JPH0611718B2 - 芳香族フツ素化合物の製造方法 - Google Patents

芳香族フツ素化合物の製造方法

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JPH0611718B2
JPH0611718B2 JP14830286A JP14830286A JPH0611718B2 JP H0611718 B2 JPH0611718 B2 JP H0611718B2 JP 14830286 A JP14830286 A JP 14830286A JP 14830286 A JP14830286 A JP 14830286A JP H0611718 B2 JPH0611718 B2 JP H0611718B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば殺昆虫および殺ダニ活性化合物及び/
または薬剤等の合成のための中間体として利用できる芳
香族フッ素化合物の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、芳香族フッ素化合物の製造方法としては、シーマ
ン反応、直接フッ素化反応、ハロゲン交換反応など多く
の方法が開発されているが、現在最も工業的に有利な方
法として、芳香族アミンを無水フッ化水素酸中硝酸ナト
リウムでジアゾ化し、これを熱分解することにより製造
する方法(西独特許600,706号)が工業的に採用
されていることは当業者間では周知のことである。
しかしながらこの方法は生成する水によるフェノール性
不純物の生成を抑えるため、大過剰量の無水フッ化水素
酸を使用しなければならない上、無水のフッ化水素酸を
回収することも多大の困難さをともなうという欠点を有
している。この欠点を克服する方法としてホウフッ化ジ
アリールヨードニウム類を熱分解する方法〔M.Van
derPnyら,J.Fluorine Che
m.,21,385(1982).〕が開発された。し
かしこの方法によれば、効率よく目的物を得るためには
過剰量のKF存在下に熱分解しなければならない上、有
毒なBF3が副生するという欠点を有している。このよう
にこれまでに開発された工業的に有利とされる方法は、
いずれも1個のフッ素原子を導入するのに大過剰のフッ
素源を必要とするという欠点を有している。
さらに、上記の欠点を克服せんとする試みがなされた。
たとえば、Schonewaldtらはフッ化4′−
(3−カルボキシ−4−アセトキシ)ビフェニル−4−
アニソイルヨードニウムをDMF中110〜115℃に
加熱することによってO−アセチル−5−(4−フルオ
ロフェニル)サリチル酸が得られたと報告している〔米
国特許3、660、672号〕。しかし収率の記載がな
く、これに関してはM.Van der Puy,
〔J.Fluorine Chem.,21,385
(1982).〕は相当量のフッ素化されていない生成
物が生じているだろうと記述している。事実、KF存在
下のヨードニウム塩のDMF中の熱分解では、目的物の
収率も悪くフッ素化されていない生成物を相当量得てい
る〔上記論文および比較例参照〕。しかも、この副生成
物は目的物との分離が困難であり、この方法は工業的に
採用しがたい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、上記の欠点を克服すべく鋭意検討した結
果、副生成物も少なくフッ素源をむだにしない、しかも
種々の官能基を有する芳香族フッ素化合物の製造に適用
可能でかつ収率および選択性が良い製造技術を確立し本
発明を完成した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は一般式 〔式中、R1およびR2は、アルキル基、ハロゲン原子、ニ
トロ基、アルコキシ基、アシルアミノ基の中から独立し
て選ばれた置換基を表し、mおよびnは0または1ない
し5の整数を表す。〕で表されるフッ化ジアリールヨー
ドニウム類を無溶媒下で熱分解させることにより、一般
〔式中、R3はR1または/およびR2でありR3がR1のときl
はmであり、R3がR2のときlはnである(R1、R2、mお
よびnは上記と同じ。)。〕で表わされる芳香族フッ素
化合物を製造するものである。
上記したように、本発明においてR1及びR2置換基は各
々、m及びnが各々2またはそれ以上であるとき独立し
て選ばれるものである。
本発明においてアルキル基とは、無置換またはハロゲン
原子などで置換されていてもよい炭素数1から8までの
アルキル基を意味し、メチル、エチル、イソプロピル、
ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、オク
チル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオ
ロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロ
メチル、ブロモメチル、1−クロロエチル、1−ブロモ
エチル、1−ヨードエチルおよび2−ブロモエチル基な
どを包含する。ハロゲン原子とは、フッ素、塩素、臭素
またはヨウ素原子を意味する。アルコキシ基とは、無置
換またはハロゲン原子などで置換されていてもよい炭素
数1から8までのアルコキシ基を意味する。アシルアミ
ノ基とは、無置換またはハロゲン原子などで置換されて
いてもよいアシルアミノ基であり、アセチルアミノ基、
トリフルオロアセチルアミノ基、ベンゾイルアミノ基な
どを包含する。
本発明の原料である前記一般式(I)で表わされるフッ化
ジアリールヨードニウム類は対応するハロゲン化ジアリ
ールヨードニウム類を酸化銀と反応させた後フッ化水素
酸と反応させるか、ハロゲン化ジアリールヨードニウム
類をフッ化銀と反応させることによって製造できるが、
硫酸水素ジアリールヨードニウム類を水酸化バリウムと
反応させた後、フッ化水素酸と反応させることによって
も、容易に製造することができる(下記参考例参照)。
本発明は前記一般式(I)を表わされるフッ化ジアリール
ヨードニウム類を無溶媒下に熱分解することを必須の要
件とする。溶媒存在下に行うことは、経済的に不利であ
るばかりでなく、効率も悪く目的とする芳香族フッ化物
の収率が著しく低下し、さらにフッ素化されていない化
合物が副生し目的物との分離が困難となるなどの点で避
けるべきである。
本発明における熱分解温度は120℃以上であることが
好ましい。120℃以下では反応効率が悪いばかりでな
く目的とする芳香族フッ素化合物の収率が悪くなる。特
に上限温度を限定するものではないが、経済的観点から
300℃以下の温度が好ましい。
以下、実施例、比較例および参考例により本発明を更に
詳細に説明する。
参考例1 ヨードベンゼン(878mg,4.30mmol)、ベンゼン
(5ml,56mmol)およひ酢酸(5ml)の混合液に0
℃で濃硫酸(1.3ml,24.4mmol)を滴下した。続いて過硫酸
カリウム(1.75g,6.46mmol)を加え、0℃で1時間、室温
で一晩攪拌した。氷冷下エーテル40mlを加え析出した
固体を濾取した。固体をエタノール−エーテルで再結晶
させることにより硫酸水素ジフェニルヨードニウム1.29
g(収率80%)を得た。
融点:165−166℃. NMR(CD3OD:TMS):δ 4.8 (bs,1H),7.53(t,J=8Hz,4H),7.7
0(t,J=8Hz,2H),8.16(d,J=8Hz,
4H). 元素分析:C1211IO4Sとして 計算値:C;38.11,H;2.93, S;8.48% 実測値:C;37.93,H;2.93, S;8.49% 参考例2 硫酸水素ジフェニルヨードニウム(302mg,0.80mm
ol)のメタノール溶液(35m)に水酸化バリウム
(309mg,0.98mmol)を加えよく攪拌した後1N
−HFメタノール溶液(1.5ml,1.5mmol)を加え
た。析出した固体を除去した後減圧濃縮することにより
フッ化ジフェニルヨードニウムを定量的に得た。 H NMR(CD3OD:TMS):δ 7.53(t,J=8Hz,4H),7.69 (t,J=8Hz,2H),8.17(d,J=8Hz,4
H).19 F NMR(CD3OD:CFCl3): δ−160(bs). 実施例1 参考例2で合成したフッ化ジフェニルヨードニウムを2
00℃で5分間加熱した。反応混合物のGLC分析の結
果、フルオロベンゼン(0.59mmol,収率74%)お
よびヨードベンゼン(0.80mmol,収率100%)が
生成していた。それぞれの生成物はGLC分取し、各種
スペクトルデータを標品と比較することにより構造決定
した。
参考例3 臭化ジフェニルヨードニウム(12.0g,33.4mmol)
のメタノール溶液1000mlに50℃でフッ化銀(4.2
g,33.4mmol)の水−メタノール溶液170mlをゆ
っくり滴下し、析出した固体を濾別した。濾液を減圧濃
縮することによりフッ化ジフェニルヨードニウム9.23g
(収率92%)を得た。
実施例2 参考例3で得たフッ化ジフェニルヨードニウムを200
℃で10分間加熱した。反応混合物を蒸留することによ
りフルオロベンゼン(2.1g,収率71%)およびヨー
ドベンゼン(4.7g,収率75%)を得た。
参考例4 p−ヨードトルエン(958mg,4.40mmol)、トル
エン(6ml,56.8mmol)および酢酸(5ml)の混合
液に0℃で濃硫酸(1.3ml,24.4mmol)を滴下し、
続いて過硫酸カリウム(1.8g,6.66mmol)を加
え、0℃で1時間、室温で一晩攪拌した。氷冷下エーテ
ル40mlを加え析出した固体を濾取した。固体をエタノ
ール−エーテルで再結晶させることにより硫酸水素ジ
(p−トリル)ヨードニウム1.38g(収率80%)を得
た。
融点:168−169℃. NMR(CD3OD:TMS):δ 2.40 (s,6H),4.8(bs,1H),7.34(d,J=8
Hz,4H),7.99(d,J=8Hz,4H). 元素分析:C1415IO4Sとして 計算値:C;41.39,H;3.72,S;7.89% 実測値:C;41.23,H;3.63,S;8.09% 参考例5 硫酸水素ジ(p−トリル)ヨードニウム(376mg,0.
85mmol)のメタノール溶液(40ml)に水酸化バリ
ウム(309mg,0.98mmol)を加えよく攪拌した後
IN−HFメタノール溶液(1.5ml,1.5mmol)を加
えた。析出した固体を除去した後減圧濃縮することによ
りフッ化ジ(p−トリル)ヨードニウムを定量的に得
た。 H NMR(CD3OD:TMS):δ 2.40(s,3H),7.34(d,J=8Hz,4H),8.
00(d,J=8Hz,4H).19 F NMR(CD3OD:CFCl3): δ−167(bs). 実施例3 参考例5で合成したフッ化ジ(p−トリル)ヨードニウ
ムを200℃で10分間加熱した。反応混合物のGLC
分析の結果、フルオロトルエン(0.71mmol,収率7
1%)およびヨードトルエン(0.85mmol,収率99
%)が生成していた。それぞれの生成物はGLC分取
し、各種スペクトルデータを標品と比較することにより
構造決定した。
比較例1 参考例5と同様に合成したフッ化ジ(p−トリル)ヨー
ドニウムをDMF(3.5ml)に溶解させ、115℃で2
4時間加熱攪拌した。反応混合物のGLC分析の結果、
フルオロトルエン(0.39mmol,収率46%)ヨード
トルエン(0.54mmol,収率64%)、およびトルエ
ン(0.34mmol,収率40%)が生成していた。
参考例6 臭化ジ(p−トリル)ヨードニウム(117mg,0.30m
mol)のメタノール溶液(14ml)にフッ化銀(15
3mg,1.21mmol)のメタノール溶液を加えた。析出
した固体を濾別後濃縮することによりフッ化ジ(p−ト
リル)ヨードニウムを定量的に得た。
実施例4 参考例6で合成したフッ化ジ(p−トリル)ヨードニウ
ムを200℃で10分間加熱した。反応混合物をGLC
分析したところ、p−トルフルオロトルエン(0.24mm
ol,収率78%)およびp−ヨードトルエン(0.29m
mol,収率96%)が生成していた。
参考例7 ヨードベンゼン(965mg,4.73mmol)、クロロベ
ンゼン(4.24g,47.0mmol)および酢酸(5ml)の
混合液に0℃で濃硫酸(1.3ml,24.4mmol)および
過硫酸カリウム(1.43g,5.28mmol)を加え、0℃
で1時間、室温で3日間攪拌した。氷冷下、エーテル1
00mlを加え析出した固体を濾取した。固体をエタノ
ール−エーテルで再結晶することにより硫酸水素(フェ
ニル)(p−クロロフェニル)ヨードニウム1.26g(収
率65%)を得た。
融点:157−160.5℃. NMR(CD3OD:TMS):δ 4.9(bs,1
H),7.55(m,4H),7.71(t,J=8Hz,1
H),8.5(m,4H). 元素分析:C1210CIO4S・1/4H2Oとして 計算値:C;34.55,H;2.48,S;7.69% 実測値:C;34.53,H;2.54,S;7.83% 参考例8 硫酸水素(フェニル)(p−クロロフェニル)ヨードニ
ウム(388mg,0.82mmol)のメタノール溶液(4
0ml)に水酸化バリウム(320g,1.0mmol)
を加えよく攪拌した後1N−HFメタノール溶液(1.5m
l,1.5mmol)を加えた。析出した固体を除去した後
減圧濃縮することによりフッ化(フェニル)(p−クロ
ロフェニル)ヨードニウムを定量的に得た。 H NMR(CD3OD;TMS):δ 7.55(m,4H),7.71(t,J=8Hz,1H),8.
16(m,4H).19 F NMR(CD3OD;CFCl3): δ−165(s). 実施例5 参考例8で合成したフッ化(フェニル)(p−クロロフ
ェニル)ヨードニウムを200℃で10分間加熱した。
反応混合物のGLC分析の結果、フルオロベンゼン(0.
21mmol,収率26%)、p−クロロフルオロベンゼ
ン(0.26mmol,収率32%)、ヨードベンゼン(0.
33mmol,収率40%)およびp−クロロヨードベン
ゼン(0.45mmml,収率55%)が生成していた。そ
れぞれの生成物はGLC分取し、各種スペクトルデータ
を標品と比較することにより構造決定した。
参考例9 p−クロロヨードベンゼン(1.15g,4.82mmol)、
クロロベンゼン(4.77g,42.4mmol)および酢酸
(5ml)の混合液に0℃で濃硫酸(1.3ml,24.4mmo
l)および過硫酸カリウム(1.45g,5.37mmol)を
加え、1時間、室温で3日間攪拌した。氷冷下、エーテ
ル50mlを加え析出した固体を濾取した。固体をエタノ
ール−エーテルで再結晶させることにより、硫酸水素ジ
(p−クロロフェニル)ヨードニウム1.33g(収率62
%)を得た。
融点 168−169℃ NMR(CD3OD:TMS);δ 4.8 (bs,1H),7.57(d,J=8Hz,4H),8.15
(d,J=8Hz,4H). 元素分析 C129Cl2IO4S・1/2H2Oとして 計算値:C;31.60,H;2.10,S;7.03% 実測値:C;31.56,H;2.03,S;7.31% 参考例10 硫酸水素ジ(p−クロロフェニル)ヨードニウム(37
5mg,0.84mmol)のメタノール溶液(40ml)に
水酸化バリウム(330mg,1.06mmol)を加えよく
攪拌した後1N−HFメタノール溶液(1.5ml,1.5mm
ol)を加えた。析出した固体を除去した後減圧濃縮す
ることによりフッ化ジ(p−クロロフェニル)ヨードニ
ウムを定量的に得た。 H NMR(CD3OD;TMS):δ 7.56(d,J=8Hz,4H),8.16(d,J=8H
z,4H).19 F NMR(CD3OD;CFCl3): δ−164(s). 実施例6 参考例10で合成したフッ化ジ(p−クロロフェニル)
ヨードニウムを200℃で10分間加熱した。反応混合
物のGLC分析の結果、p−クロロフルオロベンゼン
(0.50mmol,収率60%)およびp−クロロヨード
ベンゼン(0.84mmol,収率100%)が生成してい
た。それぞれの生成物はGLC分取し、各種スペトルデ
ータを標品と比較することにより構造決定した。
参考例11 臭化ジ(p−アニシル)ヨードニウム(126mg,0.30
mmol)にメタノール(100mlを加え、よく攪拌し
ながらフッ化銀(40.9mg,0.33mmol)の水溶液(2
0ml)を加えた。析出した固体を濾別後、濾液を減圧
濃縮することによりフッ化ジ(p−アニシル)ヨードニ
ウムを定量的に得た。
実施例7 参考例11で得た。フッ化ジ(p−アシニル)ヨードニ
ウムを200℃で10分間加熱した。反応混合物をGL
C分析したところp−フルオロアニソール(0.20mmo
l,収率67%)およびp−ヨードアニソール(0.30m
mol,収率99%)が生成していた。
参考例12 p−フルオロヨードベンゼン(0.80g,3.6mmo
l)、フルオロベンゼン(1.12g,11.6mmol)およ
び酢酸(5ml)の混合液に0℃で濃硫酸(1.3ml,24.4
mmol)および過硫酸カリウム(1.08g,4.0mmo
l)を加え、0℃で1時間、室温で3日間攪拌した。氷
冷下エーテル100mlを加え析出した固体を濾取した。
固体をメタノール−エーテルで再結晶させることにより
硫酸水素ジ(p−フルオロフェニル)ヨードニウム1.25
g(収率83%)を得た。
融点 179−180℃ H NMR(CD3OD;TMS):δ 4.8(bs,1H),7.30(dd,J=9,8Hz,4
H),8.23(dd,J=9,5Hz,4H).19 F NMR(CD3OD;CFCl3): δ−105.5(tt,J=8,5Hz). 元素分析:C1294SF2として 計算値:C;34.80,H;2.19% 実測値:C;34.57,H;2.17% 参考例13 硫酸水素ジ(p−フルオロフェニル)ヨードニウム(3
24mg,0.78mmol)のメタノール溶液(40ml)に
水酸化バリウム(319mg,1.01mmol)を加えよく
攪拌した後1N−HFメタノール溶液(1.5ml,1.5mm
ol)を加えた。析出した固体を除去した後、減圧濃縮
することによりフッ化ジ(p−フルオロフェニル)ヨー
ドニウムを定量的に得た。 H NMR(CD3OD;TMS):δ 7.31(dd,J=9.1,8.5Hz,4H), 8.23(dt,J=9.1,4.8Hz,4H).19 F NMR(CD3OD;CFCl3): δ−105.5(tt,J=8.5,4.8Hz) −162.0(bs). 実施例8 参考例13で合成したフッ化ジ(p−フルオロフェニ
ル)ヨードニウムを200℃で10分間加熱した。反応
混合物のGLC分析の結果、p−ジフルオロベンゼン
(0.34mmol,収率43%)およびp−フルオロヨー
ドベンゼン(0.67mmol,収率85%)が生成してい
た。それぞれの生成物はGLC分取し、各種スペクトル
データを標品と比較することにより構造決定した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 201/12 205/12 7188−4H 231/12 233/15 7106−4H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中、R1およびR2は、アルキル基、ハロゲン原子、ニ
    トロ基、アルコキシ基、アシルアミノ基の中から独立し
    て選ばれた置換基を表し、mおよびnは0または1ない
    し5の整数を表す。〕で表されるフッ化ジアリールヨー
    ドニウム類を無溶媒下で熱分解させることからなる、一
    般式 〔式中、R3はR1または/およびR2であり、R3がR1のとき
    lはmであり、R3がR2のときlはnである(R1、R2、m
    およびnは上記と同じ。)〕で表される芳香族フッ素化
    合物の製造方法。
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