JPS63628B2 - - Google Patents
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- JPS63628B2 JPS63628B2 JP54088839A JP8883979A JPS63628B2 JP S63628 B2 JPS63628 B2 JP S63628B2 JP 54088839 A JP54088839 A JP 54088839A JP 8883979 A JP8883979 A JP 8883979A JP S63628 B2 JPS63628 B2 JP S63628B2
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 3
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P5/00—Advancing or retarding ignition; Control therefor
- F02P5/04—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
- F02P5/145—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
- F02P5/155—Analogue data processing
- F02P5/1553—Analogue data processing by determination of elapsed angle with reference to a particular point on the motor axle, dependent on specific conditions
- F02P5/1556—Analogue data processing by determination of elapsed angle with reference to a particular point on the motor axle, dependent on specific conditions using a stepped control, dependent on speed
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Description
本発明は無接点式のマグネト用電子式点火装置
に関するもので、特に機関の回転に応じて、その
点火時期を制御するものに関するものである。 従来、この種の機関点火装置は、機関の点火時
期に発生する点火信号によりサイリスタやトラン
ジスタの如き半導体開閉素子を開閉させて点火コ
イルの2次側に点火電圧を発生させるものである
から、機関の回転に同期して発生する点火信号波
形によつて、点火時期はおのずと決定されてしま
うことになる。すなわち、低速域のケツチン防止
のための進角程度であれば、応えることが出来て
いたが、中速から高速回転域で機関の馬力維持の
ための遅角特性等が要求された場合はその要求に
応えることが出来ないという欠点があつた。 この発明は、上記欠点を解消し、しかも以下に
述べる中速から高速にかけて精度のよい点火時期
特性が得られるマグネト点火装置を提供するもの
である。 以下、この発明を図に示す実施例について説明
する。まず、第1図乃至第6図に示す一実施例に
おいて、1は電源装置である図示しないマグネト
の発電コイルで、機関の回転に同期して正負の交
流電圧を発生する。2,3はこの発電コイルの出
力を整流するダイオード、4はこのダイオード2
により整流された上記発電コイル1の出力により
充電されるコンデンサ、5はこのコンデンサの放
電回路に接続された点火コイルで、上記コンデン
サ4と直列接続された1次コイル5a、点火プラ
グ6に接続された2次コイル5bとからなる。7
は上記コンデンサ4の放電回路に設けられた開閉
素子であるサイリスタで、このサイリスタ7の導
通時に上記コンデンサ4の充電々荷が上記1次コ
イルに放電される。8は第1の角度位置検出装置
である点火信号発生用の信号コイルで、機関の回
転に同期し、その機関の所定のクランク位置に対
応した第1の角度信号aを発生する。10は第2
の角度位置検出装置である点火信号発生用の信号
コイルで、上記第1の角度信号aの発生位置より
もΘ度遅れたクランク位置に対応した角度巾の広
い第2の角度信号bを発生する。9,11は逆流
阻止用のダイオード、12,13は上記サイリス
タ7のゲートに接続された抵抗、14は上記第2
の角度信号bをアースに側路するように接続され
たトランジスタ、15は上記第1の角度信号aに
よつて演算開始し機関の運転状態に応じた点火時
期を演算する点火時期演算回路で、この出力は抵
抗16を介して上記トランジスタ14のベースに
接続されている。上記抵抗16とトランジスタ1
4で上記信号コイル10の出力電圧bを側路する
制御回路30を構成している。この回路15の詳
細は第3図に示す。 次に第2図において、第2図は上記第1と第2
の角度位置位置検出装置の機構部を示すもので、
17は磁石発電機のフラルホイルで、筒状を呈し
ている。20はその内周面に固着された4個の永
久磁石、この4個の永久磁石20は互いに異極を
なして隣接する。18はこのフライホイルの外周
に設けられた磁気変調部でフライホイル17の円
周上等角度で2ケ所設けてある。19はこのフラ
イホイル17と径方向に微少間隙を介して対設さ
れた第1のステータコアで、上記信号コイル8が
巻回されており、上記フライホイル17の回転に
伴う磁気変調部18との離接により上記信号コイ
ル8に信号電圧を発生させる。21は上記永久磁
石20と径方向に微少間隙を介して対設された第
2のステータコアで上記信号コイル10が巻回さ
れており、フライホイル17の回転に伴う永久磁
石20の回転により上記信号コイル10に角度巾
の広い信号電圧を発生させる。 次に、第3図において、第3図は上記点火時期
演算回路15の詳細回路で、図中22は上記信号
コイル8の出力を波形整形する波形整形回路、2
21,222,223は抵抗、224は電圧比較
器(以下コンパレータと称す)、225はコンデ
ンサ、226はダイオード、23はフリツプフロ
ツプ回路、24はこのフリツプフロツプ回路に接
続され、機関回転数に応じて所定の出力を発する
演算回路、241,242,243,246,2
47は抵抗、244,245はダイオード、24
0はコンデンサ、248は演算増巾器(以下オペ
アンプと称す)、249は電圧比較器(以下コン
パレータと称す)、25は上記信号コイル8の出
力信号aの整形出力を回転数信号としてとらえ回
転数に比例した直流電圧に変換する回転数―電圧
変換回路(以下F―V回路と称す)である。 上記フリツプフロツプ回路23の一方の入力端
子Sは、上記波形整形回路22に接続され、他方
の入力端子Rは上記コンパレータ249の出力に
接続されている。また、フリツプフロツプ回路2
3の一方の出力端子Qは抵抗242を介して上記
オペアンプ248の反転入力端子(以下(−)端
子と称す)に接続されているとともにダイオード
245と抵抗243の直列回路を介して上記オペ
アンプ248の(−)端子に接続されている。 上記オペアンプ248の非反転入力端子(以下
(+)端子と称す)は抵抗241、ダイオード2
44を介して上記F―V回路25の出力端子に接
続されるとともに、抵抗246と247で図示し
ない電源を分圧してバイアスされている。オペア
ンプ248の出力端子は上記コンパレータ249
の(−)端子に接続されているとともにコンデン
サ240を介して自分自身の(−)端子に接続さ
れている。コンパレータ249の非反転入力端子
(+)はアースに接地されている。 第4図は上記F―V回路25の出力特性を示す
もので、250はその特性の一例で図では直線的
に変化する場合を示す。又、この特性は第4図に
示すように、回転数N1のときの電圧Vr1がオペア
ンプ248のバイアス電圧と等しく設定してあつ
て、オペアンプ248の(+)端子電圧は特性2
51のように変化する。 次に第5図において、時間線b〜hは上記第3
図中の各部の電圧A〜Gの夫々タイムチヤートを
示すものであり、図中時間線aはクランク位置の
各符号を示すタイムチヤートであり、Mは機関の
要求する最大進角位置よりも若干進んだ位置を示
し、第1の角度信号を発生する。Sは第2の角度
信号の発生位置を示し、Tは上死点を示す。 次に上記実施例の動作を説明する。 まず、第1図に示すCDI式のマグネト点火装置
にあつては、電源コイル1の整流出力によりコン
デンサ4を図示極性に充電し、その充電電荷を機
関の点火時期、即ち信号コイル8の出力電圧aを
入力とする点火時期演算回路15の出力発生時期
もしくは信号コイル10の出力電圧bの発生時期
に各各サイリスタ7を導通させて点火コイル5の
1次コイル5aに印加し、その2次コイル5bに
高電圧を発生させ、点火プラグ6に火花を飛ばす
ものである。 そこで、次にサイリスタ7の導通時期、即ち点
火時期の調整手段を進角特性線図第6図を含めて
詳細に説明する。 今、機関が第6図に示す回転数N1よりも高く
N0よりも低い回転数で一定速で回転しており、
かつその場合の点火進角度が零ではなくT位置か
ら角度αだけ進んだ位置であると第1図,第3図
の動作は次のようになる。 まず、F―V回路25は機関の回転数に対応し
た出力電圧をカウント又は積分し、その出力電圧
250はバイアス電圧Vr1よりも高い値にある。
この出力電圧250はオペアンプ248の入力電
圧となり、そのオペアンプ248のプラス端子電
圧251は第4図の特性のように回転とともに変
化する。 一方、フリツプフロツプ回路23は位置Mにお
ける出力電圧Cのハイレベルの立上がりによりセ
ツトされ、その出力電圧Eはハイレベルになる。
出力電圧Eがハイレベルになると第3図に示した
電圧極性に充電されていたコンデンサ240は下
式に示す電流i2で放電し始める。
に関するもので、特に機関の回転に応じて、その
点火時期を制御するものに関するものである。 従来、この種の機関点火装置は、機関の点火時
期に発生する点火信号によりサイリスタやトラン
ジスタの如き半導体開閉素子を開閉させて点火コ
イルの2次側に点火電圧を発生させるものである
から、機関の回転に同期して発生する点火信号波
形によつて、点火時期はおのずと決定されてしま
うことになる。すなわち、低速域のケツチン防止
のための進角程度であれば、応えることが出来て
いたが、中速から高速回転域で機関の馬力維持の
ための遅角特性等が要求された場合はその要求に
応えることが出来ないという欠点があつた。 この発明は、上記欠点を解消し、しかも以下に
述べる中速から高速にかけて精度のよい点火時期
特性が得られるマグネト点火装置を提供するもの
である。 以下、この発明を図に示す実施例について説明
する。まず、第1図乃至第6図に示す一実施例に
おいて、1は電源装置である図示しないマグネト
の発電コイルで、機関の回転に同期して正負の交
流電圧を発生する。2,3はこの発電コイルの出
力を整流するダイオード、4はこのダイオード2
により整流された上記発電コイル1の出力により
充電されるコンデンサ、5はこのコンデンサの放
電回路に接続された点火コイルで、上記コンデン
サ4と直列接続された1次コイル5a、点火プラ
グ6に接続された2次コイル5bとからなる。7
は上記コンデンサ4の放電回路に設けられた開閉
素子であるサイリスタで、このサイリスタ7の導
通時に上記コンデンサ4の充電々荷が上記1次コ
イルに放電される。8は第1の角度位置検出装置
である点火信号発生用の信号コイルで、機関の回
転に同期し、その機関の所定のクランク位置に対
応した第1の角度信号aを発生する。10は第2
の角度位置検出装置である点火信号発生用の信号
コイルで、上記第1の角度信号aの発生位置より
もΘ度遅れたクランク位置に対応した角度巾の広
い第2の角度信号bを発生する。9,11は逆流
阻止用のダイオード、12,13は上記サイリス
タ7のゲートに接続された抵抗、14は上記第2
の角度信号bをアースに側路するように接続され
たトランジスタ、15は上記第1の角度信号aに
よつて演算開始し機関の運転状態に応じた点火時
期を演算する点火時期演算回路で、この出力は抵
抗16を介して上記トランジスタ14のベースに
接続されている。上記抵抗16とトランジスタ1
4で上記信号コイル10の出力電圧bを側路する
制御回路30を構成している。この回路15の詳
細は第3図に示す。 次に第2図において、第2図は上記第1と第2
の角度位置位置検出装置の機構部を示すもので、
17は磁石発電機のフラルホイルで、筒状を呈し
ている。20はその内周面に固着された4個の永
久磁石、この4個の永久磁石20は互いに異極を
なして隣接する。18はこのフライホイルの外周
に設けられた磁気変調部でフライホイル17の円
周上等角度で2ケ所設けてある。19はこのフラ
イホイル17と径方向に微少間隙を介して対設さ
れた第1のステータコアで、上記信号コイル8が
巻回されており、上記フライホイル17の回転に
伴う磁気変調部18との離接により上記信号コイ
ル8に信号電圧を発生させる。21は上記永久磁
石20と径方向に微少間隙を介して対設された第
2のステータコアで上記信号コイル10が巻回さ
れており、フライホイル17の回転に伴う永久磁
石20の回転により上記信号コイル10に角度巾
の広い信号電圧を発生させる。 次に、第3図において、第3図は上記点火時期
演算回路15の詳細回路で、図中22は上記信号
コイル8の出力を波形整形する波形整形回路、2
21,222,223は抵抗、224は電圧比較
器(以下コンパレータと称す)、225はコンデ
ンサ、226はダイオード、23はフリツプフロ
ツプ回路、24はこのフリツプフロツプ回路に接
続され、機関回転数に応じて所定の出力を発する
演算回路、241,242,243,246,2
47は抵抗、244,245はダイオード、24
0はコンデンサ、248は演算増巾器(以下オペ
アンプと称す)、249は電圧比較器(以下コン
パレータと称す)、25は上記信号コイル8の出
力信号aの整形出力を回転数信号としてとらえ回
転数に比例した直流電圧に変換する回転数―電圧
変換回路(以下F―V回路と称す)である。 上記フリツプフロツプ回路23の一方の入力端
子Sは、上記波形整形回路22に接続され、他方
の入力端子Rは上記コンパレータ249の出力に
接続されている。また、フリツプフロツプ回路2
3の一方の出力端子Qは抵抗242を介して上記
オペアンプ248の反転入力端子(以下(−)端
子と称す)に接続されているとともにダイオード
245と抵抗243の直列回路を介して上記オペ
アンプ248の(−)端子に接続されている。 上記オペアンプ248の非反転入力端子(以下
(+)端子と称す)は抵抗241、ダイオード2
44を介して上記F―V回路25の出力端子に接
続されるとともに、抵抗246と247で図示し
ない電源を分圧してバイアスされている。オペア
ンプ248の出力端子は上記コンパレータ249
の(−)端子に接続されているとともにコンデン
サ240を介して自分自身の(−)端子に接続さ
れている。コンパレータ249の非反転入力端子
(+)はアースに接地されている。 第4図は上記F―V回路25の出力特性を示す
もので、250はその特性の一例で図では直線的
に変化する場合を示す。又、この特性は第4図に
示すように、回転数N1のときの電圧Vr1がオペア
ンプ248のバイアス電圧と等しく設定してあつ
て、オペアンプ248の(+)端子電圧は特性2
51のように変化する。 次に第5図において、時間線b〜hは上記第3
図中の各部の電圧A〜Gの夫々タイムチヤートを
示すものであり、図中時間線aはクランク位置の
各符号を示すタイムチヤートであり、Mは機関の
要求する最大進角位置よりも若干進んだ位置を示
し、第1の角度信号を発生する。Sは第2の角度
信号の発生位置を示し、Tは上死点を示す。 次に上記実施例の動作を説明する。 まず、第1図に示すCDI式のマグネト点火装置
にあつては、電源コイル1の整流出力によりコン
デンサ4を図示極性に充電し、その充電電荷を機
関の点火時期、即ち信号コイル8の出力電圧aを
入力とする点火時期演算回路15の出力発生時期
もしくは信号コイル10の出力電圧bの発生時期
に各各サイリスタ7を導通させて点火コイル5の
1次コイル5aに印加し、その2次コイル5bに
高電圧を発生させ、点火プラグ6に火花を飛ばす
ものである。 そこで、次にサイリスタ7の導通時期、即ち点
火時期の調整手段を進角特性線図第6図を含めて
詳細に説明する。 今、機関が第6図に示す回転数N1よりも高く
N0よりも低い回転数で一定速で回転しており、
かつその場合の点火進角度が零ではなくT位置か
ら角度αだけ進んだ位置であると第1図,第3図
の動作は次のようになる。 まず、F―V回路25は機関の回転数に対応し
た出力電圧をカウント又は積分し、その出力電圧
250はバイアス電圧Vr1よりも高い値にある。
この出力電圧250はオペアンプ248の入力電
圧となり、そのオペアンプ248のプラス端子電
圧251は第4図の特性のように回転とともに変
化する。 一方、フリツプフロツプ回路23は位置Mにお
ける出力電圧Cのハイレベルの立上がりによりセ
ツトされ、その出力電圧Eはハイレベルになる。
出力電圧Eがハイレベルになると第3図に示した
電圧極性に充電されていたコンデンサ240は下
式に示す電流i2で放電し始める。
【表】
上式からわかるようにこの放電電流i2の大きさ
は、抵抗242の抵抗値が一定であればオペアン
プ248の(+)端子電圧251に依存し、この
領域ではF―V回路25の出力電圧250に依存
することになる。つまり、機関の回転数の上昇に
伴ない放電電流i2は小さくなり、その特性の傾き
は緩やかになり、フリツプフロツプ23のハイレ
ベルの出力電圧Eの角度巾は広くなる。以上のよ
うにして得られたハイレベルの出力電圧Eの角度
巾がすなわち演算回路24の演算結果に相当する
ものである。 次にコンデンサ240の放電開始によりオペア
ンプ248の出力電圧Dは第5図に示すように降
下し、ゼロ電圧に達するとコンパレータ249の
出力には、正のパルス電圧が発生し、この正のパ
ルス電圧がリセツト入力となる。 フリツプフロツプ回路23は、その入力端子R
に上記リセツトパルスが入るとリセツトされ、そ
の出力電圧Eはローレベルになる。 次に以上のようにしてフリツプフロツプ回路2
3の出力電圧Eがローレベルになると第3図に示
したコンデンサ240は、図示した極性の向きに
下式に示す電流i1で充電し始める。
は、抵抗242の抵抗値が一定であればオペアン
プ248の(+)端子電圧251に依存し、この
領域ではF―V回路25の出力電圧250に依存
することになる。つまり、機関の回転数の上昇に
伴ない放電電流i2は小さくなり、その特性の傾き
は緩やかになり、フリツプフロツプ23のハイレ
ベルの出力電圧Eの角度巾は広くなる。以上のよ
うにして得られたハイレベルの出力電圧Eの角度
巾がすなわち演算回路24の演算結果に相当する
ものである。 次にコンデンサ240の放電開始によりオペア
ンプ248の出力電圧Dは第5図に示すように降
下し、ゼロ電圧に達するとコンパレータ249の
出力には、正のパルス電圧が発生し、この正のパ
ルス電圧がリセツト入力となる。 フリツプフロツプ回路23は、その入力端子R
に上記リセツトパルスが入るとリセツトされ、そ
の出力電圧Eはローレベルになる。 次に以上のようにしてフリツプフロツプ回路2
3の出力電圧Eがローレベルになると第3図に示
したコンデンサ240は、図示した極性の向きに
下式に示す電流i1で充電し始める。
【表】
上式からわかるように、この充電電流i1の大き
さは抵抗243,242の抵抗値が一定であれば
オペアンプ248の(+)端子電圧251に依存
する。すなわち、この領域ではF―V回路25の
出力電圧250に依存することになり、回転数が
上がるとともに充電電流i1は大きくなり、その電
流特性の傾きは急峻になる。以上のようにこの領
域では回転数の上昇とともにフリツプフロツプ2
3のハイレベル出力電圧Eの角度巾が広くなるこ
とになる。 こゝで上述した動作で得られた演算回路15の
出力電圧Eを第1図に示すようにトランジスタ1
4のベースに抵抗16を介して供給するととも
に、上記トランジスタ14のコレクタを、信号コ
イル10の出力bをアース側に側路するように接
続すると、第5図のA信号とF信号の位置関係か
ら、サイリスタ7のゲート信号は第5図のG波形
となる。 即ち、機関の回転数がN0とN1との間の回転域
にあつてはその回転数が上昇するにつれフリツプ
フロツプ23のハイレベル出力電圧Eの立下り時
期が遅れるため、サイリスタ7の導通時期が遅
れ、結局点火時期は機関の回転数の上昇につれ遅
れることになる。そして、機関の回転数がN0回
転に達すると、F―V回路25の出力電圧250
並びにオペアンプ248の(+)端子電圧251
は一定となるので、フリツプフロツプ23のハイ
レベル出力電圧Eの立下り時期が機関の回転数の
上昇に拘わらず一定となり、従つて機関の点火時
期も一定となる。 次に第6図に示す回転数N1よりも低くN2より
も高い領域で再び位置Mにて出力電圧Bがハイレ
ベルになると上記同様フリツプフロツプ回路23
がセツトされ、コンデンサ240が放電される。
この時、第4図からもわかるようにF―V回路2
5の出力電圧250は、バイアス電圧Vr1よりも
低いので、F―V回路25の出力電圧250は、
放電電流i2に寄与せず、放電電流i2は下式に示す
ようになる。 i2=(フリツプフロツプのハイレベルの出力電圧E
)−Vr1/抵抗(242)の抵抗値 上式からわかるように、この領域では放電電流
i2の大きさは、回転数に拘わらず一定値である。 又、充電電流i1も
さは抵抗243,242の抵抗値が一定であれば
オペアンプ248の(+)端子電圧251に依存
する。すなわち、この領域ではF―V回路25の
出力電圧250に依存することになり、回転数が
上がるとともに充電電流i1は大きくなり、その電
流特性の傾きは急峻になる。以上のようにこの領
域では回転数の上昇とともにフリツプフロツプ2
3のハイレベル出力電圧Eの角度巾が広くなるこ
とになる。 こゝで上述した動作で得られた演算回路15の
出力電圧Eを第1図に示すようにトランジスタ1
4のベースに抵抗16を介して供給するととも
に、上記トランジスタ14のコレクタを、信号コ
イル10の出力bをアース側に側路するように接
続すると、第5図のA信号とF信号の位置関係か
ら、サイリスタ7のゲート信号は第5図のG波形
となる。 即ち、機関の回転数がN0とN1との間の回転域
にあつてはその回転数が上昇するにつれフリツプ
フロツプ23のハイレベル出力電圧Eの立下り時
期が遅れるため、サイリスタ7の導通時期が遅
れ、結局点火時期は機関の回転数の上昇につれ遅
れることになる。そして、機関の回転数がN0回
転に達すると、F―V回路25の出力電圧250
並びにオペアンプ248の(+)端子電圧251
は一定となるので、フリツプフロツプ23のハイ
レベル出力電圧Eの立下り時期が機関の回転数の
上昇に拘わらず一定となり、従つて機関の点火時
期も一定となる。 次に第6図に示す回転数N1よりも低くN2より
も高い領域で再び位置Mにて出力電圧Bがハイレ
ベルになると上記同様フリツプフロツプ回路23
がセツトされ、コンデンサ240が放電される。
この時、第4図からもわかるようにF―V回路2
5の出力電圧250は、バイアス電圧Vr1よりも
低いので、F―V回路25の出力電圧250は、
放電電流i2に寄与せず、放電電流i2は下式に示す
ようになる。 i2=(フリツプフロツプのハイレベルの出力電圧E
)−Vr1/抵抗(242)の抵抗値 上式からわかるように、この領域では放電電流
i2の大きさは、回転数に拘わらず一定値である。 又、充電電流i1も
【表】
抵抗値
となり、回転数に拘わらず一定値である。以上よ
りこの領域では、フリツプフロツプ回路23のハ
イレベル出力電圧Eの角度巾は回転数に拘わらず
一定値となる。従つてトランジスタ4、サイリス
タ7の導通時期も機関回転数に拘わらず一定とな
り機関の点火時期も一定となる。 次に第6図に示す回転数N2よりも低い領域で
は、信号コイル8の出力電圧aによるコンデンサ
240の放電電流i2、充電電流i1は上記と同様に
一定値となり、フリツプフロツプ回路23のハイ
レベル出力電圧Eの角度巾は回転数に拘わらず一
定値となる。 一方、信号コイル10の出力電圧bは第5図g
に示す如く、その電圧値は回転数が低いため小さ
いものとなつている。 従つて、演算回路15の出力Eによりトランジ
スタ14を側路しても、その側路を完了した時
(出力電圧Eの立下り時期)にはG点のの電圧は
サイリスタ7の導通電圧VGに達していなく、従
つて演算回路15の演算結果は点火に寄与しな
く、信号コイル10の出力電圧bがサイリスタ7
の導通電圧VGに達した時にサイリスタ7が導通
し、機関を点火させる。 従つて、このような低い回転領域では、角度巾
の広い信号コイル10の出力bのみにより上記サ
イリスタ7の導通に寄与することになるので、第
6図の26の如く進角特性が得られる。これは、
角度巾の広い信号が回転の上昇とともに、成長す
るためである。 以上の如き動作で進角特性は第6図の実線で示
す27のような特性が得られる。すなわち、回転
数N2以下では信号コイル10出力波形Fの成長
とともに進角し、N2以上では信号コイル10出
力波形FのスレツシホールドレベルVG以下は、
上記演算結果によつて得られた出力信号Eのハイ
レベルによつて全て側路されるので、点火時期と
しては演算回路15の演算結果によつて得られた
出力信号Eのパルス立下り時期、即ちハイレベル
からローレベルになる位置となる。 以上のようにこの発明は、機関の中速から高速
に関して馬力等の関係で点火時期の精度を必要と
される回転領域においては、角度巾の狭い第1の
角度信号で点火時期演算回路により点火時期を決
定しており、又、機関低速時の比較的精度を必要
としない回転領域では、上記第1の角度信号の発
生位置よりも所定角度遅れたクランク位置に対応
し、かつ上記第1の角度信号よりも角度巾の広い
第2の角度信号の回転の上昇に伴なう信号波形の
成長を利用して点火時期を決定するようにしてい
るので、機関の中速から高速にかけても精度のよ
い点火時期特性を得ることができるので、機関の
低速から高速まで良好なる点火時期特性を有する
点火装置が提供できる。
となり、回転数に拘わらず一定値である。以上よ
りこの領域では、フリツプフロツプ回路23のハ
イレベル出力電圧Eの角度巾は回転数に拘わらず
一定値となる。従つてトランジスタ4、サイリス
タ7の導通時期も機関回転数に拘わらず一定とな
り機関の点火時期も一定となる。 次に第6図に示す回転数N2よりも低い領域で
は、信号コイル8の出力電圧aによるコンデンサ
240の放電電流i2、充電電流i1は上記と同様に
一定値となり、フリツプフロツプ回路23のハイ
レベル出力電圧Eの角度巾は回転数に拘わらず一
定値となる。 一方、信号コイル10の出力電圧bは第5図g
に示す如く、その電圧値は回転数が低いため小さ
いものとなつている。 従つて、演算回路15の出力Eによりトランジ
スタ14を側路しても、その側路を完了した時
(出力電圧Eの立下り時期)にはG点のの電圧は
サイリスタ7の導通電圧VGに達していなく、従
つて演算回路15の演算結果は点火に寄与しな
く、信号コイル10の出力電圧bがサイリスタ7
の導通電圧VGに達した時にサイリスタ7が導通
し、機関を点火させる。 従つて、このような低い回転領域では、角度巾
の広い信号コイル10の出力bのみにより上記サ
イリスタ7の導通に寄与することになるので、第
6図の26の如く進角特性が得られる。これは、
角度巾の広い信号が回転の上昇とともに、成長す
るためである。 以上の如き動作で進角特性は第6図の実線で示
す27のような特性が得られる。すなわち、回転
数N2以下では信号コイル10出力波形Fの成長
とともに進角し、N2以上では信号コイル10出
力波形FのスレツシホールドレベルVG以下は、
上記演算結果によつて得られた出力信号Eのハイ
レベルによつて全て側路されるので、点火時期と
しては演算回路15の演算結果によつて得られた
出力信号Eのパルス立下り時期、即ちハイレベル
からローレベルになる位置となる。 以上のようにこの発明は、機関の中速から高速
に関して馬力等の関係で点火時期の精度を必要と
される回転領域においては、角度巾の狭い第1の
角度信号で点火時期演算回路により点火時期を決
定しており、又、機関低速時の比較的精度を必要
としない回転領域では、上記第1の角度信号の発
生位置よりも所定角度遅れたクランク位置に対応
し、かつ上記第1の角度信号よりも角度巾の広い
第2の角度信号の回転の上昇に伴なう信号波形の
成長を利用して点火時期を決定するようにしてい
るので、機関の中速から高速にかけても精度のよ
い点火時期特性を得ることができるので、機関の
低速から高速まで良好なる点火時期特性を有する
点火装置が提供できる。
第1図は、この発明の一実施例を示す電気回路
図、第2図は、第1図実施例の角度位置検出装置
の構造を示す正面図、第3図は、第1図実施例の
更に詳細を示す電気回路図、第4図は、第3図の
F―V回路の出力特性を示す動作線図、第5図は
第1図実施例の動作を説明する動作波形図、第6
図は、第1図の実施例による進角特性線図であ
る。 図中、1は発電コイル、5は点火コイル、6は
点火プラグ、7はサイリスタ、8,10は信号コ
イル、14はトランジスタ、15は点火時期演算
回路、22は波形整形回路、23はフリツプフロ
ツプ回路、24は演算回路、25はF―V回路、
30は制御回路である。尚、図中同一符号は同一
又は相当部分を示す。
図、第2図は、第1図実施例の角度位置検出装置
の構造を示す正面図、第3図は、第1図実施例の
更に詳細を示す電気回路図、第4図は、第3図の
F―V回路の出力特性を示す動作線図、第5図は
第1図実施例の動作を説明する動作波形図、第6
図は、第1図の実施例による進角特性線図であ
る。 図中、1は発電コイル、5は点火コイル、6は
点火プラグ、7はサイリスタ、8,10は信号コ
イル、14はトランジスタ、15は点火時期演算
回路、22は波形整形回路、23はフリツプフロ
ツプ回路、24は演算回路、25はF―V回路、
30は制御回路である。尚、図中同一符号は同一
又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 1 機関の回転に同期して正負の出力を発生し、
その整流出力を点火コイルに通電し得る電源装
置、上記点火コイルへの通電を制御する開閉素
子、上記機関の回転に同期し、上記機関の所定の
クランク位置に対応した第1の角度信号を発生す
る第1の角度位置検出装置、上記機関の回転に同
期して上記第1の角度信号の発生位置よりも所定
角度遅れたクランク位置に対応し、かつ、所定の
遅角幅よりも角度幅が広い第2の角度信号を発生
し、上記開閉素子に直接供給する第2の角度位置
検出装置、上記機関の回転数に対応した出力を発
生する回転数―電圧変換回路を具備し、上記第1
の角度信号により演算を開始して上記第1の角度
信号位置から上記回転数―電圧変換回路の出力に
基づいて定められた角度位置までの角度幅を有
し、かつ、その角度幅が機関の回転数の上昇に伴
なつて増大する演算出力を発生する点火時期演算
回路、及び上記点火時期演算回路の演算結果によ
つて得られた信号に基づき上記第2の角度信号の
一部を無効とする制御回路を備え、上記機関の低
速から中速にかけては角度幅の広い第2の角度信
号波形の成長を利用して進角させ、中速から高速
にかけては上記制御回路により制御された第2の
角度信号によつて遅角させるように構成したこと
を特徴とするマグネト点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8883979A JPS5612054A (en) | 1979-07-12 | 1979-07-12 | Magneto ignition device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8883979A JPS5612054A (en) | 1979-07-12 | 1979-07-12 | Magneto ignition device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5612054A JPS5612054A (en) | 1981-02-05 |
JPS63628B2 true JPS63628B2 (ja) | 1988-01-07 |
Family
ID=13954117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8883979A Granted JPS5612054A (en) | 1979-07-12 | 1979-07-12 | Magneto ignition device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5612054A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0510385Y2 (ja) * | 1986-10-23 | 1993-03-15 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0652075B2 (ja) * | 1983-06-08 | 1994-07-06 | 三菱電機株式会社 | 機関点火時期制御装置 |
US4480624A (en) * | 1983-08-17 | 1984-11-06 | Outboard Marine Corporation | Capacitor discharge ignition system for internal combustion engine |
CN115045788A (zh) * | 2022-06-14 | 2022-09-13 | 浙江锋龙电气股份有限公司 | 一种防喷火的控制器及其控制方法 |
-
1979
- 1979-07-12 JP JP8883979A patent/JPS5612054A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0510385Y2 (ja) * | 1986-10-23 | 1993-03-15 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5612054A (en) | 1981-02-05 |
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