JP2984464B2 - 易開封性密封容器 - Google Patents
易開封性密封容器Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フランジ部を有するプ
ラスチック製のカップ体と蓋材からなる容器において、
優れた密封性ならびにイージーオープン性を備える易開
封性密封容器に関する。
ラスチック製のカップ体と蓋材からなる容器において、
優れた密封性ならびにイージーオープン性を備える易開
封性密封容器に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の食品類を包装するための容器とし
て、蓋が容易に開封できるイージーオープン構造のプラ
スチック製密封容器が汎用されている。従来から実用さ
れている最も一般的なプラスチック製密封容器のイージ
ーオープン構造は、蓋材を構成するシール層の樹脂材質
を変えて容器とのシール強度を適度の範囲(通常は60
0〜1000g/25mm巾)に調整し、蓋材と容器のシ
ール界面をピールして開封するものである(界面剥離タ
イプ)。ところが、界面剥離タイプでは、シール強度が
シール時の条件(温度、圧力、時間、環境条件、内容物
の付着等)に影響を受け易く、強弱のバラツキを生じ易
い。このバラツキは、弱い方に偏ると時にシール漏れの
危険性を増し、逆に強い方に偏るとピール性が減退して
容易に開封できなくなる。とくにシール漏れは密封容器
として致命的な欠陥となる関係で、一般にシール温度や
圧力を高めに設定する条件が採用されており、このため
開封性が犠牲になることが多い。
て、蓋が容易に開封できるイージーオープン構造のプラ
スチック製密封容器が汎用されている。従来から実用さ
れている最も一般的なプラスチック製密封容器のイージ
ーオープン構造は、蓋材を構成するシール層の樹脂材質
を変えて容器とのシール強度を適度の範囲(通常は60
0〜1000g/25mm巾)に調整し、蓋材と容器のシ
ール界面をピールして開封するものである(界面剥離タ
イプ)。ところが、界面剥離タイプでは、シール強度が
シール時の条件(温度、圧力、時間、環境条件、内容物
の付着等)に影響を受け易く、強弱のバラツキを生じ易
い。このバラツキは、弱い方に偏ると時にシール漏れの
危険性を増し、逆に強い方に偏るとピール性が減退して
容易に開封できなくなる。とくにシール漏れは密封容器
として致命的な欠陥となる関係で、一般にシール温度や
圧力を高めに設定する条件が採用されており、このため
開封性が犠牲になることが多い。
【0003】このような問題点を改善するための方策と
して、シール層とそれに隣接する層とのデラミネーショ
ンによる開封機構(特開昭50−37598号公報)が
知られている(層間剥離タイプ)。この方法ではピール
強度がシール条件に影響されないため一定の力で開封す
ることが可能となるが、シール層の破断が開封終了希望
点で行えないと内容物を取り出し難いという欠点があっ
た。特開昭62−251363号公報には容器本体のシ
ール層を剥離する形式のイージーピール性付与容器にお
いて、フランジ内縁部に切り込みを設けて開封終了希望
点でのシール層の破断を容易にする提案がなされてい
る。しかし、この方法においては切り込み部より内縁に
シールがなされると開封され難く、また切り込み部とシ
ール部分最内縁部が近すぎると内圧を受けた場合に容易
にシール漏れが生じるという問題がある。したがって、
シール時に切り込み部分から離れた位置でシールをおこ
なう必要があり、シール設備に精度が要求されたり、必
要以上に広い容器本体のフランジ部面積をとらねばなら
ないなど制約条件が多くなる問題がある。この点を改善
するために、シール盤の形状を工夫して、余りシール精
度を必要とせずにシール層の破断をおこなう方法も提案
されているが、シール層が厚くなり過ぎると破断に困難
性を伴うなど実用性の面で問題が多い。
して、シール層とそれに隣接する層とのデラミネーショ
ンによる開封機構(特開昭50−37598号公報)が
知られている(層間剥離タイプ)。この方法ではピール
強度がシール条件に影響されないため一定の力で開封す
ることが可能となるが、シール層の破断が開封終了希望
点で行えないと内容物を取り出し難いという欠点があっ
た。特開昭62−251363号公報には容器本体のシ
ール層を剥離する形式のイージーピール性付与容器にお
いて、フランジ内縁部に切り込みを設けて開封終了希望
点でのシール層の破断を容易にする提案がなされてい
る。しかし、この方法においては切り込み部より内縁に
シールがなされると開封され難く、また切り込み部とシ
ール部分最内縁部が近すぎると内圧を受けた場合に容易
にシール漏れが生じるという問題がある。したがって、
シール時に切り込み部分から離れた位置でシールをおこ
なう必要があり、シール設備に精度が要求されたり、必
要以上に広い容器本体のフランジ部面積をとらねばなら
ないなど制約条件が多くなる問題がある。この点を改善
するために、シール盤の形状を工夫して、余りシール精
度を必要とせずにシール層の破断をおこなう方法も提案
されているが、シール層が厚くなり過ぎると破断に困難
性を伴うなど実用性の面で問題が多い。
【0004】本発明者らは、これらの手段とは異なる開
封機構として、フランジ部のシール層全面もしくは一部
の周面に無数の微小凹部を形成した容器本体に、シール
層面と蓋材間のシール強度が容器本体のシール層と隣接
層のラミネート強度以上になる状態に蓋材を接着したシ
ール構造を備える易開封性密封容器を開発した(特開平
3−200560号公報)。この機構によると、シール
盤の位置精度が悪くても容易にシールならびに破断が可
能となるため生産性と利用性を向上させることができ
る。
封機構として、フランジ部のシール層全面もしくは一部
の周面に無数の微小凹部を形成した容器本体に、シール
層面と蓋材間のシール強度が容器本体のシール層と隣接
層のラミネート強度以上になる状態に蓋材を接着したシ
ール構造を備える易開封性密封容器を開発した(特開平
3−200560号公報)。この機構によると、シール
盤の位置精度が悪くても容易にシールならびに破断が可
能となるため生産性と利用性を向上させることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の構造
では容器フランジ部のシール層全面に蓋材のシーラント
層を接着しているため耐内圧性が相対的に低下する傾向
がある。
では容器フランジ部のシール層全面に蓋材のシーラント
層を接着しているため耐内圧性が相対的に低下する傾向
がある。
【0006】本発明は、このような問題点を解消するた
めにシール構造の改良を図ったもので、その目的は、優
れたシール安定性とイージーオープン性とを兼備する易
開封性の密封容器を提供することにある。
めにシール構造の改良を図ったもので、その目的は、優
れたシール安定性とイージーオープン性とを兼備する易
開封性の密封容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による易開封性密封容器は、シール層と該シ
ール層に隣接する隣接層のラミネート強度が300〜2
000g/25mmである2層以上の多層シートからな
り、フランジ部のシール層の厚みが10〜80μである
容器本体と蓋材とをシールした構造の容器において、前
記シール層の内縁部分の全面にフランジ巾の1/2以下
の範囲内で微小凹部を形成し、該微小凹部を除いて容器
本体のフランジ部と蓋材間を容器本体のシール層と隣接
層のラミネート強度より高い接着強度にシールしてなる
ことを構成上の特徴とする。
めの本発明による易開封性密封容器は、シール層と該シ
ール層に隣接する隣接層のラミネート強度が300〜2
000g/25mmである2層以上の多層シートからな
り、フランジ部のシール層の厚みが10〜80μである
容器本体と蓋材とをシールした構造の容器において、前
記シール層の内縁部分の全面にフランジ巾の1/2以下
の範囲内で微小凹部を形成し、該微小凹部を除いて容器
本体のフランジ部と蓋材間を容器本体のシール層と隣接
層のラミネート強度より高い接着強度にシールしてなる
ことを構成上の特徴とする。
【0008】図1は本発明に係る易開封性密封容器の全
体を示した断面図で、1はフランジ部2を備えた容器本
体、3は蓋材である。容器本体1は、シール層4とそれ
に隣接する隣接層5を有する多層シートからなってい
る。容器本体1を構成する多層シートの樹脂材質は、任
意のものが用いられる。例えばシール層6にはヒートシ
ールが可能な熱可塑性樹脂を用いることができ、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリスチレン、ポリカーボネート、酢酸ビニル共重
合体、アイオノマー、ポリビニルアルコール共重合体、
ポリアミド、塩化ビニル共重合体などの各種単体樹脂の
ほか、これらの樹脂を任意に数種配合したものや各樹脂
を不飽和カルボン酸等で処理したものを用いることがで
きる。この隣接層5についてもシール層4とのラミネー
ト強度が300〜2000g/25mmの範囲であれば任
意の樹脂を用いることができる。組合せの例としては、
ポリエチレンがシール層4である場合に、隣接層5とし
てポリプロピレン、ポリプロピレンとポリエチレンの混
合物、ポリプロピレン−ポリエチレン共重合体、ポリエ
チレン不飽和カルボン酸処理樹脂等を任意に選択するこ
とができる。
体を示した断面図で、1はフランジ部2を備えた容器本
体、3は蓋材である。容器本体1は、シール層4とそれ
に隣接する隣接層5を有する多層シートからなってい
る。容器本体1を構成する多層シートの樹脂材質は、任
意のものが用いられる。例えばシール層6にはヒートシ
ールが可能な熱可塑性樹脂を用いることができ、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリスチレン、ポリカーボネート、酢酸ビニル共重
合体、アイオノマー、ポリビニルアルコール共重合体、
ポリアミド、塩化ビニル共重合体などの各種単体樹脂の
ほか、これらの樹脂を任意に数種配合したものや各樹脂
を不飽和カルボン酸等で処理したものを用いることがで
きる。この隣接層5についてもシール層4とのラミネー
ト強度が300〜2000g/25mmの範囲であれば任
意の樹脂を用いることができる。組合せの例としては、
ポリエチレンがシール層4である場合に、隣接層5とし
てポリプロピレン、ポリプロピレンとポリエチレンの混
合物、ポリプロピレン−ポリエチレン共重合体、ポリエ
チレン不飽和カルボン酸処理樹脂等を任意に選択するこ
とができる。
【0009】この多層シートは2層に限らず他の機能を
もたせた2層以上として構成することができる。例え
ば、容器に保存性を持たせるために上記2層の外側にバ
リア層としてエチレンビニルアルコール共重合体や塩化
ビニリデン共重合体を配置したり、強度向上や水蒸気バ
リアを目的とした外層として更にポリプロピレン等を積
層してもよく、これらの層間を強固に接着するために各
種の接着剤を使用しても良い。
もたせた2層以上として構成することができる。例え
ば、容器に保存性を持たせるために上記2層の外側にバ
リア層としてエチレンビニルアルコール共重合体や塩化
ビニリデン共重合体を配置したり、強度向上や水蒸気バ
リアを目的とした外層として更にポリプロピレン等を積
層してもよく、これらの層間を強固に接着するために各
種の接着剤を使用しても良い。
【0010】多層シートを作製するためには種々の方法
が用いられるが、共押出法、ドライラミネート法、共押
出ラミネート法、サーマルラミネート法等が代表的であ
る。なお、隣接する層としてはプラスチックに限らず任
意の金属層も用いることができるし、またこれらの金属
層は他の機能層としても使用することができる。
が用いられるが、共押出法、ドライラミネート法、共押
出ラミネート法、サーマルラミネート法等が代表的であ
る。なお、隣接する層としてはプラスチックに限らず任
意の金属層も用いることができるし、またこれらの金属
層は他の機能層としても使用することができる。
【0011】本発明において、シール層4と隣接層5の
ラミネート強度を300〜2000g/25mmとし、フ
ランジ部のシール層4の厚みを10〜80μに設定する
理由は、前記ラミネート強度が300g/25mmを下廻
り、シート層の厚みが10μ未満であると十分な密封性
を確保することができず、他方、ラミネート強度が20
00g/25mmを越え、シール層厚さが80μを上廻る
と開封時の剥離抵抗が大きくなって、円滑な開封性が損
なわれるからである。
ラミネート強度を300〜2000g/25mmとし、フ
ランジ部のシール層4の厚みを10〜80μに設定する
理由は、前記ラミネート強度が300g/25mmを下廻
り、シート層の厚みが10μ未満であると十分な密封性
を確保することができず、他方、ラミネート強度が20
00g/25mmを越え、シール層厚さが80μを上廻る
と開封時の剥離抵抗が大きくなって、円滑な開封性が損
なわれるからである。
【0012】蓋材3には、フランジ部のシール層4とシ
ール可能なものであれば任意の樹脂フイルムを用いるこ
とができるが、とくにシール層4と強固に密着する材質
のシーラント層6を有することが好ましい。多層構成の
蓋材としては、例えばシーラント層6がポリカーボネー
ト、ポリエチレン、ポリプロピレンで補強層がナイロン
の2層フィルムや、ヒートシール性ポリエチレンテレフ
タレートからなるシーラント層6にバリア層としてアル
ミニウム箔、最外層としてポリエチレンテレフタレート
を配した3層の組合せ等が挙げられる。また、蓋体3は
フィルム形状に限らず、成形品形態のものも用いられ
る。例えばシーラント層6がヒートシール性ポリエチレ
ンテレフタレートであり、バリア層にエチレンビニルア
ルコール共重合体、外層をポリプロピレンとした多層シ
ートを真空成形により、落とし蓋形状に成形して用いる
ことも可能である。
ール可能なものであれば任意の樹脂フイルムを用いるこ
とができるが、とくにシール層4と強固に密着する材質
のシーラント層6を有することが好ましい。多層構成の
蓋材としては、例えばシーラント層6がポリカーボネー
ト、ポリエチレン、ポリプロピレンで補強層がナイロン
の2層フィルムや、ヒートシール性ポリエチレンテレフ
タレートからなるシーラント層6にバリア層としてアル
ミニウム箔、最外層としてポリエチレンテレフタレート
を配した3層の組合せ等が挙げられる。また、蓋体3は
フィルム形状に限らず、成形品形態のものも用いられ
る。例えばシーラント層6がヒートシール性ポリエチレ
ンテレフタレートであり、バリア層にエチレンビニルア
ルコール共重合体、外層をポリプロピレンとした多層シ
ートを真空成形により、落とし蓋形状に成形して用いる
ことも可能である。
【0013】容器本体1のフランジ部2には、図2(蓋
材を一部開口した平面図)に示したようにシール層4の
内縁部分の全面にフランジ巾Wの1/2以下の範囲内で
微小凹部7が形成されている。微小凹部7の形成範囲が
フランジ巾Wの1/2を越えると、十分な耐内圧性を確
保することができなくなる。微小凹部7の形成は、例え
ば超音波処理、加熱もしくは冷間プレス、高周波を利用
した加圧など適宜な方法でおこなうことができる。この
うち、凸形状の超音波ホーンを用いて超音波処理する方
法は、均等で微細な無数の凹状パターンを形成できるた
め最も有効である。しかし、形成する微小凹部7の数は
とくに限定されるものではない。
材を一部開口した平面図)に示したようにシール層4の
内縁部分の全面にフランジ巾Wの1/2以下の範囲内で
微小凹部7が形成されている。微小凹部7の形成範囲が
フランジ巾Wの1/2を越えると、十分な耐内圧性を確
保することができなくなる。微小凹部7の形成は、例え
ば超音波処理、加熱もしくは冷間プレス、高周波を利用
した加圧など適宜な方法でおこなうことができる。この
うち、凸形状の超音波ホーンを用いて超音波処理する方
法は、均等で微細な無数の凹状パターンを形成できるた
め最も有効である。しかし、形成する微小凹部7の数は
とくに限定されるものではない。
【0014】容器本体1のフランジ部2と蓋材3は、最
終的に相互のシール層4とシーラント層6を重ね合わせ
て接着するが、シール構造として微小凹部7を除いて容
器フランジのシール層4と隣接層5のラミネート強度よ
り高い接着強度にシールすることが本発明の重要な要件
となる。微小凹部7を含めて全面をシールした場合に
は、耐内圧性が不十分となって密封性の低下を招く。接
着方法としては、公知のヒートシール法、超音波シール
法、高周波シール法等が用いられる。
終的に相互のシール層4とシーラント層6を重ね合わせ
て接着するが、シール構造として微小凹部7を除いて容
器フランジのシール層4と隣接層5のラミネート強度よ
り高い接着強度にシールすることが本発明の重要な要件
となる。微小凹部7を含めて全面をシールした場合に
は、耐内圧性が不十分となって密封性の低下を招く。接
着方法としては、公知のヒートシール法、超音波シール
法、高周波シール法等が用いられる。
【0015】図3は、本発明による易開封性密封容器の
シール後におけるフランジ部分を拡大した部分断面図
で、8は微小凹部7を除いて接着されたシール部分であ
る。このほか、図4に示したように微小凹部7を形成し
たフランジ部分をシール部分8より若干低い段差を付け
て構成したり、図5のようにフランジ部に落し部分9を
備え、微小凹部7をシール部分8の両側に形成し微小凹
部7′はシールもしくはシールしない構造も本発明の容
器態様に含まれる。また、本発明の対象となる容器形状
は、図2に示した丸型容器に限らず、四角型、三角型あ
るいはこれらを連結したような多様なタイプに利用する
ことができる。
シール後におけるフランジ部分を拡大した部分断面図
で、8は微小凹部7を除いて接着されたシール部分であ
る。このほか、図4に示したように微小凹部7を形成し
たフランジ部分をシール部分8より若干低い段差を付け
て構成したり、図5のようにフランジ部に落し部分9を
備え、微小凹部7をシール部分8の両側に形成し微小凹
部7′はシールもしくはシールしない構造も本発明の容
器態様に含まれる。また、本発明の対象となる容器形状
は、図2に示した丸型容器に限らず、四角型、三角型あ
るいはこれらを連結したような多様なタイプに利用する
ことができる。
【0016】
【作用】図3のシール構造を例にとって開封状態を説明
すると、次のようになる。まず蓋材3を上方に引っ張り
上げると、図6に示すようにフランジ部2のシール層4
と隣接層5の界面で剥離が進行する。この剥離状態は微
小凹部7の外縁端部まで続くが、この点に至るとシール
層4の引っ張り破壊力が弱化した破壊部分10で容易にカ
ットされる。このように本発明のシール構造ではシール
層4の内縁部分の全面にフランジ巾の1/2以下の範囲
内で形成した微小凹部7がシールされていないから、密
封時の優れた耐内圧性を保持しながら開封時の円滑な開
封性が付与されるという両立効果がもたらされる。
すると、次のようになる。まず蓋材3を上方に引っ張り
上げると、図6に示すようにフランジ部2のシール層4
と隣接層5の界面で剥離が進行する。この剥離状態は微
小凹部7の外縁端部まで続くが、この点に至るとシール
層4の引っ張り破壊力が弱化した破壊部分10で容易にカ
ットされる。このように本発明のシール構造ではシール
層4の内縁部分の全面にフランジ巾の1/2以下の範囲
内で形成した微小凹部7がシールされていないから、密
封時の優れた耐内圧性を保持しながら開封時の円滑な開
封性が付与されるという両立効果がもたらされる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と対比して説
明する。
明する。
【0018】実施例1〜2、比較例1〜4 全体の厚さが850μで、シール層の材質が密度0.955
、メルトインデックス(MI)5g/10min の高密度ポリエ
チレン(HDPE)、隣接層(外層を兼ねる)がメルトインデ
ックス(MI)0.5g/minのポリプロピレン(PP)からなる2層
シートを共押出して作製した。ついで、このシートを真
空成形し、内径65mm、フランジ巾10mm、高さ25mm
の容器本体を形成した。得られた容器本体のシール層の
厚さは20μ、シール層と隣接層とのラミネート強度は
1500g /25mmであった。
、メルトインデックス(MI)5g/10min の高密度ポリエ
チレン(HDPE)、隣接層(外層を兼ねる)がメルトインデ
ックス(MI)0.5g/minのポリプロピレン(PP)からなる2層
シートを共押出して作製した。ついで、このシートを真
空成形し、内径65mm、フランジ巾10mm、高さ25mm
の容器本体を形成した。得られた容器本体のシール層の
厚さは20μ、シール層と隣接層とのラミネート強度は
1500g /25mmであった。
【0019】ついで、フランジ部のシール層の全面、フ
ランジ巾の1/2に相当するシール層内縁部分の全面、
およびフランジ巾の1/3に相当するシール層内縁部分
の全面にそれぞれ突起数が256個/cm2 の微小突起状
超音波ホーンを当てて超音波処理をおこない、無数の微
小凹部を形成した。この際の超音波処理条件は、出力2
KW(使用エネルギー;225J) 、加圧力338KPa 、時間
0.3秒に設定し、深さ10μの微小凹部を点状に形成
した。
ランジ巾の1/2に相当するシール層内縁部分の全面、
およびフランジ巾の1/3に相当するシール層内縁部分
の全面にそれぞれ突起数が256個/cm2 の微小突起状
超音波ホーンを当てて超音波処理をおこない、無数の微
小凹部を形成した。この際の超音波処理条件は、出力2
KW(使用エネルギー;225J) 、加圧力338KPa 、時間
0.3秒に設定し、深さ10μの微小凹部を点状に形成
した。
【0020】蓋材には、容器のシール層と同一の樹脂を
用いて厚さ50μのシーラント層とし、これを延伸した
ポリアミド(厚さ30μ)をドライラミネートしたもの
を用いた。
用いて厚さ50μのシーラント層とし、これを延伸した
ポリアミド(厚さ30μ)をドライラミネートしたもの
を用いた。
【0021】容器フランジ部のシール層面に蓋材のシー
ラント層を重ね、その全面および微小凹部を除いた面を
ヒートシールした。シートシールの条件は、温度190
℃、面圧2kg/cm2 、時間1秒とした。
ラント層を重ね、その全面および微小凹部を除いた面を
ヒートシールした。シートシールの条件は、温度190
℃、面圧2kg/cm2 、時間1秒とした。
【0022】このようにして製造した密封容器の各50
個について蓋の開封性(ピール抵抗感)を試験した。ま
た、密封性テストとして容器に内容物として水を詰め、
蓋材上部から圧縮エアーを漏れのないように注入し内部
からの耐内圧性を測定した。それらの結果を対比して表
1に示した。
個について蓋の開封性(ピール抵抗感)を試験した。ま
た、密封性テストとして容器に内容物として水を詰め、
蓋材上部から圧縮エアーを漏れのないように注入し内部
からの耐内圧性を測定した。それらの結果を対比して表
1に示した。
【0023】
【表1】 表注:*容器フランジ部と蓋材とのシールが完全である
場合には開封性は抵抗なく円滑で、平均パンク圧も0.7k
g/cm2 以上と良好。しかし、50個中の5個はシール面積
が狭くなっていて密封性が不完全。
場合には開封性は抵抗なく円滑で、平均パンク圧も0.7k
g/cm2 以上と良好。しかし、50個中の5個はシール面積
が狭くなっていて密封性が不完全。
【0024 】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によればシール層
の内縁部分の全面にフランジ巾の1/2以下の範囲内で
微小凹部を形成し、この微小凹部を除いて蓋材とシール
した構造とすることにより、優れたシール安定性と常に
円滑な開封性を兼備し、輸送中等に外部衝撃を受けても
内容物が漏れることがない高性能の易開封性密封容器が
提供される。そのうえ、製造時のシール工程において、
煩雑なシール盤の位置調整、フランジの大きさ限定等の
問題がなくなるから、低コストで生産性よく密封容器を
製造することができる。
の内縁部分の全面にフランジ巾の1/2以下の範囲内で
微小凹部を形成し、この微小凹部を除いて蓋材とシール
した構造とすることにより、優れたシール安定性と常に
円滑な開封性を兼備し、輸送中等に外部衝撃を受けても
内容物が漏れることがない高性能の易開封性密封容器が
提供される。そのうえ、製造時のシール工程において、
煩雑なシール盤の位置調整、フランジの大きさ限定等の
問題がなくなるから、低コストで生産性よく密封容器を
製造することができる。
【図1】本発明の易開封性密封容器の全体を示した断面
図である。
図である。
【図2】蓋材を一部開口した状態を示した平面図であ
る。
る。
【図3】本発明による密封容器のフランジ部分を示した
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図4】本発明による別の密封容器のフランジ部分を示
した拡大断面図である。
した拡大断面図である。
【図5】本発明による別の密封容器のフランジ部分を示
した拡大断面図である。
した拡大断面図である。
【図6】密封容器の開封状態を模式的に示したフランジ
部分の拡大断面図である。
部分の拡大断面図である。
1 容器本体 2 フランジ部 3 蓋材 4 シール層 5 隣接層 6 シーラント層 7 微小凹部 8 シール部分 9 落し部分 10 破壊部分
Claims (1)
- 【請求項1】 シール層と該シール層に隣接する隣接層
のラミネート強度が300〜2000g/25mmである
2層以上の多層シートからなり、フランジ部のシール層
の厚みが10〜80μである容器本体と蓋材とをシール
した構造の容器において、前記シール層の内縁部分の全
面にフランジ巾の1/2以下の範囲内で微小凹部を形成
し、該微小凹部を除いて容器本体のフランジ部と蓋材間
を容器本体のシール層と隣接層のラミネート強度より高
い接着強度にシールしてなることを特徴とする易開封性
密封容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4155966A JP2984464B2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 易開封性密封容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4155966A JP2984464B2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 易開封性密封容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05330573A JPH05330573A (ja) | 1993-12-14 |
| JP2984464B2 true JP2984464B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=15617435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4155966A Expired - Fee Related JP2984464B2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 易開封性密封容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2984464B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002225943A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 易開封性密封容器、該容器用容器本体並びに容器本体の製造方法 |
-
1992
- 1992-05-21 JP JP4155966A patent/JP2984464B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05330573A (ja) | 1993-12-14 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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