JPS6353299B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分野） この発明はボビン昇降装置に係り、特に粗紡機
台に沿つて間欠的に移動して管替作業を行う自動
管替機に装備されるボビン昇降装置に関するもの
である。

（従来の技術） 近年、粗紡機においては合理化の一貫として稼
動効率を向上させるために、高速化及びラージパ
ツケージ化の傾向が著しい。従つて、管替作業す
なわち満ボビンをボビンレールより取出し、代わ
つて空ボビンを挿入する作業は、作業者にとつて
かなりの重労働となるばかりでなく、作業に要す
る時間が長くなり粗紡機の稼動効率を低下させる
ことになる。このため、管替作業の自動化につい
て種々の提案がなされている。

自動管替機としてよく知られている形式は、粗
紡機の前面にその全長にわたつてコンベアベルト
を配設するとともに同じく全長にわたつて自動管
替機を設置し、満管時に自動管替機が粗紡機に対
して進出して全錘一斉にコンベアベルトとボビン
レールとの間にて管替作業を行うようにしたもの
である。ところが、この形式の自動管替機は粗紡
機１台毎に自動管替機が専属に設置されているた
め、高価であること、自動管替機が占める空間が
大きく作業者の作業通路が制約されたり、粗紡工
程の占める空間が大きくなるという不都合があ
る。

この問題点を解決するため、昭和50年７月18日
公開の特開昭50−89642号公報には第７図に示す
ように、粗紡機機台９１と平行に床面に敷設され
たレール９２上を間欠的に移動し、ボビンレール
９３上から満ボビン９４を取出して天井に架設さ
れたレール９５に走行自在に懸架された搬送パレ
ツト９６のボビンハンガー９７に吊下された空ボ
ビン９８と交換し、該空ボビン９８をボビンレー
ル９３のボビンホイール上に載置するという作業
を繰返す管替機９９が提案されている。このよう
に間欠移動型の管替機を使用すれば管替機の占め
る空間が小さくなりかつ複数台の粗紡機機台で兼
用することによりコストを大幅に低減することが
できるという利点がある。

ところが、前記公報に記載の管替機は、前記搬
送パレツト９６から取外した空ボビン９８を一時
的に保持する管保留機構１００と、搬送パレツト
９６に吊下されたボビンハンガー９７から空ボビ
ン９８を取外して下方に移送し前記管保留機構１
００上に載置し、その後ボビンレール９３上から
満ボビン９４を取出し前記空ボビン９８が取外さ
れたボビンハンガー９７に満ボビンを吊下し次い
で前記管保留機構１００に載置された空ボビン９
８をボビンレール９３上に載置する作業をなす管
替腕１０１とにより管替作業を行うようになつて
いる。すなわち、この管替機９９においては１つ
は管替腕１０１が空ボビン９８を管保留機構１０
０まで移送する昇降動作と、満ボビン９４をボビ
ンレール９３上から取外し搬送パレツト９６と対
応する位置まで移送する前後動動作と、搬送パレ
ツト９６と対応する位置まで移送された満ボビン
を搬送パレツト９６のボビンハンガー９７に吊下
するための昇降動作と、管保留機構１００上に載
置された空ボビンをボビンレール９３上に載置す
るための前後動動作とを全て行うためその駆動機
構が複雑になるとともに、１回の管替作業に用す
る時間が長くなるという不都合がある。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は前記従来装置における装置の複雑化
及び管替作業の長時間化等の問題点を解決するも
のである。

発明の構成 （問題点を解決するための手段） 前記の問題点を解決するためこの発明において
は、待機位置から上昇して上方に待機するボビン
搬送体から、該ボビン搬送体に吊下された空ボビ
ンを複数本同時に受け取り、空ボビンをボビンレ
ールに供給する管替腕と係合できる下方位置まで
移送する空ボビン移送用昇降部材と、待機位置か
ら上昇して、前記管替腕によりボビンレールから
取り出された複数本の満ボビンを前記ボビン搬送
体の空ボビンが取外された位置に吊下する満ボビ
ン移送用昇降部材とをそれぞれガイド部材に沿つ
て昇降可能に配設し、かつ前記両昇降部材はその
昇降作動中、互いに干渉しないよう昇降軌跡を異
にし、しかも最上昇位置においては同一位置に配
置するため前記両昇降部材の少なくとも一方を昇
降移動とともに前後動させる手段を設けるという
構成を採用した。

（作用） この発明においては２個の昇降部材すなわち上
方所定位置に待機するボビン搬送体から、該ボビ
ン搬送体に吊下された空ボビンを複数本同時に受
取り、空ボビンをボビンレールに供給する管替機
と係合できる下方位置まで移送する空ボビン移送
用昇降部材と、待機位置から上昇して、前記管替
腕によりボビンレールから取り出された複数本の
満ボビンを前記ボビン搬送体の空ボビンが取外さ
れた位置に吊下する満ボビン移送用昇降部材とが
それぞれガイド部材に沿つて昇降可能に配設され
ている。両昇降部材は昇降作動中、互いに干渉し
ないように昇降軌跡を異にし、しかも最上昇位置
においてはボビン搬送体から空ボビンを外した
り、ボビン搬送体に満ボビンを吊下すべく同一位
置となる。従つて両昇降部材は一方が作動してい
るときでも軌跡が異る位置を利用することによ
り、他の昇降部材も自由に作動することができる
ので、管替作業時間を短縮することが可能とな
る。又、各昇降部材はそれぞれ独立したガイド部
材に沿つて昇降移動されるので装置の構造が簡単
となる。

（実施例） 以下この発明を具体化した一実施例を第１〜６
図に従つて説明する。上部支持式のフライヤ１を
装備した粗紡機機台２のボビンレール３上にはボ
ビンホイール４が前後２列に千鳥状に配設されて
いる。粗紡機機台２の前面上方には搬送用レール
５が粗紡機機台２と平行に架設され、該搬送用レ
ール５にはボビンハンガー６が所定ピツチで装備
されたボビン搬送体７が走行自在に装備されてい
る。

粗紡機機台２と平行に敷設された一対のレール
１１に沿つて転動する４個の車輪１２に支持さ
れ、間欠的に移動する管替機１０は粗紡機機台２
の前面上方に架設された搬送用レール５に待機す
るボビン搬送体７から空ボビン８を受取り下方位
置に下ろす作用をなす空ボビンリフタ１３と、満
ボビン９を前記ボビン搬送体７の空ボビン８が取
外された位置に装着する作用をなす満ボビンリフ
タ１４とからなるボビン昇降装置と、ボビンレー
ル３上から満ボビン９を取出して前記満ボビンリ
フタ１４の満ボビン移送用昇降部材１５上に載置
するとともに、空ボビンリフタ１３の空ボビン移
送用昇降部材１６上から空ボビン８を取出しボビ
ンレール３上に載置する作用をなす管替機構１７
とが装備されている。

次に管替機構１７について説明すると、この管
替機構１７はスコツトラツセルの機構を利用して
管替腕１８ａ，１８ｂが取付けられた取付ボツク
ス１９を水平状態に保持したまま前後方向へ移動
するようになつている。

第２図に示すように前記取付ボツクス１９には
腕部の長さが短い管替腕１８ａと腕部２０の長さ
が長い管替腕１８ｂとが粗紡機のボビンホイール
４と同一ピツチで３個ずつ交互に配設されてい
る。一方の管替腕１８ａは所定位置に固着され、
他方の管替腕１８ｂは取付ボツクス１９前面に突
設された支持ブラケツト２１の上面に固着された
ガイド部材２２に沿つて前後方向に摺動可能に支
承されている。前記管替腕１８ｂの腕部２０はそ
の後端部下面において連結部材２３によりそれぞ
れ連結され、中央に配設された管替腕１８ｂの腕
部２０の上面に、モータ２４の駆動軸に嵌着され
たピニオン２５と噛合するように固定されたラツ
ク２６を介して、モータ２４の正逆回転により前
後動されるようになつている。

次にボビン昇降装置について説明すると、ボビ
ン昇降装置を構成する空ボビンリフタ１３は第２
図に示すように左右両側に立設された一対の支柱
２７の互いに対向する内面に上下方向に延びるよ
うに突設されたガイドレール２８に係合する摺動
部材２９を有し、ブラケツト３１ａにおいて連結
されたシリンダ３０の作用により上下に移動され
る一対の昇降支柱３１を備えている。該昇降支柱
３１の上端には支持ブラケツト３２が突設され、
該支持ブラケツト３２にはプーリ３３が回転自在
に支持されている。前記昇降支柱３１の前面には
ガイドレール３４が突設されている。そして、両
昇降支柱３１の前側には前記ガイドレール３４と
係合する摺動部材３５を有する支持部材３６が配
設されている。支持部材３６はその上部に第４，
５図に示すように管替機１０の底壁に固着された
ブラケツト３７に回転自在に支持されたプーリ３
８と前記昇降支柱３１の上端に配設されたプーリ
３３間に巻掛されるとともに、一端が昇降支柱３
１の下部に配設された固定用ブラケツト３９に固
定部材４０を介して固定されたテープ４１の他端
に取付けられた支持ボルト４２が固着されること
により上下動可能に支承されている。そして、シ
リンダ３０の作動により前記昇降支柱３１が上下
動されると、支持部材３６が昇降支柱３１の移動
量の３倍の量だけ移動するようになつている。前
記昇降支柱３１の前面内側にはそれぞれカム板４
３が固着されている。そして、前記両支持部材３
６間には６個のペツグ１６ａが前記ボビンレール
３上のボビンホイール４のピツチと同ピツチで配
設された空ボビン移送用昇降部材１６が、その両
端部に固着された取付部材４４に装備された摺動
部材４５及び前記カム板４３のカム溝４３ａと係
合するカムフオロアー４６を介して支持部材３６
のガイドレール３６ａに沿つて前後方向に移動可
能に支承されている。すなわち、空ボビン移送用
昇降部材１６はシリンダ３０の作動によりテープ
４１を介して昇降動作するとともに、カム板４３
のカム溝４３ａと係合するカムフオロアー４６の
作用により支持部材３６のガイドレール３６ａ上
を前後方向に移動するようになつている。

次に満ボビンリフタ１４について説明すると、
満ボビンリフタ１４は基本的には前記空ボビンリ
フタ１３と同様な構成であるが、６個のペツグ１
５ａが前記空ボビン移送用昇降部材１６と同様に
ボビンレール３上のボビンホイール４と同ピツチ
で千鳥状に配設された満ボビン移送用昇降部材１
５が前記空ボビンリフタ１３の場合と異なり前後
方向へは移動せず昇降動作のみを行うようになつ
ている。すなわち、左右両側に一対立設された支
柱４７の互いに対向する内面には上下方向に延び
るガイドレール４８が突設され、該ガイドレール
４８と係合する摺動部材４９を有する昇降支柱５
０がシリンダ５１（第２，３図にのみ図示）の作
用により上下に移動されるようになつている。昇
降支柱５０の上端には支持ブラケツト５２が突設
され、該支持ブラケツト５２にはプーリ５３が回
転自在に支持されている。管替機１０の底壁には
第２〜４図に示すようにブラケツト５４が固着さ
れ、該ブラケツト５４にはプーリ５５が回転自在
に支持されている。前記両プーリ５３，５５間に
巻掛されるとともに一端が昇降支柱５０の下部に
配設された固定用ブラケツト５６に固定部材５７
を介して固定されたテープ５８の他端に取付けら
れた支持ボルト５９が、前記満ボビン移送用昇降
部材１５の両端部にそれぞれ固着されている。そ
して、同昇降部材１５が該昇降部材１５に固着さ
れた摺動部材６０を介して昇降支柱５０に突設さ
れたガイドレール６１に沿つて上下方向に移動さ
れるようになつている。

次に前記のように構成された装置の作用を説明
する。第２図に示すように粗紡機機台２のボビン
レール３上の満ボビン９と管替機構１７の管替腕
１８ａ，１８ｂげ対応する位置で管替機１０が停
止し、この状態で管替作業が行われる。第６図ａ
に示す状態でまず空ボビンリフタ１３が作動され
る。すなわち、シリンダ３０が作動されてそのピ
ストンロツドが突出し、昇降支柱３１が上動され
ることにより空ボビン移送用昇降部材１６が上昇
作動されるとともにカム溝４３ａ及びカムフオロ
アー４６の作用により支持部材３６のガイドレー
ル３６ａに沿つて前方に移動され、第６図ｂに示
すようにボビン搬送体７に吊下された空ボビン８
の底部にペツグ１６ａが嵌挿される。次に管替機
構１７が作動されて取付ボツクス１９が前方へ移
動し、腕部の短い管替腕１８ａがボビンレール３
上の満ボビン９と係合した時点で取付ボツクス１
９の移動が停止する。次いで取付ボツクス１９内
のモータ２４が駆動されて管替腕１８ｂがボビン
レール３上の満ボビン９と係合する位置まで突出
される。両管替腕１８ａ，１８ｂが満ボビン９に
係合した後管替機構１７全体が上動され、ボビン
レール３のボビンホイール４から満ボビン９が引
抜かれて第６図ｃ示す状態となる。この間にシリ
ンダ３０が作動されてそのピストンロツドが途中
位置まで引込まれ、空ボビン移送用昇降部材１６
は空ボビン８をボビン搬送体７のボビンハンガー
６に吊下した後第６図ｃに示す管替機構１７の作
動に支障とならない位置まで降下しその状態で待
機する。

次いでモータ２４が逆転されて管替腕１８ｂが
引込まれ、各管替腕１８ａ，１８ｂの間隔が満ボ
ビン移送用昇降部材１５のペツグ１５ａと対応可
能な状態となる。その状態で管替機構１７が作動
され、取付ボツクス１９が管替腕１８ａ，１８ｂ
に吊下された満ボビン９が満ボビン移送用昇降部
材１５のペツグ１５ａと対応する位置まで後退す
る。次いで満ボビンリフタ１４のシリンダ５１が
作動され、満ボビン移送用昇降部材１５がその上
面に配設されたペツグ１５ａが管替腕１８ａ，１
８ｂに吊下された満ボビン９の底部に嵌挿される
とともに満ボビン９の鍔部９ａと管替腕１８ａ，
１８ｂの係合を解除する位置まで上動され第６図
ｄに示す状態となる。

次に管替機構１７が再び作動され、取付ボツク
ス１９も待機位置まで後退する。次いで空ボビン
リフタ１３のシリンダ３０が作動されてそのピス
トンロツドが引込まれ、空ボビン移送用昇降部材
１６が該昇降部材１６上に載置された空ボビン８
の鍔部８ａが管替腕１８ａ，１８ｂと係合可能な
位置まで下降移動される。次いで管替機構１７が
作動され管替腕１８ａ，１８ｂが空ボビン８の鍔
部８ａと対応する位置まで取付ボツクス１９が前
進する。そしてその状態からさらに空ボビン移送
用昇降部材１６が下降移動されて待機位置で停止
する。これにより空ボビン移送用昇降部材１６の
ペツグ１６ａに嵌挿されていた空ボビン８が管替
腕１８ａ，１８ｂの先端部に吊下支承される。一
方この間に満ボビンリフタ１４のシリンダ５１が
作動され、そのピストンロツドが突出して満ボビ
ン移送用昇降部材１５が上動され、該昇降部材１
５のペツグ１５ａに嵌挿された満ボビン９が上方
に待機するボビン搬送体７の前記空ボビン８が取
外されたボビンハンガー６に装着され第６図ｆに
示す状態となる。

次に管替機構１７が作動され取付ボツクス１９
は管替腕１８ａ上に吊下された空ボビン８が粗紡
機機台２の前側に位置するボビンホイール４と対
応する位置まで前進する。次いでモータ２４が駆
動され管替腕１８ｂに吊下された空ボビン８が粗
紡機機台２の後側に配置されたボビンホイール４
と対応する位置まで突出される。その後管替機構
１７全体が下降移動され、空ボビン８がボビンホ
イール４が嵌挿されるとともに空ボビン８の鍔部
８ａと管替腕１８ａ，１８ｂとの係合が解除され
る。一方この間に満ボビンリフタ１４のシリンダ
５１が作動されてそのピストンロツドが引込ま
れ、満ボビン９をボビン搬送体７のボビンハンガ
ー６に吊下した満ボビン移送用昇降部材１５が、
管替機構１７の作動に支障のない位置まで下降移
動されてその状態で停止保持され第６図ｇに示す
状態となる。次いで管替機構１７が作動され、取
付ボツクス１９が待機位置まで後退する。一方満
ボビンリフタ１４のシリンダ５１も作動されてそ
のピストンロツドが引込まれ、満ボビン移送用昇
降部材１５が待機位置まで下降移動されて第６図
ｈに示す状態となり一回の管替操作が終了する。
その後管替機１０は粗紡機機台２に沿つて間欠的
に所定量ずつ移動しながら同様に管替作業を繰返
す。

前記管替操作において満ボビン移送用昇降部材
１５及び空ボビン移送用昇降部材１６はそれぞれ
満ボビン９あるいは空ボビン８を移送する作業の
みを行うだけでよいため機構が簡単となり、しか
も、互いに干渉しない位置を移動する際にはそれ
ぞれ同時に作動することができるので管替作業の
時間を短縮することができる。又、この実施例の
装置においては満ボビン移送用昇降部材１５及び
空ボビン移送用昇降部材１６上に配設されたペツ
グ１５ａ，１６ａの間隔がボビンレール３上のボ
ビンホイール４の配置間隔より前後方向が狭く形
成され、かつ各昇降部材１５，１６がそれぞれジ
グザグ形状に形成されるとともに待機位置におい
て互いに入組んだ状態となるように配設されてい
るため、昇降装置が占める床面積を小さくするこ
とができる。

なおこの発明は前記各実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、両昇降部材１５，１６上に配
設するペツグ１５ａ，１６ａの配置間隔をボビン
レール３上のボビンホイール４の配置間隔と同一
に構成したり、各昇降部材１５，１６の形状を長
方形状等ジグザグ形状以外の形状に形成するなど
この発明の趣旨を逸脱しない範囲において各部の
形状、構成等を任意に変更することも可能であ
る。

発明の効果 以上詳述したように、この発明によればボビン
昇降装置が満ボビンの移送を行う満ボビン移送用
昇降部材と空ボビンの移送を行う空ボビン移送用
昇降部材とがそれぞれ別の駆動機構により昇降作
動されるため装置の構造が簡単になるとともに、
両昇降部材同士間での平行動作と、両昇降部材及
び管替腕間での平行動作との２つの方向から管替
時間の短縮を行うことができるため、管替時間を
非常に短縮することができるという優れた効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】

第１〜６図はこの発明を具体化した一実施例を
示すものであつて、第１図は管替機と粗紡機とを
示す概略側面図、第２図は管替機と粗紡機との関
係を示す平面図、第３図は空ボビンリフタと満ボ
ビンリフタを示す第２図の要部拡大平面図、第４
図は概略側面図、第５図は空ボビンリフタの要部
斜視図、第６図ａ〜ｈは作用を説明するための概
略側面図、第７図は従来装置の側面図である。 ボビン搬送体……７、空ボビン……８、満ボビ
ン……９、空ボビンリフタ……１３、満ボビンリ
フタ……１４、満ボビン移送用昇降部材……１
５、空ボビン移送用昇降部材……１６、管替機構
……１７、支柱……２７，４７、ガイドレール…
…２８，３４，４８，６１、シリンダ……３０，
５１、昇降支柱……３１，５０、カム板……４
３、カム溝……４３ａ、カムフオロアー……４
６。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 待機位置から上昇して上方に待機するボビン
   搬送体から、該ボビン搬送体に吊下された空ボビ
   ンを複数本同時に受け取り、空ボビンをボビンレ
   ールに供給する管替腕と係合できる下方位置まで
   移送する空ボビン移送用昇降部材と、待機位置か
   ら上昇して、前記管替腕によりボビンレールから
   取り出された複数本の満ボビンを前記ボビン搬送
   体の空ボビンが取外された位置に吊下する満ボビ
   ン移送用昇降部材とをそれぞれガイド部材に沿つ
   て昇降可能に配設し、かつ前記両昇降部材は昇降
   作動中互いに干渉しないよう昇降軌跡を異にし、
   しかも最上昇位置においては同一位置に配置する
   ため前記両昇降部材の少なくとも一方を昇降移動
   とともに前後動させる手段を設けたことを特徴と
   する粗紡機用管替機におけるボビン昇降装置。 ２ 前記昇降部材のうち昇降移動とともに前後動
   されるのは空ボビンを受け取り移送する空ボビン
   移送用昇降部材であり、昇降移動とともに前後動
   させる手段はカムである特許請求の範囲第１項に
   記載の粗紡機用管替機におけるボビン昇降装置。