JPS63503284A - 調節自在な腰掛け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １、発明の名称 調節自在な腰掛は装置 ２、発明の詳細な説明 本発明は、調節自在な例えば椅子のような腰掛は装置に係わり、特に、希望する のなら座席と背もたれで構成される角度が調節自在で、かつそれぞれの位置が同 時調節可能な腰掛は装置に係わる。座席角度のみを調節することは作業用の椅子 の場合には大切なことで。

さらに座高の調節を必要とする場合もある。座席角度の個別な調節によって、座 席が正常の位置から、前方に約５度、後方に最大１５度、都合約２０度の調節範 囲があるのが普通である。このような座席角度の前方調節は、使用者が椅子から 立ち上がる時、特に運動力に欠ける病人や使用者用の椅子では有効なことである 。しかしながら、このような場合でも、使用者が着席中に座高を調節できること が必要条件である。

座席角度が前方へ５度および後方へ個別に調節できると言うことは、使用者の体 の上体と大腿部間の角度を低減させること以外にはなんら特別の機能を持たない 。

膝関節は、このような角度調節では最も重要な関連場所である。もしこの椅子を ある特定の人に当てはめると、座高と座席角度間の割合は普通一定となる。座席 角度の調節は角度の変化領域全体にわたって段階的でなく、所望の角度に座席な 固定できねばならない。

しかしながら、上記のことに関して、座高を考慮しないで座席調節のみの検討を 行なった。

椅子の角度調節に従って１体重の大部分は回転点の後方に作用するが、後方調節 の場合負荷が増加するのとは逆に、前方調節の場合には荷重は減少する。従って １体重を支えるためスプリングによる均衡化が普通必要となる。

背もたれ角の個別調節は、しっかり固定された座席の場合、一般には可能である 。背もたれ付きの座席の調節と良く似ているが、快適な休息位置は背もたれの約 ３０度後方に傾斜したところにある。背もたれ付きの座席の角度調節とは逆に体 の上体と大腿部間の角度はどんどん開いていく。

座席で背もたれの角度調節が行なわれるようになったという事実から、前記の回 転点は理想的には使用者の腰関節になければならない、背もたれの角度調節の範 囲は後方約１５度から望むなら最大のりフライニブ位置までなければならない。

体のなす角度が開いていることは、呼吸作用と胃腸領域の循環にプラス効果があ る。しかしながら、主たる欠点は、体の上体からの体重ベクトルのため、座席角 度が変らないと椅子の使用者が座席から滑り落ちることである。従って１回転点 が腰関節にないとすると体の上体と背もたれとの間の移動が背もたれ角度と関連 して起こることになる。このような事実から、ネック・レストや腰部のサポート は体の上体と関連してそれぞれ位置を変えねばならない、　座席と背もたれとの 同時調節によって、前記の両方の部分の間に所謂同期調節という関係が成立する 。

普通、背もたれはその時座席に較べて２倍の距離だけ移動する。この同期調節の 優れた特徴は上記のような調節方法の主要な特徴な保持しその主要な欠点をなく すところにある。従って、体の角度を開いて後方に僅かにもたれかかることによ って快適な休息位置を得ることができ、同時にこの傾いた座席が使用者の椅子か らの滑落を防止する０個々の調節によって座席と背もたれに一体化した抑制部材 による２つの別個の機構を必要とする所謂非同期運動が起こる。従って、多くの 現存の椅子の構造の主要な欠点は椅子とこの調節機構の間に協調性がないことお よびその機械的構造が比較的顕著であるということである。さらに、解剖学的配 慮が無視されがちで、椅子の調節部材の操作も煩雑である。

前記のような調節と関連して、座高についても述べることにする。背もたれは屡 々座席と同時に調節する。

椅子の高さは、座席と使用者の体の間の表面接触を最大にするように調節する。

正しい腰掛は位置は、体の角度が椅子の座席と背もたれの間の角度と等しくシ。

使用者の足が普通背の角度と等しくなるような角度で床に適格な指示場所を得た 時に得られる。従って、膝関節は座高調節の関連場所となる。

使用者の作業条件または特殊な要求によって座高の変更をめることも多い。座高 の変化がどんなに小さくても常に座席角度の適合化が必要である。座高の基本的 な調節は、大きな男性と小さな女性の「ふくらはぎ」の長さの差で決る領域を含 んでいなければならない。人体測定字表中に適当なデーターが認められる。

このような基本的調節を別とした座高の調節範囲は。

椅子の機能にも依るが１時と共に中腰姿勢の位置まで調節をめられることがある 。

従って２本発明の目的は公知の腰掛は装置で生じた問題点を解決することであり １本発明によれば、座席および／または背もたれは使用者の腰関節による仮想軸 とほぼ一致する軸のまわりに回転自在なことである。

従って、座席と背もたれの間の角度調節が、使用者の腰関節による仮想軸に位置 する回転軸を持つ環状の通路に沿って起こり１体の外面と腰掛は装置の間の相互 の移動が調節領域全体になくすようにできる利点がある。

たとえ本発明を簡栄化するために椅子と呼ぶことになったとしても、本発明はあ くまで他種の腰掛は装置にも関連することを明言しておく。

本発明の別の特徴は、以下に図面を参照しながら開示することは勿論、後述の請 求の範囲からも明瞭化されることであろう。

第１図と第２図は、公知の技術に基づいて製作された椅子を示した図である。

第３図は、本発明に基づく椅子を図示したものである。

第４図は１本発明に基づく椅子の背もたれの調節を図示するものである。

第５図は１本発明に基づく椅子の座席の調節を図示するものである。

第６図がら第８図までは、座席と背もたれの間の調節機構の修正を示す図である 。

第９図は、第３図から第５図に示した椅子の実際の実施例を示す図である。

座席（１）と背もたれ（２）の間の角度を調節することは一般に公知であり、こ れには多数の機械的方法があるが、主として次の２つの方法に分類できる。即ち 。

その１つは、第１図に示すような解剖学上よりは椅子の構造上の配慮から設けら れた調節軸を持つものである。普通、座席と背もたれ間の回転軸（３）は椅子の 使用者の腰関節（５）から比較的離れた位置にある。背もたれ（２）が後ろに傾 くと、これが原因となって第１図に見られるように、背もたれと使用者（４）の 背の間の接触点がｄ、たけずれる。

もう１つの公知の方法は、背もたれの回転点がおそらく座席表面の下に位置し、 従って前記腰関節（５）から相当の距離を有しているため、この摺動点（６）に ょって背もたれ（２）が後方に傾斜した時でもこの背もたれと使用者（４）の背 の間の接触点が距離ｄ２だけずれることになる。どちらの場合にも、使用者は図 示されているように座席と背もたれとの間の回転点の選択が良くないために椅子 を前方にずらすことになる。

しかしながら、第２図では１回転軸（６）は椅子と使用者の体の運動の不均衡が 、第１図の状態に較べると僅かに小さくなるような具合に位置している。

第３図は、座席（１）と背もたれ（２）の間の角度調節によって、座席と背もた れが、使用者の腰の関節（５）が仮想の軸と一致するように位置する仮想の回転 軸を環状の通路に添って移動させるようになっていることを示している。第４図 で十分に納得できるように、この場合椅子の前方へのずれ移動は起こらず、従っ て背もたれと使用者（４）の背との接触点間にも移動は起こらない。その上、こ の椅子の調節機構は椅子の支持シェルと一体化しているため、一般の支持背もた れ／座席シェルはど厚くする必要のないことは自明である。第３図、第４図およ び第５図に示した方法では、この調節機構に加わる力が、前記のような従来公知 の方法のものと比較して低減できる。座席と背もたれ間の角度相互調節機構は、 摺動機構であっても、一方または他方のローラー上に交互にローラーを装着した ローラー機構であっても良く、何らかの逆負荷が、一体化したロック機構を持っ ても持たなくても良いが、空気バネのようなスプリングの形で加えられれば良い 、しかしながら、当業者なら本発明の構想を基にしたある機構の別の技術的解決 法な見出すことも可能である。

第４図には５体の上体と大腿部間の角度調節が図示されている。座席（１）と背 もたれ（２）の間の回転軸は使用者の腰関節軸（５）と一致している。第４図か ら。

背もたれ（２）がα、−α２という角度に調節できることが分かる。同様にして 、座席角度は第５ａ図、第５ｂ図に見られるように角度β１−β２の範囲に調節 できる。第５ｂ図から明らかなように、椅子の座高は当然ｈ＋　ｈｚの範囲で調 節されることになる。

背もたれの調節機構と、座席の調節機構とは、椅子の高さ調節機構（８）に装着 されている共通の環状装着板（７）に装着されている。この椅子の高さ調節機構 は。

例えば市販の空気リフト装置であっても、また別の市販の椅子高さ調節機構であ っても良い。

装着板（７）は、操作ハンドル（図示されていない〉を動かして（座高調節の場 合）上下に移動調節でき。

この操作ハンドルは高さ調節手段（８）　と共にロック機構（図示されていない ）を緩めて操作する。同じ操作ハンドルまたは別の操作ハンドルで、ロック機構 （図示されていない）の前記装着板（７）と座席（１）の間の環状移動が行なわ れる。この操作ハンドルは、好ましくは１例えば第１段が座席調節のまたできれ ば背もたれとの相互調節を行ない１次に第２段で前記第１段の調節に加えて高さ 調節を行なうような２段階調節を行なうこともできる。

第４図および第５図から明らかなように、＠記背もたれの下部は円弧状の断面を 有しており、座席の後部も同様の円弧状断面を有し、それらの両部分が扇状の形 をした装着板（７）のそれぞれ反対側に位置するようにされている。この実施例 では、背もたれの円弧状の下方部分は円弧状装着板（７）よりも僅かに大きい曲 率半径を有しているが、座席後部の円弧状の部分よりは僅かに大きい曲率半径を 有している。

第６図から第８図には、背もたれ（２）が下部（２ａ）のところで円弧状をなし ていること、座席（１）が後部（１ａ）で円弧状をなしていることが示されてい る。これらの両部分は５図示した実施例では同じ表面高さにある。

このことは座席が２つの別々ではあるが連続する座席要素（ｌｂ）、　（Ｉｃ） に分割され、背もたれ（２）が図示されているようにこれらの要素間に位置する ようにして構成されている。座席と背もたれ間の相互角度位置は空気シリンダー （９）等の別の機械的ロック手段で固定されており、座席と背もたれ間を動かす 時にはレリース・ボタン（１０）を操作する。この空気シリンダー（９）は背も たれの下方前部（２ａ）と座席の前方端部間に位置している。当業者なら、第６ 図から第８図には座席（１）と背もたれ（２）が何らクッション材なしに示され ていることが直観できよう。

また、第６図から第８図では、座席は一般的方法で装着または傾斜自在とされて いるが、背もたれは前記のように座席に対して調節自在であることが先ず認めら れる。

しかしながら、もし背もたれが、少なくとも下部（２ａ）のところでしっかりと 固定されていたら、第６図から第８図のような配置が座席の傾斜に利用できるこ とが理解できよう。

第９図に示す配置では、空気シリンダー（９）が背もたれの上方フレーム部（２ ｂ）と座席（２）の後方上方部（図では完全には見えない）との間に装着されて いる。

従って座席と背もたれ間の相互角度はレリース・ボタン（ｌＯ）の操作によって 変えることができる。さらに、支持台に対しては座席と背もたれの両方の位置が 、摺動部のついた座席と背もたれをガイド（図示されていない）を介して摺動さ せ、同時に張力手段（１２）によって得られるクランプ効果によってこれらの摺 動部とガイド間に大きな摩擦力を付与させることにより変えられるようになって いる。この方式では、前記のすべての位置で何らの制約もなく、任意に位置設定 することができる。

しかしながら、例えば座席のガイドだけは、前記のような張力手段（１２）が必 要で、背もたれ（２）の位置は前記空気シリンダー（９）によってロックできる ことを付言しておかねばならない。

上記の説明並びに開示した図面は５本発明の考案を明示したに過ぎず、以下の請 求項に定義する本発明の範囲を限定するものではないことを理解すべきである。

また１本発明は例えば事務机用椅子、休息用椅子。

乗物用椅子、病人用椅子、ベッド等あらゆる腰掛は装置の如き人体の上体と下肢 部間の角度調節を必要とする大抵の椅子または身体支持手段に適合可能なことは 自明である。

補正日の翻訳文提出占 （特許法第１８４条の７第１項） 昭和６３年　１月　７日 特許庁長官　小　川　邦　夫　殿 １、国際出願番号 ＰＣＴ／Ｎｏ　８７１０００３５ ２、発明の名称 ３、特許出願人 住　所　ノールウェー国　エヌー２３６０　リングサケル、“ラーブリ°゛　（ 番地なし） 氏　名　ブーファクツ、ジャレフ 国　籍　ノールウェー国 ５、補正占の提出年月日 １９８７年９月　１日 ６、添付占類の目録 （１）　補正書の翻訳文　１通 （１）　座席（１）と背もたれ（２）間の相互角度が調節自在で、前記座席（１ ）および／または背もたれ（２）が使用者（４）の腰関節（５）を介して第２の 仮想軸と本質的に一致するような第１の仮想軸まわりに回転自在であるような腰 掛は装置において、前記背もたれの下方部分および前記座席の後方部分が扇形の 断面を有し。

かつ相互に摺動自在であることを特徴とする調節自在な腰掛は装置。

（２、特許請求の範囲第１項に記載の腰掛は装置において、椅子支持部に固着さ れた円弧状断面の摺動板が前記背もたれの下方部分と前記座席の後方部分を支持 するためにこれら画部分の間に挿入されていることを特徴とする調節自在な腰掛 は装置。

（３）　特許請求の範囲第１項に記載の腰掛は装置において、前記下方部分が前 記後方部分よりも大きな曲率半径を有することを特徴とする調節自在な腰掛は装 置。

（４）　特許請求の範囲第１項に記載の腰掛は装置において、前記下方部分が前 記後方部分と同じ曲率半径を有することを特徴とする調節自在な腰掛は装置。

（５）　特許請求の範囲第１項から第４項までのいずれか１項または数項に記載 の腰掛は装置において、前記座席と背もたれ間の相互位置が空気シリンダーによ りロック自在とされていることを特徴とする調節自在な腰掛は装置。

（６）　特許請求の範囲第１項に記載の腰掛は装置において、前記座席と背もた れの高さを同時調節する手段を具備することを特徴とする調節自在な腰掛は装乙

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）座席（１）と背もたれ（２）間の相互角度か調節自在で、好ましくは前記 座席と背もたれの高さの同時調節の可能な腰掛け装置において、前記座席および ／または背もたれ（２）が使用者（４）の腰関節（５）を介して第２の仮想軸と 本質的に一致するような第１の仮想軸まわりに回転自在であることを特徴とする 調節自在な腰掛け装置。
2. （２）特許請求の範囲第１項に記載の腰掛け装置において、前記背もたれの下方 部分および前記座席の後方部分が扇形の断面を有し、かつ相互に摺動自在である ことを特徴とする調節自在な腰掛け装置。
3. （３）特許請求の範囲第２項に記載の腰掛け装置において、椅子支持部に装着さ れた円弧状断面の摺動板が前記背もたれの下方部分と前記座席の後方部分を支持 するためにこれら両部分の間に挿入されていることを特徴とする調節自在な腰掛 け装置。
4. （４）特許請求の範囲第２項に記載の腰掛け装置において、前記下方部分が前記 後方部分よりも大きな曲率半径を有することを特徴とする調節自在な腰掛け装置 。
5. （５）特許請求の範囲第２項に記載の腰掛け装置において、前記下方部分が前記 後方部分と同じ曲率半径を有することを特徴とする調節自在な腰掛け装置。
6. （６）特許請求の範囲第１項から第５項までのいずれか１項または数項に記載の 腰掛け装置において、前記座席と背もたれ間の相互位置が空気シリンダーにより ロック自在とされていることを特徴とする調節自在な腰掛け装置。