JPH0442605Y2 - - Google Patents

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JPH0442605Y2
JPH0442605Y2 JP1986082016U JP8201686U JPH0442605Y2 JP H0442605 Y2 JPH0442605 Y2 JP H0442605Y2 JP 1986082016 U JP1986082016 U JP 1986082016U JP 8201686 U JP8201686 U JP 8201686U JP H0442605 Y2 JPH0442605 Y2 JP H0442605Y2
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JP
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oil seal
guide protrusion
housing
mounting hole
diameter
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、流体の漏れを防いだり。または外部
から雨水やダストが機器内に侵入するのを防ぐた
めに使用されるオイルシール、特に外周に金属を
備えたオイルシールの取付構造に関する。
(従来の技術) 従来のこの種オイルシールとしては、例えば第
4図に示すようなものがある。第4図において、
1はスプリング2を装着した単一のシールリツプ
3を持つオイルシールで、上記シールリツプ3に
よつて油等の漏洩の一方向シールを行なう。4は
オイルシール1の外周に焼付け等によつて一体的
に取付けられる金属環で、この金属環4の外周面
にはラテツクス等のカバー5が被覆されており、
ハウジング6内にオイルシール1を嵌合した際の
密封特性や保持力の向上を図つている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来例の上記した構造による
と、ハウジング6内にオイルシール1を嵌合する
際に、ハウジングとオイルシールとの取付け状態
を締りばめにする必要があることから、金属環外
周のカバー5が剥れ勝手となつて、金属環4の外
周面を傷付けたり或いはハウジングとオイルシー
ルの接合面から液漏れを生じていた。さらにはカ
バー5の剥れによつてハウジングとオイルシール
の結合度が著しく低下すると、高圧側からの加圧
力によつてオイルシールがハウジングから離脱す
るといつた種々の欠点を生じていた。
そこで本考案は、従来例の上記した問題点を解
決するためになされたもので、その目的とする処
は、オイルシールの嵌合作業時にオイルシール嵌
合部のカバーが剥れるのを確実に防止することに
よつて、オイルシールの安全を図ると共に液漏れ
を防止し、さらにはオイルシールの離脱を未然に
防止することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、この考案は、ハ
ウジングの取付孔内に嵌合される外周金属形オイ
ルシールの金属環外周面のうちの軸方向内方端部
に上記取付孔の内径より大径で半径方向外方へ延
びるガイド突起を形成すると共に、上記取付孔の
内径と略一致する金属環外周面のガイド突起より
小径の小径表面部には該小径表面部の軸方向外方
端部とガイド突起の間で、かつ一端をガイド突起
に近接してカバーを被覆し、一方前記ハウジング
の取付孔内面にはオイルシールの前記ガイド突起
を嵌合せしめるための凹所を穿設することによつ
て構成される。
(作用) 上記の構成を有する本考案においては、オイル
シールの嵌合部となるべき金属環外周面の軸方向
内方端部に半径方向外方のガイド突起が設けられ
ており、このガイド突起はハウジング取付孔の内
径より大径に形成されていることから、ハウジン
グ内にガイド突起側から当該オイルシールを嵌合
する際に、金属環はガイド突起と小径表面部の外
方端縁部の2点でハウジング取付孔の内面と部分
接触し、上記2点接触部の中間における小径表面
部は取付孔内面と非接触の状態となるため、非接
触部となるガイド突起と小径表面部の外方端部と
の間にカバーが被覆されていても、該カバーがハ
ウジングとの接触摩擦によつて剥れることがな
い。また、カバーは一端をガイド突起に近接して
被覆されているため、その近接している部分のカ
バーはガイド突起がハウジング取付孔内面に設け
た凹所に嵌合する直前まで、取付孔内面に接触す
ることがなく、絶対カバーは剥れることがない。
従つて、オイルシールの規定位置への嵌合作業が
終了すると、カバーは剥れを生じることなくオイ
ルシールの金属外周面に確実に付着していること
となる。
(実施例) 以下に、本考案を図示の実施例に基づいて説明
すると、第1図乃至第3図において、1はスプリ
ング2を装着した単一のシールリツプ3を持つオ
イルシールで、該シールリツプ3を軸の表面に圧
接せしめることによつて油等の漏洩を防止するも
のである。4は前記オイルシール1の外周に焼付
け等によつて一体的に取付けられる金属環で、こ
の金属環4の外周面であつて軸方向内方端部すな
わちオイルシールの挿入方向端部(図示の実施例
ではオイルシールの右方端部)には、オイルシー
ル1を挿入すべきハウジング6の取付孔6aの内
径より大きい外径のガイド突起4aが半径方向外
方へ突設されている。このガイド突起4aは金属
環の全周にわたつて連続的に延びていてもよく、
或いは円周方向へ所定のピツチを設けて複数分割
されていてもよい。4bは上記ガイド突起4aの
外径より小さな外径を有する金属環外周面の小径
表面部で、この小径表面部4bの外径はハウジン
グ取付孔6aの内径と略一致している。
5は金属環外周面の小径表面部4b上に小径表
面部4bの軸方向外方端部Bとガイド突起4aと
の間で、かつ一端をガイド突起4aに近接してコ
ーテイングされるカバーで、金属環4の外周面を
保護すると共に、オイルシール1とハウジング6
間のシール特性及び保持力を向上せしめるもので
ある。なお、このカバーの材料にはラテツクス等
が用いられる。さらに、このカバー5の軸方向の
幅はガイド突起4aの突出距離と比例関係にあ
る。
上記構成のオイルシール1を圧入すべきハウジ
ング6の取付孔6a内周には、オイルシール1の
ガイド突起4aと対応する環状の凹所6bが形成
されており、該凹所6b内にガイド突起4aが密
に嵌合されるようになつている。なお、この凹所
6bはオイルシールのガイド突起4aを嵌入せし
めるためのものであるから、ガイド突起4aが円
周方向へ所定のピツチで複数等配されている場合
には、この凹所6bも円周方向へ同一のピツチで
複数等配されることになる。
以上の構成において、ハウジング6の取付孔6
a内へガイド突起4a側からオイルシール1を挿
入して行くと、ガイド突起4aの外径は取付孔6
aの内径より大きく形成されているのと同時に、
上記ガイド突起4aより軸方向外方側へ位置する
小径表面部4bの外径はガイド突起4aの外径よ
り小さく形成されていることから、金属環4はガ
イド突起の部位Aと小径表面部の外方端縁部Bの
2点でハウジング取付孔6aの内面と部分的に接
触し、上記2点接触部A,Bの中間における小径
表面部4bは取付孔6aの内面と非接触の状態と
なる(第2図参照)。従つて、この非接触部位の
ガイド突起4aと小径表面部4bの軸方向外方端
部Bとの間で、かつ一端をガイド突起4aの部位
Aに近接してコーテイングされているカバー5は
ハウジング6との接触摩擦によつて金属環4表面
から剥れることがない。また、カバー5の一端を
ガイド突起4aに近接してコーテイングされてい
るので、近接している部分のカバー5はガイド突
起4aにハウジング取付孔6aの内面に設けた凹
所6bに嵌合する直前まで、ハウジング取付孔6
aの内面に接触することがなく、絶対に剥れるこ
とがない。
更にオイルシール1を軸方向内方(図示の実施
例では右方)へ嵌入させると、オイルシール1の
ガイド突起4aはハウジング取付孔6aの環状凹
所6b内に弾性的に嵌合し、オイルシールの締り
ばめが完了する。この状態において、金属環4外
周のカバー5はハウジング取付孔6aの内面と所
定の接触圧下で全面接触しており、これによつて
オイルシール1とハウジング6間のシール性とハ
ウジング6内でのオイルシール1の保持力は確実
なものとなる(第3図参照)。
(考案の効果) 本考案は以上の構成及び作用より成るものであ
るから、オイルシールの嵌合時に、ハウジング側
との接触摩擦によつてカバーが金属環から剥れる
のを確実に防止することができ、特にガイド突起
に近接している部分のカバーは、嵌合終了直前ま
でこすれることがないため絶対剥れることはない
ので、金属環の外周面を傷付けることがないばか
りか、オイルシールとハウジング間の密封特性を
長期にわたつて保障し得る。更にまた、金属環外
周のカバーが剥れることがなければ、ハウジング
に対するオイルシールの締りばめ状態を適性に保
持し得ることから、高圧側の加圧力によつてオイ
ルシールがハウジングの取付孔から不用意に脱落
するといつた不測の事態を招来することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案に係るオイルシール
の取付構造の一実施例を示すもので、第1図はオ
イルシールの半裁断面図、第2図はハウジングの
取付孔内へオイルシールを挿入する状態を示す半
裁断面図、第3図はオイルシールの挿入作業を完
了した状態を示す半裁断面図、第4図は従来例に
おけるオイルシールの取付構造を示す半裁断面図
である。 符号の説明、1……オイルシール、2……スプ
リング、3シールリツプ、4……金属環、4a…
…ガイド突起、4b……小径表面部、5……カバ
ー、6……ハウジング、6a……取付孔、6b…
…凹所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングの取付孔内に嵌合される外周金属形
    オイルシールの金属環外周面のうちの軸方向内方
    端部に上記取付孔の内径より大径で半径方向外方
    へ延びるガイド突起を形成すると共に、上記取付
    孔の内径と略一致する金属環外周面のガイド突起
    より小径の小径表面部には該小径表面部の軸方向
    外方端部とガイド突起の間で、かつ一端をガイド
    突起に近接してカバーを被覆し、一方前記ハウジ
    ングの取付孔内面にはオイルシールの前記ガイド
    突起を嵌合せしめるための凹所を穿設して成るこ
    とを特徴とするオイルシールの取付構造。
JP1986082016U 1986-05-30 1986-05-30 Expired JPH0442605Y2 (ja)

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JP1986082016U JPH0442605Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

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JP1986082016U JPH0442605Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

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JPS62194250U JPS62194250U (ja) 1987-12-10
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JP2651709B2 (ja) * 1988-10-14 1997-09-10 エヌオーケー株式会社 オイルシール
JPH0810711Y2 (ja) * 1990-09-07 1996-03-29 エヌオーケー株式会社 密封装置
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US3741615A (en) * 1971-05-03 1973-06-26 Timken Co Bearing seal case mounting
JPS5740721B2 (ja) * 1978-07-14 1982-08-30

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