JPS63627B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS63627B2
JPS63627B2 JP54026368A JP2636879A JPS63627B2 JP S63627 B2 JPS63627 B2 JP S63627B2 JP 54026368 A JP54026368 A JP 54026368A JP 2636879 A JP2636879 A JP 2636879A JP S63627 B2 JPS63627 B2 JP S63627B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ignition
signal
angle signal
output
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54026368A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55119968A (en
Inventor
Takanori Fujimoto
Yasuo Tada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2636879A priority Critical patent/JPS55119968A/ja
Publication of JPS55119968A publication Critical patent/JPS55119968A/ja
Publication of JPS63627B2 publication Critical patent/JPS63627B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
    • F02P5/04Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
    • F02P5/145Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
    • F02P5/155Analogue data processing
    • F02P5/1553Analogue data processing by determination of elapsed angle with reference to a particular point on the motor axle, dependent on specific conditions
    • F02P5/1556Analogue data processing by determination of elapsed angle with reference to a particular point on the motor axle, dependent on specific conditions using a stepped control, dependent on speed
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はマグネト用電子式点火装置の改良に関
するものである。 第1図は特開昭52−36234号公報に記載される
公知例の動作原理を示すタイムチヤートである
が、特に機関の回転数が大巾に減少すなわち角速
度ωが極端に低下する場合について図示したもの
である。 第1図図示の時間線aにおけるM1,M2はクラ
ンク軸の異なる2つの回転角度位置、Tは上死
点、Sは要求点火位置を示す。また時間線bに示
した三角波状の波形は上記公知例に示されている
充放電コンデンサの電圧であり、Vrefは上記充
電開始及び放電終了時を決める比較電圧レベルで
あり、上記コンデンサは位置M1から位置M2迄一
定の電流i1にて充電され、位置M2以後一定の電
流i2にて放電され前記比較電圧レベルVrefにて点
火信号を出すように設定されているものである。
また第1図の時間線cに示した曲線は機関の回転
角速度ωの変化を概略図示したものである。 第1図に於て、位置M1からM2迄の角度と経過
時間を夫々θ1,T1とし、位置M2から位置Sまで
の角度と経過時間をθ2,T2とし、位置Sから位
置Tまでの角度をα、位置Tから次の位置M1
の角度をθ3として進角度αを計算すると、 α=180−(θ1+θ2+θ3) 〔1〕 となり、θ1,θ3は共にクランクの回転角上の位置
M1及びM2で決まり一定であり、かつθ2は時点t2
からt3に至る平均角速度を2とすると θ22T2 〔2〕 で与えられる。従つて α=K−2T2 〔3〕 となる。但しKは K=180−θ1−θ3 〔4〕 で一定値を呈するものである。 次にコンデンサの充電,放電量は変わらないの
で i1T1=i2T2 〔5〕 がなりたつ一方T1は T1=θ1/ω/−1 〔6〕 となり、以上式〔3〕,〔5〕,〔6〕から α=K−i1/i2・ω/−2/ω/−1・θ1 〔7〕 で進角度αが示される。従つてi1もしくはi2を機
関の運転条件によつて変化させれば進角度αはそ
の変化に応じて変化するものである。 以上述べたように式〔7〕を基本にして進角度
αを調整しようとすればω/−2/ω/−1が常に一定で
あるこ とがわかる。しかるに今例えば時点t7の位置で点
火火花を発生させたとき機関の混合気に着火しな
かつたとすれば、クランクの回転速度は急減し上
死点T,次の位置M1迄の時間が大巾に長くなり、
その後に続く他の気筒の点火準備期間にほぼ相当
する時間T1′,T2′も大巾に長くなることである。
この結果時点t9からt10迄の平均角速度を′1、時
点t10からt11迄の平均角速度を′2としそれらの
比′2/′1が上記前サイクルでの比21
り小さくなつたとすれば式〔7〕からi1/i2が例
え一定でもαは大きくなりもはや要求点火時期で
ある位置Sよりもずつと進んだ位置S′で点火火花
を発生することになるのである。 一般に機関は低速になるほど吸入混合気の混合
状態が悪く不整燃焼や着火ミスを起こしやすく回
転変動が大きいものである。 従つて機関の低速域に於て進角度αを一定に固
定するためにコンデンサへの充放電電流を例え一
定に保ち得ても、第1図に示したように角速度ω
が毎サイクル大巾に変動すればそれに応じて
1比が時々刻々変化することになり実際の点
火時期は要求点火時期Sの前後を振らつくことに
なり、もはや正確で安定した点火時期は得られな
くなるのである。 この発明は上記欠点を解消すると共に以下に述
べる優れたマグネト点火装置を提供するものであ
る。 以下、この発明を図に示す実施例について説明
する。まず、第2図乃至第8図に示す一実施例に
おいて、1は電源装置である図示しないマグネト
の発電コイルで、機関の回転に同期して正負の交
流電圧を発生する。2,3はこの発電コイルの出
力を整流るダイオード、4はこのダイオード2に
より整流された上記発電コイル1の出力により充
電されるコンデンサ、5はこのコンデンサの放電
回路に接続された点火コイルで、上記コンデンサ
4と直列接続された1次コイル5a点火プラグ6
に接続された2次コイル5bとからなる。7は上
記コンデンサ4の放電回路に設けられた開閉素子
であるサイリスタで、このサイリスタ7の導通時
に上記コンデンサ4の充電々荷が上記1次コイル
に放電される。8は角度位置検出装置である点火
信号発生用の信号コイルで、機関の回転に同期
し、その機関の所定のクランク位置に対応した第
1の角度信号aとこの角度信号aの発生位置より
もθ度遅れたクランク位置に対応した第2の角度
信号bを発生する。これらの出力信号a,bは第
2図のA点では出力信号aは正極性、出力信号b
は負極性となつている。これら何れかの信号によ
り上記サイリスタ7は導通する。9,10,1
1,12は逆流阻止用のダイオード、13,14
は上記サイリスタ7のゲートに各々接続された抵
抗、15は上記第1の角度信号aによつて演算開
始し機関の運転状態に応じた点火時期を演算する
点火時期演算回路で、この回路の詳細は第5図に
示す。 次に第4図において、第4図は上記角度位置検
出装置の機構部を示すもので、16は磁石発電機
のフイルホイルで、筒状を呈しており、その内周
面には図示しない永久磁石が固着されている。1
7はこのフライホイルの外周に固着され所定の円
周方向長さlを有する鉄板で、フライホイル16
の円周上2ケ所に設けられている。18はこの鉄
板17と径方向に微少間隙を介して対設されたス
テータコアで、上記信号コイル8が巻回されてお
り、上記フライホイル16の回転に伴う鉄心部1
7との離接により上記信号コイル8に第3図のよ
うな信号電圧を発生させる。 次に第5図において、第5図は上記点火時期演
算回路15の詳細回路で、図中、19は上記信号
コイル8の出力を波形整形する波形整形回路、1
91,192,193,198,199は抵抗、
194は電圧比較器(以下コンパレータと称す)、
195はコンデンサ、196はダイオード、19
7はツエナーダイオード、20はフリツプフロツ
プ回路、21はこのフリツプフロツプ回路に接続
され、機関回転数に応じて所定の出力を発する演
算回路、211,212,213は抵抗、21
4,215はダイオード、216はトランジス
タ、217はコンデンサ、218は演算増巾器
(以下オペアンプと称す)、219は電圧比較器
(以下コンパレータと称す)、22は上記信号コイ
ル8の出力信号aの整形出力を回転数信号として
とらえ回転数に比例した直流電圧に変換する回転
数―電圧変換回路(以下F―V回路と称す)であ
る。 上記フリツプフロツプ回路20の一方の入力端
子Sは、上記波形整形回路19に接続され、他方
の入力端子Rは上記コンパレータ219の出力に
接続されている。またフリツプフロツプ回路20
の一方の出力端子Qは抵抗212を介してトラン
ジスタ216のベースに接続されているとともに
ダイオード215と抵抗213の直列回路を介し
て上記トランジスタ216のエミツタに接続され
ている。トランジスタ216のコレクタは抵抗2
11、ダイオード214を介して上記F―V回路
22の出力端子に接続されると共に、エミツタは
上記オペアンプ218の反転入力端子(以下
(−)端子と称す)に接続されている。オペアン
プ218の出力端子は上記コンパレータ219の
(−)端子に接続されていると共にコンデンサ2
17を介して自分自身の(−)端子に接続されて
いる。そしてオペアンプ218とコンパレータ2
19の非反転入力端子(+)は比較電圧Vr1にバ
イアスされている。23は上記演算回路21の演
算結果に応じた所定の出力パルスを検出して上記
サイリスタ7のゲートへ出力信号を送るパルス立
下り検出回路、231はトランジスタで、そのベ
ースは抵抗233を介して上記フリツプフロツプ
回路20の一方の出力端子Qに、コレクタが抵抗
232を介して電源に、そしてエミツタは接地さ
れている。234は上記トランジスタ231のコ
レクタに接続されたコンデンサ、235は放電用
のダイオードである。第6図は上記F―V回路2
2の出力特性を示すもので、220はその特性の
一例で図では直線的に変化する場合を示す。又こ
の特性は第6図に示す様に、回転数N1のときコ
ンパレータ219のバイアス電圧Vr1と等しく設
定してある。 次に第7図において、時間線b〜iは上記第5
図中の各部の電圧A〜Hの夫々タイムチヤートを
示すものであり、図中時間線aはクランク位置の
各符号を示すタイムチヤートであり、Mは機関の
要求する最大進角位置よりも若干進んだ位置を示
し、Sは低速時の要求点火位置を示し、Tは第1
図と同様、上死点を示す。機関の回転に対応して
出る信号コイル8の出力電圧Aは第7図に示す様
に位置Mで高電圧、位置Sで低電圧になる信号で
ある。 次に上記実施例の動作を説明する。まず、第2
図に示すCDI式のマグネト点火装置にあつては電
源コイル1の整流出力によりコンデンサ4を図示
極性に充電し、その充電電荷を機関の点火時期即
ち、信号コイル8の出力電圧aを入力とする点火
時期演算回路15の出力発生時期もしくは信号コ
イル8の出力電圧bの発生時期に各々サイリスタ
7を導通させて点火コイル5の1次コイル5aに
印加し、その2次コイル5bに高電圧を発生さ
せ、点火プラグ6に火花を飛ばすものである。 そこで次に、サイリスタ7の導通期間即ち、点
火時期の調整手段を進角特性線図第8図を含めて
詳細に説明する。 今、機関が第8図に示す回転数N2よりも高い
回転数で一定速で回転しており、かつその場合の
点火進角度が零ではなく上死点T位置から角度α
だけ進んだ位置であると第2図、第5図の動作は
次のようになる。 まず、信号コイル8の出力電圧Aはダイオード
11抵抗191を介してコンパレータ194の
(+)端子に入力される。この入力電圧は、抵抗
199,192の分圧点を入力とする(−)端子
入力電圧より大であるので、コンパレータ194
の出力電圧Bはハイレベルとなる。この出力電圧
Bは微分回路を介しハイレベルのトリガパルス電
圧Cに変換してフリツプ回路20の入力端Sに供
給される。一方、F−V回路22は機関の回転数
に対応した出力電圧をカウント又は積分しその出
力電圧220はバイアス電圧Vr1よりも高い値に
ある。この出力電圧220はコンパレータ219
の入力電圧となると共にトランジスタ216のコ
レクタ供給電圧になつている。 一方、フリツプフロツプ回路20は位置Mにお
ける出力電圧Cのハイレベルによりセツトされ、
その出力電圧Eはハイレベルになる。出力電圧E
がハイレベルになるとトランジスタ216は抵抗
212を介し順方向にバイアスされるのでONす
る。トランジスタ216がONすると第5図に示
した電圧極性に充電されていたコンデンサ217
は下式に示す電流i2で放電し始める。 i2=F−V出力電圧220)−Vr1―ダイオード(214)の
電圧降下/抵抗(211)の抵抗値 +フリツプフロツプのハイレベルの出力電圧−Vr1―ト
ランジスタ(216)のB―E間電圧降下/抵抗(212)の
抵抗値〔8〕 上式からわかるようにこの放電電流i2の大きさ
は、バイアス電圧Vr1、抵抗211,212の抵
抗値が一定であれば、F―V回路22の出力電圧
220に依存する。コンデンサ217の放電開始
によりオペアンプ218の出力電圧Dは第7図に
示すように降下しバイアス電圧Vr1に達するとコ
ンパレータ219の出力には正のパルス電圧が発
生し、この正パルス電圧がリセツト入力となる。 フリツプフロツプ回路20はその入力端子Rに
上記リセツトパルスが入るとリセツトされその出
力電圧Eはローレベルになる。 以上の様にして得られたハイレベルの出力電圧
Eの時間巾がすなわち演算回路21の演算結果に
相当するものである。 次に上記のフリツプフロツプ回路20の出力電
圧Eがハイレベルに達したとき、パルス立下り検
出回路23のトランジスタ231には抵抗233
を介してベース電流が供給されるので、トランジ
スタ231はONする。これに伴い、図示極性に
充電されたコンデンサ234の電荷がトランジス
タ231、ダイオード235を介して放電され、
出力電圧Fはローレベルになり又、G点にはダイ
オード235のドロツプ分のみの出力電圧が発生
する。次にフリツプフロツプ回路20の出力電圧
Eがハイレベルからローレベルに達する場合、ト
ランジスタ231にはベース電流は印加されない
ので、トランジスタ231はOFFし、よつて、
コンデンサ234は電源より抵抗232を介して
図示極性に充電される。これに伴い電源端子電圧
Fはハイレベルとなり、G点には第7図に示す如
く大さなトリガ電圧が発生し、このトリガ電圧が
サイリスタ7のゲートに印加される。 次に以上の様にしてフリツプフロツプ回路20
の出力電圧Eがローレベルになるとトランジスタ
216はカツトOFFする。トランジスタ216
のカツトOFFによりオペアンプ218の反転入
力端子(−)へのF―V回路22の出力電圧22
0の印加がなくなることから、オペアンプ218
の出力電圧Dは上昇に転ずる。これによりコンデ
ンサ217は図示した極性の向きに下式に示す電
流i1で充電し始める。 i1=Vr1−ダイオード(215)の電圧降下/抵抗(213
)の抵抗値
〔9〕 上式からわかるようにこの充電電流i1の大きさ
は、回転数にかかわらず一定値である。従つてコ
ンデンサ217の充電電圧すなわちオペアンプ2
18の出力電圧Dは第7図に示すように回転数に
関係なく一定の勾配を有する直線状の波形とな
る。 次に機関の回転数が第8図に示す回転数N2
りも低くN1よりも高い領域に達した場合、この
領域にあつても、コンパレータ194の(+)端
子への入力電圧がその(−)端子入力電圧より大
であるので、コンパレータ194の出力電圧Bは
再び位置Mにてハイレベルになる。この出力電圧
Bがハイレベルとなると上記と同様にフリツプフ
ロツプ回路20がセツトされ、コンデンサ217
が放電し、演算回路21の出力電圧Eはハイレベ
ルになるがF―V回路22の出力電圧220は上
記の前回サイクルの値よりも下がつており、式
〔8〕から放電電流i2の大きさは小さくなつてい
るのである。従つて、コンデンサ217の電圧す
なわちオペアンプ218の出力電圧Dがバイアス
電圧Vr1に達する迄には前回サイクルの場合にお
けるよりも、より多くの時間がかかり、第7図に
示すように要求点火位置Sよりも遅れた位置すな
わち上死点Tよりもα2進んだ位置でバイアス電圧
Vr1に達し出力電圧Eがローレベルに落ちるので
ある。フリツプフロツプ回路20の出力電圧Eが
ローレベルになると、出力電圧Fはハイレベルに
移行するので、出力電圧Gは、第7図に示す如く
設定位置Sよりも遅れた位置でトリガパルスとな
つて、サイリスタ7のゲートへ供給される。 この位置がすなわち上死点Tよりも角度α2進ん
だ位置となる。 次に、機関の回転数が第8図に示す回転数N1
よりも低くN0よりも高い領域に達した場合、こ
の回転域にあつてもコンパレータ194の(+)
端子への入力電圧がその(−)端子入力電圧より
大であるのでコンパレータ194の出力電圧Bは
再び位置Mにてハイレベルになる。この出力電圧
Bがハイレベルとなると上記同様フリツプフロツ
プ回路20がセツトされ、コンデンサ217が放
電される。この時、第6図からもわかる様にF―
V回路22の出力電圧220は、バイアス電圧
Vr1よりも低いので、トランジスタ216がON
するにもかかわらず、F―V回路22の出力電圧
220は、放電電流i2に寄与せず、放電電流i2は、
下式に示す様になる。 i2=フリツプフロツプのハイレベルの出力電圧E)−Vr
1
−トランジスタ(216)のB―E間電圧降下/抵抗(21
2)の抵抗値 〔10〕 上式からわかる様に、この領域では、放電電流
i2の大きさは、回転数にかかわらず一定値であ
る。又充電電流i1も上述した様に回転数にかかわ
らず一定値であるので、この領域では、フリツプ
フロツプ回路20の出力電圧Eが、ローレベルに
なる位置、すなわちサイリスタ7のゲートへ供給
される。トリガパルスの位置は、上死点Tよりも
常に一定角度α3進んだ位置となる。次に機関の回
転数が第8図に示す回転数N0よりも低い領域に
達した場合には、コンパレータ194の(+)端
子入力電圧がその(−)端子入力電圧より小さく
なるので、コンパレータ194の出力電圧Bはロ
ーレベル(零レベル)状態を維持する。このため
フリツプフロツプ回路20は、セツト信号がはい
らず不動作となりフリツプフロツプ回路20の出
力電圧Eはローレベル(零レベル)を維持する。
又、この時、第6図からもわかる様に出力電圧F
は、演算回路21の出力電圧Eがローレベルを維
持しているので、常にハイレベルを維持してお
り、そのためG点にはトリガパルスは発生しな
い。このように機関の回転数がN0以下になると
信号コイル8の出力電圧aが発生しているにも拘
わらずその電圧値が低いので、点火時期演算回路
15は不動作となり、サイリスタ7へのトリガ信
号は発生されない。 以上の如く動作で、今点火時期演算回路15の
出力のみをサイリスタ7のゲートに供給した場合
は、第8図に示す様に進角特性は、実線で示す3
01の様な進角特性が得られる。又、信号コイル
8の出力bのみが、サイリスタ7のゲートに供給
した場合は第8図の破線で示す302の進角特性
が得られる。ここで、信号コイル8の出力bによ
る出力電圧H、信号コイル8の出力aにより演算
された出力電圧Gとを連続的にサイリスタ7のゲ
ートに印加すると、第8図及び第7図に示す角度
関係に設定することにより、機関の回転数がN0
を超える回転数の場合にはどちらかが先にサイリ
スタ7のゲートに印加された信号電圧、(GかH)
により、コンデンサ4の充電電荷が点火1次コイ
ル5aに印加され、点火2次コイル5bに高電圧
を誘起させ点火プラグ6に火花を飛ばすことにな
る。従つて後からの信号(GかH)がサイリスタ
7のゲートに供給され、サイリスタ7がONして
もコンデンサ4はすでに放電しており電荷がなく
なつているので点火コイル5には、高電圧は誘起
されない。又、機関の回転数がN0以下の場合で
は信号コイル8の出力bによる信号Hのみがサイ
リスタ7のゲートに印加されるので、該信号Hに
よりサイリスタ7は導通しコンデンサ4の充電々
荷を放電させ点火に寄与する。すなわち、第8図
の回転数N2より高い領域では、第7図の上死点
Tよりα1以上進んだ位置で点火し、回転数N2
り低い領域では、第7図のS点で点火することに
なる。 上記の如く動作で、位置Sで飛火した後、何ら
かの原因で機関の混合気に着火しなかつた場合に
ついて述べる。 このような失火は機関の回転数がN0より低い
場合に特に起こりやすく、混合気の混合比のバラ
ツキによるものである。以上のような理由で失火
するとクランクの回転角速度は急減し次の位置M
迄に達する時間は大巾に長くなるものである。こ
の場合演算回路15は演算されないので、信号コ
イル8の出力aの演算結果出力はサイリスタ7の
ゲートに印加されず、機関回転数に対する進角度
が一定である信号コイル8の出力bのみがサイリ
スタ7のゲートに供給され、コンデンサ4の充
電々荷を点火コイル5に印加させ、2次コイル5
bに点火電圧を発生させ、点火プラグ6に火花を
飛ばせる。 ところで、機関の回転がN0(500VPM)より低
い領域においても信号コイル8の出力aの演算結
果出力をサイリスタ7のゲートに印加した場合、
機関の着火ミス等でクランクの回転速度が極端に
急減し、そのため要求点火時期に発生する信号コ
イル8の出力bではなく、出力aの演算結果出力
によりコンデンサ4を放電させ点火プラグ6に火
花を飛ばせて更に不整燃焼を助長させる或いは始
動困難に到らしめる欠点が生じるが、上記の実施
例にあつては、機関の回転がN0より低い回転域
では、演算回路15を不動作にし機関要求点火位
置で発生する信号Hのみをサイリスタ7のゲート
に印加して点火信号としているので、正確で安定
した点火時期を得ることができる。 以上、まず最初に機関が回転数N2より高い回
転数において回転している場合は、信号コイル8
の出力電圧aを入力とする演算回路21の演算結
果即ち出力電圧Eの立下り点で点火し、この点火
時期IGは少なくとも機関の要求する進角度零の
位置Sよりも前に進んだ位置であることを説明
し、次に回転数N2より回転が落ちた状態で、何
らかの原因で失火した場合も含み回転を維持した
場合は、上記演算回路21の演算結果によらず、
信号コイル8の遅角側である出力信号bにより点
火し、第8図に示す様な進角特性を得るようにす
ることを説明した。 すなわち、機関の回転変動もしくは角速度変化
が毎サイクルに亘つて大巾に変化する低速時は、
電気的な演算結果によらず、極めて簡単な機械的
に固定された信号を利用して点火させようとする
ものである。 尚、上述ではCDI式のマグネト点火装置につい
て説明したが、第9図に示す様な電流遮断式のマ
グネト点火装置にも応用できる。 即ち、第9図において、24は電源コイルで、
点火1次コイルも兼ねている。25は点火2次コ
イル、26は上記電源コイルに抵抗27を介して
直列的に接続されたサイリスタで、このサイリス
タ26のゲートには、上記信号コイル8の両出力
端が接続されている。28は上記抵抗27と上記
サイリスタ26のアノードとの接続点にベース
が、コレクタが上記電源コイル24の一端に、エ
ミツタがその電源コイル24の他端に各々接続さ
れたトランジスタ、29はカソードが上記電源コ
イル24の一端に、アノードがその電源コイル2
4の他端に各々接続されたダイオードである。 この実施例のものにあつては、電源コイル24
のB1方向の出力により、トランジスタ28には
抵抗27を介してベース電流が流れるので、トラ
ンジスタ28は導通し、従つて電源コイルには大
電流が流れる。その後、機関の点火時期になる
と、信号コイル8の出力aの演算出力及び出力b
が直接サイリスタ26のゲートに印加されサイリ
スタ26は導通する。これに伴い、電源コイル2
4の通電電流は急激に減少し、その電流変化に応
じて点火2次コイル25には高電圧が誘起され、
点火プラグ6に飛火させる。又、電源コイル24
のA方向の出力ダイオード29にて短絡されるの
で点火には寄与しない。 ところで、この実施例の場合、上記の実施例と
同様に機関の回転数がN2を超える回転域では、
信号コイル8の出力aの演算出力の方が早く、
又、N2回転以下では信号コイル8の出力bの方
が早くサイリスタ26に印加され点火に寄与し、
しかも低速、高速何れにおいても機関の回転数が
N0を超える回転域ではサイリスタ26には連続
的に導通信号が印加されるが、何れも最初の信号
によつて電源コイル24の通電電流が減少してい
るので、後の信号がサイリスタ26に印加されて
も電源コイル24の通電電流には変化が生ぜず、
よつて点火2次コイル25には点火電圧が発生し
ない。更に機関の回転数がN0より低い回転域で
は演算回路15は不動作状態となり信号コイル8
の出力bのみがサイリスタ7のゲートに印加され
点火に寄与するので機関低速時の不整燃焼、始動
不良を防止できる。又、上述では信号コイル8に
角度信号を発生させる機構として、第4図に示す
如くフライホイル16の外周に鉄板17を取り付
けるものを例示したが、第10図に示す如くフラ
イホイル16の外周の一部に切り欠き16aを設
ける手段、又は第11図に示す如く、フライホイ
ル16の外周にリング30を固定し、このリング
30の円周上の一部分には、磁気変調部である切
り欠き部30aを設けるようにしても上記実施例
と同様の作用をなし得る。更に上述では角度信号
発生機構としてフライホイル16の外周に2個所
に鉄板17等の磁気変調部を設けたが1個所にの
み鉄板17等の磁気変調部を設けるようにしても
よい。 以上の様にこの発明は、機関の所定のクランク
位置に対応した一方の極性の第1の角度信号とこ
の角度信号の発生位置よりも所定角度遅れたクラ
ンク位置に対応した他方の極性の第2の角度信号
を発生する角度位置検出装置と、機関の所定回転
数より高い場合にのみ第1の角度信号の発生位置
と第1の角度信号の発生周期との関数として定め
られる点火時期を演算する点火時期演算回路を設
け、上記機関の所定回転数より高い場合にのみ、
上記第1の角度信号によつて点火時期演算回路を
動作させ得た進角演算結果信号と上記第2の角度
信号との両方を開閉素子に印加し、特に回転変動
の大きい低速回転域においては点火時期演算回路
を不動作状態として上記第2の角度信号のみを点
火信号とし得るようにしているので、従来装置に
みられた低速域での激しい回転変動に伴う点火時
期の振らつきは全くなくなり、正確で安定した点
火時期を得ることができ、しかも機関の所定回転
数より高い場合は点火を制御する開閉素子には、
進角演算結果信号と第2の角度信号との両方が印
加され、そのうち、早い方の信号のみにより、点
火を行うようにしているので、進角演算結果信号
と第2の角度信号との何れかを選択する回路を必
要としないので、回路構成が非常に簡単となり、
安価なマグネト点火装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の動作を説明する動作波形
図、第2図はこの発明の一実施例を示す電気回路
図、第3図は第2図中の1部分の動作線図、第4
図は第2図実施例の角度位置検出装置の構造を示
す正面図、第5図は第2図実施例の更に詳細を示
す電気回路図、第6図は第5図のF―V回路の出
力特性を示す動作線図、第7図は第2図実施例の
動作を説明する動作波形図、第8図は第2図の実
施例による進角特性線図、第9図はこの発明の他
の実施例を示す電気回路図、第10図、第11図
はこの発明の更に他の実施例を示す正面図であ
る。 図中、1は発電コイル、5は点火コイル、6は
点火プラグ、7はサイリスタ、8は信号コイル、
15は点火時期演算回路、19は波形整形回路、
20はフリツプフロツプ回路、21は演算回路、
22はF―V回路、23はパルス立下り検出回
路、24は電源コイルである。尚、図中同一符号
は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 機関の回転に同期して正負の出力を発生し、
    その整流出力を点火コイルに通電し得る電源装
    置、上記点火コイルへの通電を制御する点火用開
    閉素子、上記機関の回転数に応じた出力レベルを
    有し、上記機関の第1のクランク位置に対応した
    第1の角度信号と、この第1の角度信号の発生位
    置よりも所定角度遅れた第2のクランク位置に対
    応した第2の角度信号とを発生する角度位置検出
    装置、および上記第1の角度信号が所定の出力レ
    ベルよりも大きいとき動作し、上記機関の少なく
    とも回転数に対応して定められ、かつ、上記機関
    の第1の所定回転数において上記第2の角度信号
    の発生位置に一致するとともに回転数の上昇に伴
    なつて上記第2の角度信号よりも進んだ点火時期
    を演算により求める点火時期演算回路を備え、上
    記機関の回転数が上記第1の所定回転数より低い
    第2の所定回転数以下のとき上記第1の角度信号
    の出力レベルに基づき上記点火時期演算回路を不
    動作状態として上記第2の角度信号のみを上記点
    火用開閉素子に供給し、上記第2の所定回転数よ
    り高い場合上記第2の角度信号と上記点火時期演
    算回路の演算結果による出力信号との両方を上記
    点火用開閉素子に供給していずれか早い方の信号
    を点火信号とすることを特徴としたマグネト点火
    装置。 2 角度信号検出装置を1個のコイルで構成し、
    その出力である第1の角度信号と第2の角度信号
    とを互いに異なる極性の信号としたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のマグネト点火装
    置。
JP2636879A 1979-03-06 1979-03-06 Magnet igniter Granted JPS55119968A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2636879A JPS55119968A (en) 1979-03-06 1979-03-06 Magnet igniter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2636879A JPS55119968A (en) 1979-03-06 1979-03-06 Magnet igniter

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55119968A JPS55119968A (en) 1980-09-16
JPS63627B2 true JPS63627B2 (ja) 1988-01-07

Family

ID=12191550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2636879A Granted JPS55119968A (en) 1979-03-06 1979-03-06 Magnet igniter

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS55119968A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0367246U (ja) * 1989-10-26 1991-07-01

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0367246U (ja) * 1989-10-26 1991-07-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55119968A (en) 1980-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0012222B1 (en) Magnet ignition device
US3941110A (en) Ignition system for internal combustion engines
US4441478A (en) Contactless magneto ignition system
US5123390A (en) Ignition timing control apparatus for an internal combustion engine
JPH0745865B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JPS63627B2 (ja)
JPS63626B2 (ja)
JPS6053188B2 (ja) マグネト点火装置
JPS63628B2 (ja)
JPS631007Y2 (ja)
JPS6217670B2 (ja)
JP3498503B2 (ja) 内燃機関の点火方法及び内燃機関用点火装置
JP3211511B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JPH0541834B2 (ja)
JPS5951674B2 (ja) 内燃機関点火装置
JPS6056269B2 (ja) マグネト点火装置
JPS6149503B2 (ja)
JP3008746B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JP3198946B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JPS638865Y2 (ja)
JPS6146216Y2 (ja)
JPS5941669A (ja) コンデンサ放電式内燃機関点火装置
JPH0226067B2 (ja)
JPH0247262Y2 (ja)
JPH0248702Y2 (ja)