JPS635652Y2 - - Google Patents

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JPS635652Y2
JPS635652Y2 JP15978985U JP15978985U JPS635652Y2 JP S635652 Y2 JPS635652 Y2 JP S635652Y2 JP 15978985 U JP15978985 U JP 15978985U JP 15978985 U JP15978985 U JP 15978985U JP S635652 Y2 JPS635652 Y2 JP S635652Y2
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arm
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、なべ類の把手に係り、特に、なべ本
体などに着脱自在とした把手に関する。
〔従来の技術〕
従来、なべ本体に把手を固定したなべでは、食
卓上に置いた際や収納時に把手が邪魔になつて場
所をとつたり、あるいは洗うのに手間がかかるな
どの欠点があるため、なべ本体に着脱自在とした
把手が用いられている。
この種着脱自在のなべの把手においては、従
来、例えば実公昭57−16525号公報に示されてい
るように、先端部にU字形溝を有する把手本体
に、このU字形溝の上端開口を塞ぐ方向にばねで
付勢された止金を摺動自在に設け、この止金に設
けられた指かけを親指で引いてU字形溝を開放
し、このU字形溝をなべ本体の側面に取付けられ
たコの字形の掛金に下方から挿入した後、親指を
指かけから離して止金によりU字形溝の上端開口
を塞ぐことによつて、把手本体をなべ本体に着脱
自在に取付ける構造が採られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の構造では、なべ本体の掛金に把手本
体のU字形溝を下方から単に挿入することによつ
てなべ本体を支持しており、また、止金はU字形
溝の上端開口を塞いで抜け止めしているだけであ
るため、把手本体がなべ本体にしつかりと固定さ
れず、把手本体ががたつき易い問題点があつた。
また、把手本体をなべ本体に取付る際あるいは
脱す際には、把手本体を握りその止金に設けられ
た指かけを親指で引いてU字形溝の上端開口を開
放することにより、このU字形溝をなべ本体の掛
金に上下方向へ挿脱するようにしているが、上述
のように親指を引き動作を要するため、着脱の操
作性が悪い問題点があつた。
本考案は、このような問題点を解決しようとす
るもので、なべ本体などに把手本体を着脱自在と
することにより、なべ本体の収納時等にスペース
を有効に利用できるとともに、複数のなべ本体に
同一の把手本体を用いることなどができ、しか
も、把手本体がなべ本体に確実に固定されるとと
もに着脱の操作性が良好ななべ類の把手を得るこ
とを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のなべ類の把手は、把手本体と、この把
手本体に固設され先端に挾着部を有する第1のア
ーム体と、この第1のアーム体と重合してこの第
1のアーム体の基部に回動自在に軸着されかつ先
端に前記第1のアーム体の挾着部に対向する挾着
部を形成した第2のアーム体と、この第2のアー
ム体を第1のアーム体から離反する方向へ付勢す
るばねと、前記把手本体に回動自在に設けられ所
定回動位置において第2のアーム体を第1のアー
ム体に向けて押圧する突出部を有する回動操作体
と、この回動操作体に貫通形成された係止孔に摺
動自在に挿通された押動操作体と、前記把手本体
に設けらればねにより前記回動操作体に向けて付
勢されこの回動操作体が前記所定回動位置まで回
動された際にその係止孔に挿入されて回動操作体
を同位置に保持するとともに前記押動操作体に押
圧されることにより前記係止孔から抜脱される可
動係止体とを備えたものである。
〔作用〕
本考案のなべ類の把手は、例えばなべ本体の外
周面に固着された板状の取付部を、把手本体に固
設された第1のアーム体の挾着部とこの第1のア
ーム体に重合して回動自在に設けられた第2のア
ーム体の挾着部との間に位置させ、ついで回動操
作体を例えば親指で押して回動させると、その係
止孔内にばねにより付勢された係止体が挿入され
るとともに、回動操作体に設けられた突出部が第
2のアーム体を第1のアーム体に押圧する位置に
回動操作体が保持されて、両アーム体の挾着部が
前記取付部を挾着することにより、把手本体がな
べ本体にしつかりと取付けられ、また、回動操作
体の係止孔に挿通された押動操作体を例えば親指
で押すと、この摺動操作体に押圧されて係止体が
係止孔から抜脱され、回動操作体が回動可能な状
態になるとともに、ばねにより付勢された第2の
アーム体の挾着部が第1のアーム体の挾着部から
離反されて、把手本体がなべ本体から取脱される
ものである。
〔実施例〕
本考案のなべ類の把手の一実施例の構成を第1
図ないし第5図について説明する。
1は合成樹脂などで成形された把手本体で、細
長い略直方体函形状に形成され、前面および上面
前端部には連続する前端開口部2および上面開口
部3が形成されているとともに、この上面開口部
3の後側には段部4が形成されている。また、下
面にはその前端部を除いて下面開口部5が形成さ
れ、この下面開口部5はねじ6により把手本体1
に取付けられたカバー体7によつ閉塞されてい
る。
11は金属板などで成形された第1のアーム体
で、その先端部は上方へ折曲されて挾着部12に
形成されている。また、この第1のアーム体11
には、その中央部よりやや後側に貫通孔13が貫
通形成されているとともに、この貫通孔13より
も後方に位置してねじ孔14が貫通形成されてい
る。また、16は金属板などで前記第1のアーム
体11と略同形に形成された第2のアーム体で、
その先端部に上方へ折曲されて前記第1のアーム
体11の挾着部12に上方より対向される挾着部
17が形成されている。また、この第2のアーム
体16には、前記第1のアーム体11の貫通孔1
3に重合される貫通孔18が貫通形成されている
とともに、後端部に切欠部19が形成されてい
る。そして、これら両アーム体11,16は、そ
れらの基端部において軸20により回動自在に連
結されており、上下方向に重合された際には、両
アーム体11,16の挾着部12,17が小間隙
を保持して対向されるようになつている。
21は側面略U字形状の板ばねで、この板ばね
21の一端部には挿通孔22が貫通形成されてい
る。そして、前記把手本体1の下面前部に貫通形
成された挿通孔23と、前記板ばね21の挿通孔
22とを介して、ねじ24が前記第1のアーム体
11のねじ孔14に螺着されることにより、前記
両アーム体11,16および板ばね21が把手本
体1に取付けられている。この状態では、第1の
アーム体11はその前側が前端開口部2より前方
へ突出した状態で把手本体1に固定され、第2の
アーム体16は第1のアーム体11の上方に位置
して把手本体1に対して回動自在となる。また、
前記板ばね21の上側は、前記第2のアーム体1
6の切欠部19よりこの第2のアーム体16と第
1のアーム体11との間に挿入されており、この
板ばね21により第2のアーム体16は常時上方
へ付勢されている。
26は合成樹脂などで成形された回動操作体
で、前記把手本体1の上面開口部3と略同形な屈
曲した板形状に形成され、その前部の両側縁部に
は側面略三角形状の突出部27がそれぞれ一体的
に垂設されている。また、この回動操作体16の
下面には略円柱形状の垂下部28が一体的に垂設
され、この垂下部28には上下方向に延びる係止
孔29が貫通形成されており、この係止孔29の
上端部は縮径されて径小部30に形成されてい
る。そして、この回動操作体26は、その両突出
部27が把手本体1の上面開口部3に臨む両内側
面に重合された状態で、これら把手本体1および
両突出部27の前端部に軸31が貫通してあるこ
とにより、把手本体1に回動自在に取付けられて
いる。
36は合成樹脂などで成形された押動操作体
で、前記回動操作体26に摺動自在に挿通された
押圧部37と、この押圧部37の上方に一体的に
形成されたより径大な操作部38とからなり、前
記押圧部37の上端部は縮径されて径小部39と
なつており、この径小部39が前記係止孔29の
径小部30に位置していることにより、この押動
操作体36は抜け止めされ、その摺動範囲が所定
範囲に規制されている。
41は係止体ホルダーで、上方に向つて縮径さ
れた筒状に形成され、外周面下部には環状突部4
2が形成されている。また、この係止体ホルダー
41内には、その上端開口より出没自在に略棒状
の係止体43が収納されているとともに、この係
止体43の下端部と係止体ホルダー41の下端部
とに両端部が固定されたコイル状のばね44が設
けられており、前記係止体43は、このばね44
により常時上方に付勢されているとともに、係止
体ホルダー41が上方に向つて縮径していること
により抜け止めされている。そして、前記係止体
ホルダー41は、その下面が前記把手本体1に当
接された状態で、環状突部42に前記第1のアー
ム体11の貫通孔13の周縁が当接されることに
より把手本体1に取付けられており、前記係止体
43は、前記第2のアーム体16および回動操作
体26の回動に伴つて、前記第2のアーム体16
の貫通孔18を介して前記回動操作体26の係止
孔29に挿脱されるようになつている。
つぎに、この実施例の作用について説明する。
把手本体1をなべ本体51に取付けるときは、
まず、第2図に示すように、回動操作体26およ
び第2のアーム体16を回動可能な状態とした上
で、回動操作体26の上面に親指を載せて把手本
体1を握る。ついで、なべ本体51の外周面に固
着された取付部としての平面略コ字形状の取付金
具52となべ本体51との間隙に、第1のアーム
体11の挾着部12を下方より挿入する。つぎ
に、回動操作体26を親指により下方へ押して、
この回動操作体26の後端部が把手本体1の上面
開口部3の後側に形成された段部4に当接する位
置まで回動させる。そうすると、この回動操作体
26の係止孔29に、ばね44により付勢された
係止体43が挿入されて、回動操作体26が同位
置に保持される。この状態で、第1図に示すよう
に、回動操作体26の突出部27に押圧されて、
第2のアーム体16が板ばね21の張力に抗して
第1のアーム体11に押圧されるとともに、両ア
ーム体11,16の挾着部12,17が、なべ本
体51の取付金具52を挾着した状態に保持され
て、把手本体1はなべ本体51に確実に固定した
状態で連結される。なお、この状態では、係止体
43に押圧されて押動操作体36が回動操作体2
6の上面より若干突出する。
一方、把手本体1をなべ本体51から脱すとき
は、まず把手本体1を握つて押動操作体36を親
指により下方へ押す。そうすると、その押圧部3
7に押圧されて係止体43がばね44の張力に抗
して回動操作体26の係止孔29より抜脱され
る。それに伴つて板ばね21により上方へ付勢さ
れた第2のアーム体16が、回動操作体26を押
圧して回動させながら、第1のアーム体11より
離反される。ついで、第1のアーム体11の挾着
部12をなべ本体51と取付金具52との間隙よ
り抜けば、把手本体1がなべ本体51より脱れ
る。
このように、なべ本体51に把手本体1を着脱
する際には、この把手本体1を親指を上にして握
つた状態で、把手本体1を若干上下動させる操作
と、回動操作体26あるいは押動操作体36を親
指で押す操作のみを必要とし、親指を前後動させ
るような操作は必要としないので、着脱の操作性
が良好である。
また、把手本体1をなべ本体51に着脱自在と
したので、把手本体1を脱しておけば、なべ本体
51を食卓上に置いた際や収納時に場所をとらな
いとともに、洗浄も楽に行なえるし、複数のなべ
本体51に対して同一の把手本体1を用いること
ができる。特に、大きさの異なる複数のなべ本体
51がある場合、把手本体1を脱しておけば、大
きさの順にこれらなべ本体51を順次嵌合して、
重ねた状態で収納できるので、複数のなべ本体5
1のよりコンパクトな収納が可能となる。
なお、上記実施例では、両アーム体11,16
の挾着部12,17は上方へ屈曲した形状とし、
なべ本体51の外周面に固着された取付金具52
を、挾着部12,17により下方から挟むことに
よつて、なべ本体51に把手本体1を着脱自在に
取付けるようにした構造について説明したが、小
型のなべ本体のような軽量の場合は、このなべ本
体の彎曲した上端部の形状に合わせて、両アーム
体の挾着部を下方へ屈曲した形状とし、これら挾
着部により取付部となるなべ本体の上端部を上方
より挟むことによつて、把手本体をなべ本体に着
脱自在に取付けるようにしてもよい。
このように、両アーム体の挾着部の形状を変え
るだけで、様々な形状および大きさを有するなべ
本体に把手本体を着脱自在とすることが可能にな
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、なべ本体などに把手本体を着
脱自在としたので、複数のなべ本体に同一の把手
本体を用いることができるとともに、把手本体を
脱しておけばなべ本体の収納時などに場所をとら
ず、また、把手本体は、この把手本体に設けられ
た第1および第2のアーム体の挾着部を、なべ本
体に固設された取付部に挾着することによつてな
べ本体に取付けるようにしたので、把手本体はな
べ本体に確固として固定されてがたつくようなこ
とがなく、さらに、把手本体を握つてその回動操
作体あるいは押動操作体を親指で押すことにより
把手本体を着脱できるようにしたので、親指を引
くような動作を必要とせず、したがつて着脱の操
作性が良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のなべの把手の一実施例を示す
縦断側面図、第2図は同上第1および第2のアー
ム体が離反した状態を示す前部の縦断側面図、第
3図は同上係止体付近の断面図、第4図は同上両
アーム体および把手本体の前部付近の分解斜視
図、第5図は同上全体の斜視図である。 1……把手本体、11……第1のアーム体、1
2……挾着部、16……第2のアーム体、17…
…挾着部、21……第2のアーム体を付勢するば
ね、26……回動操作体、27……突出部、29
……係止孔、36……押動操作体、43……係止
体、44……係止体を付勢するばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 把手本体と、この把手本体に固設され先端に挾
    着部を有する第1のアーム体と、この第1のアー
    ム体と重合してこの第1のアーム体の基部に回動
    自在に軸着されかつ先端に前記第1のアーム体の
    挾着部に対向する挾着部を形成した第2のアーム
    体と、この第2のアーム体を第1のアーム体から
    離反する方向へ付勢するばねと、前記把手本体に
    回動自在に設けられ所定回動位置において第2の
    アーム体を第1のアーム体に向けて押圧する突出
    部を有する回動操作体と、この回動操作体に貫通
    形成された係止孔に摺動自在に挿通された押動操
    作体と、前記把手本体に設けらればねにより前記
    回動操作体に向けて付勢されこの回動操作体が前
    記所定回動位置まで回動された際にその係止孔に
    挿入されて回動操作体を同位置に保持するととも
    に前記押動操作体に押圧されることにより前記係
    止孔から抜脱される可動係止体とを備えたことを
    特徴とするなべ類の把手。
JP15978985U 1985-10-18 1985-10-18 Expired JPS635652Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2982139B1 (fr) * 2011-11-04 2014-01-10 Amefa France Sa Dispositif amovible de prehension pour recipient de cuisson sans indexation
JP5190153B1 (ja) * 2012-11-29 2013-04-24 有限会社 ソーシャルホーム 圧着固定・圧着解除部品の構造

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