JPS6351527B2 - - Google Patents

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JPS6351527B2
JPS6351527B2 JP58075742A JP7574283A JPS6351527B2 JP S6351527 B2 JPS6351527 B2 JP S6351527B2 JP 58075742 A JP58075742 A JP 58075742A JP 7574283 A JP7574283 A JP 7574283A JP S6351527 B2 JPS6351527 B2 JP S6351527B2
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JP
Japan
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wire
toroidal core
winding
hole
gap
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Expired
Application number
JP58075742A
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JPS59201406A (ja
Inventor
Shigehisa Uchida
Kazuichi Yamashita
Toyoshi Yoshikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7574283A priority Critical patent/JPS59201406A/ja
Publication of JPS59201406A publication Critical patent/JPS59201406A/ja
Publication of JPS6351527B2 publication Critical patent/JPS6351527B2/ja
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/04Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
    • H01F41/06Coil winding
    • H01F41/08Winding conductors onto closed formers or cores, e.g. threading conductors through toroidal cores

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は巻線機に関するもので、微細穴を有し
たトロイダルコアを2コ微小な間隙で定置したビ
デオヘツドに線材を巻きつけることを目的とする
ものである。
従来例の構成とその問題点 第1図は微小穴を有したトロイダルコア1をベ
ースに定置したビデオヘツドで、微細穴を通し
て、トロイダルコア1の左右に線材2を6ターン
〜20ターン巻線したものであるが、微細穴が0.3
mm×0.25mm程度と極めて小さいため、従来のトロ
イダル巻線機では、巻線が不可能である。この問
題を解決するために種々の巻線方法が提案されて
いる。その例は、 流体を用いて線材をガイド
に沿つて圧送するもの、 線材の先端に磁性体
を付けて、磁気制御するもの、 微細穴に線材
の先端をコア穴に臨ませ、真空吸引するもの(特
開昭56−148812号公報)、 線材の先端を認識
し位置補正するもの等があるが、これらは微細穴
を通して、トロイダルコア1の外側に巻線するも
のである。微細穴が極小であるため、上記の巻線
も、極めて困難で種々の課題があるのが現状であ
る。さらに、微細穴を有したトロイダルコア1を
2コ微小な間隔(0.4〜0.5mm)を有して結合され
たトロイダルコア1の巻線は、微小穴と微小なす
きまに線材2を通して、その間に巻くため、自動
化が困難で、人手に頼つているのが現状であつ
た。
発明の目的 本発明は上記問題に鑑み、人手に頼らず複数の
中空穴もしくは、すきまを有したトロイダルコア
に2つの穴もしくはすきまを通して、その間に線
材を巻き付ける巻線方法および巻線装置を提供す
るものである。
発明の構成 本発明は、トロイダルコアを保持する手段と線
材を把持し、線材の先端をトロイダルコアの穴も
しくはすきまの一方の側より挿入するとともに、
挿入後、線材の把持を開放し、移動してトロイダ
ルコアの穴もしくは、すきまの他方の側より、所
定距離引きだされた線材を把持する把持手段と、
トロイダルコアの穴もしくは、すきまに挿入され
た線材を上記把持手段の開放の後、トロイダルコ
アの他方の側に遠ざかる方向に引き出す線材の引
出し手段と、上記把持手段をトロイダルコアの一
方側から他方側に回転・移動させ、さらに所定の
経路を通過して元の位置に戻るよう移送する移送
手段と、上記移送手段の回転方向と同一に前記ト
ロイダルコアを保持する手段を半回転ずつ回転・
停止できる回転手段から構成されており、線材を
トロイダルコアの穴もしくはすきまに通した後、
トロイダルコアの保持手段を、巻線方向と同一方
向に半回転させ、常に一方側から線材を通すこと
により、2つの穴もしくはすきまの間に線材を巻
きつけることができるという効果を有する。
実施例の説明 第2図は本発明の実施例であるビデオヘツド
で、0.25mm×0.3mmの微細穴を有した左右対称な
トロイダルコア1を1対、微小な間隔(0.4〜0.5
mm)を有してベースに結合しており、1対のトロ
イダルコア1には、各々微細穴を通し、左右に線
材3を6ターンから20ターン巻きつける。中央部
の巻線が本発明の目的とするものである。
次に第3図〜第12図により装置の概略構成を
説明する。
〔装置の全体構成〕
第3図は装置全体を示す外観図で、3は本体、
4は基板で、本体3に固定されている。5は巻線
機構部で、基板4上に組み込まれている。6は認
識用TVカメラ、7はモニターTVで、本体3の
上部に組み込まれている。認識用TVカメラ6は
巻線機構部5の上部に位置し、トロイダルコア1
の微細穴および線材2の先端の位置認識用であ
る。8は制御装置、9は操作スイツチで、制御装
置8は本体3の下部に、操作スイツチ9は本体3
の上部にそれぞれ組み込まれている。
〔巻線機構部〕
第4図において、10はトロイダルコア1を固
定するワーク保持部、11はワーク保持部10の
回転駆動部でトロイダルコアを反転させる。12
はXY移動部、13はパルスモータでXY移動部
12のX軸・Y軸に各1個付属しており、ワーク
保持部10をX方向、Y方向の任意の位置に移動
できるようになつており、基板4上に固定されて
いる。また、ワーク保持部10は、XY移動部の
上面に締結されている。14は線材を把持する巻
線チヤツク、15は巻線チヤツク回転部、16は
巻線チヤツク回転用のパルスモータ、17は巻線
チヤツク14の締結要素である。巻線チヤツク1
4は、エヤーによつて開閉するエヤーチヤツク
で、巻線チヤツク回転部15の回転軸に締結され
ているが、一定量偏心した位置関係にあり、パル
スモータ16で、巻線チヤツク回転部15の回転
軸を駆動させると、巻線チヤツク14は、偏心し
た半径で円運動する。また、巻線チヤツクの回転
角はパルスモータで自在に設定、動作できるとと
もに精度よく停止できる構造としている。18は
巻線チヤツク上下駆動部、19は上下駆動用パル
スモータ、20は移動ブロツク、21は巻線チヤ
ツク前後駆動部、22は前後駆動用パルスモー
タ、23は巻線チヤツク前後駆動部21の移動ブ
ロツクである。巻線チヤツク上下駆動部18の移
動ブロツク20の上部に巻線チヤツク回転部15
が固定されている。また、巻線チヤツク上下駆動
部18はパルスモータ19で駆動され、鉛直方向
の任意の位置に精度よく停止できるようにしてい
る。巻線チヤツク上下駆動部18は、巻線チヤツ
ク水平駆動部21の移動ブロツク23に固定され
ている。巻線チヤツク水平駆動部21は基板4に
取り付けられているとともに、パルスモータ22
で駆動され、水平方向の任意の位置に精度よく停
止できるようにしている。
24は線通しチヤツク、25は線通しチヤツク
上下駆動部、26はパルスモータ、27は移動ブ
ロツクである。線通しチヤツク24はエヤーによ
つて開閉するエヤーチヤツクで、トロイダルコア
1の微細穴のセンターと同軸上に配し、微細穴に
通つた線材を把持する。また線通しチヤツク上下
駆動部25の移動ブロツク27は、トロイダルコ
ア1の微細穴のセンターと平行で鉛直方向に上下
し、線通しチヤツク24が固定されている。ま
た、線通しチヤツク上下駆動部25は、基板4に
取り付けられているとともに、パルスモータ26
で駆動され、鉛直方向の任意の位置に精度よく停
止できるようにしている。
28は線材2を供給するための巻線ボビン、2
9は線材2を把持するとともに切断する線供給用
把持・切断装置である。
〔ワーク保持部および回転駆動部〕
第5図はワーク保持部10と回転駆動部11の
外観図、第6図はその断面図である。
ワーク保持部10はトロイダルコア1を保持す
るもので、回転駆動部11の回転軸30に締結し
ている。回転軸30は回転駆動部本体31に嵌合
された2つの回転軸受32により保持されている
とともに、2つの回転軸受32の中間部に、一方
向回転軸受33を圧入嵌合した回転用歯車34を
配している。回転用歯車34にかみ合う駆動歯車
35は、回転軸30に直交する方向の円筒状の歯
車で、回転駆動部本体31に形成されたシリンダ
部をエヤーによる摺動往復するピストン構造とな
つている。また回転軸30の中央にはエヤー穴を
設け、ワーク保持部10を締結した時のエヤーの
通路としている。ワーク保持部はおおまかには、
ワーク保持本体36と、ワーク保持本体36に形
成されたシリンダ部を摺動するピストン37と、
このピストン37により移動する前後ブロツク3
8と、前後ブロツク38に支点ピン39を介し、
回動できるよう締結されたワーク保持具40から
構成されており、ワーク保持本体36上に定置さ
れたトロイダルコア1をワーク保持具40で押
え、保持できるようにしている。
〔テンシヨン装置〕
第7図はテンシヨン装置で、41はテンシヨン
ローラ、42はテンシヨンアーム、43はモー
タ、44はアームストツパーである。テンシヨン
アーム42の一端は線材2と直交する方向に曲
げ、テンシヨンローラ41が回転するよう構成
し、テンシヨンアーム42の他端は、モータ43
の回転軸に締結している。モータ43の回転はテ
ンシヨンアーム42を介し、テンシヨンローラ4
1がトロイダルコア1の下部をトロイダルコア1
に当接しないよう、しかも、トロイダルコア1の
穴のセンターを横切るように揺動運動し、線材2
のたるみを吸収するとともに、線材2をトロイダ
ルコア1の巻線方向に移送し、巻きぐせをつけた
後、アームストツパー44によつて、テンシヨン
アーム42は停止する。本テンシヨン装置のテン
シヨン力はモータ43のトルクを電気的に制御す
ることにより調整できる。
〔線供給装置〕
第8図は線供給装置で、第4図に示すように、
巻線ボビンから線材2を供給するものである。巻
線ボビン28は基板4上に締結されたボビンガイ
ド45上に定置され、円筒上でアクリル製のボビ
ンケース46に覆われている。巻線ボビン28の
線材2は、ボビンケース上ぶた47のセンターに
取り付けられたノズル48と線ガイド49を経
て、線供給ブラケツト50に取り付けられたテン
シヨン用ノズル51と、線供給テンシヨンアーム
52を経て、線供給用把持・切断装置29に到達
する。線供給用把持・切断装置29は、線材2の
把持機能と切断機能を有し、巻線中は線材2を把
持しており、巻線完了後、線材2を切断する構成
としている。
上記構成において、本実施例の巻線の動作順序
を第9,10図を用いて示す。
(1) トロイダルコア1をワーク保持部10に供
給、取付ける。
(2) ワーク保持部10を塔載したXY移動部12
により、認識位置まで移動させ、トロイダルコ
ア1の穴位置および、すきまの位置を認識用
TVカメラ6で認識し、位置づれを読み取り、
補正する。
(3) 線供給用把持・切断装置29まで、巻線チヤ
ツク水平動作部21を移動させ、巻線チヤツク
14で線材2の一端を把持し供給する。
(4) 第9図aに示すように、一方の巻線に必要な
長さの線材2をトロイダルコア1の微細穴を通
して引き出す。
(5) 第9図b,c,dに示すように、引き出した
線材2を巻回し、再度、微細穴に通して引き出
す。この一連の動作を必要巻数繰り返す。
(6) 第9図e,fに示すように、必要巻数の巻線
が完了した線材2の一端を、トロイダルコア1
を反転させたのち、線処理用穴に通す。
(7) 第10図g,hに示すように、線供給用把
持・切断装置29まで、巻線チヤツク水平動作
部21を移動させ、巻線チヤツク14で、線材
の他端を把持し、トロイダルコア1の下側を通
り、供給する。
(8) 第10図i,j,kに示すように、トロイダ
ルコア1を半回転させた後、線材2の先端をト
ロイダルコア1の中央部のすきまに通し、引き
出す。さらに第10図l,m,nに示すように
引き出された線材2を巻回するとともに、線材
2の巻回方向と同一方向にトロイダルコア1を
半回転させ、次に、トロイダルコア1の微細穴
に線材2の先端を通し、引き出す。第10図
i,j,k,l,m,nに示す一連の動作を必
要巻数繰り返す。
(9) 第10図oに示すように、必要巻数の巻線が
完了した線材2の先端を線処理穴に通す。
(10) トロイダルコア1を取り出す。
以上で一連の動作を完了するが、本発明に関す
る穴からすきまへの巻線方法について第4〜1図
に基づき詳細に説明する。第11図は巻線チヤツ
ク14の動作を連続的に示したものであるが、巻
線チヤツク14の主な状態について、Aは認識位
置、Bは線通し準備位置、Cは線通し位置、Dは
把みかえ位置と定める。巻線チヤツク14はA,
B,C,Dの状態を2回経て、1巻きを完了す
る。認識位置Aでは巻線チヤツク14で把持され
た線材2の先端を認識用TVカメラで読み取り、
位置づれ量をワーク保持部10を塔載したXY移
動部12を動作させ補正した後、巻線チヤツク1
4を巻線チヤツク回転部15で180゜回転させ、線
通し準備位置Bに達する。回転動作は毎回、正確
な位置で停止するよう、巻線チヤツク回転用パル
スモータ16で駆動する。180゜回転すると、巻線
チヤツク14に把持された線材2の先端は、鉛直
方向の下向きとなり、トロイダルコア1の微細穴
もしくはすきまのセンターまたは線材2を通す目
標とする位置の鉛直線と一致する。次に巻線チヤ
ツク回転部15を鉛直方向に移動させる巻線チヤ
ツク上下駆動部18にて下降させ、微細穴に線材
2の先端を通し、巻線チヤツク14は線通し位置
Cに達する。線通し位置Cにおいて、第12図に
示すように線材2の先端はトロイダルコア1の微
細穴もしくはすきまを通してトロイダルコア1の
下に線通しチヤツク24で把持できる長さ突き出
した状態となり、線通しチヤツク24で線材2の
先端を把持するとともに、巻線チヤツク14は開
き、線材2を放す。次に線通しチヤツク24は線
材2を把持して、線通しチヤツク上下駆動部25
により、予め設定された量を鉛直方向に下降す
る。線通しチヤツク上下駆動部25は、移動量が
自由に設定でき、正確に移動させるため、パルス
モータ26で駆動させる。線通しチヤツク上下駆
動部25が下降した時、線通しチヤツク24に把
持された線材2は、トロイダルコア1の微細穴と
鉛直方向にほぼたるみのない状態としている。次
に線材2を把持していなく、かつ開いた状態の巻
線チヤツク14は、巻線チヤツク前後駆動部53
により、線材2およびトロイダルコア1と干渉し
ない位置に後退して、巻線チヤツク上下駆動部1
8で予め設定された量を鉛直方向に下降させ、さ
らに巻線チヤツク前後駆動部53にて、巻線チヤ
ツク14が、線材2を把持できる位置まで前進し
た後、巻線チヤツク14を閉じて、線材2を把持
し把みかえ位置Dに達する。把みかえ位置Dで線
通しチヤツク24を開放した後、巻線チヤツク1
4は巻線チヤツク上下駆動部18と巻線チヤツク
回転駆動部15により、鉛直方向に上昇しつつ回
転させ、認識位置Aに向う。把みかえ位置Dから
認識位置Aへ、巻線チヤツクが上昇・回転する
時、第7図に示すテンシヨン装置で、トロイダル
コア1に線材がたるみなく、かつ、線材2を損傷
することなく巻線できるようにしている。把みか
え位置Dから、認識位置Aに巻線チヤツク14が
上昇・回転する時、最初の一定量は回転すること
なく、単に鉛直方向に上昇するようにしており、
その後上昇と回転が同時に動作するようにしてい
る。最初の一定量の上昇により、線材2はたるみ
を発生するが、そのたるみをテンシヨンローラ4
1の回転動作で吸収し、テンシヨンを作用させて
いる。テンシヨンローラ41はテンシヨンアーム
42を介して、モータ43で回転運動を与えられ
るが、トロイダルコア1に線材2がたるみなく、
かつ、損傷することのない一定テンシヨンを与え
つつ、巻線チヤツク14の上昇に応じて、テンシ
ヨンローラ41がトロイダルコア1の巻き方向で
近傍を円運動していく。テンシヨンローラ41の
回転はアームストツパー44により設定された回
転角以上は動作せず、巻線チヤツク14の上昇と
回転が同時に動作する時には、線材2のたるみを
吸収せず、従つてテンシヨンも作用しなくなる
が、トロイダルコア1に一度巻き付けられた線材
2は、たるむこともない。
また、把みかえ位置Dから、認識位置Aへ巻線
チヤツク14が回転・上昇する時、トロイダルコ
ア1も巻線チヤツク14の回転方向と同一方向に
半回転する。これは前述したように、次に線材2
の先端を通すべくトロイダルコア1の微細穴もし
くは、すきまは下向きとなつているため、トロイ
ダルコア1を半回転させることにより、常に上方
からの線通しとならしめるためである。次に、第
5図・第6図を用いて、ワーク保持部10の回転
動作を説明する。ワーク保持本体36とワーク保
持具40で押え、保持されたトロイダルコアは回
転駆動部11の回転軸30を半回転させることに
より反転するが、回転方向は可逆ではなく、一方
向の回転が必要である。
回転駆動部本体31に形成されたシリンダ部
に、エヤーを供給することにより、ピストン構造
となつた円筒状の駆動歯車35は、回転軸30と
直交する方向に移動する。駆動歯車35とかみ合
つた回転用歯車34は、一方向回転軸受33の作
用により駆動歯車34が前進した時のみ半回転
し、後退する時は回転しない。すなわち、駆動歯
車34が一往復すると、回転軸30は半回転す
る。
このように、巻線チヤツク14がA,B,C,
Dの状態を経て、かつ、トロイダルコア1を半回
転させる一連の動作を2回繰り返すことにより、
微細穴および、すきまを通してその間に線材2を
1ターン巻きつけることができる。上記動作を必
要巻線、繰り返すことにより、所定の巻線が実現
できるが巻線が進行するにつれて、巻線2はトロ
イダルコア1に巻きつけられるため、線材2の長
さが短くなつてくる。そのため、巻線が進行する
たびに短くなる線材2の長さをあらかじめ算出
し、巻線チヤツク上下駆動部18および線通しチ
ヤツク駆動部25の上昇および下降移動量を自在
に設定できるようにしている。
なお、本実施例においては、微細穴を有したト
ロイダルコアを2コ微細な間隙を有して、結合さ
れた中央部への巻線であるため、微細穴とすきま
の間への巻線となつたが、2つのすきまの間で
も、2つの穴形状への巻線でもよい。
また、本実施例においては、トロイダルコアの
穴が極めて小さいため、線材の先端を認識し、位
置補正するものとしたが、トロイダルコアの穴も
しくは、すきまが大きい時は、認識機能は不要と
なる。
また、巻線動作については、鉛直方向の上下と
回転動作の組合せとしたが、水平動作と回転動作
の組合せでも、回転動作のみでもよい。駆動につ
いても、パルスモータとしたが、DCモータでも
他の駆動要素を用いてもよい。
さらに、ワーク保持部の回転動作は一方向回転
軸受を利用してエヤーシリンダによる駆動とした
が、ラチエツトやゼネバカム等の他の伝達要素を
用いてもよく、駆動についても、モータ・ソレノ
イド等の駆動要素を用いてもよい。
要は、複数の中空穴もしくは、すきまを有した
トロイダルコアに2つの穴もしくは、すきまを通
して、その間に線材を巻きつけるため、トロイダ
ルコアの一方の穴もしくは、すきまに線材の一端
を挿入し、トロイダルコアから突出した線材を引
き出し、引き出された線材を巻回し、テンシヨン
を作用させて、再度、線材の先端を他方の穴もし
くは、すきまに挿入することを繰り返すことによ
り、2つの穴もしくは、すきまの間に巻線する方
法において、一方の穴もしくは、すきまに線材を
通し、さらに他方の穴もしくは、すきまに通す
際、トロイダルコアを線材の巻回方向と同一方向
に半回転させ、常に一方側から線材を挿入するこ
とを特徴とするもので、本発明によれば、従来困
難とされ人手に頼つていた巻線作業の自動化を実
現する効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例のビデオヘツドの平面図、第
1図は同側面図、第2図は本発明の一実施例
におけるビデオヘツドの平面図、第2図は同側
面図、第2図は同トロイダルコアの拡大図、第
3図は本発明の一実施例における巻線装置の斜視
図、第4図は同巻線装置の巻線機構部の斜視図、
第5図は同巻線装置のワーク保持部の斜視図、第
6図は同ワーク保持部の側面断面図、第7図は同
巻線装置のテンシヨン装置の斜視図、第8図は同
巻線装置の線供給装置の正面図、第9図a〜fは
同巻線装置の巻線順序を示す斜視図、第10図g
〜oは同巻線順序を示す斜視図、第11図は同巻
線装置の巻線動作を連続的に示した説明図、第1
2図は同巻線装置の線通し時における拡大斜視図
である。 1……トロイダルコア、2……線材、10……
保持する手段、14……把持手段、24……引き
出し手段、15,19,20,21,22,23
……移送手段、37……回転手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の中空穴、もしくはそれに類する穴形状
    またはすきまを有したトロイダルコアに2つの穴
    もしくはすきまに通して、その間に線材を巻き付
    けるため、トロイダルコアの一方の穴もしくはす
    きまに線材の一端を挿入し、トロイダルコアから
    突出した線材を引き出し、この引き出された線材
    を巻回し、テンシヨンを作用させて、再度、線材
    の先端をトロイダルコアの他方の穴もしくはすき
    まに挿入することを繰り返すことにより、2つの
    穴もしくはすきまの間に、巻線する方法におい
    て、一方の穴もしくは、すきまに線材を通し、さ
    らに他方の穴もしくはすきまに通す際、トロイダ
    ルコアを線材の巻回方向と同一方向に半回転さ
    せ、常に一方側から線材を挿入することを特徴と
    する巻線方法。 2 トロイダルコアを保持する手段と、線材を把
    持し、線材の先端をトロイダルコアの穴もしくは
    すきまの一方の側より挿入するとともに、挿入後
    線材の把持を開放し、移動して上記トロイダルコ
    アの穴もしくはすきまの他方の側より所定距離引
    き出された線材を把持する把持手段と、上記トロ
    イダルコアの穴もしくはすきまに挿入された線材
    を上記把持手段の把持開放の後、上記トロイダル
    コアの穴もしくはすきまの他方の側から遠ざかる
    方向に引き出す線材の引出し手段と、上記把持手
    段を、上記トロイダルコアの一方側から他方の側
    に回転・移動させ、さらに所定の経路を通過して
    元の位置にもどるよう移送する移送手段と、上記
    移送手段の回転方向と同一に、前記トロイダルコ
    アを保持する手段を半回転ずつ回転・停止できる
    回転手段とからなる巻線装置。
JP7574283A 1983-04-28 1983-04-28 巻線方法および巻線装置 Granted JPS59201406A (ja)

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