JPS6351666B2 - - Google Patents

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JPS6351666B2
JPS6351666B2 JP59106913A JP10691384A JPS6351666B2 JP S6351666 B2 JPS6351666 B2 JP S6351666B2 JP 59106913 A JP59106913 A JP 59106913A JP 10691384 A JP10691384 A JP 10691384A JP S6351666 B2 JPS6351666 B2 JP S6351666B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salt
grains
grain
insulating container
filled
Prior art date
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Expired
Application number
JP59106913A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60251851A (ja
Inventor
Kingo Myahara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dowa KK
Original Assignee
Dowa KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Dowa KK filed Critical Dowa KK
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Publication of JPS6351666B2 publication Critical patent/JPS6351666B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ひたし豆、大豆、とうもろこし、
その他の穀物を、単なる通電作用により短時間の
中に熟熱殺菌処理して食味一定の通電加工穀物を
得ることができる通電加工穀物の製造方法に関す
る。
従来技術 さきに本出願人は、植物性蛋白質を有する穀物
例えば、米、麦、小麦、大豆、小豆、えんどう、
玉蜀黍、栗、稗、その他を塩分濃度略3〜5%の
液中に1〜3日間浸して塩分を均等に滲透させた
後、該塩分を含んだ穀物を絶縁性容器内に充填収
容して通電作用で熟熱殺菌処理せしめたことで、
風味ある通電加工食品として直ちに食膳に供する
ことができる通電加工穀物の製造方法を開発し、
これを特願昭58−135350号として特許出願をし
た。
発明が解決しようとする問題点 ところで、上述の特許出願における製造方法に
あつては、塩分処理されたやや膨軟性の穀物を充
填液等を一切用いず、直接絶縁性容器内に充填収
容して、通電作用により発生したジユール熱で該
穀物を熟熱殺菌処理せしめていたので、穀物中に
含まれた水分は前記ジユール熱のため速かに蒸発
散されて脱水状態に陥り、対向位置の電極体と接
する側の穀物に焦現象が発生するは勿論のこと穀
物全体の脱水現象で通電作用が断たれて、未蒸熱
状態を起し、完全に熟熱殺菌処理された通電加工
穀物を製造することが困難であつた。
そこで本発明は、塩分処理された穀物を、前記
穀物の含塩濃度よりも少ない塩水と共に絶縁性容
器内に、穀物間に無駄な隙間を生じさせず密接状
態のもとに充填収容して、通電作用により電流が
常に塩分濃度の高い穀物中を均一かつ正確に流通
できるようならしめ、もつて常に所定の熟熱温度
のもとに穀物を正確に熟熱殺菌処理せしめ、焦つ
きや未熟熱状態のない良質の通電加工穀物を提供
できる通電加工穀物の製造方法を得たことで問題
を解決したものである。
問題を解決するための手段 それ故、本発明方法の技術的課題は、塩分処理
された穀物を絶縁性容器内に充填収容して、該穀
物を通電作用により熟熱殺菌処理する際に、脱水
現象の発生で、穀物に焦つきが起きたり或は通電
不能による未熟熱穀物が生じるのを確実に解消し
て常に良質の通電加工穀物を得ることにある。
この技術的課題を解決するため、本発明方法
は、含塩液中にして塩分を均等に滲透せしめた穀
物を、前記含塩液よりも塩分濃度が少ない塩水と
共に絶縁性容器内に充填収容して通電作用により
穀物を熟熱殺菌処理したことを特徴とする通電加
工穀物の製造方法としたものである。
作 用 上記技術的手段は次のように作用する(第1図
ないし第3図参照)。すなわち、生或は乾燥され
たひたし豆、大豆、とうもろこし、その他の穀物
Aを塩分濃度が例えば1〜5%となつた含塩液B
が収容された容器1内に1〜2日間位浸して、上
記穀物Aに含塩液Bがの均等に滲透するよう処理
する。なお上記の穀物Aが乾燥状態にあつた時に
は、該穀物Aを一たん適当日時水漬けして、膨軟
状ならしめた後、容器1に収容し、塩分を均一に
滲透させる。この様に穀物Aに塩分を滲透させる
のは、以後に行われる通電作用時に電流が均等に
穀物Aを通電できるようならしめると同時に穀物
Aの食味向上を図るようにするためである。この
様にして所定濃度の塩分が均一に滲透されたら、
該穀物Aを容器1より取り出し、水切りした上
で、前記含塩液Bよりも塩分濃度が少ない塩水C
と共に上面を開放した有底筒状の絶縁性容器3内
に投入する。さすれば、上記穀物Aは投入された
穀物A間の隙間が塩水Cにより満たされるため、
正しい姿勢のもとに充填収容される許りか穀物A
全体は互いに接触状態が良好となる。この様にし
て所定量の穀物Aおよび塩水Cが絶縁性容器3内
に収容されたら、絶縁性容器3の上面開放側を蒸
気抜き孔9が穿孔された蓋板8で押えて閉塞させ
た後、絶縁性容器3の対向壁側に配設した一対の
電極体4,5間に亘り通電を行えば、電流は塩水
Cよりも塩分濃度が高い塩分を含んだ穀物A中を
均一に流通して発生したジユール熱で短時間内に
熟熱殺菌せられる。
そして通電により発生したジユール熱で沸水状
となつて、蒸気は蒸気抜き孔9より排出される許
りか、穀物A間の隙間には塩分濃度の少ない塩水
Cが満たされているので、水分の蒸発散による脱
水現象で穀物が焦ついたり或は通電不能状態を発
生させず、穀物Aを所定の熟熱温度のもとに熟熱
殺菌し、風味、および味覚ともに良好な通電加工
穀物を得ることができる。
実施例 次に本発明方法を実施させるための装置を添附
図面に示された実施例に基づき説明する。
図面において、Aはひたし豆、大豆、とうもろ
こし、その他の穀物であつて、該穀物Aは生、或
は乾燥された何れのものであつてもよい。Bは塩
分濃度が例えば1〜5%となるように調合された
含塩液であつて、該含塩液Bは適宜形状の容器1
内に収容せしめて、容器1内に1〜2日間位浸し
た穀物Aに、塩分濃度が例えば1〜5%の塩分を
均一に含塩させ、以後行われる通電作用時に電流
が穀物A中を均一に流通できるようにならしめる
と同時に食味の向上および品質保持を図るように
する。
なお乾燥した穀物を使用する際には、該穀物A
を一たん水漬けして膨軟状ならしめた後、上記と
同様の塩分処理を施せばよい。
Cは穀物A中に含塩させる塩分濃度よりも少な
い塩分濃度によつて作られた塩水であつて、該塩
水Cは穀物Aと共に熟熱殺菌処理装置2内に充填
収容される。
上記の熟熱殺菌処理装置2は上面を開放した有
底筐状を呈する絶縁性容器3と、該絶縁性容器3
の対向壁側に抜き差し自在となるよう挿入位置せ
しめた左右一対の電極体4,5と、前記一対の電
極体4,5の表面側に密接状に位置せしめた例え
ばパルプおよび合成繊維によつて組成された不織
布又は織布等からなる吸水性接電体6,7と、表
面に1個若しくは複数個の蒸気抜き孔9を穿孔し
た蓋板8とによつて構成されており、上記蓋板8
は絶縁性容器3内に塩水Cと共に充填収容した穀
物Aを軽く押圧する役目を有する。
10は前記蓋板8に装着された温度検知器であ
つて、該温度検知器10の先端側は充填収容され
た穀物Aの中程迄臨ませて穀物Aが所定の熟熱温
度に達したら、これを速かに検知して電極体4,
5への通電を断つようにする。11は一端が電極
体4に接続されたリード線、12は一端が電極体
5に接続されたリード線である。
第4図および第5図に示されたものは、上面を
開放した絶縁性容器3内に充填収容した穀物Aを
竪方向の通電作用で速かに熟熱殺菌処理せしめる
ことができる熟熱殺菌処理装置2′の他例を示す
ものであつて、該装置2′においては、上面を開
放した絶縁性容器3′の底部側に下部電極体4′を
収納設置し、絶縁性容器3′の上面開放側には1
個若しくは複数個の蒸気抜き孔9′を穿孔した蓋
板兼用の上部電極体5′を配設すると共に、下部
電極体4′および上部電極体5′の表面側には夫々
吸水性接電体6′,7′を位置せしめて構成したも
のであつて、下部電極体4′には周囲を耐熱絶縁
チユーブ14で被覆されたリード線13の一端が
接続されると共に、上部電極体5′にもリード線
15の一端を接続せしめて、絶縁性容器3′内に
塩水Cとともに充填収容された穀物Aを通電作用
により短時間内で正確に熟熱殺菌処理せしめる。
発明の効果 要するに本発明は、前述したような方法とした
ので、絶縁性容器3内には塩分濃度の高い塩分が
含塩された穀物Aも、該穀物Aの塩分濃度より少
ない塩水Cとが冠水状態のもとに収容できるの
で、通電作用時に発生したジユール熱で穀物Aが
脱水状態となつて、熱のため焦ついたり或は導電
不良に陥ることを未然に防止すると同時に塩分濃
度の高い穀物A中を電流が多く通電せられるよう
にして穀物Aを短時間内に正確に熟熱殺菌処理
し、風味良好な通電加工穀物を容易に製造するこ
とができる許りか、穀物Aを塩水Cとともに絶縁
性容器3内に充填収容したから、穀物A間の隙間
を無くし、かつ収容姿勢を良くして穀物A間の接
触面積を大としてより一層導電性を高めることが
できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法を実施させるための装置の実
施例を示すものであつて、第1図は含塩液を収容
した容器の縦断正面図、第2図は熟熱殺菌処理装
置の一部切欠した縦断正面図、第3図は同上の平
面図、第4図および第5図は熟熱殺菌処理装置の
他例を示すものであつて、第4図は一部を切欠し
た縦断正面図、第5図は同平面図である。 A…穀物、B…含塩液、C…塩水、1…容器、
2…熟熱殺菌処理装置、3…絶縁性容器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 含塩液中に浸して塩分を均等に滲透せしめた
    穀物を、前記含塩液よりも塩分濃度が少ない塩分
    と共に絶縁性容器内に充填収容して通電作用によ
    り穀物を熟熱殺菌処理したことを特徴とする通電
    加工穀物の製造方法。
JP59106913A 1984-05-26 1984-05-26 通電加工穀物の製造方法 Granted JPS60251851A (ja)

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JP59106913A JPS60251851A (ja) 1984-05-26 1984-05-26 通電加工穀物の製造方法

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JPS60251851A JPS60251851A (ja) 1985-12-12
JPS6351666B2 true JPS6351666B2 (ja) 1988-10-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6342662A (ja) * 1986-08-08 1988-02-23 Tatsukiyo Otsuki 豆腐の製造方法
JPS63133960A (ja) * 1986-11-26 1988-06-06 Dowa:Kk 味噌、醤油および納豆の製造方法
JPH0734720B2 (ja) * 1990-01-26 1995-04-19 明星食品株式会社 通電加熱による食品の製造方法

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JPS60251851A (ja) 1985-12-12

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