JPS636064Y2 - - Google Patents

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JPS636064Y2
JPS636064Y2 JP1985171253U JP17125385U JPS636064Y2 JP S636064 Y2 JPS636064 Y2 JP S636064Y2 JP 1985171253 U JP1985171253 U JP 1985171253U JP 17125385 U JP17125385 U JP 17125385U JP S636064 Y2 JPS636064 Y2 JP S636064Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は開口容易な蓋に関し、さらに詳しくは
容器本体にヒートシールされ、かつスコア部を引
裂くことによつて容易に開口することができる開
口容易な蓋に関する。
従来の技術 従来の開口容易な蓋として代表的なものは、厚
さ約0.2〜0.3mmの、比較的厚く、剛性のある金属
蓋に開口部を区画するスコア部とタブを設け、タ
ブを引上げることによつてスコア部を破断して開
口する型式のものであるが、この型式のものは通
常2重巻締(この作業のさい容器本体に通常約
150〜200Kgの高い軸荷重が加わる)によつて容器
本体を密封するものであり、従つて容器本体が比
較的薄い可撓性材料よりなる場合は適用が困難で
あり、その上コスト高で、価格が高いという問題
があつた。
実開昭51−18880号公報に記載される蓋体のよ
うに、ピーラブルシール蓋と称して、容器本体と
の熱接着強度を弱くしておき、熱接着部を引剥す
ことによつて開口する型式のものもあるが、この
種の蓋で密封された容器は、レトルト殺菌処理用
容器として法的に認められていない。レトルト殺
菌処理時の高温と内圧により熱接着部が剥れた
り、ピンホールを生成したりして密封性が損わ
れ、従つて衛生上の問題を惹起すおそれがあるか
らである。従つてこの種の容器は室温での食品の
長期保存に不適当である。
特開昭52−39489号公報には、剛性で射出成形
されたプラスチツクよりなる外方壁部(外層に相
当する;第2頁下段左欄第12〜13行)、およびプ
ラスチツク層もしくはプロピレンフイルム−アル
ミニウム箔−プロピレンフイルムよりなる内層
(第5頁下段右欄第2〜4行)よりなり、あけ口
を画定する引裂き切込み(所謂スコア部)が外方
壁部に形成された蓋が提案されている。
この場合は、外方壁部を射出成形によつて1個
づつ生産しなければならず、さらにこの外方壁部
に1個づつ内層を接着しなければならないので生
産コストが高く、また剛性をもたせるためには外
方壁部を厚くしなければならないので材料コスト
も高くなり、従つて全体としてコスト高となると
いう問題を有する。
また引裂き切込みを引裂いて開口するさい、蓋
の切込みより内側の部分が曲げられるが、蓋が剛
性で厚いため曲げ抵抗が大きく、従つて開口に比
較的大きな力を要し、そのため容器本体が比較的
薄い可撓性材料よりなる場合は、開口のさい容器
本体が変形したり、潰れたりするなどのトラブル
を生じ易く、開口が必ずしも容易でないという問
題を有する。
考案が解決しようとする問題点 本考案の目的は、比較的小さな力で、容易にス
コア部に沿つて完全開口でき、かつ低コストの開
口容易な蓋を提供することにある。
本考案の別の目的は、容器本体と強い接着強度
(少なくとも2.3Kg/1.5cmの引裂強度;厚生省告
示第17号第3(4)「熱封緘強度試験」にもとづいて
測定;以下同じ)でヒートシールされ、従つてレ
トルト殺菌処理に耐え、かつ比較的薄い可撓性材
料よりなる、比較的低コストの容器本体に対して
も適用できる開口容易な蓋を提供することにあ
る。
本考案の他の目的は、レトルト殺菌処理可能
で、かつガスバリヤー性に優れ、室温での食品の
長期保存に耐える密封容器用の開口容易な蓋を提
供することである。
問題点を解決するための手段 本考案の開口容易な蓋は、容器本体と、接着強
度が2.3Kg/1.5cm以上のヒートシール部を形成し
て該容器本体を密封するための開口容易な蓋であ
つて、該蓋は内層がヒートシール可能なプラスチ
ツクフイルム、中間層が金属箔、外層が補強用プ
ラスチツクフイルムよりなる積層体によつて形成
されており、該ヒートシール部の内側には、開口
部を区画するための該外層を貫通して該中間層の
途中まで達するスコア部が、その全周が該ヒート
シール部の内側に位置するように形成されてお
り、かつ開口のさい該中間層と該内層の間で剥離
が生じない程度に該中間層と該内層間の接着力
が、該内層の引裂き強さに比べて十分に大きいこ
とを特徴とする。
ここにヒートシールとは、接着強度が2.3Kg/
1.5cm以上になるような条件でプラスチツクフイ
ルム同士を熱融着することをいう。
作 用 蓋は内外層がプラスチツクフイルム、中間層が
金属箔よりなる積層体より形成されているので、
比較的薄いため材料コストが低い。またこの積層
体より打抜きにより形成することができるので、
量産が容易で生産コストも低い。さらに蓋は比較
的薄く、そのため可撓性であるので、開口のさい
の曲げ抵抗が小さく、比較的小さな力で容易に開
口できる。
蓋の内層はヒートシール可能なプラスチツクフ
イルムよりなつているので、容器本体とヒートシ
ール部を形成して容器本体を密封することが可能
である。ヒートシールによる密封作業のさいは容
器本体に加わる軸荷重を殆んど0にすることがで
きる(例えば容器本体のヒートシールされるべき
フランジ部を下方から支承することによつて)た
め、比較的薄い可撓性材料よりなる比較的低コス
トの容器本体に対しても適用できる。また形成さ
れた密封容器は、蓋を容器本体が、2.3Kg/1.5cm
以上の接着強度を有するヒートシール部によつて
接合しているので、レトルト殺菌処理に耐える。
蓋は中間層としてガスバリヤー性に優れた金属
箔を有し、スコア部はこの金属箔層を貫通するこ
となく、金属箔層の途中までしか達していないの
で、スコア部によつて金属箔層のガスバリヤー性
が損われることがない。また内層がプラスチツク
フイルムよりなつているので、中間層の金属箔が
内容食品によつて侵蝕されるおそれがない。その
ため容器本体もガスバリヤー性が優れ、かつ耐内
容食品性の材料よりなる場合は、得られた密封容
器は、レトルト殺菌処理することにより内容食品
の室温での長期保存に耐える。
外層は補強用プラスチツクフイルムよりなつて
おり、この外層を貫通して開口部を区画するため
のスコア部が形成されている。そのためスコア部
が円周方向に延びている場合でも、スコア部の一
部に切口を作り、この切口の内側を半径方向内側
に向つて引張つて開口するさいに、第4図に示さ
れるように、引裂きはスコア部に沿つて行なわ
れ、補強用プラスチツクフイルムがない蓋にみら
れるように(この場合は金属層のみにスコア部
(塗膜があるときは塗膜にも)が形成されてい
る)、スコア部に沿うことなく半径方向内方に向
つて引裂きが進行して、第3図に示されるよう
な、不完全な部分開口が生ずるおそれがない(第
12頁第1〜14行参照)。外層は引裂き抵抗が大き
いために、スコア部に沿うことなく、半径方向に
引裂かれるのが防止されるからである。外層は、
蓋の補強の他に、中間層である金属箔の防食にも
役立つ。
スコア部は外層を貫通して、金属箔である中間
層の塗中まで達している。そのため金属箔層のス
コア部に沿う引裂きが容易である。さらに中間層
と内層間の接着力が、開口のさい中間層と内層の
間で剥離が生じない程度に、内層の引裂き強さに
比べて十分に大きいので、開口のさい内層もスコ
ア部に対応する部分に沿つて容易に引裂かれ(こ
の引裂きは金属箔の引裂き先端における鋭いカツ
トエツジによつて助長される)、第5図にみられ
るような、切口附近から内層のみが半径方向に裂
けて、局部的な開口しか行なわれないというトラ
ブルを防止できる。
実施例 以下実施例を示す図面を参照しながら、本考案
について説明する。
第1図、第2図において、1は容器本体2およ
び開口容易な蓋(以下蓋と略称する)3よりなる
密封容器である。蓋3は内層4、中間層5および
外層6よりなり、各層は薄い接着剤層(図示され
ない)によつて接着されている。また開口部を区
画するためのスコア部8が外層6を貫通して中間
層5の途中まで達するよう形成されている。内層
4はヒートシール可能で、かつ比較的引裂強度の
小さいプラスチツクフイルム、例えば無延伸のポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル−エ
ーテル樹脂等の好ましくは、厚さ約50〜70μmの
フイルムよりなる。約50μmのフイルムより薄い
と十分なヒートシール強度が得られず、かつレト
ルト処理や落下衝撃時の内圧、あるいは取扱時等
の外圧によりスコア部8が破断し易くなり、一方
約70μmより厚いと開口のさいの引裂きが困難と
なるからである。
中間層5は金属箔、好ましくは厚さ約80〜
100μmのアルミニウム箔よりなる。金属箔とし
てはスチール箔や鉄箔も使用可能であるが、金属
が露出するスコア部8の耐錆性の点からはアルミ
ニウム箔の方がより好ましい。中間層5はガスバ
リヤー層としても機能する。中間層5の厚さはピ
ンホールがなければ約10μmであつても十分なガ
スバリヤー性を有するのであるが、その厚さが約
80μmより薄いことは好ましくない。その理由
は、中間層がある程度の剛性を有することが、蓋
に引上げ方向の縦皺が発生して、スコア部の引裂
きによる開口が困難になるのを防止するためと、
ならびに中間層である金属箔の引裂き先端におけ
る鋭いカツトエツジによつて内層のプラスチツク
フイルムの引裂きを容易にして、開口のさいの良
好なスコア部の切断を確保するため望ましいから
である。また約100μmより厚いことは、曲げ抵
抗が大きくなるので開口が困難となり、かつスコ
ア部8の形成やヒートシールを困難にし、かつコ
ストアツプを招くので好ましくない。
スコア部8は、その底端部8aが、中間層5の
下面よりその肉厚の約1/3〜2/3上の高さに位置す
るよう形成されるのが好ましい(中間層の厚さが
約80〜100μmの場合)。約1/3より低いとスコア
部の強度(厚生省公示第17号第3(3)および(5)によ
る)が低下し、外圧が加わつたさいや落下のさい
等に、スコア部が破断するという問題が起り易く
なり、一方約2/3より高いとスコア部8の引裂き
が困難となるからである。
外層6は補強用のプラスチツクフイルム例えば
延伸もしくは無延伸のポリエチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、ポリ
アミド、ポリカーボネート等のフイルムよりな
り、その厚さはプラスチツクフイルムの強度にも
よるが、通常約10〜100μmである。上記プラス
チツクフイルムの裏面、すなわち中間層5と接す
る側の面に、グラビア印刷を施してもよい。
開口は通常スコア部8の一部に刃物等で切口9
(第3図参照)をつけた後、切口の内側(中心寄
りの)の部分10を指で摘んで半径方向内側に向
つて矢印方向に引張ることによつて行なわれる。
そして第3図のように蓋3′が外層6を含まな
い積層体よりなり、かつ切口9付近のスコア部
8′(中間層5(この場合は外層となる)である
金属箔の途中まで達している)が半径方向に対し
比較的大きな角度で延びている場合は、半径方向
に向う引裂き力はスコア部8′に沿う引裂き力よ
りも分力の関係で遥かに大きく、かつ半径方向と
スコア部8′の延びる方向との引裂き抵抗の差は
比較的小さい。そのためこの場合は第3図のよう
に半径方向に引裂きが生じ、局部的な開口しか行
なわれず、第4図に示されるようなスコア部8に
沿う開口部11の形成が行なわれない。外層6を
設けることによつて半径方向の引裂き抵抗が大き
くなるので、このような欠陥を防止することがで
きる。
内層4と中間層5間の接着力は、開口のさい内
層4と中間層5の間で剥離が生じない程度に、内
層4の引裂き強さに比べて十分に大きいことが必
要である。上記接着力が弱いと、第5図に示され
るように切口の内側の部分10を矢印方向に引張
るさい、切口9付近から内層4のみが半径方向に
裂け、中間層5は外層6と共にスコア部8に沿つ
て裂けるという現象が起り、局部的な開口しか行
なえないからである。上記接着力を高めるために
は、接着力の大きいイソシアネート系接着剤もし
くは不飽和二塩基酸変性ポリオレフイン系接着剤
等を使用し、十分な接着温度、時間および加圧力
の下にラミネートを行なえばよい。通常両層間の
引裂強度が約0.6Kg/1.5cm(巾)以上あれば上記
のトラブルは起り難い。
容器本体2は、例えばプラスチツクフイルムと
金属箔の積層体をカツプ状に絞り加工したもの、
あるいはぶりきやテインフリースチール等の金属
板にヒートシール可能なプラスチツクフイルムを
ラミネートした積層体を同様にカツプ状に絞り加
工したもの、あるいはポリプロピレン層とエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体層(酸素バリヤー
性が大きい)を主体とする積層体をプラグアシス
ト圧空成形法によつてカツプ状に成形したもの、
あるいは上記のような材料を筒状に形成し、2重
巻締又はヒートシール等によつて底部を接合した
もの等であつて、ガスバリヤー性に優れた材料に
よつて形成され、内層14aもしくは外層14b
が蓋3の内層4と同系統のヒートシール可能なプ
ラスチツクよりなるものが好ましい。
ここに同系統のプラスチツクとは、例えばポリ
プロピレンとポリプロピレン、低密度ポリエチレ
ンと低密度ポリエチレン、あるいは低密度ポリエ
チレンと中密度ポリエチレン、もしくは中密度ポ
リエチレンと変性低密度ポリエチレン等の組合せ
を称し、通常はポリエチレンとポリプロピレンの
組合せは含まれない。同系統のヒートシール可能
なプラスチツク同士による熱融着の場合は、前述
のような2.3Kg/1.5cm以上という高い接着強度が
得易いからである。しかしながらヒートシール部
12の上記のような接着強度が得られる限り、本
考案は容器本体2の材料や形状等によつて制約さ
れるものでない。
第1図においてはスコア部8はできるだけ大き
い開口部11(第4図)を形成するため、ヒート
シール部12の内側に沿つて連続的に形成されて
いる。しかしながら開口容易な範囲内でスコア部
8はミシン目状に不連続的にあつてもよい。また
用途によつてはより小さな開口部が形成されるよ
うなスコア部の形状であつてもよい。
スコア部8の形成は例えば次のようにして行な
われる。第6図において、スコア部形成用のスコ
アダイ15は、下面にスコア部8と対応する形状
を有する環状の(第1図の形状のスコア部8を形
成する場合)歯部16を備えている。歯部16の
下端部16aは通常ごく細巾の(例えば幅50μ
m、なおスコア部8の外層6表面における幅は例
えば0.4mm)平面状となつている。下端部16a
を線状とすると、下端部が完全に同一平面上に位
置することは不可能に近いので、スコア部の深さ
に不同が生じて、屡々内層4にまでスコアが入
り、該部の内層4が内圧や外圧で破断したり、あ
るいは該部のガスバリヤー性が失われる等のトラ
ブルを招き易いからである。
そのため通常の室温でのスコアダイ15による
押圧によつては、補強用プラスチツクフイルムよ
りなる外層6を貫通してスコア部8を形成するこ
とは困難である。そのためには歯部16付近のス
コアダイ15内にヒータ17を内蔵させて、押圧
時に歯部16の温度が少なくとも外層16を形成
するプラスチツクの融点もしくは軟化点になつた
状態でスコアダイ15を下降させ、アンビル18
上に載置された積層体7を押圧すればよい。その
さい第2図には省略したが、第6図に示すよう
に、スコア部8の両縁上面に沿つて隆起部8bが
形成される。なお上記押圧のさいには、図示され
ないストツパー等の機構により、歯部16の下端
部16aの下死点が正確に内層5内の所定高さと
なるようにする必要がある。
他の手段として、レーザ光線(例えば出力
350W、波長10.6ミクロン)を照射することによ
つて、スコア部8に対応する外層6部分のみを穿
孔し、その後上記型式のスコアダイ15(ただし
ヒータ17による加熱を行なわない)によつて室
温で内層5にスコアをつけてスコア部8を形成す
ることもできる。レーザ光線は特に中間層5がア
ルミニウム箔よりなる場合は、反射されて中間層
5を溶融穿孔することなく、外層6のプラスチツ
クフイルムのみを溶融穿孔する性質を有するから
である。
本考案は上記の実施例によつて限定されるもの
でなく、例えば容器本体2および蓋3の形状は楕
円形もしくは隅丸四角形等であつてもよい。さら
に第7図、第8図に示されるように、蓋3を浅絞
りによつて落し蓋形式として、スコア部8に近接
して摘み片19を外層6に熱融着してもよい。こ
の場合は刃物等の適当の手段で摘み片19の頭端
部19aに近接したスコア部8に切口をつけてか
ら、摘み片19の摘み部19bを引張ることによ
つて開口をより容易に行なうことが可能となる。
なお第7図においては、ヒートシール部12は容
器本体2の上端部2aの内層14aと蓋3の胴壁
部3aの内層4との間に形成されている。
また第9図、第10図に示すように、フランジ
部22a、フランジ部22aの外縁に連接する立
上り部22b、立上り部22bの上端外側に断面
ほぼ円形に巻き込み形成されたカール部22cを
有する容器本体22と、フランジ部22aにフラ
ンジ部23bがヒートシールされ、陥没したパネ
ル部23aの外縁近傍に沿い環状のスコア部28
が形成され、かつ金属又は硬質のプラスチツク等
よりなる剛性の摘み片29がパネル部23aに熱
接着された蓋23よりなる密封容器21であつて
もよい。29aは鋭い刃先であり、30は熱接着
部である。図示は省略したが、第1図、第2図の
密封容器1の場合と同様に、蓋23は外層、中間
層、内層の3層構造よりなり、スコア部28は外
層を貫通して、中間層の途中まで達している。こ
の場合は摘み片29の摘み部29bを引き上げる
のみによつて、容易に開口が行なわれる。
考案の効果 本考案の開口容易な蓋は、比較的小さな力で、
容易にスコア部に沿つて完全開口でき、ガスバリ
ヤー性に優れ、かつ低コストであるという効果を
奏する。
さらに本考案の開口容易な蓋は、比較的薄い可
撓性材料よりなる容器本体をも密封する可能であ
り、密封容器はレトルト殺菌処理に耐えるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例である開口容易
な蓋によつて密封された容器の斜視図、第2図は
第1図の−線に沿う縦断面図、第3図は本考
案に属しない蓋を開口した状態を示す斜視図、第
4図は第1図の蓋を開口する途中の状態を示す斜
視図、第5図は本考案に属しない蓋の他の例を開
口した状態を示す斜視図、第6図はスコア部を形
成する状態を説明するための縦断面図、第7図は
本考案の第2の実施例である開口容易な蓋によつ
て密封された容器の斜視図、第8図は第7図の
−線に沿う縦断面図、第9図は本考案の第3の
実施例である開口容易な蓋によつて密封された容
器の平面図、第10図は第9図の−線に沿う
縦断面図である。 2……容器本体、3……開口容易な蓋、4……
内層、5……中間層、6……外層、7……積層
体、8……スコア部、11……開口部、22……
容器本体、23……開口容易な蓋、28……スコ
ア部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体と、接着強度が2.3Kg/1.5cm以上のヒ
    ートシール部を形成して該容器本体を密封するた
    めの開口容易な蓋であつて、該蓋は内層がヒート
    シール可能なプラスチツクフイルム、中間層が金
    属箔、外層が補強用プラスチツクフイルムよりな
    る積層体によつて形成されており、該ヒートシー
    ル部の内側には、開口部を区画するための該外層
    を貫通して該中間層の途中まで達するスコア部
    が、その全周が該ヒートシール部の内側に位置す
    るように形成されており、かつ開口のさい該中間
    層と該内層の間で剥離が生じない程度に該中間層
    と該内層間の接着力が、該内層の引裂き強さに比
    べて十分に大きいことを特徴とする開口容易な
    蓋。
JP1985171253U 1985-11-07 1985-11-07 Expired JPS636064Y2 (ja)

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JPS5239489A (en) * 1975-09-12 1977-03-26 Akerlund & Rausing Ab Cannlike container* opener and method of producing same
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