JPS6355001B2 - - Google Patents
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- JPS6355001B2 JPS6355001B2 JP14290679A JP14290679A JPS6355001B2 JP S6355001 B2 JPS6355001 B2 JP S6355001B2 JP 14290679 A JP14290679 A JP 14290679A JP 14290679 A JP14290679 A JP 14290679A JP S6355001 B2 JPS6355001 B2 JP S6355001B2
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- microhole
- hole
- ferrule
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- gauge
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/36—Mechanical coupling means
- G02B6/38—Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
- G02B6/3807—Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
- G02B6/3833—Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
- G02B6/3834—Means for centering or aligning the light guide within the ferrule
- G02B6/3843—Means for centering or aligning the light guide within the ferrule with auxiliary facilities for movably aligning or adjusting the fibre within its ferrule, e.g. measuring position or eccentricity
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(a) 産業上の利用分野
この発明は、光フアイバ端部間を無調心方式で
接合するためのコネクタの主要構成部材であるフ
エルール(従来は単にプラグ、または中子と称し
ていた)、そのフエルールの一側端面に設けた微
小孔の偏心量を測定する装置に関する。
接合するためのコネクタの主要構成部材であるフ
エルール(従来は単にプラグ、または中子と称し
ていた)、そのフエルールの一側端面に設けた微
小孔の偏心量を測定する装置に関する。
(b) 従来の技術
フエルールAは、第7〜8図で示すように、光
フアイバ端部間を無調心式で接合するためのコネ
クタaの管体b内に挿入された外径2.5mm程度の
円筒本体22と、その一側端面A′に設けた内径
極小(0.125乃至0.155mm)かつ長さ極短(0.4乃至
3mm)の微小孔20とから成り、前者22で外被
のついた光フアイバを保持固定し、後者20内に
外被を除去した端部のガラスフアイバgを挿入
し、そのようにして光フアイバを内挿した一対の
フエルールA,Aの端面A′,A′を当接させるこ
とにより、各ガラスフアイバg,gのコアを突き
合わせ、無調心にて接合するためのものである。
フアイバ端部間を無調心式で接合するためのコネ
クタaの管体b内に挿入された外径2.5mm程度の
円筒本体22と、その一側端面A′に設けた内径
極小(0.125乃至0.155mm)かつ長さ極短(0.4乃至
3mm)の微小孔20とから成り、前者22で外被
のついた光フアイバを保持固定し、後者20内に
外被を除去した端部のガラスフアイバgを挿入
し、そのようにして光フアイバを内挿した一対の
フエルールA,Aの端面A′,A′を当接させるこ
とにより、各ガラスフアイバg,gのコアを突き
合わせ、無調心にて接合するためのものである。
従つて、光フアイバ接合の巧拙は、フエルール
Aの外径に対する微小孔20の偏心をなくすこと
にかかつているといつても過言ではない。
Aの外径に対する微小孔20の偏心をなくすこと
にかかつているといつても過言ではない。
しかしながら、従来、フエルールAの外径に対
する微小孔20の偏心量をなくすように加工する
ことは、極めて困難であつた。
する微小孔20の偏心量をなくすように加工する
ことは、極めて困難であつた。
そこで、その困難を緩和する手段として、例え
ば、加工されたフエルールAの微小孔20の偏心
量を逐次測定しつつ、それに伴なつて穿孔加工位
置を修正し、試行錯誤を繰返しながら精度を向上
させていくことが考えられる。
ば、加工されたフエルールAの微小孔20の偏心
量を逐次測定しつつ、それに伴なつて穿孔加工位
置を修正し、試行錯誤を繰返しながら精度を向上
させていくことが考えられる。
その偏心量は、従来、顕微鏡による視覚によつ
て求められ、例えば、微小孔20の内径と円筒本
体22の外径との間の距離を半径方向数箇所で測
定し、その測定数値の相違から偏心量を検出して
いた。
て求められ、例えば、微小孔20の内径と円筒本
体22の外径との間の距離を半径方向数箇所で測
定し、その測定数値の相違から偏心量を検出して
いた。
しかし、顕微鏡による計測は、時間と手数がか
かるばかりか、高価かつ大型であつて、加工の中
途で簡単に利用できないなどの不都合があつた。
かるばかりか、高価かつ大型であつて、加工の中
途で簡単に利用できないなどの不都合があつた。
実公昭45−30066号は、心線の外径を測定の基
準にして、電線の外被表面の偏肉量を計測する技
術を教えている。しかしながら、それは、測定の
基準となる心線と測定の対象となる外被表面との
双方が、いずれも外径対外径であつて、孔の内径
を測定の対象とするものでない。けれども、内外
の部材が互いに密接に結合された状態にあるか
ら、外被の内径と心線の外径とが等しくなるの
で、この場合、偶々、心線の外径を計測すること
によつて外被の内径を間接的に検出することが可
能となる。
準にして、電線の外被表面の偏肉量を計測する技
術を教えている。しかしながら、それは、測定の
基準となる心線と測定の対象となる外被表面との
双方が、いずれも外径対外径であつて、孔の内径
を測定の対象とするものでない。けれども、内外
の部材が互いに密接に結合された状態にあるか
ら、外被の内径と心線の外径とが等しくなるの
で、この場合、偶々、心線の外径を計測すること
によつて外被の内径を間接的に検出することが可
能となる。
(c) 発明が解決しようとする問題点
本発明が偏心量計測の対象とする微小孔は、冒
頭に既述したように、その内径の寸法が0.125乃
至0.155mmの如く、極めて微小であるばかりか、
光フアイバの外径の寸法に対応してその孔径が数
段階に異なつた種類をもつ そこで、このように寸法に微妙な相違のある微
小孔の内径を測定の対象とする場合に、前記公知
例にみられる内外密接方式を応用することができ
ない。
頭に既述したように、その内径の寸法が0.125乃
至0.155mmの如く、極めて微小であるばかりか、
光フアイバの外径の寸法に対応してその孔径が数
段階に異なつた種類をもつ そこで、このように寸法に微妙な相違のある微
小孔の内径を測定の対象とする場合に、前記公知
例にみられる内外密接方式を応用することができ
ない。
なぜならば、内径の変化に対応する外径をもつ
た心線類似物質例えばピンを多種類用意し、それ
らのピンを内径の寸法に合わせて選別した上で、
その孔内に密接に植込む作業が著しく困難である
ばかりか、そのように内外密接に植込んだ後再び
そのピンを抜去し、抜去後の微小孔を使つて最も
精密を要する光フアイバ端部間の心合せを行なう
目的が達成されるかどうか、植込み抜去の作業で
その微小孔に万一変形をもたらすことがあれば、
測定手段のために使用目的が達成されなくなる。
た心線類似物質例えばピンを多種類用意し、それ
らのピンを内径の寸法に合わせて選別した上で、
その孔内に密接に植込む作業が著しく困難である
ばかりか、そのように内外密接に植込んだ後再び
そのピンを抜去し、抜去後の微小孔を使つて最も
精密を要する光フアイバ端部間の心合せを行なう
目的が達成されるかどうか、植込み抜去の作業で
その微小孔に万一変形をもたらすことがあれば、
測定手段のために使用目的が達成されなくなる。
この発明の第1の目的は、上記の不都合を一掃
して、内径の寸法が例えば0.125乃至0.155mmのよ
うに相違する多種類のフエルール微小孔の偏心量
を、当該フエルールの外径を測定の基準として、
単一の装置で汎用計測することができ、計測によ
る変形を生ずるおそれのない偏心量測定装置を創
作することである。
して、内径の寸法が例えば0.125乃至0.155mmのよ
うに相違する多種類のフエルール微小孔の偏心量
を、当該フエルールの外径を測定の基準として、
単一の装置で汎用計測することができ、計測によ
る変形を生ずるおそれのない偏心量測定装置を創
作することである。
この発明の第2の目的は、フエルール微小孔自
体の真円度や孔内の傷、小突起その他の情報を検
出することも可能な偏心量測定装置を創作するこ
とである。
体の真円度や孔内の傷、小突起その他の情報を検
出することも可能な偏心量測定装置を創作するこ
とである。
(d) 問題点を解決するための手段
この発明の構成は、上記の目的を達成するため
に、光フアイバコネクタのフエルールをその長手
方向を中心にして回転可能に支持する手段を設け
る一方、支持されたそのフエルールの一側端面の
微小孔内に自由に挿入可能な径の自由端をもつた
弾性のあるピンを対向設置し、更に、その自由端
が微小孔内に挿入された状態におけるピンの軸方
向に対して直角の方向からそのピンの自由端近く
に圧接し得るスピンドルをもつた微小変位計を設
ける点にある。
に、光フアイバコネクタのフエルールをその長手
方向を中心にして回転可能に支持する手段を設け
る一方、支持されたそのフエルールの一側端面の
微小孔内に自由に挿入可能な径の自由端をもつた
弾性のあるピンを対向設置し、更に、その自由端
が微小孔内に挿入された状態におけるピンの軸方
向に対して直角の方向からそのピンの自由端近く
に圧接し得るスピンドルをもつた微小変位計を設
ける点にある。
(e) 作用
スピンドルの圧接によつて前記ピンの自由端が
たわめられて前記微小孔の内面に接触する。そこ
で、その接触状態を維持しながら、前記フエルー
ルを回転させていくと、前記ピンの自由端部との
接触位置が徐々に前記微小孔内において周方向に
相対的に移動し、1回転することによつて孔内全
周の一巡接触が完了する。
たわめられて前記微小孔の内面に接触する。そこ
で、その接触状態を維持しながら、前記フエルー
ルを回転させていくと、前記ピンの自由端部との
接触位置が徐々に前記微小孔内において周方向に
相対的に移動し、1回転することによつて孔内全
周の一巡接触が完了する。
フエルールの外径に対して微小孔の内径が偏心
していれば、その偏心量と偏位方向がピンからス
ピンドルに伝達されて微小変位計で検出される。
していれば、その偏心量と偏位方向がピンからス
ピンドルに伝達されて微小変位計で検出される。
微小孔の孔径に対してピンの径を細く作成し、
かつ、弾性をもたせてあるので、孔内への挿入抜
去が容易で孔の変形を生ぜしめるおそれがないば
かりか、サイズの相違する微小孔に対して汎用す
ることができる。
かつ、弾性をもたせてあるので、孔内への挿入抜
去が容易で孔の変形を生ぜしめるおそれがないば
かりか、サイズの相違する微小孔に対して汎用す
ることができる。
他方において、孔径に対してピン径に余裕をも
たせてあるため、前記偏心量とは相違する孔の真
円度や孔内の傷、小突起などを、異常な揺動とし
て検出することもまた可能となる。
たせてあるため、前記偏心量とは相違する孔の真
円度や孔内の傷、小突起などを、異常な揺動とし
て検出することもまた可能となる。
(f) 実施例
この発明の具体的一実施例を図によつて以下に
詳述する。
詳述する。
1は方形状の台板、2はフエノールAの支持体
で、この支持体2には高精度仕上げの貫孔3が横
設されている。図面の実施例では、支持体2にブ
ツシユが埋設され、このブツシユ内径部が貫孔3
として構成されている。その支持体2の下部の両
取付部が台板1上にボルト等にて固着され、その
貫孔3の中心軸線は台板1に平行に形成されてい
る。4はピン例えばワイヤゲージのゲージ取付体
であつて、前記の支持体2と略同形状をなし、そ
の上部にはゲージ取付孔5が横設されている。そ
のゲージ取付体4は、支持体2に対して適宜の間
隔を有して、且つその貫孔3とゲージ取付孔5と
が同一軸線上に存在するようにして台板1上にボ
ルト等にて固着されている。図面では、ゲージ取
付体4に埋設されているブツシユの内径部がゲー
ジ取付孔5として形成されている。このゲージ取
付孔5は比較的高精度仕上げされている。6はピ
ン例えばワイヤーゲージで、この線径は微小孔2
0内に自由に挿入可能な径例えば0.1mm乃至0.15
mmのもので、後述する測定子10の接触圧力によ
つて容易にたわむ程度の弾性を有しており、この
一端側は、これより太い〔ゲージ取付孔5と同等
の径〕外径の軸部7の一端側(第1図乃至第3図
において左側)内部に挿入固着され、この他端側
に、この軸部7より太い外径のツマミ軸8が一体
形成されている。その軸部7はゲージ取付孔5に
着脱可能に設けられている。その軸部7とゲージ
取付孔5とのはめあい公差は約3μ以内で適宜回
転でき、このときワイヤーゲージ6は支持体2と
ゲージ取付体5間に存在するように構成されてい
る。このようにゲージ取付体5にワイヤーゲージ
6を取付けた状態でも、そのワイヤーゲージ6と
前記の貫孔3との夫々の中心軸線は同心軸上に存
在するように高精度に調整して設けられている。
9はダイヤルゲージであつて、そのダイヤルの目
盛単位は1μであり、その接触端である測定子1
0は、断面半円状部が先端にゆくに従つて次第に
細くなるように形成され、その先端の接触部は平
面からみて、略鋭角状に形成されている。この測
定子10は可動軸例えばスピンドル11一端に一
体固着され、その他端は、ダイヤルゲージ機構に
直結されている。この可動軸11は、ダイヤルゲ
ージ9外筐に固定された固定管12内にダイヤル
上端に設けた調整ツマミ13にて上下動可能に設
けられている。このダイヤルゲージ9の固定管1
2が、台板1に設けられた取付体14の孔部に挿
入され止め螺子15等で固定され、また取外しも
可能に設けられている。この可動軸11測定子1
0の軸心は、前記のワイヤーゲージ66に直交
し、且つその測定子10の先端が、適宜の圧力
(これは50乃至150グラムでワイヤーゲージ6の先
端側に接触するように設けられ、そのワイヤーゲ
ージが図示の実施例において、前後方向に揺動し
たときに指針が振れるように構成されている。1
6は副支持体であつて、台板1上に、前記の支持
体2とは適宜の間隔をおいて固設されている。こ
の副支持体16の上部に貫孔17が形成され、こ
の貫孔17と支持体2の貫孔3とは同一軸心上に
存在するように設けられている。その貫孔17に
は軸杆18が回転可能に支承され、この軸杆18
の一端(第1図、第2図において右側)にチヤツ
ク19が固着されている。このチヤツク19は筒
状をなし、その周囲に割溝が形成され、この筒状
部の先端周縁を窄める弾性リングが設けられてい
る。このチヤツク19軸杆18副支持体16は必
要に応じて設けられる。Aは円柱状加工物であつ
て、この外周面は、極めて高精度に仕上げられ、
その一側の端面A′の中央に微小孔20が穿設さ
れており、この円柱状加工物Aは例えば前述のフ
エノールである。その円柱状加工物Aは、前記の
支持体2の貫孔3に挿入され、はめあい公差が
1μ〜2μ以内で回転するように設けられる。そし
て、その微小孔20に、前記のワイヤーゲージ6
の自由端が挿入される。このワイヤーゲージ6と
微小孔20とのはめあい公差は約5μ以内に構成
される。このとき測定子10先端は、円柱状加工
物Aの端面A′に接する程度(約0.1m/m以内)
の位置でワイヤーゲージ6に接触する。21は台
板1の底部に設けた脚部である。
で、この支持体2には高精度仕上げの貫孔3が横
設されている。図面の実施例では、支持体2にブ
ツシユが埋設され、このブツシユ内径部が貫孔3
として構成されている。その支持体2の下部の両
取付部が台板1上にボルト等にて固着され、その
貫孔3の中心軸線は台板1に平行に形成されてい
る。4はピン例えばワイヤゲージのゲージ取付体
であつて、前記の支持体2と略同形状をなし、そ
の上部にはゲージ取付孔5が横設されている。そ
のゲージ取付体4は、支持体2に対して適宜の間
隔を有して、且つその貫孔3とゲージ取付孔5と
が同一軸線上に存在するようにして台板1上にボ
ルト等にて固着されている。図面では、ゲージ取
付体4に埋設されているブツシユの内径部がゲー
ジ取付孔5として形成されている。このゲージ取
付孔5は比較的高精度仕上げされている。6はピ
ン例えばワイヤーゲージで、この線径は微小孔2
0内に自由に挿入可能な径例えば0.1mm乃至0.15
mmのもので、後述する測定子10の接触圧力によ
つて容易にたわむ程度の弾性を有しており、この
一端側は、これより太い〔ゲージ取付孔5と同等
の径〕外径の軸部7の一端側(第1図乃至第3図
において左側)内部に挿入固着され、この他端側
に、この軸部7より太い外径のツマミ軸8が一体
形成されている。その軸部7はゲージ取付孔5に
着脱可能に設けられている。その軸部7とゲージ
取付孔5とのはめあい公差は約3μ以内で適宜回
転でき、このときワイヤーゲージ6は支持体2と
ゲージ取付体5間に存在するように構成されてい
る。このようにゲージ取付体5にワイヤーゲージ
6を取付けた状態でも、そのワイヤーゲージ6と
前記の貫孔3との夫々の中心軸線は同心軸上に存
在するように高精度に調整して設けられている。
9はダイヤルゲージであつて、そのダイヤルの目
盛単位は1μであり、その接触端である測定子1
0は、断面半円状部が先端にゆくに従つて次第に
細くなるように形成され、その先端の接触部は平
面からみて、略鋭角状に形成されている。この測
定子10は可動軸例えばスピンドル11一端に一
体固着され、その他端は、ダイヤルゲージ機構に
直結されている。この可動軸11は、ダイヤルゲ
ージ9外筐に固定された固定管12内にダイヤル
上端に設けた調整ツマミ13にて上下動可能に設
けられている。このダイヤルゲージ9の固定管1
2が、台板1に設けられた取付体14の孔部に挿
入され止め螺子15等で固定され、また取外しも
可能に設けられている。この可動軸11測定子1
0の軸心は、前記のワイヤーゲージ66に直交
し、且つその測定子10の先端が、適宜の圧力
(これは50乃至150グラムでワイヤーゲージ6の先
端側に接触するように設けられ、そのワイヤーゲ
ージが図示の実施例において、前後方向に揺動し
たときに指針が振れるように構成されている。1
6は副支持体であつて、台板1上に、前記の支持
体2とは適宜の間隔をおいて固設されている。こ
の副支持体16の上部に貫孔17が形成され、こ
の貫孔17と支持体2の貫孔3とは同一軸心上に
存在するように設けられている。その貫孔17に
は軸杆18が回転可能に支承され、この軸杆18
の一端(第1図、第2図において右側)にチヤツ
ク19が固着されている。このチヤツク19は筒
状をなし、その周囲に割溝が形成され、この筒状
部の先端周縁を窄める弾性リングが設けられてい
る。このチヤツク19軸杆18副支持体16は必
要に応じて設けられる。Aは円柱状加工物であつ
て、この外周面は、極めて高精度に仕上げられ、
その一側の端面A′の中央に微小孔20が穿設さ
れており、この円柱状加工物Aは例えば前述のフ
エノールである。その円柱状加工物Aは、前記の
支持体2の貫孔3に挿入され、はめあい公差が
1μ〜2μ以内で回転するように設けられる。そし
て、その微小孔20に、前記のワイヤーゲージ6
の自由端が挿入される。このワイヤーゲージ6と
微小孔20とのはめあい公差は約5μ以内に構成
される。このとき測定子10先端は、円柱状加工
物Aの端面A′に接する程度(約0.1m/m以内)
の位置でワイヤーゲージ6に接触する。21は台
板1の底部に設けた脚部である。
次に作用効果について説明する。
まず、調整ツマミ13を操作して、ダイヤルゲ
ージ9の測定子10を第1図において少し上方に
セツトしておき、微小孔20が穿設されている円
筒状加工物Aを支持体2の貫孔3に挿入し、その
微小孔20の内径に応じたワイヤーゲージ6を取
り出しこの軸部7をゲージ取付体4のゲージ取付
孔5に挿入し、このときワイヤーゲージ6の自由
端を、その微小孔20に挿入する。そして、測定
子10先端を、円筒状加工物Aの端面A′に近づ
け、且つワイヤーゲージ6に適宜の圧力で接触状
態にするように調整ツマミ13のセツトを解除す
る。また、その円筒状加工物Aを直接指にて回転
しにくいとき等には、その円筒状加工物Aの後端
〔微小孔20が穿設されない側〕をチヤツク19
に接続する。このように操作した後に、その円筒
状加工物Aを回転させると、その円筒状加工物A
の中心(01)に対し、その端面中央に穿設した微
小孔20の中心(02)が偏心して、その偏心量(e)
(e=0102)ある場合には、その2倍の2eがダイ
ヤルゲージ9の指針で表示される。このように偏
心量(e)が測定できることについて詳述する。第4
図に示すように、微小孔20の半径を、(R)と
し、そのワイヤーゲージ6の直径を(d)と、その中
心を(03)とする。この微小孔20の内径(2R)
よりもワイヤーゲージ6の直径(d)を一般に少し小
径なものにすることから、第4図ではこの差を大
きくして説明する。そして、ワイヤーゲージ6
は、ダイヤルゲージ9の測定子10によつて第4
図において常に下方に適宜な圧力で押圧されてい
ることから、円筒状加工物Aを回転させても微小
孔20の中心(02)の直下に、ワイヤーゲージ6
の中心(03)が存在するようになり、そこで微小
孔20の中心(02)が、円筒状加工物Aの中心
(01)の直上に存在するときを、回転角(θ)=0
とし、その位置から適宜回転させた回転角(θ)
の状態において、その円筒状加工物(A)の中心
(01)から、ワイヤーゲージ6の上部〔測定子1
0下端が当接する位置〕までの高さ(y)は、 y=e cosθ−R+d と表わされる。yはθ=0で最高値ynax=e−R
+d〔第5図参照〕を示し、θ=180゜で最低値
ynio=−e−R+d〔第5図参照〕を示す。こ
の間の変動は、第6図に示すようになり、その最
大振幅2eが、そのダイヤルゲージ9に表示され
る。従つて、微小孔20の内径、ワイヤーゲージ
6の外径の大きさ如何にかゝわらず、最大振幅の
1/2として、微小孔20の偏心量(e)がダイヤルゲ
ージ9により直接に測定できる。
ージ9の測定子10を第1図において少し上方に
セツトしておき、微小孔20が穿設されている円
筒状加工物Aを支持体2の貫孔3に挿入し、その
微小孔20の内径に応じたワイヤーゲージ6を取
り出しこの軸部7をゲージ取付体4のゲージ取付
孔5に挿入し、このときワイヤーゲージ6の自由
端を、その微小孔20に挿入する。そして、測定
子10先端を、円筒状加工物Aの端面A′に近づ
け、且つワイヤーゲージ6に適宜の圧力で接触状
態にするように調整ツマミ13のセツトを解除す
る。また、その円筒状加工物Aを直接指にて回転
しにくいとき等には、その円筒状加工物Aの後端
〔微小孔20が穿設されない側〕をチヤツク19
に接続する。このように操作した後に、その円筒
状加工物Aを回転させると、その円筒状加工物A
の中心(01)に対し、その端面中央に穿設した微
小孔20の中心(02)が偏心して、その偏心量(e)
(e=0102)ある場合には、その2倍の2eがダイ
ヤルゲージ9の指針で表示される。このように偏
心量(e)が測定できることについて詳述する。第4
図に示すように、微小孔20の半径を、(R)と
し、そのワイヤーゲージ6の直径を(d)と、その中
心を(03)とする。この微小孔20の内径(2R)
よりもワイヤーゲージ6の直径(d)を一般に少し小
径なものにすることから、第4図ではこの差を大
きくして説明する。そして、ワイヤーゲージ6
は、ダイヤルゲージ9の測定子10によつて第4
図において常に下方に適宜な圧力で押圧されてい
ることから、円筒状加工物Aを回転させても微小
孔20の中心(02)の直下に、ワイヤーゲージ6
の中心(03)が存在するようになり、そこで微小
孔20の中心(02)が、円筒状加工物Aの中心
(01)の直上に存在するときを、回転角(θ)=0
とし、その位置から適宜回転させた回転角(θ)
の状態において、その円筒状加工物(A)の中心
(01)から、ワイヤーゲージ6の上部〔測定子1
0下端が当接する位置〕までの高さ(y)は、 y=e cosθ−R+d と表わされる。yはθ=0で最高値ynax=e−R
+d〔第5図参照〕を示し、θ=180゜で最低値
ynio=−e−R+d〔第5図参照〕を示す。こ
の間の変動は、第6図に示すようになり、その最
大振幅2eが、そのダイヤルゲージ9に表示され
る。従つて、微小孔20の内径、ワイヤーゲージ
6の外径の大きさ如何にかゝわらず、最大振幅の
1/2として、微小孔20の偏心量(e)がダイヤルゲ
ージ9により直接に測定できる。
(g) 発明の効果
以上詳述したように、本発明は、光フアイバコ
ネクタaのフエルールAをその長手方向を中心に
して回転可能に支持する手段1,2,3,16,
17,18及び19を設ける一方、支持されたフ
エルールAの一側端面A′の微小孔20内に自由
に挿入可能な径の自由端をもつた弾性のあるピン
6を対向設置し4,5及び7)し、そのピン軸方
向に対して直角の方向からそのピンの自由端近く
に圧接し得るスピンドル11をもつた微小変位計
9を設けたので、そのスピンドル11の先端測定
子10の圧接によつてピン6の自由端がたわめら
れて微小孔20の内面に接触し、フエルールAの
回転によつて生ずるピン6の揺動量がスピンドル
11に伝達され微小孔変位計9で検出される。
ネクタaのフエルールAをその長手方向を中心に
して回転可能に支持する手段1,2,3,16,
17,18及び19を設ける一方、支持されたフ
エルールAの一側端面A′の微小孔20内に自由
に挿入可能な径の自由端をもつた弾性のあるピン
6を対向設置し4,5及び7)し、そのピン軸方
向に対して直角の方向からそのピンの自由端近く
に圧接し得るスピンドル11をもつた微小変位計
9を設けたので、そのスピンドル11の先端測定
子10の圧接によつてピン6の自由端がたわめら
れて微小孔20の内面に接触し、フエルールAの
回転によつて生ずるピン6の揺動量がスピンドル
11に伝達され微小孔変位計9で検出される。
本発明では、上記したように、微小孔20の孔
径に対してピン6の径を細く作成したにも拘ら
ず、ピン6の自由端をスピンドル11の圧接力を
利用してたわめることによつて孔の内面に接触し
得るように工夫したので、微小孔20の偏心量と
偏心方向とを精密に検出することができる。
径に対してピン6の径を細く作成したにも拘ら
ず、ピン6の自由端をスピンドル11の圧接力を
利用してたわめることによつて孔の内面に接触し
得るように工夫したので、微小孔20の偏心量と
偏心方向とを精密に検出することができる。
本発明は、微小孔20の孔径に対してピン6の
径を細く作成したので、孔20内への挿入抜去が
容易となり、それによつて孔に変形を生ぜしめる
おそれがないから、光フアイバ端部接合時の心合
わせに充分に使用可能な精度を保持することがで
きる。
径を細く作成したので、孔20内への挿入抜去が
容易となり、それによつて孔に変形を生ぜしめる
おそれがないから、光フアイバ端部接合時の心合
わせに充分に使用可能な精度を保持することがで
きる。
また、本発明では、ピン6の径を微小孔20の
孔径に対して細く、挿入しても両者間に余隙が生
じるように作成したため、孔径サイズの相違に対
しても汎用し得る融通性を備えている。
孔径に対して細く、挿入しても両者間に余隙が生
じるように作成したため、孔径サイズの相違に対
しても汎用し得る融通性を備えている。
更に、本発明では、上記したように孔径に対し
てピン径に余裕をもたせてあるため、孔の真円度
や孔内の傷、小突起の存在などをも異常な揺動と
して検出することができる。
てピン径に余裕をもたせてあるため、孔の真円度
や孔内の傷、小突起の存在などをも異常な揺動と
して検出することができる。
図面は本発明の一実施例を示すものであつて、
その第1図はその発明の平面図、第2図は本発明
の一部縦断した正面図、第3図は本発明の測定状
態を示す一部横断平面図、第4図は円柱状加工物
(フエノール)とワイヤーゲージ(ピン)との位
置関係拡大図、第5図は第4図の一連の位置関係
図、第6図は円柱状加工物(フエノール)の回転
角に対し、ワイヤーゲージ(ピン)の振動(高
さ)を表わすグラフ、第7図は円筒状加工物(フ
エノール)の断面図、第8図は、円柱状加工物を
使用したコネクターの組立断面図である。 a……光フアイバコネクタ、A……フエルール
(円柱状加工物)、A′……フエルールの一側端面、
g……ガラスフアイバ、6……ピン(ワイヤーゲ
ージ)、9……微小変位計(ダイヤルゲージ)、1
0……測定子、11……スピンドル(可動軸)、
20……微小孔、22……円筒本体。
その第1図はその発明の平面図、第2図は本発明
の一部縦断した正面図、第3図は本発明の測定状
態を示す一部横断平面図、第4図は円柱状加工物
(フエノール)とワイヤーゲージ(ピン)との位
置関係拡大図、第5図は第4図の一連の位置関係
図、第6図は円柱状加工物(フエノール)の回転
角に対し、ワイヤーゲージ(ピン)の振動(高
さ)を表わすグラフ、第7図は円筒状加工物(フ
エノール)の断面図、第8図は、円柱状加工物を
使用したコネクターの組立断面図である。 a……光フアイバコネクタ、A……フエルール
(円柱状加工物)、A′……フエルールの一側端面、
g……ガラスフアイバ、6……ピン(ワイヤーゲ
ージ)、9……微小変位計(ダイヤルゲージ)、1
0……測定子、11……スピンドル(可動軸)、
20……微小孔、22……円筒本体。
Claims (1)
- 1 光フアイバコネクタのフエルールをその長手
方向を中心にして回転可能に支持する手段を設け
る一方、支持されたそのフエルールの一側端面の
微小孔内に自由に挿入可能な径の自由端をもつた
弾性のあるピンを対向設置し、その自由端が前記
微小孔内に挿入された状態におけるピンの軸方向
に対して直角の方向からそのピンの自由端近くに
圧接し得るスピンドルをもつた微小変位計を設
け、そのスピンドルの圧接によつて前記ピンの自
由端がたわめられて前記微小孔の内面に接触し、
前記フエルールの回転によつて生ずる前記ピンの
揺動量が前記スピンドルに伝達されること、を特
徴とするフエルール微小孔の偏心量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14290679A JPS5666702A (en) | 1979-11-05 | 1979-11-05 | Measuring device of extent of eccentricity for fine hole drilled at center of end face of cylindrical work |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14290679A JPS5666702A (en) | 1979-11-05 | 1979-11-05 | Measuring device of extent of eccentricity for fine hole drilled at center of end face of cylindrical work |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5666702A JPS5666702A (en) | 1981-06-05 |
JPS6355001B2 true JPS6355001B2 (ja) | 1988-11-01 |
Family
ID=15326355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14290679A Granted JPS5666702A (en) | 1979-11-05 | 1979-11-05 | Measuring device of extent of eccentricity for fine hole drilled at center of end face of cylindrical work |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5666702A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6316211A (ja) * | 1986-07-08 | 1988-01-23 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ワーク中心穴の同心度測定装置 |
CN102967210B (zh) * | 2012-11-18 | 2016-05-25 | 无锡麦铁精密机械制造有限公司 | 曲轴端面连接孔位置度检具 |
CN104777559B (zh) * | 2014-01-14 | 2017-07-14 | 泰科电子(上海)有限公司 | 校准系统和方法、光纤插芯组件及制造方法、光纤连接器 |
-
1979
- 1979-11-05 JP JP14290679A patent/JPS5666702A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5666702A (en) | 1981-06-05 |
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