
JP2012127367A (ja) 変速機
JPS6234330Y2 (ja)
JPS6329959Y2 (ja)