JPS6361409B2 - - Google Patents

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JPS6361409B2
JPS6361409B2 JP57011089A JP1108982A JPS6361409B2 JP S6361409 B2 JPS6361409 B2 JP S6361409B2 JP 57011089 A JP57011089 A JP 57011089A JP 1108982 A JP1108982 A JP 1108982A JP S6361409 B2 JPS6361409 B2 JP S6361409B2
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spinning
fibers
fiber
stretching
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/02Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D01F6/18Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds from polymers of unsaturated nitriles, e.g. polyacrylonitrile, polyvinylidene cyanide

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は表面平滑性に優れたアクリル系繊維の
製造法に関するものであり、更に詳しくは特定の
アクリロニトリル(以下ANと略称する)系重合
体紡糸原液を特定条件下に紡出、凝固、水洗、湿
熱延伸することにより表面平滑性に優れ獣毛調の
風合を有するアクリル系繊維を製造する方法に関
するものである。 アクリル系繊維の製造方法は、大別して湿式紡
糸法と乾式紡糸法に分類され、一般に後者の方法
により製造された繊維の表面は平滑性に優れてお
り柔軟性、ぬめり感等獣毛調の風合を有している
のに対し、湿式紡糸法を採用する場合には繊維表
面に無数のシワか生成するためかかる風合におい
て必ずしも満足すべきものではなかつた。従つ
て、乾式紡糸設備等の新たな設備投資を行なうこ
となく湿式紡糸法で繊維表面にシワのない平滑な
繊維を製造することかできれば工業的意義は極め
て大きい。 本発明者らはかかる現状に鑑み、湿式紡糸法に
おける繊維表面のシワ生成挙動について鋭意検討
した結果、凝固時における凝固延伸或は凝固ゲル
糸に施す2次転移点以下の温度での延伸かシワの
生成に大きく関与しており、かかる凝固延伸を小
さくしかつ2次転移点以下の温度での延伸を実質
的に施さないことにより、表面平滑性、柔軟性、
ぬめり感、光沢、染色物の発色性等に優れた獣毛
調風合を有するアクリル系繊維を製造し得る事実
を見出し、本発明に到達した。 即ち、本発明の目的は、繊維表面の平滑性に優
れ獣毛調風合を有するアクリル系繊維を湿式紡糸
法によつて製造する方法を提供することにある。 本発明の他の目的は、柔軟剤処理によるヌメリ
改良効果が大きく、透明性、光沢、染色物の発色
性等に優れたアクリル系繊維の製造法を提供する
ことにあり、本発明の更に異なる目的は以下に記
載する本発明の具体的な説明より明らかとなろ
う。 このような本発明の上記目的は、30℃で40〜
200ポイズの粘度を有する50〜70℃のAN系重合
体紡糸原液を(a)ノズル細孔キヤピラリーレングス
が0.5mm以下の場合には紡糸ドラフトを0.05〜0.2、
また(b)0.5mmを越える場合には0.13〜2.0なる条件
で湿式紡糸し、実質的に延伸しない条件で凝固、
水洗した後、80℃以上の温度で4倍以上湿熱延伸
することにより達成され、かかる製造法の採用に
よつて初めて湿式紡糸法を採用する場合に特有の
繊維表面に無数のシワを生成することなく表面平
滑性に優れ発色性比が105%以上であるアクリル
系繊維か得られることとなつた。 以下本発明を詳述するか、まず本発明のAN系
重合体紡糸原液は30℃で40〜200ポイズの粘度特
性を有するものを採用する必要があり、かかる範
囲内にある粘度の紡糸原液を採用して初めてノズ
ル耐圧性等の問題なく透明性、発色性に優れた繊
維を提供することができる。また、該紡糸原液の
温度としては50〜70℃の範囲内の条件を採用する
必要があり、かかる範囲の下限を外れる場合には
例えばバラス効果(吐出直後の糸条のふくらみ)
に基づく凝固延伸を防ぐことができないため繊維
表面へのシワ形成を抑制することができず、また
紡糸原液温度がかかる範囲の上限を越える場合に
は凝固時にポイドを形成して透明性及び発色性に
優れた繊維を提供することができない。 なお本発明で使用するAN系重合体は、ANを
50重量%以上、好ましくは80重量%以上含む重合
体であり、ANと共重合可能な単量体としては酢
酸ビニル、アクリルアミド、アクリル酸及びその
エステル類、メタクリル酸及びそのエステル類、
塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、メタ
リルスルホン酸ソーダ、ビニルベンゼンスルホン
酸ソーダ等を挙げることができる。これらの重合
体を紡糸する紡糸溶剤としては、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホ
キシド等の有機溶剤、硝酸、ロダンソーダ、塩化
亜鉛の水溶液等の無機溶剤を挙げることができ
る。 次に、紡糸条件であるが、この中でノズル細孔
キヤピラリーレングスとの係りにおいて紡糸ドラ
フト条件を設定することが特に重要であり、(a)ノ
ズル細孔キヤピラリーレングスが0.5mm以下の場
合には0.05〜0.2、好ましくは0.06〜0.15の範囲内
の紡糸ドラフト条件を、また(b)該キヤピラリーレ
ングスが0.5mmを越える場合には0.13〜2.0、好ま
しくは0.15〜1.0の条件を採用する必要がある。
かかる条件を採用して初めてバラス効果及び吐出
糸条の引取りに伴う凝固延伸によつて発生する繊
維軸に沿つた多数のシワを持つ表面構造の形成を
抑制することができる。なお、紡糸ドラフトを上
記範囲に設定するには引取りローラー速度、吐出
量、ノズル孔径を調整するなどの方法を採用する
ことができ、更にバラス効果に起因する凝固延伸
を抑えるためドラフト一定条件下で吐出量を下げ
ることが好ましく、従つて引取りローラー速度を
10m/min以下に抑えることが望ましい。また、、
凝固速度を遅くすることが本発明の目的達成上好
ましく、かかる観点から紡糸溶剤として無機溶
剤、特にロダンソーダ水溶液を採用することが望
ましい。 なお、上記(a)の場合には異形断面の細孔を有す
るノズルを用いてもバラス効果により最終的丸断
面繊維を形成しやすいため、特に異形断面繊維を
得るためには上記(b)の条件を採用することにより
表面平滑で光沢性と共にキラメキ性に優れた繊維
を製造することができる。 また、アクリル系繊維製造時においては通常水
洗工程で冷延伸を施すのであるが、かかる冷延伸
によつて繊維表面にシワを形成するため、本発明
の目的達成上延伸を施さないで水洗、脱溶媒する
必要がある。 次に、上記のようにして紡出、凝固、水洗され
た未延伸ゲル糸を80℃以上の温度で4倍以上、好
ましくは8〜16倍湿熱延伸する必要がある。 かかる湿熱延伸を施す雰囲気としては、80℃以
上の温度の熱水、飽和水蒸気、過熱水蒸気、蒸気
と空気の混合雰囲気などを挙げることができ、中
でも熱水を採用することが工業上好ましい。 上記湿熱延伸温度が上記範囲の下限を外れる場
合には、延伸性が悪く、また繊維表面のシワ生成
を抑えることができず、望ましくない。また、前
記特定粘度範囲の紡糸原液を採用しかつ延伸倍率
が前記範囲の下限に満たない場合には、実用上満
足すべき物性を有する繊維を提供することができ
ず、また生産性の上からも望ましくない。 上記の如くして作製された繊維は、更に常法に
従つて湿熱緩和処理、湿熱或は乾熱雰囲気中での
再延伸、捲縮付与、油剤処理、乾燥等の諸工程を
適宜採択することができる。 上述の如き本発明に推奨する各構成を結合採択
することにより、発色性比が105%以上、好まし
くは110%以上であり、表面平滑性に優れたアク
リル系繊維を湿式紡糸法によつて製造することが
可能となつた。なお、発色性比(K/S比)は下
記の如くして測定した値である。 測定用繊維に、アイゼンカチロンブルーK−
2GLH(保土谷化学製カチオン染料)を0.5%o.w.f
(o.w.fとは繊維乾燥重量に対する吸着染料の重量
割合)完全吸尽させた後、60℃、60分間乾燥し
た。次いで乾燥後の染色物の反射濃度(K1/S1
値)をハンター型反射光量計:カラーマシンCM
−20型(カラー・マシンKK製)にて測定し、下
式によりK/S比を算出した。 K/S比=(K1/S1)/(K2/S2)×100(%) なお、上式において分母の数値(K2/S2)は
通常のアクリル系繊維(エクスラン)の上記処
方に従つて得られた染色物の反射濃度を示し、か
かるK/S比が大なる程、最終繊維の発色性が良
いことを意味する。 上記の如く何ら特別の設備を要することなく、
従来の湿式紡糸設備を使用して湿式紡糸法特有の
繊維表面に無数のシワを生成することなく表面平
滑性に優れ、かつ発色性に優れたアクリル系繊維
を製造し得る点が本発明の特筆すべき効果であ
る。 また、柔軟剤処理によりヌメリ改良効果が大き
く、透明性、光沢等に優れたアクリル系繊維を製
造し得る点も本発明の顕著な効果であり、かかる
獣毛調の風合を備えた繊維は、例えば獣毛混用素
材として極めて有用なものとなる。 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、実施例によつて本発明が限定されるもの
ではない。尚、実施例中の%は全て重量基準であ
る。 実施例 1 AN90%、アクリル酸メチル9.8%及びメタリル
スルホン酸ソーダ0.2%からなるAN系共重合体
(30℃のジメチルホルムアミド中での極限粘度:
1.10)を、50%濃度のロダンソーダ水溶液に溶解
して重合体濃度が12.0%であり、30℃で粘度が60
ポイズの紡糸原液を調整した。65℃の該紡糸原液
を0.04mmφ、50ホールの金属製ノズル(キヤピラ
リーレングス;0.07mm)より、−3℃、18%のロ
ダンソーダ水溶液中に押し出し、3m/min.の
ローラー速度で紡糸ドラフト0.068で引取つた。
凝固浴液中のゲル糸はたるむこともなく何ら異常
なく紡糸できた。続いて無緊張下で水洗脱溶媒を
施した後、沸騰水中で12.0倍延伸し、次いで乾球
温度/湿球温度=120℃/60℃の雰囲気下で乾燥
した後130℃の飽和水蒸気中で緩和熱処理を行な
い3デニールの繊維(A)を作製した。 ノズル細孔径、ローラー引取り速度及び紡糸ド
ラフトを第1表に記載のように変化させるほかは
上法と同様にして3種類の繊維(B〜D)を、ま
た沸騰水中での延伸倍率を3.8倍に、またノズル
細孔径、ローラー引取り速度及び紡糸ドラフトを
第1表に記載のように変化させるほかは上法と同
様にして繊維(E)を、さらに水洗脱溶媒で1.5倍延
伸(冷延伸)したのち沸騰水中で8.0倍延伸する
ほかは上法に従つて繊維(F)を、さらにまた40℃及
び75℃の紡糸原液を使用するほかは上法に従つて
2種類の繊維(G及びH)を、また30℃でポイズ
の紡糸原液(重合体濃度:10%)を使用し、紡糸
ドラフトを0.056にするほかは上法に従つて繊維
(I)をそれぞれ作製した。 このようにして得られた9種類の繊維の強伸
度、透明度、K/S比等を測定した結果を第1表
に併記する。なお、発色性比を求める基準とし
て、エクスランK8.3デニール丸断面繊維を採
用した。
【表】 第1表の結果より、本発明品(No.A〜C)にお
いては強伸度特性に問題がなく、優れた透明性及
び発色性を有している事実が理解される。これに
対し、紡糸ドラフト条件が本発明の範囲を外れる
繊維(D)、冷延伸を施した繊維(F)及び紡糸原液温度
が本発明の下限を外れる繊維(G)においては、繊維
表面に無数のシワを生成しており発色性の劣るも
のしか得られず、また湿熱延伸倍率が本発明を外
れる繊維(E)においては実用上強伸度特性に問題が
あり、さらに紡糸原液温度が本発明の上限を越え
る繊維(H)及び紡糸原液粘度が本発明を外れる繊維
(I)においては透明性、発色性共に劣るものしか得
られない。 実施例 2 プラスチツク製異形ノズル(紡糸孔最大幅/中
央くびれ最狭幅=2.0,長径/最狭幅=8.0)面
積:0.0413mm2,キヤピラリーレングス:3mm)を
使用し、下記第2表に記載する条件のほかは実施
例1の処方に従つて、繊維(J)を作製した。また、
比較のため、キヤピラリーレングスが0.3mmのノ
ズルを使用し、下記第2表記載の条件の外は上記
処方に従つて、繊維(K)を作製した。 得られた2種類の繊維の特性を評価した結果を
第2表に示す、なお、発色性比の基準は、エクス
ランF75615デニールまゆ型断面繊維である。
【表】 第2表より明らかなように、本発明においては
発色性及びキラメキ性に優れた繊維(J)を提供する
ことができたか、本発明を満足しない繊維(K)では
繊維表面にシワを有し不満足な発色性のものしか
得られなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 30℃で40〜200ポイズの粘度を有する50〜70
    ℃のアクリロニトリル系重合体紡糸原液を下記の
    紡糸ドラフト条件で湿式紡糸し、実質的に延伸し
    ない条件で凝固、水洗した後、80℃以上の温度で
    4倍以上湿熱延伸することを特徴とする発色性比
    が105%以上である表面平滑性に優れたアクリル
    系繊維の製造法。 (a) ノズル細孔キヤピラリーレングスが0.5mm以
    下の場合 0.05〜0.2 (b) ノズル細孔キヤピラリーレングスが0.5mmを
    越える場合 0.13〜2.0
JP57011089A 1982-01-26 1982-01-26 表面平滑性に優れたアクリル系繊維の製造法 Granted JPS58132107A (ja)

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