JPH051637Y2 - - Google Patents

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JPH051637Y2
JPH051637Y2 JP16265987U JP16265987U JPH051637Y2 JP H051637 Y2 JPH051637 Y2 JP H051637Y2 JP 16265987 U JP16265987 U JP 16265987U JP 16265987 U JP16265987 U JP 16265987U JP H051637 Y2 JPH051637 Y2 JP H051637Y2
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JP
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engine
cylinder head
cover
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engine body
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジン本体とシリンダヘツドカバ
ー等のエンジンカバー類とを取付けボルトにより
一体的に組付けると共に、上記エンジン本体とエ
ンジンカバー類との合せ面間に塗布されて、塗布
後に硬化する液体シール材により該合せ面をシー
ルするようにしたエンジンカバーの取付構造に関
する。
(従来の技術) 一般に、シリンダブロツクやこれの上部に一体
的に組付けられたシリンダヘツド等で構成される
エンジン本体に対して、例えばシリンダヘツドカ
バーあるいはオイルパン等のエンジンカバー類を
取付ける場合には、該エンジンカバー類と上記エ
ンジン本体との合せ面のシール性が問題となり、
従来においては、これらエンジン本体とエンジン
カバー類との合せ面間にラバー製のシール部材を
介在させることにより、該合せ面を確実にシール
することが行われている。然し乍ら、ラバー製の
シール部材はコスト的に高くつくといつた問題が
ある。そこで、近年においては、上記のごとく合
せ面間のいずれか一方に予め塗布されたのち硬化
するシリコンゴムを主成分とする液体シール材を
介在させることにより、該合せ面を確実にシール
することが行われている。そして、その一例とし
て特開昭60−43155号公報に記載されたものがあ
る。これは、シリンダブロツクの下面にオイルパ
ンを一体的に組付ける際に、その両者間に上記の
ごとく液体シール(液体ガスケツト)を介在させ
ることにより、両者間の合せ面を確実にシールす
るようにしたものである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで上記従来例のごとく、エンジン本体
(シリンダブロツク)とエンジンカバー類(オイ
ルパン)との間に液体シール材を介在させると共
に、その両者を取付けボルトにより一体的に組付
けた後において、例えば保守点検等を目的として
再びエンジンカバー類をエンジン本体より取外す
ことが考えられるのであるが、この場合には、上
記両者間に介在されて硬化した液体シール材によ
りその両者が比較的強固に固着されているため、
取付けボルトを緩めただけではエンジンカバー類
をエンジン本体より取外すことができなかつた。
その為、従来においては液体シール材によりシー
ルされた上記両者の合せ面間に、例えばドライバ
ー等の工具類の先端部を強制的に差し込むと共
に、該工具類の先端部により強引に両者を剥離さ
せて取外すことが行われているのであるが、これ
によると、上記両者の合せ面に傷等を発生させる
ことになつて、その後において、再度エンジンカ
バー類をエンジン本体に組付ける場合に、合せ面
に発生した傷等により液体シール材の塗布状態に
ムラが生じることとなつて、両者間のシール性を
低下させるといつたことが懸念される。
そこで本考案は、エンジン本体に取付けボルト
を用いてエンジンカバーを一体的に組付けると共
に、該エンジン本体とエンジンカバーとの合せ面
間に塗布後に硬化する液体シール材を介在させる
ことにより該合せ面をシールするようにしたエン
ジンカバーの取付け構造において、該エンジンカ
バーを必要に応じてエンジン本体より取外す場合
に、上記取付けボルトを緩めることのみで従来の
ように合せ面を傷つけることなく容易にエンジン
カバーを取外し得るようにすることを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案は次のよ
うに構成したことを特徴とする。
即ち、エンジン本体にボルトを用いてエンジン
カバーが取付けられ、且つ該エンジン本体とエン
ジンカバーとの合せ面間に塗布後に硬化する液体
シール材が介在されたエンジンにおける上記エン
ジンカバーの取付け構造において、上記エンジン
本体とエンジンカバーとの合せ面の少なくとも一
方における上記ボルトのボルト穴周囲に凹部を形
成すると共に、該ボルト軸部における螺締時に上
記凹部に相当する位置に周溝を形成し、且つ該周
溝に係合されて上記凹部内に収容されるリング部
材を備えたことを特徴とする。
(作用) 上記の構成によれば、ボルト穴に挿通されたボ
ルトを緩めることにより該ボルトが緩み方向に移
動し、これに伴つて、該ボルト軸部に形成された
周溝に係合されてエンジン本体とエンジンカバー
との合せ面の少なくとも一方に形成された凹所内
に収容されたリング部材もボルトと共に移動され
ることになつて、該リング部材によりエンジンカ
バーにおけるエンジン本体との合せ面側が押圧さ
れて該エンジンカバーがエンジン本体より剥離さ
れることになる。これにより、該エンジンカバー
と上記エンジン本体との合せ面間に介在された液
体シール材により、その両者が比較的強固に固着
されている場合であつても、上記ボルトを緩める
ことのみでエンジンカバーをエンジン本体より容
易に取外すことができる。その結果、従来のよう
に、エンジンカバーをエンジン本体より取外そう
として合せ面を傷つけることがなく、その後の再
組付時におけるシール性を低下させることもな
い。
(実施例) 以下、本考案の実施例を説明する。
第1図は、本考案に係るエンジンカバーの取付
構造が適用されることにより一体的に取付けられ
たシリンダヘツドとシリンダヘツドカバーとの組
付状態を示す全体斜視図であつて、図示のごとく
シリンダブロツク1の上端部ならびにシリンダヘ
ツドカバー2の下端部に夫々形成された各フラン
ジ部1a,2aが当接した状態で、該ヘツドカバ
ー2がシリンダヘツド1上に載置されていると共
に、該ヘツドカバー2のフランジ部2aの周囲に
所定間隔で設けられた複数の取付けボルト3……
3によりヘツドカバー2がシリンダヘツドに一体
的に組付けられている。また、これらヘツドカバ
ー2およびシリンダヘツド1における各々のフラ
ンジ部1a,2aの合せ面のいずれか一方に予め
塗布されてその後に硬化する例えばシリンダゴム
を主成分とする液体シール材により、該合せ面が
シールされている。
然して本実施例においては、上記シリンダヘツ
ド1に対するシリンダヘツドカバー2の取付構造
が次のように構成されている。即ち、第2図に拡
大して示すように、上記シリンダヘツドカバー2
のフランジ部2aに形成された取付けボルト3の
挿通孔5の下方には凹部6が形成されていると共
に、上記挿通孔5に挿通されてネジ部3cがシリ
ンダヘツド1に螺合された状態の取付けボルト3
の軸部3aにおける上記凹部6に相当する部位に
は、環状の周溝3bが形成されている。そして、
該周溝3bに係合されることにより上記凹部内に
収容された状態でリング部7が設けられている。
ここで、上記取付けボルト3およびこれに係合
されるリング部材7について更に詳しく説明する
と、第3図に拡大して示すように、取付けボルト
3の軸部3aにおける所定位置、即ち、上記のご
とくシリンダヘツドカバー2のフランジ部2a下
面における凹部6(第2図参照)に相当する位置
に環状の周溝3bが形成されていると共に、その
下方にネジ部3cが形成されている。一方、リン
グ部材7は、その厚みが上記周溝3bに係合され
るべくその厚みが該周溝3bの幅よりもやや薄く
形成されていると共に、一部が半径方向に切欠が
れてスリツト部7aが設けられている。これによ
り、該リング部材7をスリツト部7aを介して矢
印イ方向に圧入することにより上記取付けボルト
3の周溝3bに係合されるようになつている。
尚、本実施例においては、複数の取付けボルト
3……3の全てに上記のごとく構成を適用する必
要はなく、例えば、上記シリンダヘツドカバー2
におけるフランジ部2aの4隅に位置される各取
付けボルト3を上記のごとく構成とすれば良い。
上記の構成によれば、通常は第2図に示すよう
に、上記取付けボルト3によりシリンダヘツドカ
バー2がシリンダヘツド1に一体的に組付けられ
ていると共に、上記両者の合せ面間に介在された
液体シール材4により、その両者間が確実にシー
ルされている。然して、例えば保守点検等の目的
によりシリンダヘツドカバー2をシリンダヘツド
1より取外す場合には、第4図に示すように、上
記取付けボルト3を緩めることにより、該ボルト
3が図示のごとく上方に移動することになり、こ
れに伴つて、ネジ部3cの上端面により周溝3b
に係合されたリング部材7を介してシリンダヘツ
ドカバー2のフランジ部2aの下面が上方に押し
上げられることになり、該ヘツドカバー2がシリ
ンダヘツド1より取外されることになる。これに
より、例えシリンダヘツドカバー2のフランジ部
2aとシリンダヘツド1のフランジ部1aとの合
せ面間に液体シール部材4が介在されていること
により、その両者が強固に固着されている場合で
あつても、上記取付けボルト3を緩めることのみ
でシリンダヘツドカバー2をシリンダヘツド1よ
り容易に取外し得ることになる。その結果、従来
のように取付けボルトを緩めた後に、シール面に
ドライバー等を差し込んで両者を剥離させるとい
つた作業を行う必要がなく、しかも該作業に起因
して両者の合せ面に傷等を発生させることがな
い。
尚、第5図は、本考案に係るエンジンカバーの
取付構造の他の実施例を示す要部拡大断面図であ
つて、これは、取付けボルト3′における周溝3
b′に係合されるリング部材7′を収容するための
凹部6′をシリンダヘツド1′におけるフランジ部
1a′の上端面に形成したものである。尚、上記い
ずれの実施例においても、シリンダヘツドカバー
2側およびシリンダヘツド1′側に夫々形成され
た各凹部6,6′が共にその一側方を開口された
形状とされているので、上記各取付けボルト3,
3′をシリンダヘツド1,1′に螺合させた後にお
いて各リング部材7,7′を夫々上記各ボルト3,
3′における周溝3b,3b′に係合させることが
できると共に、例えば上記各取付けボルト3,
3′を夫々シリンダヘツドカバー2,2′に挿通し
た状態、即ち、該ボルト3,3′をシリンダヘツ
ド1,1′に螺合する前の状態において、各リン
グ部材7,7′を各取付けボルト3,3′における
周溝3b,3b′に係合させて、その後各ボルト
3,3′をシリンダヘツド1,1′に螺合させるこ
とも可能である。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、シリンダヘツド
等のエンジン本体にボルトを用いて、例えばシリ
ンダヘツドカバー等のエンジンカバーを一体的に
組付けると共に、上記エンジン本体とエンジンカ
バーとの合せ面間に該合せ面をシールする液体シ
ール材が介在されたエンジンカバーの取付構造に
おいて、例え上記エンジンカバーとエンジン本体
とが液体シール材により固着されている場合であ
つても、上記取付けボルトを緩めることのみでエ
ンジンカバーをエンジン本体より容易に取外すこ
とが可能となる。これにより、従来のようにエン
ジン本体とエンジンカバーとのシール面に工具等
を差し込んでその両者を剥離させる必要がない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本実施例に係るエンジンカバーの取付構造が適用
されたシリンダヘツドカバーとシリンダヘツドと
の組付け状態を示す全体斜視図、第2図は本実施
例のエンジンカバーの取付構造を示す要部拡大断
面図、第3図は該エンジンカバーの取付構造を構
成する取付けボルトおよびこれに係合されるリン
グ部材を示す全体斜視図、第4図は該取付構造が
適用されたシリンダヘツドカバーを取外す状態を
説明するための要部拡大断面図、第5図はエンジ
ンカバーの取付構造の他の実施例を示す要部拡大
断面図である。 1……シリンダヘツド(エンジン本体)、2…
…シリンダヘツドカバー(エンジンカバー)、1
a,2a……フランジ部、3……取付けボルト、
3a……軸部、3b……周溝、4……液体シール
材、5……挿通孔(ボルト穴)、6……凹部、7
……リング部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン本体にボルトを用いてエンジンカバー
    が取付けられ、且つ該エンジン本体とエンジンカ
    バーとの合せ面間に塗布後に硬化する液体シール
    材が介在されたエンジンにおける上記エンジンカ
    バーの取付構造であつて、上記エンジン本体とエ
    ンジンカバーとの合せ面の少なくとも一方におけ
    る上記ボルトのボルト穴周囲に凹部が形成されて
    いると共に、該ボルト軸部における螺締時に上記
    凹部に相当する位置に周溝が形成され、且つ該周
    溝に係合されて上記凹部内に収容されるリング部
    材が備えられていることを特徴とするエンジンカ
    バーの取付構造。
JP16265987U 1987-10-23 1987-10-23 Expired - Lifetime JPH051637Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16265987U JPH051637Y2 (ja) 1987-10-23 1987-10-23

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JP16265987U JPH051637Y2 (ja) 1987-10-23 1987-10-23

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JPH0166454U JPH0166454U (ja) 1989-04-27
JPH051637Y2 true JPH051637Y2 (ja) 1993-01-18

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10294860B2 (en) 2017-02-24 2019-05-21 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Resin cover removal structure and resin cover

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10294860B2 (en) 2017-02-24 2019-05-21 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Resin cover removal structure and resin cover

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JPH0166454U (ja) 1989-04-27

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