JPH0455940B2 - - Google Patents

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JPH0455940B2
JPH0455940B2 JP63105444A JP10544488A JPH0455940B2 JP H0455940 B2 JPH0455940 B2 JP H0455940B2 JP 63105444 A JP63105444 A JP 63105444A JP 10544488 A JP10544488 A JP 10544488A JP H0455940 B2 JPH0455940 B2 JP H0455940B2
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lid
line
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peripheral side
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Toshiaki Iioka
Yasuo Kaga
Hideo Kurashima
Kazuo Taira
Yasushi Hatano
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D17/00Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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    • B65D17/401Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness characterised by having the line of weakness provided in an end wall
    • B65D17/4011Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness characterised by having the line of weakness provided in an end wall for opening completely by means of a tearing tab
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2517/00Containers specially constructed to be opened by cutting, piercing or tearing of wall portions, e.g. preserving cans or tins
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    • B65D2517/0058Other details of container end panel
    • B65D2517/008Materials of container end panel
    • B65D2517/0085Foil-like, e.g. paper or cardboard
    • B65D2517/0088Foil-like, e.g. paper or cardboard with plastic overmoulded onto foil

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金属箔及び樹脂の積層体と該積層体
に設けられた開封用弱化線とから成る易開封性蓋
において、開封に際してのリボン切れを防止する
ための改良に関する。 (従来の技術) 従来、金属箔及び樹脂の積層体を用いた易開封
性蓋は、金属箔、樹脂、紙或いはこれらの積層体
を構成素材とする軽量容器に対する密封用蓋とし
て広く使用されている。この易開封性蓋では、前
記積層体に開口すべき部分を区画する開封用弱化
線を設け、且つ開口用部分の開封開始部に開封片
を固着し、弱化線を破断することにより開封を行
つている。 このタイプの易開封性蓋においても蓋のほぼ全
面にわたつて開口を形成させる所謂フルオープン
蓋に対する要望もあり、この場合には、例えば特
開昭59−152145号公報の第5−図にみられる通
り、外周弱化線で開口予定部を区画すると共に、
外周側導入弱化線と内周側導入弱化線とを設け、
開封開示部から帯状の切裂きが行われた後、全面
の開口が行われるような構成が一般に採用されて
いる。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、この種のフルオープン型易開封
性蓋では、開封に際し、屡々リボン切れを生じ、
全面開口が困難となる事態を生じる。ここで、リ
ボン切れとは、外周側導入弱化線と内周側導入弱
化線とで区画される帯状部が、開封開始初期に開
封力の集中を受けて内周側導入弱化線の開封開始
方向に最も突出した部分近傍から切断される現象
を言う。このリボン切れは、アルミニウムシート
から形成された罐用のイージイオープン蓋では全
く認められなかつた現象であり、金属箔及び樹脂
の積層体から成る蓋に特有の問題である。 従つて、本発明の目的は、前述したタイプの金
属箔−樹脂積層体の易開封性蓋において、リボン
切れを防止し、蓋全面の開口が失敗なしに確実且
つ円滑に行われる蓋を提供するにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明によれば、金属箔及び樹脂の積層体から
成る蓋体、蓋体に設けられた外周弱化線、外周弱
化線で区画された開口予定部、開口予定部内に設
けられた外周弱化線に達する外周側導入弱化線と
外周弱化線に達しない内周側導入弱化線、外周側
導入弱化線と内周側導入弱化線とで区画される開
封開始部と帯状部、及び開封開始部に結合された
開封片からなり、内周側導入弱化線の開封開始方
向に最も突出した部分の少なくとも外周側に該弱
化線を跨いでこれを覆う熱可塑性樹脂の補強層を
上記樹脂とは別個に設けて成ることを特徴とする
易開封性容器蓋が提供される。 (作用) 本発明の易開封性容器蓋は、内周側導入弱化線
の開封開始方向に最も突出した部分の開封開始方
向に見て外方に、該弱化線を跨いでこれを覆う熱
可塑性樹脂を補強層として積層体の樹脂とは別個
に設けることが特徴である。 既に指摘した通り、開封時におけるリンボ切れ
は、内周側導入弱化線の開封開始方向に最も突出
した部分乃至その近傍に、開封開始初期の開封力
が集中し、この応力集中により外周側導入弱化線
と内周側弱化線とで区画される帯状部に切目が入
ることにより生ずるが、本発明では、熱可塑性樹
脂の補強層を、前述した特定の位置関係でしかも
積層体樹脂とは別個のものとして設けることによ
り、このリボン切れを有効に防止し得るものであ
る。 本発明において、内周側導入弱化線の開封開始
方向に最も突出した部分(以下単に最突出部分と
呼ぶことがある)の少なくとも外周側に該弱化線
を跨いでこれを覆う熱可塑性樹脂の補強層を設け
ることにより、リボン切れが有効に防止されて、
弱化線に沿つた蓋体の剪断による開封が行われる
ことは、あくまで現象として見出されたものであ
り、明確な理論的裏付けは未だ行われるに至つて
いない。弱化線を跨いで樹脂の補強層を設ける
と、弱化線の周囲のみならず、弱化線の部分も剪
断しにくくなることが予想される。この予想に反
して弱化線に沿つた剪断が可能となるのは次の理
由によるものと思われる。 添付図面第1図は積層体蓋体に設けられた弱化
線部及び近傍の部分の引裂強度の分布を示す概念
図であり、線Aは積層体単独のもの、線Bは積層
体の弱化線を跨ぐように樹脂補強層を貼付したも
のの夫々引裂強度分布を示す。第1図から弱化線
の部分での引裂強度TS0、TS1と弱化線の部分か
ら若干離れた位置での引裂強度T0、T1との間に
は式 TS1−TS0<T1<T0 の関係が成立つことが解る。この関係について説
明すると、弱化線部分では樹脂補強層を設けて
も、弱化線が剪断のきつかけとなるために、弱化
線方向の引裂強度TS1は補強層を設けていないも
のの値TS0に比してそれ程大きくならない。これ
に対して、弱化線以外の部分の引裂強度T1は補
強層を設けていないものの値(T0)に比して厚
みの増大分だけ大きくなる。また、積層体に弱化
線(スコア)を設けると、弱化線近傍の部分もこ
の加工時に薄肉化され、引裂強度の分布が曲線A
に示すようになだらかになる。これに対して補強
層を設けると、弱化線の部分から離れると引裂強
度の分布が急激に立上るようになる。これらの要
因が組合されて、弱化線に沿つた剪断は確実且つ
容易に行われるようになり、リボン切れは有効に
抑制されることになるものと思われる。 本発明において、弱化線を跨ぐように熱可塑性
樹脂の補強層を設けることはいくつかの付加的利
点をもたらす。第一に補強層を施こす際に厳密な
位置決めを必要とせずに、リボン切れを生じ易い
内周側導入弱化線の最突出部分の外周側に確実に
補強層を設けることを可能にする。第二に弱化線
の刻設に際して積層体にピンポールやクラツク等
の欠陥部が発生しても、この部分が熱可塑性樹脂
の補強層で被覆されるため、保護が万全なものと
なる利点がある。 (発明の好適態様) 蓋の構造 本発明の易開封性蓋の一例を示す第2図、第3
図及び第4図において、この蓋体1は金属箔2及
び樹脂フイルム3の積層体で形成される。この蓋
体1には外周弱化線4が刻設され、この外周弱化
線4より内方に開口予定部5及びそれより外方に
ヒートシール用周縁部6が設けられる。開口予定
部5には、蓋のほぼ中央部から外周弱化線4に達
する外周側導入弱化線7と外周弱化線4に達しな
い内周側導入弱化線8とが設けられ、両導入弱化
線7及び8により帯状部9が区画されている。こ
の具体例では、内周側導入弱化線8は外周弱化線
4よりも小径で且つこれと同心状の周状延長部
(弱化線)10を有している。 両導入弱化線7及び8の始端には開封開始部1
1が設けられる。この具体例では、開封開始部1
1は「く」の字型にされた孔小から成る。「く」
の字型の小孔を外側から覆うように開封片12が
設けられ、一方内面側からやはり「く」の字型の
小孔を覆うように内貼材13が設けられ、開封片
12と内貼材13とが融着することにより小孔1
1の密封が行われている。開封片12の端部には
把持部14が形成されている。開封片12の中心
線と帯状部9の中央線とは通常一致するように設
け、この方向、即ち第2図において矢印Aの方向
が開封開始方向となる。 第2図において、内周側導入弱化線8の開封開
始方向に最も突出した部分はBで示す位置であ
り、開封に際してこの位置Bから帯状部9に切目
が入つてリボン切れを生ずるのである。本発明に
おいてはこの位置B及びその近傍において、この
弱化線8を跨ぎその外周側を覆うように熱可塑性
樹脂の補強層15を覆こす。第2乃至4図に示す
具体例では、内貼材13と樹脂補強層15とは一
体化した一枚のフイルムであり、第2図によく示
されるように、両部分を覆う長円形の一片のフイ
ルムとして蓋内面に施されている。勿論、内貼材
13と樹脂補強層15とは別個のフイルムであつ
てもよいことが了解されよう。 本発明の蓋の開封に際しては、開封片12の把
持部14を把持して上方に引張ると、穿孔11の
部分で内貼材13が開封片12に密着した状態で
持上げられて開封が開始され、次いで両導入弱化
線7及び8が剪断されて、帯状部9が上方に持上
げられる。この場合、内周側導入弱化線8の最外
方突出部Bにおいても前述した理由によりリボン
切れが防止される。開封片12の引張り開封力は
旋回力に転換されて、外周弱化線4及び内周側延
長弱化線10の剪断が進行してフルオープンが可
能となる。 本発明において、樹脂補強層15は本発明の精
神に反しない限度内で、任意の位置に任意形状で
設けることができる。例えば、第5図及び第6図
に示す通り、樹脂補強層15は内周側導入弱化線
8及びその延長部10の全体を覆うように設ける
ことができ、また第7図に示す通り、樹脂補強層
15は全ての弱化線4,7,8及び10を覆うよ
うに設けることもできる。 本発明の易開封性蓋において、開封片は蓋体に
リベツトにより固定することもできる。この態様
を示す第8図、第9図及び第10図において、外
周側導入弱化線7及び内周側導入弱化線8の開始
端は互いに連結して大曲率部16を形成してお
り、この大曲率部16の中心側に小孔11′が設
けられている。この小孔11′に開封片12のリ
ベツト17が嵌挿され、端部18が拡げられると
共に、蓋体1の樹脂層3に溶融接着されて、開封
片12の固定と密封とが行われている。また、内
周側導入弱化線8の最外方突出部B及びその近辺
を被覆するように蓋体1の外面側に樹脂補強層1
5が施されている。 蓋の構成素材及び製法 本発明において、積層体の金属箔としては、ア
ルミ箔の如き軽金属箔が好適に使用されるが、鉄
箔、鋼箔、ブリキ箔等を使用することも勿論可能
である。これらの金属箔は、アルマイト処理、ベ
ーマイト処理、リン酸及び/又はクロム酸等によ
る化学処理、化成処理等の前処理を行つたもので
あることが、耐加熱殺菌性の点では望ましい。 金属箔は、スコアでの引裂きが可能となるよう
に若干の剛性を有することが必要であり、かかる
見地から、30μm以上、特に50μm以上の厚みを
有することが望ましい。金属箔の厚さの上限は、
経済性と、開封時に指等の損傷を防止するという
見地からは、200μm以下、特に150μm以下であ
ることが望ましい。 積層体の樹脂としては、ヒートシール性を有す
る樹脂、例えば低−、中−或いは高−密度ポリエ
チレン、アイソタクテイツク・ポリプロピレン、
プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブ
デン−1共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体(EVA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体、アイオノマー等のオレフイン系樹脂が使用さ
れる。これらの樹脂は一般に厚さが5乃至100μ
m、特に10乃至70μmの範囲にあるのがよい。樹
脂の金属箔との積層は、例えばウレタン系接着
剤、エポキシ系接着剤、酸変性オレフイン樹脂系
接着剤を用いて行うことができる。 積層体は、上述た二荷層以上の層構成を有する
ことができ、例えば金属箔の表面に紙の層や樹脂
保護層を設けることができる。樹脂保護層として
は、二軸延伸ポリエステルフイルム、二軸延伸ポ
リプロピレンフイルム、二軸延伸ナイロンフイル
ム等の高強力プラスチツクフイルムや、エポキシ
−フエノール系塗料、エポキシ−ウリア系塗料、
エポキシ−メラミン系塗料、ビニル系塗料、アク
リル系塗料、エポキシ−アクリル系塗料等の塗膜
が用いられる。 積層体をプレス成形(絞り成形)して、打抜
き、周囲カール部の形成及びパネル部の絞り成形
等の蓋への成形を行い、次いで金属箔へスコアの
刻設及び穿孔を行う。 あるいは積層体に穿孔及びスコアの刻設を先ず
行い、次いで開封片や補強層の接合を行なつた後
に、これを打ち抜いて蓋に成形を行なうことも出
来る。 金属箔に設けるスコアは、ガスバリヤー性の点
でも、また耐圧性や耐落下衝撃性等の見地から
も、金属箔の厚み方向の途中で留まつていること
が重要であり、その深さは上記特性と、易開封性
との見地から金属箔の厚みの3/10乃至7/10、特に
2/5乃至3/5の範囲にあり且つスコア部に残る金属
箔の厚みが10μm以上、特に20μm以上となるよ
うなものが好ましい。 開封片としては、蓋耐について述べたのと同様
な層構成を有する積層体から形成されたタブ形式
のものや、蓋体の内面材と同様なオレフイン系樹
脂から成形されたリベツト付開封片が使用され
る。 また、熱可塑性樹脂から成る補強層としては
種々の樹脂フイルムが使用されるが、積層材内面
材と同様なオレフイン系樹脂フイルムが特に有利
である。補強層の厚みは、一般に20乃至150μm、
特に40乃至100μmの範囲にあるのがよく、その
引張り弾性率は20乃至150Kg/mm2の範囲にあるの
がよい。 開封片の固定や補強層の蓋への接合は、熱融着
等の熱接着法によることが有利であるが、接着剤
等で接合、固定を行い得ることは言う迄もない。 本発明の蓋は、任意の容器、例えば紙−プラス
チツク−アルミ箔複合容器、金属罐、広口ビン、
プラスチツクカツプ容器、金属箔容器、金属箔/
プラスチツク複合容器等をヒートシールにより密
封するためのヒートシール蓋として有利に使用さ
れる。特に、本発明は二重巻締が適用可能な易座
屈性の容器や、熱間充填、加熱殺菌等の処理を必
要とする包装容器の密封の用途に有利であり、特
に真空成形によるプラスチツクカツプ、プラグア
シスト成形、圧空成形等による一軸或いは二軸延
伸プラスチツクカツプ、絞り成形による金属箔容
器等に対するヒートシール蓋として好適に利用さ
れる。このような用途の最も代表的な例として、
アルミ箔や鋼箔を備え、それらの内外面にヒート
シール性樹脂フイルム層を設けた容器や、紙と金
属箔とを備えたコンポジツト罐やカツプ状容器に
対する蓋を挙げることができる。 (発明の効果) 本発明によれば、内周側導入弱化線の開封開始
方向に最も突出した部分の少なくとも外周側に該
弱化線を跨いでこれを覆う熱可塑性樹脂の補強層
を設けることにより、リボン切れが有効に防止さ
れて、弱化線に沿つた蓋体の剪断による開封が確
実且つ円滑に行われることになつた。また、弱化
線を跨ぐように熱可塑性樹脂の補強層を設けるこ
とにより、補強層を施こす際に厳密な位置決めを
必要とせずに、リボン切れを生じ易い内周側導入
弱化線の最突出部分の外周側に確実に補強層を設
けることが可能となりまた弱化線の刻設の際して
積層体にピンホールやクラツク等の欠陥部が発生
しても、この部分が熱可塑性樹脂の補強層で被覆
されるため、保護が万全なものとなる利点があ
る。 (実施例) 実施例 1 外面側にヒートシール性を有するエポキシ・フ
エノール系塗料を塗装焼付けした厚さ50μmの軟
質アルミニウム箔を用意し、該アルミニウム箔の
内面側に厚さ65μmのポリプロピレンフイルムを
押し出しラミネートして蓋材を製作した。 該蓋材を直径80mmにプレス加工により打抜いて
円板を作成し、該円板の中央部に「く」の字型の
小孔をプレス加工により穿孔した。該「く」の字
型の小孔の先端に接続する様に該蓋材の塗装焼付
け面側にアルミニウム箔の弱化線の残厚が約25μ
mとなる様にプレス加工により弱化線を刻設して
第2図、第3図及び第4図に示す形状の蓋体を作
成した。 厚さ9μmの軟質アルミニウム箔を用意し、接
着材を用いて該アルミニウム箔の一面に厚さ12μ
mの二軸延伸ポリエステルを貼り合せ、他の一面
には厚さ50μmのポリプロピレンフイルムを押し
出しラミネートした後、これから巾20mm長さ35mm
の開封片を切断した。また、厚さ50μmのポリプ
ロピレンフイルムを用意し、これから巾20mm長さ
33mmの補強材を作成した。該蓋体の「く」の字型
の小孔を覆う様な形で該開封片を蓋体外面に載置
し、同時に該小孔及び内周側導入弱化線の開封開
始方向に最も突出した部分近傍を覆つて該補強材
を蓋体内面に載置した後、該補強材を厚さ1mmの
耐熱性ゴム板で、また該開封片及び蓋体を温度
200℃に昇温した熱板で対向させて押着し、該蓋
体外面と該開封片とをピーラブルシールとなる様
なそして該蓋体内面及び該開封片と、補強材とを
タイトシールとなる様なヒートシールを完了させ
た。このヒートシールにより該開封片は開封開始
部に結合され、第2乃至4図に示される様な本発
明による易開封性容器蓋を作成した。 厚さ75μmにスチール箔の内外面にポリプロピ
レンを押し出しラミネートした積層体を深絞り成
形した略80c.c.の内容積を持つ円筒カツプ状の容器
にコーンスープを熱充填した後、該容器に本実施
例の易開封性容器蓋をヒートシールした。それを
115℃で50分間レトルト殺菌した後、開封片を手
で持ち開封開始方向に開封した時の開封性の評価
結果(リボン切れの発生頻度)を第1表に示す。 実施例 2 実施例1と同様の材料と同様の手順により第5
及び6図に示される様な本発明により易開封性容
器蓋を作成した。ポリプロピレン製の補強材は、
蓋体の小孔及び内周側導入弱化線及びその延長部
を全体を覆う様に蓋体の内面に設置されている。
実施例1と同様の手順で開封性評価を行い、その
結果を第1表に示す。 実施例 3 実施例1と同様の蓋材から直径80mmの円板をプ
レス加工により打抜き、該円板の中央部に直径4
mmの円形の小孔をプレス加工により穿孔した。該
円形の小孔近傍の弱化線を除いた他は、実施例1
と同様の弱化線を該円板の外面側に刻設し、第8
図に示される様な蓋体を作成した。厚さ50μmの
ポリプロピレンフイルムを用意し、これから直径
20mmの補強材を作成した。内周側導入弱化線の開
封開始方向に最も突出した部分近傍を覆う様に蓋
体の外面に載置した後、該蓋体の内面を厚さ1mm
耐熱性ゴム板で、また該補強材を温度200℃に昇
温した熱板で対向させて押着しヒートシールを完
了させた。次に、該円形の小孔に嵌着可能な直径
3.9mm長さ4mmの円筒状のリベツト部及び人差し
指が挿入できる様なリング部を有するポリプロピ
レン製の開封片を射出成形法により作成し、該蓋
体の外面側からの該開封片のリベツト部を嵌着し
た後該蓋体の内面側に突出した該リベツトの頭部
を200℃に昇温された熱板で押し潰し内面のポリ
プロピレンに溶着させ、第8図に示される様な本
発明による易開封性容器蓋を作成した。 実施例1と同様な手順で開封性評価を行い、そ
の結果を第1表に示す。 比較例 1 実施例1と同様の材料と同様の手順により、第
11図に示される様な易開封性容器蓋を作成し
た。内貼材は小孔を覆つて設置されているが、内
周側導入弱化線の開封開始方向に最も突出した部
分を覆つていない。 実施例1と同様の手順で開封性評価を行い、そ
の結果を第1表に示す。 比較例 2 実施例1と同様の蓋材から直径80mmの円板をプ
レス加工により打抜き、該円板の中央部に直径4
mmの円形の小孔をプレス加工により穿孔した。該
円形の小孔近傍の弱化線を除いた他は、実施例1
と同様の弱化線を該円板の外面側に刻設し、第1
2図に示される様な蓋体を作成した。該円板の小
孔に嵌着可能な直径3.9mm長さ4mmの円筒状のリ
ベツト部及び人差し指が挿入できる様なリング部
を有するポリプロピレン製の開封片を射出成形法
により作成し、該蓋体の外面側から該開封片のリ
ベツト部を嵌着した後、該蓋体の内面側に突出し
た該リベツトの頭部を200℃に昇温された熱板で
押し潰し内面のポリプロピレンに溶着させ、第1
2図に示される様な易開封性容器蓋を作成した。
補強材は貼着されていない実施例1と同様な手順
で開封性評価を行い、その結果を第1表に示す。 以上の結果から本発明によるものは比較例と比
べてリボン切れが改善されていることが分る。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図は弱化線を設けた積層体A及びこの積層
体の弱化線を跨ぐように樹脂補強層を設けたもの
Bについて引裂強度の分布を示す線図であり、第
2図は本発明の易開封性蓋の一例の上面図であ
り、第3図は第2図の蓋の線−断面図であ
り、第4図は第2図の蓋の線−断面図であ
り、第5図は内周側弱化線及びその延長部全体を
樹脂補強層が覆うように設けた蓋の上面図であ
り、第6図は第5図の蓋の線−断面図であ
り、第7図は全ての弱化線を樹脂補強層が覆うよ
うに設けた蓋の上面図であり、第8図は本発明の
易開封性蓋の他の例を示す上面図であり、第9図
は第8図の蓋の線−断面図であり、第10図
は第8図の蓋の線−断面図であり、第11図
は樹脂補強層を設けていない点を除けば第2図と
同様の蓋の上面図であり、第12図は樹脂補強層
を設けていない点を除けば第8図と同様の蓋の上
面図である。 1は蓋、2は金属箔、3は樹脂、4は外周弱化
線、5は開口予定部、6はヒートシール用周縁
部、7は外周側導入弱化線、8は内周側導入弱化
線、9は帯状部、10は内周側導入弱化線の延長
部、11は開封開始部、12は開封片、Aは開封
開始方向、Bは内周側導入弱化線の最外方突出部
を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属箔及び樹脂の積層体から成る蓋体、蓋体
    に設けられた外周弱化線、外周弱化線で区画され
    た開口予定部、開口予定部内に設けられた外周弱
    化線に達する外周側導入弱化線と外周弱化線に達
    しない内周側導入弱化線、外周側導入弱化線と内
    周側導入弱化線とで区画される開封開始部と帯状
    部、及び開封開始部に結合された開封片からな
    り、内周側導入弱化線の開封開始方向に最も突出
    した部分の少なくとも外周側に該弱化線を跨いで
    これを覆う熱可塑性樹脂の補強層を上記樹脂とは
    別個に設けて成ることを特徴とする易開封性容器
    蓋。
JP63105444A 1988-04-30 1988-04-30 易開封性蓋 Granted JPH01279056A (ja)

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