JPS635039A - 芳香族フツ素化合物の製造方法 - Google Patents

芳香族フツ素化合物の製造方法

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JPS635039A
JPS635039A JP14830286A JP14830286A JPS635039A JP S635039 A JPS635039 A JP S635039A JP 14830286 A JP14830286 A JP 14830286A JP 14830286 A JP14830286 A JP 14830286A JP S635039 A JPS635039 A JP S635039A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば殺昆虫および殺ダニ活性化合物及び/
または薬剤等の合成のための中間体として利用できる芳
香族フッ素化合物の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
〕  従来、芳香族フッ素化合物の製造方法としては、
ジ−マン反応、直接フツ素化反応、ハロゲン交換反応な
ど多くの方法が開発されているが、現在最も工業的に有
利な方法として、芳香族アミンを無水フン化水素酸中硝
酸ナトリウムでジアゾ化し、これを熱分解することによ
り製造する方法(西独特許600.706号)が工業的
に採用されていることは当業者間では周知のことである
しかしながらこの方法は生成する水によるフェノール性
不純物の生成を抑えるため、大過剰量の無水フン化水素
酸を使用しなければならない上、無水のフン化水素酸を
回収することも多大の困難さをともなうという欠点を有
している。この欠点を克服する方法としてホウフン化ジ
アリールヨードニウム類を熱分解する方法CM、Van
  derPnyら、J、Fluorine  Che
m、。
1上、385 (1982)、)が開発された。
しかしこの方法によれば、効率よく目的物を得るために
は過剰量のKF存在下に熱分解しなければならない上、
有毒なりF、が副生するという欠点を有している。この
ようにこれまでに開発された工業的に有利とされる方法
は、いずれも1個のフッ素原子を導入するのに大過剰の
フッ素源を必要とするという欠点を有している。
さらに、上記の欠点を克服せんとする試みがなされた。
たとえば、Schonewaldtらはフン化4’−(
3−カルボキシ−4−アセトキシ)ビフェニル−4−ア
ニソイルヨードニウムをDMF中110〜115℃に加
熱することによってO−アセチル−5−(4−フルオロ
フェニル)サリチル酸が得られたと報告している〔米国
特許3.660,672号〕、シかし収率の記載がなく
、これに関してはM、Van  der  Puyネ、
  (J、Fluorine  Chem、。
1上、385  (1982)、)は相当量のフッ素化
されていない生成物が生じているだろうと記述している
。事実、KF存在下のヨードニウム塩のDMF中の熱分
解では、目的物の収率も悪くフッ素化されていない生成
物を相当1得ている〔上記論文および比較例参照〕、シ
かも、この副生成物は目的物との分離が困難であり、こ
の方法は工業的に採用しがたい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、上記の欠点を克服すべく鋭意検討した結
果、副生成物も少なくフッ素源をむだにしない、しかも
種々の官能基を有する芳香族フッ素化合物の製造に通用
可能でかつ収率および選択性が良い製造技術を確立し本
発明を完成した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は一船式 (式中、R1およびR2は、アルキル基、ハロゲン原子
、ニトロ基、アルコキシ基、アシルアミノ基の中から独
立して選ばれた置換基を表し、mおよびnはOまたは1
ないし5の整数を表す、〕で表されるフッ化ジアリール
ヨードニウム類を無溶媒下で熱分解させることにより、
−般式〔式中、R3はR1または/およびR1でありR
3がR1のときlはmであり、R3がRtのときlはm
である(R’、R8、mおよびnは上記と同じ、〕、〕
で表わされる芳香族フッ素化合物を製造するものである
き独立して選ばれるものである。
本発明においてアルキル基とは、無置換またはハロゲン
原子などで置換されていてもよい炭素数1から8までの
アルキル基を意味し、メチル、エチル、イソプロピル、
ブチル、5ee−ブチル、t−ブチル、ペンチル、オク
チル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオ
ロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロ
メチル、ブロモメチル、1−クロロエチル、l−ブロモ
エチル、l−ヨードエチルおよび2−ブロモエチル基な
どを包含する。ハロゲン原子とは、フッ素、゛塩素、臭
素またはヨウ素原子を意味する。アルコキシ基とは、無
置換またはハロゲン原子などで置換されていてもよい炭
素数1から8までのアルコキシ基を意味する。アシルア
ミノ基とは、無置換またはハロゲン原子などで置換され
ていてもよいアシルアミノ基であり、アセチルアミノ基
、トリフルオロアセチルアミノ基、ベンゾイルアミノ基
などを包含する。
本発明の原料である前記−般式(1)で表わされるフン
化ジアリールヨードニウム類は対応するハロゲン化ジア
リールヨードニウム類を酸化銀と反応させた後フッ化水
素酸と反応させるか、ハロゲン化ジアリールヨードニウ
ム類をフン化銀と反応させることによって製造できるが
、硫酸水素ジアリールヨードニウム類を水酸化バリウム
と反応させた後、フン化水素酸と反応させることによっ
ても、容易に製造することができる(下記参考側参照)
本発明は前記−般式(1)を表わされるフッ化ジアリー
ルヨードニウム類を無溶媒下に熱分解することを必須の
要件とする。溶媒存在下に行うことは、経済的に不利で
あるばかりでなく、効率も悪く目的とする芳香族フン化
物の収率が著しく低下し、さらにフッ素化されていない
化合物がgII生し目的物との分離が困難となるなどの
点で避けるべきである。
本発明における熱分解温度は120℃以上であることが
好ましい、120℃以下では反応効率が悪いばかりでな
く目的とする芳香族フッ素化合物の収率が悪くなる。特
に上限温度を限定するものではないが、経済的観点から
300℃以下の温度が好ましい。
以下、実施例、比較例および参考例により本発明を更に
詳細に説明する。
参考例1 ヨードベンゼン(878w、4.30mmo l)、ベ
ンゼン(5m l、56mmo l)および酢酸(5m
l)の混合液に0℃で?M硫Pi (1,3+n l 
24.4mmol)を滴下した。続いて過gMカリウム
(1,75g、6.46mmo 1)を加え、0℃で1
時間、室温で一晩攪拌した。水冷下エーテル40m1を
加え析出した固体を濾取した。固体をエタノール−エー
テルで再結晶させることにより硫酸水素ジフェニルヨー
ドニウム1.29g(収率80%)を得た。
融点:165−166℃。
NMR(CDsOD:TMS):δ 4.8(bs、I
H)、7.53 (t、J−8Hz。
4H)、7.70 (t、J−8Hz、2H)。
8.16 (d、J=8Hz、4H)。
元素分析二01□H,,I O,5として計算値: C
; 38.11. H; 2.93゜S、8.48% 実測値: C; 37.93. H; 2.93゜S 
; 8.49% 参考例2 硫酸水素ジフェニルヨードニウム(302■。
0.80mmol)のメタノール溶液(35ml)に水
酸化バリウム(309N、0.98mmo +)を加え
よく攪拌した後lN−HFメタノール溶液(1,5m 
l、1.5mmo I)を加えた。析出した固体を除去
した後減圧濃縮することによりフン化ジフェニルヨード
ニウムを定量的に得り。
’HNMR(CDsOD:TMS):δ7.53  (
t、J−8Hz、4H)、7.69(t、J=8Hz、
2H)、8.17  (d。
J−9Hz、4H)。
”F  NMR(CDsOD : CFCI3):δ−
160(bs)。
実施例1 上゛ 参考例2で合成したフン化ジフェニルヨードニウムを2
00℃で5分間加熱した6反応混合物のGLC分析の結
果、フルオロベンゼン(0,59mmol、収率74%
)およびヨードベンゼン(0,80mm o + 、収
率100%)が生成していた。それぞれの生成物はGL
C分取し、各種スペクトルデータを標品と比較すること
により構造決定した。
参考例3 臭化ジフェニルヨードニウム(12,0g。
33.4mmo 1)のメタノール溶液1000 m 
lに50℃でフン化11 (4,2g、  33.4m
mo I)の水−メタノール溶液170m1をゆっくり
滴下し、析出した固体を濾別した。濾液を減圧濃縮する
ことによりフン化ジフェニルヨードニウム9.23g(
収率92%)を得た。
実施例2 上゛ 参考例3で得たフン化ジフェニルヨードニウムを200
℃で10分間加熱した6反応混合物を蒸留することによ
りフルオロベンゼン(2,1g、収率71%)およびヨ
ードベンゼン(4,7g、収率75%)を得た。
参考例4 十に2S208+H2S04 p−ヨードトルエン(958■、4.40m−moり、
)ルエン(6ml、56.8mmoりおよび酢酸(5m
l)の混合液に0℃で濃硫酸(1,3ml、24.4m
mol)を滴下し、Mus−c過硫酸カリウム(1,8
g、6.66mmo +)を加え、0℃で1時間、室温
で一晩攪拌した。水冷下エーテル40m1を加え析出し
た固体を濾取した。
固体をエタノール−エーテルで再結晶させることにより
硫酸水素ジ(p−トリル)ヨードニウム1゜38g(収
率80%)を得た。
融点:168−169℃。
NMR(CDsOD:TMS): δ  2.4゜(s
、6H)、4.8(bs、IH)、7.34(d、J−
8Hz、4H)、7.99  (d。
J窮8Hz、  4H)。
元素分析: C+4H+5I043として計夏値: C
i 41.39.H; 3.72゜S;7.89% 実測値: Ci 41.23. H; 3.63゜S 
; 8.09% 参考例5 に゛ 硫酸水素ジ(p−トリル)ヨードニウム(376w、0
.85mmo 1)のメタノール溶液(40ml)に水
酸化バリウム(309g。
0.98mmol)を加えよく攪拌した後lN−HFメ
タノール溶液(1,5ml、1.5mmol)を加えた
。析出した固体を除去した後減圧濃縮することによりフ
ン化ジ(p−トリル)ヨードニウムを定量的に得た。
’HNMR(CDiOD :TMS):δ2.40 (
s、3H)、1.34 (d、J−8Hz、4H)、8
.00 (d、J=8Hz。
4H)。
”F  NMR(CDsOD : CF C1s)  
:δ−167(bs)。
実施例3 参考例5で合成したフン化ジ(p−トリル)ヨードニウ
ムを200℃で10分間加熱した0反応混合物のGLC
分析の結果、フルオロトルエン(0,71mmol、収
率71%)およびヨードトルエン(0,85mmo I
、収率99%)が生成していた。それぞれの生成物はG
LC分取し、各種スペクトルデータを標品と比較するこ
とにより構造決定した。
比較例1 参考例5と同様に合成したフン化ジ(p−トリル)ヨー
ドニウムをDMF (3,5m1)に溶解させ、115
℃で24時間加熱攪拌した0反応混合物のGLC分析の
結果、フルオロトルエン(0,39mmol、収率46
%)ヨードトルエン(0,54mmol、収率64%)
、およびトルエン(0,34mmo+、収率40%)が
生成シテイタ。
参考例6 に゛ 臭化ジ(p−トリル)ヨードニウム(117w。
0.30mmol)のメタノール1容液(14m l)
にフッ化1艮(153m1r、  1.21 mmo 
I)のメタノール溶液を加えた。析出した固体を濾別後
濃縮することによりフン化ジ(p−)リル)ヨードニウ
ムを定量的に得た。
実施例4 参考例6で合成したフン化ジ(p−トリル)ヨードニウ
ムを200℃で10分間加熱した6反応混合物をGLC
分析したところ、り−トルフルオロトルxン(0,24
mmo 1.収率78%)およびp−ヨードトルエン(
0,29mmo 1.収率96%)が生成していた。
参考例7 十に2S208+H2SO4 51J4J−1 ヨードベンゼン(965g、4.73mmo 1)、ク
ロロベンゼン(4,24g、  47.0mmo I)
および酢酸(5ml)の混合液に0℃で濃硫酸(1,3
m1.24.4mmo 1)および過硫酸カリウム(1
,43g、5.28mmo +)を加え、0℃で1時間
、室温で3日間攪拌した。水冷下、エーテル100m1
を加え析出した固体を濾取した。
固体をエタノール−エーテルで再結晶することにより硫
酸水素(フェニル)(p−クロロフェニル)ヨードニウ
ム1.26g(収率65%)を得た。
融点:157−160.5℃。
NMR(CDsOD:TMS):δ 4.9(bs、I
H)、7.55 (m、4H)。
7.71  (t、J=8Hz、IH)、8.5(m。
4H)。
■ 元素分析:C1!H1゜C104S・1/4H!0とし
て 計算値; C,34,55,H; 2.48゜S;7.
69% 実測値: Ci 34.53. H; 2.54゜S、
7.83% 参考例8 十Ba(OH)2+1 r゛ 硫a水s (フェニル)(p−クロロフェニル)ヨード
ニウム(388w、0.82mmo l)のメタノール
溶液(40ml)に水酸化バリウム(320g、1.0
mmo l)を加えよく攪拌した後lN−HFメタノー
ル溶液(1,5ml、  1.5mmol)を加えた。
析出した固体を除去した後減圧濃縮することによりフン
化(フェニル)  (p−クロロフェニル)ヨードニウ
ムを定量的に得り。
’HNMR(CDsOD;TMS):δ7.55  (
m、4H)、7.71 0L、J−8Hz、LH)、8
.16  (m、4H)。
直雫F   NMR(CDiOD  ;  CF CI
s)  :δ−165(り。
実施例5 参考例8で合成したフッ化(フェニル)(p−クロロフ
ェニル)ヨードニウムを200℃テ10分間加熱した0
反応混合物のGLC分析の結果、フルオロベンゼン(0
,21mmo l、収率26%)、p−クロロフルオロ
ベンゼン(0,26mmo 1゜収率32%)、ヨード
ベンゼン(0,33mmol。
収率40%)およびp−クロロヨードベンゼン(0,4
5mmm1.収率55%)が生成していた。
それぞれの生成物はGLC分取し、各種スペクトルデー
タを標品と比較することにより構造決定した。
参考例9 十に2S208+H2S04 p−クロロヨードベンゼン(1,15g、4.82mm
ol)、クロロベンゼン(4,77g、  42.4m
mol)および酢酸(5m l )の混合液に0℃で濃
硫酸(1,3m1.24.4mmo 1)および過硫酸
カリウム(1,45g、5.37mmo 1)を加え、
1時間、室温で3日間攪拌した。水冷下、エーテル50
m1を加え析出した固体を濾取した。
固体をエタノール−エーテルで再結晶させることにより
、硫酸水素ジ(p−クロロフェニル)ヨードニウム1.
33g(収率62%)を得た。
融点 168−169℃ NMR(CD30D :TMS);δ 4.8(bs、
  IH) 、 7.57 (d、 J=8Hz。
4H)、8.15  (d、J−8Hz、4H)。
元素分析 CI!H9C1tI 043 ・1/2HxOとして計
算値: C、31,60,H; 2.10゜S;7.0
3% 実測値: Ci 31.56. H; 2.03゜S;
7.31% 参考例10 r゛ 硫酸水素ジ(p−クロロフェニル)ヨードニウム(37
5N、0.84mmo 1)のメタノール溶液(40m
l)に水酸化バリウム(330g。
1.06mmol)を加えよく攪拌した後lN−HFメ
タノール溶液(1,5m1.1.5mmo 1)を加え
た。析出した固体を除去した後減圧濃縮することにより
フン化ジ(p−クロロフェニル)ヨードニウムを定量的
に得た。
’HNMR(CDsOD ; TMS):δ7.56 
(d、J=8Hz、4H)、8.16(d、J=8Hz
、4H)。
”F  NMR(CDsOD;CFCIs):δ−16
4(s)、 実施例6 参考例10で合成したフン化ジ(p−クロロフェニル)
ヨードニウムを200℃で10分間加熱した6反応部合
物のGLC分析の結果、p−クロロフルオロベンゼン(
0,50mm o 1 、収率60%)およびp−クロ
ロヨードベンゼン(0,84mmol、収率100%)
が生成していた。それぞれの生成物はGLC分取し、各
種スペトルデータを標品と比較することにより構造決定
した。
参考例11 X“ 臭化ジ(p−アニシル)ヨードニウム(126we、0
.30mmo +)にメタノール(100ml)を加え
、よく攪拌しながらフン化w&(40,9■。
0.33mmo+)の水溶液(20ml)を加えた。
析出した固体を濾別後、濾液を減圧濃縮することにより
フッ化ジ(p−アニシル)ヨードニウムを定量的に得た
実施例7 参考例11で得た。フン化ジ(p−アジニル)ヨードニ
ウムを200℃で10分間加熱した6反応部合物をGL
C分析したところp−フルオロアニソール(0,2fl
 mm o 1 、収率67%)およびp−ヨードアニ
ソール(0,30mm o l 、収率99%)が生成
していた。
参考例12 十に2S208+H2S04 p−フルオロヨードベンゼン(0,80g、3.6mm
o+)、フルオロベンゼン(1,12g。
11.6mmo l)および酢酸(5ml)の混合液に
0℃で濃硫酸(1,3ml、24.4mmo 1)およ
び過硫酸カリウム(1,08g、4.0mmol)を加
え、0℃で1時間、室温で3日間攪拌した。
水冷下エーテル100m1を加え析出した固体を濾取し
た。固体をメタノール−エーテルで再結晶させることに
より硫酸水素ジ(p−フルオロフェニル)ヨードニウム
1.25g(収率83%)を得た。
融点 179−180℃ ’HNMR(CD30D;TMS):δ4.8 (bs
、LH)、7.30  (dd、J=9゜8Hz、 4
H) 、 8.23 (dd、 J=9.5Hz、4H
)。
”F  NMR(CDsOD HCF CIs):δ−
105,5(t t、J=8.5Hz)。
元素分析:C1□H104SF、として計算値: C;
 34.80. H、2,19%実測値: C、34,
57,H、2,17%参考例13 −4−  Ba (OH) 2  + ir゛ 硫酸水素ジ(p−フルオロフェニル)ヨードニウム(3
24w、0.78mmo l)のメタノ−7L/溶液(
40ml)に水酸化バリウム(319■。
1.01mmol)を加えよく攪拌した後lN−HFメ
タノール溶液(1,5ml、1.5mmol)を加えた
。析出した固体を除去した後、減圧濃縮することにより
フン化ジ(p−フルオロフェニル)ヨードニウムを定量
的に得た。
’HNMR(CD30D;TMS):δ7.31  (
dd、J=9.1,8.5Hz、4H)。
8.23  (d t、J=9.1,4.8Hz、4H
)。
”F  NMR(CDsOD ; CFCIs):δ−
105,5(t t、J=8.5,4.8Hz)162
.0(bs)。
実施例8 参考例13で合成したフッ化ジ(p−フルオロフェニル
)ヨードニウムを200℃で10分間加熱した。反応混
合物のGLC分析の結果、p−ジフルオロベンゼン(0
,34mmo 1.収率43%)およびp−フルオロヨ
ードベンゼン(0,67m−mo 1.収率85%)が
生成していた。それぞれの生成物はGLC分取し、各種
スペクトルデータを標品と比較することにより構造決定
した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1およびR^2は、アルキル基、ハロゲン
    原子、ニトロ基、アルコキシ基、アシルアミノ基の中か
    ら独立して選ばれた置換基を表し、mおよびnは0また
    は1ないし5の整数を表す。 で表されるフッ化ジアリールヨードニウム類を無溶媒下
    で熱分解させることからなる、一般式▲数式、化学式、
    表等があります▼ 〔式中、R^3はR^1または/およびR^2でありR
    ^3がR^1のときlはmであり、R^3がR^2のと
    きlはmである(R^1、R^2、mおよびnは上記と
    同じ。)。〕で表わされる芳香族フッ素化合物の製造方
    法。
JP14830286A 1986-06-26 1986-06-26 芳香族フツ素化合物の製造方法 Expired - Lifetime JPH0611718B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007532524A (ja) * 2004-04-08 2007-11-15 ジーイー・ヘルスケア・リミテッド フッ素化方法
JP2012506440A (ja) * 2008-10-21 2012-03-15 ヌテク ベンチャーズ 環系芳香族のフッ素化

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JP2012506440A (ja) * 2008-10-21 2012-03-15 ヌテク ベンチャーズ 環系芳香族のフッ素化
JP2015180668A (ja) * 2008-10-21 2015-10-15 ヌテク ベンチャーズ 環系芳香族のフッ素化

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