JPS6350493Y2 - - Google Patents

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JPS6350493Y2
JPS6350493Y2 JP6232084U JP6232084U JPS6350493Y2 JP S6350493 Y2 JPS6350493 Y2 JP S6350493Y2 JP 6232084 U JP6232084 U JP 6232084U JP 6232084 U JP6232084 U JP 6232084U JP S6350493 Y2 JPS6350493 Y2 JP S6350493Y2
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JP
Japan
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lid
vent
metal
annular
front cover
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JP6232084U
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JPS60173720U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鉄道車両等の密封ころがり軸受装置部
に使用する蓋に関する。
ころがり軸受装置の内部には、潤滑用のグリー
スが詰められ、このグリースが外部に漏れないよ
うに、また装置外部から雨水やダスト等が侵入し
ないようにするため、従来はゴム製の蓋を金属製
蓋に被せ、結合バンド(特公昭50−14702号)等
の締着部材で締付けていた。又、軸受装置が密閉
されているため、装置内の温度上昇に伴う内圧の
上昇を低減するため、心金入りのゴム製ベント装
置内の金属製回転体に取付けていた。
これら従来の問題として前記装置は内部の状態
を検査することが多く、その度に前記ゴム製蓋を
取外しているが、この取外しには締着部材を切断
しなければならないので作業時間がかかり、又締
着部材そのもののコストが高く、更に検査毎に新
しい締着部材と交換が必要であり、トータルコス
トは高くなるということがあつた。これらの問題
は、ゴム製の蓋を被せて使用するため、蓋自体に
装置内部のグリースの密封や蓋の抜け出し防止に
対する十分な締付力を持たせると着脱が非常に困
難となるので蓋自体には締付力をほとんど持たせ
ず、締着部材を使用することから起るのである。
又、ベントの取付けには、従来構造では前記装
置の金属回転体に加工が必要なため、余分な工数
がかかり、更にベントの遠心力による抜け出しを
防止するために、ベントの構造を心金入りとして
ベント取付部の剛性を大きくすることが必要とな
りコストが高くなるという問題がある。
本考案の目的はこのような従来の問題を解決す
ることであり、蓋自体で十分な締付力を持ちしか
も着脱が容易でコストが低く、更にベント取付け
のための金属製回転体の加工を省き、ベントにか
かる抜け出そうとする力を低減させることが出来
る密封ころがり軸受装置部用の蓋を提供すること
である。
本考案は従来ゴム製であつた蓋を弾性を有する
樹脂製とし、偏平部とこれに接続する環状周縁部
から成り、この環状周縁部は折曲部と環状突起と
この2つにはさまれた嵌着部を有し、該嵌着部が
金属製前蓋の孔の内周面に締代を持つて嵌着する
形状とし、さらに、前記偏平部のほぼ中央にゴム
製ベントを備えることを技術的手段とする。
次に図に基づいて本考案を作用を含め説明す
る。
第1図に本考案の蓋1を回転する金属製前蓋2
に嵌着した状態を示す。弾性を有する樹脂製の蓋
1は偏平部5と環状周縁部7から成り、ほぼ中央
にゴム製ベント3を備え、該ベント3の周囲に円
筒状突起4を設けている。このように前記ベント
3を前記樹脂製蓋1に設けたため、金属製回転体
の加工が不要となり作業工数が減り、更に前記ベ
ント3に遠心力が作用しなくなるからベント取付
部の剛性を低く出来るので心金が不要となりベン
ト自体の構造を簡単にすることが出来る。又、前
記円筒状突起4は、例えば蓋1を金属製前蓋2に
嵌着した状態で塗装をする時、前記円筒状突起4
内の空間部にグリースを充填して、前記ベント3
にペンキが付着し、ベントの機能が低下するのを
防止するためにある。
第2図に本考案の蓋の取付部拡大図を示す。環
状周縁部7は折曲部8と外周面9に環状突起10
を備え、該折曲部8と該環状突起10の間にはさ
まれた嵌着部11が、前記金属製前蓋2の孔の内
周面6に締代を持つて嵌着するので、前記樹脂製
蓋1は十分な密封性を持ち、さらに抜出しも防止
する。前記環状突起10は前記内周面6の内部側
端に接し抜出し力を高めている。前記嵌着部11
および前記環状突起10により本考案の蓋1は締
着部材が不必要となる。前記折曲部8は取外しの
際、金属製前蓋2との間に工具等を差し込み、取
外しを容易とするものである。又、本考案の蓋1
は弾性を有する樹脂製のため、ゴム製に比べて嵌
め込み時の変形は少なく、しかし着脱のための柔
軟性は保持しているため、作業性が良い。
第3図には本考案の蓋1の取出し方法の一例を
示した。金属製前蓋2の側面に折曲部8が接する
部分を一部含んだ溝12を形成し工具等の差し込
みを簡単にしたものである。
以上の構成から成る本考案は次のような効果を
生じる。
第1に締着部材を使用しないので着脱が非常に
容易となり、作業時間が大幅に低減され、又、コ
ストも低く出来る。第2に金属製回転体にはベン
トを取付けないため金属製回転体の加工をなく
し、更にベント取付部の剛性を低く出来るので心
金が不要となり、コストを低く出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の蓋を金属製蓋に嵌着した状態
を示す断面図、第2図は第1図の一部拡大図、第
3図は取出し方法の一例を示す断面図である。 1……蓋、2……金属製前蓋、3……ベント、
4……円筒状突起、5……偏平部、6……内周
面、7……環状周縁部、8……折曲部、9……周
縁部外周面、10……環状突起、11……嵌着
部、12……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密封ころがり軸受装置部の金属製前蓋2に嵌着
    する弾性を有する樹脂製の蓋1において、偏平部
    5とこれに連続した環状周縁部7を備え、前記環
    状周縁部7は折曲部8、環状突起10、嵌着部1
    1を有し、締代を持つて前記金属前蓋2の孔に嵌
    着し、前記偏平部5のほぼ中央にゴム製ベント3
    を備え、このベントよりも高い円筒状突起4を前
    記偏平部5に設けたことを特徴とする密封ころが
    り軸受装置部用ベント付蓋。
JP6232084U 1984-04-27 1984-04-27 密封ころがり軸受装置部用ベント付蓋 Granted JPS60173720U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6232084U JPS60173720U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 密封ころがり軸受装置部用ベント付蓋

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6232084U JPS60173720U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 密封ころがり軸受装置部用ベント付蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60173720U JPS60173720U (ja) 1985-11-18
JPS6350493Y2 true JPS6350493Y2 (ja) 1988-12-26

Family

ID=30591426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6232084U Granted JPS60173720U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 密封ころがり軸受装置部用ベント付蓋

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JP (1) JPS60173720U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60173720U (ja) 1985-11-18

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