JPH051695B2 - - Google Patents
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- JPH051695B2 JPH051695B2 JP61254373A JP25437386A JPH051695B2 JP H051695 B2 JPH051695 B2 JP H051695B2 JP 61254373 A JP61254373 A JP 61254373A JP 25437386 A JP25437386 A JP 25437386A JP H051695 B2 JPH051695 B2 JP H051695B2
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Landscapes
- Cereal-Derived Products (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、たとえば白米或は麦、その他の穀物
又は穀類加工品等からなる食品材料を、食品材料
中を電解質溶液を通し直接流通する通電作用によ
つて生じたジユール熱により短時間内に加工処理
せしめた通電加工包装食品製造方法に関する。 [従来の技術] 一般に白米或は麦その他の穀物又は穀類加工品
等の食品材料を冠水状態のもとに釜或は鍋等の容
器に収容した後、該食品材料を外部よりの間接加
熱手段により煮沸した食品を得るようにした加工
方法は、本出願前例示するまでもなく従前より行
われていて周知である。 [発明が解決しようとする課題] ところで、従前のこの種加工方法の如く、食品
を外部よりの単なる間接加熱による煮沸手段で得
ようとした際には、煮沸時間に相当の時間がかか
つて、短時間内に煮沸した食品を容易に得ること
ができない許りか食品材料自体の成分を変化させ
ることができないため、従来の食品よりも一味違
う噛んで味の出る美味しい食品を容易に得ること
ができないという問題点があつた。 本発明は、耐熱包装膜体を展開収容した絶縁性
容器内に電解質溶液とともに食品材料を収容し、
前記電解質溶液に浸された状態のもとに収容した
食品材料を一対の電極間に亘り施された通電作用
によつて生じたジユール熱により短時間内に加工
処理して、風味のある美味しい食品として食膳に
供することができる通電加工包装食品製造方法を
提供することを目的としている。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の通電加工
包装食品製造方法は、対向した側壁面101a,
101bを有する絶縁性容器101内に絶縁性の
耐熱包装膜体102を展開収容せしめる。そし
て、対向した側壁面101a,101b位置の絶
縁性の耐熱包装膜体102の内側には表面に吸水
性材料からなる接電体104を添着した一対の電
極103,103を抜き差し自在に対設せしめ
る。 前記絶縁性容器101内には塩分を含んだ電解
質溶液Bに浸された状態のもとにたとえば白米或
は麦その他の穀物又は穀類加工品等からなる食品
材料Aを収容せしめた後、一対の電極間103,
103に亘り通電を施して、該食品材料Aを通電
作用によつて加工処理する。 以上のようにして得られた加工食品Cは絶縁性
容器101より電極103,103を取出し、次
いで絶縁性の耐熱包装膜体102と共に取出した
後、適宜耐熱包装膜体102により包装して包装
食品Dとしたものである。 [作用] 今、白米或は麦その他の穀物又は穀類加工品等
からなる食品材料Aを通電作用により短時間内に
加工して噛んで味の出る美味しい包装食品Dを得
ようとする場合には、先ず上面が開放され、かつ
対向した側壁面101a,101bを有する絶縁
性容器101に周端片102aが絶縁性容器10
1より外側に張り出す状態のもとに絶縁性の耐熱
性の耐熱包装膜体102を展開収容せしめる。 次いで、対向した側壁面101a,101b位
置の絶縁性の耐熱包装膜体102の内側に、表面
に吸水材料からなる接電体104を添着した一対
の電極103,103を抜き差し自在に対設せし
めた後、絶縁性容器101内に、電解質溶液Bに
浸された状態のもとに食品材料Aを収容する。そ
こで絶縁性容器101の上面開放側に蓋105を
嵌装せしめた後、一対の電極103,103間に
亘り通電を施せば、該食品材料Aに対し塩分を含
んだ電解質溶液Bを通電媒体として円滑に電流が
流通して発生したジユール熱で昇温されると共
に、一定温度に達すると内部からの沸水が冠水下
の食品材料Aの全面から噴出され、程よく食品材
料Aを撹拌しながらさらに昇温されて膨軟状とな
り、その成分も直接的な通電作用で変化され、一
味違つた美味しい加工食品Cが得られる。 以上のようにして、初期の加工食品Cが得られ
たら、通電を断つと共に蓋105を取外し、さら
に一対の電極103,103を絶縁性容器101
より引き出し、さらに絶縁性の耐熱包装膜体10
2の周端片102aを持つて、内部に加工食品C
が収容されたままこれを外部に引き出し、直ちに
加工食品C全体を絶縁性の耐熱包装膜体102で
包装して、包装食品Dとして適宜の場所へ携帯し
たり或は適当期間保存せしめる。 [実施例] 本発明方法を実施させるための製造装置の一実
施例を図面について説明する。 図面において、101は、上面を開放した有底
筺状を呈する絶縁性防水紙材料からなる絶縁性容
器であつて、該絶縁性容器101の対向した側壁
面101a,101bは平行状若しくは逆テーパ
ー状に形成されている。102は、絶縁性の耐熱
薄膜材料例えば樹脂或はポリプロピレン又はその
他の材料により成形されたフイルム状を呈する透
明、不透明或は半透明からなる絶縁性の耐熱包装
膜体であつて、該絶縁性の耐熱包装膜体102は
周端片102aが開放された絶縁性容器101よ
り外側に張出すように展開状に収納されている。 103,103は、絶縁性容器101の対向し
た側壁面101a,101b位置の絶縁性の耐熱
包装膜体102の内側に配設された一対の電極で
あつて、該一対の電極103,103の表面には
吸水性材料からなる接電体104,104を夫々
添着せしめてある。前記一対の電極103,10
3は抜き差し自在に収納されている。 105は、絶縁性容器101の上面開放側に取
外し自在に被蓋された蓋であつて、該蓋105に
は上記噴出口106が開口されると共に、尖端側
が絶縁性容器101内に挿入された温度検知針1
07が装着されている。 前記絶縁性容器101の内部には、白米或は麦
その他の穀物又は穀類加工品等からなる食品材料
Aと同等量若しくは食品材料Aよりも略20%多い
塩分0.5%の電解質溶液Bが収容されている。 なお、前述した温度検知針107により食品材
料Aの加工状態が速かに検出できる。 108は、絶縁性容器101内に収容された食
品材料Aおよび電解質溶液Bと蓋105との間に
形成された蒸気溜室であつて、該蒸気溜室108
には通電による沸水作用で発生した蒸気が貯溜さ
れるようになつている。Cは、本発明により得ら
れた食品であり、Dは、絶縁性の耐熱包装膜体1
02により包装された包装食品である。 したがつて、今本発明により水洗した200gの
白米と電解質溶液である塩分0.5%の含塩水220g
を絶縁性の耐熱包装膜体102を展開収納した絶
縁性容器101内に収容せしめた後、該絶縁性容
器101の開放側を蓋105により被蓋すると共
に食品材料Aおよび電解質溶液Bの略中央位置に
尖端側が臨むように温度検知針107を挿通せし
める。 次いで、対設した一対の電極103,103間
に2Aの交流電流を通電すれば、最初温度20℃か
ら次第に温度上昇されるに従い通電量も多くなり
温度55℃位から白米の上層より気泡が上ると交流
電流も4Aになつて、通電開始後、5分で食品材
料Aは100℃に昇温される。そこで、上記のよう
な通電をそのまま続行すると沸水によつて生じた
蒸気は蒸気溜室108内に溜められた後、その一
部は蒸気噴出口106より外部に噴出され、白米
は通電により発生したジユール熱で加熱されなが
ら電解質溶液Bを吸収して次第に膨軟状となる。
以上のようにして、電解質溶液Bが次第に吸収さ
れると一対の電極103,103は表面に添着さ
れた接電体104,104に含湿された電解質溶
液Bも次第に減少すると同時に通電量も減少し
て、通電開始から約15分位で電流も最初の頃の
2A位に下がり、加工食品Cが出来上がる。そこ
で、通電をOFFにし、蓋105を取外し、次い
で接電体104,104が添着された一対の電極
103,103を絶縁性容器101から取出し、
更に加工食品Cを絶縁性の耐熱包装膜体102と
ともに取出し、該加工食品Cを耐熱包装膜体10
2で包装すれば、速かに形態および保存に適した
美味しい包装食品Dが得られる。 次に、財団法人日本食品分析センターが発表し
た本発明に係る食品の通電加工方法により得られ
た炊飯食品の成分分析試験結果を示せば下表の通
りである。
又は穀類加工品等からなる食品材料を、食品材料
中を電解質溶液を通し直接流通する通電作用によ
つて生じたジユール熱により短時間内に加工処理
せしめた通電加工包装食品製造方法に関する。 [従来の技術] 一般に白米或は麦その他の穀物又は穀類加工品
等の食品材料を冠水状態のもとに釜或は鍋等の容
器に収容した後、該食品材料を外部よりの間接加
熱手段により煮沸した食品を得るようにした加工
方法は、本出願前例示するまでもなく従前より行
われていて周知である。 [発明が解決しようとする課題] ところで、従前のこの種加工方法の如く、食品
を外部よりの単なる間接加熱による煮沸手段で得
ようとした際には、煮沸時間に相当の時間がかか
つて、短時間内に煮沸した食品を容易に得ること
ができない許りか食品材料自体の成分を変化させ
ることができないため、従来の食品よりも一味違
う噛んで味の出る美味しい食品を容易に得ること
ができないという問題点があつた。 本発明は、耐熱包装膜体を展開収容した絶縁性
容器内に電解質溶液とともに食品材料を収容し、
前記電解質溶液に浸された状態のもとに収容した
食品材料を一対の電極間に亘り施された通電作用
によつて生じたジユール熱により短時間内に加工
処理して、風味のある美味しい食品として食膳に
供することができる通電加工包装食品製造方法を
提供することを目的としている。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の通電加工
包装食品製造方法は、対向した側壁面101a,
101bを有する絶縁性容器101内に絶縁性の
耐熱包装膜体102を展開収容せしめる。そし
て、対向した側壁面101a,101b位置の絶
縁性の耐熱包装膜体102の内側には表面に吸水
性材料からなる接電体104を添着した一対の電
極103,103を抜き差し自在に対設せしめ
る。 前記絶縁性容器101内には塩分を含んだ電解
質溶液Bに浸された状態のもとにたとえば白米或
は麦その他の穀物又は穀類加工品等からなる食品
材料Aを収容せしめた後、一対の電極間103,
103に亘り通電を施して、該食品材料Aを通電
作用によつて加工処理する。 以上のようにして得られた加工食品Cは絶縁性
容器101より電極103,103を取出し、次
いで絶縁性の耐熱包装膜体102と共に取出した
後、適宜耐熱包装膜体102により包装して包装
食品Dとしたものである。 [作用] 今、白米或は麦その他の穀物又は穀類加工品等
からなる食品材料Aを通電作用により短時間内に
加工して噛んで味の出る美味しい包装食品Dを得
ようとする場合には、先ず上面が開放され、かつ
対向した側壁面101a,101bを有する絶縁
性容器101に周端片102aが絶縁性容器10
1より外側に張り出す状態のもとに絶縁性の耐熱
性の耐熱包装膜体102を展開収容せしめる。 次いで、対向した側壁面101a,101b位
置の絶縁性の耐熱包装膜体102の内側に、表面
に吸水材料からなる接電体104を添着した一対
の電極103,103を抜き差し自在に対設せし
めた後、絶縁性容器101内に、電解質溶液Bに
浸された状態のもとに食品材料Aを収容する。そ
こで絶縁性容器101の上面開放側に蓋105を
嵌装せしめた後、一対の電極103,103間に
亘り通電を施せば、該食品材料Aに対し塩分を含
んだ電解質溶液Bを通電媒体として円滑に電流が
流通して発生したジユール熱で昇温されると共
に、一定温度に達すると内部からの沸水が冠水下
の食品材料Aの全面から噴出され、程よく食品材
料Aを撹拌しながらさらに昇温されて膨軟状とな
り、その成分も直接的な通電作用で変化され、一
味違つた美味しい加工食品Cが得られる。 以上のようにして、初期の加工食品Cが得られ
たら、通電を断つと共に蓋105を取外し、さら
に一対の電極103,103を絶縁性容器101
より引き出し、さらに絶縁性の耐熱包装膜体10
2の周端片102aを持つて、内部に加工食品C
が収容されたままこれを外部に引き出し、直ちに
加工食品C全体を絶縁性の耐熱包装膜体102で
包装して、包装食品Dとして適宜の場所へ携帯し
たり或は適当期間保存せしめる。 [実施例] 本発明方法を実施させるための製造装置の一実
施例を図面について説明する。 図面において、101は、上面を開放した有底
筺状を呈する絶縁性防水紙材料からなる絶縁性容
器であつて、該絶縁性容器101の対向した側壁
面101a,101bは平行状若しくは逆テーパ
ー状に形成されている。102は、絶縁性の耐熱
薄膜材料例えば樹脂或はポリプロピレン又はその
他の材料により成形されたフイルム状を呈する透
明、不透明或は半透明からなる絶縁性の耐熱包装
膜体であつて、該絶縁性の耐熱包装膜体102は
周端片102aが開放された絶縁性容器101よ
り外側に張出すように展開状に収納されている。 103,103は、絶縁性容器101の対向し
た側壁面101a,101b位置の絶縁性の耐熱
包装膜体102の内側に配設された一対の電極で
あつて、該一対の電極103,103の表面には
吸水性材料からなる接電体104,104を夫々
添着せしめてある。前記一対の電極103,10
3は抜き差し自在に収納されている。 105は、絶縁性容器101の上面開放側に取
外し自在に被蓋された蓋であつて、該蓋105に
は上記噴出口106が開口されると共に、尖端側
が絶縁性容器101内に挿入された温度検知針1
07が装着されている。 前記絶縁性容器101の内部には、白米或は麦
その他の穀物又は穀類加工品等からなる食品材料
Aと同等量若しくは食品材料Aよりも略20%多い
塩分0.5%の電解質溶液Bが収容されている。 なお、前述した温度検知針107により食品材
料Aの加工状態が速かに検出できる。 108は、絶縁性容器101内に収容された食
品材料Aおよび電解質溶液Bと蓋105との間に
形成された蒸気溜室であつて、該蒸気溜室108
には通電による沸水作用で発生した蒸気が貯溜さ
れるようになつている。Cは、本発明により得ら
れた食品であり、Dは、絶縁性の耐熱包装膜体1
02により包装された包装食品である。 したがつて、今本発明により水洗した200gの
白米と電解質溶液である塩分0.5%の含塩水220g
を絶縁性の耐熱包装膜体102を展開収納した絶
縁性容器101内に収容せしめた後、該絶縁性容
器101の開放側を蓋105により被蓋すると共
に食品材料Aおよび電解質溶液Bの略中央位置に
尖端側が臨むように温度検知針107を挿通せし
める。 次いで、対設した一対の電極103,103間
に2Aの交流電流を通電すれば、最初温度20℃か
ら次第に温度上昇されるに従い通電量も多くなり
温度55℃位から白米の上層より気泡が上ると交流
電流も4Aになつて、通電開始後、5分で食品材
料Aは100℃に昇温される。そこで、上記のよう
な通電をそのまま続行すると沸水によつて生じた
蒸気は蒸気溜室108内に溜められた後、その一
部は蒸気噴出口106より外部に噴出され、白米
は通電により発生したジユール熱で加熱されなが
ら電解質溶液Bを吸収して次第に膨軟状となる。
以上のようにして、電解質溶液Bが次第に吸収さ
れると一対の電極103,103は表面に添着さ
れた接電体104,104に含湿された電解質溶
液Bも次第に減少すると同時に通電量も減少し
て、通電開始から約15分位で電流も最初の頃の
2A位に下がり、加工食品Cが出来上がる。そこ
で、通電をOFFにし、蓋105を取外し、次い
で接電体104,104が添着された一対の電極
103,103を絶縁性容器101から取出し、
更に加工食品Cを絶縁性の耐熱包装膜体102と
ともに取出し、該加工食品Cを耐熱包装膜体10
2で包装すれば、速かに形態および保存に適した
美味しい包装食品Dが得られる。 次に、財団法人日本食品分析センターが発表し
た本発明に係る食品の通電加工方法により得られ
た炊飯食品の成分分析試験結果を示せば下表の通
りである。
【表】
そして、上記の成分分析試験結果の中、炊飯食
品の風味の素となるα化度、蛋白質、糖質、エネ
ルギーの含有量について、本発明方法によつて得
られた炊飯食品と、本発明方法と同一条件の炊飯
材料を電気釜によつて得られた炊飯食品と比較試
験したところ、下表の如く、本発明方法によつて
得られた通電加工による炊飯食品のほうがα化
度、蛋白質、糖質、エネルギーの各点においてそ
の含有量が多く電気釜により得られた炊飯食品よ
りも一段と美味しいことが立証された。
品の風味の素となるα化度、蛋白質、糖質、エネ
ルギーの含有量について、本発明方法によつて得
られた炊飯食品と、本発明方法と同一条件の炊飯
材料を電気釜によつて得られた炊飯食品と比較試
験したところ、下表の如く、本発明方法によつて
得られた通電加工による炊飯食品のほうがα化
度、蛋白質、糖質、エネルギーの各点においてそ
の含有量が多く電気釜により得られた炊飯食品よ
りも一段と美味しいことが立証された。
【表】
[発明の効果]
要するに本発明は、たとえ、耐熱包装膜体10
2内に収容した食品材料Aといえども、表面に添
着した吸水性材料からなる接電体104,104
より、一対の電極103,103と電解質溶液B
との接触を良好ならしめ電流が食品材料A中を適
確に流通できるようにし、もつて、食品材料Aの
成分を直接流通する通電作用により変化させて、
従来方法により得られた食品に較べ、食品の味を
一段と向上させ、美味の包装食品Dとして提供す
ることができる許りか、通電作用により得られた
加工食品Cは必要に応じ食品材料Aとともに絶縁
性容器101内に展開収容した絶縁性の耐熱包装
膜体102で直ちに包装して携帯や保存上に便利
性を付与させることができる効果を奏する。
2内に収容した食品材料Aといえども、表面に添
着した吸水性材料からなる接電体104,104
より、一対の電極103,103と電解質溶液B
との接触を良好ならしめ電流が食品材料A中を適
確に流通できるようにし、もつて、食品材料Aの
成分を直接流通する通電作用により変化させて、
従来方法により得られた食品に較べ、食品の味を
一段と向上させ、美味の包装食品Dとして提供す
ることができる許りか、通電作用により得られた
加工食品Cは必要に応じ食品材料Aとともに絶縁
性容器101内に展開収容した絶縁性の耐熱包装
膜体102で直ちに包装して携帯や保存上に便利
性を付与させることができる効果を奏する。
図面は本発明方法を実施するための製造装置の
一実施例を示すものであつて、第1図は加工開始
時における一部切欠した縦断正面図、第2図は加
工終了時における一部切欠した縦断正面図、第3
図は包装食品の全体斜視図である。 101……絶縁性容器、101a,101b…
…対向した側壁面、102……絶縁性の耐熱包装
膜体、103,103……一対の電極、104,
104……接電体、A……食品材料、B……電解
質溶液。
一実施例を示すものであつて、第1図は加工開始
時における一部切欠した縦断正面図、第2図は加
工終了時における一部切欠した縦断正面図、第3
図は包装食品の全体斜視図である。 101……絶縁性容器、101a,101b…
…対向した側壁面、102……絶縁性の耐熱包装
膜体、103,103……一対の電極、104,
104……接電体、A……食品材料、B……電解
質溶液。
Claims (1)
- 1 対向した側壁面を有する絶縁性容器内に絶縁
性の耐熱包装膜体を展開収容し、上記対向した側
壁面位置の絶縁性の耐熱包装膜体の内側には表面
に吸水性材料からなる接電体を添着した一対の電
極を抜き差し自在に対設して、塩分を含んだ電解
質溶液に浸された状態のもとに絶縁性容器内に収
容した食品材料を一対の電極間に亘り施された通
電作用で加工処理せしめたことを特徴とする通電
加工包装食品製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61254373A JPS63109744A (ja) | 1986-10-25 | 1986-10-25 | 通電加工包装食品製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61254373A JPS63109744A (ja) | 1986-10-25 | 1986-10-25 | 通電加工包装食品製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63109744A JPS63109744A (ja) | 1988-05-14 |
JPH051695B2 true JPH051695B2 (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=17264087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61254373A Granted JPS63109744A (ja) | 1986-10-25 | 1986-10-25 | 通電加工包装食品製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63109744A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58205465A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-11-30 | Meruko:Kk | 炊飯方法 |
-
1986
- 1986-10-25 JP JP61254373A patent/JPS63109744A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58205465A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-11-30 | Meruko:Kk | 炊飯方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63109744A (ja) | 1988-05-14 |
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