JPH04153330A - 精紡機の粗糸搬送方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は精紡機のクリールパートへ粗糸を搬送する方法
に関する。

（従来の技術） 粗紡機揚りの粗糸を精紡機のクリールパートへ搬送する
技術としては、特開昭４８−１４３３号に開示された技
術等、既に多数の発明・考案か提案されている。これら
の粗糸搬送技術を類別に分けると、 （イ）特公昭３９−２５４３４号公報等に開示された粗
糸を直接コンベアで精紡機クリールパートの近くまで搬
送するもの。

（ロ）特公昭４８−４１１０５号公報等に開示された床
上篠巻運搬車か直接精紡機台上てクリールパートを構成
するもの。

（ハ）特開昭４７−３０９３８号公報等に開示されたオ
ーバーへラドレールで粗糸を搬送し、直接精紡機てクリ
ールパートを構成するもの。

以上に分けることか出来る。

（発明か解決しようとする課題） ところか前記（イ）（ロ）（ハ）に記載する従来方法は
、いずれも精紡機周辺機器の大幅な改造あるいは新設又
はオーバーへラドレールの新設を必要とし、設備費か高
額となる問題点かある。

本発明はかかる問題点の解消を目的とするもので、精紡
機周辺機器への高額投資を必要とせず、精紡機クリール
パートの部分改造と粗糸運搬車の新設のみて容易に粗糸
運搬の省力化を図り得る新規な粗糸搬送方法を提供しよ
うとするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記課題を達成するために次の構成を備えてい
る。即ち精紡機の軸線と直交する方向に並列する多数の
ガイドレール八と、各ガイドレール内に移動可能に装着
したチェーン列と、該チェーン列に懸垂支持した粗糸装
着用ボビンハンガー列の三者から精紡機のクリールパー
トを形成する一方、精紡機の軸線と平行なガイドレール
Ｂを備える粗糸交換機を精紡機の一端から順次他端へ向
けて移動させ、その間、都度ガイドレールＢの弧状端部
を前記ガイドレールＡに接続させ、チェーン列をガイド
レールＡとガイドレール８間に出入せしめてボビンハン
ガー列の粗糸を交換するようにしたものである。

（作用） 本発明においては、上記の構成から満管粗糸及び空管粗
糸を積載した粗糸交換機を精紡機の一端から順次他端へ
向って移動させ、その間、都度粗糸交換機のガイドレー
ルＢと精紡機クリールパ−トのガイドレールＡを接触接
続させ、ガイドレルＡに装着しているチェーン列を人手
で一旦ガイドレールＢ上に導入し、粗糸交換機直上て空
満両粗糸の交換を実施するもので、重量のある大型粗糸
でも容易に人手で交換することか出来る。又装着の終っ
た満粗糸を懸垂支持するチェーン列を人手て簡便に、ガ
イドレールＢ、ガイドレールへを介してクリールパート
の元位置ヘセ・ノドすることかできる。以下図面に示す
実施例により本発明を更に具体的に説明する。

（実施例） 先ず最初に本発明方法を実施する装置の構成について第
１図〜第３図により具体的に説明する。

第１図において、（１）（１）は精紡機のクリールパー
ト上方に設けたステー、（２）　（２）は該ステー（１
）に固着するガイドレールＡを示すもので、前記ステー
（１）か精紡機軸線に平行し、又ガイドレールＡ（２）
がステー（１）と直交することから、結果としてガイド
レールＡ（２）は精紡機の軸線と直交する方向に多数並
列している。前記ガイドレールＡ（２）は第３図に示す
ように、ＪＩＳＧ３３５０に記載するリップみぞ形鋼を
その開口部が下向きになるように取付けており、その内
側には、左右−対の車輪（３）　（３）と、両車輪（３
）（３）間をわたる車軸（４）に懸垂支持した粗糸装着
用のボビンハンガ（５）と、複数対（第１図では６対）
の車輪（３）（３）対を第２図の如く連結するチェーン
（６）からなるチェーン列（７）が装着されている。以
上の構成、即ち精紡機の軸線と直交する方向に並列する
多数のガイドレールＡ（２）と、各ガイドレールＡ（２
）内に移動可能に装着したチェーン列（７）と、該チェ
ーン列（７）に懸垂支持された粗糸装着用ボビンハンガ
ー（５）列の三者から精紡機のクリールパートを形成し
ている。尚上記実施例においてガイドレールＡ（２）の
並列間隔、換言すると精紡機軸線方向の取付間隔と、ガ
イドレールＡ（２）内のボビンハンガー（５）の取付間
隔は当然精紡機全体の錘数に応じて決定される。

一方精紡機の一端から順次他端へ移動する粗糸交換機（
８）は、満粗糸（９）及び粗糸を消費した後の空管（１
０）を同時に積載する機構を有しており、実施例のもの
にあっては、適宜な昇降手段によって支承された２列の
ガイドレールＢ　（１１）（１１）を備えている。該ガ
イドレールＢ　（１１）（ＩＩ）はガイドレールＡ（２
）と同形のＪＩＳＧ３３５０に記載するリップみぞ形鋼
をその開口部が下向きになるように構成しており、粗糸
交換機（８）の直上では並列するガイドレールＢ　（Ｉ
ＩＸＩＩ）を精紡機軸線と平行に設け、その一方の端部
を精紡機側へ湾曲せしめ、核部に弧状端部（１２）（１
２）を形成している。該弧状端部（＋２）（１２）とガ
イドレールＡ　（２）（２）は、ガイドレールＢ　（１
１）（１１）か昇降、即ち弧状端部（１２）（１２）か
昇降して両者の上下方向の位置が合致した際、弧状端部
（１２）（１２）がガイドレールＡ　（２）（２）と接
触接続し、チェーン列（７）かガイドレールＡ（２）〜
ガイドレールＢ　（１１）間を自在に出入出来るように
なっている。

しかして粗糸交換機（８）は、詰機の移動中は備えるガ
イドレールＢ　（１１）（１１）の位置を昇降手段によ
り低い位置に維持してその弧状端部（１２）（１２）と
ガイドレールＡ（２）端部か干渉しない位置を走行し、
粗糸交換のため所定位置で停止の際は、前記昇降手段に
よりガイドレールＢ（１，１）（１１）を距離Ｂだけ上
昇せしめ、弧状端部（＋２）（１２）とガイドレールＡ
　（２）（２）の端部を接触接続しチェーン列（７）を
自由に出入可能とするのである。

本発明方法を実施する装置の一例は上述の如き構成から
なるものてあって、次いて同装置を用いた本発明方法の
過程について説明する。

精紡機の粗糸が全台−斉に交換される一斉替方式の場合
は、満粗糸（９）を積載した粗糸交換機（８）を精紡機
の一端から順次他端へ移動させ、その間、ガイドレール
Ａ　（２）（２）の２本毎に粗糸交換機（８）を停止さ
せ、詰機（８）に内蔵する昇降手段（図示しない）を駆
動して２本のガイドレールＢｍ）ｍ）の夫々の弧状端部
（１２）（１２）を前記ガイドレールＡ　（２）（２）
の端部に接合し、その後空管（１０）を懸垂支持するチ
ェーン列（７）をガイドレールＡ（２）からガイドレー
ルＢ　（１１）側へ移動せしめる。

次いて粗糸交換機（８）の直上において、満粗糸（９）
と空管（１０）を交換し、満粗糸（９）を積載したチェ
ーン列（７）をガイドレールＢ　（１１）からガイドレ
ールＡ（２）側へ導入し、満粗糸（９）を備えたクリー
ルパートを構成せしめるのである。更に本実施例の場合
は粗糸交換機（８）の１停止毎に２本分のガイドレール
Ａ（２）の空管（１０）を取替えるようにしているので
、前記操作を更にもう一度繰り返しガイドレールＡ（２
）の２本分の空満両粗糸を交換し、再び次の停止位置へ
粗糸交換機（８）を移動させ、粗糸交換の１サイクルを
完了させるのである。

又精紡機の粗糸を部分替えする方式（テーパー段取り又
はランダム段取り）の場合は、粗糸交換機（８）を図示
入方向へ適宜移動させ、その間に該当するガイドレール
Ａ（２）からガイドレールＢ（１１）へ空になったチェ
ーン列（７）を呼び寄せ、空満両管を交換し、満粗糸（
９）を装着したチェーン列（７）をガイドレールＡ（２
）へ装着するのである。

この場合は、ガイドレールＡ（２）１本毎の、第１図図
示の例ではボビンハンガー（５）の６本毎の一斉交換と
なる。

（発明の効果） 本発明は上記実施例の如〈実施するものて、精紡機の粗
糸配列のうち精紡機長手方向と直交する１列ないし２列
分の粗系列を１ブロツクとして粗糸替えし、且つその粗
糸替えに際して、粗系列をチェーンで連結し、これを精
紡機のクリールパート上及び粗糸交換機上を往復動せし
めて粗糸替えを行うものであるから、在来の精紡機配置
スペースと従来クリールを最大限に利用し、簡単に粗糸
替えの省力化を実施することか可能となる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明方法を実施する装置の一例を示すもので、第
１図は全体の斜視図、第２図はガイドレ−ルＡの一部切
欠き正面図、第３図は同しくその側面図である。 （１）・・・ステー　　　　（２）・・・ガイドレール
Ａ１（３）・・・車輪、　　　　（４）・・車軸、（５
）・・・ボビンハンガー、（６）・・・チェーン、（７
）・・・チェーン列、　（８）・・・粗糸交換機、（９
）・・・満粗糸、　　　（１０）・・・容器、（１１）
・・・ガイドレールＢ、（１２）・・・弧状端部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 精紡機の軸線と直交する方向に並列する多数のガイドレ
   ールＡと、各ガイドレールＡ内に移動可能に装着したチ
   ェーン列と、該チェーン列に懸垂支持した粗糸装着用ボ
   ビンハンガー列の三者から精紡機のクリールパートを形
   成する一方、精紡機の軸線と平行なガイドレールＢを備
   える粗糸交換機を精紡機の一端から順次他端へ向って移
   動させ、その間、都度ガイドレールＢの弧状端部を前記
   ガイドレールＡに接続させ、チェーン列をガイドレール
   ＡとガイドレールＢ間に出入せしめてボビンハンガー列
   の粗糸を交換することを特徴とする精紡機への粗糸搬送
   方法。