JPS6361034B2 - - Google Patents

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JPS6361034B2
JPS6361034B2 JP56215562A JP21556281A JPS6361034B2 JP S6361034 B2 JPS6361034 B2 JP S6361034B2 JP 56215562 A JP56215562 A JP 56215562A JP 21556281 A JP21556281 A JP 21556281A JP S6361034 B2 JPS6361034 B2 JP S6361034B2
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sewing machine
pedal
signal
drive
counting
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は予め作業者の試縫作業によつて設定
された縫製データに基づいて所望の針数の縫目を
自動的に再生運転し得るプレイバツクミシンに関
するものである。
従来技術 従来、この種のプレイバツクミシンにおいて
は、作業者が所望の縫目に沿つてそのミシンを運
転するとともにその模様の各行程の終了時ごとに
何らかの手動操作(例えば所定のスイツチの押圧
操作)を行うことにより、その模様の各行程にお
ける針数信号及び針上または針下停止させるため
のコード信号等からなる縫製データをそのミシン
に併設された記憶手段に記憶させるようになつて
いた。
ところが、その操作が煩雑となるとともに非能
率的であるばかりでなく、作業者がその手動操作
を忘れやすいという欠点があつた。
目 的 この発明の目的は上記のような従来のプレイバ
ツクミシンが有する欠点を解消して、作業者の通
常の縫製の際になされる操作、1つの行程の終了
時にミシンを停止させるためのペダル操作または
次の行程の開始時にミシンを再起動させるための
ペダル操作に関連して発生される信号に基づい
て、読み取つた縫製データを記憶手段に自動的に
記憶させる機能を有するプレイバツクミシンを提
供するにある。
実施例 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に
従つて説明すると、テーブル1上に載置されたミ
シン2はその主軸(図示しない)がテーブル1下
面に取付けられた駆動手段としての直流モータ3
によりベルト4及びプーリ(図示しない)を介し
て回転駆動され、その主軸の回転にともなつて縫
目形成装置が連動するようになつている。すなわ
ち針棒5に支持された針6がミシン2に内装され
た針棒機構(図示しない)により上下動されると
ともに布送り機構(図示しない)が連動されるよ
うになつている。ミシン2の一側に設けられた同
期信号発生手段としての針位置検出装置7は主軸
と連動して回転する永久磁石片とその永久磁石片
の周囲に配置された複数のホール素子とにより構
成され、針6の針上位置、針下位置及び糸切り位
置を検出し、その検出信号としてのパルス信号を
テーブル1下面に取付けられた制御ボツクス8内
の後記する制御回路23に出力するようになつて
いる。
テーブル1の脚に固定された支軸9にはペダル
10が前踏み込み(つま先側)及び後踏み込み
(かかとと側)可能に支承され、そのペダル10
は制御ボツクス8内に設けられたペダルスイツチ
11(第3図参照)に連桿11aを介して連結さ
れている。
ミシン2のブラケツトアーム下面にはスイツチ
12が突設され、その押圧操作に基づく信号を制
御回路23に出力するようになつている。ミシン
2のブラケツトアーム上面には各操作スイツチが
設けられた操作パネル13が取付けられている。
その詳細を第2図に従つて説明すると、保持型の
スナツプスイツチにて構成されるモードスイツチ
14は、このミシン2を通常の本縫い運転で使用
するノーマル(NORMAL)モードと、予め設定
された縫製データに基づいて自動運転するプレイ
バツク(PLAYBACK)モードと、その縫製デ
ータを作成する場合のラーニング
(LEARNING)モードとの中から1つのモード
を選択する場合に使用され、その操作に基づく出
力信号は前記制御ボツクス8内の制御回路23に
出力される。そして、このモードスイツチ14が
ラーニングモード側に操作されると発光ダイオー
ド15が点灯され、プレイバツクモード側に操作
されると発光ダイオード16が点灯されるように
なつている。
保持型の押ボタンスイツチにて構成される
HALTスイツチ17は、このミシン2のラーニ
ングモードにおいて後記する計数データのRAM
24への転送を阻止する操作スイツチとして使用
され、その操作に基づく出力信号は制御ボツクス
8内の制御回路23に出力されるとともにON状
態にある時はその上部に設けられた発光ダイオー
ド18が点灯される。
保持型のスナツプスイツチにて構成される前止
め縫いスイツチ19及び後止め縫いスイツチ20
は、前記ラーニングモードにて設定された縫製デ
ータに基づき予め設定された止め縫い速度で前止
め縫い及び後止め縫いを行う場合に使用され、そ
の操作に基づく出力信号は制御ボツクス8内の制
御回路23に出力される。
スタート表示灯21は発光ダイオードにて構成
され、ラーニングモードにて設定された計数デー
タに基づきプレイバツクモードにて自動運転する
場合において、その計数データの縫製始点で制御
回路23により点灯され、制御回路23がペダル
10の踏み込み操作を待つ状態であることを表示
するようになつている。
次に、このミシン2の電気回路を第3図に示す
ブロツク図に従つて説明すると、前記制御ボツク
ス8内には前記ペダルスイツチ11と、直流モー
タ3の駆動制御手段としてのモータ駆動回路22
と、マイクロプロセツサーにて構成される制御回
路23と、ラーニングモードにて設定された計数
データを記憶する記憶手段としてののRAM(ラ
ンダムアクセスメモリー)24とが設けられてい
る。そして、ペダルスイツチ11はペダル10の
前踏み込み操作に基づいてそのペダル10の踏み
込み量とは無関係な前踏み込み信号とそのペダル
10の踏み込み量に応じた前踏み込み信号とを制
御回路23に出力し、ペダル10の後踏み込み操
作に基づいて後踏み込み信号を制御回路23に出
力するようになつている。
制御回路23は前記ラーニングモードまたはノ
ーマルモードにおいてペダル10が前踏み込みさ
れた時、ペダルスイツチ11から出力されるペダ
ル10の踏み込み量に応じた前踏み込み信号を選
択し、その信号に基づいてモータ駆動回路22に
信号を出力してミシン2をペダル10の踏み込み
量に応じた速度で運転するとともに、前記プレイ
バツクモードにおいてペダル10が前踏み込みさ
れた時、ペダルスイツチ11から出力されるペダ
ル10の踏み込み量とは無関係な前踏み込み信号
を選択し、その信号に基づいてミシン2を予め設
定された一定の速度で運転するようになつてい
る。また、すべてのモードにおいてペダル10が
後踏み込みされた時、制御回路23はペダルスイ
ツチ11から出力される後踏み込み信号を検知し
て糸切り及び糸払い機構のソレノイド25に信号
を出力し、針6を針上停止させた状態で糸切り及
び糸払いを行わせるようになつている。
また、制御回路23は前記ラーニングモードま
たはプレイバツクモードにおいてミシン2を運転
する時、針位置検出装置7から出力されるパルス
信号をカウントする計数手段として作用し、その
内部にはパルス信号をカウントして作成した計数
データを格納するためのレジスタが設けられてい
る。そのレジスタは第4図に示すように前記計数
データを格納するREG1、REG2領域と、その領
域の内容を記憶させるRAM24のアドレスを格
納するためのRAMアドレスレジスタとからな
り、各領域はそれぞれ8ビツトで構成されてい
る。
RAM24の各アドレスは前記レジスタの各領
域に対応してそれぞれ8ビツトで構成され、その
レジスタから転送される計数データの記憶または
8種類のコード信号を記憶可能である。
前述のように構成された制御回路23は、前記
ラーニングモードにおいてペダル10の踏み込み
解除によりペダルスイツチ11からの出力信号が
停止されるかまたは後踏み込みにより後踏み込み
信号が出力されたとき、あるいはスイツチ12が
オフからオンに、オンからオフに切替えられたと
き、前記レジスタに格納されている計数データを
RAM24に転送する第1の手段として作用し、
この時HALTスイツチ17が操作されるとその
転送を一時的に阻止する転送阻止手段として作用
するようになつている。また、制御回路23はプ
レイバツクモードにおいてペダルスイツチ11か
ら前踏み込み信号が出力されると、針位置検出装
置7からのパルス信号をカウントした計数データ
とRAM24に記憶されている計数データとを比
較し、両計数データが一致した時モータ駆動回路
22への出力信号を停止して直流モータ3を停止
させる第2の制御手段として作用する。
さらに、制御回路23はスイツチ12からの出
力信号により布送り逆転機構のソレノイド25に
信号を出力して布送り方向を逆転させるようにな
つている。
次に、このように構成されたミシンの作用を第
6図及び第7図に示すフローチヤートに従つて説
明する。
さて、このミシン2にて第8図に示すようない
わゆるポケツト縫いA〜Eを行う場合において、
まずミシン2に電源を投入すると、制御回路23
はその内部のすべてのレジスタとRAM24をク
リアする。ここで、ポケツト縫いA〜Eを自動運
転し得る縫製データを作成するためにモードスイ
ツチ14をラーニングモード側に操作しミシン2
をA点からB点に向かつて運転すべくペダル10
を前踏み込みすると、制御回路23はペダル10
が前踏み込みされたこと及びモードスイツチ14
がラーニングモード側に操作されたことを判別し
てペダルスイツチ11から出力される前踏み込み
量に応じた信号を選択し、その信号に基づいてモ
ータ駆動回路22に信号を出力して直流モータ3
をペダル10の踏み込み量に応じた速度で回転さ
せる。
そして、ミシン2の運転にともない制御回路2
3は針位置検出装置7から出力されるパルス信号
をカウントし、その計数データをレジスタ内の
REG1領域に順次格納する。この時、REG1領域
で格納しきれない計数データについてはその
REG1領域のオーバーフロー回数をREG2領域に
格納することにより対処される。そして、制御回
路23はスイツチ12が操作されてオン状態とな
るかまたはオン状態からオフ状態に操作されない
限り計数データをレジスタに格納し続ける。
ミシン2がB点に達した時点で、ペダル10の
踏み込み操作を解除してそのペダル10を中立状
態に位置させると、制御回路23はモータ駆動回
路22への出力信号を停止してミシン2を針下停
止させるとともに、RAMアドレスレジスタに格
納された数に対応するRAM24のアドレス、す
なわち今クリア状態であるRAMアドレスレジス
タの0に対応するRAM24の先頭(0番)アド
レスに針下停止コードを記憶させる。つづいて、
制御回路23はレジスタのREG2領域に格納され
ている計数データをRAM24の次アドレスすな
わち1番アドレスに転送して記憶させ、レジスタ
のREG1領域に格納されている計数データを
RAM24のその次のアドレスすなわち2番アド
レスに転送して記憶させた後、そのREG1、
REG2領域をクリアする。
次に、制御回路23は第7図に示すフローチヤ
ートに従いモードスイツチ14がラーニングモー
ドであることを判別した後、HALTスイツチ1
7がオン状態であるか否かを判別する。
今、HALTスイツチ17はオフ状態であるの
で、制御回路23は次にHALT1フラグがセツト
されていないことを検知した後、ペダル10の踏
み込み操作を待つ状態となる。以上でA点からB
点までの縫製データをRAM24に記憶させる制
御回路23の動作が完了する。
次に、前記ポケツト縫いのB〜C間の縫製デー
タを記憶させるために被加工物を所定角度回転さ
せた後、ペダル10を前踏み込みすると、制御回
路23は第7図に示すフローチヤートに従い、ま
ずHALT2フラグがセツトされているか否かを判
別する。今、HALT2フラグはセツトされていな
いので、制御回路23は次ににRAMアドレスレ
ジスタを3インクリメントした後、HALT1フラ
グがセツトされているか否かを判別する。そし
て、HALT1フラグがセツトされていないことを
検知すると、制御回路23は第6図に示すフロー
チヤートに従び再びモードスイツチ14がラーニ
ングモードであることを検知し、ミシン2の運転
にともなつて針位置検出装置7から出力されるパ
ルス信号をカウントして前記と同様にその計数デ
ータをレジスタ内のREG1、REG2領域に格納す
る。
そして、ミシン2がC点に達した時点でペダル
10の踏み込み操作を解除して中立状態とする
と、制御回路23はモータ駆動回路22への出力
信号を停止してミシン2を針下停止させるととも
に、RAMアドレスレジスタに格納された数に対
応するRAM24のアドレス、すなわち3番アド
レスに針下停止コードを記憶させる。つづいて制
御回路23はレジスタのREG2、REG1の内容を
RAM24の4番、5番アドレスに転送して記憶
させ、REG2、REG1領域をクリアした後、第7
図に示すフローチヤートに従い次のペダル操作を
待つ状態となる。以上でB〜C間の縫製データを
RAM24に記憶させる制御回路23の動作が完
了する。
同様に、ポケツト縫いのC〜Dを運転してその
機能コード及び計数データをRAM24の各アド
レスに記憶させ、同じくD点からE点までを運転
し、E点上においてペダル10を後踏み込み込み
すると、制御回路23は針6を針上停止させると
ともにソレノイド25に信号を出力し糸切り及び
糸払い動作を行わせた後、RAMアドレスレジス
タが示すRAM24の9番アドレスに針上停止コ
ード、糸切り及び糸払いコードを記憶させる。つ
づいて、制御回路23は前記と同様にREG2、
REG1領域の内容をRAM24の10番、11番アド
レスに記憶させ、そのREG2、REG1領域をクリ
アした後、次のペダル操作を待つ状態となる。以
上でポケツト縫いA〜Eの縫製データがすべて記
憶される。
さて、前記のようなラーニング動作中において
は、ペダル10を前踏み込みしてミシン2を運転
した後、そのペダル10の踏み込みを解除して中
立状態とした時、制御回路23によりその運転部
分の縫製データがRAM24に自動的に記憶され
るが、第8図に示すポケツト縫いA〜Eのラーニ
ング動作において、ミシン2を停止させるべき
A,B,C,D,Eの各点以外で誤つてミシン2
を停止させた場合を次に説明する。
第8図に示すポケツト縫いA〜Eのラーニング
動作において、A点からB点に向かつてミシン2
を運転する場合に誤つてF点でミシン2を停止さ
せたとすると、制御回路23は前記のように
RAM24の0番アドレスから2番アドレスにA
点で起動しF点で停止するための機能コードと計
数データを記憶し、次のペダル操作を待つ状態と
なる。ここでHALTスイツチ17を押すと、第
7図に示すフローチヤートに従い制御回路23は
HALTスイツチ17がオン状態にあることを判
別してRAM24の最終アドレスにHALT1フラ
グをセツトするとともに、操作パネル13上の発
光ダイオード18を点灯させ、ペダル操作を持つ
状態となる。次に、HALTスイツチ17をもう
一度押してオフ状態とすると、制御回路23は
HALTスイツチ17がオフ状態であることを判
別して発光ダイオード18を消灯し、RAM24
にHALT1フラグがセツトされていることを判別
してRAM24の最終アドレスの前のアドレスに
HALT2フラグをセツトするとともにHALT1フ
ラグをリセツトして次のペダル操作を待つ状態と
なる。
ここで、ペダル10を前踏み込みすると、制御
回路23はRAM24にHALT2フラグがセツト
されていることを判別して、RAM24の0番ア
ドレスの針下停止コードをクリアし、1番アドレ
ス及び2番アドレスに記憶されている計数データ
をレジスタのREG2、REG1領域に格納する。そ
して、次にHALT2フラグをリセツトした後、再
び第6図に従つてミシン2の運転を再開し針位置
検出装置7からのパルス信号を計数してレジスタ
のREG1、REG2領域に加算する。
このようにしてミシン2をB点上まで運転して
ペダル10の踏み込み操作を解除すると、制御回
路23は針6を針下停止させ、RAM24の0番
アドレスに針下停止コードを記憶させ、RAM2
4の1番及び2番アドレスにA点からB点までの
計数データをレジスタから転送して記憶させる。
以上のような操作によりA〜B間の縫製データを
RAM24に記憶させれば、プレイバツクモード
においてA〜B間を再生運転する場合にその運転
がF点で停止されることはない。
次に、このような縫製データに基づいてミシン
2を自動運転する場合を説明する。まずモードス
イツチ14をプレイバツクモードに切替えると、
制御回路23はポケツト縫いA〜Eを開始するた
めのペダル10の踏み込み操作を待つ状態とな
り、操作パネル13上のスタート表示灯21を点
灯させるとともにRAMアドレスレジスタをクリ
アする。ここでペダル10を前踏み込みすると、
制御回路23は3N(N=0、1、2……)と対応
するRAM24のアドレスの記憶内容を読み出
す。今、Nは0であるので、制御回路23は
RAM24の先頭(0番)アドレスに記憶されて
いるスイツチ12の操作に基づくコード信号及び
前止め縫いスイツチ19、後止め縫いスイツチ2
0のコード信号を読み出し、そのコード信号に基
づいてモータ駆動回路22に信号を出力してミシ
ン2の運転を開始する。この時、ミシン2は制御
回路23により運転制御されるためペダル10を
踏み続ける必要はない。
ミシン2の運転にともない、制御回路23は針
位置検出装置7から出力されるパルス信号を順次
カウントしてレジスタのREG1、REG2領域に格
納する。そして、ミシン2がB点まで運転されて
そのREG1、REG2領域の計数データとRAM24
の2番及び1番アドレスに記憶されている計数デ
ータとが一致すると、制御回路23はRAM24
の0番アドレスに針上停止コードまたは針下停止
コードが記憶されているか否かを判別する。今、
RAM24の0番アドレスには針下停止コードが
記憶されているので、制御回路23は次にそのア
ドレスに糸切り及び糸払いコードが記憶されてい
るか否かを判別する。今、そのアドレスには糸切
り及び糸払いコードが記憶されていないので、制
御回路23はNを1インクリメントするとともに
レジスタのREG1、REG2領域をクリアした後、
第7図に示すフローチヤートに従いモータ駆動回
路22への出力信号を停止してミシン2を停止さ
せ、次のペダル操作を待つ状態となる。従つて、
A点上に針6が位置する状態でペダル10を前踏
み込みすると、ミシン2が運転開始され、針6が
B点に達すると、制御回路23はレジスタの計数
データとRAM24に記憶されている計数データ
とが一致したことを検知してミシン2を針下位置
で停止させる。
次に、B〜C間を縫製するために被加工物を所
定角度回転させ、ペダル10を前踏み込みする
と、制御回路23は第6図に示すフローチヤート
に従つて運転を開始し、針位置検出装置7から出
力されるパルス信号をカウントしてレジスタの
REG1、REG2領域に格納する。そして、ミシン
2がC点まで運転されてその領域の計数データと
RAM24の4番及び5番アドレスに記憶されて
いる計数データとが一致すると、制御回路23は
RAM24の3番アドレスに針下停止コードが記
憶されていることを検知し、さらにそのアドレス
に糸切り及び糸払いコードが記憶されていないこ
とを検知した後、Nを1インクリメントするとと
もにREG1、REG2領域をクリアし、ミシン2を
C点位置に針下位置で停止させた状態で次のペダ
ル操作を待つ。
以上のような操作がくり返されてC〜D間、D
〜E間が縫製され、針6がE点に達すると、制御
回路23はRAM24の9番アドレスに針上停止
コードが記憶されていることを検知して針6を針
上位置で停止させ、つづいてそのアドレスに糸切
り及び糸払いコードが記憶されていることを検知
し、ソレノイド25に信号を出力して糸切り及び
糸払い動作を行わせる。これで、1つのポケツト
縫いA〜Eの自動運転が終了し、再びスタート表
示灯21が点灯されて次のポケツト縫いA〜Eを
行うためのペダル操作を待つ状態となる。そし
て、以上のようなプレイパツクモードによる操作
をくり返すと多数のポケツト縫いA〜Eを簡単に
縫製することができる。
次に、このミシン2にて第9図に示すような前
止め縫いG〜Jを行う場合を説明する。
第6図に示すフローチヤートに従い、まずミシ
ン2に電源を投入し、前止め縫いスイツチを操作
してオン状態とするとともにモードスイツチ14
をラーニングモードとし、針6をG点上に位置さ
せた状態でペダル10を前踏み込みすると、制御
回路23はペダル10が前踏み込みされたこと及
びモードスイツチ14がラーニングモードである
ことを判別してペダルスイツチ11から出力され
るペダル10の踏み込み量に応じた信号を選択
し、その信号に基づいてモータ駆動回路22に信
号を出力して、ミシン2をH点に向かつてペダル
10の踏み込み量に応じた速度で運転する。
ミシン2の運転にともない、制御回路23は針
位置検出装置7から出力されるパルス信号をカウ
ントし、その計数データを前記ポケツト縫いの場
合と同様にレジスタのREG1、REG2領域に格納
する。ミシン2がH点まで運転された時点でスイ
ツチ12を押圧操作してオン状態とすると、制御
回路23はその操作を検知して、RAMアドレス
レジスタに格納された数に対応するRAM24の
アドレス、すなわち今クリア状態であるRAMア
ドレスレジスタの0に対応するRAM24の先頭
(0番)アドレスに前止め縫いコード及び布送り
逆転コードを記憶させ、REG1、REG2領域に格
納されたG〜H間の計数データをRAM24の2
番、1番アドレスに記憶させてそのREG1、
REG2領域をクリアするとともにRAMアドレス
レジスタを3インクリメントし、ソレノイド25
に信号を出力して布送り方向を逆転させる。
布送り方向が逆転されてミシン2がH点からI
点に向かつて運転されると、制御回路23は前記
と同様に針位置検出装置7から出力されるパルス
信号をカウントし、その計数データをREG1、
REG2領域に格納する。そして、ミシン2がI点
まで運転された時点でスイツチ12の押圧操作を
解除すると、制御回路23はその操作を検知し
て、RAM24の4番アドレスに布送り正転コー
ドを記憶させ、REG1、REG2領域に格納された
H〜I間の計数データをRAM24の6番、5番
アドレスに記憶させてそのREG1、REG2領域を
クリアするとともにRAMアドレスレジスタを3
インクリメントし、ソレノイド25への出力信号
を停止して布送り方向を正転に戻す。
同様にI〜J間を運転しJ点まで運転された時
点でペダル10を後踏み込みすると、制御回路2
3はミシン2を針上停止させるとともに糸切り及
び糸払いを行わせ、RAM24の次の所定のアド
レスに針上停止コード、糸切り及び糸払いコー
ド、I〜J間の計数データをそれぞれ記憶させ
る。以上で止め縫いG〜Jの縫製データが作成さ
れる。
次に、このような縫製データに基づいてミシン
2を自動運転する場合を説明する。まず、モード
スイツチ14をプレイバツクモードに切替える
と、制御回路23は止め縫いを開始するためのペ
ダル10の踏み込み操作を待つ状態となり、操作
パネル13上のスタート表示灯21を点灯させる
とともにRAMアドレスレジスタをクリアする。
ここで、ペダル10を前踏み込みして、ペダルス
イツチ11から制御回路23に信号を出力させる
と、制御回路23はRAM24の0番アドレスに
前止め縫いコードが記憶されていることを検知し
て、モータ駆動回路22に信号を出力し、ミシン
2を予め設定された止め縫いのための一定速度で
運転し始める。そして、ミシン2の運転にともな
い制御回路23は前記ポケツト縫いの再生運転の
場合と同様に、針位置検出装置7からのパルス信
号のカウント数とRAM24の計数データとを比
較する。ミシン2がH点まで運転されてそのカウ
ント数とRAM24の計数データとが一致する
と、制御回路23はRAM24の所定アドレスに
布送り逆転コードが記憶されていることを検知し
て布送り方向を逆転させ、I点に向かつてミシン
2を運転する。そして、針6がI点に達すると、
制御回路23は布送り方向を正方向に戻してミシ
ン2を運転し続け、針6がJ点に達するとRAM
24の所定アドレス内の針上停止コード、糸切り
及び糸払いコードを検知して、針6を針上停止さ
せるとともに糸切り及び糸払い動作をを行わせ
る。
これで1つの前止め縫いG〜Jの再生運転が終
了し、制御回路23はスタート表示灯21を点灯
するとともに次の前止め縫いを行うためのペダル
操作を待つ状態となる。また、モードスイツチ1
4をノーマルモードに切替えれば前記前止め縫い
G〜Jを行つた後にミシン2をペダル10の踏み
込み量に応じた速度で運転することができる。
以上述べたように、このミシン2は前記ポケツ
ト縫いA〜Eの縫製データを作成する場合には、
モードスイツチ14をラーニングモードに操作し
た後ペダル10を前踏み込みして各行程A〜B,
B〜C,C〜D,D〜Eを運転するとともにその
各行程の終点B,C,D,Eでペダル10を中立
状態または後踏み込みすれば、各行程の針数に対
応する計数データを制御回路23内のレジスタか
らRAM24の所定アドレスに自動的に転送して
記憶させることができる。この時、各行程の終点
以外B,C,D,Eで誤つてミシン2を停止させ
た場合には、HALTスイツチ17を押圧してオ
ン状態としもう一度押圧してオフ状態に戻すとと
もにペダル10を前踏み込みして次の終点まで運
転した後、再びペダル10を中立状態または後踏
み込みすれば、その行程を停止することなく一連
に縫製し得る正確な計数データをRAM24に記
憶させることができる。
また、止め縫いG〜Jの縫製データを作成する
場合には、同じくペダル10を前踏み込みしてミ
シン2を運転するとともにH点上において布送り
方向を逆転させるためにスイツチ12を押圧し、
I点上において布送り方向を正転に戻すためにス
イツチ12の押圧を解除すれば、各行程G〜H,
H〜I,I〜Jの針数に対応する計数データと布
送り方向とをRAM24の所定のアドレスに自動
的に記憶させることができる。
そして、前記のような操作により作成された縫
製データに基づいてポケツト縫いA〜Eを行う場
合には、モードスイツチ14をプレイバツクモー
ドとした後、各行程の始点A,B,C,Dでペダ
ル10を前踏み込みして制御回路23に信号を出
力してやれば、その制御回路23により各行程を
ペダル10の踏み込み操作に関係なく予め設定さ
れた一定の速度で自動的に縫製することができ、
止め縫いG〜Jを再生運転する場合にはその止め
縫いの始点Gでペダル10を前踏み込みすれば、
制御回路23によりその止め縫いG〜Jを予め設
定された一定の速度で自動的に縫製することがで
きる。
また、前記実施例においてはポケツト縫いA〜
Eの縫製データを作成する場合に各行程の終点
B,C,D,Eでペダル10を中立状態または後
踏み込みすることにより各行程の針数に対応する
計数データをRAM24に記憶させるようにした
が、各行程の終点B,C,D,Eでペダル10を
中立状態とした後の前踏み込みまたは後踏み込み
操作により各行程の計数データをRAM24に記
憶させるようにしてもよい。
効 果 以上詳述したようにこの発明は、同期信号発生
手段からの信号を計数して作成した計数データ等
の縫製データをペダル操作に基づく駆動停止指令
信号に応答して自動的に記憶手段に記憶させるこ
とができる。従つて、前記作業者は従来のように
一々スイツチ等によつて前記縫製データを記憶手
段に記憶させるという面倒な操作を行う必要がな
くなるので、所望する縫目の縫製データを能率よ
く記憶させることができるとともに、作業性も向
上し、さらには、作業者が前記操作をし忘れると
いつたことも防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化したプレイバツクミ
シンの正面図、第2図はその操作パネルの正面
図、第3図はその電気回路を示すブロツク図、第
4図はレジスタの内容を示す説明図、第5図は
RAMの内容を示す説明図、第6図及び第7図は
制御回路の演算処理動作を示すフローチヤート
図、第8図、第9図はこのミシンによる縫目模様
図である。 ミシン……2、直流モータ……3、針……6、
針位置検出装置……7、ペダル……10、ペダル
スイツチ……11、モードスイツチ……14、
HALTスイツチ……17、モータ駆動回路……
22、制御回路……23、RAM……24、ソレ
ノイド……25。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 針6を含む縫目形成装置と、 その縫目形成装置を駆動停止するために作業者
    によつて操作可能に設けられたペダル10と、 そのペダル10からの駆動停止指令信号に基づ
    いて前記縫目形成装置を駆動停止するための駆動
    手段3と、 前記針6の上下動に同期した信号を発生する同
    期信号発生手段7と、 その同期信号発生手段7からの信号を計数する
    計数手段23と、 その計数手段23によつて計数された計数デー
    タを複数組記憶可能に配置された記憶手段24
    と、 作業者のペダル操作に基づく複数個の前記駆動
    停止指令信号の発生毎に前記駆動手段3を駆動停
    止するとともに各々の前記駆動停止指令信号に応
    答して前記計数データを前記記憶手段24に順次
    転送する第1の制御手段23と、 作業者のペダル操作に基づく前記駆動停止指令
    信号のうち駆動指令信号の発生毎に前記駆動手段
    3を駆動するとともに前記記憶手段24に記憶さ
    れた前記計数データを前記駆動指令信号の発生に
    関連して読み出し、その読み出された計数データ
    と前記計数手段23の計数結果とを順次比較し、
    その比較結果に基づき前記駆動手段3を停止する
    第2の制御手段23と、 前記第1、第2の制御手段23を選択的に切換
    えるために作業者によつて操作可能に配置された
    選択スイツチ14と からなるプレイバツクミシン。 2 前記第1の制御手段23は、前記駆動停止指
    令信号の発生に関連する前記計数データの前記記
    憶装置24への転送を阻止するための信号を発生
    する一つの操作スイツチ17と、そのスイツチ1
    7の操作に関連して発生される信号に基づいて前
    記計数データの記憶装置24への転送を一時的に
    阻止する転送阻止手段23とを含むことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載のプレイバツク
    ミシン。 3 前記第1の制御手段23による前記計数デー
    タの前記記憶装置24への転送動作はペダル操作
    に関連して連続的に発生される前記駆動停止指令
    信号のうち駆動指令信号発生後の停止指令信号の
    発生に伴い為されることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項若しくは第2項に記載のプレイバツク
    ミシン。 4 前記第1の制御手段23による前記計数デー
    タの前記記憶装置24への転送動作はペダル操作
    に関連して連続的に発生される前記駆動停止指令
    信号のうち停止指令信号発生後の駆動指令信号の
    発生に伴い為されることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項若しくは第2項に記載のプレイバツク
    ミシン。
JP21556281A 1981-12-24 1981-12-24 プレイバツクミシン Granted JPS58112583A (ja)

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