JP6742232B2 - 回り止め機構 - Google Patents
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Description
回転機械の回転軸が挿通される被取付部材であるハウジングと、前記ハウジングに保持された静止側の密封環と、前記回転軸側の被取付部材に保持され前記回転軸とともに回転し前記静止側の密封環と摺接する回転側の密封環と、前記静止側の密封環と前記回転側の密封環とを軸方向に圧接状態に付勢するスプリングと、を備えるメカニカルシールにおける少なくとも一方の前記密封環を前記被取付部材に対して回り止めする回り止め機構であって、
前記回り止め機構は、前記密封環と前記被取付部材との間に介在される環状部材と、該環状部材の軸方向の両側より突出する突出片と、を備え、
前記環状部材が前記密封環と前記被取付部材とに挟まれた状態で、前記突出片が前記密封環と前記被取付部材とに形成された穴内にそれぞれ配置されることを特徴としている。
この特徴によれば、密封環と被取付部材とに形成された穴内に配置される突出片が設けられた環状部材が、密封環と被取付部材とに挟まれて保持されることで、突出片が所定位置に保持されるため、密封環に対して回り止め機構を直接固定する必要がなく、密封環を構成する素材に関わらずに回り止め機構を設けることができる。また、密封環に対して回り止め機構を直接固定しないことから、時間の経過に関わらず回り止めとしての機能を維持することができる。
この特徴によれば、密封環に設けられた段部に環状部材を配置することで、密封環に対する環状部材の位置合わせ、ひいては突出片と密封環と被取付部材とに形成された穴との位置合わせを容易に行うことができる。
この特徴によれば、段部から環状部材が軸方向に突出することになり、密封環と被取付部材とが直接接触することなく、かつ環状部材と密封環との当接面積が密封環と被取付部材との対向面積よりも小さいことから、仮に密封環もしくは被取付部材の対向面に凹凸やうねりなどの歪が存在している場合であっても、この歪の影響による環状部材の傾きが少なく、この環状部材と当接する密封環自体の傾きを抑えることができ、静止側の密封環と回転側の密封環との摺動面を正確に面接させることができる。
この特徴によれば、環状部材を回転軸に外嵌させることで、密封環及び被取付部材と環状部材との軸合わせを容易に行うことができる。
前記突出片は、前記貫通孔に挿入されたピンであることを特徴としている。
この特徴によれば、密封環と被取付部材とに形成された穴の形状に応じてピンを付け替えることで突出片の形状及び大きさを変更することができる。
この特徴によれば、有底状の穴とピンに設けられた頭部によりピンが抜け落ちることを防止することができる。
この特徴によれば、貫通孔との隙間を小さくすることでピンの密封環側の先端の振れ回り範囲を小さくして密封環に衝突し難くすることができる。また、被取付部材に穴を形成する際に高い加工精度が不要となる。
この特徴によれば、密封環と被取付部材との間をシールするOリングが密封環の外周面に形成された環状凹部に保持可能であるため、密封環とOリングとを一体にした状態で被取付部材の段部内に装着することができ、容易に組立を行うことができる。
そのため、仮にメイティングリング10の段部11の軸方向底面11aに凹凸やうねり等による歪が存在している場合であっても、この歪の影響による環状部材31自体の傾き、ひいてはメイティングリング10自体の傾きを抑えられ、メイティングリング10とシールリング20との摺動面10a,20aを正確に面接させることができ、メカニカルシール1の密閉性能を高くすることができる。
2 ハウジング(被取付部材)
2a 段部
2b 内周
2c 対向面
3 軸孔
4 回転軸
5 回転軸本体
6 スリーブ
7 回転止
10 メイティングリング(静止側の密封環)
10a 摺動面
10b 外周面
10c 対向面
11 段部
11a 軸方向底面
11b 内周面
12 Oリング
13 穴
13a 軸方向底面
14 穴
20 シールリング(回転側の密封環)
30 回り止め機構
31 環状部材(回り止め機構)
31a,31b 当接面
32 孔
33 貫通孔
35 ピン(回り止め機構,突出片)
36 頭部
37 胴部
40 スプリング
50 カラー
51 セットスクリュー
A 機外
M 機内
Claims (6)
- 回転機械の回転軸が挿通される被取付部材であるハウジングと、前記ハウジングに保持された静止側の密封環と、前記回転軸側の被取付部材に保持され前記回転軸とともに回転し前記静止側の密封環と摺接する回転側の密封環と、前記静止側の密封環と前記回転側の密封環とを軸方向に圧接状態に付勢するスプリングと、を備えるメカニカルシールにおける少なくとも一方の前記密封環を前記被取付部材に対して回り止めする回り止め機構であって、
前記回り止め機構は、前記密封環と前記被取付部材との間に介在される環状部材と、該環状部材の軸方向の両側より突出する突出片と、を備え、
前記環状部材が前記密封環と前記被取付部材とに挟まれた状態で、前記突出片が前記密封環と前記被取付部材とに形成された穴内にそれぞれ配置され、
前記環状部材には軸方向に貫通する貫通孔が形成されており、
前記突出片は、前記貫通孔に挿入されたピンであり、
前記密封環と前記被取付部材とに形成された穴は有底状に形成され、前記ピンの軸方向一端が前記貫通孔よりも大きい外径を有する頭部を有し、前記穴の軸方向長さよりも前記ピンの軸方向長さの方が長く形成されることを特徴とする回り止め機構。 - 前記密封環の前記被取付部材と対向する側の面には、リング状の段部が設けられており、該段部に前記環状部材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の回り止め機構。
- 前記段部は、前記環状部材の軸方向の厚みに比べて軸方向の深さが小さく形成されていることを特徴とする請求項2に記載の回り止め機構。
- 前記環状部材は、径方向の中心に形成された孔の内径が前記回転軸の外径より若干大きく形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の回り止め機構。
- 前記被取付部材側の穴と前記ピンとの径方向の隙間に比べて、前記環状部材の前記貫通孔と前記ピンとの径方向の隙間が小さく形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の回り止め機構。
- 前記密封環は、前記被取付部材の径方向の内側に形成された段部内に配置され、前記段部の内周面に対向する前記密封環の外周面には環状凹部が形成されており、該環状凹部内に配置されるOリングにより前記密封環と前記被取付部材との間がシールされていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の回り止め機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016245561A JP6742232B2 (ja) | 2016-12-19 | 2016-12-19 | 回り止め機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016245561A JP6742232B2 (ja) | 2016-12-19 | 2016-12-19 | 回り止め機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018100685A JP2018100685A (ja) | 2018-06-28 |
JP6742232B2 true JP6742232B2 (ja) | 2020-08-19 |
Family
ID=62715207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016245561A Active JP6742232B2 (ja) | 2016-12-19 | 2016-12-19 | 回り止め機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6742232B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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JPS59175759U (ja) * | 1983-05-12 | 1984-11-24 | イ−グル工業株式会社 | 回り止め装置 |
JPH0291272U (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-19 | ||
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-
2016
- 2016-12-19 JP JP2016245561A patent/JP6742232B2/ja active Active
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JP2018100685A (ja) | 2018-06-28 |
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