JPS6348260A - ベンゼンスルフイン酸アルカリ金属塩の製法 - Google Patents

ベンゼンスルフイン酸アルカリ金属塩の製法

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JPS6348260A
JPS6348260A JP61190790A JP19079086A JPS6348260A JP S6348260 A JPS6348260 A JP S6348260A JP 61190790 A JP61190790 A JP 61190790A JP 19079086 A JP19079086 A JP 19079086A JP S6348260 A JPS6348260 A JP S6348260A
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正人 吉川
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    • C07C313/02Sulfinic acids; Derivatives thereof
    • C07C313/04Sulfinic acids; Esters thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C317/00Sulfones; Sulfoxides

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 ベンゼンスルフィン酸アルカリ金属塩は、有機合成にお
いて重要なスルホン類およびスルホキシド類の原料とし
て有用な中間体である。
〔従来の技術〕 〔発明が解決しようとする問題点〕従
来知られているベンゼンスルフィン酸アルカリ金属塩の
合成法としては、 A、パーナート(^、D、Barnard) らによる
ヘンゼンスルホニルクロリドを亜硫酸ナトリウムにより
還元する方法。
(J、Chem、Soc、1957.4673)B、福
井らによるベンゼンを塩化アルミニウム触媒存在下亜硫
酸ガスによりスルフィン化する方法。
(日化誌1968.89(8)、810)C,カラーシ
ュ(C,N、Kharash)らによる2、4−ジニト
ロフェニルフェニルスルホンと水酸化カリウムによりベ
ンゼンスルフィン酸カリウム塩を得る方法。
(J、Org、 Chem、 19.1704  (1
954) ”)等がある。上記Aの方法では、ベンゼン
スルフィン酸ナトリウム塩が、硫酸ナトリウム、塩化ナ
トリウム、ベンゼンスルホン酸ナトリウム等の副生物と
の混合水溶液として得られるため、この中からベンゼン
スルフィン酸ナトリウム塩のみを晶析によって分離する
ことはこれらの物質の水に対する溶解度が接近している
ため、極めて困難である。
そこで、この混合水溶液に鉱酸を加え遊離したベンゼン
スルフィン酸を炉別するか、有機溶剤で抽出する方法が
一般に採られている。
いずれにしても、ベンゼンスルフィン酸として決別また
は抽出する必要がある。しかしベンゼンスルフィン酸は
遊離酸としては不安定であることから、この方法を工業
的に行うのは不利である。
Bの方法は、触媒塩化アルミニウムが、化学量論量必要
であり、反応後回収することができないため、不経済で
ある。
Cの方法は、2,4−ジニトロフェニルフェニルスルホ
ンを化学量論量用いる点で適当ではなく、また、生成物
であるベンゼンスルフィン酸カリウム塩と副生物である
2、4−ジニトロフェノールカリウム塩との分離が困難
である。したがって現在のところベンゼンスルフィン酸
アルカリ金属塩を工業的に有利に製造する方法は、知ら
れていない。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者らは、従来技術の欠点を改善しベンゼン
スルフィン酸アルカリ金属塩を効率よく安価に製造する
方法について鋭意検討を重ねた結果、2−または4−ニ
トロフェニルフェニルスルホンまたハ2.4−ジニトロ
フェニルフェニルスルホンにチオフェノールナトリウム
塩またはカリウム塩を反応させることにより、ベンゼン
スルフィン酸ナトリウム塩またはカリウム塩を収率よく
合成し得ることを見出した。
また本反応において副生ずる2−または4−ニトロフェ
ニルフェニルスルフィドまたは、2.4−ジニトロフェ
ニルフェニルスルフィドは過酸化水素等の適当な酸化剤
で酸化することにより、はぼ定量的な収率で、もとのス
ルホンに変換される。
従って本発明の方法を実施すれば、工業的に、有利にベ
ンゼンスルフィン酸塩を製造することが可能となる。
本発明の要旨は式(1)で示される2−または4−ニト
ロフェニルフェニルスルホンまたば2.4−ジニトロフ
ェニルフェニルスルホン等のニトロフェニルフェニルス
ルホン類と式(11)で示されるチオフェノールナトリ
ウム塩またはカリウム塩を溶媒中で反応させることによ
る式(III)で示されるベンゼンスルフィン酸ナトリ
ウム塩またはカリウム塩の製法である。
(ここにnは1または2の整数、MはNaまたはKを示
す。) 上式においてベンゼンスルフィン酸アルカリ金属塩と同
時に式(IV)で示されるニトロフェニルフェニルスル
フィド類が副生ずるがこれを回収し、過酸化水素等の適
当な酸化剤で酸化すればホン類がほぼ定量的に得られる
。そのため副生物が原料としてリサイクル使用できるの
で、高収率でベンゼンスルフィン酸ナトリウムまたはカ
リウム塩を得ることができる。
以上の合成経路および副生物のリサイクル経路をまとめ
ると下記のとおりとなる。
本発明者等の知見によると、式(I)で示されるスルホ
ン類のように、一方のベンゼン環にニトロ基を1〜2個
置換したスルホンは、チオフェノールナトリウム塩また
はカリウム塩・と反応して、相当するベンゼンスルフィ
ン酸アルカリ金属塩と副生物であるニトロフェニルフェ
ニルスルフィド類を高収率で与える。副生じたニトロフ
ェニルフェニルスルフィド類は適当な酸化剤によって、
容易にもとのニトロフェニルフェニルスルホン類に変換
されるため、原料として再使用することが可能であり、
これと新たにチオフェノールナトリウム塩またはカリウ
ム塩を反応させれば、上と同様にして相当するベンゼン
スルフィン酸アルカリ金属塩と再び、ニトロフェニルフ
ェニルスルフィド類が生成する。
従って上に述べたように最初の反応に用いる以外のニト
ロフェニルフェニルスルホン[ハ副生じたニトロフェニ
ルフェニルスルフィド類を酸化して反復使用することが
できるため、本発明の方法を実施すれば、ベンゼンスル
フィン酸アルカリ金属塩を工業的に有利に製造すること
ができる。
次に本発明の実施態様について説明する。
反応はメタノール、エタノール等の低級アルコール類マ
タは、酢lエチル、トルエン、ニトロベンゼン、ニトロ
トルエン等の有機溶媒と水との混合溶媒中で行う。メタ
ノール、エタノール等の低級アルコール類を用いる場合
には、反応系は均一であるが、酢酸エチル、トルエン、
ニトロベンゼン、ニトロルエン等と水との混合?’J媒
を用いた場合には、反応系は不均一な二相系になる。
2−マたは4−ニトロフェニルフェニルスルホン、また
は2.4−ジニトロフェニルフェニルスルホンを予め前
述の溶媒に溶解し、別に水またはメタノール中でチオフ
ェノールと、それと等モルの倖性ソーダを室温で溶解し
て調製したチオフェノールナトリウム塩水溶液、または
メタノール溶液を加える。チオフェノールカリウム塩を
用いる場合は、碕性ソーダの代わりに苛性カリを用いれ
ばよい。
二相系で反応を行う場合には、相間移動触媒としてベン
ジルトリエチルアンモニウムクロリド、テトラプチルハ
イドロゲンサルフエート等を使用すると反応速度が増加
し、かつ収率も良好である。
触媒の使用量は、チオフェノールナトリウム塩、または
チオフェノールカリウム塩に対して0.1〜5%、好ま
しくは0.2〜1%が適当である。
少な過ぎると触媒効果がなく、逆に多過ぎてもそれに伴
う効果が増大しないので有利ではない。
反応は30〜100℃で2〜8時間行う。反応温度が低
過ぎると、反応速度が遅く、高くなると、副反応が起り
、収率および選択性が低下する場合があって好ましくな
い。
均一反応系の場合には、溶媒を濃縮し、トルエンと水で
抽出分液した後、分離し得られた水層を濃縮乾固するこ
とにより、ベンゼンスルフィン酸ナトリウム塩、または
カリウム塩の白色結晶が得られる。トルエン層からは副
生物のニトロフェニルフェニルスルフィド類が回収され
る。
不均一反応系の場合には、反応終了後、反応液を有機層
と水層に分液する。得られた水層をトルエンで洗浄した
後、水層を濃縮乾固することにより、ベンゼンスルフィ
ン酸ナトリウム塩、またはカリウム塩の白色結晶が得ら
れる。有機層からは副生物のニトロフェニルフェニルス
ルフィド類が回収される。
本反応によって副生じた2−または4−ニトロフェニル
フェニルスルフィド、または2.4−ジニトロフェニル
フェニルスルフィド、は過酸化水素等で酸化することに
より、容易に原料のニトロフェニルフェニルスルホン類
に変換スルことができる。
上述のように本発明によれば、反応操作が非常に容易で
、かつベンゼンスルフィン酸ナトリウムまたはカリウム
塩を高選択率で、収率よく得ることができる。
〔実施例〕
以下、実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 (イ)攪拌機、温度計、滴下ロート、還流冷却器を具備
したaoomzの4ソロフラスコ中で、2−ニトロフェ
ニルフェニルスルホン26 、’3 g (0,1モル
)をメタノール100gに溶解し、そこへチオフェノー
ル11.Og(0,1モル)と特性ソーダ4.0g(0
,1モル)をメタノール30gに溶解したチオフェノー
ルナトリウム塩メタノール溶液を加え、60℃で4時間
反応させた。
反応終了後メタノールを濃縮し、トルエンと水を加えて
トルエン層と水層に分液した。水層を、f’lA K6
、乾固してベンゼンスルフィン酸ナトリウム塩の白色結
晶16.1gが得られた。
LC分析による純度は99.0%であり、収率は97.
1%であった。
トルエン層からトルエンを留去することにより、副生物
の2−ニトロフェニルフェニルスルフィドの黄色結晶2
2.6gを得た。
GC分析による純度は98.8%であり、収率は96.
7%であった。
(D) (Gで分離した2−ニトロフェニルフェニルス
ルフィドの中、21.1g(0,09モル)を上と同様
の200m/4ツロフラスコに仕込み溶媒として酢酸8
3.3gを加えて50°Cに加熱し、均一溶液とした。
さらに昇温して85℃に保ちながら35%過酸化水素2
6.2g (0,27モル)を30分かけて滴下し、同
温度で5時間酸化反応を行なった。
反応終了後冷却し、濾過、乾固することにより、2−ニ
トロフェニルフェニルスルホンの白色結晶23.0gを
得た。
GC分析による純度は98.2%(m、p、146.9
−148.6℃)で収率は95.4%であった。
上述の2−ニトロフェニルフェニルスルホンの中21.
4g(0,08モル)をメタノール80gに溶解し、以
後(イ)と同様にして反応を行った。
反応終了後(イ)で述べた方法により分液し、水層から
ベンゼンスルフィン酸ナトリウム塩の白色結晶12.7
gが得られた。
LC分析による純度は99.1%であり、収率は95.
8%であった。副生物の2−ニトロフェニルフェニルス
ルフィドは次の反応に供した。
実施例2 (イ)溶媒をメタノールから酢酸エチル100gと水1
00gの混合溶媒にし、相間移動触媒ベンジルトリエチ
ルアンモニウムクロリド0.1gを添加したこと以外は
、実施例1(イ)と同様にして反応を行った。
反応終了後、室温まで冷却し、副生物2−ニトロフェニ
ルフェニルスルフィドの酢酸エチル溶液を分離し、水層
を濃縮、乾固し、ベンゼンスルフィン酸ナトリウム塩の
白色結晶13.7gが得られたゆ LC分析による純度は99.1%であり収率は82.7
%であった。
酢酸エチル層から酢酸エチルを留去することにヨJl)
、副生物の2−ニトロフェニルフェニルスルフィドの黄
色結晶22.4gを得た。
GC分析による純度は98.9%であり、収率は95.
8%であった。
(ロ)(イ)で分離した2−ニトロフェニルフェニルス
フイドの中、21.0g (0,09モル)を実施例1
(0)と同様にして35%過酸化水素26.2g (0
,27モル)を用いて酸化した。
反応液を冷却後、濾過、乾固し、2−ニトロフェニルフ
ェニルスルホンの白色結晶23.1gを得た。
GC分析による純度は98.4%(m、 p 、147
.0〜1’48.7℃)で収率は95.9%であった。
上述の2−ニトロフェニルフェニルスルホンの中21.
4g (0,08モル)を酢酸エチル80gと水80g
の混合溶媒に溶解し、以後(イ)と同様にして反応を行
なった。
反応終了後(イ)で述べた方法により分液し水層からベ
ンゼンスルフィン酸ナトリウムの白色結晶12.5 g
が得られた。
LC分析による純度は99.0%で収率は94.2%で
あった。III 生’IMの2−ニトロフェニルフェニ
ルスルフィドは次の反応に供した。
実施例3    ゛ 2−ニトロフェニルフェニルスルホンヲ4−ニトロフェ
ニルフェニルスルホンにした以外は、実Mi例1(イ)
と同様にして反応を行った。
反応終了後、メタノールを濃縮し、トルエンと水を加え
て、副生物の4−ニトロフェニルフェニルスルフィドの
トルエン溶液を分離し、水層を濃縮、乾固し、ベンゼン
スルフィン酸ナトリウム塩の白色結晶14.8 gが得
られた。
LC分析による純度は98.2%であり収率は88.5
%であった。
実施例4 2−ニトロフェニルフェニルスルホンを4−ニトロフェ
ニルフェニルスルホンに、溶媒をメタノールからトルエ
ン100gと水100gの混合溶媒にし、相間移動触媒
テトラブチルハイドロゲンサルフェート0.1gを添加
したこと以外は、実施例1(イ)と同様にして反応を行
った。
反応後、室温まで冷却し゛、副生物の4−ニトロフェニ
ルフェニルスルフィドのトルエン溶液を分離し、水層を
濃縮、乾固し、ベンゼンスルフィン酸ナトリウム塩の白
色結晶14.6 gが得られた。
LC分析による純度99.4%であり、収率は88.4
%であった。
実施例5 (イ)2−ニトロフェニルフェニルスルホンヲ4−ニト
ロフェニルフェニルスルホンに、溶媒をメ′タノールか
らニトロベンゼン100gと水100gの混合溶媒にし
、相間移動触媒テトラブチルハイドロゲンサルフェート
O,Igを添加した以外は、実施例1(イ)と同様に反
応を行った。
反応後、室温まで冷却し、副生物の4−ニトロフェニル
フェニルスルフィドのニトロベンゼン溶液を分離し、水
層を濃縮、乾固して、ベンゼンスルフィン酸ナトリウム
塩の白色結晶15.3 gが得られた。
LC分析による純度は99.3%であり、収率は92.
5%であった。
ニトロベンゼン層からニトロベンゼンを留去することに
より4−ニトロフェニルフェニルスルフィドの黄色結晶
22.6gを得た。
GC分析による純度は98.7%であり、収率は96.
5%であった。
(0)(イ)で分離した4−ニトロフェニルフェニルス
ルフィドの中21.1 g (0,09モル)を実施例
1(ロ)と同様にして酸化反応を行った。反応液を冷却
後、濾過、乾固し、4−ニトロフェニルフェニルスルホ
ンの白色結晶23.1gを得た。
GC分析による純度は98.5%(m、p、141.4
−142.9℃)で収率は96.0%であった。
上述4−ニトロフェニルフェニルスルホンの中、21.
4 g (0,08モル)をニトロベンゼン80gと水
80の混合溶媒に溶解し、以後(イ)と同様にして反応
、分離を行った後、水層を濃縮、乾固してベンゼンスル
フィン酸ナトリウム塩の白色結晶12.6 gが得られ
た。
LC分析による純度は99.2%であり収率は95.2
%であった。副生物の4−ニトロフェニルフェニルスル
フィドは次の反応に供した。
実施例6 苛性ソーダを構性カリ5.6g(0,1モル)にした以
外は、実施例1(イ)と同様にして反応を行った。
反応終了後、メタノールを濃縮し、トルエンと水を加え
て、副生物の2−ニトロフェニルフェニルスルフィドの
トルエン溶液を分離した。
水層を濃縮、乾固して、ベンゼンスルフィン酸カリウム
塩の白色結晶15.0 gが得られた。
LC分析による純度は99.0%であり、収率は82.
4%であった。
実施例7 2−ニトロフェニルフェニルスルホンを2.4−ジニト
ロフェニルフェニルスルホン30.8 g(0,1モル
)にした以外は、実施例1(イ)と同様にして反応を行
った。
反応終了後、メタノールを濃縮し、トルエンと水を加え
て副生物の2.4−ジニトロフェニルフェニルスルフィ
ドのトルエン溶液を分離した。
水層を濃縮、乾固して、ベンゼンスルフィン酸ナトリウ
ム塩の白色結晶13.8 gが得られた。
LC分析による純度は99.2%であり、収率は83.
4%であった。
実施例8 溶媒をメタノールからエタノールにした以外は実施例1
 (()と同様にして反応を行った。
反応終了後、エタノールおよびメタノールを濃縮し、ト
ルエンと水を加えてトルエン層と水層に分液した。
水層を濃縮、乾固して、ベンゼンスルフィン酸ナトリウ
ム塩の白色結晶16.0gが得られた。
LC分析による純度は99.2%であり、収率は96.
7%であった。
トルエン層からトルエンを留去することにより副生物の
2−ニトロフェニルフェニルスルフィドの黄色結晶22
.5gを得た。
GC分析による純度は98.8%であり、収率は96.
1%であった。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、簡便な操作により高収率で、か
つ副生物をリサイクルして、無駄なく使用することがで
きるため、工業的に有利にベンゼンスルフィン酸アルカ
リ金属塩を得ることができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式( I )で示されるニトロフェニルフェニルス
    ルフォン類 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ここにnは1または2の整数を示す。) に式(II)で示されるチオフェノールアルカリ金属塩 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (ここにMはNaまたはKを示す。) を溶媒中で反応させることを特徴とする式(III)で示
    されるベンゼンスルフィン酸アルカリ金属塩の製法。 ▲数式、化学式、表等があります▼(III)
  2. (2)ニトロフェニルフェニルスルフォン類が、ベンゼ
    ンスルフィン酸アルカリ金属塩とともに副生する式(I
    V)で示されるニトロフェニルフェニルスルフィド類 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) を酸化剤で酸化して得たものである特許請求の範囲(1
    )記載の製法。
  3. (3)酸化剤が過酸化水素である特許請求の範囲(2)
    記載の製法。
  4. (4)溶媒が均一系で低級アルコールである特許請求の
    範囲(1)記載の製法。
  5. (5)低級アルコールがメタノールまたはエタノールで
    ある特許請求の範囲(4)記載の製法。
  6. (6)溶媒が不均一系で有機溶媒と水との混合物である
    特許請求の範囲(1)記載の製法。
  7. (7)有機溶媒が酢酸エチル、トルエンまたはニトロベ
    ンゼンである特許請求の範囲(6)記載の製法
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