JPS6356481A - 印刷機のインクリボンカ−トリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、リボンカートリッジに関し、特に、カート
リッジハウジングに対して枢着された移動可能なリボン
ガイドアームを有し、リボンの作動マーキング領域をプ
ラテンに対して垂直に動かすようにしたリボンカートリ
ッジに関する。

発明の背景 タイプライタ−印刷の分野においては、次のように、リ
ボンの作動マーキング域を上げたり下げたりしなければ
ならない幾つかの場合がある：すなわち、（１）タイプ
印刷中に視界からはずれたタイプ後のラインをタイピス
トが見る必要があるとき；（２）多色リボンを移動させ
て印刷すべき色を選ぶとき；さらには、（３）リボンを
横方向に進める前に、垂直方向の一定位置においてリボ
ンを打ちつけてリボンの材料をできるだけ有効に利用す
るためである。この目的のために、相互作用を有するキ
ーボードプリンタには、リボンを昇降させるための各種
の機構が設けられている。

従来方式では、リボンカートリッジがタイプライタのプ
ラットフォーム上に取り付けられて、文字の打込みに時
間を合わせてブラフ）フオーム全体とカートリッジを振
動させるための駆動装置とリンク機構を備えている。こ
の方法によると、運動量や慣性を生じる重量のある部材
を迅速に動かす必要がある。その結果、正確な動きを達
成するために高価なモータが供給されなければならない
。

リボンの作動マーキング域の垂直運動に伴って生じる運
動量や慣性の問題をな（ず解決方法として、枢動可能な
リボン支持アームを備えるリボンカートリッジが考案さ
れた。この方法の態様においては、リボンの両端間の作
動域を形成するアームだけが垂直に振動させられる。

迅速な振動を得ようとすればするほど、高価な機構が必
要となり、又、不快音を発生することになる。

カートリッジアームをシフトすることによって大きな問
題が生じる。その理由は、リボンの作動マーキング部が
、該作動マーキング部に対して平行になっている枢動軸
の周りの供給、巻取り部に合わせて動くためである。こ
の結果、リボンの両縁の長さが等しくないために、リボ
ンに一様でない緊張が発生する。通常、リボンの縁部の
一方が緊張し、他方が弛緩する。弛緩した縁部が折れた
り、使用可能なリボンの幅が狭くなって、印字が不完全
になったり、リボンの移動に思わぬ汚れが発生する。

米国特許第４，３９７．５７５号（アルドリッチ、＾１
ｄｒｉｃｈ　）および米国特許第４，４０２，６２１号
（アベル、Ａｂｅｌ他）は、振動リボンガイドアームを
有するリボンカートリッジを開示している。これらでは
、アームがシフトされると、頂縁部と底縁部のリボン通
路の相異なる長さによって生じる縁部の緊張が大きくな
る。リボンの折れはこれらシフト構成によって起り得る
ものである。

米国特許第４．４２３．９７３号には、この問題を解決
する試みが説明されている。すなわち、枢動点から作動
マーキング域形成する可動ガイドアームの端部に到る長
い半径を有する枢動アームを備えるリボン昇降装置が開
示されている。頂縁部と底縁部間のリボンの長さの振動
を少なくすることによって、リボンの緊張をなくすもの
であるが、緊張はまだ存在する。

通常、動作付与手段は、（米国特許第６２１号のような
）カートリッジ中に配置された下方向偏倚手段がアーム
を一方向に正常に保持するように機能するので、アーム
を上方向におすだけでよい。かくして、タイプライタか
ら自由になった状態では、リボンの底縁部が弛緩する。

このような状態では、いかなるリボンであっても、弛緩
した縁部に向って滑ったり折れたりすることが起きる。

カートリッジの搬送容器からの除去に悪条件が生じる。

すなわち、作動マーキング域のリボンが少しゆるんだり
単一のストライクリボンに取扱い中にインクの気孔が生
じたりする。いかなるインクの気孔も印刷を不完全なも
のにする。

タイプライタにリボンを装着する直前に、オペレータが
手作業でリボンを進ませることが通常必要となる。カー
トリッジに隋書するオペレータ取扱説明書は平らな面に
カートリッジを配置するように注意しており、これによ
って、リボンを手動で進ませる前に、枢動可能なアーム
を強化し、緊張した完全にインクを塗布した部分が、作
動マーキング域を横切って延びる。かくして、両端が同
じ長さの通路に続くため、リボンの折れを防止する。し
かしながら、オペレータが常に取扱説明書の通りに扱わ
ないので、手動でリボンを進ませている間に頻繁にリボ
ンの折れが生じたり、連続してタイプライタを作動させ
るとリボンが折れたり、予期しない汚れを生じたりする
。

発明の概要 か（して、本発明の目的は、枢動可能なアームを有する
リボンカートリッジであって、該アームはリボンを昇降
させるが、アームの位置とは無関係にり゛ボンがいずれ
の縁部にあってもたるみを起こすことのないようなリボ
ンカートリッジを提供することにある。

本発明の別の目的は、そのようなリボンカートリッジで
あって、頂縁部および底縁部が等しい長さの通路をたど
るようになっているリボンカートリッジを提供すること
を目的とする。

本発明の一態様においては、未使用のインクリボンおよ
び使用後のリボンを収容する本体を備えるインクリボン
カートリッジが提供される。該リボンカートリッジは、
本体から外方へ延びる一対の枢動可能なアームを有して
おり、該本体の上方において、該リボンは、その未使用
部分が使用後のリボン収集域へ移動するようになってい
る。リボンを動かす傾斜軸の周りに移動するように取り
付けられた各々のアームによって、一端によって横送り
された通路は、他端によって横送りされた通路と等しい
長さになる。

本発明の他の目的、特徴および利点は添付図面に沿った
以下の詳細な説明で明らかになるであろう。

実施例の詳述 さて、図面を参照すると、第１図から第５図には、既知
の従来技術によるリボンカートリッジ１０が記載され、
このリボンカートリッジはりボン１２を貯え支持するよ
うになっている。リボンの貯蔵は、単一ストライクまた
は多ストライク式リボンに用いられるような従来からの
供給および巻取り（テークアツプ）用スプールによって
行なわれてもよく、あるいは、再使用可能な布リボンの
場合には、使用後のリボンを無秩序に押し込むようにし
て行なわれてもよい。カートリッジは、本体１４と一対
の枢動可能なアーム１６ａおよび１６ｂとから成る。そ
れらのアーム１６の外端はリボン１２の作動マーキング
域１７を支持し、また、該アーム１６の内端は本体にあ
る開口１８ａおよび１８ｂを通って枢軸（ピボット）ピ
ン２０ａおよび２０ｂで終るようになっており、該ピン
２０ａおよび２０ｂは適当な軸受で支持されている。そ
れらの枢動くピボット）は互いに軸方向に整合しており
、その軸は作動マーキング域１７に対して平行であり、
この作動マーキング１７は、カートリッジが印刷機に取
り付けられたときには、プラテンの軸に対して平行にな
る。アームの各々は、一端が本体内に固定され且つ他端
が各アーム上のフォーメーション２４に作用するように
なっているスプリング２２により、印刷機に取り付けら
れたとき、図の下方向に、ページに向って偏倚させられ
る。手動式の進行ノブ２６が本体の開口２８から突出し
ている。図示の矢印３０の方向にノブを回転すると、該
ノブが内部の駆動装置を回転させて、本体の外部からの
任意の適当な供給部（図示せず）から開口３２ａを通り
、枢動性アーム１６ａおよび１６ｂの外端を超え別の開
口３２ｂを通って本体に戻り任意の適当な巻取り部（図
示）に到るように延びている通路に沿ってリボンを進行
させる。リボンの移動は上に示す矢印の方向である。印
刷機内に取り付けられると、該印刷機上の適当な駆動要
素が前記駆動装置に結合してリボンを機械的に進行させ
るようになっている。

リボンの幅は充分に大きくして、２つの垂直方向に位置
する文字が刻印され得るようにする。印刷機においては
、アーム１６ａおよび１６ｂは下方向に偏倚させられる
のが通常である。印刷操作に際しては、文字は先ずリボ
ンの上部に打ちつけられる。その後、それらのアームが
適当な機構により上方に動かされて第二の文字がリボン
の下方（第一の文字の下）に打ちつけられる。最後にリ
ボンは横方向に微少量だけ前進し、このような作動が繰
り返される。前進する微少量は、文字全体会のときもあ
れば（単一ストライク）、一つの文字の一部分に相当す
るときく多ストライク）もある。

第１図、第３図、第４図および第５図から、移動リボン
は、アームの位置に応じて弛緩した縁部と緊張した縁部
とを有することが理解される。アームがそれらの中央位
置から角度ａだけかたよると、ピボットアームの外端は
ピボットピンの周りに弧を描きリボンの一方の縁部の移
動路は短かくなるが、反対側の縁部の移動路は短かくな
るが、反対側の移動路は短か（なる。短か（なった通路
に従う縁部は弛緩する。手動による進行操作が正しくな
いときのように、もしもリボンが弛緩した縁部状態で進
むと、第２図に示されるように該縁部が折り重なってし
まう。さらに、縁部が弛緩した状態にあると、該縁部は
印刷ホイールのスポークに簡単に捕捉されてしまうので
、印刷機上にリボンカートリッジを正しく取り付けるこ
とが困難になる。

第４Ａ図、第４Ｂ図、第５Ａ図および第５Ｂ図で示す断
面図は、アームが中央の中央位置から下方に移動したと
き（Ａ）および上方に移動したときのりボン１２の方向
を示すためのものである。

アームが傾くと縁部の一部が緊張し且つ他方が弛緩する
ことがわかる。

第６図、第７図、第８図および第９図に示すような本発
明のリボンカートリッジにおいては、アーム３６ａおよ
び３６ｂがどのような位置をとってもリボン３５の両縁
部のいずれも弛緩することはない。カートリッジ３４の
本体部は、第１図に示すカートリッジ１０と基本的には
同じである。

枢動可能なアーム３６ａおよび３６ｂを取り付ける構成
に違いがあり、この相違によって性能が改良されている
。各アームは、リボンの作動マーキング域に平行な軸上
に配置されるのではなく、リボンの作動マーキング域３
７に対して４０°〜５０°の範囲の角度を成すように配
置された軸上で枢動するようになっている。４５°の角
度が最適であることが見出されている。このような取り
付けには種々の異なる方法があるが、図に示す形状にお
いては、各アームに偏倚プレース４０ａ１４０ｂが設け
られ、このプレースが、本体内の適当な軸受４４内で回
転するように枢軸ピン４２ａ、４２ｂを支持する。第１
図のカートリッジの場合のように、一端が本体内に固定
され他端がフォーメーション４８に固定されているスン
プリング４６により、それらのアームは下方向に（図面
において、ページの方に）偏倚させられている。

本発明の特徴は、ピボット（枢軸）が傾斜するように構
成したことにあり、これにより、アームの端部が、精巧
に動くようになっている。スプリング４６の影響により
アームが下方向に傾斜すると、それらのアームの下端５
０は外方に広がり、また、上端５２は内方に向く。反対
に、アームが上方向に動くと、印刷機内の移動機構によ
り、各アームの上端５２が外方に広がるとともに各アー
、ムの下端５０が内方に向く。このようにして、アーム
は、リボンの各縁部が等しい長さの通路に従うようにす
る。アームがそれらの中央位置から角度ａだけ片寄ると
、下縁の通るべき通路が長くなり、それと同じ量だけ、
上縁の通るべき通路が短かくなる。

第８Ａ図、第８Ｂ図、第９Ａ図および第９Ｂ図の断面図
は、アームが、中央の中立位面が下方に移動したとき（
Ａ）および上方に移動したとき（Ｂ）のリボン３５の方
向を示すためのものである。アームが傾斜しても、縁部
はいずれもぴんと張っていることが理解される。

本文中の改良リボンカートリッジによれば、等しいリボ
ン通路と両端間の緊張が得られ、これによって、ゆるみ
やリボンの折れが生じることはない。この方法は枢動ア
ーム用の傾斜枢動軸を供給することによって達成される
。

本発明は、実施例に沿って説明されているが、本発明の
範囲から逸脱しない限り、種々の変形や修正が可能な事
は、当業者には理解されるであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のリボンカートリッジの斜視図である。 第２図は、第１図のリボンカートリッジの一部の傾斜図
であり、リボンが折り重なる様子を示す。 第３Ａ図および第３Ｂ図は、２つの異なる位置にシフト
された状態での第１図のリボンの斜視図であり、弛緩し
たリボンの縁部を示す。 第４Ａ図、及び第５Ａ図は、それぞれ、第３Ａ図の４Ａ
−４Ａ線及び５Ａ−５Ａ線に沿う断面図である。 第４Ｂ図及び第５Ｂ図は、それぞれ、第３Ｂ図の４Ｂ−
４Ｂ線及び５Ｂ−５Ｂ線に沿う断面図である。 第６図は、本発明のリボンカートリッジの斜視図である
。 第７Ａ図および第７Ｂ図は、本発明のリボンの斜視図で
あり、２つの異なる位置にシフトされた状態での緊張し
たリボンの縁部を示す。 第８Ａ図及び第９Ａ図は、それぞれ、第７Ａ図の８Ａ−
８Ａ線及び９Ａ−９Ａ線に沿う断面図である。 第８Ｂ図及び第９Ｂ図は、それぞれ、第７Ｂ図の８Ｂ−
８Ｂ線及び９Ｂ−９Ｂ線に沿う断面図である。 １２・・・・・・リボン、　　　１６・・・・・・アー
ム、１７・・・・・・作動マーキング域、 ２０・・・・・・枢軸ピン ＦＩＧ、　　／

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）使用前のインクリンボンと使用後のインクリボン
   を収容する本体と、前記未使用リボンの一部がカートリ
   ッジを出るため本体に設けられた開口と、使用後のリボ
   ンが再び前記カートリッジに入るための本体に設けられ
   た開口と、一対の枢動可能なリボン支持アームとを備え
   、各アームの一端の上を前記リボンが案内されて該リボ
   ンの両縁部の間で作動マーキング域を形成するようにな
   っているインクリボンカートリッジにおいて、 前記本体と前記支持アームとの間に該アームを取り付け
   るための枢動手段が設けられていることにより、アーム
   の前記一端が移動すると、前記リボンの前記両縁部に対
   して等しい長さの移動路が形成されるようになっている
   ことを特徴とするリボンカートリッジ。
2. （２）使用前のインクリボンと使用後のインクリボンを
   収容する本体と、未使用のリボンの一部がカートリッジ
   を出るために本体に設けられた開口と、使用後のリボン
   が再びカートリッジに入るために本体に設けられた開口
   と、一対の枢動可能なリボン支持アームとを備え、各ア
   ームの一端の上を前記リボンが案内されて該リボンの両
   縁部の間で作動マーキング域を形成するようになってて
   いるインクリボンカートリッジにおいて、 前記本体と前記支持アームとの間に該アームを取り付け
   るための枢動手段が設けられていることにより、該作動
   域が該一端が移動すると該作動域が緊張するようになっ
   ていることを特徴とするリボンカートリッジ。
3. （３）前記枢動手段が、前記作動マーキング域に対して
   ４０°〜５０°の角度を成すように配置された枢動軸か
   ら成る特許請求の範囲第（１）項および第（２）項に記
   載のリボンカートリッジ。
4. （４）前記支持アームを１つの移動方向に動かすための
   偏倚手段を追備する特許請求の範囲第（３）項に記載の
   リボンカートリッジ。
5. （５）前記一端が移動するとき、前記リボンの一方の縁
   部の通路が、前記他方の縁部の通路が短くなると、長く
   なることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項および
   第（２）項に記載のリボンカートリッジ。