JPS6217670B2 - - Google Patents

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JPS6217670B2
JPS6217670B2 JP55042152A JP4215280A JPS6217670B2 JP S6217670 B2 JPS6217670 B2 JP S6217670B2 JP 55042152 A JP55042152 A JP 55042152A JP 4215280 A JP4215280 A JP 4215280A JP S6217670 B2 JPS6217670 B2 JP S6217670B2
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JP
Japan
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signal
integrator
integrators
angle
capacitor
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JP55042152A
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English (en)
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JPS56141060A (en
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Hiroo Sato
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Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusan Denki Co Ltd filed Critical Kokusan Denki Co Ltd
Priority to JP4215280A priority Critical patent/JPS56141060A/ja
Publication of JPS56141060A publication Critical patent/JPS56141060A/ja
Publication of JPS6217670B2 publication Critical patent/JPS6217670B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
    • F02P5/04Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
    • F02P5/145Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
    • F02P5/155Analogue data processing
    • F02P5/1553Analogue data processing by determination of elapsed angle with reference to a particular point on the motor axle, dependent on specific conditions
    • F02P5/1556Analogue data processing by determination of elapsed angle with reference to a particular point on the motor axle, dependent on specific conditions using a stepped control, dependent on speed
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関無接点点火装置の点火位置を
定める信号が発生する信号発生装置に関するもの
である。
一般に内燃機関においては、機関の回転速度の
上昇に応じて点火位置を進角させる必要がある。
点火装置に進角特性をもたせるため、機械ガバナ
ーを用いた進角装置が用いられているが、機械ガ
バナーは機構が複雑で大形化する上に寿命が比較
的短いという問題があつた。そこで点火装置の無
接点化に伴ない、点火位置を定める信号(点火タ
イミング信号)を発生する装置に電子的な進角回
路を付属させたものが種々提案されたが、従来の
この種の装置では進角幅を自由に設定できない難
点がある上に回転数を検出する回路を必要とする
ため構成が複雑になる欠点があつた。また場合に
よつては、或回転速度で点火位置を遅角させるこ
とが必要とされるが、その場合にも同じような問
題が生じていた。
本発明の目的は、機関の最大進角位置及び最小
進角位置でそれぞれ発生させた信号に基づいて安
定な進角動作を行なわせることができる上に両信
号を発生させる信号コイルの設置位置により進角
幅または遅角幅を任意に設定することができ、し
かも機関の設定回転速度で進角度の回転速度に対
する変化の勾配を変更し得るようにして機関側の
進角特性に対する複雑な要求にも応じることがで
きるようにした内燃機関無接点点火装置用信号発
生装置を提供することにある。
本発明は、上記問題点を解消するために、内燃
機関用無接点点火装置の点火位置を定める信号を
発生する信号発生装置を、最大進角位置に相当す
る第1の位置で第1の信号を発生し、最小進角位
置に相当する第2の位置で第2の信号を発生する
信号発電機と、第1及び第2の積分器と、第1の
信号により第1の積分器の積分動作を開始させて
第2の信号により該第1の積分器をリセツトし且
つ第2の信号により第2の積分器をリセツトした
後に該第2の積分器の積分動作を開始させ第1の
信号により該積分動作を停止させるように第1及
び第2の積分器を制御する制御回路と、第1及び
第2の積分器の出力電圧を比較して両積分器の出
力電圧が一致したときに点火位置を定める信号を
発生する信号発生回路とから構成した。そして本
発明では、第1の積分器及び第2の積分器の少な
くとも一方をリセツトしたときに一定の残留電圧
を示すように構成し、また第1の積分器を機関の
設定回転数に相当する積分値になつたときに積分
定数が変化するように構成した。
本発明の信号発生装置は、電気的な信号により
点火位置を定める点火装置に広く適用でき、電流
遮断形、コンデンサ充放電形等の任意の型式の無
接点点火装置に適用できる。
以下図示の実施例により本発明の信号発生装置
を詳細に説明する。
第1図は本発明に係る信号発生装置の基本的な
構成の一例を示したブロツク図である。出願人は
先に本発明と同様に第1図に示す基本的な構成の
信号発生装置を用いて第5図に示す進角特性を得
る信号発生装置を提案した。先に提案した装置で
は、第1の積分器11の積分定数を一定としてい
る。そこでまず本発明の実施例を説明するにあた
つて先に提案した装置について簡単に説明する。
第1図において1及び2はそれぞれ信号発電機に
設けられた第1及び第2の信号コイルであり、こ
れら第1及び第2の信号コイルはそれぞれ機関の
最大進角位置及び最小進角位置で信号を発生す
る。第2図はこれらの信号コイルを備えた信号発
電機の一構成例を示したもので、同図において、
3は機関のクランク軸、4はクランク軸3に取付
けられたカツプ状のフライホイールである。フラ
イホイール4は鉄等の磁性材料からなり、このフ
ライホイールの周壁の外面に該フライホイールの
径方向に着磁された磁石5が接着、ビス止め等に
より固着されている。フライホイール4の周壁の
内周面には、図示しない永久磁石が取付けられ、
この磁石とフライホイール4とによりフライホイ
ール磁石回転子が構成されている。フライホイー
ル4の内側には図示しいない永久磁石と対向する
電機子が配置されて機関のケース等に固定され、
この電機子とフライホイール磁石回転子とにより
磁石発電機が構成されている。この磁石発電機の
出力は点火装置の電源やヘツドランプ等の負荷を
駆動する電源として用いられる。フライホイール
4の外周に固着された磁石5は第2図に符号
TDCで示した線に一致したときに丁度ピストン
が上死点に達するように位置決めされている。第
1及び第2の信号コイル1及び2は、それぞれ磁
石5に対向する磁極6a及び7aを有する鉄心6
及び7に巻回され、第1の信号コイル1は上死点
を示す線TDCに対して所定の角度θだけ位相
が進んだ最大進角位置に相当する位置に配置され
ている。また第2の信号コイル2は、第1の信号
コイル1よりも所定の進角幅(または遅角幅)α
だけ位相が遅れた最小進角位置〔TDCに対して
角度θ(<θ)位相が進んだ位置〕に相当す
る位置に配置され、クランク軸3が図示の矢印方
向に回転すると最大進角位置及び最大進角位置で
それぞれ第1及び第2の信号e1及びe2が発生する
ようになつている。(第3図A及びB参照。) 第1及び第2の信号コイル1及び2の出力はそ
れぞれ波形整形器8及び9に入力されて第4図A
及びBに示すようにパルス状の第1及び第2の信
号e1′及びe2′に変換される。尚第4図において横
軸の角度θ,θ,θiは上死点TDCを基準に
して測つている。波形整形品8及び9からそれぞ
れ得られる第1の信号e1′及び第2の信号e2′はそ
れぞれR−Sフリツプフロツプ回路10のセツト
端子s及びリセツト端子rに供給される。フリツ
プフロツプ回路10は第4図Iに示すように第1
の信号e1′の立上りでセツトされてその出力端子
Qの電位VQがステツプ状に上昇し、第2の信号
e2′の立上りでセツトされて出力端子Qの電位が
ステツプ状に下降する。またフリツプフロツプ回
路10の出力端子の電位Qは第4図Hに示す
ようにQ端子の電位VQの変化を反転した変化を
示す。フリツプフロツプ回路10の出力端子は
第1の積分器11の制御入力端子11aに接続さ
れ、出力端子Qは第2の積分器12の制御入力端
子12aに接続されている。また第2の積分器1
2のリセツト入力端子12bに波形整形器9から
得られる第2の信号e2′が入力されている。第1
の積分器11は、フリツプフロツプ回路10の出
力端子の電位の立下りでセツトされて第4図C
に示すように積分動作を開始し、出力端子の電
位の立上りでリセツトされる。また第1の積分器
11はリセツトされたときに一定の残留電圧Vp1
を残して次にセツトされるまでこの残留電圧を保
持するようになつている。第2の積分器12は第
4図Dに示すように、第2の信号e2′によりセツ
トされた後直ちに積分動作を開始し、フリツプ回
路10の出力端子Qの電位の立上りで積分動作を
停止する。この第2の積分器12もリセツトされ
たときに一定の残留電圧Vp2を残すように構成さ
れている。
第1及び第2の積分器11及び12の出力電圧
c1及びVc2は電圧比較器13に入力されて第4
図Eに示すように比較され、角度θiにおいて両
出力電圧が一致したときに第4図Fに示すように
電圧比較器13が矩形波状の出力電圧Vs′を出力
する。この出力電圧Vs′は信号発生回路14に入
力され、信号発生回路14は電圧Vs′の立上り
(角度θi)で第4図Gに示すうようにパルス状の
点火タイミング信号Vsを出力する。この信号発
生回路14は例えば電圧Vs′を微分する微分回路
と、電圧Vs′の立上り及び立下りでそれぞれ微分
回路から出力される極性の異なるパルスのうち立
上りで出力されるパルスのみを通過させるダイオ
ードとにより構成できる。上記の例においては、
波形整形器8,9及びフリツプフロツプ回路10
により第1及び第2の積分器を制御する制御回路
15が構成されている。
上記の例において第1の信号e1′が発生する角
度θから第1及び第2の積分器の出力電圧が一
致する角度θiまでの角度をβとし、γ=360゜−
α゜とする。また第1及び第2の積分器はコンデ
ンサを一定の時定数で充電する形式のものである
として第1の積分器11及び第2の積分器12の
コンデンサの静電容量をそれぞれc1及びc2とし、
両コンデンサの充電電流をそれぞれi1及びi2とす
る。また角度βに相応する時間をtβ、第1の信
号e1′が発生してから第2の信号e2′が発生するま
でに要する時間をt〓とし、機関の回転数
(rpm)をNとする。このとき第1及び第2の積
分器の出力電圧Vc1及びVc2は、 Vc1=(i1/c1)tβ+Vp1 ……(1) Vc2=(i2/c2)t〓+Vp2 ……(2) ここでt〓=γ/(6N)であるから、時間t
βは、Vc1=Vc2から、 tβ=(c1/c2)(i2/i1)(r/6N)+(c1/i1)×(Vp2−Vp1) ……(3) 時間tβを角度βに変換すると、 β=(c1/c2c)(i2/i1)γ+6N(c1/i1)×(Vp2−Vp1) ……(4) ここでβを上死点TDCからの角度θiに直す
と、 θi=θ−β=θ−(c1/c2)(i2/i1)γ−6N(c1/i1)(Vp2−Vp1) ……(5) 上記(5)式から明らかなように、Vp2=Vp1のと
きは、βが回転数N(rpm)に無関係になる。即
ち、点火位置を定める信号Vsが発生する角度θi
は回転数に無関係に一定になり、常に上死点前一
定の角度で点火動作が行なわれる。次にVp2>V
p1のときは、(5)式の右辺第3項が負になるため角
度θiが回転数Nの上昇に伴つて減少する。即
ち、点火位置θiは回転数Nの上昇に伴つて遅角
する。またVp2<Vp1のときは、(5)式の右辺第3
項が正になるため角度θiが回転数Nの上昇に伴
つて増大し、点火位置θiは回転数Nの上昇に伴
つて進角する。ここで進角幅(または遅角幅)は
αであり、第1及び第2の信号コイル1及び2の
取付位置により定められる。
上記のように構成すると、第1及び第2の積分
器の残留電圧の大小関係を適当に設定することに
より、進角または遅角特性を得ることができ、し
かも進角特性または遅角特性の傾きを任意に設定
することができる。また回転数を検出する回路を
必要としないため、構成を簡単にすることができ
る。更に進角幅は第1及び第2の信号コイルの取
付位置により任意に設定することができる。
尚進角動作のみを行なわせる場合には、第2の
積分器の残留電圧Vp2を零にして第1の積分器の
みに残留電圧Vp1をもたせるようにしてもよい。
また遅角動作のみを行なわせる場合には、第1の
積分器の残留電圧Vp1を零にして第2の積分器の
みに残留電圧Vp2をもたせるようにしてもよい。
先に提案した第1図の装置では、第1及び第2
の積分器の回路定数を一定とし機関の回転数
(rpm)を変化させて点火位置θiを直線的に進角
または遅角させている。例えば機関の回転数N
(rpm)が設定回転数N1より低いN<N1の場合に
角度θからθまでのα度の期間第1の積分器
11の出力電圧Vc1が第2の積分器12の出力電
圧Vc2を超えないように第1及び第2の積分器の
積分定数(積分器のコンデンサの静電容量c1,c2
とコンデンサの充電電流i1,i2)を設定するととも
に第1及び第2の積分器の残留電圧Vp1及びVp2
がVp1>Vp2になるように設定しておき、機関の
回転数Nが設定回転数N2(>N1)より大きいN>
N2の範囲では第2の積分器12の出力電圧Vc2
第1の積分器11の出力電圧Vc1以上にならない
ように設定しておくと、第5図に示すような進角
特性が得られる。
ところが実際の機関では、第5図に示したよう
に単純に直線的に進角するだけでは不十分な場合
があり、設定回転数N1の間で進角の勾配を
変更することが要求される場合がある。そのため
本発明においては、機関の回転数が設定回転数
N2′(N1<N2′<N2)になつたときに積分定数を変
更するように第1の積分器11を構成する。すな
わち、機関の回転数Nが設定回転数N2′より低い
範囲では第1の積分器11のコンデンサc1の充電
電流をi1とし、回転数Nが設定回転数N2′を超え
る範囲ではコンデンサc1の充電電流をki1(kは
定数)に変更する。この場合(5)式より、N1<N
<N2′の範囲での点火位置θi対回転数Nの特性は
勾配が−(6c1/i1)(Vp2−Vp1)でN=0のとき
のθi(縦軸との交点)がθi=θ−(i2c1
i1c2)(360゜−α)になる直線の一部で表わされ
る。またN2′≦N<N2の範囲のθi−N特性は、勾
配が−(6c1/ki1)×(Vp2−Vp1)でN=0のとき
のθiがθi=θ−(i2c1/ki1c2)(360゜−α)に
なる直線の一部で表わされ、N1<N<N2の範囲
の進角特性は折れ線になる。そしてこの折れ線
は、kが1より大きい場合に第6図に示すような
凹形の折れ線になり、kが1より小さい場合には
第7図に示すような凸形の折れ線になる。以下V
p1>Vp2として点火位置を進角させる場合を例に
とつて第1の積分器11の構成例を説明する。
先ず第8図Aを参照すると、第6図のような凹
形の折れ線の進角特性を得る場合の第1の積分器
11の要部の構成が示してある。同図において
C1は積分コンデンサで、このコンデンサの一端
は接地され、他端は抵抗R1を通して電界効果ト
ランジスタFET1のソースに接続されている。
FET1のゲートは抵抗R1とコンデンサC1との接続
点に接続され、ドレインは図示しない直流電源に
接続されている。コンデンサC1の非接地側端子
は可変抵抗器VR1を介してトランジスタTr1のコ
レクタに接続され、トランジスタTr1のエミツタ
は接地されている。またコンデンサC1′、抵抗
R1′、電界効果トランジスタFET1′、可変抵抗器
VR1′、及びトランジスタTR1′により上記と全く
同様の回路が構成され、コンデンサC1の非接地
側端子とコンデンサC1′の非接地側端子とがアノ
ードをコンデンサC1側にしたダイオードDを介
して接続されている。そしてダイオードDのアノ
ードとコンデンサC1との接続点が電圧比較器1
3の一方の入力端子に接続されている。
第8図に示した回路においてはトランジスタ
Tr1と可変抵抗器VR1及びトランジスタTr1′と可
変抵抗器VR1′によりそれぞれコンデンサC1及び
C1′を放電させるリセツト回路が構成され、FET1
と抵抗R1及びFET1′と抵抗R1′によりコンデンサ
C1及びC1′に定電流i1及びi1′を流す定電流回路が
構成されている。この回転においてトランジスタ
Tr1及びTr1′のベースにはフリツプフロツプ回路
10の出力端子の出力が供給され、両トランジ
スタは角度αの期間(θ〜θの期間)遮断
し、他の期間は導通している。トランジスタTr1
及びTr1′が導通している期間はFET1及び
FET1′から可変抵抗VR1及びVR1′を通してそれぞ
れ電流i1及びi′が流れる。したがつて可変抵抗器
VR1及びVR1′の抵抗値をそれぞれr1及びr1′とする
と、トランジスタTr1及びTr1′が導通している期
間(角度α以外の期間)コンデンサC1及びC1′に
はそれぞれVp1=i1r1及びVp1′=i1′r1′なる電圧が
残留する。第8図の回路においてVp1′>Vp1
し、コンデンサC1及びC1′の端子電圧をそれぞれ
c1及びVc1′とすると、Vc1<Vc1′のときにはダ
イオードDに逆方向電圧が印加されているため
FET1及びFET1′からそれぞれコンデンサC1及び
C1′に電流i1及びi1′が流れ、第9図に示すように
電圧Vc1及びVc1′は一定の勾配で増加していく。
時刻t2′においてVc1>Vc1′となると、ダイオー
ドDに順方向電圧が印加されるため、FET1側か
らコンデンサC1及びC1′にそれぞれki1及び(1−
k)i1の電流が流れるようになる。ここでk<1
とし、C1′>C1とすると、時刻t2′以後はコンデン
サC1の端子電圧Vc1がコンデンサC1′の端子電圧
c1′と同様の変化をする。したがつて第1の積
分器11の出力電圧は第9図に太線で示したよう
に、時刻t2′で折れ曲る折れ線に沿つて変化す
る。このコンデンサC2の端子電圧(第1の積分
器の出力電圧)Vc1の波形を角度θに対して示す
と第10図Cのようになる。
一方第2の積分器12は第8図Bに示すように
積分コンデンサC2と、電界効果トランジスタ
FET2及び抵抗R2からなる定電流回路と、トラン
ジスタTr2及び可変抵抗器VR2からなるリセツト
回路と、FET2のドレイン電流をオンオフするト
ランジスタTr3とからなり、トランジスタTr2
の、ベースに波形整形回路9から得られる第2の
信号e2′が入力されている。またトランジスタTr3
のベースにフリツプフロツプ回路の出力端子Qに
得られる出力が供給され、コンデンサC2の端子
電圧Vc2が電圧比較器13に入力されている。こ
の第2の積分器12においてトランジスタTr3
角度αの期間遮断し、その他の期間導通してい
る。角度θにおいて第2の信号e2′がトランジ
スタTr2のベースに入力されるとトランジスタ
Tr2が導通してコンデンサC2を放電させるが、こ
のときFET2から抵抗値r2の可変抵抗器VR2を通
して定電流i2が流れるため、コンデンサC2にはV
p2=i2r2なる残留電圧が生じる。第2の信号e2′は
パルス状であるため、トランジスタTr2へのベー
ス電流は短時間で消滅する。トランジスタTr2
ベース電流が流れなくなると、トランジスタTr2
が遮断するためトランジスタTr3及びFET2を通
してコンデンサC2に電流i2が流れ、コンデンサC2
の端子電圧Vc2は第10図Dのθ→θの範囲
に示されているように一定の勾配で上昇してい
く。角度θにおいてフリツプフロツプ回路10
の出力端子Qの電位が立上るとトランジスタTr3
が遮断するため積分動作が停止する。コンデンサ
C2の端子電圧はトランジスタTr3が遮断状態に保
持される角度θまで積分動作停止時の値に保た
れ、角度θにおいてトランジスタTr2のベース
に第2の信号e2′が与えられると前述のように残
留電圧Vp2(=i2r2)まで低下する。
第10図A乃至Gは第1図に示した構成に第8
図A,Bの積分器を用いた本発明の実施例の各部
の波形を示したもので、第10図A乃至Dはそれ
ぞれ第1の信号e1′、第2の信号e2′、第1の積分
器11の出力電圧Vc1、第2の積分器12の出力
電圧Vc2を示している。また第10図Eは電圧V
c1とVc2を比較して示し、同図F及びGはそれぞ
れ電圧比較器13の出力電圧Vs′及び点火信号発
生回路14の出力信号Vsを示している。これら
の波形のうち電圧Vc1の波形以外は第4図に示し
た波形と同様である。
第10図Cに示したように第1の積分器11の
出力電圧Vc1が凸形に折れ曲つた折線状の波形に
なると、進角特性は第6図に示すように凹形の折
れ線で示される特性になる。すなわち、回転数N
がN1<N<N2′の範囲では第10図Cの角度θ
から折れ線の折曲り点θ2′までの間で電圧Vc1
c2とが一致して点火タイミング信号Vsが発生
する。またN2′<N<N2の範囲では、第10図の
角度θ2′から角度θまでの間で電圧Vc1とVc2
とが一致して点火タイミング信号Vsが発生し、
設定回転数N2′では折曲り点θ2′で電圧Vc1とVc2
とが一致して点火タイミング信号Vsが発生す
る。
次に第7図に示すように凸形の折線で表わされ
る進角特性を得る場合に用いる第1の積分器11
の構成の一例を第11図に示す。この第11図に
示した積分器の回路構成は、ダイオードDの向き
を逆にした点を除き第8図Aに示したものと同様
である。この積分器においては第12図に示した
ように、コンデンサC1′の残留電圧Vp1,Vp1′間
の関係をVp1<Vp1′に設定し、i1<i1′、c1<c1′に
設定してある。この場合時刻to2′でVc1<Vc1
となるとコンデンサC1の端子電圧Vc1がほぼコン
デンサC1′の端子電圧Vc1′の上昇にそつて上昇す
るため、Vc1の波形は第12図に太線で示したよ
うに凹形の折線となる。この場合の各部の波形は
第13図A乃至Gに示した通りで、進角特性は第
7図に示したように設定回転N2′で勾配が緩やか
になる凸形の折線となる。
以上のように、本発明によれば、第1及び第2
の積分器の少なくとも一方をリセツトしたときに
一定の残留電圧を残すように構成したので、第1
及び第2の積分器またはそのいずれか一方の残留
電圧を調整するだけで進角または遅角特性を得る
ことができる上、進角または遅角特性の傾きを調
整できる利点がある。特に本発明によれば、第1
の積分器の積分定数を変化させることにより進角
または遅角特性を折線状にして更に複雑な進角ま
たは遅角特性を得ることができる利点がある。
尚本発明の基本的構成は第1図に示された例に
限定されるものではなく、特に第1及び第2の積
分器のセツト及びリセツトのしかたは積分器の構
成によつて適宜に変更し得るものである。上記実
施例では積分定数を1回だけ変化させるようにし
たが、積分定数を2回以上変化させて更に複雑な
進角特性を得ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る信号発生装置の基本構成
の一例を示したブロツク図、第2図は本発明で用
いる信号発電機の一例を示す構成図、第3図A及
びBはそれぞれ第2図の信号発電機の第1及び第
2の信号コイルの誘起電圧を示した線図、第4図
A乃至Iは第1図の基本的構成を用いて構成した
先に提案した装置の動作を説明する各部の信号波
形図、第5図は第1図の構成に単純な直線的積分
動作を行なう積分器を用いて構成した先に提案し
た装置で得られる進角特性の一例を示した線図、
第6図及び第7図はそれぞれ本発明の実施例によ
つて得られる進角特性の異なる例を示した線図、
第8図A及びBはそれぞれ本発明で用いる第1及
び第2の積分器の一構成例を示した接続図、第9
図は第8図Aに示した第1の積分器の積分動作を
説明する線図、第10図A乃至Gは第1図の構成
の信号発生装置に第8図A及びBに示した積分器
を用いた本発明の一実施例の各部の信号波形図、
第11図は本発明で用いる第1の積分器の変形例
を示した接続図、第12図は第11図の積分器の
積分動作を説明する線図、第13図A乃至Gは第
1図の信号発生装置の第1の積分器を第11図の
ように構成した本発明の他の実施例の各部の信号
波形図である。 1……第1の信号コイル、2……第2の信号コ
イル、8,9……波形整形器、10……フリツプ
フロツプ回路、11……第1の積分器、12……
第2の積分器、13……電圧比較器、14……信
号発生回路、15……制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内燃機関用無接点点火装置の点火位置を定め
    る信号を発生する信号発生装置において、最大進
    角位置に相当する第1の位置で第1の信号を発生
    し、最小進角位置に相当する第2の位置で第2の
    信号を発生する信号発電機と、第1及び第2の積
    分器と、前記第1の信号により前記第1の積分器
    の積分動作を開始させて前記第2の信号により該
    第1の積分器をリセツトし且つ前記第2の信号に
    より前記第2の積分器をリセツトした後に該第2
    の積分器の積分動作を開始させ前記第1の信号に
    より該積分動作を停止させるように前記第1及び
    第2の積分器を制御する制御回路と、前記第1及
    び第2の積分器の出力電圧を比較して両積分器の
    出力電圧が一致したときに前記点火位置を定める
    信号を発生する信号発生回路とを具備し、前記第
    1の積分器及び第2の積分器の少なくとも一方は
    リセツトされたときに一定の残留電圧を残すよう
    に構成され、また前記第1の積分器は機関の設定
    回転数に相当する積分値になつたときに積分定数
    が変化するように構成されていることを特徴とす
    る内燃機関無接点点火装置用信号発生装置。
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