JPH0632525Y2 - 軸封装置 - Google Patents

軸封装置

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JPH0632525Y2
JPH0632525Y2 JP14228189U JP14228189U JPH0632525Y2 JP H0632525 Y2 JPH0632525 Y2 JP H0632525Y2 JP 14228189 U JP14228189 U JP 14228189U JP 14228189 U JP14228189 U JP 14228189U JP H0632525 Y2 JPH0632525 Y2 JP H0632525Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
shaft
peripheral surface
mechanical seal
rotary shaft
fixed ring
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP14228189U
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English (en)
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JPH0380160U (ja
Inventor
章二 溝江
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Eagle Industry Co Ltd
Original Assignee
Eagle Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば攪拌機などにおける缶体内の攪拌羽根
を回転させる回転軸部を軸封する軸封装置の改良に関す
るものである。
[従来の技術] 従来、この種の軸封装置においては、第4図に示すよう
に、缶体1の上部に突出する図示しない攪拌羽根を回転
させる段付き部2aを有する回転軸2に、メカニカルシ
ールユニット3を外挿し、このメカニカルシールユニッ
ト3を前記缶体1に組付けることにより、前記回転軸2
の軸周を軸封してなるとともに、前記メカニカルシール
ユニット3のハウジング30の下端に設けたフランジ4
と回転軸2との挿通部分の周囲に、グラスライニング4
1、21を施してなる構成を有するものがある。
このようなメカニカルシールユニット3は、ハウジング
30と、このハウジング30側にOリング31、31を
介して固定されたセラミックからなる固定環32と、こ
の固定環32に当接摺動されるカーボンからなる回転環
33とで構成されているとともに、この回転環33をス
リーブ34上にV字型パッキン35を介して組付けられ
た廻り止め用のノックピン36aを有するコンプレッシ
ョンリング36、スプリング抑え部材37及びカラー3
8で保持されたスプリング39の付勢力により前記固定
環32側に弾性的に押圧することにより軸封している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来構造の軸封装置にあって
は、回転軸2にメカニカルシールユニット3を上方から
外挿して組付ける場合、前記回転軸2の段付き部2a
と、挿入端側に相当する固定環32の内径角縁32a、
回転環33の内径角縁33a及びV字型パッキン35の
内径角縁35aなどの互いのシール構成部分が接触して
損傷し、これによって、密封液の漏洩が発生し易いとい
った問題があった。
[考案の目的] 本考案は、上記の事情のもとになされたもので、その目
的とするところは、メカニカルシールユニットの回転軸
への組付け挿入時におけるユニット構成部分の損傷を確
実に防止することができるようにした軸封装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記した課題を解決するために、本考案は、缶体の上部
に突出する攪拌羽根用の回転軸に、ハウジングと該ハウ
ジングの内周に組み込んだメカニカルシールとからなる
メカニカルシールユニットと外挿して前記缶体に組付け
ることにより、前記回転軸の軸周を軸封してなるととも
に、前記ハウジング下端のフランジと回転軸との挿通部
分にグラスライニングを施してなる軸封装置において、
前記メカニカルシールユニットの回転軸が挿入されるメ
カニカルシールの缶体側に配置された固定環の内周面
に、易滑性緩衝材を添設してなる構成としたものであ
る。
この場合、前記緩衝材を添設するにおいては、単に緩衝
材を固定環の缶体側内周面に接着するか、または固定環
の内周面を缶体側に向け拡開するテーパ面に形成し、こ
のテーパ面に緩衝材をコーティング処理することにより
行なわれる。
さらに、このような緩衝材の添設により回転軸の外周面
と固定環の内周面との間に形成される隙間を小さくし
て、挿入ガイド部とすることが好ましい。
[作用] すなわち、本考案は、缶体の上部に突出させた回転軸
に、メカニカルシールユニットを外挿して組付けるにお
いて、メカニカルシールユニットの缶体側に配置された
メカニカルシールの固定環の内周面に易滑性緩衝材を添
設するとともに、この緩衝材の添設により回転軸の外周
面と固定環の内周面との間に形成される隙間を小さくし
て挿入ガイド部としてなるために、回転軸へのメカニカ
ルシールユニットの挿入が円滑にかつ容易に行なえる。
[実施例] 以下、本考案を第1図から第3図に示す各実施例を参照
しながら説明する。なお、図示の実施例において、第4
図に示す従来の軸封装置と構成が重複する部分は、説明
を省略する。
第1図及び第2図は本考案に係る軸封装置の第1実施例
を示すもので、第4図に示す従来装置の構成において、
メカニカルシールユニット3の缶体1側の固定環32の
内周面にテフロン(商品名)等からなる易滑性緩衝材5
を接着することにより添設し、かつ、この緩衝材5の添
設により、回転軸2の外周面と固定環32の内周面との
間に形成される隙間aを小さくして、挿入ガイド部とし
てなるものである。
また、第3図は本考案に係る軸封装置の第2実施例を示
すもので、固定環32の内周面を缶体側に向け拡開する
テーパ面321に形成し、このテーパ面321に易滑性
緩衝材5をコーティング処理により添設してなるもので
ある。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、缶体
の上部に突出させた回転軸に挿入され組付けられるメカ
ニカルシールユニットの缶体側に配置されたメカニカル
シールの固定環の内周面に、易滑性緩衝材を添設すると
ともに、この緩衝材の添設により回転軸の外周面と固定
環の内周面との間に形成される隙間を小さくして挿入ガ
イド部としてなることから、回転軸へのメカニカルシー
ルユニットの挿入が容易にかつ円滑に行なうことがで
き、これによって、従来のような組付け挿入時における
シール構成部分の損傷による密封液の漏洩の発生を確実
に防止することができるというすぐれた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る軸封装置の第1実施例を示す要部
概略的断面図、第2図は同じく固定環の要部概略的断面
図、第3図は本考案に係る軸封装置の第2実施例を示す
固定環の要部概略的断面図、第4図は従来の軸封装置の
要部概略的断面図である。 1……缶体、 2……回転軸、2a……段付き部、 21……グラスライニング、 3……メカニカルシールユニット、 32……固定環、33……回転環、 35……パッキン、4……フランジ、 41……グラスライニング、 5……易滑性緩衝材。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】缶体の上部に突出する攪拌羽根用の回転軸
    に、ハウジングと該ハウジングの内周に組み込んだメカ
    ニカルシールとからなるメカニカルシールユニットを外
    挿して前記缶体に組付けることにより、前記回転軸の軸
    周を軸封してなるとともに、前記ハウジング下端のフラ
    ンジと回転軸との挿通部分にグラスライニングを施して
    なる軸封装置において、前記メカニカルシールユニット
    の回転軸が挿入されるメカニカルシールの缶体側に配置
    された固定環の内周面に、易滑性緩衝材を添設したこと
    を特徴とする軸封装置。
  2. 【請求項2】固定環の缶体側内周面に易滑性緩衝材を接
    着により添設したことを特徴とする請求項1記載の軸封
    装置。
  3. 【請求項3】固定環の内周面を缶体側に向け拡開するテ
    ーパ面に形成し、このテーパ面に易滑性緩衝材をコーテ
    ィング処理により添設したことを特徴とする請求項1記
    載の軸封装置。
  4. 【請求項4】回転軸の外周面と固定環の内周面との間に
    形成される隙間を易滑性緩衝材の添設により小さくし
    て、挿入ガイド部としたことを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか一つに記載の軸封装置。
JP14228189U 1989-12-08 1989-12-08 軸封装置 Expired - Lifetime JPH0632525Y2 (ja)

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JP14228189U JPH0632525Y2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 軸封装置

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JP14228189U JPH0632525Y2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 軸封装置

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Publication Number Publication Date
JPH0380160U JPH0380160U (ja) 1991-08-16
JPH0632525Y2 true JPH0632525Y2 (ja) 1994-08-24

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ID=31689116

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JP14228189U Expired - Lifetime JPH0632525Y2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 軸封装置

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JP4523928B2 (ja) * 2006-06-27 2010-08-11 日本ピラー工業株式会社 分割形インサイドメカニカルシール

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JPH0380160U (ja) 1991-08-16

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